JP2016109651A - 撮像装置、測色装置および画像形成装置 - Google Patents

撮像装置、測色装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】被写体のRGB値を正しく取得できる撮像装置、測色装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】撮像装置の一例である測色カメラは、センサユニットの撮像範囲内において照明光源28の正反射光をセンサユニットに入射させる位置を正反射位置Pmとしたときに、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中に配置された光吸収体50を備える。光吸収体50は、少なくとも、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光が当たる第1の面51aと、第1の面51aと向かい合う第2の面52aとを有し、第1の面51aで反射した後に第2の面52aで反射した反射光がさらに第1の面51aに向かう構成である。【選択図】図9

Description

本発明は、撮像装置、測色装置および画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置がインクなどの色材を用いて記録媒体に記録したパッチを撮像し、撮像により得られたパッチのRGB値を標準色空間における表色値に変換してパッチの測色値を算出する撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。撮像装置により算出されたパッチの測色値は、画像形成装置の色調整に用いられる。また、撮像により得られたRGB値を用いて画像形成装置の色調整を行うこともできる。
この種の撮像装置では、画像を撮像するセンサ部の撮像範囲を照明するためにLEDなどの照明光源が設けられている。照明光源は指向性を持つため、センサ部の撮像範囲内で正反射した照明光源の強い光がセンサ部に入射すると、正しいRGB値が得られずにパッチの測色や画像形成装置の色調整などに支障をきたす懸念がある。そこで、特許文献1に記載の撮像装置では、正反射光となる光の光路中に拡散板を配置し、この拡散板によって照明光源からの光をセンサ部とは異なる方向へ拡散させる構成としている。
しかし、特許文献1に記載の撮像装置の構成では、拡散板で反射するすべての反射光をセンサ部に入射させないようにすることは難しく、センサ部によって撮像された画像上で、拡散板からの反射光が結像した領域の信号が飽和レベルに近くなる場合がある。そして、拡散板の領域の信号が飽和レベルに近くなると、フレア、スミア、ブルーミングなどの影響によって、画像からパッチの測色や画像形成装置の色調整に用いるRGB値を正しく取得することが困難になるといった課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明に係る撮像装置は、開口部を有する筐体と、前記筐体の前記開口部と異なる位置に配置された基準チャートと、前記筐体内部の所定位置に配置され、撮像領域の一部で前記筐体外部の被写体を前記開口部を介して撮像するとともに、撮像領域の他の一部で前記基準チャートを撮像するセンサ部と、少なくとも前記センサ部の撮像範囲を照明する照明光源と、前記センサ部の撮像範囲内において前記照明光源の正反射光を前記センサ部に入射させる位置を正反射位置としたときに、前記照明光源から前記正反射位置に向かう光の光路中に配置された光吸収体とを備え、前記光吸収体は、少なくとも、前記照明光源から前記正反射位置に向かう光が当たる第1の面と、前記第1の面と向かい合う第2の面とを有し、前記第1の面で反射した後に前記第2の面で反射した反射光がさらに前記第1の面に向かう構成であることを特徴とする。
本発明によれば、被写体のRGB値を正しく取得できるという効果を奏する。
図1は、画像形成装置の内部を透視して示す斜視図である。 図2は、画像形成装置の内部の機械的構成を示す上面図である。 図3は、キャリッジに搭載される記録ヘッドの配置例を説明する図である。 図4は、測色カメラの分解斜視図である。 図5は、測色カメラの縦断面図である。 図6は、測色カメラ内部の部品レイアウトを説明する図である。 図7は、基準チャートの具体例を示す図である。 図8は、光吸収体の近傍を拡大して示す斜視図である。 図9は、光吸収体の機能を説明する図である。 図10は、単一部材を加工することで形成される光吸収体の構成例を示す図である。 図11は、画像形成装置の制御機構の構成例を示すブロック図である。 図12は、測色カメラの制御機構の構成例を示すブロック図である。 図13は、第1の面が曲面形状とされた光吸収体の機能を説明する図である。 図14は、第1の面と第2の面の双方が曲面形状とされた光吸収体の機能を説明する図である。 図15は、第1の面と第2の面の双方が曲面形状とされた光吸収体を作製する工程の一例を説明する図である。 図16は、第1の面と第2の面の双方が曲面形状とされた光吸収体を作製する工程の他の例を説明する図である。 図17は、測色カメラの縦断面図である。 図18は、光吸収体の側面図である。 図19は、光吸収体の一部を拡大して示す断面図である。 図20は、プロダクションプリンティング機として構成された電子写真方式の画像形成装置の外観図である。 図21は、電子写真方式の画像形成装置における測色カメラの配置例を説明する図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る撮像装置、測色装置および画像形成装置について詳しく説明する。なお、以下で説明する実施形態では、本発明を適用した画像形成装置の一例としてインクジェットプリンタを例示するが、本発明は、記録媒体に画像を印刷する様々なタイプの画像形成装置に対して広く適用可能である。
<第1の実施形態>
(画像形成装置の機械的構成)
まず、図1乃至図3を参照しながら、本実施形態の画像形成装置100の機械的な構成例について説明する。図1は、画像形成装置100の内部を透視して示す斜視図、図2は、画像形成装置100の内部の機械的構成を示す上面図、図3は、キャリッジ5に搭載される記録ヘッド6の配置例を説明する図である。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、主走査方向(図中矢印A方向)に往復移動するキャリッジ(支持体)5を備える。キャリッジ5は、主走査方向に沿って延設された主ガイドロッド3により支持されている。また、キャリッジ5には連結片5aが設けられている。連結片5aは、主ガイドロッド3と平行に設けられた副ガイド部材4に係合し、キャリッジ5の姿勢を安定化させる。
キャリッジ5には、図2に示すように、4つの記録ヘッド6y,6m,6c,6k(画像記録部の一例)が搭載されている。記録ヘッド6yは、イエロー(Y)インクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド6mは、マゼンタ(M)インクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド6cは、シアン(C)インクを吐出する記録ヘッドである。記録ヘッド6kは、ブラック(Bk)インクを吐出する複数の記録ヘッドである。以下、これら記録ヘッド6y,6m,6c,6kを総称する場合は、記録ヘッド6という。記録ヘッド6は、その吐出面(ノズル面)が下方(記録媒体M側)に向くように、キャリッジ5に支持されている。
記録ヘッド6にインクを供給するためのインク供給体であるカートリッジ7は、キャリッジ5には搭載されず、画像形成装置100内の所定の位置に配置されている。カートリッジ7と記録ヘッド6はパイプで連結されており、このパイプを介して、カートリッジ7から記録ヘッド6に対してインクが供給される。
キャリッジ5は、駆動プーリ9と従動プーリ10との間に張架されたタイミングベルト11に連結されている。駆動プーリ9は、主走査モータ8の駆動により回転する。従動プーリ10は、駆動プーリ9との間の距離を調整する機構を有し、タイミングベルト11に対して所定のテンションを与える役割を持つ。キャリッジ5は、主走査モータ8の駆動によりタイミングベルト11が送り動作されることにより、主走査方向に往復移動する。キャリッジ5の主走査方向の移動は、例えば図2に示すように、キャリッジ5に設けられたエンコーダセンサ13がエンコーダシート14のマークを検知して得られるエンコーダ値に基づいて制御される。
また、本実施形態の画像形成装置100は、記録ヘッド6の信頼性を維持するための維持機構15を備える。維持機構15は、記録ヘッド6の吐出面の清掃やキャッピング、記録ヘッド6からの不要なインクの排出などを行う。
記録ヘッド6の吐出面と対向する位置には、図2に示すように、プラテン16が設けられている。プラテン16は、記録ヘッド6から記録媒体M上にインクを吐出する際に、記録媒体Mを支持するためのものである。本実施形態の画像形成装置100は、キャリッジ5の主走査方向の移動距離が長い広幅機である。このため、プラテン16は、複数の板状部材を主走査方向(キャリッジ5の移動方向)に繋いで構成している。記録媒体Mは、後述の副走査モータ12(図11参照)によって駆動される搬送ローラにより挟持され、プラテン16上を、副走査方向に間欠的に搬送される。
記録ヘッド6は、複数のノズル列を備えており、プラテン16上を搬送される記録媒体M上にノズル列からインクを吐出することで、記録媒体Mに画像を記録する。本実施形態では、キャリッジ5の1回の走査で印刷できる画像の幅を多く確保するため、図3に示すように、キャリッジ5に、上流側の記録ヘッド6と下流側の記録ヘッド6とを搭載している。また、ブラックのインクを吐出する記録ヘッド6kは、カラーのインクを吐出する記録ヘッド6y,6m,6cの2倍の数だけキャリッジ5に搭載している。また、記録ヘッド6y,6mは左右に分離して配置されている。これは、キャリッジ5の往復動作で色の重ね順を合わせ、往路と復路とで色が変わらないようにするためである。なお、図3に示す記録ヘッド6の配列は一例であり、図3に示す配列に限定されるものではない。
本実施形態の画像形成装置100を構成する上記の各構成要素は、外装体1の内部に配置されている。外装体1にはカバー部材2が開閉可能に設けられている。画像形成装置100のメンテナンス時やジャム発生時には、カバー部材2を開けることにより、外装体1の内部に設けられた各構成要素に対して作業を行うことができる。
本実施形態の画像形成装置100は、記録媒体Mを副走査方向(図中矢印B方向)に間欠的に搬送し、記録媒体Mの副走査方向の搬送が停止している間に、キャリッジ5を主走査方向に移動させながら、キャリッジ5に搭載された記録ヘッド6のノズル列からプラテン16上の記録媒体M上にインクを吐出して、記録媒体Mに画像を記録する。
特に、画像形成装置100の色調整などのキャリブレーションを行う際には、キャリッジ5に搭載された記録ヘッド6のノズル列からプラテン16上の記録媒体M上にインクを吐出して、多数のパッチが並ぶテストパターンを記録媒体Mに記録する。そして、このテストパターンに含まれる各パッチに対して測色を行う。テストパターンに含まれる各パッチは、画像形成装置100が実際にインクを用いて基準色のパターンを印刷した画像であり、画像形成装置100に固有の特性を反映している。したがって、これらのパッチの測色値を用いて、画像形成装置100に固有の特性を記述したデバイスプロファイルを生成、あるいは修正することができる。そして、このデバイスプロファイルに基づいて標準色空間と機器依存色との間の色変換を行うことで、画像形成装置100は再現性の高い画像を出力することができる。
本実施形態の画像形成装置100は、記録媒体Mに記録したテストパターンに含まれる各パッチに対する測色を行うための測色カメラ(撮像装置)20を備える。測色カメラ20は、図2に示すように、記録ヘッド6が搭載されたキャリッジ5に支持されている。そして、測色カメラ20は、記録媒体Mの搬送およびキャリッジ5の移動によりテストパターンが記録された記録媒体M上を移動して、各パッチと対向する位置にきたときに、画像の撮像を行う。そして、撮像により得られたパッチのRGB値に基づいて、パッチの測色値を算出する。なお、本実施形態では、撮像により得られたパッチのRGB値から算出されるパッチの測色値を用いて画像形成装置100の色調整を行う例を説明するが、撮像により得られたパッチのRGB値を用いて画像形成装置100の色調整を行うことも可能である。この場合、色調整によって、記録媒体M上に吐出されるインクの量が調整される。
(測色カメラの機械的構成)
次に、図4乃至図6を参照しながら、本実施形態の測色カメラ20の機械的な構成例について説明する。図4は、測色カメラ20の分解斜視図、図5は、測色カメラ20の縦断面図、図6は、測色カメラ20内部の部品レイアウトを説明する図である。
測色カメラ20は、図4および図5に示すように、取り付け片22が一体形成された筐体21を備える。筐体21は、例えば、所定の間隔を空けて対向する底板部21aおよび天板部21bと、これら底板部21aと天板部21bとを繋ぐ側壁部21c,21d,21e,21fを有する。筐体21の底板部21aと側壁部21d,21e,21fは、例えばモールド成形により取り付け片22とともに一体に形成され、これに対して天板部21bと側壁部21cとが着脱可能な構成とされる。図4では天板部21bと側壁部21cとを取り外した状態を示している。
測色カメラ20は、例えば、筐体21の側壁部21eおよび取り付け片22をキャリッジ5の側面部に突き当てた状態で、ネジなどの締結部材を用いてキャリッジ5の側面部に締結されることにより、キャリッジ5に取り付けられる。このとき、測色カメラ20は、図5に示すように、筐体21の底板部21aが所定の間隙dを介してプラテン16上の記録媒体Mに対し略平行な状態で対向するように、キャリッジ5に取り付けられる。
プラテン16上の記録媒体Mと対向する筐体21の底板部21aには、記録媒体Mに形成されたテストパターンのパッチ(被写体)を筐体21の内部から撮影可能にするための開口部23が設けられている。また、筐体21の底板部21aの内面側には、支え部材33を介して開口部23と隣り合うようにして、基準チャート40が配置されている。基準チャート40は、テストパターンに含まれるパッチの測色やRGB値の取得を行う際に、後述のセンサユニット25によりパッチとともに撮像されるものである。なお、基準チャート40の詳細については後述する。
一方、筐体21内部の天板部21b側には、回路基板24が配置されている。また、筐体21の天板部21bと回路基板24との間には、画像を撮像するセンサユニット25(センサ部)が配置されている。センサユニット25は、図5に示すように、CCDセンサまたはCMOSセンサなどの二次元イメージセンサ25aと、センサユニット25の撮像範囲の光学像を二次元イメージセンサ25aの受光面(撮像領域)に結像する結像レンズ25bとを備える。
センサユニット25は、例えば、筐体21の側壁部21eと一体に形成されたセンサホルダ26により保持される。センサホルダ26には、回路基板24に形成された貫通孔24aと対向する位置にリング部26aが設けられている。リング部26aは、センサユニット25の結像レンズ25b側の突出した部分の外形形状に倣った大きさの貫通孔を有する。センサユニット25は、結像レンズ25b側の突出した部分をセンサホルダ26のリング部26aに挿通することで、結像レンズ25bが回路基板24の貫通孔24aを介して筐体21の底板部21a側を臨むようにして、センサホルダ26により保持される。
このとき、センサユニット25は、図5に一点鎖線で示す光軸が筐体21の底板部21aに対して略垂直となり、且つ、開口部23と後述の基準チャート40とが撮像範囲に含まれるように、センサホルダ26により位置決めされた状態で保持される。これにより、センサユニット25は、二次元イメージセンサ25aの撮像領域の一部で、筐体21外部のパッチ(被写体)を開口部23を介して撮像するとともに、二次元イメージセンサ25aの撮像領域の他の一部で基準チャート40を撮像することができる。
なお、センサユニット25は、各種の電子部品が実装される回路基板24に対して、例えばフレキシブルケーブルを介して電気的に接続される。また、回路基板24には、後述する画像形成装置100のメイン制御基板120(図11参照)に対して測色カメラ20を接続するための接続ケーブルが装着される外部接続コネクタ27が設けられている。
また、筐体21の内部には、少なくともセンサユニット25の撮像範囲を照明する照明光源28が設けられている。照明光源28としては、例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられる。本実施形態においては、図6に示すように、照明光源28として2つのLEDを用いる。図6は、測色カメラ20の内部を回路基板24側から筐体21の底板部21a側に垂直に(光軸方向に沿って)見下ろしたときのセンサユニット25、照明光源28、開口部23および基準チャート40の位置関係を示している。
照明光源28として用いる2つのLEDは、例えば回路基板24の底板部21a側の面に実装される。ただし、照明光源28は、センサユニット25の撮像範囲を拡散光により略均一に照明できる位置に配置されればよく、必ずしも回路基板24に直接実装されていなくてもよい。また、本実施形態では、照明光源28としてLEDを用いたが、光源の種類はLEDに限定されるものではない。例えば、有機ELなどを照明光源28として用いるようにしてもよい。有機ELを照明光源28として用いた場合は、太陽光の分光分布に近い照明光が得られるため、測色精度の向上が期待できる。
本実施形態では、図6に示すように、照明光源28として用いる2つのLEDを回路基板24側から筐体21の底板部21a側に垂直に見下ろしたときの底板部21a上の投影位置が、開口部23と基準チャート40との間の領域内となり、且つ、センサユニット25を中心として対称となる位置となるように、これら2つのLEDが配置されている。換言すると、センサユニット25の光軸方向に沿って見たときに、照明光源28として用いる2つのLEDを結ぶ線Lがセンサユニット26の結像レンズ26bの中心を通り、且つ、この2つのLEDを結ぶ線Lを境界として一方に開口部23、他方に基準チャート40が位置するように、照明光源28として用いる2つのLEDが配置される。照明光源28として用いる2つのLEDをこのように配置することにより、筐体21外部の被写体となるパッチと筐体21内部に配置された基準チャート40とを、概ね同一の条件にて照明することができる。
なお、筐体21内部に配置された基準チャート40と同一の照明条件により筐体21外部のパッチを照明するには、筐体21外部のパッチに外光が当たらないようにして、照明光源28からの照明光のみでパッチを照明する必要がある。筐体21外部のパッチに外光が当たらないようにするには、筐体21の底板部21aと記録媒体Mとの間の間隙dを小さくし、パッチに向かう外光が筐体21によって遮られるようにすることが有効である。ただし、筐体21の底板部21aと記録媒体Mとの間の間隙dを小さくしすぎると、記録媒体Mが筐体21の底板部21aに接触してしまい、適切な撮像を行えなくなる虞がある。そこで、筐体21の底板部21aと記録媒体Mとの間の間隙dは、記録媒体Mの平面性を考慮して、記録媒体Mが筐体21の底板部21aに接触しない範囲で小さな値に設定することが望ましい。例えば、筐体21の底板部21aと記録媒体Mとの間の間隙dを1mm〜2mm程度に設定すれば、記録媒体Mが筐体21の底板部21aに接触することなく、記録媒体M上のパッチに外光が当たることを有効に防止できる。
また、筐体21の内部には、センサユニット25と該センサユニット25により開口部23を介して撮像される筐体21外部のパッチ(被写体)との間の光路中に、光路長変更部材29が配置されている。光路長変更部材29は、照明光源28の光(照明光)に対して十分な透過率を有する屈折率nの光学素子である。光路長変更部材29は、筐体21外部の被写体の光学像の結像面を筐体21内部の基準チャート40の光学像の結像面に近づける機能を持つ。つまり、本実施形態の測色カメラ20では、センサユニット25と筐体21外部の被写体との間の光路中に光路長変更部材29を配置することによって光路長を変更し、筐体21外部の被写体となるパッチの光学像の結像面と、筐体21内部の基準チャート40の結像面とを、ともにセンサユニット25の二次元イメージセンサ25aの受光面に合わせるようにしている。これによりセンサユニット25は、筐体21外部のパッチと筐体21内部の基準チャート40との双方にピントの合った画像を撮像することができる。
光路長変更部材29は、例えば図4および図5に示すように、一対のリブ30,31によって、底板部21a側の面の両端部が支持されている。また、光路長変更部材29の天板部21b側の面と回路基板24との間に押さえ部材32が配置されることで、光路長変更部材29が筐体21内部で動かないようになっている。光路長変更部材29は、筐体21の底板部21aに設けられた開口部23を塞ぐように配置されるため、筐体21外部から開口部23を介して筐体21内部に進入するインクミストや塵埃などの不純物が、センサユニット25や照明光源28、基準チャート40などに付着するのを防止する機能も有することになる。
また、筐体21の内部には、センサユニット25の撮像範囲内で正反射光となる照明光源28からの光を吸収するための光吸収体50が設けられている。光吸収体50は、センサユニット25の撮像範囲内において照明光源28の正反射光をセンサユニット25に入射させる位置を正反射位置Pmとしたときに、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中に配置される。
本実施形態の測色カメラ20では、照明光源28として用いる2つのLEDが、センサユニット25に対して図6に示した位置関係で配置される。このため、筐体21の開口部23と基準チャート40との間の領域内に、照明光源28として用いる2つのLEDの各々に対応する2つの正反射位置Pm(図6の破線の円)が存在することになる。光吸収体50は、少なくとも、照明光源28として用いる一方のLEDから一方の正反射位置Pmに向かう光の光路と、他方のLEDから他方の正反射位置Pmに向かう光の光路とを遮るように、これらの光路中に配置される。
具体的には、例えば図4および図5に示すように、光路長変更部材29の側面部と、光路長変更部材29を支持するリブ31と一体形成された支え部材33との間の隙間に、光吸収体50が配置される。この位置は、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中の位置となる。本実施形態の測色カメラ20では、このように照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中に光吸収体50を配置し、この光吸収体50により照明光源28から正反射位置Pmに向かう光を吸収することにより、正反射位置Pmで正反射した照明光源28の正反射光がセンサユニット25に入射することを防止している。なお、光吸収体50の詳細については後述する。
なお、以上説明した測色カメラ20の機械的な構成はあくまで一例であり、これに限らない。本実施形態の測色カメラ20は、少なくとも、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光を光吸収体50により吸収し、センサユニット25により被写体を含む画像を撮像することで被写体のRGB値を正しく取得できる構成であればよく、上記の構成に対して様々な変形や変更が可能である。例えば、上述した測色カメラ20では、筐体21の底板部21aの内面側に基準チャート40を配置しているが、筐体21の底板部21aの基準チャート40が配置される位置に開口部23とは別の開口部を設けるとともに、この開口部が設けられた位置に筐体21の外側から基準チャート40を取り付ける構成であってもよい。この場合、センサユニット25は、開口部23を介して記録媒体Mに形成されたテストパターンのパッチ(被写体)を撮像するとともに、開口部23とは別の開口部を介して、筐体21の底板部21aに外側から取り付けられた基準チャート40を撮像することになる。この例では、基準チャート40に汚れなどの不良が生じた場合に、交換を容易に行える利点がある。
(基準チャートの具体例)
次に、図7を参照しながら、測色カメラ20の筐体21に配置される基準チャート40の具体例について説明する。図7は、基準チャート40の具体例を示す図である。
図7に示す基準チャート40は、測色用の基準パッチを配列した複数の基準パッチ列41〜44、ドット径計測用パターン列46、距離計測用ライン45、およびチャート位置特定用マーカ47を有する。
基準パッチ列41〜44は、YMCKの1次色の基準パッチを階調順に配列した基準パッチ列41と、RGBの2次色の基準パッチを階調順に配列した基準パッチ列42と、グレースケールの基準パッチを階調順に配列した基準パッチ列(無彩色の階調パターン)43と、3次色の基準パッチを配列した基準パッチ列44と、を含む。ドット径計測用パターン列46は、大きさが異なる円形パターンが大きさ順に配列された幾何学形状測定用のパターン列であり、記録媒体Mに印刷された画像のドット径の計測に用いることができる。
距離計測用ライン45は、複数の基準パッチ列41〜44やドット径計測用パターン列46を囲む矩形の枠として形成されている。チャート位置特定用マーカ47は、距離計測用ライン45の四隅の位置に設けられていて、各基準パッチの位置を特定するためのマーカとして機能する。センサユニット25により撮像される基準チャート40の画像から、距離計測用ライン45とその四隅のチャート位置特定用マーカ47を特定することで、基準チャート40の位置および各基準パッチやパターンの位置を特定することができる。
測色用の基準パッチ列41〜44を構成する各基準パッチは、測色カメラ20の撮像条件を反映した色味の基準として用いられる。なお、基準チャート40に配置されている測色用の基準パッチ列41〜44の構成は、図7に示す例に限定されるものではなく、任意の基準パッチ列を適用することが可能である。例えば、可能な限り色範囲が広く特定できる基準パッチを用いてもよいし、また、YMCKの1次色の基準パッチ列41や、グレースケールの基準パッチ列43は、画像形成装置100に使用されるインクの測色値のパッチで構成されていてもよい。また、RGBの2次色の基準パッチ列42は、画像形成装置100で使用されるインクで発色可能な測色値のパッチで構成されていてもよく、さらに、Japan Color等の測色値が定められた基準色票を用いてもよい。
なお、本実施形態では、一般的なパッチ(色票)の形状の基準パッチ列41〜44を有する基準チャート40を用いているが、基準チャート40は、必ずしもこのような基準パッチ列41〜44を有する形態でなくてもよい。基準チャート40は、測色に利用可能な複数の色が、それぞれの位置を特定できるように配置された構成であればよい。
基準チャート40は、上述したように、筐体21の底板部21aの内面側に開口部23と隣り合うように配置されているため、センサユニット25によって、筐体21外部の被写体と同時に撮像することができる。なお、ここでの同時に撮像とは、筐体21外部の被写体と基準チャート40とを含む1フレームの画像データを取得することを意味する。つまり、画素ごとのデータ取得に時間差があっても、筐体21外部の被写体と基準チャート40とが1フレーム内に含まれる画像データを取得すれば、筐体21外部の被写体と基準チャート40とを同時に撮像したことになる。
(光吸収体の具体例)
次に、図8乃至図10を参照しながら、測色カメラ20の筐体21内部に配置される光吸収体50の具体例について説明する。図8は、測色カメラ20の筐体21内部における光吸収体50の近傍を拡大して示す斜視図、図9は、光吸収体50の機能を説明する図、図10は、単一部材を加工することで形成される光吸収体50の構成例を示す図である。
光吸収体50は、例えば図8および図9に示すように、平板状の第1の部材51と第2の部材52とを組み合わせて構成される。第2の部材52は、例えば光路長変更部材29の側面部に沿って配置され、第1の部材51は、第2の部材52に対して所定角度で傾斜するように、支え部材33により支えられた状態で配置される。そして、第1の部材51の第2の部材32側の面が、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光が当たる第1の面51aとされ、第2の部材52の第1の部材31側の面が、第1の面51aと向かい合う第2の面51bとされる。すなわち、光吸収体50は、第1の面51aを有する第1の部材51と、第2の面52aを有する第2の部材52とを有し、第1の面51aと第2の面52aとが向かい合うように、第1の部材51と第2の部材52とが配置されている。このとき、第1の面51aおよび第2の面52aは、両者の間隔が照明光源28から離れるほど短くなり、照明光源28から最も離れた位置で接触する。照明光源28に最も近い位置における第1の面51aと第2の面52aとの間の間隔は、照明光源28の大きさと照明光源28からの距離に応じて、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光のスポット径よりも大きくなるように設定される。
第1の部材51および第2の部材52は、任意の素材で構成することができる。ただし、第1の部材51の第1の面51aおよび第2の部材52の第2の面52aは、例えば黒色に着色されるなど、光を吸収しやすい構成となっていることが望ましい。
以上のように構成される光吸収体50は、図9に示すように、第1の面51aで反射した後に第2の面52aで反射した反射光がさらに第1の面51aに向かうように、第2の部材52に対する第1の部材51の傾斜角度が定められている。光吸収体50がこのように構成されることにより、照明光源28から正反射位置Pmに向かう強い光が光吸収体50で完全に吸収されずにセンサユニット25に入射するとしても、光吸収体50において少なくとも3回は反射した後にセンサユニット25に入射することになる。したがって、センサユニット25に入射する光の光量は、光吸収体50における少なくとも3回の反射によって大幅に減衰され、センサユニット25が撮像する画像上において光吸収体50からの反射光が結像した領域の信号が飽和レベルに近くなることはない。
なお、図8および図9に示した光吸収体50の例では、第1の面51aと第2の面52aとが照明光源28から最も離れた位置で接触する構成となっているが、第1の面51aと第2の面52aは必ずしも接触していなくてもよい。例えば、離間する第1の面51aと第2の面52aとを、照明光源28から最も離れた位置で第3の面により繋ぐ構成であってもよい。ただし、第1の面51aと第2の面52aとが照明光源28から最も離れた位置で接触する構成とした方が、より高い光吸収効果を得ることができる。
また、図8および図9に示した光吸収体50は、第1の面51aを有する第1の部材51と第2の面52aを有する第2の部材52aとを組み合わせて構成されているが、図10に示すように、単一部材53を加工して形成されたものであってもよい。例えば、単一部材53を所定角度で折り曲げ加工して向かい合う2つの面を形成し、そのうちの一方を第1の面51aとし、他方を第2の面52aとしてもよい。
(画像形成装置の制御機構の概略構成)
次に、図11を参照しながら、本実施形態の画像形成装置100の制御機構の概略構成について説明する。図11は、画像形成装置100の制御機構の構成例を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図11に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、記録ヘッドドライバ104、主走査ドライバ105、副走査ドライバ106、制御用FPGA(Field-Programmable Gate Array)110、記録ヘッド6、測色カメラ20、エンコーダセンサ13、主走査モータ8、および副走査モータ12を備える。CPU101、ROM102、RAM103、記録ヘッドドライバ104、主走査ドライバ105、副走査ドライバ106、および制御用FPGA110は、メイン制御基板120に搭載されている。記録ヘッド6、エンコーダセンサ13、および測色カメラ20は、上述したようにキャリッジ5に搭載されている。
CPU101は、画像形成装置100の全体の制御を司る。例えば、CPU101は、RAM103を作業領域として利用して、ROM102に格納された各種の制御プログラムを実行し、画像形成装置100における各種動作を制御するための制御指令を出力する。
記録ヘッドドライバ104、主走査ドライバ105、副走査ドライバ106は、それぞれ、記録ヘッド6、主走査モータ8、副走査モータ12を駆動するためのドライバである。
制御用FPGA110は、CPU101と連携して画像形成装置100における各種動作を制御する。制御用FPGA110は、機能的な構成要素として、例えば、CPU制御部111、メモリ制御部112、インク吐出制御部113、センサ制御部114、およびモータ制御部115を備える。
CPU制御部111は、CPU101と通信を行って、制御用FPGA110が取得した各種情報をCPU101に伝えるとともに、CPU101から出力された制御指令を入力する。
メモリ制御部112は、CPU101がROM102やRAM103にアクセスするためのメモリ制御を行う。
インク吐出制御部113は、CPU101からの制御指令に応じて記録ヘッドドライバ104の動作を制御することにより、記録ヘッドドライバ104により駆動される記録ヘッド6からのインクの吐出タイミングを制御する。
センサ制御部114は、エンコーダセンサ13から出力されるエンコーダ値などのセンサ信号に対する処理を行う。
モータ制御部115は、CPU101からの制御指令に応じて主走査ドライバ105の動作を制御することにより、主走査ドライバ105により駆動される主走査モータ8を制御して、キャリッジ5の主走査方向への移動を制御する。また、モータ制御部115は、CPU101からの制御指令に応じて副走査ドライバ106の動作を制御することにより、副走査ドライバ106により駆動される副走査モータ12を制御して、プラテン16上の記録媒体Mの副走査方向への移動を制御する。
なお、以上の各部は、制御用FPGA110により実現する制御機能の一例であり、これら以外にも様々な制御機能を制御用FPGA110により実現する構成としてもよい。また、上記の制御機能の全部または一部を、CPU101または他の汎用のCPUにより実行されるプログラムによって実現する構成であってもよい。また、上記の制御機能の一部を、制御用FPGA110とは異なる他のFPGAやASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの専用のハードウェアにより実現する構成であってもよい。
記録ヘッド6は、CPU101および制御用FPGA110により動作制御される記録ヘッドドライバ104により駆動され、プラテン16上の記録媒体Mにインクを吐出して画像を形成する。
エンコーダセンサ13は、エンコーダシート14のマークを検知して得られるエンコーダ値を制御用FPGA110に出力する。このエンコーダ値は制御用FPGA110からCPU101へと送られて、例えば、キャリッジ5の位置や速度を計算するために用いられる。CPU101は、このエンコーダ値から計算したキャリッジ5の位置や速度に基づき、主走査モータ8を制御するための制御指令を生成して出力する。
測色カメラ20は、上述したように、画像形成装置100の色調整を行う際に、記録媒体Mに形成されたテストパターンのパッチを基準チャート40とともにセンサユニット25により撮像し、撮像画像から得られるパッチのRGB値と基準チャート40の各基準パッチのRGB値とに基づいて、パッチの測色値(標準色空間における表色値であり、例えばL色空間におけるL値)を算出する。測色カメラ20が算出したテストパターンのパッチの測色値は、制御用FPGA110を介してCPU101に送られる。なお、パッチの測色値を算出する具体的な方法としては、例えば特開2013−051671号公報に開示される方法を利用することができる。
なお、画像形成装置100の色調整は、上述したように、撮像により得られたパッチのRGB値を用いて実施することもできる。この場合、測色カメラ20は、テストパターンに含まれる各パッチを基準チャート40とともにセンサユニット25により撮像し、撮像画像から得られるパッチのRGB値に対し、基準チャート40の各基準パッチのRGB値を用いて、照明光源28の変動などに起因する誤差を補正する処理を行う。補正されたパッチのRGB値は、例えば、測色カメラ20から制御用FPGA110を介してCPU101に送られる。そして、CPU101が、このRGB値を用いて記録ヘッド6のインク吐出量を制御するためのパラメータなどを調整することにより、記録ヘッド6から記録媒体M上に吐出されるインクの量が調整される。
(測色カメラの制御機構の構成)
次に、図12を参照しながら、測色カメラ20の制御機構の概略構成について説明する。図12は、測色カメラ20の制御機構の構成例を示すブロック図である。
測色カメラ20は、図12に示すように、上述したセンサユニット25および照明光源28のほか、光源駆動制御部61、タイミング信号発生部62、フレームメモリ63、平均化処理部64、測色演算部65および不揮発性メモリ66を備える。これらの各部は、例えば、測色カメラ20の筐体21内部に配置された回路基板24に実装されている。
センサユニット25は、結像レンズ25bを介して入射した光を二次元イメージセンサ25aにより電気信号に変換して、照明光源28により照明された撮像範囲の画像データを出力する。センサユニット25は、二次元イメージセンサ25aの光電変換により得られたアナログ信号をデジタルの画像データにAD変換し、その画像データに対してシェーディング補正やホワイトバランス補正、γ補正、画像データのフォーマット変換などの各種の画像処理を行った後に出力する機能を内蔵している。二次元イメージセンサ25aの各種動作条件の設定は、CPU101からの各種設定信号に従って行われる。なお、画像データに対する各種の画像処理は、その一部あるいは全部をセンサユニット25の外部で行うようにしてもよい。
光源駆動制御部61は、センサユニット25による画像の撮像時に、照明光源28を点灯させるための光源駆動信号を生成して、照明光源28に供給する。
タイミング信号発生部62は、センサユニット25による撮像開始のタイミングを制御するタイミング信号を生成し、センサユニット25に供給する。
フレームメモリ63は、センサユニット25から出力された画像を一時的に格納する。
平均化処理部64は、テストパターンのパッチに対する測色を行う際に、センサユニット25から出力されてフレームメモリ63に一時的に格納された画像から、測色対象のパッチを映した領域と、基準チャート40の各基準パッチを映した領域とを抽出する。そして、平均化処理部64は、測色対象のパッチの領域の画像データを平均化して、得られた値をパッチのRGB値として測色演算部65に出力するとともに、基準チャート40の各基準パッチの領域の画像データを各々平均化して、得られた値を各基準パッチのRGB値として測色演算部65に出力する。
測色演算部65は、平均化処理部64の処理によって得られた測色対象のパッチのRGB値と、基準チャート40の各基準パッチのRGB値とに基づいて、パッチの測色値を算出する。測色演算部65が算出したパッチの測色値は、メイン制御基板120上のCPU101へと送られる。なお、測色演算部65は、例えば特開2013−051671号公報に開示される方法によりパッチの測色値を算出できるため、ここでは測色演算部65の処理の詳細な説明は省略する。
不揮発性メモリ66は、測色演算部65がパッチの測色値を算出するために必要な各種データなどを記憶する。
(実施形態の効果)
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態の測色カメラ20は、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中に配置された光吸収体50を備える。そして、この光吸収体50は、少なくとも、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光が当たる第1の面51aと、第1の面51aと向かい合う第2の面52aとを有し、第1の面51aで反射した後に第2の面52aで反射した反射光がさらに第1の面51aに向かう構成とされている。したがって、本実施形態の測色カメラ20によれば、照明光源28から正反射位置Pmに向かう強い光を光吸収体50により十分に吸収して、センサユニット25に入射する光吸収体50での反射光の光量を抑制できる。このため、センサユニット25が撮像する画像上において光吸収体50からの反射光が結像した領域の信号が飽和レベルに近くなることはなく、センサユニット25が撮像した画像から、パッチの測色や画像形成装置100の色調整に用いるRGB値を正しく取得することができる。
また、本実施形態の画像形成装置100は、本実施形態の測色カメラ20により算出されたパッチの測色値やパッチのRGB値を用いて、記録ヘッド6から記録媒体Mに吐出するインクの吐出量を調整する色調整が行われるので、適切な色調整を行って再現性の高い画像の記録を行うことができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態を説明する。本実施形態は、測色カメラ20が備える光吸収体50の変形例を示すものである。以下、本実施形態の光吸収体50を第1の実施形態と区別して光吸収体50’と表記する。なお、画像形成装置100の構成および測色カメラ20の基本的な構成は第1の実施形態と同じであるため、以下では、本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体50’についてのみ説明する。
本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体50’は、第1の面51aと第2の面52aの少なくとも一方が曲面形状とされ、第1の面51aと第2の面52aとがなす角度が照明光源28から離れるほど小さくなる構成である。図13は、第1の面51aが曲面形状とされた光吸収体50’の機能を説明する図であり、図14は、第1の面51aと第2の面52aの双方が曲面形状とされた光吸収体50’の機能を説明する図である。なお、照明光源28に最も近い位置における第1の面51aと第2の面52aとの間の間隔Dsは、第1の実施形態と同様である。
本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体50’は、図13および図14に示すように、第1の面51aと第2の面52aの少なくとも一方が曲面形状とされることで、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光を、第1の面51aと第2の面52aとの間に閉じ込めるように作用する。すなわち、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光は、光吸収体50’の第1の面51aと第2の面52aとの間で繰り返し反射されることで次第に減衰し、センサユニット25にほとんど入射しない。したがって、本実施形態の測色カメラ20は、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光を光吸収体50’によって第1実施形態よりも効率よく吸収することができる。
なお、本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体50’は、第1の実施形態と同様に、第1の面51aを有する第1の部材51と、第2の面52aを有する第2の部材52とを組み合わせた構成であってもよいし、単一部材53を加工することにより形成されたものであってもよい。
図15は、単一部材53を折り曲げ加工することにより、第1の面51aと第2の面52aの双方が曲面形状とされた光吸収体50’を作製する工程を説明する図である。この図15に示す例では、まず(a)に示すように、薄板状の単一部材53に対して図中の矢印で示す位置に折り刃を当てて、単一部材53を鋭角に折り曲げる。次に、(b)に示すように、鋭角に折り曲げられた単一部材53の端部を図中の矢印の方向に加圧して、単一部材53を(c)に示すように屈曲させる。そして、(c)のように屈曲した単一部材53の向かい合う2つの面に例えば黒色の塗料を塗り、その部分を第1の面51aおよび第2の面52aとすることで、第1の面51aと第2の面52aの双方が曲面形状とされた光吸収体50’が作製される。
図16は、モールド成形された単一部材53を加圧変形させることにより、第1の面51aと第2の面52aの双方が曲面形状とされた光吸収体50’を作製する工程を説明する図である。この図16に示す例では、まず(a)に示すように、2つの突起部を有する形状にモールド成形された樹脂材料などからなる単一部材53に対し、2つの突起部を接触させるように図中の矢印の方向に圧力を加える。これにより、加圧された単一部材53は(b)のように変形し、2つの突起部が根元付近で接触して向かい合う面が曲面形状とされる。そして、この向かい合う2つの面に例えば黒色の塗料を塗り、その部分を第1の面51aおよび第2の面52aとすることで、第1の面51aと第2の面52aの双方が曲面形状とされた光吸収体50’が作製される。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態を説明する。本実施形態は、測色カメラ20が備える光吸収体50の他の変形例を示すものである。以下、本実施形態の光吸収体50を第1の実施形態および第2の実施形態と区別して光吸収体60と表記する。なお、画像形成装置100の構成および測色カメラ20の基本的な構成は第1の実施形態と同じであるため、以下では、本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体60についてのみ説明する。
図17は、本実施形態の測色カメラ20の縦断面図であり、図5に示した測色カメラ20の縦断面図と同じ位置の断面図である。本実施形態の測色カメラ20は、図17に示すように、第1の実施形態の光吸収体50に代えて、光吸収体60を備える。光吸収体60は、例えば、光路長変更部材29の天板部21b側の面と支え部材33とにより支持された状態で、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光の光路中に配置される。
図18は、本実施形態の測色カメラ20が備える光吸収体60をセンサユニット25の光軸と直交する方向に見た側面図であり、図19は、光吸収体60の一部を拡大して示す断面図である。光吸収体60は、図19に示すように、基材61から起立する多数の起毛状突起62を有する構成であり、隣接する2つの起毛状突起62の向かい合う面が第1の面51aおよび第2の面52aとされている。
このような構成の光吸収体60としては、例えば、ラシャ紙を用いることができる。ラシャ紙は、紡毛を起毛させた織物であるラシャのような構造を持つ紙であり、例えば株式会社光洋製の「黒色無反射ラシャ紙」(http://shop.koyo-opt.co.jp/i-shop/product.pasp?cm_id=156400&to=pr)のように、黒色(スーパーブラック)の紙からなる基材に黒色(スーパーブラック)の起毛状突起を植毛したものが市販されている。起毛状突起は、一般的に、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、水不溶性熱可塑性ポリマーなどからなる。
多数の起毛状突起62を有する光吸収体60は、第1の実施形態の光吸収体50や第2の実施形態の光吸収体50’と同様に、照明光源28から正反射位置Pmに向かう光を、第1の面51aと第2の面52aとの間で順次反射させて減衰させる機能を持つ。したがって、このような光吸収体60を備える本実施形態の測色カメラ20は、第1の実施形態や第2の実施形態の測色カメラ20と同様に、照明光源28から正反射位置Pmに向かう強い光を光吸収体60により十分に吸収して、センサユニット25に入射する光吸収体60での反射光の光量を抑制できる。このため、センサユニット25が撮像する画像上において光吸収体60からの反射光が結像した領域の信号が飽和レベルに近くなることはなく、センサユニット25が撮像した画像から、パッチの測色や画像形成装置100の色調整に用いるRGB値を正しく取得することができる。
<その他の変形例>
上述した実施形態では、パッチの測色値を算出する機能を測色カメラ20に持たせるようにしているが、測色値の算出を測色カメラ20の外部で行う構成としてもよい。例えば、画像形成装置100のメイン制御基板120に実装されたCPU101や制御用FPGA110が、パッチの測色値を算出するように構成することができる。この場合、測色カメラ20は、パッチの測色値の代わりに、センサユニット25の撮像によって得られるパッチのRGB値や基準チャート40に含まれる基準パッチのRGB値を、CPU101や制御用FPGA110に送る構成となる。つまり、測色カメラ20は、測色値を算出する機能を持たない撮像装置として構成される。
また、上述した実施形態では、シリアルヘッド方式のインクジェットプリンタとして構成された画像形成装置100を例示したが、本発明は上述した例に限らず、様々なタイプの画像形成装置に対して有効に適用可能である。例えば、ラインヘッド方式のインクジェットプリンタに本発明を適用する場合は、記録媒体Mの搬送方向と直交する方向に、複数の測色カメラ20を並べて配置する構成としてもよい。また、電子写真方式の画像形成装置に本発明を適用する場合は、少なくとも定着後の記録媒体Mの搬送経路のいずれかの位置に、複数の測色カメラ20を記録媒体Mの搬送方向と直交する方向に並べて配置する構成としてもよい。特に、記録媒体Mを搬送しながら複数の測色カメラ20を用いてテストパターンに含まれる各パッチの測色(RGB値の取得)を行う場合には、テストパターンに含まれる各パッチを、記録媒体Mの搬送方向に長い形状のパッチとして形成することが望ましい。
図20は、プロダクションプリンティング機として構成された電子写真方式の画像形成装置200の外観図である。図20に示す画像形成装置200は、色材としてトナーを用い、記録媒体Mに対して電子写真方式により画像を記録する本体ユニット201(画像記録部)を備える。そして、この本体ユニット201に対し、給紙を行う大容量給紙ユニット202、表紙などを供給するために利用されるインサータ203、画像が記録された記録媒体Mに対して折り加工を行う折りユニット204、ステープルやパンチなどを行うフィニッシャ205、裁断を行う裁断機206などの周辺機を用途に合わせて組み合わせた構成とされる。また、この画像形成装置200には、DFE(Digital Front End)と呼ばれる外部コントローラ300が接続されている。
このように構成される電子写真方式の画像形成装置200では、例えばフィニッシャ205内の記録媒体Mの搬送経路に、記録媒体Mの搬送方向と直交する方向に並ぶようにして、複数の測色カメラ20が配置される。図21は、この場合の測色カメラ20の配置例を説明する図である。図21に示す例では、8つの測色カメラ20を、記録媒体Mの搬送方向と直交する方向に並べて配置している。
これらの測色カメラ20は、例えば、本体ユニット201によってテストパターンが記録された記録媒体Mが搬送されると、テストパターンに含まれるパッチが筐体21に設けられた開口部23と対向する位置にきたタイミングでセンサユニット25による撮像を行い、パッチのRGB値を取得する。そして、測色カメラ20は、センサユニット25の撮像により取得したパッチのRGB値、あるいはこのRGB値をもとに算出したパッチの測色値を、本体ユニット201に送る。本体ユニット201では、測色カメラ20から送られたパッチのRGB値あるいはパッチの測色値を用いて、記録媒体Mに付着させるトナー量の調整(色調整)が行われる。なお、定着後の記録媒体Mが本体ユニット201内で十分に冷却される構成であれば、冷却された記録媒体Mが搬送される本体ユニット201内の搬送経路に、複数の測色カメラ20を記録媒体Mの搬送方向と直交する方向に並べて配置してもよい。
なお、上述した実施形態や変形例の画像形成装置100,200および測色カメラ20(撮像装置)を構成する各部の制御機能は、ハードウェア、または、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実現することができる。画像形成装置100,200および測色カメラ20(撮像装置)を構成する各部の制御機能をソフトウェアにより実現する場合は、画像形成装置100,200や測色カメラ20(撮像装置)が備えるプロセッサが処理シーケンスを記述したプログラムを実行する。プロセッサにより実行されるプログラムは、例えば、画像形成装置100,200や測色カメラ20(撮像装置)内部のROMなどに予め組み込まれて提供される。また、プロセッサが実行するプログラムを、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供するようにしてもよい。
また、プロセッサにより実行されるプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、プロセッサにより実行されるプログラムを、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
以上、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上述した実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で様々な変形や変更を加えながら具体化することができる。
20 測色カメラ
21 筐体
23 開口部
25 センサユニット
28 照明光源
40 基準チャート
50,50’ 光吸収体
51 第1の部材
51a 第1の面
52 第2の部材
52a 第2の面
53 単一部材
60 光吸収体
62 起毛状突起
Pm 正反射位置
特開2013−224924号公報

Claims (10)

  1. 開口部を有する筐体と、
    前記筐体の前記開口部と異なる位置に配置された基準チャートと、
    前記筐体内部の所定位置に配置され、撮像領域の一部で前記筐体外部の被写体を前記開口部を介して撮像するとともに、撮像領域の他の一部で前記基準チャートを撮像するセンサ部と、
    少なくとも前記センサ部の撮像範囲を照明する照明光源と、
    前記センサ部の撮像範囲内において前記照明光源の正反射光を前記センサ部に入射させる位置を正反射位置としたときに、前記照明光源から前記正反射位置に向かう光の光路中に配置された光吸収体とを備え、
    前記光吸収体は、少なくとも、前記照明光源から前記正反射位置に向かう光が当たる第1の面と、前記第1の面と向かい合う第2の面とを有し、前記第1の面で反射した後に前記第2の面で反射した反射光がさらに前記第1の面に向かう構成であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の面および前記第2の面は、両者の間隔が前記照明光源から離れるほど短くなるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1の面と前記第2の面の少なくとも一方が曲面形状とされ、前記第1の面と前記第2の面とがなす角度が前記照明光源から離れるほど小さくなることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1の面と前記第2の面とが、前記照明光源から最も離れた位置で接触していることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記光吸収体は、前記第1の面を有する第1の部材と、前記第2の面を有する第2の部材とを有し、前記第1の面と前記第2の面とが向かい合うように、前記第1の部材および前記第2の部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記光吸収体は、単一部材を加工することで前記第1の面と前記第2の面とを有するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記光吸収体は、複数の起毛状突起を有し、隣接する2つの起毛状突起の向かい合う面が前記第1の面および前記第2の面とされていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置と、
    前記センサ部により撮像された画像を用いて、前記被写体の測色値を算出する測色演算部と、を備えることを特徴とする測色装置。
  9. 請求項8に記載の測色装置と、
    色材を用いて記録媒体に画像を記録する画像記録部と、を備え、
    前記被写体は、前記記録部が前記記録媒体に記録した画像であり、
    前記測色演算部により算出された前記被写体の測色値に基づいて、前記画像記録部による色材の使用量が調整されることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の撮像装置と、
    色材を用いて記録媒体に画像を記録する画像記録部と、を備え、
    前記被写体は、前記画像記録部が前記記録媒体に記録した画像であり、
    前記センサ部により撮像された画像に基づいて、前記画像記録部による色材の使用量が調整されることを特徴とする画像形成装置。
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