JP2016115774A - 希土類磁石粉末及びその製造方法 - Google Patents

希土類磁石粉末及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原料合金に含まれるNdの一部をCeで置換しても、磁気特性の低下しない希土類磁石を得るために必要な、希土類磁石粉末を提供する。【解決手段】全体組成が(Nd(1−x−y)CexRy)aT(100−a−b−c)MbBc・(R’1−pM’p)qであり、主相11は、Nd:Ce:R=(1−x’−y’):x’:y’の割合で希土類元素を含有しており、粒界相12は、Nd:Ce:R=(1−x’’−y’’):x’’:y’’の割合で希土類元素を含有しており、かつ、x’<x<x’’の関係を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、希土類磁石粉末及びその製造方法に関するものである。
Nd−Fe−B系希土類磁石は、Ndを含有する高性能磁石である。しかし、Ndの価格は高騰しつつある。
そこで、原料合金に含まれるNdの一部を、安価なSc、Y、Ce及びLaに置換することが試みられている。
特許文献1には、原料合金に含まれるNdの一部をCeに置換し、その原料合金を用いて製造されたボンド磁石が開示されている。しかし、特許文献1に開示されるボンド磁石は、Ndの一部をCeで置換した分だけ、磁気特性が低下するという問題がある。
Ne−Fe−B系希土類磁石は、磁性相である主相と、非磁性相である粒界相を有する。また、主相と粒界相のいずれも、Ndを含有する。
粒界相に存在するNdは、焼結時に液相になり、焼結機構に重要な役割を担うものの、粒界相では非磁性相を形成し、磁気特性の向上には寄与しない。
特許文献2には、Ndの一部を、安価な希土類元素で置換した原料合金を用いて希土類磁石を製造する場合に、これらの元素を、できるだけ粒界相に存在させるようにする試みが開示されている。しかし、必ずしも、磁気特性の低下を抑制できていない。また、特許文献2に開示される焼結磁石は、原料合金を水素化粉砕した磁石粉末を用いるため、結晶粒の微細化には限度があり、磁気特性の向上にも限界がある。
微細化された結晶粒を有する希土類磁石を得るため、HDDR法を用いて磁石粉末を製造することが行われている。特許文献3には、HDDR法を用いて、Zrを含有するNd−Fe−B系磁石粉末を製造し、その粉末で製造した焼結磁石及びボンド磁石が開示されている。しかし、特許文献3には、Ndの一部を、安価な希土類元素で置換することは開示されていない。
特許文献4には、保磁力を向上させるため、原料合金の粒界相に低融点合金を拡散浸透させることが開示されている。Ndの一部を、安価な希土類元素で置換すると、磁化と保磁力の低下を伴う。粒界相への低融点合金の拡散浸透は、保磁力の低下を補うことができる。しかし、低融点合金は非磁性材料であるため、粒界相への低融点合金の拡散浸透は、磁化のさらなる低下を招くことが問題である。
特開2005−93731号公報 特開2002−190404号公報 特開2013−135097号公報 特開2011−61038号公報
これまで述べたように、原料合金に含まれるNdの一部を、安価な希土類元素で置換しつつ、好ましい磁気特性を有する希土類磁石を得ることが求められている。
本発明は、上記課題を解決する希土類磁石粉末及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、次のとおりである。
〈1〉全体組成が(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)・(R’1−pM’(RはNd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素、TはFe、Ni及びCoから選ばれる1種以上、MはGa、Zn、Si、Al、Nb、Cu、Cr、Hf、Mo、P、C、Mg、Hg、Ag及びAuから選ばれる1種以上、R’はCe以外の希土類元素、M’は希土類元素以外の金属元素、5≦a≦20、0≦b≦3、4≦c≦20、0.05≦p≦0.4、0≦q≦20、0.05≦x≦0.75、並びに0≦y≦0.03)である希土類磁石粉末であって、主相と前記主相を取り囲む粒界相を有しており、前記主相は、Nd:Ce:R=(1−x’−y’):x’:y’(0≦y’≦0.03)の割合で希土類元素を含有しており、かつ(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相を備えており、前記粒界相は、Nd:Ce:R=(1−x’’−y’’):x’’:y’’(0≦y’’≦0.03)の割合で希土類元素を含有しており、かつ前記x、前記x’及び前記x’’は、x’<x<x’’の関係を有している希土類磁石粉末。
〈2〉前記xが、0.05〜0.30である、〈1〉項に記載の希土類磁石粉末。
〈3〉(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)(RはNd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素、TはFe、Ni及びCoから選ばれる1種以上、MはGa、Zn、Si、Al、Nb、Cu、Cr、Hf、Mo、P、C、Mg、Hg、Ag及びAuから選ばれる1種以上、5≦a≦20、0≦b≦3、4≦c≦20、0.05≦x≦0.75、0≦y≦0.03)の組成を有している合金を均質化熱処理した後、粉砕し、粗粉末にすること、前記粗粉末を、600〜850℃の水素ガス雰囲気中で熱処理し、中間粉末にすること、及び前記中間粉末を、700〜850℃の真空中で熱処理し、希土類磁石粉末にすることを含む、希土類磁石粉末の製造方法。
〈4〉前記xが、0.05〜0.30である、〈3〉項に記載の方法。
〈5〉前記希土類磁石粉末に、R’1−pM’合金(R’はCe以外の希土類元素、M’は希土類元素以外の金属元素、0.05≦p≦0.4)を接触させ、加熱し、前記希土類磁石粉末の粒界相に、前記R’1−pM’合金を拡散浸透させることを、さらに含む、〈3〉項又は〈4〉項に記載の方法。
本発明によれば、粒界相に存在するNdを優先的にCeに置換すること、即ち、磁気特性への影響が大きい主相においては、Ceによる置換を少なくすることによって、安価で優れた磁気特性を有する希土類磁石粉末及びその方法を提供することができる。
本発明に係る希土類磁石粉末の主相と粒界相を示す模式図である。 従来技術に係る希土類磁石粉末の主相と粒界相を示す模式図である。 希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNdの置換の割合xと相対保磁力の関係を示す図である。 希土類磁石粉末の組織観察結果及びSEM−EDX面分析結果を示す図である。
以下、本発明に係る希土類磁石粉末及びその製造方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は、本発明を限定するものではない。
(希土類磁石粉末)
まず、本発明に係る希土類磁石粉末について説明する。
(全体組成)
本発明の希土類磁石粉末の全体組成は、(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)・(R’1−pM’の組成式で表される。Rは、Nd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素である。
上記組成式において、q=0のときは、R’M’合金の拡散浸透がなされていない希土類磁石粉末の全体組成を示し、0<q≦20のときは、R’M’合金の拡散浸透がなされた希土類磁石の全体組成を示す。R’M’合金は、NdCu合金等の浸透材である。R’はCeを除く希土類元素、M’は希土類元素を除く金属元素である。R’M’合金の拡散浸透については後述する。
q=0のとき、即ち、(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)で表される組成は、R’M’合金の拡散浸透がなされていない希土類磁石粉末の全体組成であると同時に、原料合金の組成でもある。
本発明は、CeによってNd及びRを置換する。RはNd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素である。CeによるNd及びRの置換の割合と、希土類元素の含有量全体に対するRの含有量の割合は、xとyを用いて、Nd(1−x−y)Ceで表される。
xの範囲は、0.05〜0.75とすることが必要である。xが0.05未満であると、Nd及びRは実質的にCeで置換されていないことになる。一方、xが0.75を超えると、希土類磁石粉末の磁気特性の低下が顕著となる。好ましいxの範囲は、0.05〜0.30である。より好ましいxの範囲は0.05〜0.25である。xの好ましい上限の限定理由は、後述する。
yの範囲は、0〜0.03とすることが必要である。希土類磁石粉末の磁気特性は、希土類元素の種類によって大きく異なる。したがって、Nd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素Rの割合yは、0であることが理想であるが、0.03以下であれば、実用上、問題はない。
なお、希土類元素は、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb及びLuの17元素である。
TはFe、Ni及びCoから選ばれる1種以上の元素である。Fe、Ni及びCoは鉄族元素に分類され、それぞれの性質は常温及び常圧で強磁性を示す点で共通する。したがって、本発明においては、Fe、Ni及びCoから1種以上を選択することができる。ただし、経済的な面から、TはFeを主とすることが一般的である。
MはGa、Zn、Si、Al、Nb、Cu、Cr、Hf、Mo、P、C、Mg、Hg、Ag及びAuから選ばれる1種以上の元素である。希土類磁石粉末中にこれらの元素を含有しても、これらの元素の合計が後述する範囲内であれば、本発明の希土類磁石粉末の効果を損なうものではない。
組成式(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)におけるa、b、及びcは、それぞれ、5≦a≦20、0≦b≦3、及び4≦c≦20の範囲である。即ち、(Nd(1−x−y)Ce)を5〜20原子%、Mを0〜3原子%、B(ホウ素)を4〜20原子%含有し、残部をTとする。
a、b及びcが、上記範囲であると、主相が、(Nd(1−x−y)Ce14B型の結晶構造を有する相を多く含むようになり、磁気特性が向上する。
また、Mで示される元素は、本発明の希土類磁石粉末の効果を損なわないない範囲で含有するものであり、3原子%以下とすることが必要である。2原子%以下とすることが好ましい。
(希土類磁石粉末の組織)
希土類磁石粉末は、主相と主相を取り囲む粒界相を有する。主相は磁性相であり、粒界相は非磁性相である。
(主相)
主相は、Nd:Ce:R=(1−x’−y’):x’:y’の割合で希土類元素を含有し、(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相である。(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相とは、Nd14B、Ce14B及びR14Bの他に、A14B(AはNd、Ce及びRから選ばれる2種以上の元素の合金)を有する相のことをいう。以下、このような相を、(Nd(1−x’−y’)Cex’y’14B型の結晶構造を有する相ということがある。
なお、主相におけるRの割合y’は、全体組成におけるRの割合yに依存するため、y’の範囲はyの範囲と同一である。
(粒界相)
粒界相は、Nd:Ce:R=(1−x’’−y’’):x’’:y’’の割合で希土類元素を含有し、かつ、粒界相の希土類元素濃度は、主相の希土類元素濃度よりも高い。以下、このような相を、(Nd(1−x’’−y’’)Cex’’y’’)リッチ相ということがある。
なお、粒界相におけるRの割合y’’は、全体組成におけるRの割合yに依存するため、y’’の範囲はyの範囲と同一である。
(x、x’及びx’’の関係)
次に、x、x’及びx’’の関係について説明する。xは希土類磁石粉末の全体組成における希土類元素のうちのCeの割合であり、x’は主相に含まれる希土類元素のうちのCeの割合であり、x’’は粒界相に含まれる希土類元素のうちのCeの割合である。
言い換えると、xは希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNd及びRの置換の割合(希土類磁石粉末の全体組成におけるCe置換割合)であり、x’は主相におけるCeによるNd及びRの置換の割合(主相のCe置換割合)であり、x’’は粒界相におけるCeによるNd及びRの置換の割合(粒界相のCe置換割合)である。
上述したように、(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)で表される希土類磁石粉末の全体組成は、原料合金の組成でもある。希土類磁石粉末の全体組成におけるCe置換割合は、原料合金のCe置換割合でもある。
希土類磁石粉末の主相は、(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相である。そのうち、Ceを含む主相は、Ceを含まない主相よりも、安定性が低い。したがって、原料合金から希土類磁石粉末が製造される際、Ceは主相に取り込まれ難く、粒界相に排斥されやすい。
そうすると、原料合金と希土類磁石粉末とでCeの収支は変わらないため、粒界相のCe置換割合x’’は、希土類磁石粉末のCe置換割合xより大きくなる。反対に、主相のCe置換割合x’は希土類磁石粉末の置換割合xより小さくなる。したがって、x、x’及びx’’は、x’<x<x’’の関係を有している。
一般に、Ceは希土類磁石粉末の磁気特性を低下させる。しかしながら、上記の関係により、希土類磁石粉末の全体組成におけるCe置換割合xが大きい値であっても、磁気特性の低下に影響する主相のCe置換割合x’は小さくなる。したがって、原料合金に含まれるNdの一部をCeで置換しても、磁気特性を低下させる傾向を小さくすることができる。
次に、x、x’及びx’’の関係の一例を、図面を用いて説明する。説明を簡単にするため、Rは存在しないものとする(希土類磁石粉末の全体組成を表す組成式(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)中のyを0とする)。ここでは、希土類磁石粉末の全体組成におけるCe置換割合xが0.50である例を説明する。
図1は、本発明に係る希土類磁石粉末の主相と粒界相を示す模式図である。図2は、従来技術に係る希土類磁石粉末の主相と粒界相を示す模式図である。
希土類磁石粉末10、50は、主相11、51及びそれを取り囲む粒界相12、52を有する。
本発明に係る希土類磁石粉末10の主相11は、(Nd0.78Ce0.22Fe14B型の結晶構造を有する相である。主相11のCe置換割合x’は0.22である。本発明に係る希土類磁石粉末の粒界相12は、(Nd0.2Ce0.8)リッチ相である。粒界相12のCe置換割合x’’は0.8である。したがって、希土類磁石粉末10の全体組成におけるCe置換割合xは0.50であるため、主相11のCe置換割合x’はxより小さく、粒界相12のCe置換割合x’’はxよりも大きい。
希土類磁石粉末10の全体組成におけるCe置換割合xが0.50であっても、磁気特性の低下に影響する主相11のCe置換割合x’は0.22であるため、希土類磁石粉末10の磁気特性の低下は小さい。
一方、従来技術に係る希土類磁石粉末の主相51は、(Nd0.5Ce0.5Fe14B型の結晶構造を有する相である。主相51のCe置換割合は0.5である。従来技術に係る希土類磁石粉末の粒界相52は、(Nd0.5Ce0.5)リッチ相である。粒界相52のCe置換割合は0.5である。したがって、主相51のCe置換割合はxと同一であり、粒界相52のCe置換割合もxと同一である。つまり、従来技術に係る希土類磁石粉末50においては、主相51と粒界相51からNdをCeで一律に置換する。
希土類磁石粉末50の全体組成におけるCeの置換割合xは0.50であり、磁気特性の低下に影響する主相51のCe置換割合x’も0.50で変わらないから、原料合金で、Ndの一部をCe置換した分だけ、希土類磁石粉末50の磁気特性も低下する。
(R’M’合金の拡散浸透)
希土類磁石粉末の粒界相に、R’M’合金を拡散浸透させてもよい。R’M’合金を拡散浸透させるときの希土類磁石粉末の全体組成は、(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)・(R’1−pM’(0<q≦20)である。ここで、qは、拡散浸透によって加えられたR’M’合金の割合を示している。
pは、R’M’合金中に含有されているM’の割合である。pの範囲は0.05〜0.4とする。これは、この範囲であると、R’M’合金が粒界相に効果的に拡散浸透することによる。
qは、R’M’合金の拡散浸透量である。qの範囲は、aの範囲と同一で、0〜20原子%とする。R’M’合金は、Nd(1−x−y)Ceの含有量程度までは拡散浸透できるからである。
粒界相に、R’M’合金を拡散浸透させると、主相同士を磁気的に分断することができ、保磁力を向上させることができる。
(希土類磁石粉末の製造方法)
次に、本発明に係る希土類磁石粉末の製造方法について説明する。
(均質化熱処理及び粉砕処理)
(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)の組成を有する合金を、希土類磁石粉末の原料合金とする。この原料合金を不活性ガス雰囲気中で均質化熱処理する。原料合金の組成に偏りがあると、粉砕された粗粉末ごとに、組成が異なるものとなる。そこで、熱処理により、原料合金を均質化する。
原料合金の組成は、R’M’合金を拡散浸透させないとき(q=0)の希土類磁石粉末の全体組成と同一である。希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNd及びRの置換の割合xは、原料合金の組成で決まる。
不活性ガスの種類は、原料合金が酸化しないものであれば特に限定されないが、アルゴンガスが一般的である。
均質化熱処理温度は、原料合金の組成によって適宜決定すればよい。1150〜1250℃とすることが好ましい。均質化熱処理時間は、原料合金の量によって適宜決定すればよい。3〜5時間とすることが好ましい。
均質化熱処理された原料合金を、カッターミル等で粗粉砕し、30μm以下の粗粉末とすることができる。これは、次工程で供給するガスを、粗粉末内部へ充分に拡散浸透させるためである。なお、粗粉砕は、酸化を防止するため、不活性ガス雰囲気中で行うことが好ましい。
(HDDR法による処理)
粗粉末は、HDDR(Hydrogen Disproportionation Desorption Recombination)法によって処理される。HDDR法は、HD(Hydrogenation Decomposition)処理とDR(Desorption Recombination)処理の2工程を有する。HD処理で粗粉末を中間粉末にし、DR処理で中間粉末を希土類磁石粉末にする。
(粗粉末を中間粉末にする工程:HD処理)
粗粉末を水素ガス雰囲気中で熱処理し、中間粉末にする。この水素ガス雰囲気中の熱処理により、粗粉末が、(Nd、Ce、R)H相、T相、及びTB相に分解される(不均化反応)。
水素ガス雰囲気中の熱処理温度は、600〜850℃とする。これは、600℃以上であると、不均化反応が起こることによる。また、850℃以下であると、主相の粗大化を防止できることによる。650〜825℃がより好ましい。以下、この水素ガス雰囲気中の熱処理温度を、HD温度ということがある。
水素ガス雰囲気中の熱処理時間は、粗粉末の量によって適宜決定すればよい。5分間〜5時間が好ましい。これは、5分以上であると、不均化反応が充分であることによる。また、5時間以内であると、不均化反応が既に終了し、無駄な処理となることがないことによる。以下、この水素ガス雰囲気中の熱処理時間をHD時間ということがある。
(中間粉末を希土類磁石粉末にする工程:DR処理)
中間粉末を、真空中で熱処理し、希土類磁石粉末にする。この真空中の熱処理により、中間粉末中の(Nd、Ce、R)H相から水素が放出され、残ったNd、Ce及びRがTBとTと再度反応して(Nd、Ce、R)14B相に再結合する(再結合反応)。
真空中の熱処理温度は、700〜850℃とする。これは、700℃以上であると、再結合反応が起こることによる。また、850℃以下であると、主相の粗大化を防止できることによる。725〜825℃がより好ましい。以下、この真空中の熱処理温度をDR温度ということがある。
真空中の熱処理時間は、中間粉末の量によって適宜決定すればよい。5分間〜5時間が好ましい。これは、5分間以上であると、再結合反応が充分であることによる。また、5時間以内であると、再結合反応が既に終了し、無駄な処理となることがないことによる。以下、この真空中の熱処理時間をDR時間ということがある。
(希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNd及びRの置換の割合xの好適範囲)
HD処理及びDR処理の少なくともいずれかの処理中に、Ceは粒界相に排斥される。Ceが粒界相に排斥されるのは、希土類磁石粉末の主相を構成する(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相のうち、Ceを含む相の安定性が、Ndを含む相よりも低いことによると考えられる。
したがって、Ceの粒界相への排斥は、Nd及びRとCeの割合、即ち、xの範囲に依存する。よって、xの範囲は、0.05〜0.30とすることが好ましく、0.05〜0.25とすることがより好ましい。
(R’M’合金拡散浸透工程)
希土類磁石粉末とR’M’合金粉末を混合し、加熱して、希土類磁石粉末の粒界相にR’M’合金を拡散浸透させてもよい。R’はCe以外の希土類元素、M’は希土類元素以外の金属元素である。
R’M’合金としては、例えば、Nd−Cu合金、Pr−Cu合金、Nd−Pr−Cu合金、Nd−Al合金、Pr−Al合金、Dy−Cu合金、Dy−Al合金、Nd−Pr−Al合金、Nd−Co合金、Pr−Co合金、Nd−Cu−Al合金、及びNd−Pr−Co合金が好ましい。
R’M’の組成は、M’を5〜40原子%とし、残部をR’及び不可避的不純物とする。これは、M’が5〜40原子%の範囲内であると、R’M’合金が粒界相に効果的に拡散浸透することによる。20〜40原子%の範囲がより好ましい。
R’M’合金の粉末の製造方法は、特に限定されないが、アトマイズ法により粉末を製作するか、鋳造合金を粉砕するのが一般的である。原料を溶解し、単ロール法等の液体急冷法によって得られた急冷薄帯(急冷リボン)を粉砕し、粉末としてもよい。
希土類磁石粉末とR’M’合金粉末との接触は、両粉末を混合すればよいが、これに限られるものではない。
R’M’合金粉末を混合する量は、拡散浸透させたいR’M’合金の量に応じて適宜決定すればよい。即ち、R’M’合金を拡散浸透させた後の希土類磁石粉末の全体組成は、組成式(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)・(R’1−pM’(5≦a≦20、0≦b≦3、4≦c≦20、0.05≦p≦0.4、0≦q≦20)で表されるから、この組成式を満たすようにR’M’合金の量を決定すればよい。
加熱温度は、R’M’合金の共晶点以上、希土類磁石粉末の主相の融点未満であれば、特に限定されないが、550〜750℃が好ましい。
加熱時間は、希土類磁石粉末とR’M’合金粉末の量によって適宜決定すればよいが、10〜60分が好ましい。
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実施例で用いた条件に限定されるものではない。
(実施例)
(Nd0.75Ce0.2514Fe79.7Co0.4Ga0.45.5の組成の原料合金と、(Nd0.5Ce0.514Fe79.7Co0.4Ga0.45.5の組成の原料合金を、それぞれ、アルゴンガス雰囲気中で、1200℃、4時間、均質化熱処理した。なお、Nd及びCe以外の希土類元素Rは、測定限界以下の含有量であった。
均質化熱処理した原料合金を、アルゴンガス雰囲気中でカッターミルを用いて粉砕し、30μm以下の粗粉末とした。
粗粉末を、1気圧の水素ガス雰囲気中で、800℃(HD温度)、1時間、熱処理し、中間粉末とした。
中間粉末を、真空中で、750℃又は800℃(DR温度)、1時間、熱処理し、希土類磁石粉末とした。
さらに、希土類磁石粉末のうちの一部には、Nd0.7Cu0.3合金と混合した後、真空中で、700℃、30分、加熱し、Nd0.7Cu0.3合金を12原子%拡散浸透させた。
(参考例)
原料合金の組成を、Nd14Fe79.7Co0.4Ga0.45.5と、Ce14Fe79.7Co0.4Ga0.45.5にしたこと以外、実施例と同様に、希土類磁石粉末を製作した。なお、Nd及びCe以外の希土類元素Rは、測定限界以下の含有量であった。また、参考例の一部には、実施例と同様に、Nd0.7Cu0.3合金を12原子%拡散浸透させた。
(磁気特性の測定)
製作した希土類磁石粉末について、磁気特性の測定を行った。測定は、Lake Shore社製の振動試料型磁力計(VSM:Vibrating Sample Magnetometer)を用い、常温で行った。Nd0.7Cu0.3合金を拡散浸透させた希土類磁石粉末についても同様である。
(組織観察及び面分析)
走査型電子顕微鏡(SEM:Scanning Electron Microscope)による組織観察、及びエネルギー分散型X線分光法(EDX:Energy Dispersive X−ray Spectroscopy)による面分析(マッピング)を行った。
希土類磁石粉末の製造条件及び評価結果を表1及び表2に示す。表1及び表2には、希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNdの置換の割合xが0のときの保磁力を1としたときの相対保磁力を併記した。
図3は、希土類磁石粉末の全体組成におけるCeによるNdの置換の割合xと相対保磁力の関係を示すグラフである。図3には、急冷薄帯におけるxと相対保磁力の関係を併記した。急冷薄帯は、図2で示したような主相と粒界相を有する。
図3から明らかなように、図2に示したような主相及び粒界相を有する急冷薄帯は、xが増加した分だけ、相対保磁力が低下する。即ち、CeによってNdを、主相と粒界相から一律に置換すると、CeによるNdの置換の割合xが増加した分だけ、相対保磁力が直線的に低下する。
これに対し、本発明の実施例は、CeによるNdの置換の割合xが増加した分だけ、相対保磁力が低下していない。
図4は、実施例3の希土類磁石粉末(NdCu合金の拡散浸透前)の組織観察及びエネルギー分散型X線分光法(SEM−EDX)による面分析の結果を示す。
図4から明らかなように、Ceが粒界相に優先的に置換されている。
また、表1及び表2から明らかなように、実施例1〜3のいずれも、NdCu合金の拡散浸透前後で、保磁力が向上している。
以上の結果から、本発明の効果を確認できた。
本発明によれば、安価で優れた磁気特性を有する希土類磁石粉末及びその方法を提供することができる。したがって、本発明は、産業上の利用可能性が大きい。
10、50 希土類磁石粉末
11、51 主相
12、52 粒界相

Claims (5)

  1. 全体組成が(Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)・(R’1−pM’(RはNd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素、TはFe、Ni及びCoから選ばれる1種以上、MはGa、Zn、Si、Al、Nb、Cu、Cr、Hf、Mo、P、C、Mg、Hg、Ag及びAuから選ばれる1種以上、R’はCe以外の希土類元素、M’は希土類元素以外の金属元素、5≦a≦20、0≦b≦3、4≦c≦20、0.05≦p≦0.4、0≦q≦20、0.05≦x≦0.75、並びに0≦y≦0.03)である希土類磁石粉末であって、
    主相と前記主相を取り囲む粒界相を有しており、
    前記主相は、Nd:Ce:R=(1−x’−y’):x’:y’(0≦y’≦0.03)の割合で希土類元素を含有しており、かつ(Nd、Ce、R)14B型の結晶構造を有する相を備えており、
    前記粒界相は、Nd:Ce:R=(1−x’’−y’’):x’’:y’’(0≦y’’≦0.03)の割合で希土類元素を含有しており、かつ
    前記x、前記x’及び前記x’’は、x’<x<x’’の関係を有している
    希土類磁石粉末。
  2. 前記xが、0.05〜0.30である、請求項1に記載の希土類磁石粉末。
  3. (Nd(1−x−y)Ce(100−a−b−c)(RはNd及びCe以外の不可避的に含有する希土類元素、TはFe、Ni及びCoから選ばれる1種以上、MはGa、Zn、Si、Al、Nb、Cu、Cr、Hf、Mo、P、C、Mg、Hg、Ag及びAuから選ばれる1種以上、5≦a≦20、0≦b≦3、4≦c≦20、0.05≦x≦0.75、0≦y≦0.03)の組成を有している合金を均質化熱処理した後、粉砕し、粗粉末にすること、
    前記粗粉末を、600〜850℃の水素ガス雰囲気中で熱処理し、中間粉末にすること、及び
    前記中間粉末を、700〜850℃の真空中で熱処理し、希土類磁石粉末にすること
    を含む、希土類磁石粉末の製造方法。
  4. 前記xが、0.05〜0.30である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記希土類磁石粉末に、R’1−pM’合金(R’はCe以外の希土類元素、M’は希土類元素以外の金属元素、0.05≦p≦0.4)を接触させ、加熱し、前記希土類磁石粉末の粒界相に、前記R’1−pM’合金を拡散浸透させることを、さらに含む、請求項3又は4に記載の方法。
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