JP2016111309A - 熱電変換モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】基部を複数に分割しても、剛性低下を抑制することができる熱電変換モジュールを提供する。【解決手段】熱電変換モジュール1は、複数の低温側基部6と、複数の第1電極3と、複数の熱電変換素子2と、複数の第2電極4と、X軸接続部7と、Y軸接続部8とを備える。第2電極4は、低温側基部6に6個ずつ配置される。隣接する低温側基部6の間には、基部間接続部としてX軸接続部7又はY軸接続部8a,8bが2個配置される。複数の基部間接続部の一方は、一方の低温側基部6上に位置する一方の第1電極3から他方の低温側基部6上に位置する他方の第2電極4に接続されるものであり、他方の基部間接続部は、他方の低温側基部6上に位置する他方の第1電極3から一方の低温側基部6上に位置する一方の第2電極4に接続される。【選択図】図2

Description

本発明は、ゼーベック効果を用いて発電を行ったり、又は、ペルチェ効果を用いて冷却や加熱を行う熱電変換モジュールに関する。
従来、両端部に電極を夫々有する複数の熱電変換素子を、基部上に配置した熱電変換モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の熱電変換モジュールは、n形の熱電変換素子とp形の熱電変換素子との2種類の熱電変換素子を交互に配置して電気的に直列に接続した所謂π型の熱電変換モジュールで構成される。
特許文献1の熱電変換モジュールでは、熱電変換モジュールの高温側を、断熱材で覆われた抵抗加熱炉内の加熱室に対して非接触とされ、熱電変換モジュールの高温側では、加熱室からの放射伝熱を受ける構造としている。従って、特許文献1の熱電変換モジュールでは、高温側の絶縁体としての基部が省略されている。なお、熱電変換モジュールの高温側を抵抗加熱炉内の加熱室に接触させる場合には、絶縁体で構成される基部を設けることとなる。
また、n形又はp形の何れか一方の熱電変換素子の1種類だけで構成される所謂ユニレグ型の熱電変換モジュールも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2の熱電変換モジュールは、熱電変換素子の一方の電極と、隣接する熱電変換素子の他方の電極とを一体的に且つ電気的に直列に接続する接続部を有しており、2つの電極と接続部とによりU字状のコネクタを構成している。このU字状のコネクタは金属板を折り曲げて形成されている。熱電変換モジュールを製造するときには、このU字状のコネクタを基部に予め複数固定させておく。そして、熱電変換素子は、このU字状のコネクタに横から押し込まれるようにして2つの電極の間に挿入され、コネクタと接続される。
特許第4834986号公報 特開2009−176919号公報
熱電変換素子は熱によって膨張する。また、基部や電極、熱電変換素子、夫々の熱膨張係数が異なるため、熱電変換モジュールの製造時に基部に反りが生じる場合があり、基部が反ったままの状態で熱電変換モジュールを被取付部材に取り付けようとすると、熱電変換素子へ意図しない応力が加わったり、伝熱効率の低下が生じる虞がある。
また、熱電変換モジュールの使用時には、基部や電極、熱電変換素子が温度変化による膨張、収縮を繰り返すことにより部品間の接合部分が剥離する虞もある。このため、熱電変換素子の熱膨張に対応し易くするために、又は基部の反り量を低減するために、電極を配置する基部を複数に分割することが考えられる。
しかしながら、基部を複数に分割すると熱電変換モジュールの剛性が低下するという問題がある。特に、n形又はp形の何れか一方の熱電変換素子の1種類だけで構成される所謂ユニレグ型の熱電変換モジュールにおいては、1つの接続部で隣接する基部の間を接続することとなる場合も考えられ、熱電変換モジュールの剛性低下の問題が顕著となる。
本発明は、以上の点に鑑み、基部を複数に分割しても、剛性低下を抑制することができる熱電変換モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
複数の基部と、
複数の第1電極と、
一方の端部が前記第1電極と夫々電気的に接続される複数の熱電変換素子と、
該熱電変換素子の他方の端部に夫々電気的に接続される複数の第2電極と、
前記熱電変換素子に電気的に接続される前記第1電極を、隣接する前記熱電変換素子に電気的に接続される前記第2電極に、電気的に接続する接続部とを備える熱電変換モジュールであって、
前記第1電極または前記第2電極は、前記基部に夫々複数個ずつ配置され、
隣接する前記基部の間には、前記接続部が複数配置され、
隣接する前記基部の間に位置する接続部を基部間接続部と定義して、
前記基部間接続部は、隣接する前記基部の間に複数設けられ、
複数の前記基部間接続部のうち何れか1つは、一方の基部上に位置する一方の前記第1電極から他方の基部上に位置する他方の前記第2電極に接続されるものであり、何れか1つは他方の基部上に位置する他方の前記第1電極から一方の基部上に位置する一方の前記第2電極に接続されるものであることを特徴とする。
本発明によれば、隣接する基部同士の間で複数の基部間接続部が配置されるため、基部の間の剛性が増加し、熱膨張を許容すべく複数の基部を備えた熱電変換モジュールの剛性低下(1つの基部で構成されたものと比較した場合の剛性低下)を抑制することができる。
また、本発明においては、前記基部は、複数の辺を備え、前記基部には、前記複数の辺の少なくとも2以上の辺で隣接する他の基部が配置され、前記基部は、複数の辺のうちの2つ以上の辺で前記基部間接続部により複数個所で夫々接続されることが好ましい。
本発明によれば、2辺以上で隣接する基部上に位置する複数の第1電極と複数の第2電極とが複数の基部間接続部で夫々接続されるため、1辺のみで接続されている場合と比較して、熱電変換モジュールの剛性低下を更に抑制することができる。
また、本発明においては、前記基部に沿うと共に互いに直交する2つの軸線をX軸及びY軸として、前記接続部は、X軸方向で隣接する前記熱電変換素子の一方に電気的に接続する前記第1電極とX軸方向で隣接する前記熱電変換素子の他方に電気的に接続する前記第2電極とをX軸方向間で接続するX軸接続部と、Y軸方向で隣接する前記熱電変換素子の一方に電気的に接続する前記第1電極とY軸方向で隣接する前記熱電変換素子の他方に電気的に接続する前記第2電極とをY軸方向間で接続するY軸接続部とを備え、前記X軸接続部は、X軸方向に隣接する前記熱電変換素子の間に配置され、前記Y軸接続部は、Y軸方向に隣接する前記熱電変換素子のX軸方向側の端部で前記第1電極と前記第2電極とが接続されることが好ましい。
本発明によれば、Y軸方向間を接続するY軸接続部がY軸方向で隣接する熱電変換素子の間に位置しておらず、単位面積当たりの熱電変換素子の密度を向上させることができ、熱電変換モジュールの単位面積当たりの出力を向上させることができる。
また、本発明においては、前記基部を低温側に配置される低温側基部とし、高温側に、熱電変換素子ごとに1個ずつ高温側基部を設けることができる。
かかる構成によれば、比較的熱膨張し易い高温側に配置される高温側基部は熱電変換素子ごとに1個ずつ設けられるため、熱電変換モジュールの熱膨張への耐性を更に向上できる。また、比較的熱膨張し難い低温側に配置される各低温側基部には、複数の熱電変換素子が第1電極又は第2電極を介して夫々配置されるため、低温側基部を熱電変換素子ごとに1個ずつ設けた場合と比較して、熱電変換モジュールの剛性を高めることができる。
また、本発明の熱電変換モジュールにおいては、全ての熱電変換素子をn形とp形との何れか一方で構成し、全ての熱電変換素子を電気的に直列に接続して構成することができる。
本発明の熱電変換モジュールの実施形態を示す斜視図。 本実施形態の熱電変換モジュールを分解して示す斜視図。 本実施形態のX軸接続部を示す斜視図。 本実施形態のY軸接続部を示す斜視図。 本実施形態の熱電変換モジュールの熱電変換素子と、基部とを省略して、第1電極、第2電極、接続部を示した斜視図。 本実施形態の熱電変換モジュールの電流の流れを示す平面図。 本実施形態の熱電変換素子を電流の流れる順に示す模式図。 本発明の他の実施形態の熱電変換モジュールを示す模式図。 本発明の他の実施形態の熱電変換モジュールを示す模式図。
図1から図7を参照して、本発明の熱電変換モジュールの実施形態を説明する。図1に示す実施形態の熱電変換モジュール1は、複数(図1では36個)のn形の熱電変換素子2が電気的に直列に接続された所謂ユニレグ型のものである。
熱電変換素子2は、MgSi製であり、四角柱状に形成される。尚、本発明の熱電変換素子2は四角柱状に限られず、他の形状であってもよい。例えば、円柱状、円錐台形状、三角柱状などの他の多角柱状であってもよい。熱電変換素子の材料としては、従来、人体への有害性(有害化が危惧されるものを含む)を有するものが多く、また、高価である。これに対し、MgSiは、人体に無害であり環境負荷が小さく、また、資源が豊富であり安価である。また、MgSiは、比重が軽いため、非常に軽い熱電変換素子2を作製することができる。このため、近年、熱電変換素子の材料として、MgSiが注目されている。
熱電変換素子2の上端には、第1電極3が接合される。これにより、熱電変換素子2と第1電極3とが電気的に接続される。熱電変換素子2の下端には、第2電極4が接合される。これにより、熱電変換素子2と第2電極4とが電気的に接続される。
第1電極3及び第2電極4は、ニッケル(Ni)でめっきした銅(Cu)で形成されている。熱電変換素子2には、第1電極3及び第2電極4と接触させる部分に位置させて、接合用のろう材がスクリーン印刷などでプリントされている。なお、ろう材は、第1電極3及び第2電極4に設けてもよく、例えば、ニッケル板の表面にろう材をスクリーン印刷などでプリントした後、第1電極3及び第2電極4の形状に打ち抜いて形成してもよい。
このように構成される第1電極3及び第2電極4を用いることにより、第1電極3又は第2電極4ごとに、ろう材のプリントを行う必要がなくなり、ろう材の印刷回数を減らして製造工程の簡略化を図ることができる。
また、電極3,4は、ニッケル(Ni)でめっきした銅(Cu)に限らず、他の材料のもの、例えば、ニッケル(Ni)だけで構成してもよい。また、接合方法としては、半田付、ろう付等のろう接、或いは銀ペースト等の導電性接着剤による接着、拡散接合を用いることもでき、熱電変換モジュールの用途等に応じて適宜選択して接合する。
本実施形態では、ろう(半田)を熱電変換素子2の両端部に予めスクリーン印刷等でプリントしている。なお、ろう(半田)に代えて銀ペーストを用いてもよい。熱電変換素子2の表面は細かい凹凸を有する面となっているが、ろう(半田)や銀ペースト等で表面の凹凸を覆うことにより平滑な面とすることができ、これにより、熱電変換素子2と電極3,4との接合状態が良好となり、優れた導電性を確保できる。また、熱電変換素子2を作製する際に、熱電変換素子2の両端(上下端。ろう(半田)と熱電変換素子2との間の位置)にニッケル等の接合層を形成させて、熱電変換素子2と電極3,4との接合を容易としてもよい。また、予め表面(両面又は片面)にろう材層を備える板状の部材を電極3,4として用いてもよい。
熱電変換モジュール1は、矩形板状(正方形状)の高温側基部5を36個(熱電変換素子2の数と同数)、矩形板状(長方形板状)の低温側基部6を6個、備えている。
ここで、低温側基部6の長手方向をX軸の方向、X軸に直交する方向をY軸の方向と定義する。また、本実施形態の熱電変換モジュール1では、下方を低温側、上方を高温側として用いるものとして説明する。
低温側基部6は、X軸方向に2個、Y軸方向に3個、互いに間隔を存して配置される。低温側基部6同士の間の間隔は、熱電変換モジュール1の低温側の熱膨張及び組付け時の位置決めに必要な隙間を考慮して設定される。高温側基部5及び低温側基部6は、酸化アルミニウムで成形された絶縁性を有する板状体で構成される。尚、高温側基部5及び低温側基部6は、酸化アルミニウムに限らず、他の材料で成形してもよい。
1個の低温側基部6の上には、X軸方向に3個、Y軸方向に2個の合計6個の第2電極4が固定される。
熱電変換モジュール1の上方には、第1電極3ごとに正方形状の高温側基部5が設けられている。高温側基部5を第1電極3毎に設けたのは、高温側の方が熱膨張し易いためである。高温側基部5同士の間の間隔は、熱電変換モジュール1の高温側の熱膨張及び組付け時の位置決めに必要な隙間を考慮して設定される。
なお、熱膨張への耐性が若干低下するものの、高温側基部5も低温側基部6と同様に矩形板状(長方形状)に構成して、6個の第1電極3を配置してもよい。このように高温側基部に剛性を持たせるときには、熱電変換モジュール1の低温側を接触させるものが絶縁されている場合、または熱電変換モジュール1の低温側を接触させることなく放熱(冷却)できるように構成する場合には、低温側基部は無くてもよい。但し、熱電変換モジュール1の低温側を金属のような導電性の外装を有するものに対して接触させて用いるときは短絡防止等の理由から、低温側基部6が必要である。この場合の低温側基部は、熱電変換素子ごとに分割された基部とすることも可能である。
また、高温側基部5、低温側基部6の材質は、接触させるものに応じて適宜変更してもよい。例えば、高温側基部を可撓性を備える絶縁性の熱伝導シートで構成してもよい。
図1に示すようにX方向とY方向を定義する。本実施形態の熱電変換モジュール1は、X方向に6個の熱電変換素子2が並び、Y方向に6個の熱電変換素子2が並ぶ、合計36個の熱電変換素子2で1つの熱電変換モジュール1が構成される。
図2は上方に位置する高温側基部5と下方に位置する低温側基部6とを電極3,4から分離させた状態で熱電変換モジュール1を示したものである。
図3は、第1電極3と、第1電極3が設けられた熱電変換素子2にX軸方向で隣接する熱電変換素子2に設けられた第2電極4とを接続するX軸接続部7を示している。X軸接続部7は、第1電極3及び第2電極4と一体に構成される。第1電極3、第2電極4及びX軸接続部7は、一枚の板を打ち抜いた後にクランク状に折り曲げて形成される。
図4は、第1電極3と、第1電極3が設けられた熱電変換素子2にY軸方向で隣接する熱電変換素子2に設けられた第2電極4とを接続するY軸接続部8a,8bを示している。Y軸接続部8a,8bは、第1電極3及び第2電極4と一体に構成される。第1電極3、第2電極4及びY軸接続部8a,8bは、一枚の板を打ち抜いた後にクランク状に折り曲げて形成される。
なお、Y軸接続部8aは、Y軸接続部8aが第1電極3のX軸方向一方(手前。図4の左下方向。)に位置しているときに、第1電極3と、この第1電極3と電気的に接続される熱電変換素子2とY軸方向の一方(右。図4の右下方向。)で隣接する熱電変換素子2に電気的に接続される第2電極4と、を接続するものである。
これに対し、Y軸接続部8bは、Y軸接続部8bが第1電極3のX軸方向一方(手前。図4の左下方向。)に位置しているときに、第1電極3と、この第1電極3と電気的に接続される熱電変換素子2とY軸方向の他方(左。図4の左上方向。)で隣接する熱電変換素子2に電気的に接続される第2電極4と、を接続するものである。
図5は、熱電変換素子2と高温側基部5、低温側基部6を省略して、第1電極3、第2電極4、X軸接続部7、Y軸接続部8a,8bを示したものである。図6は、実施形態の熱電変換モジュール1の電流の流れを示したものである。図6で破線で囲った部分は、低温側基部6の間を接続するX軸接続部7又はY軸接続部8a,8bを示したものである。
図7は端子間で電流の流れる順に熱電変換素子2を第1熱電変換素子T1から第36熱電変換素子T36で示している。図2を参照して、手前(図2の左下側)の中央に位置する低温側基部6上に配置される6つの熱電変換素子2の最も手前に位置する2つの熱電変換素子2(第1熱電変換素子T1及び第36熱電変換素子T36)には、第1端子9と第2端子10とが設けられている。
具体的には、第1熱電変換素子T1の下端に電気的に接続される第2電極4に、第1端子9が設けられている。第1端子9は、第2電極4の手前(図2の左下側)の端縁から上方に屈曲し、第1熱電変換素子T1の上下方向中央付近で手前(図2の左下側)へ屈曲してクランク形状となっている。
第2端子10は、第36熱電変換素子T36の上端に電気的に接続される第1電極3に設けられている。第2端子10は、第1電極3の手前(図2の左下側)の端縁から下方に屈曲し、第36熱電変換素子T36の上下方向中央付近で手前(図2の左下側)へ屈曲してクランク形状となっている。
第1熱電変換素子T1の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第2熱電変換素子T2の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8aが基部間接続部の1つである。第2熱電変換素子T2の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第3熱電変換素子T3の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第3熱電変換素子T3の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第4熱電変換素子T4の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
同様にして、第4〜第7熱電変換素子T4〜T7の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第5〜第8熱電変換素子T5〜T8の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。第5熱電変換素子T5と第6熱電変換素子T6との間に位置するX軸接続部7は、基部間接続部の1つである。
図5及び図7を参照して、第8熱電変換素子T8の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第9熱電変換素子T9の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第9熱電変換素子T9の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第10熱電変換素子T10の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8aが基部間接続部の1つである。
第10熱電変換素子T10の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第11熱電変換素子T11の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。なお、本実施形態においては、X軸接続部7は、第1電極3から接続される第2電極4側を見たときに右側に位置するように設けられている。
第11熱電変換素子T11の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8bを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第12熱電変換素子T12の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8bが基部間接続部の1つである。
また、Y軸接続部8bは、第1電極3から接続される第2電極4側を見たときに、各電極3,4の左側の側縁同士を接続し、かつ側縁同士の互いに接近する部分同士を接続している。このため、各電極3,4の左側の側縁同士の互いに離隔した部分にスペースを設けることができ、このスペースに第10熱電変換素子T10と第11熱電変換素子T11との間に位置するX軸接続部7を配置することができる。これにより、Y軸接続部8bと、第10熱電変換素子T10と第11熱電変換素子T11との間に位置するX軸接続部7とが接触することを防止し、かつ、隣接する熱電変換素子2のX軸方向の間隔を広げることなく、第11熱電変換素子T11と第12熱電変換素子T12との間のY軸接続部8bを配置することができる。
第12熱電変換素子T12の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第13熱電変換素子T13の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第13熱電変換素子T13の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第14熱電変換素子T14の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このX軸接続部7が基部間接続部の1つである。
第14熱電変換素子T14の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第15熱電変換素子T15の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第15熱電変換素子T15の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8bを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第16熱電変換素子T16の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8bが基部間接続部の1つである。
第16熱電変換素子T16の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第17熱電変換素子T17の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第17熱電変換素子T17の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第18熱電変換素子T18の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このX軸接続部7が基部間接続部の1つである。
第18熱電変換素子T18の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第19熱電変換素子T19の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第19熱電変換素子T19の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第20熱電変換素子T20の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このX軸接続部7が基部間接続部の1つである。
第20熱電変換素子T20の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第21熱電変換素子T21の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第21熱電変換素子T21の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8bを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第22熱電変換素子T22の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8bが基部間接続部の1つである。
第22〜第24熱電変換素子T22〜T24の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第23〜第25熱電変換素子T23〜T25の下端に電気的に接続される第2電極4と夫々接続されている。第23熱電変換素子T23と第24熱電変換素子T24との間に位置するX軸接続部7が基部間接続部の1つである。
第25熱電変換素子T25の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8bを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第26熱電変換素子T26の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8bが基部間接続部の1つである。
第26熱電変換素子T26の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第27熱電変換素子T27の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
また、第25熱電変換素子T25と第26熱電変換素子T26との間に位置するY軸接続部8bは、第1電極3から接続される第2電極4側を見たときに、各電極3,4の左側の側縁同士を接続し、かつ側縁同士の互いに接近する部分同士を接続している。このため、各電極3,4の左側の側縁同士の互いに離隔した部分にスペースを設けることができ、このスペースに第26熱電変換素子T26と第27熱電変換素子T27との間に位置するX軸接続部7を配置することができる。これにより、Y軸接続部8bと、第26熱電変換素子T26と第27熱電変換素子T27との間に位置するX軸接続部7とが接触することを防止し、かつ、隣接する熱電変換素子2のX軸方向の間隔を広げることなく、第25熱電変換素子T25と第26熱電変換素子T26との間のY軸接続部8bを配置することができる。
第27熱電変換素子T27の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第28熱電変換素子T28の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8aが基部間接続部の1つである。
第28熱電変換素子T28の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第29熱電変換素子T29の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第29〜第33熱電変換素子T29〜T33の上端に電気的に接続される第1電極3は、X軸接続部7を介してX軸方向に隣接する熱電変換素子2である第30〜第34熱電変換素子T30〜T34の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。第31熱電変換素子T31と第32熱電変換素子T32との間に位置するX軸接続部7が基部間接続部の1つである。
第34熱電変換素子T34の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第35熱電変換素子T35の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。
第35熱電変換素子T35の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第36熱電変換素子T36の下端に電気的に接続される第2電極4と接続されている。このY軸接続部8aが基部間接続部の1つである。
次に、本実施形態の熱電変換モジュール1の作動について説明する。熱電変換モジュール1の上側の高温側基部5を例えば300℃から600℃の熱源に取付け、下側の低温側基部6を冷却させると、熱電変換素子2の両端で温度差が生じ、ゼーベック効果により起電圧が発生し、第1端子9及び第2端子10を外部負荷に接続し回路としたときに、電流が流れて発電する。このとき、発電し続ける為には、熱電変換素子2の両端で所定の温度差が維持され続ける必要があるが、本実施形態では、熱電変換素子2の材料として熱伝導率の小さいMgSiを用いているため、温度差を良好に維持することができる。
本実施形態の熱電変換モジュール1によれば、隣接する低温側基部6同士の間に位置する2つの基部間接続部のうちの一方は、一方の低温側基部6上に位置する一方の第1電極3から他方の低温側基部6上に位置する他方の第2電極4に接続される。反対に、他方の基部間接続部は、他方の低温側基部6上に位置する他方の第1電極3から一方の低温側基部6上に位置する一方の第2電極4に接続される。
例えば、X軸方向に隣接する低温側基部6同士の間に配置されるX軸接続部7は、図3に示すように、Y軸方向から見て、X軸接続部7同士が交差するような関係となる。
また、Y軸方向に隣接する低温側基部6同士の間に配置されるY軸接続部8a,8bは、図4に示すように、X軸方向から見て、Y軸接続部8a,8b同士が交差するような関係となる。
従って、本実施形態の熱電変換モジュール1によれば、隣接する低温側基部6同士の間で複数(2個)の基部間接続部が配置され、且つ基部間接続部が交差したような状態となるため、低温側基部6の間の連結剛性が増加し、熱膨張を許容すべく複数(6個)の低温側基部を備えた熱電変換モジュール1の剛性低下(1つの基部で構成されたものと比較した場合の剛性低下)を抑制することができる。
また、本実施形態の熱電変換モジュール1においては、低温側基部6は、4つの辺を備える長方形状に形成されている。そして、6個の低温側基部6は、X軸方向に2個、Y軸方向に3個並べられており、低温側基部6には、少なくとも2以上の辺で隣接する他の低温側基部6が配置されている。そして、低温側基部6は、4つの辺のうちの2つ以上の辺で基部間接続部により2個所ずつ接続されている。
従って、本実施形態の熱電変換モジュール1によれば、1辺のみで接続されている場合と比較して、熱電変換モジュールの剛性低下を更に抑制することができる。
また、本実施形態の熱電変換モジュール1においては、X軸接続部7は、X軸方向に隣接する熱電変換素子2の間に配置され、Y軸接続部8a,8bは、Y軸方向に隣接する熱電変換素子2のX軸方向側の端部で第1電極3と第2電極4とが接続されている。即ち、Y軸方向から見て、隣接する熱電変換素子2のY軸方向の間には、接続部7,8a,8bが位置していない。
従って、接続部が存在しない熱電変換素子2のY軸方向の間の間隔Wyを、接続部7,8a,8bが配置される熱電変換素子2のX軸方向の間の間隔Wxと比較して、小さく設定することができる。
これにより、本実施形態の熱電変換モジュール1は、単位面積当たりの熱電変換素子2の密度を向上させることができ単位面積当たりの出力を向上させることができる。
なお、単位面積当たりの熱電変換素子2の密度が低下するものの、Y軸接続部をX軸接続部7と同様に構成してもよく、これによっても本発明の熱電変換モジュールの剛性低下を抑制できるという効果を得ることができる。
また、本実施形態の熱電変換モジュール1によれば、比較的熱膨張し易い高温側に配置される高温側基部5は、第1電極3を介して熱電変換素子2ごとに1個ずつ設けられるため、熱電変換モジュール1の熱膨張への耐性を更に向上できる。また、比較的熱膨張し難い低温側に配置される各低温側基部6には、複数(6個)の熱電変換素子が第2電極4を介して夫々配置されるため、低温側基部を熱電変換素子ごとに1個ずつ設けた場合と比較して、本実施形態の熱電変換モジュール1の剛性を高めることができる。
なお、熱電変換素子2の数や配置、低温側基部6の数や配置は、本願発明の効果を奏する限りにおいて適宜変更可能である。
また、本実施形態の熱電変換素子2は、図2に四角柱状のものを示したが、これに限らず、他の形状、例えば、円柱状としてもよい。
また、本実施形態においては、熱電変換素子2をMgSiで作製しているが、これに限られない。例えば、Sb−Te系およびBi−Se系を含めたBi−Te系、Sn−Te系およびGe−Te系を含めたPb−Te系、Ag−Sb−Te系、Ag−Sb−Ge−Te系、Si−Ge系、Fe−Si系、Mn−Si系、Zn−Sb系、カルコゲナイト、スクッテルダイト、フィルドスクッテルダイト、クラスレート、ハーフホイスラー、ホイスラー、炭化ホウ素、層状コバルト酸化物等の任意の熱電変換材料を用いることができる。
また、本実施形態においては、熱電変換素子2としてn形のものだけを用いたものを説明したが、これに限らず、p形の熱電変換素子だけを用いてもよい。この場合、電流の流れの向きが逆になる。また、MgSiは、高純度である必要はなく、例えば、研削・研磨加工時に排出される廃シリコーンスラッジを利用して得られるものであってもよい。
また、熱電変換素子2の両端部に、電極との接触抵抗を低減させるべく、接合層を設けてもよい。接合層は熱電変換素子と一体的に形成することもできる。また、接合層及び電極は、Ni、Al、Cu、W、Au、Ag、Co、Mo、Cr、Ti、Pd等、および、これらからなる合金等の任意の材料を用いることができる。
また、本実施形態においては、ゼーベック効果を用いた発電用の熱電変換モジュール1を説明したが、本発明の熱電変換モジュールは、ペルチェ効果を用いて冷却又は加熱するものにも同様に用いることができる。
また、本実施形態においては、図1に示す熱電変換モジュール1の上方側を熱源に接触させる高温側、下方側を放熱(冷却)させる低温側としたものを説明した。しかしながら、本発明の熱電変換モジュールの使用方法はこれに限らず、例えば、図1において、下方側を高温側とし、上方側を低温側に設定してもよい。
また、第1端子9及び第2端子10の位置は、基部間接続部が省略されない限りにおいて、適宜変更可能である。この場合、第36熱電変換素子T36の上端に電気的に接続される第1電極3は、Y軸接続部8aを介してY軸方向に隣接する熱電変換素子2である第1熱電変換素子T1の下端に電気的に接続される第2電極4と接続させればよい。
また、本実施形態においては、全ての熱電変換素子が直列に接続された熱電変換モジュールを示して説明したが、本発明の熱電変換モジュールは、これに限らず、基部間接続部が交差していればその効果を発揮するものであり、例えば、熱電変換素子の全部又は一部が並列に接続されていてもよい。
また、図8及び図9に示す他の実施形態のように、n形の熱電変換素子2と、p形の熱電変換素子2の両方を用いて熱電変換モジュール1を構成することもできる。なお、図8及び図9において、破線は第1電極3を示し、一点鎖線は第2電極4を示し、nはn形の熱電変換素子2を示し、pはp形の熱電変換素子2を示す。
また、図8及び図9において、第1電極3又は第2電極4をX軸方向に接続する場合において、上方に位置する第1電極3を熱電変換素子2の図面左側に配置して示し、下方に位置する第2電極4を熱電変換素子2の図面右側に配置して示している。また、図8及び図9において、第1電極3又は第2電極4をY軸方向に接続する場合において、上方に位置する第1電極3を熱電変換素子2の図面上側に配置して示し、下方に位置する第2電極4を熱電変換素子2の図面下側に配置して示している。
図8に示す他の実施形態の熱電変換モジュール1では、隣接する低温側基部6の間の同一の辺に配置される基部間接続部は、同一方向の第1電極3から第2電極4を接続している。しかしながら、X軸方向及びY軸方向における隣接する低温側基部6の辺の間に配置された基部間接続部と比較すると、両者は、交差するように第1電極3と第2電極4とが接続されている。これにより、図8の他の実施形態の熱電変換モジュール1は、全ての基部間接続部が同一方向に第1電極3から第2電極4を接続する場合と比較して、剛性を向上させることができる。
また、図9に示す他の実施形態のように、n形の熱電変換素子2と、p形の熱電変換素子2の両方を用いた熱電変換モジュール1であって、隣接する低温側基部6の間の同一の辺に配置される基部間接続部同士の一方を、一方の第1電極3から他方の第2電極4に接続し、基部間接続部同士の他方を、他方の第1電極3から一方の第2電極4に接続してもよい。これによっても、熱電変換モジュール1の剛性を向上させることができる。
1 熱電変換モジュール
2 熱電変換素子
3 第1電極
4 第2電極
5 高温側基部
6 低温側基部
7 X軸接続部
8a Y軸接続部
8b Y軸接続部
9 第1端子
10 第2端子
T1〜T36 第1〜第36熱電変換素子

Claims (5)

  1. 複数の基部と、
    複数の第1電極と、
    一方の端部が前記第1電極と夫々電気的に接続される複数の熱電変換素子と、
    該熱電変換素子の他方の端部に夫々電気的に接続される複数の第2電極と、
    前記熱電変換素子に電気的に接続される前記第1電極を、隣接する前記熱電変換素子に電気的に接続される前記第2電極に、電気的に接続する接続部とを備える熱電変換モジュールであって、
    前記第1電極または前記第2電極は、前記基部に夫々複数個ずつ配置され、
    隣接する前記基部の間には、前記接続部が複数配置され、
    隣接する前記基部の間に位置する接続部を基部間接続部と定義して、
    前記基部間接続部は、隣接する前記基部の間に複数設けられ、
    複数の前記基部間接続部のうち何れか1つは、一方の基部上に位置する一方の前記第1電極から他方の基部上に位置する他方の前記第2電極に接続されるものであり、何れか1つは他方の基部上に位置する他方の前記第1電極から一方の基部上に位置する一方の前記第2電極に接続されるものであることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 請求項1に記載の熱電変換モジュールであって、
    前記基部は、複数の辺を備え、
    前記基部には、前記複数の辺の少なくとも2以上の辺で隣接する基部が配置され、
    前記基部は、複数の辺のうちの2つ以上の辺で前記基部間接続部により複数個所で夫々接続されることを特徴とする熱電変換モジュール。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の熱電変換モジュールであって、
    前記基部に沿うと共に互いに直交する2つの軸線をX軸及びY軸として、
    前記接続部は、X軸方向で隣接する前記熱電変換素子の一方に電気的に接続する前記第1電極とX軸方向で隣接する前記熱電変換素子の他方に電気的に接続する前記第2電極とをX軸方向間で接続するX軸接続部と、Y軸方向で隣接する前記熱電変換素子の一方に電気的に接続する前記第1電極とY軸方向で隣接する前記熱電変換素子の他方に電気的に接続する前記第2電極とをY軸方向間で接続するY軸接続部とを備え、
    前記X軸接続部は、X軸方向に隣接する前記熱電変換素子の間に配置され、
    前記Y軸接続部は、Y軸方向に隣接する前記熱電変換素子のX軸方向側の端部で前記第1電極と前記第2電極とが接続されることを特徴とする熱電変換モジュール。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の熱電変換モジュールであって、
    前記基部は、低温側に配置される低温側基部であり、
    高温側には、前記熱電変換素子ごとに1個ずつ高温側基部が設けられることを特徴とする熱電変換モジュール。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の熱電変換モジュールであって、
    前記複数の熱電変換素子は、n形とp形との何れか一方で構成され、
    前記複数の熱電変換素子が電気的に直列に接続されることを特徴とする熱電変換モジュール。
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