JP2016106825A - 遊技場用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機における状態別の遊技情報を適切に特定できなかった場合でも、理論情報を適切に管理する。【解決手段】管理装置5は、通常状態での通常情報や当該通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態での有利情報について基準値を設定しており、実際の遊技情報である実績情報を通常情報と有利情報とに区分して特定し、通常情報と有利情報とを含む基情報とスペック情報とにより得られる理論情報を特定する際に、通常情報及び有利情報の何れかが特定できなければ、その特定できなかった遊技情報に対して基準値を代用して理論情報を特定する。有利情報等を特定できなかった場合であっても、その特定できなかった有利情報等の代わりに基準値を用いることで、適切な理論情報を特定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、通常状態における遊技情報である通常情報と有利状態における遊技情報である有利情報とを区分して管理する遊技場用システムに関する。
遊技場に設置される遊技機を管理する場合、所謂出率や粗利等の遊技情報を管理しているが、実際の値をそのまま管理するだけでは、例えば大当り抽選が偏った場合等を想定すると、その影響で遊技情報が偏る場合もあり、調整した通りの遊技情報を把握することは難しい。そこで、特許文献1では、大当り抽選確率通りに大当りが発生した場合における理論情報(理論遊技情報)が提案されている。
特開2005−131437号公報
特許文献1のように理論情報を演算する場合、通常状態における遊技情報である通常情報と、所謂確変状態等の大当り状態の特別状態や、大当り状態等の遊技者にとって有利な状態である有利状態における遊技情報である有利情報とにより区別して実際の遊技情報を特定する必要があるが、例えば大当り状態における遊技情報は大当りが発生しないと特定できない。しかしながら、遊技場の中には稼動が少ないことや不運等の理由により有利状態が発生しない遊技機が発生する営業日もあり、このような場合、有利情報を特定できず、大当り情報等を「0データ」(データなし)、又は極めて小さい安定しない遊技情報を用いて理論情報を演算することになり、理論情報が不適切な遊技情報となる虞がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機における状態別の遊技情報を適切に特定できなかった場合でも、理論情報を適切に管理することができる遊技場用システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態である有利状態を発生可能である遊技機側から出力される通常状態における遊技情報である通常情報と、有利状態における遊技情報である有利情報とを区分して特定可能な遊技信号により特定される実際の遊技情報である実績情報を、通常情報と有利情報とに区分して特定する実績情報特定手段と、前記実績情報特定手段により特定される前記通常情報と前記有利情報とを含んで構成される基情報と、予め設定される遊技機のスペックを示すスペック情報とにより得られる理論上の遊技情報である理論情報を特定する理論情報特定手段と、前記基情報を構成する遊技情報の内の少なくとも1つの遊技情報について基準値を設定する設定手段と、前記通常情報及び前記有利情報の内の少なくとも一方の遊技情報が前記実績情報特定手段により特定されていない場合に、当該特定されていない遊技情報に代用して前記基準値を、前記理論情報特定手段により理論情報を特定する場合の基情報として特定する基情報特定手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記実績情報特定手段は、遊技機種別に前記実績情報を特定可能であり、前記理論情報特定手段は、遊技機種別に前記理論情報を特定可能であり、前記設定手段は、前記有利情報についての前記基準値を設定可能であり、前記基情報特定手段は、理論情報の特定対象となる遊技機種の内、前記有利情報が前記実績情報特定手段により特定されていない遊技機種について、当該特定されていない有利情報についての前記基準値を基情報として特定することを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記実績情報特定手段は、遊技状態により区分しない基礎となる遊技情報である基礎情報を遊技機種別に特定し、前記理論情報特定手段は、演算目的となる前記理論情報である第1理論情報であって遊技機種グループ全体の第1理論情報を演算する場合に、前記第1理論情報を演算する上で必要な前記理論情報である第2理論情報の前記基礎情報に対する割合を示す前記理論情報である理論割合情報を遊技機種別に特定すると共に、当該理論割合情報と前記基礎情報とにより特定される遊技機種別の前記第2理論情報の遊技機種グループ全体の合計値を演算対象として、遊技機種グループ全体の前記第1理論情報を演算することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記基情報特定手段は、前記有利情報が安定することを特定するための前記有利情報の1つである安定特定情報が、当該安定特定情報に対して予め設定される基準値に達していない場合に、前記有利情報が前記実績情報特定手段により特定されていないと特定することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記設定手段は、操作入力により入力された設定値、前記理論情報特定手段による理論情報を演算する対象期間よりも以前を対象期間として特定された前記実績情報特定手段により特定された実績情報、又は同一の遊技機種について前記実績情報特定手段により特定された実績情報を、前記基準値として設定することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、有利状態等が発生せずに有利情報等を特定できなかった場合であっても、その特定できなかった有利情報等の代わりに基準値を用いることで、より適切な理論情報を特定することができる。そして、特定できた実績情報によりどの程度の理論情報が得られるかを把握することができ、理論情報の側面から実績情報の是非を判断できなくなる虞を軽減することができる。
請求項2に記載した発明によれば、有利状態が発生せずに有利情報を特定できなかった遊技機種について、より適切な理論情報を特定することができ、特定できた実績情報によりどの程度の理論情報が得られるかが把握できなくなる虞を軽減することができる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技機種別の影響度を基礎情報の大きさにより考慮した上で、遊技機種グルーフ全体の第1理論情報を特定することができる。
請求項4に記載した発明によれば、安定特定情報が基準値に達しているか否かにより、特定できなかった有利情報の代わりに基準値を用いるか否かを適切に判定することができる。
請求項5に記載した発明によれば、基準値として適切な値を設定することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 素データ一覧(機種A)を示す図 遊技情報集計(機種A)を示す図 スペック情報(機種A)を示す図 基準情報(機種A)を示す図 通常理論情報(機種A)を示す図 補正理論情報(機種A)を示す図(その1) 補正理論情報(機種A)を示す図(その2) 機種別情報出力例(従来)を示す図 補正機種別情報出力例を示す図(その1) 補正機種別情報出力例を示す図(その2)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場(遊技場A)内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(実績情報特定手段、理論情報特定手段、設定手段、基情報特定手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信して遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。遊技場にはPOS(景品交換装置)6や残高精算機7も設置されている。POS6や残高精算機7も、LAN4を介して管理装置5と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
POS6は、遊技場内の景品交換カウンタに設けられており、従業員により操作される。POS6は、ICカードからなる一般カード8(記録媒体)に記録されている獲得価値(遊技者が遊技により獲得した遊技価値、持玉)を付属するカードリーダ(図示せず)により読み取ると、又はレシートに記録されている獲得価値をバーコードリーダ(図示せず)により読み取ると、その読み取った獲得価値と、交換対象となる景品とを対応付ける(交換処理を行う)。この場合、POS6は、一般カード8又はレシートに記録されている獲得価値の大きさを取り扱うときは、管理装置5が一般カード8又はレシートに対応して予め記憶している獲得価値の大きさと照合した上で獲得価値の取り扱いを有効とする。
残高精算機7は、一般カード8がカード挿入口9に挿入され、その一般カード8に記録されている残貨幣価値(対価付与処理の対価となった残りの貨幣価値、残高)を読み取ると、その読み取った残貨幣価値を返却口10から返却する(貨幣返却処理を行う)。この場合、残高精算機7は、一般カード8に記録されている残貨幣価値の大きさを取り扱うときは、管理装置5が一般カード8に対応して予め記憶している残貨幣価値の大きさと照合した上で残貨幣価値の取り扱いを有効とする。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者(以下、単に管理者と称する)が操作するキーボード11、モニタ12、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技機装置2等の稼動状況等を管理する。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上部受皿15、下部受皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部17、普図入賞口18、第1始動口19、第2始動口20、大入賞口21を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口19は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口20は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口19、20への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部17にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/260であり、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口21を開放する。尚、1Rの上限入賞数は9個であり、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放期間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)対応するラウンドも大当り抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口19に入賞した場合は2Rが10%であり、4Rが45%であり、15Rが45%であるが、第2始動口20に入賞した場合は4Rが10%であり、15Rが90%であり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口19よりも第2始動口20の方が高く設定されている。
(5)確変中は大当り確率が1/74に向上すると共に、第2始動口20への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続するので、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
(6)第2始動口20は普図入賞口18への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口20の入賞率が高くなる。
以上に説明した特性は、遊技場内に設置されている多数の遊技機1の内の例えば機種Aについて説明したものであるが、例えば機種Bについては例示した値の内ラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な値となる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや各始動口19、20への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を送信する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから送信される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが送信されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から送信される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から送信される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが送信されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から送信される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から送信される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部17(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に送信されるので、始動信号の受信に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート(スタート処理数)として特定する。尚、始動入賞を示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から送信される大当り期間を特定可能な信号である。大当り中にレベル送信される状態信号であるので、大当り信号の受信中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から送信される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口20の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル送信される状態信号であるので、特別状態信号の受信中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル送信される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当り信号と特別状態信号の何れも受信していない期間を通常状態として特定する。
遊技機装置2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部22、紙幣(貨幣価値)が投入される紙幣投入口23、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部24、持玉及び貯玉を払い出すための払出釦25、払い出された玉が通過する払出ノズル26、一般カード8及び図示しない会員カードが挿入されるカード挿入口27、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿28等を有する。
遊技機装置2は、所謂各台計数機能付の貸出機であり、受け付けた貨幣(残高)の内、貸出の対価を減じた残高、及び計数した持玉の内、再プレイにより払い戻した残りの持玉を特定可能な一般カード8を発行(全発行)可能な装置である。残高とは、遊技者が入金した貨幣額から貸出処理を行った対価額(貸出処理の対価)を除いた遊技者の利用可能額(残貨幣価値)を示している。持玉とは、遊技者が遊技により獲得した遊技価値を示し、計数した遊技価値から再プレイ処理により付与した遊技価値や交換した景品の対価となった遊技価値を除いた遊技価値(獲得価値)を示している。一般カード8に記録されている持玉はPOS6にて精算され、残高は残高精算機7にて精算される。
遊技機装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣が紙幣投入口23に投入されると、その投入金額(残高)を液晶表示部24に表示する。遊技機1の貸出釦(図示せず)が操作されると、残高の範囲内で1度数に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し(貸出処理、対価付与処理を行い)、残高から貸出処理により払い出された遊技媒体の対価を除いた残りの残高を表示する。このとき、遊技機1から遊技機装置2に1度数分の125玉を払い出したことを示す信号が送信されるので、液晶表示部24に表示されている残高から1度数に相当する単位金額である例えば500円を減額すると共に売上信号を送信する。この売上信号は1度数の玉の払い出し毎に1パルスが送信されるので、1パルスに相当する単位金額を売上額として特定する。尚、玉の払い出しを遊技機装置2により行っても良い。
(2)一般カード8がカード挿入口27に挿入されると、一般カード8に記録されている残高及び持玉を読み出して液晶表示部24に表示する。遊技機1の貸出釦が操作されると、残高の範囲内で1度数に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し(貸出処理、対価付与処理を行い)、残高から貸出処理により払い出された遊技媒体の対価を除いた残りの残高を表示する。このときも、遊技機1から遊技機装置2に1度数分の125玉を払い出したことを示す信号が送信されるので、液晶表示部24に表示されている残高から1度数に相当する単位金額である例えば500円を減額すると共に売上信号を送信する。又、玉の払い出しを遊技機装置2により行っても良い。
(3)遊技機1の下部受皿16から落下した玉を計数受皿28により受けると、その受けた玉を計数して計数値を液晶表示部24に表示する。
(4)払出釦25が操作されると、計数玉(持玉)の範囲内で1度数に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し(払戻処理、計数玉に基づく再プレイ処理を行い)、計数玉から払戻処理により払い出された遊技媒体の対価を除いた残りの計数玉を表示する。このときも、遊技機1から遊技機装置2に1度数分の125玉を払い出したことを示す信号が送信される。又、玉の払い出しを遊技機装置2により行っても良い。
(5)遊技機1の返却釦(全発行釦、図示せず)が操作されると、残高及び持玉等の情報をカード挿入口27に挿入されている一般カード8に記録して発行(全発行)する。会員カードが挿入されている場合は、残高を会員カードに記録して持玉を管理装置5に送信してから会員カードを発行する。一般カード8を発行する場合は、カードIDを含む発行情報を管理装置5に送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口27に一般カード8も会員カードも挿入されていない場合は、図示しないカードストック部にストックしている一般カード8をカード挿入口27に繰出して残高及び持玉を記録して発行する。
(6)液晶表示部24に対する操作入力に応じて対応する遊技機1又は指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
管理装置5は、マイクロコンピュータがプログラムにしたがって作動することで、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日又は後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービス等を実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や遊技機装置2等から受信される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理する。
さて、管理装置5は、図2に示す素データ一覧(実績情報)と、図3に示す遊技情報集計(素データに基づく集計情報、実績情報)とを、それぞれ遊技機単位で集計し、更に機種単位で集計する。尚、周知の通り、演算に必要な設定値等は図4に示すように予め設定される。
図2に示す素データ一覧における各項目の意味は以下の通りである。尚、「平均」は機種Aを対象とした遊技機1の平均値を示す。
アウト=アウト信号により特定される遊技機1にて消費された遊技玉数(消費価値)である。
セーフ=セーフ信号により特定される遊技機1への入賞に応じて付与された遊技玉数(入賞付与価値)である。
スタート=スタート信号により特定される遊技機1における役物の作動回数である。「通常」は通常時における作動回数であり、「甘中」は時短等の特別状態期間における作動回数である。尚、以下も含め「甘中」とは、このように特別状態期間に対応した遊技情報を示す。
売上玉=売上信号により特定される対応する遊技機装置2にて貨幣価値を対価として付与された遊技玉数(貸出玉数、対価付与価値)である。
大当り数=大当り信号により特定される大当り数である。「通常」は通常時に発生した大当り数であり、所謂「初当り」数ある。「甘中」は甘中(特別状態期間中)に発生した大当り数である。「特定」はT1Yに対して設定される基準範囲(例えば1000〜2000)内のT1Yとなった大当りである特定大当りの発生回数である。
Tアウト=大当り中及び甘中のアウトある。
Tセーフ=大当り中及び甘中のセーフである。
T1アウト=大当り中のアウトある。
T1セーフ=大当り中のセーフである。
特T1アウト=特定大当りのみを対象とした大当り中のアウトある。
特T1セーフ=特定大当りのみを対象とした大当り中のセーフである。
尚、本実施形態では説明の都合上、所謂貯玉に基づく再プレイシステムのない遊技場を前提としているが、再プレイシステムのある遊技場であれば、売上玉に再プレイ玉を含めて演算することが望ましい。尚、前述した計数玉に基づく再プレイとは遊技者が当該営業日に獲得した獲得玉(計数玉)を払い戻す再プレイを意味し、この計数玉に基づく再プレイにより払い戻した玉は売上玉に含める必要はない。
図3に示す遊技情報集計における各項目の意味は以下の通りである。尚、「平均」は機種Aを対象とした遊技機1の平均値を示し、後述する図6から図8に示す理論情報の「平均」と対応する。
ベース=状態(通常、甘中)別の出率である。「通常」は「Bセーフ÷BO」により求め、「甘中」は「BセーフA÷BOA」により求めている。以下も含め、通常のアウトであるBOは「アウト−Tアウト」により求め、通常のセーフであるBセーフは「セーフ−Tセーフ」により求め、甘中のアウトであるBOAは「Tアウト−T1アウト」により求め、甘中のセーフであるBセーフAは「Tセーフ−T1セーフ」により求めているが、BO、Bセーフ、BOA、BセーフAを素データとして求めても良い。尚、以下では通常のベースを単にベースとも称し、甘中のベースをBAとも称する。
平均S=状態別のアウトに対する図柄変動数の割合である。「通常」は「通常スタート÷BO」により求め、「甘中」は「甘中スタート÷BOA」により求めている。尚、以下では通常の平均Sを単にSとも称し、甘中の平均SをSAとも称する。
T1Y=平均大当り中出玉数である。「(T1セーフ−T1アウト)÷合計大当り数」により求めている。尚、合計大当り数は「通常大当り数+甘中大当り数」により求めている。
T1O=平均大当り中アウトである。「T1アウト÷合計大当り数」により求めている。
特T1Y=特定大当りを対象としたT1Yである。「(特T1セーフ−特T1アウト)÷特定大当り数」により求めている。
特T1O=特定大当りを対象としたT1Oである。「特T1アウト÷特定大当り数」により求めている。
出率=アウトに対するセーフの割合(払出率)である。「セーフ÷アウト」により求めている。
Bサ=通常時の差玉数である。「BO−Bセーフ」により求めている。
客滞率=売上玉に対するBサの割合である。「Bサ÷売上玉」により求めている。
玉単価=アウト1当りの売上額である。「売上玉×貸単価÷アウト」により求めている。
粗利=遊技に応じた遊技場側の営業利益である。「売上額−獲得玉×貸単価×原価率」により求めている。尚、獲得玉(獲得価値)は「売上玉+セーフ−アウト」により求め、売上額は「売上玉×貸単価(貸単価=4円、原価率=75%にて演算)」により求めており、以下、売上額を単に売上と称する場合がある。
玉粗利=アウト1当りの粗利である。「粗利÷アウト」により求めている。
営業割数=実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合である。「獲得玉÷売上玉」により求めている。
図4に示すスペック情報のスペックの内、TS、TSA、平均継続数、ラウンド係数、アタッカ係数は機種別に設定する必要があり、貸単価、原価率は遊技場における各機種に対応したレート情報を設定することになる。尚、以下に示す理論値とは、図4のような遊技機1のスペックに基づき大当り等の有利状態の抽選が偏らずに有利状態が発生した場合における理論値を示しており、有利状態は抽選により発生の有無が特定されるので、図3のような抽選により偏りが生ずる実績情報と必ずしも近似する値にはならない。
遊技場Aの管理装置5は、センターに設置されているサーバ29と公衆回線(インターネット、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)等)30等を介して通信可能である。サーバ29は、図5に示す基準情報を機種別に設定しており、各遊技場の管理装置(図1では遊技場Aの管理装置5、遊技場Bの管理装置31、遊技場Cの管理装置32を例示している)に送信することで各管理装置5、31、32においても設定可能(ダウンロード可能)となっている。尚、サーバ29は、図4に示したスペック情報の各値も同様に各管理装置5、31、32に送信して設定しても良い(ダウンロードしても良い)。又、遊技場B、Cでも遊技場Aの同等の構成が実現されており、管理装置31、32(実績情報特定手段、理論情報特定手段、設定手段、基情報特定手段に相当)も管理装置5と同等の機能を有しており、図示を省略しているが、他に例えば数百箇所の遊技場の管理装置とも同様の通信を可能としている。
図5に示す基準情報の基準値(基準値0〜3)は以下の通りである。該当機種の大入賞口賞球数、1Rの上限入賞数や始動賞球等により推奨される特T1Yと特T1OとBAとSAのメーカー推奨値を採用している。遊技機1には一般的に通常状態、大当り状態、確変状態等の特別状態等があるが、遊技を開始した場合には通常状態からとなるので、それ以外の遊技情報、即ち、有利情報を示す上記した基準値を特定すれば良いが、通常状態の遊技情報を特定できなかった場合も考慮し、本実施形態では、通常状態に対応した遊技情報の基準値を以下のように特定している。即ち、メーカー推奨値を固定値とし、理論値における玉粗利や出率等の特定項目が「0」や「0%」等の想定値となるベースとSを特定する。図5の例示では、玉粗利が「0.00」、「0.10」、「0.20」、「0.30」となる基データの組み合わせをそれぞれ「基準値0」、「基準値1」、「基準値2」、「基準値3」として複数特定している。この場合、「ベース=S×S賞球+BY」となるので、S賞球をスペックより特定し、BY(図柄変動した始動入賞以外の入賞による出率)を過去データの平均値により特定しても良い。尚、BYは有効率(「S÷S入賞」)により変動し(保留満タン時の図柄変動が無効となる始動入賞のため)、有効率に応じたBYの変動率を同一機種や近似機種等の過去のデータより特定した上で、ベースとSとの関係を特定しても良い。
特定項目としては例示した玉粗利や出率等以外に、例えば売上玉と獲得玉の差等を採用しても良いし、想定値としては例示した遊技場において採用される交換率に応じた損益分岐点となる営業割数や、交換率を変更した場合のシミュレート値として他の値を採用する等、どのような値を採用しても良い。図5では客滞率を固定値(客滞率=155%)としているが、客滞率は遊技場に応じて異なるので段階的に客滞率を設定して対応する基準値をそれぞれ設定しても良い。同様に、損益分岐は交換率により変動し、遊技場単位で異なるので、例えば10割〜18割等、遊技場にてとり得る範囲の損益分岐となる1割刻みの営業割数に対してそれぞれ想定値を設けて基準値を設定しても良い。図5の例示では、特T1Y等の大当り情報やBA等の特別状態情報を固定値(特T1Y=1490、BA=90.0%等)としているが、ベース等と同様に異なる値を設定して良く、この場合、それらを特定した上で上記のように通常情報の基準値を特定することが望ましい。尚、各項目の定義又は値を求めるための演算式を図5の演算式の欄に記載しているが、各項目の値を求めるための演算式の例示であり、必ずしも各項目の値を同一の演算式により求める必要はない。図5以外の例示した演算式により示される値も同様である。
さて、管理装置5では、図3に示した遊技情報集計と図4に示したスペック情報とにより図6に示すような通常理論情報(理論値)を演算可能としているが、従来では特T1Yや特T1O等の大当りが発生しないと特定できない大当り情報(有利情報)やBAやSA等の特別状態が発生しないと特定できない特別状態情報(有利情報)を特定できないと、図6にて示す3〜5番台等のように理論値の一部を演算(特定)できなかった(「−」は理論値を特定できていないことを示す)。尚、図6では、機種別の平均を示す「平均」は、BO〜単独T1セーフ及び売上玉の項目についてはデータを特定できる遊技機1のみを対象として平均値を演算し、理論値の内のそれ以外の項目については当該演算した平均値を用いて演算している。
図7は、このような理論値の一部を演算できなかった図6に示す通常理論情報に対し、図5に示した基準情報の「基準値3」を採用することで、大当り情報等を特定できなかった遊技機1について基準値を代用して理論値を特定した補正理論情報である。このように基準値を代用することで、基データの全てを特定することができるので、全ての理論値を特定することができる。尚、「基準値0」、「基準値1」、「基準値2」、「基準値3」の内の何れを採用するかは管理者が選択すれば良いが、例えば基準値に対応する玉粗利等に対して範囲を定め、実績情報又は理論情報として特定した遊技情報が属する範囲に対応する基準値を管理装置5が判定して特定しても良い。図7の例示では、基準値として図6に示した通常理論情報の玉粗利の平均値(0.32)に近似する基準値3(玉粗利=0.30)を採用している。
図7では、3番台については、特別状態が発生しなかったことにより実データにて特定できなかったBAとSAが、図5の基準値3にて代用された(BA=90.0%、SA=14.0%)上で理論値を特定している。同様に、4番台と5番台については、特定大当りと特別状態とが発生しなかったことにより実データにて特定できなかったBA、SA、特T1Y、特T1Oが、図5の基準値3にて代用された(BA=90.0%、SA=14.0%、特T1Y=1480、特T1O=320)上で理論値を特定している。このように基準情報の基準値を代用することで、図6のように玉粗利等の理論値を演算できなかった3〜5番台についても玉粗利等を演算することができる。そして、図7では、5番台(玉粗利=0.36)については他の遊技機(1番台(玉粗利=0.25)、2番台(玉粗利=0.20)、3番台(玉粗利=0.26))よりも玉粗利が高い値となっており、4番台(玉粗利=0.53)については他の遊技機よりも更に玉粗利が高い値となっているので、調整のやり直し等を、理論値を参照することでも判断可能となる。又、実データが特定されていない等の判断としては管理者による操作入力により特定しても良いし、実データが0データである場合や、安定特定情報(例えば数値が安定するために必要な特T1O)が基準値(例えば「500」)に達していない場合に実データが特定されていない、又は有利状態が発生しなかったと判定しても良く、必ずしも0データであることを特定されていない条件とする必要はない。又、安定特定情報として特T1Y等の基データ自体をそのまま採用したり、大当り回数等を採用したりしても良い。
図8は、基準値として他の遊技機1の平均値を採用した補正理論情報である。尚、これ以外に過去の遊技情報を基準値として採用しても良いが、同一遊技機種の過去の遊技情報(例えば前日等直近の営業日や営業期間の遊技情報)を採用することが望ましい。尚、基データにおける平均は基データを実データにて特定できている遊技機1のみを対象とした平均値である(ベースであれば1〜5番台、BAであれば1〜2番台、特T1Yであれば1〜3番台等)。この場合でも、基データを全て特定できなかった遊技機1の玉粗利等を演算することができるが、他の遊技機1にて基データを特定できた場合に限定され、例えばグループ内の何れの遊技機1においても特別状態が発生しない場合には、図5の基準値や上述した過去の遊技情報を採用することになる。
図9は、機種別に区分した従来の理論値の集計例である。機種Aは図6にて説明した通りであり、機種Bは機種Aと同様に大当り情報等を特定したことにより理論値を特定できている場合を示しているが、機種Cは大当りが発生しなかったことにより大当り情報等が特定されずに理論値を特定できていないので、実データを理論値として代用している。尚、図9では説明の簡略化のために3機種のみの例示としているが、実際には数十種類の機種が管理対象となる。総合(遊技機種グループ全体の遊技情報)は全機種の総合値を示しているが、実データについてはその合計や平均を示している。理論値は以下のようにして求めている。尚、図9の演算例では示していない小数部分も演算対象となっているので、以下に示した数値をそのまま演算すれば図9の近似値となる。
出率は、実データの総合の合計(612390)をアウトとし、各機種の実データのアウト(基礎情報)に理論値の出率(理論割合情報)を乗じた値を各機種のセーフ(第2理論情報)とした合計を総合のセーフとし、以下の演算式により演算している。
セーフ=246220×101.3%+356170×102%+10000×
20.0%≒614714
出率=セーフ÷アウト
=614714÷612390≒100.4%
尚、総合のセーフは以下も同様である。
売上(額)は、各機種の実データのアウトに理論値の玉単価(理論割合情報)を乗じた値を各機種の売上(第2理論情報)とし、その合計を総合の売上とし、以下の演算式により演算している。
売上=246220×1.44+356170×1.42+10000×3.4
≒893170
尚、以下の売上も同様である。
営業割数と粗利(何れも第1理論情報)も同様に、アウトは実データ、セーフは上記した総合のセーフ、売上は総合の売上とし、以下の演算式により演算している。
売上玉=売上÷貸単価
=893170÷4=223293
営業割数=(売上玉+セーフ−アウト)÷売上玉
=(223293+614714−612390)÷223293
≒101.1%、
粗利=売上−(売上玉+セーフ−アウト)×貸単価×原価率
=893170−(223293+614714−612390)×4×75%
≒216128
図9では機種Cの理論値が特定できないので、想定される理論値よりも遊技者にとって辛めの実データが理論値となると共に総合の理論値にも影響が生ずることになる。
図10及び図11は、図9において理論値を特定できなった機種Cについて、図7のように基準値を採用して理論値を補正した例である。ここで、図10は機種Cのみを対象として理論値を補正した例示であり、図11は機種Aや機種Bのように理論値を特定できる場合であってもその機種内に有利情報が特定できていない遊技機1がある場合に図7のように補正した例示である。
図9と図10とを比較すると、営業割数にて「3.7%(104.8%−101.1%)」、粗利の平均にて「1451円(10806円−9335円)」の差があり、この差が従来、機種Cの理論値を実データにて代用した分の補正値の異常分となるが、図10及び図11のように基準値を採用することでより正確な理論値が管理可能となる。
理論値を補正した場合、図10及び図11のように補正した機種を容易に特定可能となるように識別出力することが望ましく、更に図11のように大当り情報等の基データを全て特定できた機種とそうでない機種とを区別可能に識別出力しても良い。又、基準値を採用する際に図8のような実際の値を採用しても良い。尚、識別出力の方法としては、図10及び図11ではハッチング線の方向を変えて例示しているが、カラー表示やカラー印字する場合であれば色を変える等すれば良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
管理装置5において、通常状態での通常情報や当該通常状態よりも遊技者にとって有利な有利状態での有利情報について基準値を設定しており、実際の遊技情報である実績情報を通常情報と有利情報とに区分して特定し、通常情報と有利情報とを含む基情報とスペック情報とにより得られる理論情報を特定する際に、通常情報及び有利情報の何れかが特定できなければ、その特定できなかった遊技情報に対して基準値を代用して理論情報を特定する。これにより、有利状態等が発生せずに有利情報等を特定できなかった場合であっても、その特定できなかった有利情報等の代わりに基準値を用いることで、適切な理論情報を特定することができる。そして、特定できた実績情報によりどの程度の理論情報が得られるかを把握することができ、理論情報の側面から実績情報の是非を判断することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
より正確性を求めて特T1Yやラウンド係数やアタッカ係数等を採用したが、例えば全ての大当りを対象とした平均的なT1YやT1Oを採用したり、TY自体を対象とする等、有利情報としてはどのような遊技情報を採用したりしても良い。勿論、他の基データについてもどのような遊技情報を採用しても良い。
実施形態では、基礎情報と理論割合情報とに基づいて第1理論情報又は第2理論情報を特定する対象を遊技機種グループ全体としたが、遊技機種グループ全体に代えて、又は加えて遊技機単位や遊技機種単位を対象として特定しても良い。
実施形態でも示したが、各設定値は管理者が任意に操作入力により設定しても良いし、予め管理装置5の製造メーカーにて設定しても良いし、外部(例えばチェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。尚、この場合もサーバにて操作入力により入力された設定値となる。又、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用して間接的に特定しても良い。又、遊技信号としてパルス信号を例示したがシリアル通信等による信号入力としても良い。又、複数の理論値を演算することを例示したが、例えばBOやBセーフ等は説明上、特定することを例示しただけであるので、出率や玉粗利等の少なくとも1つの第1理論情報を特定すれば、演算過程上で必ずしも他の第1理論情報や第2理論情報を特定する必要はない。
機種グループとして全店の全ての遊技機種を1グループとすることを例示したが、例えばレート別やフロア別に機種をグループ化する等、どのような区分によりグループを構成しても良い。
数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。又、識別出力についても例示した以外に記号を付ける等、どのような出力態様としても良く、出力としては印字、表示出力が少なくとも想定される。
範囲としては最小値と最大値との双方を設定しても良いし、各範囲の最小値のみを設定し、最大値については次の範囲の最小値を参照して特定する等、最小値と最大値との一方のみを設定しても良い。又、値が範囲内であるか否かを特定する際に、以上と超過のどちらを採用しても良いし、以下と未満のどちらを採用しても良い。又、「達した」等の表現は以上となったこと又は超過したことの何れにも対応する表現となり、「達していない」等の表現も同様に双方に対応する表現となる。
対象となる遊技機1としては遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機等も採用できる。尚、所謂封入式を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。又、大当りの種類としてラウンドが異なることを例示したが、大当り中の出玉や差玉により大当りの種類を判定するので、例えばラウンド数が同一であっても、ラウンドの上限入賞数や上限開放期間が異なることで、その種類分けが行われることもある。
対象となる遊技機1として特別状態を発生可能な遊技機1を例示したが、特別状態を発生不能な遊技機を対象としても良い。この場合、基データとしては通常状態における遊技情報である通常情報と、大当り情報とになる。同様に大当り状態を発生不能であるが特別状態は発生可能な遊技機1を対象としても良く、この場合は、通常情報と、特別状態情報とが基データの集計対象となる。又、特別状態として時短と確変を区別する等複数種類の特別状態を発生可能な遊技機1を対象としても良く、大当り状態と特別状態とは互いに異なる遊技状態であるが、通常状態とよりも有利な遊技状態であるため有利状態と定義することができ、大当り情報や特別状態情報は有利情報と定義することができる。
遊技機1によっては有利状態のみが発生し、通常状態とならない場合もあるので、有利情報のみを対象とするだけでなく通常情報のみを対象として基準値を設定しても良い。
管理装置5が行う処理の一部を中継装置3、又は遊技機装置2等にて行っても良い。又、サーバ29で行う処理を管理装置5で行ったり、管理装置5で行う処理をサーバ29にて行ったり、サーバ29を設けずに管理装置5のみで図5等の設定を行ったりする等、どのように構成しても良い。更に例示した構成は変形例も含めて、どのように組み合わせても良いし、適宜採用しない構成としても良い。
図面中、1は遊技機、5、31、32は管理装置(実績情報特定手段、理論情報特定手段、設定手段、基情報特定手段)である。

Claims (5)

  1. 通常状態よりも遊技者にとって有利な状態である有利状態を発生可能である遊技機側から出力される通常状態における遊技情報である通常情報と、有利状態における遊技情報である有利情報とを区分して特定可能な遊技信号により特定される実際の遊技情報である実績情報を、通常情報と有利情報とに区分して特定する実績情報特定手段と、
    前記実績情報特定手段により特定される前記通常情報と前記有利情報とを含んで構成される基情報と、予め設定される遊技機のスペックを示すスペック情報とにより得られる理論上の遊技情報である理論情報を特定する理論情報特定手段と、
    前記基情報を構成する遊技情報の内の少なくとも1つの遊技情報について基準値を設定する設定手段と、
    前記通常情報及び前記有利情報の内の少なくとも一方の遊技情報が前記実績情報特定手段により特定されていない場合に、当該特定されていない遊技情報に代用して前記基準値を、前記理論情報特定手段により理論情報を特定する場合の基情報として特定する基情報特定手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記実績情報特定手段は、遊技機種別に前記実績情報を特定可能であり、
    前記理論情報特定手段は、遊技機種別に前記理論情報を特定可能であり、
    前記設定手段は、前記有利情報についての前記基準値を設定可能であり、
    前記基情報特定手段は、理論情報の特定対象となる遊技機種の内、前記有利情報が前記実績情報特定手段により特定されていない遊技機種について、当該特定されていない有利情報についての前記基準値を基情報として特定することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 前記実績情報特定手段は、遊技状態により区分しない基礎となる遊技情報である基礎情報を遊技機種別に特定し、
    前記理論情報特定手段は、演算目的となる前記理論情報である第1理論情報であって遊技機種グループ全体の第1理論情報を演算する場合に、前記第1理論情報を演算する上で必要な前記理論情報である第2理論情報の前記基礎情報に対する割合を示す前記理論情報である理論割合情報を遊技機種別に特定すると共に、当該理論割合情報と前記基礎情報とにより特定される遊技機種別の前記第2理論情報の遊技機種グループ全体の合計値を演算対象として、遊技機種グループ全体の前記第1理論情報を演算することを特徴とする請求項2に記載した遊技場用システム。
  4. 前記基情報特定手段は、前記有利情報が安定することを特定するための前記有利情報の1つである安定特定情報が、当該安定特定情報に対して予め設定される基準値に達していない場合に、前記有利情報が前記実績情報特定手段により特定されていないと特定することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用システム。
  5. 前記設定手段は、操作入力により入力された設定値、前記理論情報特定手段による理論情報を演算する対象期間よりも以前を対象期間として特定された前記実績情報特定手段により特定された実績情報、又は同一の遊技機種について前記実績情報特定手段により特定された実績情報を、前記基準値として設定することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載した遊技場用システム。
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