JP2016125574A - 流路切換弁 - Google Patents

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    • F24H1/00Water heaters, e.g. boilers, continuous-flow heaters or water-storage heaters

Abstract

【課題】複数個の流出口間での漏れを防ぐためのOリング等のシール材を不要にできるとともに、厳格な寸法管理や高精度の加工成形技術を必要とすることなく、流出口間の漏れを確実に防ぐことができ、加工組立コスト、製品コストを低く抑えることのできる流路切換弁を提供する。
【解決手段】弁体40は、弁軸30の下端部に一体的に設けられ、弁体40は、流入口20と各流出口21、22とを選択的に開通させる少なくとも一つの開口状通路41、42を持ち、弁本体6内の流体圧力により弁体40の上面が弁座15A、15Bに押し付けられ、この状態で弁体40付き弁軸30を回動させることにより、流体が流入口20から開口状通路41を介して流出口21へと流れる第1の流通状態と、流体が流入口20から開口状通路42を介して流出口22へと流れる第2の流通状態とを選択的にとり得るようにされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、少なくとも一つの流入口と二つの流出口とを持つ三方弁や四方弁等の流路切換弁に係り、特に、給湯設備における流路の切り換え等に使用するのに好適な流路切換弁に関する。
図10に、一つの流入口と二つの流出口とを持つ流路切換弁の一つである三方弁が使用された従来の給湯設備の一例の主要部を示す(特許文献1も参照)。図示例の給湯設備100は、基本的には、その下部に給水、その上部から給湯が行われる貯湯タンク110と、圧縮機131、湯水熱交換器(湯水加熱器)132、膨張弁133、及び空気熱交換器134等を有するヒートポンプ式湯水加熱源130と、貯湯タンク110と加熱源130との間で湯水を循環させるための沸き上げポンプ120と、一つの流入口160と二つの流出口161、162とを持つ流路切換弁としての三方弁150と、を備える。
三方弁150は、例えば、所要箇所に設けられた温度センサにより検出される湯水の温度等に基づいてその流路切換動作等が制御される電子制御式電動弁で構成され、該三方弁150においては、湯水を流入口160から第1流出口161へ流す第1の流通状態と、湯水を流入口160から第2流出口162へ流す第2の流通状態とを選択的にとり得るようにされており、通常、加熱源130からの湯水が高温の場合には、第1の流通状態がとられて、高温の湯は貯留タンク110の上部に戻され、加熱源130からの湯水が低温の場合には、第2の流通状態がとられて、低温の湯水は貯留タンク110の下部に戻され、再び、沸き上げポンプ120により加熱源130へ送られる。
特開2004−257583号公報
前記した如くの従来の給湯設備等に使用される三方弁等の流路切換弁においては、第1の流通状態(流入口→第1流出口)のときに流体が第2流出口側へ漏れないようにするため、また、第2の流通状態(流入口→第2流出口)のときに流体が第1流出口側へ漏れないようにするため、少なくとも第1流出口と第2流出口との間にOリング等のシール材を設けているが、Oリング等のシール材を設けるには弁体等に円環状の装着溝等を設ける必要があり、部品コスト、加工組立コスト、ひいては製品コストが高くなる嫌いがあった。
また、給湯設備等に使用される流路切換弁においては、流出口に接続された配管内の流体圧力が凍結等に起因して不意に高くなり、流路切換弁に通常の流れ方向とは逆向きの高い圧力(逆圧)が掛かることがあり、このような逆圧により流路切換弁や配管等が故障するおそれがあった。
これを避けるには、例えば、流路切換弁をバイパスする流路を設け、該流路に所定圧以上で開くリリーフ弁を介装する方策が考えられるが、かかる方策では、配管や継手類などの部品の点数が増大するとともに、配管接続作業にも多大な手間と時間がかかり、設備のコストアップを招くという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、複数個の流出口間での漏れを防ぐためのOリング等のシール材を不要にできるとともに、厳格な寸法管理や高精度の加工成形技術を必要とすることなく、流出口間の漏れを確実に防ぐことができ、また、逆圧を効果的に逃がすリリーフ機能を持たせることもでき、加工組立コスト、製品コストを低く抑えることのできる流路切換弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る流路切換弁は、基本的には、弁軸と、該弁軸を回転駆動するための駆動源と、流入口、複数個の流出口、前記弁軸が回動可能に嵌挿される弁軸嵌挿部、及び、該弁軸嵌挿部の下部外周に設けられた弁座を有する弁本体と、を備え、前記弁座に、前記各流出口の始端部となる流出開口がそれぞれ形成され、前記弁軸における前記弁座より下方に突出した下端部に厚肉円板状ないし短円筒状の弁体が一体的に設けられるとともに、該弁体付き弁軸が前記弁軸嵌挿部を軸方向に所定範囲内で摺動可能とされ、前記弁座の下側に、前記弁体が収容される弁体収容部が設けられるとともに、該弁体収容部の下側に前記流入口が設けられ、前記弁体は、前記流入口と前記各流出口とを選択的に開通させる少なくとも一つの開口状通路を持ち、前記弁体付き弁軸を回動させることにより、少なくとも、流体が前記流入口から前記開口状通路を介して前記流出口の一つへと流れる第1の流通状態と、流体が前記流入口から前記開口状通路を介して前記流出口の他の一つへと流れる第2の流通状態とを選択的にとり得るようにされる。
好ましい態様では、前記弁体付き弁軸は、前記流入口に流入した流体の圧力により押し上げられ、これによって前記弁体の上面が前記弁座に押し付けられるようにされる。
他の好ましい態様では、前記各流出口のいずれかの圧力が所定圧以上高まると、前記弁体付き弁軸が押し下げられて前記弁座と前記弁体の上面との間に隙間が形成され、これによって、前記流出口側の圧力が前記流入口側に逃がされるようにされる。
前記弁体は、好ましくは、前記各流出口間を水密的にシールすべく、前記開口状通路以外の上面が前記弁座に密着し得るようにされる。
この場合、好ましい態様では、前記弁体における前記開口状通路以外の上面は、平坦な平滑面とされる。
前記弁本体は、好ましくは、前記複数個の流出口がその外周部に設けられた円筒状部を持つ本体部材と、前記流入口を持ち、前記本体部材の円筒状部の下部にその上部が内嵌固定される流入口部材と、で分割構成される。
この場合、好ましい態様では、前記本体部材における円筒状部の下部及び弁座と、前記流入口部材の上端部とで前記弁体収容部が画成される。
前記流入口部材の上端部は、好ましくは、前記弁体が前記弁座の下面から一定距離以上下降するのを阻止するストッパとして機能するようにされる。
本発明に係る流路切換弁では、弁本体内の流体圧力を利用して弁体の上面を弁座に押し付けて各流出口の間をシールするようにされているので、各流出口の間をシールするためのOリング等のシール材を不要にでき、加工組立コスト、製品コストを低く抑えることができる。
また、弁体付き弁軸は、比較的シンプルな構成とすることができ、弁本体内の流体圧力により押し上げられて弁体の上面が弁座に密着するようにされるので、厳格な寸法管理や高精度の加工成形技術を必要とすることなく、各流出口の間に所要のシール性を容易に確保することができ、これによっても、加工組立コスト、製品コストを低く抑えることができる。
また、いずれかの流出口側の圧力が所定圧以上高まると、弁体に逆圧が掛かって、弁体が押し下げられ、弁体と弁座との間に隙間が形成され、これによって、流出口側の逆圧が前記隙間を介して流入口側に逃がされる。このように本発明の流路切換弁は、逆圧を効果的に逃がすリリーフ機能を持たせることができるので、逆圧による当該流路切換弁や配管系の故障を効果的に回避することができ、また、別途に流路にリリーフ弁を設けなくて済むので、設備のコストアップを抑えることができる。
本発明に係る流路切換弁の一実施例の外観を示す斜視図。 上記一実施例の第1の流通状態を示す部分切欠断面図。 上記一実施例の第1の流通状態を示す半断面斜視図。 上記一実施例の第2の流通状態を示す部分切欠断面図。 上記一実施例の第2の流通状態を示す半断面斜視図。 (A)図2のU-U断面図、(B)図4のV-V断面図。 上記一実施例の逆圧発生時の説明に供される部分切欠断面図。 上記一実施例の弁体付き弁軸を示す斜視図。 上記一実施例の本体部材を示す斜視図。 一つの流入口と二つの流出口とを持つ流路切換弁が使用された従来の給湯設備の一例の主要部を示す概略構成図。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る流路切換弁の一実施例を示す外観斜視図、図2、図3は、上記一実施例の第1の流通状態を示す部分切欠断面図、半断面斜視図、図4、図5は、上記一実施例の第2の流通状態を示す部分切欠断面図、半断面斜視図である。なお、図1ないし図5において、本発明の理解にさほど必要とはしない部分(モータ5の内部等)は、その図示やハッチングを省略している。また、各図において、部材間に形成される隙間や部材間の離隔距離等は、発明の理解を容易にするため、また、作図上の便宜を図るため、誇張して描かれている場合がある。
さらに、本明細書において、上下、左右、前後等の位置、方向を表わす記述は、説明が煩瑣になるのを避けるために図面に従って便宜上付けたものであり、実際の使用状態での位置、方向を指すものではない。
図示実施例の流路切換弁1は、前述した図10に示される如くの給湯設備に使用されるもの(図10の符号150に相当)で、基本的には、弁軸30と、該弁軸30を回転駆動するための駆動源としてのモータ5と、このモータ5がその上側に取付固定される弁本体6とを備える。
弁本体6は、合成樹脂を素材としており、その成形上等の便宜を図るため、本体部材7と、流入口部材9と、に分割構成されている。
本体部材7は、図1〜図5に加えて図9を参照すればよくわかるように、上部短円柱状部8Aと下部円筒状部8Bとを持つ基体部8を有し、この基体部8の外周部(左右の側部)に、段付き円筒状の第1流出口(継手)21と第2流出口(継手)22が対向するように設けられている。
また、上部短円柱状部8Aの上部の前後には取付受台部7f、7fが設けられており、モータ5を本体部材7に取付固定するにあたっては、取付受台部7f、7fにモータ5の下部前後に設けられたねじ止め部5f、5fを載せて、モータ5と本体部材7を前後2本のねじ15で締付固定するようになっている。
基体部8の上部短円柱状部8Aには、該上部短円柱状部8Aの中央を縦貫するように弁軸嵌挿部12が設けられるとともに、第1流出口21側に開口する周面開口と下面開口とを持つ逆L字状の第1流出開口23と、第2流出口22側に開口する周面開口と下面開口とを持つ逆L字状の第2流出開口24とが180°の角度間隔をあけて左右対称的に形成されている。
より詳細には、第1流出開口23と第2流出開口24の下面開口部分は、両端が半円状の曲がり長溝状ないし中心角が100°以上の扇形状を呈し、その下端部は、上部短円柱状部8Aの下端面8a(図9参照)より下方に突出しており、この第1流出開口23と第2流出開口24の下端部が後述する弁体40の上面が押し付けられて密着せしめられる弁座15A、15Bとなっている。言い換えれば、弁座15A、15Bは、第1流出開口23と第2流出開口24を画成する端縁部と同外形の、所定の幅を持つ枠状凸部からなっており、その下面(弁シート面)は、弁軸嵌挿部12の中心線(弁軸30の回転軸線)Oに直交する平坦な平滑面とされている。第1流出開口23及び第2流出開口24の下面開口部分の幅は、後述する弁体40に形成された開口状通路41、42の幅より若干大きく、その長さ(中心角)は、前記開口状通路41、42の長さ(中心角)より両端半円状部分程度長くされている(図6も参照)。
一方、前記流入口部材9は、内周側に流入口20となる漏斗状の挿通穴を持ち、外周側に本体部材7の基体部8における下部円筒状部8Bが載せられる鍔状部9a、及び、この鍔状部9aから上方に突出して下部円筒状部8Bの下部に内挿される突出内挿部9bを有し、鍔状部9aと下部円筒状部8Bとが超音波溶着等により固着されている。
なお、下部円筒状部8Bの下部と、基体部8の下面8aと、流入口部材9の突出内挿部9b(の上端面)と、で後述する弁体40を揺動自在に収容する弁体収容部14が画成されている。また、流入口部材9の突出内挿部9bは、弁体40が弁座15A、15Bの下面(弁シート面)から一定距離以上下降するのを阻止するストッパとして機能するようになっている(図7参照)。
弁本体6において、弁軸嵌挿部12の中心線O上に、前記弁体収容部14及び流入口20が配置され、前記中心線Oに直交する共通の中心線C上に、第1流出口21と第2流出口22とが配置されている。
弁軸30は、図1から図5に加えて図8を参照すればよくわかるように、その最上部に、周方向位置決め用のDカット凸部31、モータ5のロータの回転駆動力が減速歯車機構を介して伝達されるインボリュートセレーション軸部32が設けられ、そのセレーション軸部32の下側には、Oリング35、35が装着される、3段の鍔状部34からなる装着溝が設けられ(弁軸30におけるOリング35、35が装着されている部分をOリング装着部33と称す)、最下部には、厚肉円板状の弁体40が一体的に設けられている(弁軸30と弁体40は一体物)。この弁体40付き弁軸30は、弁軸嵌挿部12を軸方向(上下方向)に所定範囲内で摺動可能とされている。
詳細には、モータ5内には、前記減速歯車機構の出力歯車51を回転自在に支持する支持部57が設けられ、前記出力歯車51のボス部52には前記セレーション軸部32が軸方向に摺動自在に嵌挿されるセレーション嵌合穴53が設けられるとともに、該セレーション嵌合穴53の上側に前記Dカット凸部31が嵌合するD形嵌合穴54が連設されている。この場合、弁体40付き弁軸30は、図1ないし図5に示される如くの、弁体40が弁座15A、15Bに押し付けられた最上昇位置と、図7に示される如くの、弁体40が流入口部材9の突出内挿部9b上面に接当した最下降位置(最上昇位置から距離K分下降)とをとり得るように、弁体40付き弁軸30が最下降位置をとっている状態(図7)において、セレーション軸部32の上端とセレーション嵌合穴53の上側段丘面53aとの間、及び、Dカット凸部31の上端とD形嵌合穴54の上面54aとの間には、それぞれ前記Kより長い距離L分のスペースが設けられている。
前記弁体40には、流入口20と第1流出口21あるいは流入口20と第2流出口22とを選択的に開通させるための2つの開口状通路41、42(第1開口状通路41、第2開口状通路42)が90°の角度間隔をあけて設けられている。各開口状通路41、42は、中心角が70°ないし80°の扇形状を呈し、前述したように、その幅及び長さ(中心角)は、第1流出開口23及び第2流出開口24の下面開口部分のそれより小さくされている。
また、弁体40における開口状通路41、42以外の上面は、前記各流出口21、22間を水密的にシールすべく、前記弁座15A、15Bの下面(弁シート面)に密着し得るように、平坦な平滑面とされている。
なお、弁座15A、15Bに対する弁体40の回転方向の位置は、ここでは、図2、図3、及び図6(A)に示される如くの、弁座15A(第1流出開口23)の真下に開口状通路41が位置する状態が基準(第1の流通状態)とされ、この第1の流通状態から反時計回りに90°回転させた状態、すなわち、図4、図5、図6(B)に示される如くの、弁座15B(第2流出開口24)の真下に開口状通路42が位置する状態が第2の流通状態とされる。
上記した如くの構成を有する本実施例の流路切換弁1を、前述した図10に示される如くの給湯設備に、符号150で示される三方弁として組み込んだ場合には、弁体40付き弁軸30は、弁本体6内の流体(湯水)圧力(弁軸30のOリング装着部33の下側に作用する圧力)と大気圧(弁軸30のOリング装着部33の上側に作用する圧力)との差圧、並びに、流入口20に流入して第1流出口21又は第2流出口22へと流れる流体(湯水)の圧力により、上側に押し上げられ、弁体40の上面が弁座15A、15Bに押し付けられ、かつ、その上面を弁座15A、15Bに押し付けられながら回動可能とされる。
この場合、弁体40付き弁軸30が押し上げられて、弁体40の上面が弁座15A、15Bに押し付けられることにより、各流出口21、22間が水密的にシールされるとともに、該弁体40が押し付けられた状態で弁軸30を回動させることにより、流体が流入口20から第1開口状通路41を介して第1流出口21へと流れる第1の流通状態と、流体が流入口20から第2開口状通路42を介して第2流出口22へと流れる第2の流通状態とを選択的にとり得るようにされる。
すなわち、図2、図3に示される如くに、第1開口状通路41が第1流出開口23の下端部とされる弁座15Aの真下に来たときは、流体が流出口20→第1開口状通路41→第1流出開口23→第1流出口21へと流れる第1の流通状態がとられる。
一方、上記第1の流通状態から弁体40を反時計回りに約90°回転させると、図4、図5に示される如くに、第2開口状通路42が第2流出開口24の下端部とされる弁座15Bの真下に来るので、このときは、流体が流出口20→第2開口状通路42→第2流出開口24→第2流出口22へと流れる第2流通状態がとられる。
このように、本実施例の流路切換弁1では、弁本体6内の流体圧力を利用して、弁体40付き弁軸30を押し上げ、弁体40の上面を弁座15A、15Bに押し付けて第1流出口21と第2流出口22との間をシールするようにされているので、第1流出口と第2流出口との間をシールするためのOリング等のシール材を不要にでき、加工組立コスト、製品コストを低く抑えることができる。
また、弁体40付き弁軸30は、比較的シンプルな構成とされ、弁本体6内の流体圧力により押し上げられて弁体40の上面が弁座15A、15Bに密着するようにされるので、厳格な寸法管理や高精度の加工成形技術を必要とすることなく、第1流出口21と第2流出口22との間に所要のシール性を容易に確保することができる。
また、図7に示される如くに、例えば、第1の流通状態(流入口20→第1流出口21)がとられているときにおいて、第2流出口22側の圧力が所定圧以上高まると、弁体40(の上面)に逆圧が掛かって、弁体40付き弁軸30が若干傾くか押し下げられ、弁座15A、15Bの下面(弁シート面)と弁体40の上面との間に微小隙間が形成され、これに伴い、第2流出口22側の圧力が流入口20側に逃がされる。この際、弁体40は、最大で、流入口部材9の突出内挿部9bの上端に接当するまで下降し、それ以上の下降は阻止される(突出内挿部9bは、弁体40が一定距離以上下降するのを阻止するストッパとして機能する)。
このように本実施例の流路切換弁1には、逆圧を効果的に逃がすリリーフ機能を持たせることができるので、凍結等に起因して発生する逆圧による当該流路切換弁1や配管系の故障を効果的に回避することができ、また、別途に流路にリリーフ弁を設けなくて済むので、設備のコストアップを抑えることができる。
なお、上記実施例では、流路切換弁として流出口を2つ有する三方弁を例示したが、これに限られることはなく、流出口を3つあるいは4つ設けて四方弁あるいは五方弁とすることもできる。また、弁体の構成も上記実施例のものに限らず様々な態様のものを採用できる。具体的には、例えば、同一平面上に90°間隔で第1ないし第4の流出口を設けるとともに、弁体に開口状通路を一つ設け、弁体を90°、180°、270°回転させる毎に、流入口と各流出口とを選択的に開通させるようにする等してもよい。
また、上記実施例では、弁軸30と弁体40は一体物として作製されているが、それらを別体で作製した後に、一体的に組み付けるようにしてもよいことは勿論である。
1 流路切換弁
5 モータ
6 弁本体
7 本体部材
8 基体部
9 流入口部材
12 弁軸嵌挿部
14 弁体収容部
15A、15B 弁座
20 流入口
21 第1流出口
22 第2流出口
23 第1流出開口
24 第2流出開口
30 弁軸
40 弁体
41、42 開口状通路

Claims (8)

  1. 弁軸と、該弁軸を回転駆動するための駆動源と、流入口、複数個の流出口、前記弁軸が回動可能に嵌挿される弁軸嵌挿部、及び、該弁軸嵌挿部の下部外周に設けられた弁座を有する弁本体と、を備え、
    前記弁座に、前記各流出口の始端部となる流出開口がそれぞれ形成され、
    前記弁軸における前記弁座より下方に突出した下端部に厚肉円板状ないし短円筒状の弁体が一体的に設けられるとともに、該弁体付き弁軸が前記弁軸嵌挿部を軸方向に所定範囲内で摺動可能とされ、
    前記弁座の下側に、前記弁体が収容される弁体収容部が設けられるとともに、該弁体収容部の下側に前記流入口が設けられ、
    前記弁体は、前記流入口と前記各流出口とを選択的に開通させる少なくとも一つの開口状通路を持ち、
    前記弁体付き弁軸を回動させることにより、少なくとも、流体が前記流入口から前記開口状通路を介して前記流出口の一つへと流れる第1の流通状態と、流体が前記流入口から前記開口状通路を介して前記流出口の他の一つへと流れる第2の流通状態とを選択的にとり得るようにされていることを特徴とする流路切換弁。
  2. 前記弁体付き弁軸は、前記流入口に流入した流体の圧力により押し上げられ、これによって前記弁体の上面が前記弁座に押し付けられるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  3. 前記各流出口のいずれかの圧力が所定圧以上高まると、前記弁体付き弁軸が押し下げられて前記弁座と前記弁体の上面との間に隙間が形成され、これによって、前記流出口側の圧力が前記流入口側に逃がされるようにされていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  4. 前記弁体は、前記各流出口間を水密的にシールすべく、前記開口状通路以外の上面が前記弁座に密着し得るようにされていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  5. 前記弁体における前記開口状通路以外の上面は、平坦な平滑面とされていることを特徴とする請求項4に記載の流路切換弁。
  6. 前記弁本体は、前記複数個の流出口がその外周部に設けられた円筒状部を持つ本体部材と、前記流入口を持ち、前記本体部材の円筒状部の下部にその上部が内嵌固定される流入口部材と、で分割構成されていることを特徴とする請求項1に記載の流路切換弁。
  7. 前記本体部材における円筒状部の下部及び弁座と、前記流入口部材の上端部とで前記弁体収容部が画成されていることを特徴とする請求項6に記載の流路切換弁。
  8. 前記流入口部材の上端部は、前記弁体が前記弁座の下面から一定距離以上下降するのを阻止するストッパとして機能するようになっていることを特徴とする請求項7に記載の流路切換弁。
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