JP6517663B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は遊技場用システムに関する。
パチンコ遊技機等の遊技機が設けられる遊技場では遊技者の獲得価値を再度遊技に使用可能とする所謂再プレイを可能としているが、近年では特許文献1のように付与対象となる遊技価値のレート(以下、自種別)と異なるレート(以下、他種別)の獲得価値を対価とした再プレイに対応した所謂乗入を可能とする遊技場も見受けられる。
特開2014−204807号公報
乗入を行う場合、特許文献1の様に乗入自体に関する遊技情報の管理も必要だが、以下の様に従来、管理対象としていた遊技情報について問題が生ずる虞がある。
即ち、乗入を含めた再プレイを行う場合、当日獲得した獲得価値(以下、持玉)の内、自種別の持玉を対価とする当日再P、前日迄に獲得した獲得価値(以下、前日貯玉)の内、自種別の前日貯玉を対価とする前日再P、他種別の持玉を対価とする当日乗入、他種別の前日貯玉を対価とする前日乗入という様に対価等に応じて4つのパターンが想定される。
そして、乗入がない従来の管理では、前日再P分は売上とみなす一方、当日再Pは売上とみなさずに遊技情報を演算していた。
しかしながら、乗入について上記同様に前日乗入分は売上とみなす一方、当日乗入分は売上とみなさずに遊技情報を管理すると、実情とかけ離れた遊技情報となる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、所謂乗入を採用する場合でも、遊技情報を適切に管理し得る遊技場用システムを提供することにある。
請求項1の発明によれば、所謂乗入を採用する場合でも、遊技情報を適切に管理することができる。
一実施形態における遊技場用システムの構成を示し概略図 第1パターン配線を示す配線図 第2パターン配線を示す配線図 第3パターン配線を示す配線図 現状の情報特定方法を示す図 当日乗入対応時の情報特定方法例を示す図(その1) 当日乗入対応時の情報特定方法例を示す図(その2) 各機器の信号出力例を示す図 演算方法を示す図 演算例を示す図(その1) 演算例を示す図(その2)
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示している。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2(価値受付手段、価値付与手段、計数手段、出力手段、第1遊技装置、第1出力手段)及び遊技情報表示装置(以下、表示装置)3が設置されている。これら遊技機1、遊技装置2及び表示装置3は2台ずつ中継装置4と接続されており、中継装置4はLAN(Local Area Network)5を介して遊技情報管理装置(以下、台管理装置)6(管理手段、補正手段、遊技情報特定手段、設定手段)及び獲得価値管理装置(以下、貯玉管理装置)7と接続されている。
遊技場にはPOSや残高精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN5を介して台管理装置6及び貯玉管理装置7と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が台管理装置6及び貯玉管理装置7の管理対象となっている。台管理装置6及び貯玉管理装置7は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、キーボード8、モニタ9、プリンタ(図示せず)等が接続されている。また、図1に示す各機器間の配線方法は代表例であり、後述する様に各機器が同一メーカ製か否かに応じて複数の配線方法がある。
台管理装置6及び貯玉管理装置7は、遊技機側(遊技機1、遊技装置2等)から送信される遊技信号を受信することで、遊技機1毎の遊技データ、会員登録された会員毎の個人データ、遊技機1や遊技装置2等の稼動状態等を管理する。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ遊技機であり、盤面10に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル11、上部受皿12、下部受皿13を有すると共に、盤面10に、液晶表示部14、普図入賞口15、第1始動口16、第2始動口17、大入賞口18を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口16は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口17は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口16、17への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部14にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当り(イベント)を発生する。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360であり、大当りがその後に確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口18を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数または上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当り確率が1/36に向上すると共に、始動口への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続する為、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となり、その後に通常状態となる。
(5)第2始動口17は普図入賞口15への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。また、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口17の入賞率が高くなる。以上は特定の機種を例にして説明したが、例示した値は異なる機種であれば大当り確率やラウンドの振分が異なる等、機種に応じて様々な仕様となる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設されている周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口16、17への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。入賞に応じた払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部(役物)における始動処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)、及び始動数(始動処理数)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので信号入力に応じて始動処理を特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
・大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号入力中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口17の入賞率が向上する特別状態中(時短中(確変時を含む))にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号入力中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定する。
遊技装置2は所謂各台計数及び各台再プレイ機能付の貸出機であり、遊技装置2の状態や遊技機1の遊技状態を示す状態表示部19、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口20、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部21、遊技当日の獲得玉である所謂当日貯玉(以下、持玉という場合もある。獲得価値、当日価値、有価価値)(会員であれば貯玉も含む)を払い出すための払出釦22、払い出された玉が通過する払出ノズル23、一般カードや会員カードが挿入されるカード挿入口24、遊技機1の下部受皿13の下方に位置する着脱可能な計数受皿25等を有する。
遊技装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)貨幣を受付する(貨幣受付処理)と、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額が残高に加算して表示され、残高がある状態で遊技機1の貸出釦(図示せず)が操作(付与操作、貸出操作)されると、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(遊技価値)が遊技機1から払出され(付与処理)、レートに応じた対価分が残高から引落とされる。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。貸出処理を行うと、売上信号(付与信号)として100円に対して1パルスのパルス信号を台管理装置6に出力する。
(2)遊技機1の下部受皿13から落下した玉(獲得価値)を計数受皿25により受ける(獲得価値受付処理)と、その受けた玉を計数して持玉として管理し、その持玉を対価とした払い出しも可能とする。払出釦22が操作(払戻操作、付与操作)されると、対価額単位(例えば500円)分の持玉を払出ノズル23から払い出し(払戻処理、付与処理、自価値付与処理)、その対価分を持玉から引き落とす(減算する)。払戻処理を行うと、払い出した合計の玉数を示す払出信号(付与信号)として払出25玉に対して1パルスのパルス信号を台管理装置6に出力する。
(3)残高や持玉が残存する状態で遊技機1の返却釦(図示せず)が操作(発行操作)されると、残高や持玉を(記録する等して)特定可能な一般カードを発行する(発行処理)。尚、残高や持玉の一部を発行対象とする分割発行も可能とする。また、一般カードを受付ける(獲得価値を受付ける、獲得価値受付処理)と、その一般カードにより特定される(記録されている)残高及び持玉を引き継ぐ。
(4)遊技場の会員となった遊技者に配布される会員カードも受付可能で、会員カードに対しても一般カード同様に持玉や残高を対応付け可能である。但し、残高は一般カード同様に会員カードに書込まれるが、持玉は持玉情報が会員カードには書込まれず、貯玉管理装置7にて会員カードのIDである会員IDに対応付けて管理され、会員IDが対応付けられると貯玉として特定される。即ち、遊技者の獲得価値として会員IDに対応付けられた獲得価値が貯玉、未対応のものが持玉となり、貯玉は翌日以降も払戻処理や景品交換等を可能とするが、持玉は当日限り有効等、異なる有効期限が設けられる等の違いがある。会員カードを受け付けると、貯玉管理装置7に管理されている貯玉を特定し、その貯玉を対価とした払い出しも可能とする。この場合も、持玉の払い出しと同様に、払い出した合計の玉数を示す払出信号として払出25玉に対して1パルスのパルス信号を台管理装置6に出力する。
(5)中継装置4とのシリアル通信により台管理装置6にて貨幣受付処理や対価付与処理、残高や持玉、貸出玉数、払戻玉数、入金額、計数玉数や貸出玉数や貸出玉の対価となる売上額、及び一般カードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能とするが、これらを後述する様にパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて出力する場合もある。尚、貸出処理上の通信については中継装置4を介さず、遊技機1と遊技装置2とで直接通信を行っても良い。
さて、上述した一般カードや会員カード(以下、カード)は複数種別(例えば4円パチンコや1円パチンコ)の持玉を対応付け可能である。即ち、遊技装置2には予め上記したレート(付与レート)が対応付けられており、上記の通り通常の処理では対応付けられたレート内での貸出処理や再プレイ処理が行われる。一方、遊技者はカードをPOSや遊技装置2にて受付けした状態で特定の乗入処理を行うと、乗入による払出(乗入払出、他価値付与処理)を可能とする状態となる。
乗入とは遊技装置2に対応付けられていない種別である乗入元の持玉を対価として、乗入先となる遊技装置2に対応した種別での払出処理を行うものであり、乗入処理にて指定したまたは予め設定される種別である乗入元と、乗入先とのレート比率に応じた換算比率により種別を超えた再プレイ処理を可能とするものである。例えば、4円パチンコを乗入元、1円パチンコを乗入先とし、乗入先にて200玉分の払出を行うと、乗入先との換算率が1/4であれば50玉分の乗入元の4円の持玉を対価として減算する。
ここで、台管理装置6と貯玉管理装置7と遊技装置2とが同一メーカ製か否かに応じて各機器間の配線方法(以下、パターン)が異なると共に、パターン毎に遊技情報の情報特定方法が異なる。
図2〜4はパターン別に示した配線図である。図2〜4中における丸数字の1はパルス信号を出力する汎用的なパルス通信を示し、丸数字の2はデータ信号を出力するメーカ規格のシリアル通信を示している。パルス信号について補足すると、遊技情報に対応して各々出力単位(基準値)が設定されており、その出力単位分の情報更新があると1パルス出力される。例えば遊技装置2から中継装置4へと出力される再P(再プレイ)信号は25玉単位(再プレイ単位)、玉計数時に出力される計数信号は100玉単位等であり、アウト信号等も同様である。また、シリアル通信は単線、パルス通信は遊技情報に対応した出力端子に接続されるパラレル線が一般的に用いられる。
上記再P信号は、後述する前日再Pや前日乗入が発生した場合に出力されるが、現状(従来の当日乗入がない場合)では当日乗入が発生しても出力されない。
一方、図5は現状の一般的な情報特定方法をパターン別に示しており、全てのパターンで当日乗入に対応していない。
(第1パターン)
台管理装置6と貯玉管理装置7と遊技装置2とが同一メーカ製の場合は、メーカ規格のシリアル通信が可能であることから、図2に示すように配線する。
この第1パターンでは、例えば遊技装置2から台管理装置6へとシリアル通信により当日再P、前日再P等の遊技情報を遊技機毎に区別可能に出力するので、受信した遊技情報を後述する演算式に組込むだけで台管理装置6にて遊技機単位で遊技情報を特定可能となる。
(第2パターン)
台管理装置6と貯玉管理装置7とは同一メーカ製だが、遊技装置2は別メーカ製の場合は、台管理装置6及び貯玉管理装置7と、遊技装置2とはシリアル通信できないことから、図3に示すように配線する。
この第2パターンでは、台管理装置6及び貯玉管理装置7側となる中継装置4はこれらの機器と同一メーカ製となるので、それらの機器間はシリアル通信となる。この場合、遊技装置2と、台管理装置6側の中継装置4とが別メーカ製となるので、それらの機器間はパルス通信となる。また、遊技装置2を管理対象とするために島管理装置(以下、島コン。第2遊技装置、第2出力手段)26と持玉管理装置27とが遊技装置2側の機器として設けられ、台管理装置6側とは異なる経路にて遊技装置2が管理される。この場合、島コン26及び持玉管理装置27は遊技装置2と同一メーカ製であることから、それらの機器間はシリアル通信となる。
この第2パターンでは、持玉管理装置27と貯玉管理装置7とが別メーカ製の場合は、貯玉更新等のために電文内容を開示する等して、前日再P、前日乗入のいずれが行われたかを特定可能なシリアル通信を可能とすることで、貯玉管理装置7がそれらを区別して台管理装置6へと台単位で貯玉(会員)に関わる情報をシリアル通信可能となる。
一方、当日再Pは(会員)(一般)の区別なく島コン26にて島単位で対応分が集計され、島コン26や島端計数機等向けに設けられる台管理装置6側の中継装置4へと払戻信号として信号出力される。つまり、中継装置4は遊技装置2からパルス信号により遊技情報を入力するが、払戻信号は島コン26からの別途出力対象となり、島コン26より島単位にて入力する。この場合、計数値等も同様に島コン26からの別途出力対象となり、その中継装置4経由にて台管理装置6へと情報出力される。また、前日再P等と同様に別途当日再P(会員)を示す信号も貯玉管理装置7へと持玉管理装置27から出力される。尚、(会員)は遊技装置2が会員カードを受付けている場合を意味し、(一般)は一般カードに対応する等、会員カードを受付けていない場合を意味する。
上述した様に、同一メーカ製の機器間ではシリアル通信、別メーカ製の機器間では汎用性の高いパルス通信を採用しているが、持玉管理装置27と貯玉管理装置7との間では、貯玉をリアルタイムで管理する必要性から特別にシリアル通信を行っている。尚、第1パターンのシリアル通信も含め、再プレイ分だけではなく貨幣を対価とした貸出処理分の売上についても台単位での出力対象となる。
(第3パターン)
台管理装置6と、貯玉管理装置7及び遊技装置2とがそれぞれ別メーカ製の場合は、図4に示すように配線する。
この第3パターンでは第2パターンと比べて貯玉管理装置7も別メーカ製となるので、中継装置4が受ける遊技装置2や島コン26からのパルス信号にてデータを特定する必要がある。また、遊技装置2から中継装置4へと前日再Pや前日乗入が発生した場合に再P信号が出力されるので、それらの合計をまとめて(=混同して)再プレイとして管理する一方で、当日再Pは第2パターン同様に島単位の信号出力となる。
ここで、第2パターンの場合でも遊技装置2から中継装置4への信号経路は確保できるので、貯玉管理装置7とのシリアル通信が難しい等の場合には第3パターンの情報特定方法も採用可能(第1パターンも同様)だが、第3パターンでは貯玉管理装置7から台管理装置6へとデータ送信する必要性が乏しく、第1パターンや第2パターンの様な情報特定方法の採用は難しい。
ここで、当日貯玉について補足する。遊技装置2にてカードを受付けた場合、そのカードが会員カードか一般カードかに関わらず当日貯玉は持玉として取扱われ、一旦貯玉管理装置7の管理対象から離れ、遊技装置2の管理対象となる。よって、遊技装置2にて再プレイした場合、会員と一般との区別なく島コン26へと信号出力される一方、会員カード排出時に挿入時からの差分がまとめて貯玉管理装置7へと前日再P等と同様に出力され、貯玉管理装置7での管理対象に戻る。一方、当日乗入に対応した場合、当日乗入に対応する他種別の当日貯玉は会員カード挿入時であっても持玉扱い等を行わず、貯玉管理装置7の管理対象のままなので再プレイ単位で信号出力される。
さて、上述した様に、遊技装置2では当日の他種別の貯玉を対価とした再プレイである当日乗入を可能とするが、この場合、当日乗入は売上扱いとみなす必要があるものの、当日の自種別の貯玉を対価とした再プレイである当日再Pと同等に売上に含めないまま管理すると、実情に見合わない売上情報となる虞がある。
即ち、売上価値(以下、売上)や遊技者の獲得価値(以下、景品)を利用した遊技情報(売上関連情報、景品関連情報)には、例えば、売上に対する景品の割合を示す所謂割数(営業割数)と呼ばれる遊技情報があり、この割数は、景品÷売上にて演算される。
ここで、売上について説明する。売上は遊技のため遊技価値(以下、玉)を得るべく貨幣等の対価を支払う貸出処理(貨幣付与処理)に対応して特定され(玉または対価)、貨幣を対価として玉を払出す貸出処理が主な対象となるが、遊技者が遊技場へと預け入れた獲得玉(貯玉、獲得価値)の内、前日迄に預け入れた貯玉である所謂前日貯玉(前日価値)は、当日の遊技により得た玉ではなく、貨幣の代わりの対価とみなすことが出来るため、従来は前日貯玉を対価とした再プレイである前日再P(前日自処理)は貨幣を対価とした貸出処理と同等であるとして補正売上として包含し、売上とみなして割数等を演算していた。
しかしながら、貯玉の内、遊技当日の獲得玉である持玉は、例えば持玉を対価とした再プレイである当日再P(当日自処理)を行った上で、その玉をそのまま計数して再度持玉とし、更に当日再Pを行うことで、遊技に関連せず悪戯に補正売上が加算される虞があると共に、遊技者が玉箱に獲得玉を一旦溜め、そこから遊技分を取出すのと同様に、貨幣や前日貯玉の様に当日の遊技外から対価を持込んでおらず、貨幣の代わりの対価とみなすことができないため、従来は補正売上として計上しないようにすることで、乗入ではない付与レートと同一のレート(自種別)の貯玉を対価とする再プレイ(自価値付与処理)する場合は割数等の遊技情報を管理していた。
さて、乗入について上記同様に補正売上を特定すると、付与レートとは異なるレート(他レート)の前日貯玉を対価とした再プレイ(他価値付与処理)である前日乗入(前日他処理)は、上記の自種別同様に売上とみなせば良いが、他種別の持玉を対価とした再プレイである当日乗入(当日他処理)は、自種別の当日再Pとは異なり売上とみなす必要がある。即ち、自種別の持玉とは異なり、当日乗入後、そのまま計数すると、その計数玉は自種別の持玉となるものの、自種別の当日再Pの様に悪戯に売上が加算される虞が小さいと共に、当日の他種別での獲得玉を持込んで対価としているため、売上とみなす必要がある。
この様に補正売上には、当日再P分を除いた、貨幣(売上)分、前日再P分、前日乗入分、及び当日乗入分を含める必要がある。
次に、景品(相当対価)について説明する。景品は売上、アウト、セーフを利用した理論上の景品(玉または相当対価)分を示す第1景品と、計数玉と払出玉とを利用した実際の景品玉分を示す第2景品とがあり、第1景品は上記した補正売上を売上として補正するだけで補正第1景品として演算可能なので、更なる説明は省略する。尚、景品とは売上同様に遊技者の獲得している景品玉に付与レートとなる貸単価を乗じた対価となる。
ここで、計数玉(景品情報)の計数対象を例示する。計数対象としては、貨幣を対価とした貸出処理による売上玉、及びセーフとアウトとの差分があるが、前日再P分、当日再P分、前日乗入分、及び当日乗入分も含まれる。
一方、第2景品を補正第2景品として補正する場合、補正第1景品と同様に補正売上とアウト、セーフ分とが対象となるので、上記した計数対象の内、補正売上の対象とならない当日再P分を除外する必要がある。即ち、補正第2景品=計数玉−当日再Pと補正すれば良い。この様に遊技者の意向により変動し得る当日再P分は売上と景品との双方に含めない様に補正することで、遊技者の意向により遊技情報が悪戯に変動することを抑制し、実情に見合った遊技情報を特定可能となる。
ここで、上記した割数は、補正第1景品÷補正売上(=補正機割)または補正第2景品÷補正売上(=補正景割)にて示されるが、遊技場の利益を示す粗利益(営業粗利)は売上−(売上玉+セーフ−アウト)×貸単価×原価率なる演算式にて求められ、売上を補正売上とすることで、乗入に対応可能であると共に、第1景品と第2景品との差分を示す所謂誤差玉も、売上を補正売上、第2景品を補正第2景品とすれば実情に見合う遊技情報となる。
以上説明したように、売上や景品に当日乗入を含める必要があるものの、当日乗入が未対応のまま情報を特定しているのが現状であり、実際の状態に見合う遊技情報を特定出来ないという問題がある。即ち、図6に示すように、第1パターンにて、当日乗入は信号出力しないままか、または当日再Pに含めて信号出力しては、当日乗入を特定することはできない。一方、第2及び第3パターンにて、当日分を纏めて当日乗入を当日再P同様に島単位にて集計する様にしても、当日再P等と当日乗入とを区別不能な出力構成となってしまう。
この様な事情から、本実施形態では、現状の情報特定方法を実際の状態に見合う遊技情報が特定可能となるように改善した。
図7は、改善策をパターン毎に示している。即ち、第1パターンでは、遊技装置2から中継装置4へ当日乗入を当日再P等と同様にシリアル通信する。第2及び第3パターンでは、当日乗入を別途出力対象とするか、前日再P等に対応した信号の出力対象に包含する等して、当日再Pと区別可能であれば、例え前日再P等と混同しても実際の状態に見合う遊技情報が島単位で特定可能となる。尚、図7に示す改善策は一例であり、例えば第3パターンの場合に当日乗入を別途出力する等しても良い。
また、台管理装置6側のネットワークは遊技装置2から中継装置4を介して台管理装置6に出力される構成を例示しているが、中継装置として島単位の中継装置(台側の島コン)を加えても良い。また、第2パターン以外では持玉管理装置27を設けておらず貯玉管理装置7での兼用を想定しているが、別途設けても良いし、第2パターンにて島コン26から貯玉管理装置7へとシリアル通信を行い、持玉管理装置27を省略しても良い。また、台管理装置6と貯玉管理装置7とが同一メーカ製である場合、1つの統合した管理装置としても良い。
第1〜3パターンは説明の都合上、同一メーカ製であるか否かを示したが、汎用性の高いパルス通信と、詳細なデータ通信が可能なシリアル通信を例示した様に採用すれば、例えば同一メーカ製でも複雑なシリアル通信を避けたり、別メーカ製でもデータの開示によりシリアル通信が可能となる場合もあるので、同一メーカ製であるか否かは問わなくとも良い。
次に、遊技装置2及び島コン26から中継装置4への信号の出力例と、出力例に対応した演算方法とについて説明するが、第1または第2パターンでも第3パターンを援用可能なので、説明の簡単化のために第3パターンの場合についてのみ説明する。尚、第1または第2パターンの情報特定方法を採用する場合の演算対象は個別に特定した前日再P等を再P信号対応分として演算すれば良い。
図8では第3パターンにおける信号の出力例を示しており、図9は図8の第1〜4例の出力例を採用した場合の、補正売上(売上情報)や補正第2景品(景品情報、補正景品)の演算例を示している。現状に示す通り、当日乗入が未対応の場合、図8にて示した通り、再P信号として前日再P+前日乗入の合計(25玉1パルスなので、信号入力数×25を対応分の素データ(遊技信号単位で特定される遊技情報)とする等)を示す1種類のパルス信号(複数種類の処理分を合計した遊技情報に対応する遊技信号、特定対象となる遊技情報が基準値分更新されることにより出力され、出力回数を計数することで特定対象となる遊技情報を特定可能な信号)により台単位での出力対象とする一方、払戻信号として当日再Pの合計(会員分と一般分)を示す1種類のパルス信号による島コン26からの島単位での出力対象となる。また、払戻信号や計数信号を島単位で出力することを例示しているが、再P信号同様に台単位としても良い。
図8に示す第1〜4例では、図4の第3パターン配線において実情に見合う遊技情報を特定するために出力対象となり得る信号出力パターンを示している。
(第1例(第1出力態様))
再P信号(前日価値当日他信号)の出力対象に当日乗入を包含し、払戻信号(当日自信号)はそのままとしている。これは図4の第3パターン配線に対応しており、図9の様に、演算式は現状のまま変更しなくとも良いが、パルス信号だけでは当日乗入等の状況は特定不能となる。
(第2例(第2出力態様または第1出力態様))
再P信号(前日価値信号)と払戻信号(当日自信号)はそのままに、当日乗入に対応した第2払戻信号(当日他信号)を新設している。これは、図3の第2パターン配線に対応しており、図9の様に補正売上として演算式に第2払戻信号分を加算することで、第1例と同義となる。
(第3例(第3出力態様または第1出力態様))
再P信号と払戻信号はそのままに、当日再Pと当日乗入との合計を示す第2払戻信号(当日価値信号)を新設しており、図9の様に補正売上として現状から第2払戻信号を加算する一方、払戻信号を減算することで、第1例と同義となる。
(第4例(第4出力態様または第2出力態様))
再P信号はそのままに、払戻信号(当日価値信号)の出力対象に当日乗入を包含する一方、当日乗入に対応した第2払戻信号(当日他信号)を新設しており、図9の様に補正売上と補正景品との演算式に第2払戻信号分(当日他信号に対応した素データ)を加算することで、第1例と同義としている。
いずれの例も、補正売上と補正景品との対象として当日再Pを除外しているので、遊技装置2の信号出力形態に応じて適宜、対応する演算式にて補正売上等を特定すれば良い。
台管理装置6は、上述のようにして売上を補正した補正売上=売上+前日再P+前日乗入+当日乗入として遊技情報を演算する。この場合、第1パターンに示す様にシリアル通信等、各情報を個別に特定可能な場合は個別に特定した遊技情報を演算式に組込むだけで実情に見合う遊技情報を特定可能となるが、第3パターン等、汎用性の高いパルス通信のために各情報を個別に特定不能な場合には、図8に示す各例のように当日再Pと当日乗入とが混同しないように信号出力して、図9に示す各例のように補正売上と計数玉との演算対象から当日再Pを除外する必要がある。
(第1例)
補正売上=売上+再P信号(売上情報+前日価値当日他信号に対応した素データ)とし、補正景品=計数玉−払戻信号(景品情報−当日自信号に対応した素データ)とする。この場合、従来と同様に演算式を変更する必要はない。
(第2例)
補正売上=売上+再P信号+第2払戻信号(売上情報+前日価値信号に対応した素データ+当日他信号に対応した素データ)とし、補正景品=計数玉−払戻信号(景品情報−当日自信号に対応した素データ)とする。この場合、補正売上を変更する必要がある。
(第3例)
補正売上=売上+再P信号+第2払戻信号−払戻信号(売上情報+前日価値信号に対応した素データ+当日価値信号に対応した素データ−当日自信号に対応した素データ)とし、補正景品=計数玉−払戻信号(景品情報−当日自信号に対応した素データ)とする。この場合、補正売上を変更する必要がある。
(第4例)
補正売上=売上+再P信号+第2払戻信号とし、補正景品=計数玉−払戻信号+第2払戻信号(景品情報−当日価値信号に対応した素データ+当日他信号に対応した素データ)とする。この場合、補正売上と補正景品とを変更する必要がある。
第1例〜第4例のいずれの出力方式であっても、図9の様な演算を行うことで、実際の状態に見合う割数を特定可能なので、台管理装置6では、遊技装置2側の出力態様に応じて演算式を変更可能として補正売上や割数等を演算可能としている。尚、演算式の設定方法としては、各出力方式に対応する演算式を予め複数設定しておき、出力方式を選択することで対応する演算式を設定しても良いし、出力方式に応じた演算式を管理者等が組込んで設定することで対応する演算式を特定しても良く、どの様な設定方式を採用しても良い。
図10は図4の第1または第2パターン配線の場合、図11は図4の第3パターンの様に貯玉管理装置7から貯玉情報等を入力出来ず図8に示す信号をパルス通信のみで入力可能な場合に補正売上や補正景品に関わる遊技情報の集計例である。いずれも、割数等は従来と同様の集計が可能となる。尚、図10,11ではパチンコ遊技機のみを集計対象としているが、スロットマシン等の他の遊技機を集計対象としても良い。
図10には次の項目が設定されている。
・アウト=アウト信号による遊技機1にて消費された遊技価値(消費価値)
・セーフ=セーフ信号による遊技中の入賞に応じて付与された遊技価値(入賞付与価値)
・計数玉=計数信号による獲得価値の計数値(計数価値)
・売上=売上信号による遊技装置2にて貨幣を対価として付与した遊技価値(貨幣付与価値)の対価(貨幣対価情報)
・補正売上=売上とみなすことが可能な再プレイを含む貸出処理に応じた総対価で、売上+(前日再P+前日乗入+当日乗入)×貸単価により示される。
・補正景品=交換対象となる獲得価値(交換価値)に対応する遊技場側の損失額で、(計数玉−当日再P)×貸単価により示される。尚、補正売上と補正景品とは図9にて説明した通りである。
・粗利=売上を遊技場の収入とした遊技場の営業利益で、売上−補正景品×原価率により示される。
尚、補正景品として補正第1景品を採用しても良い。以下の補正粗利も同様である。
・補正粗利=補正売上を遊技場の収入とした粗利で、補正売上−補正景品×原価率により示される。
・粗利指標=貸出レートと交換レートとの相違による遊技場側の損失(再プレイ時のサービス分)を考慮した粗利で、レートの相違分を手数料玉として徴収した場合や相違がない場合には補正粗利と同値となる粗利で、売上(貨幣対価情報)+(補正売上(補正対価売上情報)−売上−補正景品(景品相当額情報))×原価率≒売上−(売上+(セーフ−アウト)×貸単価)×原価率により示される。
尚、「補正売上−売上」は「(当日乗入+前日再P+前日乗入)×貸単価」を示し売上とみなすことが可能な再プレイ額を示すが、所謂再プレイ手数料を徴収する場合、手数料分を加え、「売上+(補正売上−売上+手数料相当額−補正景品)×原価率、尚、手数料相当額=手数料玉×貸単価」等と演算式を変更する必要がある(現在は規則等により禁止)。
また、補正景品は補正売上+(セーフ−アウト)×貸単価に相当するため上記のような演算式でも演算可能となる。他も同様に適宜、補正景品を補正第1景品としても良い。
・粗利指標β(第2粗利指標)=当日乗入の場合はレートの相違による損失が発生しないとした場合の粗利指標で、売上+当日乗入×貸単価−(補正売上+(セーフ−アウト−前日再P−前日乗入)×貸単価)×原価率=売上(貨幣対価情報)+当日乗入額(当日他相当額情報)−(補正景品(景品相当額情報)−前日額(前日相当額情報))×原価率により示される。
尚、当日乗入額(当日他相当額情報)=当日乗入×貸単価、前日額(前日相当額情報)=(前日再P+前日乗入)×貸単価。また、粗利指標同様に手数料分を含んでも良い。
・出玉率=アウトに対するセーフの割合(払出率)で、セーフ÷アウトにより示される。
・機械割、景品割=売上額(売上玉)に対する遊技場側の損失額(損失玉)の割合で、機械割は(売上+(セーフ−アウト)×貸単価)÷売上により示される理論上の割合を示し(補正第1景品が対象)、景品割は補正景品÷売上により示される実際の割合(補正第2景品が対象)
・補正機割、補正景割=売上額を補正売上とした機械割(補正機割=(補正売上+(セーフ−アウト)×貸単価)÷補正売上)(補正第1景品が対象)と、景品割(補正景割=補正景品÷補正売上)(補正第2景品が対象)
・原価率=貸出レートに対する交換レートの割合。図10の62.5%の場合、貸出レートが4円なら交換レートは2.5円
・当日乗入=当日乗入分の遊技価値で、当日乗入(一般)は一般カード、当日乗入(会員)は会員カードに対応。尚、一般と会員とで区別しなくとも良い。
・当日再P=当日再プレイ分の遊技価値で、一般カードと会員カードとの双方の合計に対応。尚、一般と会員とで区分しても良い
・前日再P、前日乗入=前日再Pは前日再P分の遊技価値で、前日乗入は前日乗入分の遊技価値
・補正誤差玉(誤差情報)=理論上の交換価値と実際の交換価値との差で、補正売上÷貸単価(=補正価値売上情報)+セーフ−アウト−補正景品÷貸単価(=補正価値景品情報)
・他口座引落=乗入による再プレイ時に乗入元として徴収した遊技価値を示し、他口座引落(一般)は一般カード、他口座引落(会員)は会員カードに対応
図10,11では上記した通り、双方共に補正売上と補正景品との対象から当日再Pを除外している。尚、全店は遊技場全体を対象としており、(4円換算)はアウトやセーフ等の玉を代表レートである4円に換算して(1円の4玉を1玉として換算)集計しており、(実値)はこの様な換算を行わずに実値をそのまま合計している。
第1または第2パターンでは貯玉管理装置7から受信した遊技情報により、図10の様に再プレイの内訳を一般、会員等と区別したり、他口座引落等を特定可能である一方、第3パターンでは貯玉管理装置7が台管理装置6と別メーカ製である等、貯玉管理装置7からの遊技情報の受信が難しいため、図11の様に再プレイや当日乗入を一纏め(図8の第1例参照)にしたり、他口座引落や粗利指標βなどを特定不能となっているが、図8,9の様に演算式を出力形式に対応させて変更することにより、第1パターン等と同じ補正売上等の他の遊技情報を特定可能となっている。
ここで、第1パターンの場合、図10の遊技情報全てを台単位で特定することも可能だが、第2パターンでは一般カードに対応した持玉や計数玉が貯玉管理装置7の管理対象とならないため、島コン26からの入力となり、台単位ではなく島単位または図10のようなレート単位となるが、当日乗入や補正売上や補正機割等は中継装置4にて入力する遊技信号により台単位で特定可能となる。
また、第3パターンも第2パターン同様に台単位で特定可能な遊技情報は制限されるが、第2パターン同様に中継装置4にて入力する遊技信号により台単位で特定可能な遊技情報もある。尚、第1パターンであっても中継装置4にて入力する信号により補正売上等を特定して勿論良い。
この様な実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置6は、補正売上の補正対象として、他からの持込分とならない当日再Pは対象外とする一方、他から持込分となる前日再P、前日乗入、当日乗入は対象とするので、実情に見合うように売上情報を修正でき、乗入を採用する場合でも適切に遊技情報を管理し得る。
補正売上や補正景品より割数や粗利を特定するので、実情に見合う割数や粗利を演算可能となる。
計数玉には、売上玉、セーフとアウトとの差分、前日再P分、当日再P分、前日乗入分、及び当日乗入分が対象となるが、他からの持込分とならない当日再P分は差引き対象とするが、他からの持込分となる他の再P分は差引き対象としないため、実情に見合う補正景品を特定可能となる。
所謂誤差玉を演算する場合でも補正売上等を補正しているため、実情に見合う誤差玉を演算可能となる。
売上+(補正売上−売上−景品)×原価率を示す粗利指標を管理するので、再P分の手数料のサービス分を考慮した粗利である粗利指標を、実情に見合うように演算可能となる。
売上+当日乗入額−(補正景品−前日再P額−前日乗入額)×原価率を示す粗利指標βを管理するので、当日乗入の場合はレートの相違による損失が発生しないとした場合の粗利指標を、実情に見合うように演算可能となる。
遊技装置2は、当日再P分を当日乗入分と区別して特定可能に再P信号等の遊技信号を出力するので、当日乗入を採用した場合でも補正売上や補正景品に関わる遊技情報を実情に見合う様に適切に管理可能となる。
図8の第1〜第4例までの出力対象のいずれかにより信号出力するので、補正売上や補正景品に関わる遊技情報を適切に管理可能となる。
遊技信号の種類に応じて、遊技装置2から出力する遊技信号と、島コン26から出力する遊技信号とを区分することで、遊技装置2と島コン26にて分散して信号出力するので、遊技装置2に多くの出力端子を設ける必要性を低減できる。
前日再P+前日乗入+当日乗入分の合計値または売上+前日再P+前日乗入+当日乗入分の合計値を特定可能な遊技信号を出力するので、適切に補正売上を特定可能となる。
パルス出力のように出力回数により遊技情報を特定可能な信号を出力対象とするので、当日乗入を採用した場合でも汎用性の高い信号出力態様にて遊技情報を管理可能となる。
管理装置6は、補正売上の補正対象として、他からの持込分とはならない当日再Pは対象外とする一方、他から持込分となる当日乗入、前日再P、前日乗入は対象となるように演算式を変更可能に設定するので、遊技装置2から出力される信号の特定対象が異なる場合であっても、柔軟、且つ実情に見合う様に売上情報を補正でき、乗入を採用する場合でも適切に遊技情報を管理し得る。
計数玉には、売上玉、セーフとアウトとの差分、前日再P分、当日再P分、前日乗入分、及び当日乗入分が対象となるものの、他からの持込分とはならない当日再P分は補正対象とするが、他からの持込分となる他の再P分は補正対象としないように演算式を変更可能に設定するので、遊技装置2から出力される信号の定義等が異なる場合であっても、柔軟、且つ実情に見合うように景品情報を補正でき、乗入を採用する場合でも適切に遊技情報を管理し得る。
図8の第1〜第4例の信号出力に応じて演算式を変更するので、想定し得る複数の出力態様に応じて適切な演算式にて遊技情報を特定可能となる。
パルス出力のように出力回数により遊技情報を特定可能な信号を出力対象とするので、当日乗入を採用した場合でも汎用性の高い信号出力態様にて遊技情報を管理可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
図8等にて前日再P、前日乗入、当日乗入の合計と、当日再Pの合計とを特定可能な出力例を例示したが、例えば、再P信号として前日再P、前日乗入、当日乗入の会員分の合計値、払戻信号として当日再Pの合計値、第2払戻信号として当日乗入の一般分を対象とする等、上述した各合計値を特定可能な出力態様であれば例示した以外の出力態様を採用しても良く、その場合、図9の演算値と同様の値を求めるように適宜演算式を変更すれば良い。
パルス信号の場合、再P信号は台単位、払戻信号は島単位での出力を例示したが、第2払戻信号にて例示した様に、いずれを台単位としたり、島単位としたりしても良い。
前日貯玉と当日貯玉や持玉とについて、前日貯玉は前日以前の獲得価値が含まれていれば、当日に獲得価値を貯玉処理により前日貯玉扱いとする等しても良く、必ずしも営業日前日以前だけの獲得価値である必要性はない。当日貯玉や持玉も、例えば営業時間を延長する等した場合等、営業日当日だけでなく前日以前に獲得した獲得価値が含まれる場合があっても良い。
貨幣価値としては例示した貨幣そのものだけでなく、所謂電子マネー等を含んでも良い。また、所謂各台計数を前提とするシステムを例示したが、所謂島端計数を導入した、或いは島端計数を前提としたシステムを対象としてもよく、この場合、価値受付手段や遊技装置2は、会員カード等の識別情報を受付ける各台装置と、獲得玉自体を受付ける島端計数装置とにより構成されることになる。また、再プレイについても同様に各台装置だけでなく、所謂島端再プレイ機を遊技装置等としても良い。
レートとして貸出レートが複数設けられる場合を例示したが、交換レートが複数設けられる場合や貸出レートと交換レートとがそれぞれ複数設けられる場合に適用しても勿論良い。また、計数した持玉の対応レートとして予め設定される自種別を特定したり、対応するレートと持玉や貯玉が対応付けられた記録媒体を受付けることで対応するレートを特定可能な獲得価値の受付を例示したが、いずれか一方の受付のみを採用する等、受付けた獲得価値のレートを特定可能な構成や設定する構成はどのような構成としても良い。また、例えば指紋等の記録媒体以外の識別情報に獲得価値を対応付け、その指紋等を受付けることにより獲得価値を受付けても良い。
達している等の表現は、基準値との比較において、超過だけなく以上とならないかを判定する構成も包含する。同様に達しないとは未満だけなく以下とならないかを判定する構成も包含する。
遊技者による乗入操作が行われることを状態切替条件として例示したが、他に、自種別の持玉がなく他種別の乗入可能な持玉がある場合に、遊技者の操作を伴うことなく成立する条件を状態切替条件とする等、状態切替条件等の条件は適当な条件であればどの様な条件を採用する等、例示した条件はどのような条件としても良い。
通常の付与処理を行う付与手段を状態切替条件の成立に応じて乗入状態へと切り替えることで乗入付与処理を行うことを例示したが、通常の付与処理を行う付与手段と、乗入付与処理とを行う付与手段とを区別して設けて、乗入状態に関わりなく乗入付与処理を行う様にしても良い。
例示した設定値は予め設定されれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。また、記録媒体としてカードを例示したが、識別情報等を特定可能であれば例えばコイン等の他の記録媒体であっても良い。
遊技装置2として貨幣受付処理や、その貨幣による対価付与処理(貸出処理)の所謂貸出機の機能を備えた遊技装置を例示したが、例えば貸出機能を備えた遊技装置である貸出装置と、持玉の計数や払戻しを可能とする所謂各台計数機能を備えた遊技装置である各台計数装置とを、それぞれ設けることで遊技装置を構成しても良い。
例示した全ての遊技情報は入力した信号により直接的に特定しても演算式を利用する等して間接的に特定しても良く、「〜示される値に相当する〜」とは演算結果として相当する値を演算すればどのような演算過程や単位であっても良い旨を示す。尚、相当額とは玉数に貸単価を乗じた値を示すので、原価率が1であれば対価と同値となるが、1でなければ異なる値となる。また、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
対象となる遊技機は遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式等の例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機やスロットマシン等も採用できる。尚、所謂封入式等を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現する。また、封入式等の場合、有価価値を遊技に消費出来る状態とすることが遊技に使用可能な遊技価値を付与する対価付与処理となる。
例示した処理は遊技装置2や、管理装置だけでなく、中継装置等も含め、どのような機器により行っても良いし、どの様に分担して処理しても良い。また、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技装置(価値受付手段、価値付与手段、計数手段)、6,7は遊技情報管理装置(管理手段、補正手段)である。

Claims (6)

  1. 遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値、及び遊技者所有の貨幣価値を受付可能であり、前記獲得価値を受付けた場合に遊技場に複数設けられるレートの内、当該受付けた獲得価値に対応するレートを特定する価値受付手段と、
    遊技者による付与操作の受付けに応じて遊技価値を付与する付与処理を行い、当該付与処理として、遊技者から受付けた貨幣価値を対価とする貨幣付与処理、遊技者から受付けた獲得価値の内、前記価値受付手段に予め設定される付与レートが対応付けられた自獲得価値を対価とする自価値付与処理、及び当該付与レートとは異なる他レートが対応付けられた他価値を対価とする他価値付与処理を可能とし、遊技場における営業日前日迄に獲得された獲得価値である前日価値と、遊技場における営業日当日に獲得された獲得価値である当日価値とのいずれを対価としても前記自価値付与処理、及び前記他価値付与処理を可能とする価値付与手段と、が設けられる遊技場における遊技場用システムであって、
    前記貨幣付与処理により付与された遊技価値、及びその対価の内、少なくとも一方を示す遊技情報である売上情報を管理対象とする管理手段と、
    前記自価値付与処理分は対価が前記前日価値であれば前記売上情報の補正対象とするが、対価が前記当日価値であれば前記売上情報の補正対象としない一方、前記他価値付与処理分は対価が前記前日価値であるか前記当日価値であるかに関わらず前記売上情報の補正対象とすることで、前記売上情報を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記管理手段は、遊技場の損失分となる遊技価値、及びその相当額の少なくとも一方を示す景品情報の前記補正手段により補正された売上情報に対する割合を示す値に相当する遊技情報である営業割数、及び前記補正手段により補正された対価を示す売上情報から、前記景品情報であって相当額を示す景品情報に遊技場における営業上の原価率を乗じた値を差引いた値に相当する営業粗利の内、少なくとも一方を管理することで、前記売上情報を管理対象とすることを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 遊技者が獲得した遊技価値である獲得価値を計数する計数処理を行う計数手段を備え、
    前記価値受付手段は、前記計数処理に応じて前記獲得価値を受付け、当該計数処理により獲得価値を受付けた場合には前記計数手段に予め設定されたレートを、当該受付けた獲得価値に対応するレートとすることで、前記対応するレートとして特定し、
    前記管理手段は、遊技場の損失分となる遊技価値、及びその相当額の少なくとも一方を示し、前記計数処理により計数された獲得価値分を示す景品情報を管理対象とし、
    前記補正手段は、対価が前記当日価値である前記自価値付与処理分は補正対象とするが、対価が前記前日価値である前記自価値付与処理分、及び前記他価値付与処理分は補正対象としないことで、前記景品情報を補正することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記管理手段は、遊技機側から出力される遊技信号により遊技情報を特定し、当該遊技信号として遊技にて消費された遊技価値を示すアウト、及び遊技による入賞に応じて付与された遊技価値を示すセーフとを特定可能であり、遊技価値を示す前記売上情報を前記補正手段により補正した補正価値売上情報、前記セーフ、前記アウト、及び遊技価値を示す前記景品情報を前記補正手段により補正した補正価値景品情報に基づく以下の式により示される値に相当する遊技情報である誤差情報を管理することで、前記売上情報を管理対象とする請求項3に記載の遊技場用システム。

    誤差情報=補正価値売上情報+セーフ−アウト−補正価値景品情報
  5. 前記管理手段は、前記貨幣付与処理に対応する前記補正手段による補正前の対価を示す貨幣対価情報、対価を示す前記売上情報を前記補正手段により補正した補正対価売上情報、遊技場の損失分となる遊技価値の相当額を示す景品相当額情報、及び遊技場における営業上の原価率に基づく以下の式により示される値に相当する粗利指標を管理対象とすることで前記売上情報を管理対象とすることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技場用システム。

    粗利指標=貨幣対価情報+(補正対価売上情報−貨幣対価情報−景品相当額情報)×原価率
  6. 前記管理手段は、前記貨幣対価情報、対価を前記当日価値とする前記他価値付与処理分の相当額を示す当日他相当額情報、前記景品相当額情報、対価を前記前日価値とする前記自価値付与処理分と同じく対価を前記前日価値とする前記他価値付与処理分との合計相当額を示す前日相当額情報、及び前記原価率に基づく以下の式により示される値に相当する第2粗利指標を管理対象とすることで前記売上情報を管理対象とすることを特徴とする請求項5に記載の遊技場用システム。

    第2粗利指標=貨幣対価情報+当日他相当額情報−(景品相当額情報−前日相当額情報)×原価率
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