JP2000130613A - 多方弁 - Google Patents

多方弁

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JP2000130613A
JP2000130613A JP10304802A JP30480298A JP2000130613A JP 2000130613 A JP2000130613 A JP 2000130613A JP 10304802 A JP10304802 A JP 10304802A JP 30480298 A JP30480298 A JP 30480298A JP 2000130613 A JP2000130613 A JP 2000130613A
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JP
Japan
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valve
switching chamber
flat inner
liquid outlet
flow path
Prior art date
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JP10304802A
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English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の液体出口ポートを流路切換室内に個々に
連通させる状態と全部同時に連通させる状態をシンプル
な構成で切り換え可能にし、ポート数の増加や回転位置
制御も容易に行うことができる多方弁を提供すること。 【解決手段】液体が流入する流路切換室1と、流路切換
室1に形成された平らな内壁面4に密接して平らな内壁
面4に対して垂直な軸線を中心に回転自在に配置された
弁体11と、弁体11によって塞がれる状態に平らな内
壁面4に開口形成されて弁体11を回転させることによ
り選択的に流路切換室1内に連通する複数の液体出口ポ
ート3a,3b,3cと、弁体11を平らな内壁面4か
ら浮き上がらせて複数の液体出口ポート3a,3b,3
cを同時に流路切換室1内に連通させるための弁全開手
段6とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水その他の液体
が通る流路を複数の流路に選択的に連通させるための多
方弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体が流入する流路切換室に
形成された平らな内壁面に密接する円盤状の弁体を回転
自在に配置し、その平らな内壁面に弁体によって塞がれ
る状態に開口形成された複数の液体出口ポートが、弁体
を回転させることにより選択的に流路切換室内に連通す
るように構成された多方弁が広く用いられている。
【0003】そのような多方弁においては、円盤状の弁
体の液体出口ポートに面する位置に切り欠き孔が形成さ
れていて、弁体を回転させることによりその切り欠き孔
が移動して流路切換室内に連通する液体出口ポートが切
り換わるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような多方弁に
おいて複数の液体出口ポートを同時に流路切換室内に連
通させるためには、弁体が特定の回転位置にあるときに
全部の液体出口ポートに面する複数の孔が弁体に形成さ
れる。
【0005】しかし、複数の液体出口ポートを流路切換
室内に個々に連通させるための孔と全部同時に連通させ
るための複数の孔とを干渉しないように弁体に配置しな
ければならないので、隣り合う孔の間隔が狭くなってポ
ート数の制限が生じると共に、回転位置制御も複雑で面
倒なものになる。
【0006】そこで本発明は、複数の液体出口ポートを
流路切換室内に個々に連通させる状態と全部同時に連通
させる状態をシンプルな構成で切り換え可能にし、ポー
ト数の増加や回転位置制御も容易に行うことができる多
方弁を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の多方弁は、液体が流入する流路切換室と、
上記流路切換室に形成された平らな内壁面に密接して上
記平らな内壁面に対して垂直な軸線を中心に回転自在に
配置された弁体と、上記弁体によって塞がれる状態に上
記平らな内壁面に開口形成されて上記弁体を回転させる
ことにより選択的に上記流路切換室内に連通する複数の
液体出口ポートと、上記弁体を上記平らな内壁面から浮
き上がらせて上記複数の液体出口ポートを同時に上記流
路切換室内に連通させるための弁全開手段とを設けたこ
とを特徴とする。
【0008】なお、上記弁体にはその回転中心位置に軸
体が連結されていて、その軸体を上記流路切換室外から
回転操作することにより、上記弁体が上記流路切換室内
で回転して、上記流路切換室内に連通する液体出口ポー
トが切り換わるようにしてもよい。
【0009】そして、上記弁体が付勢手段によって上記
平らな内壁面に押し付けられており、上記弁全開手段
は、上記弁体が所定位置に回転されたときに上記付勢手
段の付勢力に抗して上記弁体を上記平らな内壁面から浮
き上がらせるようにしてもよい。その場合、上記弁全開
手段が、上記平らな内壁面に突設された突起であっても
よい。
【0010】また、上記弁体が上記液体出口ポートの一
つを上記流路切換室内に連通させる状態から上記弁体を
微小回転させることにより、上記弁体が上記流路切換室
内に連通する上記液体出口ポートの開口面積を変化させ
るようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図3は、例えば水道管の流路を三つに分
岐して、その各分岐流路単独及び全部の分岐流路に同時
に選択的に通水することができるようにした多方弁を示
している。
【0012】1は、水道管に通じる入口ポート2から水
道水が流入する流路切換室であり、密閉された薄い円筒
状に形成されている。流路切換室1に形成された平らな
内壁面4には、図4にも示されるように、凹んで形成さ
れた中央の軸受け5の周囲の同一円周上に、三つの出口
ポート3a,3b,3cが90°間隔で開口形成されて
いる。
【0013】一端が軸受け5に緩く嵌合する状態に配置
された軸体10は、他端側が流路切換室1外に突出して
いて、図示されていないハンドル又はモータ等によって
流路切換室1外から回転させることができる。18は、
軸体10の外周面部分からの水漏れを防止するためのシ
ール用のOリング、19はその押さえ板である。
【0014】流路切換室1内には、平らな内壁面4に密
接する円盤状の弁体11が配置されている。そして、弁
体11の中央軸線位置に穿設された貫通孔に軸体10が
通されていて、軸体10に垂直に差し込まれたピン13
が、弁体11に形成されたスリット部12に嵌め込まれ
ている。
【0015】その結果、軸体10と弁体11とは軸線回
りに一体的に回転し、軸体10を回転させるのに追従し
て弁体11が回転する。ただし、軸体10と弁体11と
は軸線方向には相対的に移動自在である。
【0016】また、図示は省略されているが、軸体10
は流路切換室1に対して軸線方向に移動できないように
構成されており、ピン13と弁体11との間には、皿バ
ネ15が潰された状態で装着されている。
【0017】したがって、弁体11は皿バネ15の付勢
力によって平らな内壁面4に弾力的に押し付けられてお
り、各出口ポート3a,3b,3cが弁体11によって
塞がれている。
【0018】ただし弁体11には、出口ポート3a,3
b,3cのうちの一つと対向する位置に切り欠き孔20
が外縁側から切り欠かれて形成されており、その切り欠
き孔20と対向する位置にある出口ポート3a,3b,
3cだけは流路切換室1内と連通して水が流出する。
【0019】そして、弁体11を90°ずつ回転させれ
ば、図6、図7及び図8に示されるように、切り欠き孔
20が異なる出口ポート3a,3b,3cに対向する位
置に来て、流路切換室1内と連通する出口ポート3a,
3b,3cが切り換わり、その中間位置では全ての出口
ポート3a,3b,3cが弁体11で塞がれた状態にな
る。
【0020】また、切り欠き孔20には、先細りのスリ
ット20aが弁体11の周方向に連続して形成されてい
る。したがって、スリット20aが出口ポート3a,3
b,3cの一つに面する位置で弁体11を微小回転させ
ることにより、弁体11が流路切換室1内に連通するそ
の出口ポート3a,3b,3cの開口面積を変化させ、
流量制御を行うことができる。
【0021】平らな内壁面4と弁体11とを分離させた
状態を示す図4に示されるように、弁体11には軸線回
りにC字状に溝21が形成されており、その溝21内に
緩く嵌まる形状の突起6が平らな内壁面4から流路切換
室1内に突出形成されている。なお、図4には皿バネ1
5の図示は省略されている。
【0022】突起6の一端側には、平らな内壁面4に滑
らかに連なる斜面7が形成されており、他端側には、ス
トッパ8が突起6より高く突出して形成されている。図
5は、突起6と斜面7が溝21内にあってストッパ8が
溝21の表面からに突出している状態を示している。な
お、図5にも皿バネ15の図示は省略されている。
【0023】その結果、平らな内壁面4に対して弁体1
1が回転して、図2に示されるように溝21のない部分
に突起6が位置すると、図1に示されるように、突起6
によって弁体11が平らな内壁面4の表面から持ち上げ
られて浮き上がった状態になる。
【0024】このとき、まず斜面7部分が弁体11の溝
21のない部分にさしかかって、弁体11は皿バネ15
の付勢力に抗して皿バネ15を押しつぶしながら徐々に
持ち上げられ、ストッパ8が溝21の端部に当接した位
置で停止する。
【0025】このときの弁体11の回転位置は、図2に
示されるように、切り欠き孔20が出口ポート3a,3
b,3cのない位置へ90°回転された状態であるが、
弁体11が平らな内壁面4から浮き上がっているので、
全ての出口ポート3a,3b,3cが流路切換室1内と
同時に連通して「全開状態」になる。
【0026】このような構成により、軸体10を90°
ずつ回転させることにより、入口ポート2から水道水が
流入する流路切換室1に対して三つの出口ポート3a,
3b,3cを個々に連通させる状態と全部連通させる状
態が切り換わり、それらの中間位置では全閉状態を得る
ことができる。
【0027】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば出口ポートの数は三つ以外でも
よく、また、上述の構造の多方弁を複数並列に並べて配
置し、一本の軸体10で同時に切り換え制御するように
してもよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、流路切換室に形成され
た平らな内壁面に密接する弁体を回転させることによ
り、流路切換室に形成された複数の液体出口ポートが選
択的に流路切換室に連通し、弁体を流路切換室の平らな
内壁面から浮き上がらせて全部の液体出口ポートを流路
切換室内に同時に連通させるようにしたことにより、複
数の液体出口ポートを流路切換室内に個々に連通させる
状態と全部同時に連通させる状態をシンプルな構成で切
り換えることができ、必要なポート数が少ないのでポー
ト数の増加及び回転位置制御等も容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の多方弁の全開状態の側面
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の多方弁の全開状態の正面
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の多方弁の側面断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の多方弁の部分分解斜視図
である。
【図5】本発明の実施の形態の多方弁の部分斜視図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の多方弁の管路切換動作を
示す正面断面図である。
【図7】本発明の実施の形態の多方弁の管路切換動作を
示す正面断面図である。
【図8】本発明の実施の形態の多方弁の管路切換動作を
示す正面断面図である。
【符号の説明】
1 流路切換室 2 入口ポート 3a,3b,3c 出口ポート 4 平らな内壁面 6 突起(弁全開手段) 10 軸体 11 弁体 15 皿バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体が流入する流路切換室と、 上記流路切換室に形成された平らな内壁面に密接して上
    記平らな内壁面に対して垂直な軸線を中心に回転自在に
    配置された弁体と、 上記弁体によって塞がれる状態に上記平らな内壁面に開
    口形成されて上記弁体を回転させることにより選択的に
    上記流路切換室内に連通する複数の液体出口ポートと、 上記弁体を上記平らな内壁面から浮き上がらせて上記複
    数の液体出口ポートを同時に全て上記流路切換室内に連
    通させるための弁全開手段とを設けたことを特徴とする
    多方弁。
  2. 【請求項2】上記弁体にはその回転中心位置に軸体が連
    結されていて、その軸体を上記流路切換室外から回転操
    作することにより、上記弁体が上記流路切換室内で回転
    して、上記流路切換室内に連通する液体出口ポートが切
    り換わる請求項1記載の多方弁。
  3. 【請求項3】上記弁体が付勢手段によって上記平らな内
    壁面に押し付けられており、上記弁全開手段は、上記弁
    体が所定位置に回転されたときに上記付勢手段の付勢力
    に抗して上記弁体を上記平らな内壁面から浮き上がらせ
    る請求項1又は2記載の多方弁。
  4. 【請求項4】上記弁全開手段が、上記平らな内壁面に突
    設された突起である請求項3記載の多方弁。
  5. 【請求項5】上記弁体が上記液体出口ポートの一つを上
    記流路切換室内に連通させる状態から上記弁体を微小回
    転させることにより、上記弁体が上記流路切換室内に連
    通する上記液体出口ポートの開口面積を変化させる請求
    項1、2、3又は4記載の多方弁。
JP10304802A 1998-10-27 1998-10-27 多方弁 Pending JP2000130613A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7736604B2 (en) * 2001-08-31 2010-06-15 Ashe Morris Ltd Multi-port flow control valves
JP2016125574A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社不二工機 流路切換弁
DE102018127147A1 (de) 2017-11-06 2019-05-09 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Strömungswegumschaltventil und Reinigungsvorrichtung
JP2020115043A (ja) * 2019-04-05 2020-07-30 株式会社不二工機 流路切換弁
WO2023052167A1 (de) * 2021-09-29 2023-04-06 Vitesco Technologies GmbH Verteilungseinrichtung und flüssigkeitsverteilungsaktuator

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Effective date: 20060119

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060608