JP2016101309A - 簡易収納ベッド - Google Patents

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岡久 稔也
Toshiya Okahisa
稔也 岡久
正弘 曽我部
Masahiro Sogabe
正弘 曽我部
啓子 駒井
Keiko Komai
啓子 駒井
弥生 立木
Yayoi Tachiki
弥生 立木
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Abstract

【課題】ベッドサイドに設置可能であり、かつ迅速な設置撤去が可能であり、ベッドサイドのデッドスペースを少なくすることができる簡易収納ベッドを提供する。【解決手段】収納展開可能なベッドであって、複数枚の天板用板材3を折り畳み可能に連結した天板2と、天板2を支持する、伸縮可能に設けられた支持フレーム10と、を備えている。支持フレーム10を伸長させてその上に天板2を伸展させれば、簡易ベッドを簡単に形成することができる。収納スペースをコンパクトにできるので、保管場所を狭くすることができる。とくに、折り畳んだ状態における天板2の幅を通常使用される棚等の幅や奥行と合わせれば、棚などの一部として使用したり棚に収納したりしておくことも可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は、簡易収納ベッドに関する。さらに詳しくは、病院での付添や被災地等において使用できる簡易収納ベッドに関する。
病院では、患者が入院した場合、病室に親族などが泊まり込んで付添を行う場合がある。この場合、付添者が休息をどのようにとるかが問題となる。個室であれば、専有できる空間がある程度広く取れるので、付添者が休息するための簡易ベッドやソファーベッド等を設置することができる。一方、複数人が入院している大部屋では、個々の患者が使用できるスペースが限られている。このため、付添者のための簡易ベッド等を設置することは難しく、付添者は床に直接横になったりパイプ椅子等を並べてその上に横になったりして、休息を取らなければならない。すると、入院患者よりも付添者の負担が大きくなり、付添疲れで付添者が体調を崩してしまうことがある。したがって、ベッドサイドに設置してもスペースを取らず、また、大部屋にも設置できるようなベッドがあれば、非常に有効である。
ところで、コンパクトに収納できるベッドは、種々開発されている。例えば、複数の部品を組み立て使用するベッド(組み立て式ベッド)や、天板を2つ折りや3つ折りに折り畳んで収納するベッドなどが多数開発されている。
しかし、組み立て式ベッドの場合、通常、収納や組み立てに時間を要する。一方、病室では、緊急な処置のために医師や付添師などの作業スペースをベッドサイドに確保しなければならない場合がある。このため、ベッドに設置するベッドには、緊急時には迅速に撤去できることが要求されるが、従来の組み立て式のベッドではそのような要求には対応できない。
また、ベッドの天板を2つ折りや3つ折りに折り畳んで収納するベッドの場合、迅速な撤去などの要求には対応できると考えられるが、折り畳んで収納するためには、ベッドを持ち上げて折り畳まなければならず、収納のための作業負担が大きくなる。しかも、従来の折り畳みベッドは、一般的な大きさのベッドを2つまたは3つに折り畳んでいるにすぎないものが多く、広い設置スペースや収納スペースが必要になる。そして、収納した状態では、その収納スペースはデッドスペースになってしまい、狭いベッドサイドを有効に活用することができない。
上記のごとき要求に応じて、設置等の作業負担を軽減でき設置および収納スペースを小さくできるベッドとして、特許文献1の技術が開発されている。
特許文献1のソファーベッドは、中空体状の外ケースと、この外ケースの中空部に対して相対的に出し入れ自在な内ケースとを具備したものである。このソファーベッドでは、内ケースを外ケースの中空部に収容すればソファーベッドとして使用でき、内ケースを外ケースから引き出せば簡易ベッドとして使用できる旨が開示されている。そして、内ケースを引き出すだけで簡易ベッドを形成できるので、使用者の手間及び操作の際の負担を大幅に軽減できる旨が記載されている。
登録実用新案第3037922号公報
確かに、特許文献1のソファーベッドは、従来のソファーベッドに比べれば収納スペースを小さくでき、しかも、設置や撤去が容易になると考えられる。しかし、特許文献1のソファーベッドでも、通常時は椅子として設置されるので、その部分のスペースは占有された状態となる。しかも、特許文献1のソファーベッドでは、内ケースを外ケースから引き出した状態の大きさ、つまり、外形がベッドとしての大きさになるように形成されている。このため、内ケースを外ケースに収納した状態でもある程度の大きさが必要となるため、椅子として使用した状態でのスペースはそれほど小さくできない。
もし、収納および設置が容易であり、しかも収納スペースを取らない簡易ベッドがあれば、医療行為の障害となることなく、様々な病室に設置することができる。
本発明はかかる事情に鑑み、ベッドサイドに設置可能であり、迅速な設置撤去が可能であり、ベッドサイドのデッドスペースを少なくすることができる簡易収納ベッドを提供することを目的とする。
第1発明の簡易収納ベッドは、収納展開可能なベッドであって、伸縮可能であって、伸長状態では上面が略平面状となる天板と、該天板を支持する、伸縮可能に設けられた支持フレームと、を備えていることを特徴とする。
第2発明の簡易収納ベッドは、第1発明において、前記天板が、複数枚の天板用板材を折り畳み可能に連結したものであることを特徴とする。
第3発明の簡易収納ベッドは、第2発明において、前記支持フレームは、収縮させた状態における伸縮方向の長さが、折り畳んだ状態における前記天板の奥行と同等以下の長さとなるように形成されていることを特徴とする。
第4発明の簡易収納ベッドは、第2または第3発明において、前記支持フレームは、
一対の側板を有するベースフレームと一対の側板を有する伸長フレームとを伸縮可能に組み合わせて形成されており、前記伸長フレームは、前記ベースフレームに対して出し入れ可能となるように設けられており、前記ベースフレームの一対の側板に沿って移動可能に設けられていることを特徴とする。
第5発明の簡易収納ベッドは、第4発明において、前記伸長フレームは、前記ベースフレームから出し入れ可能に設けられた基端側フレームと、該基端側フレームから出し入れ可能となるように配設された先端側フレームと、を備えていることを特徴とする。
第6発明の簡易収納ベッドは、第4発明において、前記支持フレームは、一対の前記伸長フレームを備えていることを特徴とする。
第7発明の簡易収納ベッドは、第4、第5または第6発明において、前記天板の一の天板用板材が、前記ベースフレームの上面に載せられた状態で該ベースフレームに連結されており、前記天板の天板用板材は、前記支持フレームを伸展させた状態において他の天板用板材を伸展させれば、他の天板用板材が前記伸長フレームの上面に配置されるように配設されていることを特徴とする。
第8発明の簡易収納ベッドは、第7発明において、前記一の天板用板材と前記ベースフレームとを連結する連結部材を備えており、該連結部材は、前記一の天板用板材を前記ベースフレームに対して起伏可能に連結し得るものであることを特徴とする。
第9発明の簡易収納ベッドは、第1発明において、前記支持フレームが、入れ子状に設けられた複数の箱状部材から形成されており、前記天板が、複数の箱状部材の天井壁によって形成されていることを特徴とする。
第1発明によれば、支持フレームを伸長させてその上に天板を伸展させれば、簡易ベッドを簡単に形成することができる。
第2発明によれば、折り畳んだ状態の天板用板材を展開して板状の天板を形成するので、簡易ベッドを簡単に形成することができる。
第3発明によれば、収納スペースをコンパクトにできるので、保管場所を狭くすることができる。とくに、折り畳んだ状態における天板の奥行を通常使用される棚等の奥行と合わせれば、棚などの一部として使用したり棚に収納したりしておくことも可能となる。
第4発明によれば、伸長フレームとベースフレームを相対的にスライドさせるだけで支持フレームを伸長収縮させることができる。しかも、伸長フレームとベースフレームは、互いの側板に沿って移動するので、安定して支持フレームを伸長させることができる。したがって、ベッドを設置する作業を簡単かつ短時間で行うことができる。
第5発明によれば、ベースフレーム、基端側フレームおよび先端側フレームを短くしても、支持フレームを伸長したときに、十分な長さとすることができる。したがって、収納スペースを小さくしつつ、人が休息を取るうえで十分な広さのベッドを設置することができる。
第6発明によれば、ベースフレームおよび一対の伸長フレームを短くしても、支持フレームを伸長したときにおける支持フレームの長さを長くすることができる。したがって、収納スペースを小さくしつつ、人が休息を取るうえで十分な広さのベッドを設置することができる。
第7発明によれば、天板と支持フレームとが連結されているので、ベッドの設置および折り畳み作業をより簡単かつ容易にすることができる。しかも、天板を伸展させるだけで天板と支持フレームを適切な位置に配置できるので、ベッドを形成する作業が容易になる。
第8発明によれば、簡易ベッドでありながら、休息を取る人がより快適に休むことができる。
第9発明によれば、支持フレームを引き出すだけで、上面が略平面になった天板も形成することができる。したがって、簡易ベッドを形成する作業をより簡単にすることができる。
本実施形態の簡易収納ベッド1の収納状態の概略斜視図である。 本実施形態の簡易収納ベッド1を設置する状況の概略説明図であり、(A)は支持フレーム10を伸ばした状態の概略説明図であり、(B)は支持フレーム10上に天板2を展開した状態の概略説明図である。 支持フレーム10の概略平面図であり、(A)は収縮した状態であり、(B)は伸長した状態である。 (A)は本実施形態の簡易収納ベッド1の概略側面図であり、(B)は本実施形態の簡易収納ベッド1の概略断面図であり、(C)、(D)は他の支持フレーム10を採用した場合の簡易収納ベッド1の概略断面図である。 支持フレーム10の他の例を示した図である。 支持フレーム10の他の例を示した図である。 他の実施形態の簡易収納ベッド1Bの収納状態の概略斜視図である。 他の実施形態の簡易収納ベッド1Bを設置する状況の概略説明図である。 異なる天板用部材3a〜3cを採用した天板2を有する簡易収納ベッド1の概略説明図である。(A)は支持フレーム10および天板2を収縮させた状態の概略側面図であり、(B)は支持フレーム10および天板2を収縮させた状態の概略正面であり、(C)は支持フレーム10および天板2を収縮させた状態の概略側図面である。 支持フレーム10の他の例を示した図である。 他の実施形態の簡易収納ベッド1Cの概略説明図であって、(A)は支持フレーム10を伸ばした状態の斜視図であり、(B)は支持フレーム10を収縮させた状態の斜視図であり、(C)は支持フレーム10を収縮させた状態の側面図であり、(D)は支持フレーム10を伸ばした状態の側面図である。 他の実施形態の簡易収納ベッド1Cにおいて異なる支持フレーム10を採用した場合の概略説明図であって、(A)は支持フレーム10を伸ばした状態の斜視図であり、(B)は支持フレーム10を収縮させた状態の斜視図であり、(C)は支持フレーム10を収縮させた状態の正面図であり、(D)は支持フレーム10を伸ばした状態の側面図である。
本発明の簡易収納ベッドは、設置スペースや収納スペースを十分に確保できない場所でも保管使用することができるベッドであり、設置や収納を容易にしたことに特徴を有している。
本発明の簡易収納ベッドを使用する場所はとくに限定されず、仮眠等を取るためのスペース等に設置して使用することができる。業種や作業によっては、作業者が適宜仮眠等を取ることが必要となる場合がある。かかる業種や作業を行う事務所や作業所等であって、作業者が休息を取るために使用する場所であるが、通常時は作業スペースとして使用しなければならない場所などに本発明の簡易収納ベッドを設置することができる。例えば、病室のベッドサイドや医療スタッフの控室、ワンルームマンションなどを本発明の簡易収納ベッドを使用する場所として挙げることができる。もちろん、本発明の簡易収納ベッドを使用する場所は上記のような場所に限定されない。
また、本発明の簡易収納ベッドは、保管場所を小さくできるので、災害時の避難場所などにおいて非常用に保管しておき、災害時に簡易ベッドとして使用するようにしてもよい。
(本実施形態の簡易収納ベッド1)
図1および図2に示すように、本実施形態の簡易収納ベッド1は、天板2と、支持フレーム10と、を備えている。
(天板2)
図1および図2に示すように、天板2は、複数枚の天板用板材3から形成された部材である。複数枚の天板用板材3は実質的に同じ形状を有する板材であり、隣接する天板用板材3同士を重ねることができるように連結されている。例えば、隣接する天板用板材3の端縁同士を蝶番によって連結する。すると、隣接する天板用板材3を連結したまま、隣接する天板用板材3の表面同士が面接触した状態となるように、複数枚の天板用板材3を重ねておくことができる。この状態が、天板2を折り畳んだ状態に相当する(図1および図2(A)参照)。
(支持フレーム10)
図1および図2に示すように、支持フレーム10は、ベースフレーム11と、ベースフレーム11に対して出し入れ可能に設けられた伸長フレーム15と、を備えている。つまり、支持フレーム10は、ベースフレーム11から伸長フレーム15を出し入れする長さを変化させることによって、その長さを変化させることができるように設けられている(図2参照)。
(ベースフレーム11)
図3に示すように、ベースフレーム11は、平面視略コの字状に形成された部材である。具体的には、一対の側板12a,12bと、この一対の側板12a,12bの基端間を連結する連結板13と、から構成されている。このベースフレーム11は、その幅W1(一対の側板12a,12bの外面間の距離)は、天板用板材3の幅W2(図2(A)参照)と同等もしくはわずかに短くなるように形成されている。また、ベースフレーム11は、その奥行D1(連結板13の背面から一対の側板12a,12bの先端までの距離)は、天板用板材3の奥行D2(図2(A)参照)と同等もしくはわずかに短くなるように形成されている。しかも、ベースフレーム11の一対の側板12a,12bと連結板13は同じ高さ(または一対の側板12a,12bが同じ高さ)となるように形成されている(図4参照)。
そして、ベースフレーム11の上面には天板2が配置されており、天板2における複数の天板用板材3のうち、一の天板用板材3がベースフレーム11と連結されている。具体的には、天板2における複数の天板用板材3のうち、一方の端部に位置する天板用板材3がベースフレーム11と連結されている。しかも、天板用板材3は、複数の天板用板材3を伸展する方向がベースフレーム11の開口の方向(図2では矢印aの方向)となるように連結されている。
(伸長フレーム15)
以上のように、ベースフレーム11と天板2における一の天板用板材3によって、中空かつ正面に開口を有する箱状の構造体が形成されている。この箱状の構造体の内部(つまりベースフレーム11の一対の側板12a,12b間)には、伸長フレーム15が、開口から出し入れ可能となるように配置されている。
図2〜図4に示すように、伸長フレーム15は、基端側フレーム16と、基端側フレーム16に対して出し入れ可能に設けられた先端側フレーム17と、を備えている。つまり、伸長フレーム15は、基端側フレーム16から先端側フレーム17を出し入れする状況を変化させることによって、その長さを変化させることができるような構造を有している。
(基端側フレーム16)
基端側フレーム16は、一対の側板16a,16bを備えている。一対の側板16a,16bは、その高さがベースフレーム11の高さ(つまり、ベースフレーム11の一対の側板12a,12bの高さ)と同じ高さになるように形成されている(図4参照)。
また、一対の側板16a,16bは、ベースフレーム11の一対の側板12a,12bに沿って移動可能となるように、一対の側板12a,12bにそれぞれ連結されている。例えば、一対の側板12a,12bの内面にレールを設け、そのレールに摺動可能に係合した溝を一対の側板16a,16bの外面に設けておく(図2参照)。すると、基端側フレーム16をベースフレーム11の一対の側板12a,12bに沿って、ベースフレーム11の開口から出し入れすることができる。
なお、一対の側板16a,16bをベースフレーム11の一対の側板12a,12bに沿って移動可能となるように連結する方法は、とくに限定されない。
(先端側フレーム17)
先端側フレーム17は、一対の側板17a,17bと、この一対の側板17a,17bの先端間を連結する先端プレート18を備えている。この一対の側板17a,17bと先端プレート18は、ベースフレーム11の高さおよび基端側フレーム16の一対の側板16a,16bの高さと同じ高さになるように形成されている(図4参照)。
また、一対の側板17a,17bは、基端側フレーム16の一対の側板16a,16bに沿って移動可能となるように、一対の側板16a,16bにそれぞれ連結されている。例えば、一対の側板16a,16bの内面にレールを設け、そのレールに摺動可能に係合した溝を一対の側板17a,17bの外面に設けておく(図2参照)。すると、先端側フレーム17を基端側フレーム16の一対の側板16a,16bに沿って、基端側フレーム16の一対の側板16a,16bの先端か間から出し入れすることができる。
なお、一対の側板17a,17bをベースフレーム11の一対の側板16a,16bに沿って移動可能となるように連結する方法は、とくに限定されない。
以上のごとき構成であるので、本実施形態の簡易収納ベッド1では、基端側フレーム16をベースフレーム11の開口から引き出し、かつ、先端側フレーム17を基端側フレーム16から引き出せば、支持フレーム10を伸長することができる(図2(A))。
そして、支持フレーム10が伸長したのち、天板2を展開すれば、支持フレーム10が伸長した方向に沿って天板2を伸ばすことができる。すると、天板2が板状になり、板状になった天板2を支持フレーム10上に配置できるから、簡単に簡易ベッドを形成することができる(図2(B))。
逆に、隣接する天板用板材3間で天板2を折れば、天板2をベースフレーム11上に折り畳んだ状態で配置することができる(図2(A))。
そして、引き出していた基端側フレーム16を先端側フレーム17内に押し込み、基端側フレーム16をベースフレーム11内に押し込めば、元の収容状態(収縮した状態)に戻すことができる(図1)。
そして、本実施形態の簡易収納ベッド1では、基端側フレーム16をベースフレーム11の開口から突出させたときに、ベースフレーム11の上端と基端側フレーム16の上端がほぼ同じ高さになる。また、先端側フレーム17を基端側フレーム16から突出させたときに、基端側フレーム16の上端と先端側フレーム17の上端がほぼ同じ高さになる。つまり、支持フレーム10を伸長したときに、ベースフレーム11の上端、基端側フレーム16の上端、および先端側フレーム17の上端を、ほぼ同一面上に位置するように配置することができる(図4(A)、(B)参照)。すると、伸展した天板2を伸長した支持フレーム10に載せたときに、天板2を安定した状態(がたつきがないまたは少ない状態)で配置することができる。したがって、人が天板2上に寝た場合でも、天板2が不安定な状態にならず、寝心地が悪くなることを防ぐことができる。
なお、天板2を安定した状態(がたつきがないまたは少ない状態)で配置することができるのであれば、ベースフレーム11の上端、基端側フレーム16の上端、および先端側フレーム17の上端の全てが同じ高さにならなくてもよい。例えば、ベースフレーム11の上端と先端側フレーム17の上端は同じ高さであるが、基端側フレーム16の上端はそれよりも低くなるようにしてもよい(図4(D)参照)。また、ベースフレーム11の一対の側板12a,12bの上端と先端側フレーム17の先端プレート18の上端だけが同じ高さになるようにして、他の部材の上端はこれらの部材よりも低くなるようにしてもよい。この場合でも、基端2点と先端1点の3点で天板2を支持できるので、ある程度安定した状態で天板2を配置することができる(図4(C)参照)。
(物品の収容空間)
なお、上記例では、先端側フレーム17が、一対の側板17a,17bと先端プレート18を有する場合を説明したが、一対の側板17a,17b間に底板19を設けてもよい。かかる底板19を設ければ、先端側フレーム17内に物品を収容できるスペースを設けることができる。例えば、このスペースを、天板2を伸展したときにその上に載せるマットや枕などの物品を収容するスペースとして利用することができる。この場合、先端側フレーム17を基端側フレーム16から引き出せば、一対の側板17a,17b間に開口ができるので、その開口から物品を入れることができる。また、図1に示すように、先端プレート18に開口を設けておけば、先端側フレーム17を引き出さなくても、先端プレート18の開口を通して前記空間内に物品を出し入れすることが可能になる。
(天板2について)
天板2を構成する天板用板材3の枚数はとくに限定されない。図1および図2では、天板用板材3が3枚の場合を説明しているが、天板用板材3は2枚でもよいし、4枚以上でもよい。収納スペースを小さくしつつ伸展した状態での面積を広くするのであれば、天板用板材3の枚数は多い方がよい。
また、天板用板材3は、天板2を伸展した状態において、隣接する天板用板材3の端面同士の間に隙間ができてもよいが、隣接する天板用板材3の端面同士が面で接触するように連結することが望ましい。このようにすれば、天板2を伸展したときに、隣接する天板用板材3間に隙間ができない状態とすることができる。例えば、天板用板材3同士を蝶番によって連結する場合であれば、天板用板材3の端面に蝶番を収容しうる凹みを形成し、その凹みに蝶番を取り付けるようにする。すると、天板2を伸展したときに、蝶番は凹みに収容された状態となる。したがって、天板用板材3の端面に蝶番を取り付けても、天板2を伸展したときに、天板用板材3の端面同士を面で接触させた状態(つまり、隣接する天板用板材3間に隙間ができない状態)とすることができる。
さらに、隣接する天板用板材3を連結する方法はとくに限定されない。隣接する天板用板材3の表面同士を面で接触させた状態で折り畳むことができるように、隣接する天板用板材3同士が連結されていればよい。例えば、隣接する天板用板材3同士を紐などで繋いでもよい。また、一方の天板用板材3の端縁部に係合溝を形成し、他方の天板用板材3の端縁部に、この係合溝に挿入し得る突起部を形成する。そして、係合溝に突起部を挿入した状態で、係合溝内で突起部が揺動できるように形成する。このような構造で連結しても、隣接する天板用板材3の表面同士が面で接触した状態となるように折り畳むことは可能となる。
天板用板材3の素材はとくに限定されず、人が上に載って横になっても耐えうる強天板用板材3を形成すれば、伸展したときに見栄えがよくなる。また、金属を使用すれば、厚さを薄くしても強度を高くすることができる。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)を使用すれば、厚さを大幅に薄くしても(例えば数mm程度)としても、人が乗ったときでも変形しない程度の強度とすることができる。
さらに、上記例では、複数の天板用板材3を折り畳み可能に連結して天板2を形成した場合を説明した。しかし、天板2は、図9に示すような構造としてもよい。
図9では、天板用部材3として、上板と上板の下面に一対の側板を有する部材(以下台状部材3aという)によって形成してもよい。この場合、台状部材3aの下側には、上板と一対の側板に囲まれた空間が形成されるので、この空間に台状部材3aと略相似形かつ小型の台状部材3bを収納しておくことができる。また、台状部材3bの空間にも、台状部材3bと略相似形かつ小型の台状部材3cを収納しておくことができる(図9(B))。すると、台状部材3aから台状部材3bおよび台状部材3cを引き出せば、長尺な天板2を形成することができる(図9(C))。
この場合、天板2の上面には、台状部材3aと台状部材3bの境界や、台状部材3bと台状部材3cの境界に、上板の厚さt分の段差ができる。しかし、天板2の上面にマットレスなどを載せれば、厚さtがそれほど厚くなければ、天板2の上面が段差のない平坦面の場合と同程度の寝心地を確保することができる。例えば、台状部材の上板や台状部材全体をCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で形成すれば、厚さtは1mm以下にすることも可能である。すると、台状部材3aと台状部材3bの境界や台状部材3bと台状部材3cの境界に段差があっても、天板2の上面を、ほぼ平坦面とすることができる。
また、天板2を、アコーデオン状の部材によって形成してもよい。この場合でも、天板2を伸ばせば、一枚の板状(またはシート状)とすることができるし、折り畳めはコンパクトに収納することができる。かかる構造の場合も、天板2の折り目の部分に若干の凹凸が形成されるが、天板2の上面は、ほぼ平坦面とみなすことができる。
なお、特許請求の範囲にいう略平面状とは、上述したような非常に小さい段差が形成されている場合や、小さい隙間、若干の凹凸がある状態をも含む概念である。
(支持フレーム10について)
上記例では、支持フレーム10として、ベースフレーム11と伸長フレーム15とを有し、かつ、伸長フレーム15が基端側フレーム16と1つの先端側フレーム17とを有する場合を説明した。上記構造の場合、支持フレーム10を伸長すると、ベースフレーム11の奥行の3倍程度の長さまで支持フレーム10を伸長できる。
一方、伸長フレーム15に先端側フレーム17を複数設ければ、支持フレーム10を収縮した状態における長さをより短くできる。図5(A)に示すように、伸長フレーム15に、一対の側板からなるフレーム(実質的に基端側フレーム16と同等の構造を有するフレーム)を複数設け(図5(A)では3段)、これら複数のフレームを略テレスコピック状に配置する。すると、支持フレーム10を伸長したときに、ベースフレーム11の奥行の数倍以上の長さにすることができる。つまり、ベースフレーム11の奥行を短くしても、簡易ベッドとしたときにおけるベッドの長さを長くできる。すると、収納状態での専有スペースを小さくしつつ、人がより快適に休息できる簡易ベッドを提供できる。例えば、天板用板材3の幅を500〜800mm程度、奥行を400〜600mm程度とした場合には、収容状態での天板2の大きさ(平面視の大きさ)をベッドサイドの棚の幅や奥行と同等にできる。この場合、支持フレーム10の幅および奥行きが上記天板用板材3の幅および奥行と同等または若干小さくなるように、各フレームを形成する。すると、ベッドサイドの棚に簡易収納ベッド1を収納することができるし、簡易収納ベッド1を予め備え付けた棚を形成することも可能となる。
一方、収納状態での専有スペースをある程度広くとることができる場合や、子供や身長の低い人等のように、ベッドの長さが短くてもよい人が使用する場合等には、伸長フレーム15に先端側フレーム17を設けなくてもよい。つまり、基端側フレーム16だけで伸長フレーム15を形成してもよい(図5(B)参照)。この場合には、一対の側板16a,16bの先端間に先端プレート18を設ける。すると、伸長フレーム15を、一対の側板16a,16bと先端プレート18からなるコの字状の構造体とできるので、伸長フレーム15を安定した状態に形成できる。なお、一対の側板16a,16b間に底板19を設ければ、伸長フレーム15内(一対の側板16a,16b間の空間)に物品を収容するスペースを設けることができる。
また、上記例では、一つの伸長フレーム15を設けた場合を説明したが、ベースフレーム11に対して出し入れできる伸長フレーム15を、2つ設けてもよい。つまり、支持フレーム10が、一対の伸長フレーム15,15を備えていてもよい。例えば、ベースフレーム11に連結板13を設けず、一対の側板12a,12bの基端間にも開口(基端側開口)を設ける。そして、基端側開口から出し入れできる伸長フレーム15を設ける。すると、一対の伸長フレーム15,15を引き出せば、ベースフレーム11の両側に伸長フレーム15を配置することができる。この場合、一対の伸長フレーム15,15の一対の側板16a,16b同士が干渉する可能性があるが、図5(C)に示すようにすれば両者の干渉を防ぐことができる。つまり、伸長フレーム15を一つだけ設ける場合に比べて、一対の側板16a,16bの高さを低くする。そして、各ベースフレーム11内において、側板16a同士および側板16b同士が上下に並ぶように配置すれば、一対の伸長フレーム15,15の一対の側板16a,16b同士が干渉しないようにすることができる。
また、図10(A)、(B)のような構造として、ベースフレーム11に対して出し入れできる伸長フレーム15を、2つ設けてもよい。つまり、ベースフレーム11の両側に、伸長フレーム15を収容できる空間をそれぞれ設ける。そして、各空間に、図10(A)や図10(B)に示すような伸長フレーム15を設ければ、ベースフレーム11の両側に伸長フレーム15を配置することができる。
(支持フレーム10の他の例について)
上記例では、支持フレーム10が、ベースフレーム11と伸長フレーム15とを有する場合を説明した。しかし、支持フレーム10は、伸縮可能に設けられておればよく、必ずしも上述したような伸長フレーム15を有していなくてもよい。
例えば、図6に示すように、ベースフレーム11内に収容可能に設けられた伸縮部21を設けてもよい。図6(A)および図6(B)では、左右一対の伸縮部21a,21bを設けた例を示している。左右一対の伸縮部21a,21bは、複数枚の板材21pをアコーデオン状に連結したものである。左右一対の伸縮部21a,21bは、基端はベースフレーム11の側壁11a,11bにそれぞれ連結されており、先端は、先端プレート22に連結されている。そして、伸縮部21を構成する全てまたは一部の板材21pは、ベースフレーム11の高さとほぼ同じ高さを有している。また、先端プレート22も、ベースフレーム11の高さとほぼ同じ高さを有している。かかる構成とすれば、ベースフレーム11と、先端プレート22と、左右一対の伸縮部21a,21bと、によって、天板2を支持できる。しかも、伸長フレーム15を設ける場合に比べて、支持フレーム10を収縮させたときの長さを短くできる可能性がある。
また、伸縮部21の構成は、図6(C)に示すような構成としてもよい。つまり、左右一対の伸縮部21a,21bとして、細い板材等を組み合わせて形成されたパンタグラフ状のものを採用してもよい。この場合には、伸縮部21a,21bで天板2を支持することは難しいので、ベースフレーム11と先端プレート22だけで天板2を支持する必要がある。したがって、先端プレート22として、先端プレート22を自立させるための脚を有するものを採用することが望ましい。
さらに、伸縮部21は中央部だけに設けてもよい。この場合でも、ベースフレーム11と先端プレート22だけで天板2を支持できるように構成されていれば、天板2を安定した状態で伸展しておくことができる。つまり、天板2上に人が寝ても、安定して人の体重を支えることができる。
もちろん、先端プレート22とは別に、天板2を支持する支持脚を別途設けてもよい。例えば、天板用板材3の裏面(伸展したときに床側を向く面)に凹みを設け、その凹み内に収容でき、必要な時に立てることができるような支持脚を設けてもよい。すると、ベースフレーム11と支持脚によって天板2を支持できる。
(天板2の天板用板材3と支持フレーム10のベースフレーム11の連結)
上記例では、天板2の天板用板材3と支持フレーム10のベースフレーム11が連結されている場合を説明したが、天板2は支持フレーム10に連結されていなくてもよい。しかし、上述したように天板2の天板用板材3と支持フレーム10のベースフレーム11が連結されていれば、ベースフレーム11と天板用板材3とによって箱状の構造体が形成される。すると、簡易収納ベッド1をベッド状にしたときの安定性を向上することができる。そして、天板2の天板用板材3と支持フレーム10のベースフレーム1が連結されていれば、支持フレーム10を伸ばした後、天板2を伸ばす作業が容易になる。つまり、一部の天板用板材3がベースフレーム11に連結されているので、天板2を伸展する際に天板2全体が支持フレーム10に対して移動することがない。したがって、支持フレーム10上における天板2の位置がずれることを気にせずに天板2を伸展できるので、天板2を伸ばす作業をより簡単かつ容易にすることができる。もちろん、天板2を折り畳む際にも、天板2とベースフレーム11の位置がずれないので、天板2を折り畳む作業もより簡単かつ容易にすることができる。
また、天板2の天板用板材3と支持フレーム10のベースフレーム11は、完全に固定されていてもよいし、着脱可能に設けられていてもよい。着脱可能とした場合でも、両者を連結したときに両者の相対的な移動を固定できるようになっていれば、簡易収納ベッド1をベッド状にしたときの安定性を向上することができるし、簡易収納ベッド1の収納展開をより容易にすることができる。
さらに、支持フレーム10のベースフレーム11と天板2の天板用板材3を連結する場合には、ベースフレーム11に対して天板用板材3が揺動可能となるように連結してもよい。かかる構造とする場合には、天板2を構成する複数枚の天板用板材3のうち、端部に配置される天板用板材3をベースフレーム11に連結する。しかも、隣接する天板用板材3と逆側の端部がベースフレーム11に対して接近離間するように連結する。つまり、天板用板材3が、ベースフレーム11に対して起伏可能となるように連結する。すると、簡易収納ベッド1はリクライニング機能を付与したベッドになるので、使用する人が自分にとって楽な姿勢で休息を取ることが可能になる。つまり、簡易ベッドでありながら、休息を取る人がより快適に休むことができるようになる。かかる構造となるように天板用板材3とベースフレーム11を連結する連結部材や連結方法はとくに限定されない。例えば、2つの部材(板材など)がなす角度を変更できしかも所定の角度で固定できる公知の器具(連結部材)を使用すれば、天板用板材3とベースフレーム11を上記のごとき機能を有するように連結することができる。
(他の実施形態の簡易収納ベッド1B)
本発明の簡易収納ベッドは、保管場所を小さくできるので、災害時の避難場所などにおいて非常用に保管しておき、災害時に簡易ベッドとして使用するようにしてもよい。
とくに、収納状態において持ち運びが容易な構造とすれば、保管場所から使用場所への搬送も容易になる。例えば、ベースフレーム11にキャスターなど設けておけば、簡易収納ベッドの移動が容易になる。
また、簡易収納ベッド1Bを図7に示すような構造にすれば、持ち運びや保管がしやすくなるので好ましい。
図7に示す簡易収納ベッド1Bでは、上述した簡易収納ベッド1のベースフレーム11をスーツケース状に形成したものである。簡単にいえば、収納状態では、概観がスーツケースのように見える構造に簡易収納ベッド1Bを形成したものである。
この簡易収納ベッド1Bは、ベースフレーム11の一対の側板12a,12bの外面に、一対のカバー部材Ca,Cbが設けられている。この一対のカバー部材Ca,Cbは、その高さが収納状態におけるベースプレート11の底面から天板2の上面までの長さよりも長くなっている。具体的には、このカバー部材Ca,Cbは、上端が天板2の上面よりも上方に突出し、下端がベースプレート11の底面よりも下方に突出している。また、一対のカバー部材Ca,Cbには、その側面に取手hとキャスターcが設けられている。
また、一対のカバー部材Ca,Cbの下端間には、ベースフレーム11の底面を覆うように底面カバーCcが設けられている。
一方、一対のカバー部材Ca,Cbの上端間には、天板2の上面を覆うことができる上部カバーCdが設けられている。この上部カバーCdは、一対のカバー部材Ca,Cbに揺動可能に取り付けられている。具体的には、天板2の上面を覆った状態(収容状態、図7(A))と、天板2の上面が露出した状態(使用状態、図8)と、の間で揺動できるように設けられている。
かかる構造とすれば、上部カバーCdを収容状態とした状態でキャスターcを下にして簡易収納ベッド1Bを立てれば(図7(B))、キャスターcを転動させながら簡易収納ベッド1Bを移動させることができる。取手hをもって簡易収納ベッド1Bを容易に移動させることができる。また、取手hを持てば、簡易収納ベッド1Bを持ち上げて運ぶこともできる。すると、簡易収納ベッド1Bを保管している場所などから使用場所に移動させる作業が容易になる。しかも、使用場所では、上部カバーCdを使用状態とすれば、上述した簡易収納ベッド1と同様に、簡単にベッドを形成することができる。
なお、簡易収納ベッド1Bでは、収納状態において、先端プレート18の両端部がベースフレーム11の先端や伸長フレーム15の基端側フレーム16の先端を覆う位置まで伸びていることが望ましい。かかる構造とすれば、収納状態においてベースフレーム11の先端や伸長フレーム15の基端側フレーム16の先端を、先端プレート18で覆うことができる。すると、収納状態で、ベースフレーム11の先端や伸長フレーム15の基端側フレーム16の先端が露出しないので見栄えが良くなる。
もちろん、上述した簡易収納ベッド1でも、先端プレート18の両端部がベースフレーム11の先端や伸長フレーム15の基端側フレーム16の先端を覆う位置まで伸びた構造としてもよいのは、いうまでもない。
また、図7および図8では、先端プレート18の下端部が、底面カバーCcの正面を覆う位置まで形成されている場合を示している。つまり、先端プレート18の下端面が底面カバーCcの表面とほぼ同一面上に位置する場合を示している。この場合、伸長フレーム15を伸ばしたときに、先端プレート18と底面カバーCcを、床などの同一面状に配置できる。したがって、伸長フレーム15を伸ばしても、簡易収納ベッド1Bを安定した状態に配置できる。
しかし、先端プレート18は、収納状態において、その下端面が底面カバーCcの内面上に配置されるように形成してもよい。この場合、伸長フレーム15を伸ばしたときに、先端プレート18の下端面が床面などから浮いた状態となる。このため、基端側フレーム16や先端側フレーム17の下面に折り畳み式の脚を設けたり、先端プレート18の下端に配置されるスペーサ等を設けたりしておく。すると、伸長フレーム15を伸ばしても、簡易収納ベッド1Bを安定した状態に配置できる。
(他の実施形態の簡易収納ベッド1C)
上記例では、天板2の天板用部材3と、支持フレーム10のベースフレーム11や伸長フレーム15の基端側フレーム16や先端側フレーム17が別体の場合を説明した。
しかし、複数の天板用部材3が、ベースフレーム11や基端側フレーム16、先端側フレーム17と一体になっていてもよい。つまり、ベースフレーム11や基端側フレーム16、先端側フレーム17が、それぞれ天板3a,3b,3c有する箱状に形成されていてもよい。この場合、ベースフレーム11内の空間に基端側フレーム16が収容でき、基端側フレーム16内の空間に先端側フレーム17が収容できるようにする。つまり、これらのフレーム11,16,17が入れ子状になるように形成する。すると、ベースフレーム11から、基端側フレーム16および先端側フレーム17を引き出せば、簡易ベッド1Cを形成できる(図9(C))。また、ベースフレーム11内に基端側フレーム16および先端側フレーム17を収容すれば、コンパクトに収容することができる(図9(A)、(B))。
また、上記のごとき構造とした場合、ベースフレーム11の上面と基端側フレーム1の上面の境界および、基端側フレーム1の上面と先端側フレーム17の上面の境界には、天板の厚さt分の段差ができる。しかし、天板の上面にマットレスなどを載せれば、厚さtがそれほど厚くなければ、簡易ベッド1Cは、段差のない平坦面の場合と同程度の寝心地を確保することができる。例えば、各フレーム11,16,17をCFRP(炭素繊維強化プラスチック)で形成すれば、厚さtは1mm以下にすることも可能である。すると、フレーム間の境界に段差があっても、天板2の上面を、ほぼ平坦面とすることができる。
なお、上記のごとき構造とした場合、ベースフレーム11の下面と基端側フレーム1の下面の境界および、基端側フレーム1の下面と先端側フレーム17の下面の境界にも、ベースフレーム11の厚さt分の段差ができる。すると、支持フレーム10を伸ばしたときに、基端側フレーム1の下面および先端側フレーム17の下面は、床面等から浮いた状態となるので、簡易ベッド1Cが不安定になる可能性がある。しかし、基端側フレーム1の先端部下面および先端側フレーム17の先端部下面に、床面との間に配置される脚部dを設けておけば、支持フレーム10を伸ばしても、簡易ベッド1Cを安定した状態にすることができる。
また、図12に示すように、簡易収納ベッド1Cは、底板を有しないベースフレーム11および底板を有しない基端側フレーム1で形成してもよい。つまり、ベースフレーム11および基端側フレーム1として、下面が開口したものを使用してもよい。この場合には、両フレーム11,16の側壁の下端を常時床面に接触させておくことができる。また、先端側フレーム17は、下面を常時床面に接触させておくことができる。したがって、支持フレーム10を伸ばしても簡易ベッド1Cを安定した状態にすることができる。
本発明の簡易収納ベッドは、病室のベッドサイドや仮眠室、休憩所、災害時の避難場所などにおいて使用するベッドに適している。
1 簡易収納ベッド
2 天板
3 天板用板材
10 支持フレーム
11 ベースフレーム
12a 側板
12b 側板
15 伸長フレーム
16 基端側フレーム
16a 側板
16b 側板
17 先端側フレーム
17a 側板
17b 側板
18 先端プレート

Claims (9)

  1. 収納展開可能なベッドであって、
    伸縮可能であって、伸長状態では上面が略平面状となる天板と、
    該天板を支持する、伸縮可能に設けられた支持フレームと、を備えている
    ことを特徴とする簡易収納ベッド。
  2. 前記天板が、
    複数枚の天板用板材を折り畳み可能に連結したものである
    ことを特徴とする請求項1記載の簡易収納ベッド。
  3. 前記支持フレームは、
    収縮させた状態における伸縮方向の長さが、折り畳んだ状態における前記天板の奥行と同等以下の長さとなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の簡易収納ベッド。
  4. 前記支持フレームは、
    一対の側板を有するベースフレームと一対の側板を有する伸長フレームとを伸縮可能に組み合わせて形成されており、
    前記伸長フレームは、
    前記ベースフレームに対して出し入れ可能となるように設けられており、
    前記ベースフレームの一対の側板に沿って移動可能に設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の簡易収納ベッド。
  5. 前記支持フレームは、
    前記ベースフレームから出し入れ可能に設けられた基端側フレームと、
    該基端側フレームから出し入れ可能に設けられた先端側フレームと、を備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の簡易収納ベッド。
  6. 前記支持フレームは、
    一対の前記伸長フレームを備えている
    ことを特徴とする請求項4記載の簡易収納ベッド。
  7. 前記天板の一の天板用板材が、前記ベースフレームの上面に載せられた状態で該ベースフレームに連結されており、
    前記天板の天板用板材は、
    前記支持フレームを伸展させた状態において他の天板用板材を伸展させれば、他の天板用板材が前記伸長フレームの上面に配置されるように配設されている
    ことを特徴とする請求項4、5または6記載の簡易収納ベッド。
  8. 前記一の天板用板材と前記ベースフレームとを連結する連結部材を備えており、
    該連結部材は、
    前記一の天板用板材を前記ベースフレームに対して起伏可能に連結し得るものである
    ことを特徴とする請求項7記載の簡易収納ベッド。
  9. 前記支持フレームが、
    入れ子状に設けられた複数の箱状部材から形成されており、
    前記天板が、
    複数の箱状部材の天井壁によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の簡易収納ベッド。

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