JP2016121768A - 減速機群、減速機及び減速機の設計方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】少数種の軸受の使用の下での減速機の製造を可能にする技術を提供することを目的とする。【解決手段】本出願は、第1外筒部と第1キャリア部との間の相対回転軸として規定される第1主軸から第1距離だけ離間した第1伝達軸周りに回転運動を行うことによって、第1主軸周りに第1外筒部と第1キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第1揺動歯車を揺動させる第1クランク組立体を有する第1減速機と、第2外筒部と第2キャリア部との間の相対回転軸として規定される第2主軸から第1距離とは異なる第2距離だけ離間した第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに前記第2外筒部と前記第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する第2減速機と、を備える減速機群を開示する。【選択図】図1A

Description

本発明は、偏心揺動型歯車装置としての機構を有する減速機に関する。
産業用ロボットや工作機械といった様々な技術分野において、様々な減速機が用いられている(特許文献1を参照)。特許文献1は、筒状の筐体と、筐体内で揺動する揺動歯車と、揺動歯車を揺動させるクランク組立体と、を備える減速機を開示する。設計者は、特許文献1の開示技術に基づいて、顧客が要求する性能(例えば、トルクや減速比)に適合するように様々な減速機を設計することができる。
特開2010−286098号公報
特許文献1によれば、クランク組立体は、多くの軸受を含む。設計者が、顧客の様々な要求に応じて、様々な減速機を設計するならば、減速機の製造を管理するロジスティクス部門の管理労力は、多すぎる軸受の種類に起因して過大になることもある。
本発明は、少数種の軸受の使用の下での減速機の製造を可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る減速機群は、第1外筒部と前記第1外筒部内に配置された第1キャリア部との間の相対回転軸として規定される第1主軸から第1距離だけ離間した第1伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第1主軸周りに前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第1揺動歯車を揺動させる第1クランク組立体を有する第1減速機と、第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに前記第2外筒部と前記第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する第2減速機と、を備える。前記第1クランク組立体は、前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含む。前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含む。前記第1シャフト支持軸受及び前記第1歯車支持軸受のうち一方は、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致する。
上記構成によれば、第1シャフト支持軸受及び第1歯車支持軸受のうち一方は、第2シャフト支持軸受及び第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致するので、軸受は、第1減速機及び第2減速機のそれぞれに利用可能となる。したがって、第1減速機及び第2減速機は、少数種の軸受の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1シャフト支持軸受は、前記第2シャフト支持軸受に形状的に一致してもよい。前記第1歯車支持軸受は、前記第2歯車支持軸受に形状的に一致してもよい。
上記構成によれば、第1シャフト支持軸受は、第2シャフト支持軸受に形状的に一致し、且つ、第1歯車支持軸受は、第2歯車支持軸受に形状的に一致するので、設計者は、第1クランク軸を第2クランク軸に形状的に一致させやすくなる。第1クランク軸が、第2クランク軸に形状的に一致されるならば、第1クランク組立体は、形状的、構造的及び/又は大きさにおいて、第2クランク組立体と一致する。したがって、第1減速機及び第2減速機は、少数種のクランク組立体の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1クランク軸は、前記第2クランク軸と形状的に一致してもよい。
上記構成によれば、第1クランク組立体は、第2クランク組立体と形状的に一致するので、第1減速機及び第2減速機は、少数種のクランク組立体の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1シャフト支持軸受は、ニードル軸受であってもよい。前記第2シャフト支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であってもよい。
上記構成によれば、第2シャフト支持軸受は、第1シャフト支持軸受として用いられるニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であるので、第1減速機及び第2減速機は、少数種のニードル軸受の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1歯車支持軸受は、ニードル軸受であってもよい。前記第2歯車支持軸受は、前記第1歯車支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であってもよい。
上記構成によれば、第2歯車支持軸受は、第1歯車支持軸受として用いられるニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であるので、第1減速機及び第2減速機は、少数種のニードル軸受の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1歯車支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であってもよい。
上記構成によれば、第1歯車支持軸受は、第1シャフト支持軸受として用いられるニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受であるので、第1減速機は、少数種のニードル軸受の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1シャフト支持軸受は、テーパ軸受であってもよい。前記第2シャフト支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記テーパ軸受と形状的に一致するテーパ軸受であってもよい。
上記構成によれば、第2シャフト支持軸受は、第1シャフト支持軸受として用いられるテーパ軸受と形状的に一致するテーパ軸受であるので、第1減速機及び第2減速機は、少数種のテーパ軸受の使用の下で製造される。
上記構成において、前記第1クランク組立体は、前記第2クランク組立体と形状的に一致してもよい。
上記構成によれば、第1クランク組立体は、第2クランク組立体と形状的に一致するので、クランク組立体の製造に用いられる部品の種類が低減される。
本発明の他の局面に係る減速機は、外筒部とキャリア部との相対回転軸と前記相対回転軸周りの相対回転を生じさせる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する。減速機は、前記相対回転軸として規定される第1主軸を取り囲む第1外筒部と、前記第1外筒部内に配置された第1キャリア部と、前記第1外筒部内で揺動し、前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間での相対回転を生じさせる第1揺動歯車と、前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体と、を備える。前記他のもう1つの減速機は、前記相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する。前記第1クランク組立体は、前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含む。前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含む。前記第1シャフト支持軸受及び前記第1歯車支持軸受のうち一方は、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致する。
上記構成によれば、第1シャフト支持軸受及び第1歯車支持軸受のうち一方は、第2シャフト支持軸受及び第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致するので、軸受は、第1減速機及び第2減速機のそれぞれに利用可能となる。したがって、第1減速機及び第2減速機は、少数種の軸受の使用の下で製造される。
本発明の更に他の局面に係る設計方法は、外筒部とキャリア部との相対回転軸と前記相対回転軸周りの相対回転を生じさせる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する減速機を設計するために利用される。設計方法は、前記相対回転軸として規定される第1主軸を取り囲む第1外筒部を設計する工程と、前記第1外筒部内に配置される第1キャリア部を設計する工程と、前記第1外筒部内で揺動し、前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間での相対回転を生じさせる第1揺動歯車を設計する工程と、前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体と、を設計する工程と、を備える。前記他のもう1つの減速機は、前記相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する。前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含む。前記第1クランク組立体を設計する工程は、(i)前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸を設計する段階と、(ii)前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受及び前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受のうち一方の軸受が、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致するように、前記一方の軸受を設計する段階を含む。
上記構成によれば、設計方法は、第1ジャーナルと第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受及び第1偏心部と第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受のうち一方の軸受が、第2シャフト支持軸受及び第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致するように、一方の軸受を設計する段階を含むので、軸受は、第1減速機及び第2減速機のそれぞれに利用可能となる。したがって、第1減速機及び第2減速機は、少数種の軸受の使用の下で製造される。
本発明は、少数種の軸受の使用の下での減速機の製造を可能にする。
第1実施形態の減速機の概略的な断面図である。 図1Aに示されるA−A線に沿う減速機の概略的な断面図である。 他のもう1つの減速機の概略的な断面図である。 軸受選択パターンを示す表である(第2実施形態)。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である(第2実施形態)。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である(第2実施形態)。 第3実施形態の減速機の概略的な断面図である。 軸受選択パターンを示す表である。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である。 第4実施形態の減速機の概略的な断面図である。 軸受選択パターンを示す表である。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である。 他のもう1つの軸受選択パターンを示す表である。 減速機の例示的な設計手順を示す概念図である(第5実施形態)。
添付の図面を参照して、少数種の軸受の使用の下での減速機の製造を可能にする技術に関する様々な実施形態が説明される。
<第1実施形態>
従来の設計技術では、設計者が、所定の減速比で回転する出力部の回転中心軸と、出力部へ駆動力を伝達するクランク組立体と、の間の距離関係において互いに相違する複数の減速機を設計するとき、設計者は、減速機それぞれに対して相異なる軸受を利用している。第1実施形態において、形状的に一致する軸受を、複数の減速機に対して利用可能にする技術が説明される。
(減速機の構造)
図1A及び図1Bは、例示的な減速機100を示す。図1Aは、減速機100の概略的な断面図である。図1Bは、図1Aに示されるA−A線に沿う減速機100の概略的な断面図である。図1A及び図1Bを参照して、減速機100が説明される。
減速機100は、筐体筒200と、歯車部300と、3つのクランク組立体400と、を備える。筐体筒200は、歯車部300と、3つのクランク組立体400と、を収容する。本実施形態において、第1減速機は、減速機100によって例示される。
筐体筒200は、外筒部210と、キャリア部220と、2つの主軸受230と、を含む。キャリア部220は、外筒部210内に配置される。2つの主軸受230は、外筒部210とキャリア部220との間に配置される。2つの主軸受230は、外筒部210と、キャリア部220と、の間の相対的な回転運動を可能にする。本実施形態において、第1外筒部は、外筒部210によって例示される。第1キャリア部は、キャリア部220によって例示される。
図1Aは、2つの主軸受230の回転中心軸として規定される主軸FMXを示す。外筒部210が固定されているならば、キャリア部220は、主軸FMX周りに回転する。キャリア部220が固定されているならば、外筒部210は、主軸FMX周りに回転する。すなわち、外筒部210及びキャリア部220のうち一方は、外筒部210及びキャリア部220のうち他方に対して、主軸FMX周りに相対的に回転することができる。本実施形態において、第1主軸は、主軸FMXによって例示される。
設計者は、外筒部210に様々な形状を与えることができる。したがって、本実施形態の原理は、外筒部210の特定の形状に限定されない。
設計者は、キャリア部220に様々な形状を与えることができる。したがって、本実施形態の原理は、キャリア部220の特定の形状に限定されない。
外筒部210は、外筒211と、複数の内歯ピン212と、を含む。外筒211は、キャリア部220、歯車部300及びクランク組立体400が収容される円筒状の内部空間を規定する。各内歯ピン212は、主軸FMXに略平行に延びる円柱状の部材である。各内歯ピン212は、外筒211の内壁に形成された溝部に嵌入される。したがって、各内歯ピン212は、外筒211によって適切に保持される。
複数の内歯ピン212は、主軸FMX周りに略一定間隔で配置される。各内歯ピン212の半周面は、外筒211の内壁から主軸FMXに向けて突出する。したがって、複数の内歯ピン212は、歯車部300と噛み合う内歯として機能する。
キャリア部220は、基部221と、端板部222と、位置決めピン223と、固定ボルト224と、を含む。キャリア部220は、全体的に、円筒形状をなす。基部221は、基板部225と、3つのシャフト部226と、を含む。3つのシャフト部226それぞれは、基板部225から端板部222に向けて延びる。3つのシャフト部226それぞれの先端面には、ネジ孔227及びリーマ孔228が形成される。位置決めピン223は、リーマ孔228へ挿入される。この結果、端板部222は、基部221に対して精度よく位置決めされる。固定ボルト224は、ネジ孔227に螺合する。この結果、端板部222は、基部221に適切に固定される。
歯車部300は、基板部225と端板部222との間に配置される。3つのシャフト部226は、歯車部300を貫通し、端板部222に接続される。
歯車部300は、2つの歯車310,320を含む。歯車310は、基板部225と歯車320との間に配置される。歯車320は、端板部222と歯車310との間に配置される。
歯車310は、形状及び大きさにおいて、歯車320と略等しい。歯車310,320は、内歯ピン212に噛み合いながら、外筒211内を周回移動する。したがって、歯車310,320の中心は、主軸FMX周りを周回することとなる。本実施形態において、第1揺動歯車は、歯車310,320のうち一方によって例示される。
歯車310の周回位相は、歯車320の周回位相から略180°ずれている。歯車310は、外筒部210の複数の内歯ピン212のうち半数に噛み合う間、歯車320は、複数の内歯ピン212のうち残りの半数に噛み合う。したがって、歯車部300は、外筒部210又はキャリア部220を回転させることができる。
本実施形態において、歯車部300は、2つの歯車310,320を含む。代替的に、設計者は、歯車部として、2を超える数の歯車を用いてもよい。更に代替的に、設計者は、歯車部として、1つの歯車を用いてもよい。
3つのクランク組立体400それぞれは、クランク軸410と、4つの軸受421,422,423,424と、伝達歯車430と、を含む。伝達歯車430は、一般的なスパーギアであってもよい。本実施形態の原理は、伝達歯車430の特定の種類に限定されない。
伝達歯車430は、駆動源(例えば、モータ)が発生させた駆動力を直接的又は間接的に受ける。設計者は、駆動源から伝達歯車430までの駆動力の伝達経路を、減速機100の使用環境や使用条件に応じて適切に設定してもよい。したがって、本実施形態の原理は、駆動源から伝達歯車430までの特定の駆動伝達経路に限定されない。
図1Aは、伝達軸FTXを示す。伝達軸FTXは、主軸FMXに対して略平行である。クランク軸410は、伝達軸FTX周りに回転する。図1Aは、伝達軸FTXと主軸FMXとの間の距離を記号「L1」で示す。本実施形態において、第1クランク組立体は、3つのクランク組立体400のうち1つによって例示される。第1伝達軸は、伝達軸FTXによって例示される。第1距離は、距離L1によって例示される。
クランク軸410は、2つのジャーナル411,412と、2つの偏心部413,414と、を含む。ジャーナル411,412は、伝達軸FTXに沿って延びる。ジャーナル411,412の中心軸は、伝達軸FTXに一致する。偏心部413,414は、ジャーナル411,412間に形成される。偏心部413,414それぞれは、伝達軸FTXから偏心している。本実施形態において、第1クランク軸は、クランク軸410によって例示される。第1ジャーナルは、ジャーナル411,412のうち一方によって例示される。第1偏心部は、偏心部413,414のうち一方によって例示される。
ジャーナル411は、軸受421に挿入される。軸受421は、ジャーナル411と端板部222との間に配置される。したがって、ジャーナル411は、端板部222と軸受421とによって支持される。ジャーナル412は、軸受422に挿入される。軸受422は、ジャーナル412と基部221との間に配置される。したがって、ジャーナル412は、基部221と軸受422とによって支持される。本実施形態において、第1シャフト支持軸受は、軸受421,422のうち一方によって例示される。
偏心部413は、軸受423に挿入される。軸受423は、偏心部413と歯車310との間に配置される。偏心部414は、軸受424に挿入される。軸受424は、偏心部414と歯車320との間に配置される。本実施形態において、第1歯車支持軸受は、軸受423,424のうち一方によって例示される。
伝達歯車430に駆動力が入力されると、クランク軸410は、伝達軸FTX周りに回転する。この結果、偏心部413,414は、伝達軸FTX周りに偏心回転する。軸受423,424を介して偏心部413,414に接続された歯車310,320は、外筒部210によって規定された円形空間内で揺動する。歯車310,320は、内歯ピン212に噛み合うので、外筒部210とキャリア部220との間で相対的な回転運動が引き起こされる。
(他のもう1つの減速機)
設計者は、図1A及び図1Bを参照して説明された減速機100の設計原理に基づいて、寸法的に異なる他のもう1つの減速機を設計することができる。
図2は、図1A及び図1Bを参照して説明された設計原理に基づいて構築された他のもう1つの減速機100Aを示す。図2は、減速機100Aの概略的な断面図である。図1A及び図2を参照して、減速機100Aが説明される。
減速機100Aは、筐体筒200Aと、歯車部300Aと、クランク組立体400Aと、を備える。筐体筒200Aは、歯車部300Aと、クランク組立体400Aと、を収容する。本実施形態において、第2減速機は、減速機100Aによって例示される。
筐体筒200Aは、外筒部210Aと、キャリア部220Aと、2つの主軸受230Aと、を含む。キャリア部220Aは、外筒部210A内に配置される。2つの主軸受230Aは、外筒部210Aとキャリア部220Aとの間に配置される。2つの主軸受230Aは、外筒部210Aと、キャリア部220Aと、の間の相対的な回転運動を可能にする。本実施形態において、第2外筒部は、外筒部210Aによって例示される。第2キャリア部は、キャリア部220Aによって例示される。
図2は、2つの主軸受230Aの回転中心軸として規定される主軸SMXを示す。外筒部210Aが固定されているならば、キャリア部220Aは、主軸SMX周りに回転する。キャリア部220Aが固定されているならば、外筒部210Aは、主軸SMX周りに回転する。すなわち、外筒部210A及びキャリア部220Aのうち一方は、外筒部210A及びキャリア部220Aのうち他方に対して、主軸SMX周りに相対的に回転することができる。本実施形態において、第2主軸は、主軸SMXによって例示される。
設計者は、外筒部210Aに様々な形状を与えることができる。したがって、本実施形態の原理は、外筒部210Aの特定の形状に限定されない。
設計者は、キャリア部220Aに様々な形状を与えることができる。したがって、本実施形態の原理は、キャリア部220Aの特定の形状に限定されない。
外筒部210Aは、外筒211Aと、複数の内歯ピン212Aと、を含む。減速機100A内の内歯ピン212Aは、減速機100内の内歯ピン212よりも多くてもよい。外筒211Aは、キャリア部220A、歯車部300A及びクランク組立体400Aが収容される円筒状の内部空間を規定する。各内歯ピン212Aは、主軸SMXに略平行に延びる円柱状の部材である。各内歯ピン212Aは、外筒211Aの内壁に形成された溝部に嵌入される。したがって、各内歯ピン212Aは、外筒211Aによって適切に保持される。
複数の内歯ピン212Aは、主軸SMX周りに略一定間隔で配置される。各内歯ピン212Aの半周面は、外筒211Aの内壁から主軸SMXに向けて突出する。したがって、複数の内歯ピン212Aは、歯車部300Aと噛み合う内歯として機能する。
キャリア部220Aは、基部221Aと、端板部222Aと、を含む。キャリア部220Aは、全体的に、円筒形状をなす。基部221Aは、基板部225Aと、シャフト部226Aと、を含む。シャフト部226Aは、基板部225Aから端板部222Aに向けて延びる。減速機100Aと同様に、端板部222Aは、ネジ及びピンによって、シャフト部226Aの先端面に固定されてもよい。
歯車部300Aは、基板部225Aと端板部222Aとの間に配置される。シャフト部226Aは、歯車部300Aを貫通し、端板部222Aに接続される。
歯車部300Aは、2つの歯車310A,320Aを含む。歯車310Aは、基板部225Aと歯車320Aとの間に配置される。歯車320Aは、端板部222Aと歯車310Aとの間に配置される。
歯車310Aは、形状及び大きさにおいて、歯車320Aと同様である。歯車310A,320Aは、内歯ピン212Aに噛み合いながら、外筒211A内を周回移動する。したがって、歯車310A,320Aの中心は、主軸SMX周りを周回することとなる。本実施形態において、第2揺動歯車は、歯車310A,320Aのうち一方によって例示される。
歯車310Aの周回位相は、歯車320Aの周回位相から略180°ずれている。歯車310Aは、外筒部210Aの複数の内歯ピン212Aのうち半数に噛み合う間、歯車320Aは、複数の内歯ピン212Aのうち残りの半数に噛み合う。したがって、歯車部300Aは、外筒部210A又はキャリア部220Aを回転させることができる。
本実施形態において、歯車部300Aは、2つの歯車310A,320Aを含む。代替的に、設計者は、歯車部として、2を超える数の歯車を用いてもよい。更に代替的に、設計者は、歯車部として、1つの歯車を用いてもよい。
クランク組立体400Aは、クランク軸410Aと、4つの軸受421A,422A,423A,424Aと、伝達歯車430Aと、を含む。伝達歯車430Aは、一般的なスパーギアであってもよい。本実施形態の原理は、伝達歯車430Aの特定の種類に限定されない。
図2は、伝達軸STXを示す。伝達軸STXは、主軸SMXに対して略平行である。クランク軸410Aは、伝達軸STX周りに回転する。図2は、伝達軸STXと主軸SMXとの間の距離を記号「L2」で示す。距離L2は、距離L1よりも大きい。本実施形態において、第2クランク組立体は、クランク組立体400Aによって例示される。第2伝達軸は、伝達軸STXによって例示される。第2距離は、距離L2によって例示される。
クランク軸410Aは、2つのジャーナル411A,412Aと、2つの偏心部413A,414Aと、を含む。ジャーナル411A,412Aは、伝達軸STXに沿って延びる。ジャーナル411A,412Aの中心軸は、伝達軸STXに一致する。偏心部413A,414Aは、ジャーナル411A,412A間に形成される。偏心部413A,414Aそれぞれは、伝達軸STXから偏心している。本実施形態において、第2クランク軸は、クランク軸410Aによって例示される。第2ジャーナルは、ジャーナル411A,412Aのうち一方によって例示される。第2偏心部は、偏心部413A,414Aのうち一方によって例示される。
ジャーナル411Aは、軸受421Aに挿入される。軸受421Aは、ジャーナル411Aと端板部222Aとの間に配置される。したがって、ジャーナル411Aは、端板部222Aと軸受421Aとによって支持される。ジャーナル412Aは、軸受422Aに挿入される。軸受422Aは、ジャーナル412Aと基部221Aとの間に配置される。したがって、ジャーナル412Aは、基部221Aと軸受422Aとによって支持される。本実施形態において、第2シャフト支持軸受は、軸受421A,422Aのうち一方によって例示される。
偏心部413Aは、軸受423Aに挿入される。軸受423Aは、偏心部413Aと歯車310Aとの間に配置される。偏心部414Aは、軸受424Aに挿入される。軸受424Aは、偏心部414Aと歯車320Aとの間に配置される。本実施形態において、第2歯車支持軸受は、軸受423A,424Aのうち一方によって例示される。
伝達歯車430Aに駆動力が入力されると、クランク軸410Aは、伝達軸STX周りに回転する。この結果、偏心部413A,414Aは、伝達軸STX周りに偏心回転する。軸受423A,424Aを介して偏心部413A,414Aに接続された歯車310A,320Aは、外筒部210Aによって規定された円形空間内で揺動する。歯車310A,320Aは、内歯ピン212Aに噛み合うので、外筒部210Aとキャリア部220Aとの間で相対的な回転運動が引き起こされる。
設計者は、減速機100Aの軸受421A,422Aとして、減速機100の軸受421,422と形状的に一致する軸受を選択してもよい。加えて、又は、代替的に、設計者は、減速機100Aの軸受423A,424Aとして、減速機100の軸受423,424と形状的に一致する軸受を設定してもよい。
<第2実施形態>
設計者は、軸受を供給するサプライヤが付した型式番号に基づいて、減速機に用いられる軸受を選択してもよい。第2実施形態において、様々な軸受選択パターンが説明される。
図3A乃至図3Cそれぞれは、減速機100,100Aに対する軸受選択パターンを示す表である。図1A、図2乃至図3Cを参照して、軸受選択パターンが説明される。
サプライヤは、テーパ軸受に、型式番号「TPR−1」,「TPR−2」を付している。サプライヤは、ニードル軸受に、型式番号「NDL−1」,「NDL−2」を付している。同一の型式番号が付された複数の軸受は、形状的及び性能的に等しい。
「複数の軸受が、形状的に等しい」との文言は、複数の軸受の実際の形状が完全に一致することのみを意味するものではない。複数の軸受の製造誤差が、複数の軸受の寸法に微小な誤差を生じさせていたとしても、複数の軸受は、形状的に等しい軸受の概念に包括される。たとえば、複数の軸受が共通の設計図面に基づいて構築されているならば、これらの軸受は、形状的に等しい(すなわち、複数の軸受は、内径寸法、外形寸法、厚さや他の寸法において等しい)。
「複数の軸受が、性能的に等しい」との文言は、複数の軸受の実際の性能が完全に一致することのみを意味するものではない。複数の軸受が実際に発揮する性能に微小な差異を生じているとしても、複数の軸受は、性能的に等しい軸受の概念に包括される。たとえば、複数の軸受が、複数の軸受が共通の設計図面に基づいて構築されているならば、これらの軸受は、性能的に等しい(たとえば、複数の軸受は、許容荷重や他の性能パラメータにおいて、等しい)。
図3Aは、設計者が、軸受421,422に、型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受は、軸受421,422として用いられるので、軸受421,422は、形状的及び性能的に等しい。
図3Aは、設計者が、軸受421A,422Aに、型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受は、軸受421A,422Aとして用いられるので、軸受421A,422Aは、形状的及び性能的に等しい。
図3Aに示される如く、型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受が、軸受421,422として用いられる一方で、型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受は、軸受421A,422Aとして用いられる。このことは、軸受421,422に用いられるテーパ軸受は、形状及び性能において、軸受421A,422Aに用いられるテーパ軸受とは相違することを意味する。
図3Aは、設計者が、軸受423,424,423A,424Aに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受423,424,423A,424Aとして用いられるので、軸受423,424,423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
図3Bは、設計者が、軸受421,422,421A,422Aに、型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受は、軸受421,422,421A,422Aとして用いられるので、軸受421,422,421A,422Aは、形状的及び性能的に等しい。
図3Bは、設計者が、軸受423,424に、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受423,424として用いられるので、軸受423,424は、形状的及び性能的に等しい。
図3Bは、設計者が、軸受423A,424Aに、型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受は、軸受423A,424Aとして用いられるので、軸受423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
図3Bに示される如く、型式番号「NDL−1」が付されたテーパ軸受が、軸受423,424として用いられる一方で、型式番号「NDL−2」が付されたテーパ軸受は、軸受423A,424Aとして用いられる。このことは、軸受423,424に用いられるニードル軸受は、形状及び性能において、軸受423A,424Aに用いられるニードル軸受とは相違することを意味する。
図3Cは、設計者が、軸受421,422,421A,422Aに、型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−1」が付されたテーパ軸受は、軸受421,422,421A,422Aとして用いられるので、軸受421,422,421A,422Aは、形状的及び性能的に等しい。
図3Cは、設計者が、軸受423,424,423A,424Aに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受423,424,423A,424Aとして用いられるので、軸受423,424,423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
軸受421,422,421A,422A,423,424,423A,424Aが、図3Cに示されるパターンにしたがって選択されるならば、設計者は、減速機100Aのクランク軸410Aに、減速機100のクランク軸410と同一の形状を与えてもよい。すなわち、クランク軸410Aの様々な設計パラメータ(例えば、全長、ジャーナル411A,412Aの長さ及び直径や偏心部413A,414Aの長さ及び直径)に与えられる値は、クランク軸410の寸法値と等しくてもよい。
必要に応じて、設計者は、減速機100Aのジャーナル411Aに取り付けられる伝達歯車430Aに、減速機100のジャーナル411に取り付けられる伝達歯車430と同一の形状を与えてもよい。すなわち、伝達歯車430Aの様々な設計パラメータ(例えば、歯数、モジュール、ピッチ円直径、厚さ)に与えられる値は、伝達歯車430の寸法値と等しくてもよい。この場合、減速機100Aのクランク組立体400Aは、減速機100のクランク組立体400と同一の設計図面に基づいて構築され得る。したがって、減速機100,100Aを作り出すための労力(設計及び部品管理のための労力)は、従来技術と比べて低くなる。
<第3実施形態>
第2実施形態に関連して説明されたクランク組立体は、ニードル軸受とテーパ軸受とを含む。代替的に、クランク組立体は、軸受として、ニードル軸受のみを含んでもよい。第3実施形態において、軸受として、ニードル軸受のみを含むクランク組立体が組み込まれた減速機が説明される。
図4は、例示的な減速機100Bを示す。図4は、減速機100Bの概略的な断面図である。第1実施形態及び第3実施形態の間で共通して用いられる符号は、当該共通の符号が付された要素が、第1実施形態と同一の機能を有することを意味する。したがって、第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。図1A及び図4を参照して、減速機100Bが説明される。
第1実施形態に関連して説明された減速機100と同様に、減速機100Bは、筐体筒200と、歯車部300と、を備える。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
減速機100Bは、クランク組立体400Bを更に備える。第1実施形態に関連して説明されたクランク組立体400と同様に、クランク組立体400Bは、クランク軸410と、軸受423,424と、伝達歯車430と、を含む。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
クランク組立体400Bは、軸受421B,422Bを更に含む。ジャーナル411は、軸受421Bに挿入される。軸受421Bは、ジャーナル411と端板部222との間に配置される。したがって、ジャーナル411は、端板部222と軸受421Bとによって支持される。ジャーナル412は、軸受422Bに挿入される。軸受422Bは、ジャーナル412と基部221との間に配置される。したがって、ジャーナル412は、基部221と軸受422Bとによって支持される。第1実施形態とは異なり、軸受421B,422Bそれぞれは、ニードル軸受である。本実施形態において、第1シャフト支持軸受は、軸受421B,422Bによって例示される。
図5A及び図5Bそれぞれは、減速機100A,100Bに対する軸受選択パターンを示す表である。図2、図4乃至図5Bを参照して、軸受選択パターンが説明される。
第2実施形態と同様に、サプライヤは、テーパ軸受に、型式番号「TPR−2」を付している。サプライヤは、ニードル軸受に、型式番号「NDL−1」,「NDL−2」を付している。
図5Aは、設計者が、軸受421A,422Aに、型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受は、軸受421A,422Aとして用いられるので、軸受421A,422Aは、形状的及び性能的に等しい。
図5Aは、設計者が、軸受421B,422Bに、型式番号「NDL−2」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−2」が付されたテーパ軸受は、軸受421B,422Bとして用いられるので、軸受421B,422Bは、形状的及び性能的に等しい。
図5Aは、設計者が、軸受423A,424A,423,424に、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受423A,424A,423,424として用いられるので、軸受423A,424A,423,424は、形状的及び性能的に等しい。本実施形態において、第1歯車支持軸受は、軸受423,424のうち一方によって例示される。第2歯車支持軸受は、軸受423A,424Aのうち一方によって例示される。
図5Bは、設計者が、軸受421A,422Aに、型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「TPR−2」が付されたテーパ軸受は、軸受421A,422Aとして用いられるので、軸受421A,422Aは、形状的及び性能的に等しい。
図5Bは、設計者が、軸受423A,424A,421B,422B,423,424に、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受423A,424A,421B,422B,423,424として用いられるので、軸受423A,424A,421B,422B,423,424は、形状的及び性能的に等しい。本実施形態において、第1シャフト支持軸受は、軸受421B,422Bのうち一方によって例示される。
<第4実施形態>
第2実施形態に関連して説明されたクランク組立体は、ニードル軸受とテーパ軸受とを含む。代替的に、クランク組立体は、軸受として、ニードル軸受のみを含んでもよい。第4実施形態において、軸受として、ニードル軸受のみを含むクランク組立体が組み込まれた減速機が説明される。
図6は、例示的な減速機100Cを示す。図6は、減速機100Cの概略的な断面図である。第1実施形態及び第4実施形態の間で共通して用いられる符号は、当該共通の符号が付された要素が、第1実施形態と同一の機能を有することを意味する。したがって、第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。図2及び図6を参照して、減速機100Cが説明される。
第1実施形態に関連して説明された減速機100Aと同様に、減速機100Cは、筐体筒200Aと、歯車部300Aと、を備える。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
減速機100Cは、クランク組立体400Cを更に備える。第1実施形態に関連して説明されたクランク組立体400Aと同様に、クランク組立体400Cは、クランク軸410Aと、軸受423A,424Aと、伝達歯車430Aと、を含む。第1実施形態の説明は、これらの要素に援用される。
クランク組立体400Cは、軸受421C,422Cを更に含む。ジャーナル411Aは、軸受421Cに挿入される。軸受421Cは、ジャーナル411Aと端板部222Aとの間に配置される。したがって、ジャーナル411Aは、端板部222Aと軸受421Cとによって支持される。ジャーナル412Aは、軸受422Cに挿入される。軸受422Cは、ジャーナル412Aと基部221Aとの間に配置される。したがって、ジャーナル412Aは、基部221Aと軸受422Cとによって支持される。第1実施形態とは異なり、軸受421C,422Cそれぞれは、ニードル軸受である。本実施形態において、第2シャフト支持軸受は、軸受421C,422Cによって例示される。
図7A乃至図7Dそれぞれは、減速機100B,100Cに対する軸受選択パターンを示す表である。図4、図6乃至図7Dを参照して、軸受選択パターンが説明される。
サプライヤは、ニードル軸受に、型式番号「NDL−1」,「NDL−2」,「NDL−3」を付している。
図7Aは、設計者が、軸受421B,422B,421C,422Cに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受421B,422B,421C,422Cとして用いられるので、軸受421B,422B,421C,422Cは、形状的及び性能的に等しい。
図7Aは、設計者が、軸受423,424に、型式番号「NDL−2」が付されたテーパ軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−2」が付されたテーパ軸受は、軸受423,424として用いられるので、軸受423,424は、形状的及び性能的に等しい。
図7Aは、設計者が、軸受423A,424Aに、型式番号「NDL−3」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−3」が付されたニードル軸受は、軸受423A,424Aとして用いられるので、軸受423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
図7Bは、設計者が、軸受421B,422Bに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受421B,422Bとして用いられるので、軸受421B,422Bは、形状的及び性能的に等しい。
図7Bは、設計者が、軸受423,424,423A,424Aに、型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受は、軸受423,424,423A,424Aとして用いられるので、軸受423,424,423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
図7Bは、設計者が、軸受421C,422Cに、型式番号「NDL−3」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−3」が付されたニードル軸受は、軸受421C,422Cとして用いられるので、軸受421C,422Cは、形状的及び性能的に等しい。
図7Cは、設計者が、軸受421B,422B,421C,422Cに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受421B,422B,421C,422Cとして用いられるので、軸受421B,422B,421C,422Cは、形状的及び性能的に等しい。
図7Cは、設計者が、軸受423,424,423A,424Aに、型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−2」が付されたニードル軸受は、軸受423,424,423A,424Aとして用いられるので、軸受423,424,423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
図7Dは、設計者が、軸受421B,422B,423,424,421C,422C,423A,424Aに、型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受を選択していることを表す。型式番号「NDL−1」が付されたニードル軸受は、軸受421B,422B,423,424,421C,422C,423A,424Aとして用いられるので、軸受421B,422B,423,424,421C,422C,423A,424Aは、形状的及び性能的に等しい。
<第5実施形態>
設計者は、様々な手法に基づいて、減速機を設計することができる。第5実施形態において、例示的な設計手順が説明される。
図8は、減速機の例示的な設計手順を示す概念図である。図8を参照して、減速機の例示的な設計手順が説明される。
図8は、3つのブロックを示す。3つのブロックそれぞれは、減速機の設計対象を示す。3つのブロックそれぞれに示される設計は、平行して行われてもよい。代替的に、3つのブロックそれぞれに示される設計は、順次実行されてもよい。本実施形態の原理は、3つのブロックの特定の実行順序に限定されない。
設計者は、筐体筒(外筒部やキャリア部)、歯車部及びクランク組立体を設計する。筐体筒及び歯車部は、減速機に要求される減速比、トルクや大きさに関する条件に基づいて設計されてもよい。
クランク組立体は、既に設計された他の減速機の設計データを参照して設計されてもよい。他の減速機の設計データに示される数値と同じ寸法値が、ジャーナルの直径及び偏心部の直径のうち少なくとも一方に対して割り当てられる。設計者は、他の減速機と共通する寸法値が適用された部位に取り付けられる軸受に対して、当該他の減速機に利用された軸受と同一の型式番号を有する軸受を選択することができる。したがって、上述の実施形態に関連して説明された設計原理は、軸受の管理に関するロジスティクス業務だけでなく、新たな減速機を設計するための設計業務の労力をも軽減することができる。
上述の様々な実施形態の原理は、減速機に対する要求に適合するように、組み合わされてもよい。
上述の実施形態の原理は、様々な減速機の設計に好適に利用される。
100,100A,100B,100C・・・・・・・・・・減速機
210,210A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・外筒部
220,220A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・キャリア部
310,310A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯車
320,320A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・歯車
400,400A,400B,400C・・・・・・・・・・クランク組立体
410,410A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クランク軸
411,411A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャーナル
412,412A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジャーナル
413,413A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偏心部
414,414A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・偏心部
421,421A,421B,421C・・・・・・・・・・軸受
422,422A,422B,422C・・・・・・・・・・軸受
423,423A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
424,424A・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・軸受
FMX,SMX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・主軸
FTX,STX・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・伝達軸

Claims (10)

  1. 第1外筒部と前記第1外筒部内に配置された第1キャリア部との間の相対回転軸として規定される第1主軸から第1距離だけ離間した第1伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第1主軸周りに前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第1揺動歯車を揺動させる第1クランク組立体を有する第1減速機と、
    第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに前記第2外筒部と前記第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有する第2減速機と、を備え、
    前記第1クランク組立体は、前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含み、
    前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
    前記第1シャフト支持軸受及び前記第1歯車支持軸受のうち一方は、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致する
    減速機群。
  2. 前記第1シャフト支持軸受は、前記第2シャフト支持軸受に形状的に一致し、
    前記第1歯車支持軸受は、前記第2歯車支持軸受に形状的に一致する
    請求項1に記載の減速機群。
  3. 前記第1クランク軸は、前記第2クランク軸と形状的に一致する
    請求項2に記載の減速機群。
  4. 前記第1シャフト支持軸受は、ニードル軸受であり、
    前記第2シャフト支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受である
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の減速機群。
  5. 前記第1歯車支持軸受は、ニードル軸受であり、
    前記第2歯車支持軸受は、前記第1歯車支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受である
    請求項4に記載の減速機群。
  6. 前記第1歯車支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記ニードル軸受と形状的に一致するニードル軸受である
    請求項4又は5に記載の減速機群。
  7. 前記第1シャフト支持軸受は、テーパ軸受であり、
    前記第2シャフト支持軸受は、前記第1シャフト支持軸受として用いられる前記テーパ軸受と形状的に一致するテーパ軸受である
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の減速機群。
  8. 前記第1クランク組立体は、前記第2クランク組立体と形状的に一致する
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の減速機群。
  9. 外筒部とキャリア部との相対回転軸と前記相対回転軸周りの相対回転を生じさせる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する減速機であって、
    前記相対回転軸として規定される第1主軸を取り囲む第1外筒部と、
    前記第1外筒部内に配置された第1キャリア部と、
    前記第1外筒部内で揺動し、前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間での相対回転を生じさせる第1揺動歯車と、
    前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体と、を備え、
    前記他のもう1つの減速機は、前記相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有し、
    前記第1クランク組立体は、前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸と、前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受と、前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受と、を含み、
    前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
    前記第1シャフト支持軸受及び前記第1歯車支持軸受のうち一方は、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致する
    減速機。
  10. 外筒部とキャリア部との相対回転軸と前記相対回転軸周りの相対回転を生じさせる駆動力を伝達するクランク組立体の伝達回転軸との間の距離関係において、他のもう1つの減速機とは相違する減速機の設計方法であって、
    前記相対回転軸として規定される第1主軸を取り囲む第1外筒部を設計する工程と、
    前記第1外筒部内に配置される第1キャリア部を設計する工程と、
    前記第1外筒部内で揺動し、前記第1外筒部と前記第1キャリア部との間での相対回転を生じさせる第1揺動歯車を設計する工程と、
    前記第1主軸から第1距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第1伝達軸周りの回転運動を行う第1クランク組立体を設計する工程と、を備え、
    前記他のもう1つの減速機は、前記相対回転軸として規定される第2主軸から前記第1距離とは異なる第2距離だけ離間した前記伝達回転軸として規定される第2伝達軸周りに回転運動を行うことによって、前記第2主軸周りに第2外筒部と前記第2外筒部内に配置された第2キャリア部との間の相対回転を生じさせるように第2揺動歯車を揺動させる第2クランク組立体を有し、
    前記第2クランク組立体は、前記第2キャリア部によって支持される第2ジャーナルと前記第2伝達軸に沿って延びる前記第2ジャーナルに対して偏心した第2偏心部とを含む第2クランク軸と、前記第2ジャーナルと前記第2キャリア部との間に配置される第2シャフト支持軸受と、前記第2偏心部と前記第2揺動歯車との間に配置される第2歯車支持軸受と、を含み、
    前記第1クランク組立体を設計する工程は、
    (i)前記第1キャリア部によって支持される第1ジャーナルと前記第1伝達軸に沿って延びる前記第1ジャーナルに対して偏心した第1偏心部とを含む第1クランク軸を設計する段階と、
    (ii)前記第1ジャーナルと前記第1キャリア部との間に配置される第1シャフト支持軸受及び前記第1偏心部と前記第1揺動歯車との間に配置される第1歯車支持軸受のうち一方の軸受が、前記第2シャフト支持軸受及び前記第2歯車支持軸受のうち少なくとも一方に形状的に一致するように、前記一方の軸受を設計する段階を含む
    減速機の設計方法。
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