JPS6238061Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6238061Y2
JPS6238061Y2 JP1981142309U JP14230981U JPS6238061Y2 JP S6238061 Y2 JPS6238061 Y2 JP S6238061Y2 JP 1981142309 U JP1981142309 U JP 1981142309U JP 14230981 U JP14230981 U JP 14230981U JP S6238061 Y2 JPS6238061 Y2 JP S6238061Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve body
rotation
bodies
kerf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981142309U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5850271U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14230981U priority Critical patent/JPS5850271U/ja
Publication of JPS5850271U publication Critical patent/JPS5850271U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6238061Y2 publication Critical patent/JPS6238061Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は気体や液体などの流体の流路に配設
され、その流量を円滑に制御する制御弁に関する
ものである。
気体や液体などの流体の流路に制御弁を配設
し、この制御弁の下流側の流体圧力を検出し、こ
の出力でモータを駆動し、このモータの回転によ
つて制御弁の弁の開度を変化させ、流体圧力を一
定値に保持することが各分野において行われてい
る。
第1図にその構成を示すのは、従来行われてい
るこの種の制御弁であり、流体路8に流路を絞る
ように形成された弁座9が配設され、この弁座9
の開口部に対して弁本体10を流体路8の軸方向
に沿つて前後移動可能に取り付け、この弁本体1
0を流体路8の軸方向に移動させることにより、
その弁の開度を制御するような構造となつてい
る。
このような従来の制御弁においては弁の開度と
流量との関係が直接に結び付けられず、弁の開度
から簡単に流量を設定することができない。又弁
の開度と流量との関係を変更するには弁本体10
の径の流体路8の軸方向に沿つたその移動方向に
おける変化状態を変化させる必要があり、所望の
特性を弁本体10の形状と弁座9の形状の間に設
定することが非常に困難であつた。
更に弁が全開状態になつた時に更に弁を開き続
ける方向の制御信号が弁本体10の移動を制御す
るモータに供給された場合や逆に全閉状態で弁を
更に閉じ続ける方向の制御信号がそのモータに供
給された場合には弁は全開又は全閉状態のまゝで
それ以上は移動せず、無理な力がモータその他の
部分に加わり制御系が遂には破損するおそれがあ
り、又モータ自体も過熱により損傷するおそれが
あつた。
この考案はこれら従来の制御弁における難点を
解決し、弁本体の開度と流量との関係を簡単に所
定値に設定することが可能であり、しかもモータ
や制御弁のその他の部分に過大な力が加わること
がないので制御弁が破損するおそれはなく、高圧
下での使用にも耐えることができ、且つモータ自
体が過熱損傷するおそれがない制御弁を提供する
ものである。
この考案によれば互に接触しながら相対的に回
動できる第1、第2の弁体で流体路を塞ぎ、その
第1の弁体にはその回動中心に対して半径方向に
一定幅の切溝が形成され、この切溝と対向して第
2の弁体が第1の弁体に接触して相対的に回動自
在に配設される。この第2の弁体はその回動中心
を中心としてその半径が漸次増大する形状とされ
ている。
この考案の制御弁では第1及び第2の弁体によ
り360゜以内の回転角度範囲で流体路における流
路の断面積を最大面積から中間面積及び面積零の
状態に制御することが可能である。更に第1の弁
体と第2の弁体との相対位置で定まる弁開度の所
定値を検出し、この検出位置で弁開度を保持する
ばね保持手段が設けられている。
以下、この考案の制御弁をその実施例に基づき
図面を利用して詳細に説明する。
第2図はこの考案の制御弁の実施例の構成を示
す図で、両端が閉塞された円筒状本体11のそれ
ぞれの両端部側の側壁にその内部において互に連
通した流入口12及び流出口13が形成され、こ
の流入口12から本体11内に流入し、流出口1
3から外部へ流れ出る流体路が構成される。
この考案においては流体路内にこの流体路を塞
ぐように互に接触して相対的に回動可能な第1、
第2の弁体14,15が設けられる。この実施例
では第1の弁体14が本体11に対して固定され
た固定弁とされ第2の弁体15がこの第1の弁体
14に対して回動可能な可動弁とされた例であ
る。
本体11は流入口12側の第1の基体11aと
流出口13側の第2の基体11bに分割され、第
2の基体11bの第1の基体11aと対向する端
面側には開口が形成されて流出口13と連結され
ている。この開口が形成された端面の周辺部に段
部17が形成され、この段部17上にOリング1
8が配設される。第1の弁体14は一端面側でそ
の半径が拡大されて周辺部14−Sが形成され、
Oリング18の内側に第1の弁体14のこの周辺
部14−Sが位置するようにして第2の基体11
bに対して第1の弁体14が配設される。第1の
弁体14の中心部には軸受19が形成されてい
て、この軸受19に回転軸20の端部が挿入配設
される。この第1の弁体14には回動の中心に対
して半径方向に第3図A,B,Cに示すように一
定幅の切溝21が形成されている。
第1の弁体14に対接して第2の弁体15が配
設される。第2の弁体15の中心には開口22が
形成され、この開口22は第1の弁体14に対し
て離れた端部側においてその径が拡大される。又
第2の弁体15の周辺部に一体に板面に直角に突
片23が形成されている。
回転軸20には第2の弁体15の開口22の内
径の拡大された部分にその端部が位置するように
ばね保持手段を構成するばね25が取り付けられ
る。このばね25の偏倚力により第2の弁体15
は第1の弁体14側に軽く偏倚力が与えられた状
態で第1の弁体14上に配設されている。
回転軸20の第2の弁体15に対して流出口1
3と反対側の位置において円板体26が固定して
取り付けられ、この円板体26には本体11の流
入口12及び流出口13に通じるような流路27
が形成されている。円板体26の第2の弁体15
の突片23と対向する位置に凹部28が形成さ
れ、この凹部28により第2の弁体15の突片2
3は軸方向に所定の自由度を保持した状態で円板
体26の凹部28に対して嵌合されている。
第2の基体11bに対して対接して配設される
第1の基体11aには、第2の弁体15及び円板
体26を内部に位置させ、これらを回転軸20の
回動によりその内部で回動させることが可能な嵌
合室30が形成されている。この嵌合室30の端
面の中心部及び第1の基体11aの端板の中心部
には円板体26及び回転軸20が嵌合される開口
32及び33がそれぞれ形成され、これらの開口
32,33によつて回転体20及び円板体26が
軸の廻りに回動自在に取り付けられる。
回転軸20の端部は本体11の外部に突出して
配設され、その突出された端部に対して歯車35
がその中心の廻りに固定して取り付けられる。こ
の歯車35と噛合する歯車36が設けられ、この
歯車36がモータ37により駆動可能な構成とな
つている。従つてモータ37が駆動すると歯車3
5,36を介して回転軸20が回動し、回転軸2
0の回動は突片23を介して第2の弁体15の回
動に変換される。
第2の弁体15は第3図に示すように回動中心
の廻りにその半径が漸次増大する形状とされてい
る。従つてモータ37の駆動によつて第2の弁体
15が回動すると、第2の弁体15の第1の弁体
14の切溝21との相対位置は3つの状態にわた
つて連続的に変化する。第1の状態は第3図Aに
示すように第2の弁体15が第1の弁体14の切
溝21を全く塞いでしまう場合である。この位置
においては弁が全閉とされた状態になる。又、第
3図Bに示すように第1の弁体14の切溝21が
第2の弁体15により一部塞がれた第2の状態で
は弁は開弁状態となり、且つその弁開度は第1及
び第2の弁体の相対回動の角度に対応して連続的
に決定される。更に第1の弁体14の切溝21が
全く開かれている第3の状態では弁は全開状態と
なる。
歯車35にはマグネツト40が埋め込まれて取
付けられ、歯車35に対向する本体11の端板上
に2個のリードスイツチ41が配設されている。
マグネツト40とリードスイツチ41は第1及び
第2の弁体14,15が所定の弁開度に設定され
る位置に取り付けることが出来る。実施例におい
ては弁の全開及び全閉状態においてこのマグネツ
ト40によりリードスイツチ41がそれぞれ作動
する位置となるようにマグネツト40と2個のリ
ードスイツチ41の相互位置関係が選定されてい
る。このように配設されたマグネツト40とリー
ドスイツチ41を使用して実施例においてはリー
ドスイツチ41の作動信号によつて電気的にモー
タ37の動作を停止させてモータ37の負荷を軽
減させる停止手段が構成されている。
この考案の制御弁はこのような構成を有するた
めに流れる流体が弁体に与える圧力は、第2の弁
体15が第1の弁体14の切溝21を塞いだ面積
部分のみに加わる。即ち弁の全閉状態において切
溝21の面積部分に対して圧力が印加され、弁の
全開状態においては流体は第2の弁体15には全
く力を印加しない。従つて比較的高い流体圧力下
でも第2の弁体15を回動させるトルクは小さく
てよいことになる。
さらに第1の弁体14からの洩れ流量は切溝2
1以外からは生じないので、微小流量の制御特性
を向上させることが可能である。第1の弁体14
の切溝21の幅と第2の弁体15の回転方向に対
する半径方向の長さを所定値に設定することによ
り弁開度に対する流量特性の比例定数を容易に選
択し所望の弁開度特性を有する制御弁を構成する
ことが可能である。
この考案の制御弁においては第1、第2の弁体
の構造はその相互間の回転がエンドレスに行なわ
れるように構成されているので回動で弁体に対し
て無理な力が印加されることが全くない。
実施例においては、第1及び第2の弁体14,
15の相互位置で決定される弁の全開及び全閉位
置を検出し、この位置で弁をその検出状態に保持
するような構成としているが、この検出位置は第
1及び第2の弁体の所望の相互位置、即ち所望の
弁の開度位置に設定することが可能である。
以上詳細に説明したように、この考案によると
第1、第2の弁体の相互位置が検出され、例えば
全開、全閉状態を保持する場合にはその位置でモ
ータが停止するように構成することが可能で弁体
に無理な力が加わつたりモータの回転が阻止され
たまゝモータ電流が流れ続けるおそれがない。
又、第1の弁体の切溝の寸法及び第2の弁体の
形状を選択することにより、その流路の全開から
全閉の範囲内で連続的に流路断面積を円滑に変化
させることができる。更に第1の弁体の切溝の寸
法及び第2の弁体の形状を選定することにより回
転角度に対する弁開度の特性を所定値例えば二乗
特性に容易に設定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の制御弁の構成を示す断面図、第
2図はこの考案の制御弁の実施例の構成を示す断
面図、第3図A,B,Cは切溝と第1及び第2の
弁体との位置関係を示す図である。 11:本体、12:流入口、13:流出口、1
4:第1の弁体、15:第2の弁体、20:回転
軸、21:切溝、26:円板体、35,36:歯
車、37:モータ、40:マグネツト、41:リ
ードスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流体路内にこれを塞ぐように第1の弁体が、さ
    らにこの第1の弁体と板面を対接させて第2の弁
    体が設けられ、 前記第1及び第2の弁体の板面が互に対接する
    ように偏倚するばね保持手段が設けられ、 これら第1及び第2の弁体は互にその板面を対
    接させて相対的に回動可能に構成され、前記第1
    及び第2の弁体を相対的に回動させる駆動手段が
    設けられ、 前記第1の弁体には前記回動の中心に対して半
    径方向に一定幅の切溝が形成され、 前記第2の弁体は前記回動の中心の廻りにその
    半径が漸次増大する形状とされ、 前記駆動手段により前記第1及び第2の弁体を
    相対的に回動させると、前記切溝とこれに対向し
    た位置をとる前記第2の弁体により、前記切溝の
    前記第2の弁体の板面外に位置する部分の長さに
    ほぼ比例して前記回動の角度に対応して弁開度が
    連続的に設定され、 予め設定された所定の弁開度を検出する手段、
    その検出により前記駆動手段の駆動を遮断し、前
    記第1及び第2の弁体を前記所定の弁開度位置で
    停止させる停止手段が設けられ、 前記ばね保持手段は前記駆動手段による回動時
    には前記第1及び第2の弁体を相対的に回動可能
    とし、前記駆動手段の駆動の遮断が行われると前
    記所定の弁開度での相対的停止位置を保持するよ
    うに、その偏倚力が選定されてなることを特徴と
    する制御弁。
JP14230981U 1981-09-24 1981-09-24 制御弁 Granted JPS5850271U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14230981U JPS5850271U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 制御弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14230981U JPS5850271U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 制御弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5850271U JPS5850271U (ja) 1983-04-05
JPS6238061Y2 true JPS6238061Y2 (ja) 1987-09-29

Family

ID=29935344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14230981U Granted JPS5850271U (ja) 1981-09-24 1981-09-24 制御弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5850271U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104879515A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 北京谊安医疗系统股份有限公司 流量调节阀和具有其的呼吸机

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311423Y1 (ja) * 1966-07-19 1968-05-17
JPS53140637A (en) * 1977-05-13 1978-12-07 Cosmo Instr Co Ltd Valve

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4311423Y1 (ja) * 1966-07-19 1968-05-17
JPS53140637A (en) * 1977-05-13 1978-12-07 Cosmo Instr Co Ltd Valve

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104879515A (zh) * 2014-02-28 2015-09-02 北京谊安医疗系统股份有限公司 流量调节阀和具有其的呼吸机

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5850271U (ja) 1983-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5419531A (en) Valve assembly structure for a fluid system
US3807455A (en) Replaceable cartridge for faucets
JPS62147023A (ja) 計量弁
JPH08247323A (ja) 流量制御弁
JP2950162B2 (ja) 流体制御弁
JPS6238061Y2 (ja)
US4056124A (en) Fluid mixing valve for supplying controllable proportions of two inlet fluids from a single outlet
JPH0251670A (ja) 立型三方ボールバルブ
JP3033320B2 (ja) 二流体制御弁
JP2000130613A (ja) 多方弁
JPH0630571U (ja) 流量調整弁
CN111520500A (zh) 一种球阀
JPH0238766A (ja) ボール弁
JPH05149459A (ja) 湯水混合用回転式バルブ装置及び湯水混合装置
JP4689057B2 (ja) 二方弁および三方弁
JP2526872Y2 (ja) 流量センサー
JPH04211774A (ja) 遊星ローラ式流量制御弁
JPH01164871A (ja) 流量調整弁
JPH01176864A (ja) 湯水混合弁
JPH02286972A (ja) ボール弁
JPH039571Y2 (ja)
JPH0424377Y2 (ja)
JPH0128388Y2 (ja)
JPS6334382A (ja) 弁装置
JP4028265B2 (ja) 電動制御弁