JP2016128997A - 車載装置、管理装置、走行モードの判定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

車載装置、管理装置、走行モードの判定方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 適切な条件で隊列走行を開始することにより、隊列走行の実効性を向上する。
【解決手段】 本発明は、自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置(制御システム50)に関する。車載装置は、自車両の走行予定経路である第1経路を記憶する記憶部106と、他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信する通信部104と、他車両に対して通常走行モードを実行中である場合に、第1経路と第2経路に基づいて、他車両に対して隊列走行モードを実行するか否かを判定する制御部105と、を備える。
隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
【選択図】 図3

Description

本発明は、車載装置、管理装置、走行モードの判定方法及びコンピュータプログラムに関する。より具体的には、隊列走行モードの実行可否を適切に判定する方法に関する。
従来、車間自動制御(Adaptive Cruise Control:ACC)を利用して、後続車両が先行車両に対して隊列走行する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、車車間通信によって先行車両と後続車両が加減速情報を共有し、より高精度な車間距離制御を行う協調型車間自動制御(Cooperative Adaptive Cruise Control:CACC)を利用して、複数の車両がACCよりも接近した車間距離で隊列走行する技術も提案されている(特許文献2参照)。
この場合、例えば複数台の大型車両が、高速道路において長距離に渡って隊列走行を実行すれば、先行車両が風よけとなって後続車両の燃費が向上するとともに、後続車両のドライバの運転負担が軽減する。
このため、CACCによる隊列走行が普及すれば、CO2排出量の削減と車両通行の安全性の向上に繋がると期待されている。
特開2003−317199号公報 特開2014−215878号公報
隊列走行に関する上記の従来技術では、複数の車両が隊列走行を開始する場合の条件として、各車両の目的地や走行予定経路が考慮されていない。
このため、例えば隊列走行の開始地点の直ぐ下流側に、各車両の走行予定経路の分岐地点がある場合には、いったん隊列走行が実行されても、各車両が個別に走行する通常走行に直ぐに戻ることになり、隊列走行による所期の効果が余り得られない可能性がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、適切な条件で隊列走行を開始することにより、隊列走行の実効性を向上する車載装置等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の車載装置は、自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置であって、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶する記憶部と、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信する通信部と、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定する制御部と、を備える。
隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
(7) 本発明の管理装置は、上記の隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置であって、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得する取得部と、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知する処理部と、を備える。
(8) 本発明のコンピュータプログラムは、自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして上記の隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記車載装置の記憶部が、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶するステップと、前記車載装置の通信部が、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信するステップと、前記車載装置の制御部が、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定するステップと、を含む。
(9) 本発明の判定方法は、自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして上記の隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置が行う、走行モードの判定方法であって、前記車載装置の記憶部が、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶するステップと、前記車載装置の通信部が、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信するステップと、前記車載装置の制御部が、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定するステップと、を含む。
(10) 他の観点から見た本発明のコンピュータプログラムは、上記の隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記管理装置の取得部が、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得するステップと、前記管理装置の処理部が、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知するステップと、を含む。
(11) 他の観点から見た本発明の判定方法は、上記の隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置が行う、走行モードの判定方法であって、前記管理装置の取得部が、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得するステップと、前記管理装置の処理部が、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知するステップと、を含む。
本発明によれば、適切な条件で隊列走行を開始することができるので、隊列走行の実効性を向上することができる。
本発明の実施形態に係る運行管理システムの構成例を示す斜視図である。 ITS無線システムの送信主体の組み合わせを示す説明図である。 路線バスの制御システムの構成例を示すブロック図である。 路線バスの隊列走行の一例を示す説明図である。 路線バスの走行予定経路の一例を示す簡易マップである。 隊列走行モードの実行判定の一例を示すフローチャートである。 隊列走行モードの解除判定の一例を示すフローチャートである。 後続車両の待機判定の一例を示すフローチャートである。 管理装置の構成例を示すブロック図である。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態の車載装置は、自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置であって、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶する記憶部と、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信する通信部と、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定する制御部と、を備える。
隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
本実施形態の車載装置によれば、制御部が、他車両に対して通常走行モードを実行中である場合に、第1経路と第2経路に基づいて、他車両に対して隊列走行モードを実行するか否かを判定するので、例えば、第1経路と第2経路とで共通する走行区間があることを条件として隊列走行モードを実行するなど、適切な条件により隊列走行を開始することができる。
このため、隊列走行による所期の効果(後続車両の燃費向上やドライバの負担軽減など)を達成でき、隊列走行の実効性を向上することができる。
(2) 本実施形態の車載装置において、前記制御部は、前記第1経路と前記第2経路とで共通する走行区間の距離に応じて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定することが好ましい。
この場合、例えば、共通する走行区間が所定距離より長いことを条件として隊列走行モードを実行するなど、適切な条件により隊列走行を開始することができる。このため、隊列走行による所期の効果を達成でき、隊列走行の実効性を向上することができる。
(3) 本実施形態の車載装置において、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行中である場合には、前記制御部は、前記自車両が前記第1経路と前記第2経路との分岐地点の手前に到達したことを条件として、前記他車両に対する走行モードを前記通常走行モードに切り替えることが好ましい。
この場合、分岐地点を超えた区間まで他車両に対する隊列走行モードを継続することがなくなるので、自車両が走行予定経路の通りに走行しなくなるのを防止することができる。
(4) 本実施形態の車載装置において、前記自車両が所定の停車地点で停車中である場合には、前記制御部は、前記停車地点からの前記自車両の発車予定時刻と、前記他車両の前記停車地点への到着予定時刻との時刻差が所定の待機時間以内である場合に、前記待機時間が経過するまで、前記自車両の発車を抑制する処理を実行することが好ましい。
この場合、所定の停車地点(例えばバス停など)において自車両が他車両との隊列走行をより確実に開始するようになるので、隊列走行の実効性を向上することができる。
(5) 本実施形態の車載装置において、例えば、前記待機時間は、前記停車地点の下流側の直近交差点において実行中の交通信号制御の1サイクル以内の時間長であることが好ましい。
その理由は、最大1サイクル程度の待機時間であれば、先行車両である自車両の遅延が最小限で済み、自車両の運行に特に問題は生じないからである。
(6) 本実施形態の車載装置において、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合には、前記制御部は、前記他車両との車間距離及び車両方位差に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定することが好ましい。
その理由は、他車両と近接しかつ車両方位がほぼ同じであることが、他車両との隊列を開始する場合の前提条件だからである。
(7) 本実施形態の管理装置は、上記の隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置であって、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得する取得部と、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知する処理部と、を備える。
本実施形態の管理装置によれば、処理部が、第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、第1経路と第2経路に基づいて、第1車両と第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を第1及び第2車両の少なくとも一方に通知するので、例えば、第1経路と第2経路とで共通する走行区間があることを条件として隊列走行モードを実行させるなど、適切な条件により第1及び第2車両に隊列走行を開始させることができる。
このため、隊列走行による所期の効果(後続車両の燃費向上やドライバの負担軽減など)を達成でき、隊列走行の実効性を向上することができる。
(8) 本実施形態の第1のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(6)の車載装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。従って、本実施形態の第1のコンピュータプログラムは、上述の(1)〜(6)の車載装置と同様の作用効果を奏する。
(9) 本実施形態の第1の判定方法は、上述の(1)〜(6)の車載装置が実行する走行モードの判定方法に関する。従って、本実施形態の第1の判定方法は、上述の(1)〜(6)の車載装置と同様の作用効果を奏する。
(10) 本実施形態の第2のコンピュータプログラムは、上述の(7)の管理装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムに関する。従って、本実施形態の第2のコンピュータプログラムは、上述の(7)の管理装置と同様の作用効果を奏する。
(11) 本実施形態の第2の判定方法は、上述の(7)の管理装置が実行する走行モードの判定方法に関する。従って、本実施形態の第2の判定方法は、上述の(7)の管理装置と同様の作用効果を奏する。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔用語の定義〕
本実施形態の詳細を説明するに当たり、まず、本実施形態で用いる用語の定義を行う。
「車両」:道路を通行可能な車両全般のことである。例えば、道路交通法上の車両を意味する。道路交通法上の車両には、自動車、原動機付自転車、軽車両及びトロリーバスが含まれる。本実施形態において、単に「車両」というときは、路線バスや貨物車両などの大型車両と、それ以外の通常車両を含む。
「無線通信機」:所定の通信フレームを無線で送受信する通信機能を有し、無線通信の送受信主体となる機器のことをいう。
「路側通信機」:路側に設置された無線通信機のことをいう。
「車載通信機」:車両に恒久的又は一時的に搭載された無線通信機のことをいう。
「通信フレーム」:無線通信機の無線通信に用いるPDU(Protocol Data Unit)と、路側通信機を含む路側装置同士の有線通信に用いるPDUの総称である。
「手動運転」:車両の搭乗者が自車両の運転の全部を行うことをいう。すなわち、後述の「自動運転」の対比概念であり、加減速及び操舵などの基本操作の主体がすべて搭乗者である運転のことをいう。
「自動運転」:車両の各種センサによるセンシング結果に基づいて、車両の制御システムが自車両の運転の一部又は全部を自動的に行うことをいう。本実施形態の自動運転には、後述の「支援運転」と「自律運転」が含まれる。
「支援運転」:車両の各種センサによるセンシング結果に基づいて、車両の制御システムが自車両の運転の一部を自動的に行って、搭乗者による自車両の運転を支援することをいう。車両の制御システムによる支援には、減速又は方向転換の自動的な介入や、音声又は画面表示による搭乗者への注意喚起などがある。
「自律運転」:車両の各種センサによるセンシング結果に基づいて、車両の制御システムが自車両の運転の全部を自動的に行うことをいう。従って、自律運転では、加減速及び操舵などの基本操作の主体は、搭乗者(人間)ではなく車両の制御システムである。
「手動運転車両」:手動運転を実行中の車両のこという。
「自動運転車両」:自動運転を実行中の車両のことをいう。本実施形態の自動運転車両には、後述の「支援運転車両」と「自律運転車両」が含まれる。
「支援運転車両」:支援運転を実行中の車両のことをいう。
「自律運転車両」:自律運転を実行中の車両のことをいう。
「隊列走行モード」:自動運転が可能な制御システムを有する車両が、車間距離を維持しつつ他車両と隊列して自動走行する走行モードのことをいう。
「通常走行モード」:自車両が他車両と隊列せずに独自に走行する走行モードのことをいう。より具体的には、隊列走行モードを実行可能な制御システムを有する自動運転車両が、他車両と隊列せずに独自に走行する走行モードのことをいう。
〔運行管理システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る運行管理システムの構成例を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の運行管理システムは、交通信号機1、路側センサ2、路側通信機3、車載通信機4(図2参照)を搭載した車両5、交通管制を行う中央装置6、及びバス運行事業者の管理装置7などを含む。なお、車両5には、大型自動車である路線バス5Aと、普通自動車である通常車両5Bなどが含まれる(図2参照)。
交通信号機1は、交差点Ji(i=1〜12)の各流入路に通行権の有無を表示する複数の信号灯器11(図1では1つだけ図示)と、信号灯器11が点灯及び消灯するタイミングを制御する交通信号制御機12とを備える。
交通信号制御機12は、中央装置6の管轄エリアに含まれる複数の交差点Ji(i=1〜12)のそれぞれに設置され、電話回線などの専用の通信回線8を介してルータ9に接続されている。
ルータ9は、通信回線8を介して交通管制センター内の中央装置6に接続されている。中央装置6は、自装置の管轄エリアに含まれる各交差点Jiの交通信号制御機12とLAN(Local Area Network)を構成している。
従って、中央装置6は、管轄エリア内の交通信号制御機12と双方向通信が可能であり、交通信号制御機12は、他の交差点Jiの交通信号制御機12とも双方向通信が可能である。なお、中央装置6は、交通管制センターではなく道路上に設置してもよい。
路側センサ2は、主として交差点Jiに流入する車両台数をカウントする目的で、管轄エリア内の道路の適所に設置されている。
路側センサ2には、直下を通行する車両5を超音波等で感知する車両感知器、インダクタンスの変化で車両5を感知するループコイル、車両5の通行状況を時系列に撮影する監視カメラ、及び車両5と近赤外線による光通信を行う光ビーコンなどのうちの少なくとも1つが含まれる。
路側通信機3は、交差点Jiの近傍に設置されている。路側通信機3は、道路を通行する車両5の車載通信機4が無線で行う車車間通信の通信フレームを受信でき、車両向けの提供情報を含む通信フレームを車載通信機4に無線送信することができる。
路側通信機3は、交通信号制御機12又は路側に設置された中継装置(図示せず)などを介して通信回線8に接続されている。従って、各路側通信機3は、通信回線8を介した有線通信によって中央装置6と通信可能である。
車載通信機4は、道路を通行中の他の車両5と無線通信(車車間通信)を行うための無線通信機である。車載通信機4は、路側通信機3がブロードキャスト送信した車両向けの提供情報を含む通信フレームを受信することもできる。
車載通信機4は、光ビーコンの下方の通信領域において、近赤外線による光通信を当該光ビーコンと行う光通信機能を有していてもよい。
中央装置6は、交通管制の事業主体が保有する1又は複数のサーバコンピュータよりなる。中央装置6は、路側センサ2が計測するセンサ情報と、路側通信機3が車両5から受信した車車間通信情報(以下、「車両情報」ともいう。)などを収集している。
センサ情報には、車両感知器の感知パルス信号や、光ビーコンが光通信対応の車載通信機4から受信したビーコン情報などがある。車車間通信情報には、車両情報の生成元の車両5の車両ID、位置及び速度などが含まれる。
中央装置6は、収集した各種のデータを用いて、交差点Jiの流入交通量などの交通指標を算出する。中央装置6は、算出した交通指標に基づいて、管轄エリアに属する交差点Jiを対象として交通感応制御(中央感応制御)を行う。
中央装置6の交通感応制御には、例えば、所定の系統区間に属する交差点Jiの交通信号機1群を制御する「系統制御」や、系統制御を道路網に拡張した「広域制御(面制御)」などがある。
中央装置6は、交通感応制御を実行すると、サイクル、スプリット及びオフセットなどを含む信号制御パラメータを生成し、生成したパラメータを制御対象の交通信号制御機12に送信する。
交通信号制御機12は、信号制御パラメータを中央装置6から受信すると、受信したパラメータに従って信号灯器11の灯色切り替えタイミングを制御する。
管理装置7は、バス運行事業者が保有する1又は複数のサーバコンピュータよりなる。中央装置6は、路線バス5Aの車両IDを含むビーコン情報及び車両情報などを受信すると、受信した情報を管理装置7に転送する。
管理装置7は、路線バス5Aのビーコン情報及び車両情報に含まれる、位置情報及び時刻情報などに基づいて、各路線バス5Aの現在位置をディスプレイに表示したり、走行軌跡を記録したりして、自社の路線バス5Aの運行管理を行う。
従って、管理装置7のデータベース(図示せず)には、少なくとも以下に列挙する管理情報1)〜5)が記録されている。
1)路線バス5Aの識別情報(車両ID値など)
2)路線バス5Aの識別情報に割り当てた路線の系統番号
3)系統番号に対応する路線の経路情報(道路リンクなど)
4)各路線に含まれる停留所の位置情報及び発車予定時刻
5)各路線バス5Aから収集した現在位置
〔ITS無線システムの通信主体の組み合わせ〕
上述の通り、本実施形態の運行管理システムでは、路側通信機3が受信した車車間通信情報を中央装置6に送信し、中央装置6が車車間通信情報を交通管制のためのデータに取り入れる、ITS(Intelligent Transport Systems)無線システムを採用している。
図2は、ITS無線システムの送信主体の組み合わせを示す説明図である。
図2に示すように、ITS無線システムは、交差点Jiの近傍に設置された路側通信機3と、道路を通行する車両5に搭載された車載通信機4とを含む。
この場合、通信ノード間の通信の組み合わせには、車載通信機4同士が通信する「車車間通信」と、路側通信機3と車載通信機4が通信する「路車間通信」と、隣接する路側通信機3同士が通信する路路間通信(図示せず)とが含まれる。
上記3種類の通信を共存させるマルチアクセス(Multiple Access)方式としては、例えば、周波数分割多重(FDMA:Frequency Division Multiple Access)や符号分割多重(CDMA:Code Division Multiple Access)などを採用することができる。
もっとも、路側通信機3による送信の優先度を向上させる場合には、「700MHz帯高度道路交通システム標準規格(ARIB STD-T109)」に倣ったマルチアクセス方式を採用することが好ましい。本実施形態では、この方式が採用されているものとする。
上記標準規格のマルチアクセス方式は、路側通信機3が無線送信する路側専用のタイムスロットをTDMA(Time Division Multiple Access)方式で割り当て、路側専用のタイムスロット以外のタイムスロットをCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/ Collision Avoidance)方式による車車間通信に割り当てる方式である。
この方式によれば、各路側通信機3は、自機に割り当てられたタイムスロットのみで無線送信を行う。すなわち、路側通信機3のタイムスロット以外の時間帯は、車載通信機4のためのCSMA方式による送信時間として開放されている。
また、路側通信機3は、車載通信機4とネゴシエーションせずに車車間通信の送信電波を受信することにより、車車間通信で車両5同士が送受信する車両情報を取得する。
車車間通信により車載通信機4が互いに送受信する通信フレームには、車両情報の生成元である車両の車両ID、時刻情報、位置情報、車両状態情報及び車両属性情報などの格納領域が含まれる。これらの格納領域には、それぞれ次の値が格納される。
「時刻情報」には、通信フレームに格納すべきデータ内容を車両5が確定した時点の時刻値が格納される。「位置情報」は、上記時点の時刻値に対応する緯度、経度及び高度などの値が格納される。
「車両状態情報」には、時刻値に対応する車速、車両方位角、前後加速度などの値が格納される。「車両属性情報」には、車両サイズ種別(大型車又は普通車など)、車両用途種別(自家用車両又は緊急車両など)、車幅及び車長などの識別値が格納される。
車載通信機は、車車間通信の通信フレームを所定時間(例えば0.1秒)ごとにブロードキャスト送信している。従って、車車間通信を行う車両5同士は、上記の各情報を含む通信相手の車両情報をほぼリアルタイムで察知することができる。
〔路線バスの制御システム〕
図3は、路線バス5Aの制御システム50の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、路線バス5Aの制御システム50は、内部バインターフェース信可能に接続された中央制御インターフェース力インターフェース53と、このインターフェース53に接続された車載通信機4、走行制御ユニット55、操舵制御ユニット56、ナビゲーションユニット57、第1センサ58及び第2センサ59などを備える。
中央制御部51は、例えばECU(Electronic Engine Control Unit)よりなり、記憶装置(図示せず)を内部に有する。中央制御部51は、記憶装置に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、制御システム50の全体の動作を制御する。
すなわち、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムは、制御システム50の全体の情報処理(後述の各種の走行モードを達成するための情報処理を含む。)を実行する情報処理部として、中央制御部51を機能させるためのコンピュータプログラムである。
このコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
車載通信機4は、通信部104、制御部105、記憶部106及びアンテナ107を含む。通信部104は、外部との無線通信機能とシステム内での通信機能とを有する通信インターフェースよりなる。
従って、通信部104は、アンテナ107から受信したRF信号をデジタル信号に変換して制御部105に出力し、制御部105から入力されたデジタル信号をRF信号に変換してアンテナ107から送信する。
また、通信部104は、中央制御部51から受信した制御信号を制御部105に出力し、制御部105から入力された制御信号を中央制御部51に送信する。
車載通信機4の制御部105は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などを含む。制御部105は、記憶部106に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行し、車載通信機4の全体の動作を制御する。
すなわち、記憶部106に格納されたコンピュータプログラムは、通信部104に対する通信制御など実行する情報処理部として、車載通信機4の制御部105を機能させるためのコンピュータプログラムである。
このコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
記憶部106は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどより構成されており、各種のコンピュータプログラムやデータを記憶する。
記憶部106は、自車両の車両ID、自車両の系統番号、各系統番号に対応する路線の経路情報、各路線に含まれる停留所の位置情報及び発車予定時刻なども記憶している。
従って、制御部105は、車車間通信により他の路線バス5Aから系統番号を取得すると、取得した系統番号を検索キーとして上記データを検索することにより、他の路線バス5Aの路線の経路情報と、他の路線バス5Aが通行する路線の停留所の位置情報及び発車予定時刻を特定することができる。
なお、上記の各情報は、バス運行事業者が予め定める設定情報である。従って、上記の各情報は、管理装置7から中央装置6及び路側通信機3を経由して路線バス5Aの車載通信機4宛に送信する通信フレームや、制御システム50に通信可能に接続したパーソナルコンピュータからの操作入力などによって設定される。
制御部105が実行する制御には、上述の標準規格に則った車車間通信の通信制御が含まれる。すなわち、制御部105は、路側専用のタイムスロットでは通信部104からの通信フレームに送信を停止し、それ以外の時間帯はCSMA/CA方式により通信部104を制御する。
制御部105が実行する制御には、隊列走行モードの実行判定(図6)及び解除判定(図7)と、後続車両の待機判定(図8)なども含まれるが、これらの内容は後述する。
走行制御ユニット55は、路線バス5Aの走行に関するすべての制御を管轄する制御ユニットである。
走行制御ユニット55が行う制御には、例えば、アクセルペダルの踏み込み量に応じてエンジンや電気モータなどの回転数を調整する加減速制御、ブレーキペダルの踏み込み量に応じて油圧ブレーキの油圧力を調整する制動制御、トルクコンバータに対する変速制御などが含まれる。
操舵制御ユニット56は、路線バス5Aの操舵に関するすべての制御を管轄する制御ユニットである。
操舵制御ユニット56が行う制御には、例えば、ハンドルの回転量に応じて前輪の操舵角を調整する方向制御、方向指示器などの灯器類の点滅を制御する灯器制御、急な制動によるタイヤのロックを防止して操舵可能状態を維持するABS(Antilock Brake System)制御などが含まれる。
ナビゲーションユニット57は、自車両が目的地まで通行する場合の最適経路を探索する装置であり、経路探索部と、経路探索部に入力するための操作部と、演算結果である経路を画像や音声で搭乗者に案内するディスプレイ及びスピーカとを有する。
経路探索部は、リンクコストが最小となる最小コスト経路を特定の経路探索ロジックによって算出するのが一般的である。この経路探索ロジックとしては、例えばダイクストラ法やポテンシャル法が利用される。
ナビゲーションユニット57は、GPS信号から現在時刻を取得する時刻同期機能と、GPS信号から自車両の現在位置(緯度、経度及び高度)を計測する位置検出機能と、方位センサによって自車両の方位及び角速度を計測する方位検出機能などを有する。
ナビゲーションユニット57は、道路地図データが格納された記憶装置も備えている。道路地図データは、経路探索部による探索処理に際して自車両の位置情報をマップマッチングするために使用される。
第1センサ58は、支援運転に必要なセンシング結果を得るためのセンサ類である。図3に示すように、例えば、第1センサ58は、路線バス5Aの前後左右の四隅に配置された超音波センサやビデオカメラなどよりなる。
前側に設けられた第1センサ58は、主として自車両の前方に存在する物体の存在を検出するためのセンサであり、後側に設けられた第1センサ58は、主として自車両の後方に存在する物体の存在を検出するためのセンサである。
第2センサ59は、自律運転に必要なセンシング結果を得るためのセンサ類である。図3に示すように、例えば、第2センサ59は、路線バス5Aの天井部分に配置された超音波センサやビデオカメラなどよりなる。
第2センサ59は、縦軸心回りに比較的高速で回転自在となっており、自車両の周囲に存在する物体の存在を検出するためのセンサである。
路線バス5Aの中央制御部51は、第1及び第2センサ58,59によるセンシング結果に基づいて自律運転を実行可能である。自律運転を行う車両の例としては、例えば特表2013−544696号公報に記載の車両(いわゆる「グーグルカー」)がある。
自律運転の制御原理は、第1及び第2センサ58,59によって検出した物体に予期される挙動を過去のデータから予測し、予測した挙動に基づいて自車両が目的位置を指向するよう、各ユニット55〜57に指令を与えるものである。
なお、自律運転では、自車両の運転の全部を中央制御部51が行うが、ナビゲーションユニット57に対する目的地の入力などの初期設定については、路線バス5Aの所有者(搭乗又は非搭乗を問わない。)や所有者から管理委託を受けた者などが行う。
路線バス5Aの中央制御部51は、第1センサ58によるセンシング結果に基づいて支援運転を行うこともできる。支援運転が可能な車両の例としては、例えば、特開2011−162132号公報、特開2013−244838号公報、及び特開2014−046748号公報に記載の車両がある。
支援運転の制御例としては、第1センサ58によって検出した物体と自車両の間の距離から衝突可能性を予測し、衝突可能性が高いと判断した場合に減速介入したり、搭乗者に注意喚起したりするよう、各ユニット55〜57に指令を与えるものがある。
路線バス5Aの中央制御部51は、第1及び第2センサ58,59によるセンシング結果を利用せず、搭乗者の手動運転に切り替えることもできる。
このように、路線バス5Aの制御システム50は、自律運転が可能であるとともに、ダウングレードした走行モードとして、支援運転又は手動運転のいずれかを実行することができる。走行モードの切り替えは、搭乗者による手動の操作入力や、車載通信機4が管理装置7から受信した通信フレームに含まれる制御指令などによって行われる。
本実施形態の中央制御部51では、自律運転及び支援運転モードのそれぞれについて、更に制御モードを「隊列走行モード」又は「通常走行モード」のいずれかに切り替えることができる。
従って、本実施形態の路線バス5Aでは、制御システム50が選択し得る車両5の走行モードとして、次の5つの種類が含まれる。
第1モード:自律運転モードでかつ隊列走行モード
第1モードでは、路線バス5Aは、自律運転モードの制御システム50が自車両を他の路線バス5Aと隊列走行させる自律運転車両となる。
第2モード:支援運転モードでかつ隊列走行モード
第2モードでは、路線バス5Aは、支援運転モードの制御システム50が自車両を他の路線バス5Aと隊列走行させる支援運転車両となる。
第3モード:自律運転モードでかつ通常走行モード
第3モードでは、路線バス5Aは、自律運転モードの制御システム50が自車両を他の路線バス5Aと隊列せずに個別に走行させる自律運転車両となる。
第4モード:支援運転モードでかつ通常走行モード
第4モードでは、路線バス5Aは、支援運転モードの制御システム50が自車両を他の路線バス5Aと隊列せずに個別に走行させる支援運転車両となる。
第5モード:手動運転モード(通常走行モード)
手動運転モードでは、自動運転(自律運転又は支援運転)が行われないので、自車両の路線バス5Aは、他の路線バス5Aと隊列しない通常走行モードとなる。
〔隊列走行の具体例〕
図4は、路線バス5Aの隊列走行の一例を示す説明図である。
図4では、3台の路線バス5A1,5A2,5A3が隊列走行することにより、1つの車両群を形成する場合を例示している。
なお、以下において、複数の路線バス5A1〜5A3のうち、自車両よりも前の車両を「先行車両」、自車両よりも後ろの車両5を「後続車両」という。
上述の通り、本実施形態の路線バス5Aでは、中央制御部51の制御モードとして隊列走行モード(第1又は第2モード)を選択できるので、少なくとも2台の路線バス5Aが自律運転又は支援運転による隊列走行を行うことができる。
本実施形態の路線バス5Aにおいて、中央制御部51が実行する隊列走行モードの自動制御は、協調型車間自動制御(CACC)であるものする。
CACCでは、車車間通信により他車両の加減速情報を共有し、精密な車間距離制御を行うことが可能である。このため、車車間通信を行わない通常の車間自動制御(ACC)に比べて、より短い車間距離での隊列走行が可能である。
CACCを実行する路線バス5A1〜5A3が、車車間通信により送受信する通信フレームには、通常の車両情報の他に、複数の路線バス5A1〜5A3が車両群を構成するための車間制御情報が含まれる。
車間制御情報には、路線バス5A1〜5A3がCACCを実行中か否かを識別する制御状態情報、車両群の先頭車両5A1を識別する先頭車両情報、車両群を構成する車両台数k(図4ではk=3)を識別する台数情報、及び、路線バス5A1〜5A3に割り当てられた路線の系統番号などが含まれる。
先頭車両情報には、例えば、車両群の先頭車両5A1の車両IDが含まれる。台数情報には、車両群を構成する車両台数、或いは、車両群において自車両よりも前方を走行中の先行車両の合計台数(車群内前走車数)が含まれる。
〔路線バスの走行予定経路〕
図5は、路線バス5A1〜5A3の走行予定経路R1〜R3の一例を示す簡易マップである。
図5において、丸印で示す各ノードは交差点Ji(i=1〜15)であり、それらのノード間を繋ぐ直線は道路のリンクである。ここでは、ノード間距離(リンク長)が約500mであると仮定する。
図5中の地点P0は、交差点J1の西側の手前で隊列走行を開始すると仮定した場合の現在位置(連結位置)である。図5中の符号R1〜R3で示す経路は、各路線バス5A1〜5A3の走行予定経路である。
路線バス5A1が通行する路線の系統番号を「1」とすると、走行予定経路R1は、系統番号1の路線の全経路のうち、現在位置P0以降に路線バス5A1が走行する予定の経路である。
具体的には、路線バス5A1の走行予定経路R1は、P0→J1→J2→J3→J6→J9→J12→J15→南下の順で交差点を通過する経路である。
路線バス5A2が通行する路線の系統番号を「2」とすると、走行予定経路R2は、系統番号2の路線の全経路のうち、現在位置P0以降に路線バス5A2が走行する予定の経路である。
具体的には、路線バス5A2の走行予定経路R2は、P0→J1→J2→J3→J6→J9→J12→J15→東進の順で交差点を通過する経路である。
同様に、路線バス5A3が通行する路線の系統番号を「3」とすると、走行予定経路R3は、系統番号3の路線の全経路のうち、現在位置0P以降に路線バス5A3の走行する予定の経路である。
具体的には、路線バス5A3の走行予定経路R3は、P0→J1→J2→J3→J6→東進の順で交差点を通過する経路である。
〔隊列走行モードの実行判定〕
図6は、隊列走行モードの実行判定の一例を示すフローチャートである。
ここでは、図5の現在位置P0において、通常走行モードを実行中の後続車両である路線バス5A2又は路線バス5A3の車載通信機4の制御部105が、通常走行モードを実行中の先行車両である路線バス5A1に後方から追いつき、前方の路線バス5A1と隊列走行モードを実行するか否かを判定する場合を想定する。
図6に示すように、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、まず、自車両と同じ進行方向の路線バス5A1が、自車両に接近したか否かを判定する(ステップST10)。
この判定は、例えば、自車方位と他の路線バス5A1の車両方位の差が所定閾値(例えば±25度)以内であり、かつ、自車位置と他の路線バス5A2の位置が所定距離(例えば30m)以内であるか否かによって行われる。
ステップST10の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、走行モードを通常走行モードに維持するように中央制御部51に指令する(ステップST18)。
ステップST10の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、更に、自車両と他の路線バス5A1の走行予定経路R1〜R3に同一の走行区間があるか否かを判定する(ステップST12)。
この判定は、例えば、自車両である路線バス5A2又は路線バス5A3の系統番号2又は3に対応する路線の経路情報と、他車両である路線バス5A1の系統番号1に対応する路線の経路情報を対比することによって行われる。
図5に示すように、路線バス5A1は「系統番号1」であり、路線バス5A2は「系統番号2」であり、路線バス5A3は「系統番号3」である。
そこで、後続車両である自車両が路線バス5A2の場合、路線バス5A2の制御部105は、自車両の系統番号2の経路情報を記憶部106から読み出し、その全経路のうち、現在位置P0より下流側に位置する経路を走行予定経路R2として抽出する。
また、路線バス5A2の制御部105は、路線バス5A1から取得した系統番号1の経路情報の全経路のうち、現在位置P0より下流側に位置する経路を走行予定経路R1として抽出する。
図5に示すように、走行予定経路R1と走行予定経路R2とは、現在位置P0から交差点J15までの6つのリンクにおいて経路が共通しており、同一の走行区間が含まれる。従って、後続車両である自車両が路線バス5A2の場合には、路線バス5A2の制御部105は、ステップST12の判定を肯定する。
後続車両が路線バス5A3の場合、路線バス5A3の制御部105は、自車両の系統番号3の経路情報を記憶部106から読み出し、その全経路のうち、現在位置P0より下流側に位置する経路を走行予定経路R3として抽出する。
また、路線バス5A3の制御部105は、路線バス5A1から取得した系統番号1の経路情報の全経路のうち、現在位置P0より下流側に位置する経路を走行予定経路R1として抽出する。
図5に示すように、走行予定経路R1と走行予定経路R3とは、現在位置P0から交差点J6までの3つのリンクにおいて経路が共通しており、同一の走行区間が含まれる。従って、後続車両である自車両が路線バス5A3の場合にも、路線バス5A3の制御部105は、ステップST12の判定を肯定する。
ステップST12の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、走行モードを通常走行モードに維持するように中央制御部51に指令する(ステップST18)。
ステップST12の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、更に、同一の走行区間の区間長が所定距離Lth(例えば3km)以上であるか否かを判定する(ステップST14)。
図5に示すように、走行予定経路R1と走行予定経路R2とが共通する走行区間は、交差点J1から交差点J15までの6リンクであり、その区間長は500m×6=3kmである。従って、後続車両である自車両が路線バス5A2の場合は、路線バス5A2の制御部105は、ステップST14の判定を肯定する。
図5に示すように、走行予定経路R1と走行予定経路R3とで共通する走行区間は、交差点J1から交差点J6までの3リンクであり、その区間長は500m×3=1.5kmである。従って、後続車両である自車両が路線バス5A3の場合は、路線バス5A3の制御部105は、ステップST14の判定を否定する。
ステップST14の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、走行モードを通常走行モードに維持するように中央制御部51に指令する(ステップST18)。
ステップST14の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A2又は路線バス5A3の制御部105は、走行モードを隊列走行モードに移行するように中央制御部51に指令する(ステップST16)。
以上の説明では、先行車両の路線バス5A1が1台である場合を想定したが、先行車両が隊列走行中の車両群(例えば、路線バス5A1と路線バス5A2)である場合には、後続車両である路線バス5A3が、図6に示す隊列走行の実行判定を行えばよい。
また、図6の隊列走行の実行判定を、先行車両の路線バス5A1が行って判定結果を後続車両に送信し、受信した判定結果に後続車両である路線バス5A2,5A3が従うことにしてもよい。
更に、図6の隊列走行の実行判定において、隊列走行によって仮想的に連結する車両群の車両台数に制限を設けることにしてもよい。
この場合、例えば、車両群の先頭車両の路線バス5A1が、車両群に新規に加入しようとする後続車両に現状の車両台数を通知すればよい。そして、後続車両である路線バス5A2,5A3は、先頭車両から通知された車両台数が所定の最大値である場合には、自車両が隊列走行モードを実行しないようにすればよい。
〔隊列走行モードの解除判定〕
図7は、隊列走行モードの解除判定の一例を示すフローチャートである。
ここでは、図5の現在位置P0において、先行車両である路線バス5A1と隊列走行を開始した後続車両である路線バス5A2の車載通信機4の制御部105が、先行車両と共通する走行区間を走行中に、路線バス5A1との隊列走行モードを解除するか否かを判定する場合を想定する。
図7に示すように、路線バス5A2の制御部105は、まず、自車両が交差点Jiに接近したか否かを判定する(ステップST20)。
この判定は、例えば、自車位置と、走行予定経路R2に含まれる、自車両の進行方向下流にある直近の交差点位置の間の距離が所定距離(例えば80m)以内であるか否かによって行われる。
ステップST20の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A2の制御部105は、走行モードを隊列走行モードに維持するように中央制御部51に指令する(ステップST26)。
ステップST20の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A2の制御部105は、更に、下流側の交差点Jiが走行予定経路R1と走行予定経路R2の分岐地点であるか否かを判定する(ステップST22)。
図5に示すように、走行予定経路R1と走行予定経路R2の分岐地点は交差点J15である。
従って、路線バス5A1と隊列走行中の路線バス5A2が、交差点J1,J2,J3,J6,J9,J12の手前に到着した時点では、ステップST22の判定が否定され、交差点J15の手前に到着に到着した場合に、ステップST22の判定が肯定される。
ステップST22の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A2の制御部105は、走行モードを隊列走行モードに維持するように中央制御部51に指令する(ステップST26)。
ステップST22の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A2の制御部105は、隊列走行モードを解除して通常走行モードに切り替えるように中央制御部51に指令する(ステップST24)。
以上の説明では、2台の路線バス5A1,5A2が隊列走行中の場合を想定したが、3台以上の路線バス5A1〜5A3が隊列走行中である場合には、後続車両である路線バス5A2,5A3が、図7に示す隊列走行の解除判定をそれぞれ行えばよい。
また、図7の隊列走行の解除判定を、車両群の先頭車両である路線バス5A1が行って判定結果を後続車両に送信し、受信した判定結果に後続車両である路線バス5A2,5A3が従うことにしてもよい。
なお、図7の解除判定において、隊列走行モードの解除指令を通知された中央制御部51は、隊列走行モードを解除する旨を、ナビゲーションユニット57のディスプレイ及びスピーカなどから、ドライバに予め注意喚起することが好ましい。
このようにすれば、後続車両である路線バス5A2,5A3のドライバが、通常運転モードに戻ることを事前に察知できるので、いきなり通常運転モードに戻ることによるドライバの運転操作ミスなどを防止することができる。
〔後続車両の待機判定〕
図8は、後続車両の待機判定の一例を示すフローチャートである。
ここでは、図5の位置P0がバス停留所(以下、「バス停」という。)の停車位置であり、先行車両である路線バス5A1の車載通信機4の制御部105が、停留所に到着予定の路線バス5A2を待機するか否かを判定する場合を想定する。なお、路線バス5A1は、非隊列の1台であってもよいし、既に隊列中の車両群の先頭車両であってもよい。
図8に示すように、先行車両である路線バス5A1の制御部105は、自車両がバス停の停車位置P0で停車中であるか否かを逐次判定している(ステップST30)。
この判定は、例えば、自車位置が自車両の経路情報に含まれるバス停の停車位置P0とほぼ一致し、かつ、停車位置P0における自車両の停車時間が所定時間(例えば10秒)以上であるか否かによって行われる。なお、バス停に設けた停車検出用センサからの信号受信により、停車位置P0での停車を判定することにしてもよい。
ステップST30の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は、更に、管理装置7が生成した「後続バスの接近情報」を含む通信フレームを、路側通信機3から受信したか否かを判定する(ステップST32)。
管理装置7が生成する後続バスの接近情報には、後続バス(この場合は、路線バス5A2)の系統番号と、後続バスの現在位置に基づいて管理装置7が算出した停車位置P0への到着予測時刻が含まれる。
ステップST32の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は処理を終了する。
ステップST32の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は、更に、自車両と後続の路線バス5A2の走行予定経路R1,R2に同一の走行区間があるか否かを判定する(ステップST34)。ステップST34の判定の内容は、図6のステップST12の場合と同様であるので、説明を省略する。
ステップST34の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は処理を終了する。
ステップST34の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は、更に、同一の走行区間の区間長が所定距離Lth(例えば3km)以上であるか否かを判定する(ステップST36)。ステップST36の判定の内容は、図6のステップST14の場合と同様であるので、説明を省略する。
ステップST36の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は処理を終了する。
ステップST36の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は、自車両の発車予定時刻と、管理装置7から通知された後続バス(路線バス5A2)の到着予定時刻の時刻差ΔTを算出し(ステップST38)、算出した時刻差ΔTが所定の待機時間(例えば3分)以下であるか否かを判定する(ステップST40)。
ステップST40の判定結果が否定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は処理を終了する。
ステップST40の判定結果が肯定的である場合は、路線バス5A1の制御部105は、自車両のバス停における停車を継続する旨の制御指令を中央制御部51に送信する(ステップST42)。
上記の制御指令を受けた中央制御部51は、バス停の停車地点P0における自車両の停車を継続し、自車両である路線バス5A1の発車を抑制する所定の処理を実行する。
所定の処理には、例えば、後続バスが到着するまで待機する旨を、ナビゲーションユニット57のディスプレイ及びスピーカなどから、ドライバに報知することによって行う処理が含まれる。また、中央制御部51は、待機時間が経過するまでエンジンなどの走行系統を停止し、自車両である路線バス5A1を強制的に停車させてもよい。
図8の待機処理において、先行車両である路線バス5A1の車載通信機4が、バス停の下流側に位置する直近の交差点(図5中の交差点J1)の信号制御パラメータを路側通信機3などから受信した場合には、所定の待機時間を、当該交差点における交通信号制御の1サイクル以内の時間中に設定することにしてもよい。
その理由は、最大1サイクル程度の待機時間であれば、先行車両の路線バス5A1の遅延が最小限で済み、先行車両の運行に特に問題は生じないと考えられるからである。
〔制御システムの効果〕
本実施形態の制御システム50(車載装置)によれば、制御部105が、自車両(路線バス5A2又は路線バス5A3)が通常走行モードを実行中である場合に、自車両の走行予定経路R2,R3と他の路線バス5A1の走行予定経路R1に基づいて、他の路線バス5A1に対して隊列走行モードを実行するか否かを判定する(図6の実行判定)。
従って、制御部105が、走行予定経路R2,R3と走行予定経路R1とで共通する走行区間があることを条件として隊列走行モードを実行することができ(図6のステップT12)、適切な条件により他車両との隊列走行を開始することができる。
このため、隊列走行を開始した後に直ぐに通常走行に戻す必要性が生じるなど、所期の効果(後続車両の燃費向上やドライバの負担軽減など)を期待できない隊列走行の開始を未然に回避することができ、隊列走行の実効性を向上することができる。
本実施形態の制御システム50によれば、制御部105が、自車両(路線バス5A2又は路線バス5A3)の走行予定経路R2,R3と他の路線バス5A1の走行予定経路R1との同一の走行区間の区間長が所定距離Lth以上である場合に、他の路線バス5A1に対して隊列走行モードを実行するので(図6のステップST14)、共通する区間長が所定距離Lth未満の場合は他車両と隊列走行しなくなる。
従って、隊列走行の下限距離である所定距離Lthを適切な値に設定することにより、路線バス5Aの隊列走行による所期の効果を達成することができる。
本実施形態の制御システム50によれば、制御部105が、他の路線バス5A1との隊列走行モードを実行中である場合に、走行予定経路R1,R2の分岐地点の手前に到達したことを条件として、他の路線バス5A1に対する走行モードを通常走行モードに切り替えるので(図7の解除処理)、自車両(路線バス5A2)が分岐地点を超えた区間まで他の路線バス5A1に対する隊列走行モードを継続しなくなる。
このため、自車両が他の路線バス5A1に追従し過ぎて、走行予定経路R2通りに走行しなくなるのを未然に防止することができる。
本実施形態の制御システム50によれば、制御部105が、自車両(路線バス5A1)がバス停の停車地点P0で停車中である場合に、停車地点P0からの自車両の発車予定時刻と、他の路線バス5A2の停車地点P0への到着予定時刻との時刻差ΔTが所定の待機時間以内である場合に、待機時間が経過するまで、自車両の発車を抑制する(図8の待機処理)。
このため、バス停において他の路線バス5A2との隊列走行をより確実に開始することができ、隊列走行の実効性を向上することができる。
〔管理装置による判定処理〕
以上の説明では、隊列走行モードの実行判定(図6)及び解除判定(図7)と、後続車両の待機判定(図8)を、路線バス5Aが自律的に行う場合を例示したが、これらの判定処理を、路線バス5Aの運行を管理する管理装置7が集中的かつ遠隔的に行い、その判定結果を含む制御指令を、判定対象の路線バ5Aに通知することにしてもよい。
図9は、路線バス5Aの隊列走行モードの判定処理などを行う、管理装置7の構成例を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態の管理装置7は、内部バスにより互いに接続された通信部71、処理部72及び記憶部73を含むコンピュータ装置よりなる。記憶部73は、前述の管理情報1)〜5)を格納するデータベースを有する。
記憶部73は、上記の管理情報の他に、処理部72が実行する所定のコンピュータプログラムも記憶している。処理部72は、記憶部73に記憶されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、管理装置7の動作を制御する。
すなわち、記憶部73に格納されたコンピュータプログラムは、管理装置7の全体の情報処理(上述の判定処理を含む。)を実行する情報処理部として、処理部72を機能させるためのコンピュータプログラムである。
このコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの周知の記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からの情報伝送(ダウンロード)によって譲渡することもできる。
通信部71は、通信回線8を介して中央装置6と通信する通信インターフェースを有する。従って、通信部71は、路線バス5Aが送信元である車車間通信情報を中央装置6から受信でき、路線バス5A宛の制御指令を中央装置6に送信できる。
通信部71は、ITS無線システム以外の通信網を利用して、路線バス5Aと通信可能な通信インターフェースを採用し、この通信インターフェースによって路線バス5Aと各種の情報を送受信する機能を有していてもよい。
処理部72は、通信部71が逐次受信する路線バス5Aの位置情報により、運行管理対象である路線バス5Aの現在位置をほぼリアルタイムに把握している。
処理部72は、路線バス5Aが車車間通信情報などに含める走行モードの種別に基づいて、各路線バス5Aの現時点の走行モードが、隊列走行モード及び通常走行モードのいずれであるかも把握している。
処理部72は、路線バス5A1〜5A3の現在位置P0と路線バス5A1〜5A3の系統番号1〜3とから、各路線バス5A1〜5A3の走行予定経路R1〜R3を算出することができる。
例えば、処理部72は、路線バス5A1の現在位置P0(図5参照)を系統番号1の路線の地図データにマッチングさせ、当該路線とのマッチング地点から下流側に位置する目的地までの残りの経路を、路線バス5A1の走行予定経路R1とする。
なお、各路線バス5A1〜5A3が自身の走行予定経路R1〜R3を算出し、算出した走行予定経路R1〜R3を車車間通信情報に含めるなどにより、管理装置7に通知することにしてもよい。
管理装置7の処理部72は、路線バス5A1〜5A3の走行予定経路R1〜R3及び走行モードの種別などに基づいて、自身が管理する路線バス5A1〜5A3について、図6に示す隊列走行モードの実行判定を行うことができる。
例えば、処理部72は、路線バス5A1と路線バス5A2が隊列していない場合(双方が隊列走行モードではない場合)は、それらの車間距離や走行予定経路R1,R2などに基づいて、路線バス5A1と路線バス5A2を隊列させるか否かを判定する(ステップST10〜ST14)。
処理部72は、上記の判定結果を含む制御指令を、路線バス5A1及び路線バス5A2の少なくとも一方に宛てて送信する。この制御指令の宛先が一方のみで足りる理由は、路線バス5A1,5A2同士が車車間通信によって情報交換できるからである。
上記の制御指令を受信した路線バス5A1,5A2は、受信した制御指令が隊列走行モードの「実行」である場合は、相手方との隊列走行モードを開始し、通常走行モードの「維持」である場合は、通常走行モードを継続する。
管理装置7の処理部72は、隊列走行中の路線バス5A1,5A2の現時点の位置情報などに基づいて、自身が管理する路線バス5A1,5A2について、図7に示す隊列走行モードの解除判定を行うこともできる。
なお、管理装置7による解除判定の場合には、図7中の「自車両」を「隊列走行中の各車両」と読み替えればよい。
例えば、処理部72は、路線バス5A1と路線バス5A2が隊列している場合(双方がお互いに隊列走行モードである場合)は、これらが交差点に接近したか否かなどに基づいて、路線バス5A1と路線バス5A2の隊列を解除させるか否かを判定する(ステップST20〜ST22)。
処理部72は、上記の判定結果を含む制御指令を、路線バス5A1及び路線バス5A2の少なくとも一方に宛てて送信する。
上記の制御指令を受信した路線バス5A1,5A2は、受信した制御指令が隊列走行モードの「解除」である場合は、相手方との隊列走行モードを解除し、隊列走行モードの「維持」である場合は、隊列走行モードを継続する。
管理装置7の処理部72は、バス停で停車中の路線バス5A1に対して、後続する路線バス5A2を待機させるか否かを判定する、図8に示す後続車両の待機判定を行うこともできる。
なお、管理装置7による待機判定の場合には、図8中の「自車両」を「先行バス」(例えば、路線バス5A1)と読み替え、「他車両」を「後続バス」(例えば、路線バス5A2)と読み替えればよい。
例えば、処理部72は、先行バスがバス停で停車中であり(ステップST30)、かつ、後続バスがバス停に接近中である場合において(ステップST32)、更に、走行予定経路R1,R2が共通する区間が所定値以上であり(ステップST34,ST36)、先行バスの発車予定時刻と後続バスの到着予定時刻の時刻差ΔTが所定の待機時間である場合に(ステップST40)、先行の路線バス5A1に停車の継続を指示する(ステップST42)。
処理部72は、上記の判定結果を含む制御指令を、路線バス5A1に宛てて送信する。 従って、この制御指令を受信した路線バス5A1は、後続の路線バス制御5A2が到着するまで、バス停での停車を継続することになる。
なお、管理装置7が待機処理(図8)を実行する場合にも、バス停の下流側に位置する直近の交差点(図5中の交差点J1)の信号制御パラメータを中央装置6などから受信し、所定の待機時間を、当該交差点における交通信号制御の1サイクル以内の時間中に設定することにしてもよい。
〔その他の変形例〕
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
上述の実施形態では、図6〜図8の判定処理を車載通信機の制御部105が実行しているが、制御システム50の中央制御部51など、車載装置である制御システム50に含まれる制御部であれば、どの制御部が図6〜図8の判定処理を実行してもよい。
上述の実施形態では、他車両の走行予定経路R1〜R3を特定する情報として、路線の「系統番号」を使用しているが、走行予定経路R1〜R3自体を車車間通信により情報交換することにし、他車両から走行予定経路R1〜R3を直接取得してもよい。
上述の実施形態では、隊列走行モードと通常走行モードと実行可能であり、図6〜図8の判定処理を行う車両5として、路線バス5Aを例示したが、当該車両5は、貨物輸送を行うトラックなど、その他の大型車両であってもよい。
また、隊列走行モードと通常走行モードと実行可能であり、図6〜図8の判定処理を行う車両5は、乗用車などの一般車両よりなる通常車両5Bであってもよい。
〔付記〕
本実施形態(変形例を含む。)の管理装置7は、以下の特徴1〜7を備える。
(特徴1)
前述の隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置であって、
第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得する取得部と、
前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知する処理部と、を備える管理装置。
特徴1の管理装置の効果は、前述の通りである。
(特徴2)
前記処理部は、前記第1経路と前記第2経路とで共通する走行区間の区間長に応じて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定する特徴1に記載の管理装置。
特徴2の管理装置によれば、例えば、共通する走行区間が所定距離より長いことを条件として隊列走行モードを実行させるなど、適切な条件により隊列走行を開始することができる。このため、隊列走行による所期の効果を達成でき、隊列走行の実効性を向上することができる。
(特徴3)
前記第1車両が前記第2車両と隊列している場合において、
前記処理部は、前記第1及び第2車両が前記第1経路と前記第2経路との分岐地点の手前に到達したことを条件として、前記第1車両と前記第2車両の隊列を解除するように、前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知する特徴1又は特徴2に記載の管理装置。
特徴3の管理装置によれば、分岐地点を超えた区間まで第1及び第2車両が隊列走行モードを継続することがなくなるので、第1又は第2車両が走行予定経路の通りに走行しなくなるのを防止することができる。
(特徴4)
前記第1車両が所定の停車地点で停車中である場合において、
前記処理部は、前記停車地点からの前記第1車両の発車予定時刻と、前記第2車両の前記停車地点への到着予定時刻との時刻差が所定の待機時間以内である場合に、前記待機時間が経過するまで、発車を抑制する処理を実行するように前記第1車両に通知する請求項1〜特徴3のいずれか1項に記載の管理装置。
特徴4に係る管理装置によれば、所定の停車地点(例えばバス停など)において第1車両が第2車両との隊列走行をより確実に開始するようになるので、隊列走行の実効性を向上することができる。
(特徴5)
前記待機時間は、前記停車地点の下流側の直近交差点において実行中の交通信号制御の1サイクル以内の時間長である請求項特徴4に記載の管理装置。
特徴5に係る管理装置が有用である理由は、最大1サイクル程度の待機時間であれば、先行車両である第1車両の遅延が最小限で済み、第1車両の運行に特に問題は生じないからである。
(特徴6)
前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合において、
前記処理部は、前記第1及び第2車両の車間距離及び車両方位差に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定する特徴1〜特徴5のいずれか1つに記載の管理装置。
特徴6に係る管理装置が有用である理由は、第1及び第2車両が近接しかつ車両方位がほぼ同じであることが、第1車両と第2車両が隊列を開始する場合の前提条件だからである。
1 交通信号機
2 路側センサ
3 路側通信機
4 車載通信機
5 車両
5A 路線バス
5B 通常車両
5A1〜5A3 路線バス
6 中央装置
7 管理装置
8 通信回線
9 ルータ
11 信号灯器
12 交通信号制御機
50 制御システム(車載装置)
51 中央制御部
52 内部バス
53 入出力インターフェース
53 インターフェース
55 走行制御ユニット
56 操舵制御ユニット
57 ナビゲーションユニット
58 第1センサ
59 第2センサ
71 通信部(取得部)
72 処理部
73 記憶部
101 通信部
105 制御部
106 記憶部
106 制御部
107 アンテナ

Claims (11)

  1. 自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置であって、
    前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶する記憶部と、
    前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信する通信部と、
    前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定する制御部と、を備える車載装置。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
  2. 前記制御部は、前記第1経路と前記第2経路とで共通する走行区間の区間長に応じて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定する請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行中である場合において、
    前記制御部は、前記自車両が前記第1経路と前記第2経路との分岐地点の手前に到達したことを条件として、前記他車両に対する走行モードを前記通常走行モードに切り替える請求項1又は請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記自車両が所定の停車地点で停車中である場合において、
    前記制御部は、前記停車地点からの前記自車両の発車予定時刻と、前記他車両の前記停車地点への到着予定時刻との時刻差が所定の待機時間以内である場合に、前記待機時間が経過するまで、前記自車両の発車を抑制する処理を実行する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 前記待機時間は、前記停車地点の下流側の直近交差点において実行中の交通信号制御の1サイクル以内の時間長である請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合において、
    前記制御部は、前記他車両との車間距離及び車両方位差に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の車載装置。
  7. 下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置であって、
    第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得する取得部と、
    前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知する処理部と、を備える管理装置。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
  8. 自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記車載装置の記憶部が、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶するステップと、
    前記車載装置の通信部が、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信するステップと、
    前記車載装置の制御部が、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定するステップと、を含むコンピュータプログラム。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
  9. 自車両と他車両との間で実行可能な走行モードとして下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを含む車載装置が行う、走行モードの判定方法であって、
    前記車載装置の記憶部が、前記自車両の走行予定経路である第1経路を記憶するステップと、
    前記車載装置の通信部が、前記他車両の走行予定経路である第2経路を特定可能な経路情報を受信するステップと、
    前記車載装置の制御部が、前記他車両に対して前記通常走行モードを実行中である場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記他車両に対して前記隊列走行モードを実行するか否かを判定するステップと、を含む走行モードの判定方法。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
  10. 下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置として、コンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記管理装置の取得部が、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得するステップと、
    前記管理装置の処理部が、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知するステップと、を含むコンピュータプログラム。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
  11. 下記に定義する隊列走行モードと通常走行モードを実行可能な車両が運行管理の対象に含まれる管理装置が行う、走行モードの判定方法であって、
    前記管理装置の取得部が、第1車両の走行予定経路である第1経路と、第2車両の走行予定経路である第2経路と、前記第1及び第2車両の走行モードの種別と、を取得するステップと、
    前記管理装置の処理部が、前記第1車両と前記第2車両が隊列していない場合に、前記第1経路と前記第2経路に基づいて、前記第1車両と前記第2車両を隊列させるか否かを判定し、この判定結果を前記第1及び第2車両の少なくとも一方に通知するステップと、を含む走行モードの判定方法。
    隊列走行モード:車間距離を維持しつつ複数の車両が隊列して自動走行する走行モード
    通常走行モード:車両が隊列せずに独自に走行する走行モード
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