JPH0630571U - 流量調整弁 - Google Patents

流量調整弁

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JPH0630571U
JPH0630571U JP6603792U JP6603792U JPH0630571U JP H0630571 U JPH0630571 U JP H0630571U JP 6603792 U JP6603792 U JP 6603792U JP 6603792 U JP6603792 U JP 6603792U JP H0630571 U JPH0630571 U JP H0630571U
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JP
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valve
fluid
flow rate
valve body
shaft
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Application number
JP6603792U
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English (en)
Inventor
桂一郎 中務
Original Assignee
日本ランコ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は流量調整弁に関し、高い加工精度を
必要とせずに洩れ量を抑えることが可能な流量調整弁を
実現することを目的とする。 【構成】 流体入口32と2つの流体出口33,34と
を接続した流体管路と、該流体管路内に設けられた流量
調整室31とを具備した流量調整弁において、上記2つ
の流体出口33,34には、流体入口32に対し対向す
る弁座35,36を有し、流量調整室31内には2つの
流体出口33,34への流量を制御する流量調整用切り
欠き41を有するガイド部39,40と、流体の流出を
遮断する弁シート部38とを一体的に形成した弁体23
が各弁座35,36に対向して内設され、弁体23には
軸24が接合され、該軸24の上下方向の直線作動によ
り2つの流体出口33,34の流量を制御し、かつ軸2
4の操作終了の両端部において流体の流出を遮断するよ
うに構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は流体流通路内に配置された2つの流出路への流出量の制御及び遮断を 行う流量調整弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の流量調整弁の1例を図4に示す。これは、流体管路内に設けられたケー シング1と、該ケーシング内に回転自在に嵌装された弁体2と、該弁体2にピン 3で結合した回転軸4と、該回転軸4をギヤ5,5′を介して回転駆動するモー タ6等を具備して構成されている。そしてケーシング1には1つの流体入口7と 2つの流体出口8,8′とが形成され、端部を回転軸貫通用の孔を有する押さえ 板9とプレート10とで閉止している。
【0003】 また弁体2にはケーシング1の流体出口8,8′に対応して2つの流量調整孔 11,11′が形成されている。なお12は押さえ板9と回転軸4との間の気密 を保つオーリングであり、13は回転軸4の下端を回転自在に支承するガイドで ある。 そして、回転軸4をモータ6によりギヤ5,5′を介して回転させることによ り、弁体2は、その流量調整孔11,11′によりケーシング1の2つの開口の 切換えを行うと共に、その開口との関係位置を変えて流量の制御を行うことがで きるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の流量調整弁では、弁体2ガケーシング1内をスムースに回転させる ために、ある程度のクリアランスが必要である。このため、弁部が閉位置にあっ ても洩れを完全に止めることが出来なかった。そのため洩れ量をなるべく少なく 抑えるためにクリアランスを小さくしたり、弁体とケーシングの面精度を高くす る必要があり、これがコストアップの要因となっていた。
【0005】 本考案は、高い加工精度を必要とせずに洩れ量を抑えることが可能な流量調整 弁を実現しようとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の流量調整弁に於いては、流体入口と2つの流体出口とを接続した流体 管路と、該流体管路内に設けられた流量調整室とを具備した流量調整弁において 、上記2つの流体出口には、流体入口に対し対向する弁座を有し、流量調整室内 には2つの流体出口への流量を制御する流量調整用切り欠きを有するガイド部と 、流体の流出を遮断する弁シート部とを一体的に形成した弁体が各弁座に対向し て内設され、弁体には軸が接合され、該軸の上下方向の直線作動により2つの流 体出口の流量を制御し、かつ軸の操作終了の両端部において流体の流出を遮断す ることを特徴とする。
【0007】 また、それに加えて、上記弁体に接合された軸の上端部におねじを形成し、該 おねじを回転することにより、弁体の位置を調整可能としたことを特徴とする。
【0008】 また、それに加えて、上記弁体を各流体出口に流出する流体の流量を制御する 流量制御部と、遮断を行う弁シート部の機能を有する第1の弁体と第2の弁体の 2つに分離し、第1の弁体と第2の弁体の間にスプリングを介在させ、軸の直線 作動の操作終了の両端部において、各弁体と各弁座が当接後においても軸は更に スプリングを圧縮しながら推進し充分な閉止力を生ずることを特徴とする。この 構成を採ることにより、高い加工精度を必要とせずに洩れ量を抑えることが可能 な流量調整弁が得られる。
【0009】
【作用】
本考案では図1に示すように、従来のケーシングと弁体の摺動に変わり、流体 の流量制御を行う流量調整用切り欠き部41を有し、且つ流体の遮断を行う弁シ ート部38にゴム質等の弾性を有する弁シート42を張着した弁体23を、該弁 体に対向した弁座35,36を有する流量調整室31内に直線方向に自在に作動 し得るように設けたことにより、弁体23の操作により2つの流体出口33,3 4への流量を制御できる。また、弁体23の操作終了両端部で弁シート42を弁 座35,36に当接させて閉止させることができるため特に精度の良い加工は必 要なくなる。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の第1の実施例を示す図である。同図は、特に第2の流体出口3 4をバイパス弁として使用する目的で、第2の流体出口34側の洩れは確実に止 める必要のない流量調整弁の実施例を示したものである。 本実施例は、同図(a) に示すように、ケーシング20と、カバー21と、ケー シングに結合されたハウジング22と、弁体23と、該弁体を一端に支持した軸 24と、該軸の他端に螺合されたラックギヤ25と、該ラックギヤに噛み合うピ ニオン26を有するウォームギヤ27と、該ウォームギヤに噛み合うウォーム2 8を有するモータ29と、前記ラックギヤをバックアップするローラ30等を具 備している。
【0011】 そして、ケーシング20は、内部中央が流量調整室31となっており、該流量 調整室31の側方に流体入口32が、下方に第1の流体出口33が設けられ、流 量調整室31の上部側方に第2の流体出口34が設けられている。また流量調整 室31と第1の流体出口33との境には第1の弁座35が形成されている。
【0012】 カバー21は流量調整室31の上部に嵌合され、その下部は弁座36となって おり、またその側壁には、第2の流体出口34に通ずる開口が設けられている。 またケーシング20とはオーリング37で気密が保たれている。 弁体23は、その弁シート部38にゴム等の弾性を有する弁シート42が張着 されており、弁体中央には軸24が挿通される孔が設けられている。また図1(b ) に示すように弁シート部38の上下にはそれぞれV字形の流量調整用の切り欠 き41を有するガイド部39,40が設けられている。
【0013】 軸24は弁体23の孔を挿通し、その下端及び中間部に設けられた溝にEリン グ43,44を装着し、上方のEリング44によりスプリング45及びワッシャ 46を介して弁体23を押圧し、弁シート部38を弁座35に押圧している。ま た軸24の上部はカバー21及びハウジング22に設けられた孔を挿通し、その 先端にラックギヤ25が螺合されている。該ラックギヤ25はモータ29により ウォーム28、ウォームギヤ27、ピニオン26を介して上下に駆動されるよう になっている。なお軸24と弁体23との間、及び軸24とカバー21との間の 各摺動部はそれぞれオーリング47,48で気密を保持している。
【0014】 このように構成された本実施例の作用を図1により説明する。図に示す状態、 即ち軸24先端のEリング43が弁体23から離れている場合は、弁体23はス プリング45の押圧力により押圧され第1の弁座35に密着し、第2の弁座36 とは最大に離れているため、流体入口32から流入した流体は第1の流体出口3 3の方へは流れず、全量が第2の流体出口34へ流れる。
【0015】 図1の状態からモータ29を駆動してウォーム28、ウォームギヤ27を介し てピニオン26を矢印A方向に回動してラック25及び軸24を上方に引き上げ ると、Eリング43が弁体23に接触するまでは何の変化もないが、Eリング4 3が弁体23に接触し、更に引き上げられると弁シート部37は第1の弁座35 から離れて流体を第1の流体出口33の方へ流出する。このとき流体の流量は弁 体のガイド部40に設けられた流量調整用切り欠き41によって制限される。軸 24の上昇に伴って第1の流体出口33からの流量は増え、逆に第2の流体出口 34からの流量は減少する。
【0016】 この流量の状態は例えば図2の如くになる。同図は縦軸に流量を、横軸に弁体 のストロークをとり、曲線Aで第1の流体出口の流量を、曲線Bで第2の流体出 口の流量を示している。なおこの曲線は弁体23の流量調整用切り欠きの形状を 変えることによって変えることができる。
【0017】 本実施例によれば、弁体23の弁シート部38がゴム等の弾性体で覆われてい るため、弁座35との密着が良く、高精度の加工をせずとも洩れを防止すること ができる。また弁座35への弁シート部38の押圧力は、ラック25に対して螺 合している軸24を回転して調整することができる。
【0018】 図3は本考案の第2の実施例を示す断面図である。同図は特に第1の流体出口 と第2の流体出口を切換弁として使用する目的で、第1の流体出口と第2の流体 出口共に流体の流出を遮断する必要のある実施例を示したものである。 本実施例は基本的には前実施例と同様であり、異なるところは、弁体23を2 つの弁体23a,23bに分割したことである。弁体23a,23bにはそれぞ れ流量調整用切り欠きを有するガイド部が設けられ、弁シート部にはゴム等の弾 性を有する弁シート42が張着されている。そして両弁体23a,23bは軸2 4のEリング43,44間に挿通され、スプリング45により互いに離間する方 向に付勢されている。
【0019】 このように構成された本実施例は、軸24を上下直線方向に作動させると、そ の操作終了の両端においても弁シート42は弁座に当接し、更に軸24は推進が 可能であり、弁シートと弁座の閉止力は増し、第1の流体出口33、第2の流体 出口34共に流体の流出を確実に遮断することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上説明した様に本考案によれば、直線方向に自在に作動し得る弁体の操作終 了両端部で弁シートを弁座に当接させて閉止するため、特に精度の高い加工の必 要性はなく、コストの安い樹脂類の成形品地肌程度の仕上げで十分に気密が得ら れるためコストダウンに寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す図で、(a)は断
面図、(b)は弁体の斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施例の流量特性を示す図であ
る。
【図3】本考案の第2の実施例の要部を示す断面図であ
る。
【図4】従来の流量調整弁の1例を示す図である。
【符号の説明】
20…ケーシング 21…カバー 22…ハウジング 23,23a,23b…弁体 24…軸 25…ラックギヤ 26…ピニオン 27…ウォームギヤ 28…ウォーム 29…モータ 30…ローラ 31…流量調整室 32…流体入口 33…第1の流体出口 34…第2の流体出口 35…第1の弁座 36…第2の弁座 37,47,48…オーリング 38…弁シート部 39,40…ガイド部 41…流量調整用切り欠き 42…弁シート 43,44…Eリング 45…スプリング 46,49…ワッシャ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体入口と2つの流体出口とを接続した
    流体管路と、該流体管路内に設けられた流量調整室とを
    具備した流量調整弁において、 上記2つの流体出口には、流体入口に対し対向する弁座
    を有し、流量調整室内には2つの流体出口への流量を制
    御する流量調整用切り欠きを有するガイド部と、流体の
    流出を遮断する弁シート部とを一体的に形成した弁体が
    各弁座に対向して内設され、弁体には軸が接合され、該
    軸の上下方向の直線作動により2つの流体出口の流量を
    制御し、かつ軸の操作終了の両端部において流体の流出
    を遮断することを特徴とする流量調整弁。
  2. 【請求項2】 上記弁体に接合された軸の上端部におね
    じを形成し、該おねじを回転することにより、弁体の位
    置を調整可能としたことを特徴とする請求項1の流量調
    整弁。
  3. 【請求項3】 上記弁体を各流体出口に流出する流体の
    流量を制御する流量制御部と、遮断を行う弁シート部の
    機能を有する第1の弁体と第2の弁体の2つに分離し、
    第1の弁体と第2の弁体の間にスプリングを介在させ、
    軸の直線作動の操作終了の両端部において、各弁体と各
    弁座が当接後においても軸は更にスプリングを圧縮しな
    がら推進し充分な閉止力を生ずることを特徴とする請求
    項1の流量調整弁。
JP6603792U 1992-09-22 1992-09-22 流量調整弁 Pending JPH0630571U (ja)

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