JP2011083544A - こたつ用テーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】天板面積を容易に拡大縮小させることができるとともに、天板面積を拡大させたときでも天板を安定して支持することができるこたつ用テーブルを提供する。
【解決手段】こたつ用テーブルTは、支持脚1により所定の高さ位置に支持された枠体2と、枠体2の上に載置される天板5とを備え、枠体2が伸縮可能に構成されて天板5を支持する面を拡大縮小可能であるとともに、天板5が複数の板部材51を連結して構成されて天板5の上面を拡大縮小可能であることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】こたつ用テーブルTは、支持脚1により所定の高さ位置に支持された枠体2と、枠体2の上に載置される天板5とを備え、枠体2が伸縮可能に構成されて天板5を支持する面を拡大縮小可能であるとともに、天板5が複数の板部材51を連結して構成されて天板5の上面を拡大縮小可能であることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、必要に応じて天板面積を拡大縮小可能なこたつ用テーブルに関する。
従来、このようなこたつ用テーブルとしては、天板の下面側に摺動可能に収容された補助天板を備えて構成され、例えば来客等により日常の使用以上の天板面積が必要になったときに、この補助天板を引き出すことで天板面積を拡大することができるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。また、天板の上面に補助天板を着脱可能に載置するとともに、支持脚の各々を、天板側に取り付けられている主支持脚と、この主支持脚の下端に着脱可能に連結される補助支持脚とから構成し、天板から補助天板を取り外すとともに、主支持脚から補助支持脚を取り外し、天板と主支持脚からなる第1テーブルと、補助天板と補助支持脚からなる第2テーブルとを並べて使用することで大きな天板面積を実現できるものが知られている(例えば、特許文献2を参照)。
ところで、上述した補助天板を天板の下面側に摺動可能に収容したこたつ用テーブルでは、補助天板を引き出して使用するときに、天板と補助天板の境界部分に段差が生じるため使い勝手が悪く、また、補助天板がせり出すためこの補助天板に上から荷重が加わると、テーブル全体が傾いて転倒する虞があった。また、一つのテーブルから二つのテーブルに変形可能なこたつ用テーブルでは、天板から補助天板を取り外したり、主支持脚から補助支持脚を取り外したりするため、天板面積の変更作業が煩雑であるという問題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、天板面積を容易に拡大縮小させることができるとともに、天板面積を拡大させたときでも天板を安定して支持することができるこたつ用テーブルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、支持脚により所定の高さ位置に支持された天板支持部材(例えば、実施形態における枠体2)と、前記天板支持部材の上に載置される天板とを備えるこたつ用テーブルであって、前記天板支持部材が伸縮可能に構成されて前記天板を支持する面を拡大縮小可能であるとともに、前記天板が複数の板部材を連結して構成されて前記天板の上面を拡大縮小可能であることを特徴とする。
なお、上記構成のこたつ用テーブルにおいて、前記天板支持部材は、複数のフレーム部材により枠状に形成されるとともに、前記複数のフレーム部材のうち少なくとも対向する二本の前記フレーム部材が伸縮可能な伸縮フレームにより構成されることが好ましい。また、このとき、前記伸縮フレームは、一対のフレーム本体と、前記一対のフレーム本体に伸縮方向に延びて形成されたポール挿通孔に摺動自在に挿入されたポール部材とを有し、前記フレーム本体が前記ポール部材に対して相対移動することで伸縮可能に構成されることが好ましい。
また、上記構成のこたつ用テーブルにおいて、二本の前記伸縮フレームに跨って前記伸縮フレームの伸縮作動に対して相対移動可能に設けられた発熱体支持枠(例えば、実施形態におけるヒータ支持枠20)を介して発熱体(例えば、実施形態における電熱ヒータ3)が前記天板支持部材に取り付けられることが好ましい。
また、上記構成のこたつ用テーブルにおいて、前記天板は、二枚の板部材を蝶番により連結して構成され、前記二枚の板部材を面一に開いた拡大状態と前記二枚の板部材を重ね合わせて折り畳んだ縮小状態とに変更可能に構成されることが好ましい。なお、このとき、前記天板は、前記拡大状態を保持するためのロック機構を備えることが好ましい。
また、上記構成のこたつ用テーブルにおいて、前記ロック機構は、前記二枚の板部材の連結側の側面に開口し、前記拡大状態になったときに連通するように前記二枚の板部材に形成された挿通孔と、一方の前記板部材に形成され、前記縮小状態のときに他方の前記板部材と重なる側の面に開口し、前記挿通孔の側面開口の反対側端部と連通する操作溝と、前記挿通孔および前記操作溝内に摺動自在に挿入された棒状のロック部材とを有し、前記ロック部材を前記操作溝側に摺動させると前記ロック部材が前記他方の板部材の前記挿通孔に挿入されず、前記ロック部材を前記挿通孔側に摺動させると前記ロック部材が両方の前記挿通孔に挿入された状態となるように構成されることが好ましい。なお、このとき、前記ロック部材は、前記操作溝側の端部近傍に側方に延びて形成された係止突出部を有し、前記操作溝は、前記ロック部材が前記他方の板部材の前記挿通孔に挿入されないときに前記係止突出部が嵌入可能な非ロック係止溝部と、前記ロック部材が両方の前記挿通孔に挿入されたときに前記係止突出部が嵌入可能なロック係止溝部とを有して構成されることが好ましい。
本発明に係るこたつ用テーブルよれば、天板支持部材が伸縮可能に構成されて天板を支持する面を拡大縮小可能であるとともに、天板が複数の板部材を連結して構成されて天板の上面を拡大縮小可能であるので、天板支持部材および天板を容易に拡大縮小させることができる。また、天板面積の拡大に応じて天板支持部材も拡大可能なため、拡大させた天板を安定して支持することができる。
なお、上記こたつ用テーブルにおいて、天板支持部材は、複数のフレーム部材により枠状に形成されるとともに、複数のフレーム部材のうち少なくとも対向する二本のフレーム部材が伸縮可能な伸縮フレームにより構成されることが好ましく、このように構成すると、天板の支持強度を保ちつつ軽量な天板支持部材を実現することができる。なお、このとき、伸縮フレームは、一対のフレーム本体と、一対のフレーム本体に伸縮方向に延びて形成されたポール挿通孔に摺動自在に挿入されたポール部材とを有し、フレーム本体がポール部材に対して相対移動することで伸縮可能に構成されることが好ましく、このように構成すると、伸縮フレームの強度を維持しつつ簡単な構成で伸縮フレームを実現することができるため、安価なこたつ用テーブルを提供することができる。
また、上記こたつ用テーブルにおいて、二本の伸縮フレームに跨って伸縮フレームの伸縮作動に対して相対移動可能に設けられた発熱体支持枠を介して発熱体が天板支持部材に取り付けられることが好ましく、このように構成すると、伸縮フレームを伸長させて天板支持部材を拡大させた場合でも、平面視において天板支持部材の中央に発熱体を位置させることができるため、発熱体によりこたつ内全体を効率的に暖めることができる。
また、上記こたつ用テーブルにおいて、天板は、二枚の板部材を蝶番により連結して構成され、二枚の板部材を面一に開いた拡大状態と二枚の板部材を重ね合わせて折り畳んだ縮小状態とに変更可能に構成されることが好ましく、このように構成すると、簡単な構成で天板面積を容易に拡大縮小可能な天板を実現することができるため、安価なこたつ用テーブルを提供することができる。なお、このとき、天板は拡大状態を保持するためのロック機構を備えることが好ましく、このように構成すると、ロック機構により天板の拡大状態が保持されるため、天板の両サイドに上から荷重を加えると中央が浮き上がってしまうような不具合を防止することができる。
また、上記こたつ用テーブルにおいて、ロック機構は、二枚の板部材の連結側の側面に開口し、拡大状態になったときに連通するように二枚の板部材に形成された挿通孔と、一方の板部材に形成され、縮小状態のときに他方の板部材と重なる側の面に開口し、挿通孔の側面開口の反対側端部と連通する操作溝と、挿通孔および操作溝内に摺動自在に挿入された棒状のロック部材とを有し、ロック部材を操作溝側に摺動させるとロック部材が他方の板部材の挿通孔に挿入されず、ロック部材を挿通孔側に摺動させるとロック部材が両方の挿通孔に挿入された状態となるように構成されることが好ましく、このように構成すると、簡単な構成でロック機構を実現することができるため、安価なこたつ用テーブルを提供することができる。なお、このとき、ロック部材は、操作溝側の端部近傍に側方に延びて形成された係止突出部を有し、操作溝は、ロック部材が他方の板部材の挿通孔に挿入されないときに係止突出部が嵌入可能な非ロック係止溝部と、ロック部材が両方の挿通孔に挿入されたときに係止突出部が嵌入可能なロック係止溝部とを有して構成されることが好ましく、このように構成すると、ロック部材が挿通孔および操作溝内を勝手に摺動して、ユーザの意図に反してロック部材が挿通孔および操作溝内を勝手に摺動して、ロック状態と非ロック状態とが切り替わることを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係るこたつ用テーブルTは、図1および図2に示すように、四本の支持脚1により所定高さに支持された枠体2と、枠体2に取り付けられた電熱ヒータ3と、枠体2上に載置される天板5とを有して構成される。
枠体2は、四本のフレーム部材を平面視で矩形枠状に連結して構成されており、四隅角部の下面に支持脚1が固定されている。枠体2を構成する四本のフレーム部材のうち対向する二本のフレーム部材は、軸方向に伸縮可能な伸縮フレーム10,10によって構成されている。伸縮フレーム10は、図3および図4に示すように、左右一対のフレーム本体11,11と、左右のフレーム本体11を繋ぐポール部材15とを有して構成される。左右のフレーム本体11には軸方向に貫通したポール挿通孔12がそれぞれ形成され、このポール挿通孔12にポール部材15が摺動自在に挿入されており、伸縮フレーム10は、左右のフレーム本体11がポール部材15に対して軸方向に相対移動することで伸縮可能な構造となっている。
ポール挿通孔12のポール挿入側には、ポール挿通孔12とポール部材15の間に介在するようにプラスチック製の筒状部材13が設けられており、この筒状部材13によりフレーム本体11がポール部材15に対してスムーズに相対移動することができるようになっている。また、ポール挿通孔12のポール挿入側(ただし、筒状部材13が設けられた位置より中央側)には、ポール挿通孔12の径が狭まるように係止段部12aが形成されている。
ポール部材15の左右端部には、ポール部材15よりも大きな外径(ただし、ポール挿通孔12の内径よりは小さな外径)を有するストッパー部材16が取り付けられおり、左右のフレーム本体11がポール部材15に対して軸方向に相対移動して伸縮フレーム10が伸長していき所定の長さ(最大の伸長長さ)になると、図3(b)に示すように、ストッパー部材16がポール挿通孔12の係止段部12aに当接して、伸縮フレーム10がそれ以上に伸長することを規制する構造となっている。なお、ポール部材15の外周面にはSPUコート紙(スーパーコーティングウレタン樹脂シート)が巻かれており、このSPUコート紙によりポール部材15の表面を傷つき難くなっているとともに、表面摩擦を低減させてフレーム本体11がポール部材15に対してスムーズに相対移動することができるようになっている。
伸縮フレーム10には、所定の長さに伸びた伸縮フレーム10の状態を保持するためのポール止め機構17,17が配設されている。ポール止め機構17は、図3に示すように、フレーム本体11の下面からポール挿通孔12に貫通した貫通孔に設けた雌ネジ部材と、この雌ネジ部材に螺入される手動操作可能なハンドル部材(雄ネジ部材)とを有し、バンドル部材の先端部をポール部材15に押圧させて、フレーム本体11のポール部材15に対する相対移動を規制する構造となっている。
図4に示すように、左右のフレーム本体11の側面(枠体2を構成する際の内側となる面)には軸方向に延びる凹溝11aがそれぞれ形成され、この凹溝11aに電熱ヒータ3を支持するヒータ支持枠20が摺動自在に嵌入されており、左右のフレーム本体11はヒータ支持枠20に対しても軸方向に相対移動することができる構造となっている。また、図4に示すように凹溝11aには係止突起11bが設けられている。
ヒータ支持枠20は、図5に示すように、枠体2を構成する二本の伸縮フレーム10における左右のフレーム本体11の凹溝11aにそれぞれ嵌入される第1フレーム21,21と、この第1フレーム21,21間に架設された二本の第2フレーム22,22と、この第2フレーム22,22間に架設された第3フレーム23,23とを有して構成される。第1フレーム21の側面(凹溝11aに嵌入される側の面)には、長手方向に延びる係止凹溝21aが形成されており、第1フレーム21が凹溝11aに嵌入されると、この係止凹溝21aに凹溝11a内の係止突起11bが嵌入する状態となり(図4を参照)、伸縮フレーム10が所定の長さ(最大の伸長長さ)になると、上述したようにストッパー部材16が係止段部12aに当接するとともに、係止突起11bが係止凹溝21aの側壁に当接して、伸縮フレーム10がそれ以上に伸長することを規制する構造となっている。
電熱ヒータ3は、通電により熱を発する暖房装置であり、例えば、石英管ヒータやハロゲンヒータによって構成され、図1および図2に示すように、ヒータ支持枠20における第2および第3フレーム22,23によって形成される枠状部に取り付けられている。電熱ヒータ3の上方には、枠体2を覆ってこたつ布団を設けた場合に、こたつ布団が電熱ヒータ3に直接触れないようにするため、電熱ヒータ3の上方を覆うようにヒータ支持枠20に第1板部材31が取り付けられている。また、特に、図2に示すように伸縮フレーム10を伸長させてこたつ用テーブルTを使用する場合に、枠体2の内側においてこたつ布団が下方に垂れ下がることを防止するため、枠体2の上面に左右一対の第2板部材32,32が取り付けられている。なお、図1および図2において、枠体2やヒータ支持枠20等の構成を明瞭に示すため、これらを実線で図示し、第1および第2板部材31,32を二点鎖線で図示している。
天板5は、図6に示すように、2枚の同一形状の板部材51,51の一端縁が蝶番52,52によって連結され、2枚の板部材51,51を重ね合わせて折り畳んだ縮小状態(図1(a)を参照)と、2枚の板部材51,51を面一に開いた拡大状態(図2(b)も参照)とに変更可能に構成されている。なお、本実施形態における縮小状態では、天板5の載置面積が広げた新聞紙を載置できる広さを備えており、拡大状態では載置面積が縮小状態の2倍の広さとなる。板部材51,51の蝶番52,52の近傍位置には、拡大状態を保持するための二個のロック機構55,55が配設されている。
ロック機構55は、図7に示すように、2枚の板部材51,51の連結側の側面に開口し、拡大状態になったときに連通するように板部材51,51に形成された挿通孔56,56と、一方の板部材51に形成され、縮小状態となったときに他方の板部材51と重なる側の面に開口し、挿通孔56の側面開口の反対側端部と連通する操作溝57と、挿通孔56および操作溝57内に摺動自在に挿入された円柱棒状のロック部材58とを有して構成される。
操作溝57は、挿通孔56と同一方向に延びて形成されているとともに、挿通孔56と連通する側の位置に側方に延びるロック係止溝部57aと、連通側と反対側の位置に側方に延びる非ロック係止溝部57bが形成されている。ロック部材58の操作溝側の側面には係止突出部58aが形成されており、ロック部材58は平面視でL字形状を成している。ロック部材58の長さは、図7(a)に示すように、ロック部材58を操作溝57側に摺動させて係止突出部58aを非ロック係止溝部57bに嵌入させた非ロック状態では、ロック部材58の先端部が他方の挿通孔56に届かないように設定されており、かつ、図7(b)に示すように、ロック部材58を挿通孔56側に摺動させて係止突出部58aをロック係止溝部57aに嵌入させたロック状態では、ロック部材58の先端側が他方の挿通孔56内に挿入されるように設定されている。
このように構成されたロック機構55は、図7(a)に示すように、ロック部材58を操作溝57側に摺動させて係止突出部58aを非ロック係止溝部57bに嵌入させると(非ロック状態とすると)、ロック部材58が他方の挿通孔56に挿入されないので天板5を折り畳むことが可能となり、図7(b)に示すように、ロック部材58を挿通孔56側に摺動させて係止突出部58aをロック係止溝部57aに嵌入させると(ロック状態とすると)、ロック部材58が両方の挿通孔56,56内に挿入されて天板5の拡大状態を保持する構造となっている。
なお、こたつ用テーブルTには、枠体2上に載置された拡大状態の天板5を固定保持するための天板止め機構35,35が配設されている。天板止め機構35は、板部材51に設けた雌ネジ部材35a(図6を参照)と、枠体2を構成する伸縮フレーム10以外の二本のフレーム部材に設けられ、雌ネジ部材35aに螺入される手動操作可能なハンドル部材(雄ネジ部材)35b(図2を参照)とを有し、拡大状態の天板5が枠体2上に直接載置されたときに、雌ネジ部材35aにハンドル部材35bを螺入させて、天板5を固定保持する構造となっている。
以上のように構成されたこたつ用テーブルTによれば、図1に示すように、伸縮フレーム10を伸長させない状態の枠体2において、この枠体2を覆ってこたつ布団(図示せず)を設け、その上に縮小状態の天板5を載置することで「こたつ」として使用しようすることができる。また、こたつ布団を設けずに枠体2上に天板5を直接載置することで「通常のテーブル」として使用することもできる。さらに、図2に示すように、伸縮フレーム10を伸長させた状態の枠体2においても、この枠体2を覆って設けたこたつ布団の上に拡大状態の天板5を設置することで「こたつ」として使用することができ、また、枠体2上に天板5を直接載置することで「通常のテーブル」として使用することもできる。このように、枠体2および天板5を容易に拡大縮小させることができ、「こたつ」または「通常のテーブル」として使用することができる。また、天板5に応じて枠体2も拡大可能なため、拡大状態の天板5を安定して支持することができる。
また、枠体2は、四本のフレーム部材により枠状に形成されるとともに、この四本のフレーム部材のうちの対向する二本が伸縮フレーム10,10によって構成され、この伸縮フレーム10が、左右一対のフレーム本体11,11と、左右のフレーム本体11を繋ぐポール部材12とを有して構成されるため、天板の支持強度を保ちつつ、軽量かつ簡単な構成で枠体2を実現することができ、安価なこたつ用テーブルを提供することができる。
また、電熱ヒータ3は伸縮フレーム10,10に対して相対移動可能に設けられたヒータ支持枠20を介して枠体2に取り付けられているため、伸縮フレーム10,10を伸長させて枠体2を拡大させた場合でも、平面視において枠体2の中央に電熱ヒータ3を位置させることができ、電熱ヒータ3によりこたつ内全体を効率的に暖めることができる。
また、天板5は、二枚の板部材51,51を蝶番52,52により連結して拡大状態と縮小状態とに変更可能に構成されるため、簡単な構成で天板面積を拡大縮小可能な天板を実現することができ、安価なこたつ用テーブルを提供することができる。また、ロック機構55、55により天板5の拡大状態が保持されるため、天板5の両サイドに上から荷重を加えると中央が浮き上がってしまうような不具合を防止することができる。また、拡大状態の天板5で通常のテーブルとして使用するときには、天板止め機構35により天板5が枠体2に固定保持されるため、天板5が枠体2上においてずれることがない。
なお、上記実施形態では、特許請求の範囲における天板支持部材の一例として、四本のフレーム部材により枠状に形成されるとともに、この四本のフレーム部材のうちの対向する二本が伸縮フレーム10,10によって構成された枠体2を例示しているが、天板支持部材はこのような構成に限定されない。例えば、二枚の板状部材を摺動可能に連結して天板支持部材を構成してもよい。
また、上記実施形態では、伸縮フレームの一例として、左右一対のフレーム本体11,11と、左右のフレーム本体11を繋ぐポール部材12とを有して構成される伸縮フレーム10を例示しているが、伸縮フレームはこのような構成に限定されない。例えば、左右一対のフレーム本体をガイドレール等を用いて摺動可能に連結して伸縮フレームを構成してもよい。
また、上記実施形態では、天板の一例として、二枚の板部材51,51を蝶番52,52により連結して構成された天板5を例示しているが、天板はこのような構成に限定されない。例えば、蛇腹式に伸び縮みするように天板を構成してもよく、このように構成すると、上記実施形態よりも天板面積を自由に拡大縮小可能なこたつ用テーブルとすることができる反面、天板の構造が複雑になるため、安価なこたつ用テーブルを提供することが難しくなる。
また、上記実施形態では、ロック機構の一例として、上述のロック機構55を例示しているが、ロック機構はこのような構成に限定されない。例えば、二枚の板部材を蝶番により連結して構成された天板において、一方の板部材の側面に設けられたフック部材と、他方の板部材の側面に回転自在に支持された開閉レバーと、開閉レバーに回転自在に支持された係止リングとを有し、係止リングを開閉レバーにより引張ってフック部材と係止リングを係合させて二枚の板部材を固定保持するパチン錠によってロック機構を構成してもよい。また、上記実施形態において、ロック機構55が二個設けられているが、ロック機構55の個数は二個に限定されず、一個または三個以上設けてもよい。
T こたつ用テーブル 1 支持脚
2 枠体(天板支持部材) 3 電熱ヒータ(発熱体)
5 天板 10 伸縮フレーム
11 フレーム本体 12 ポール挿通孔
15 ポール部材 20 ヒータ支持枠(発熱体支持枠)
51 板部材 52 蝶番
55 ロック機構 56 挿通孔
57 操作溝 57a ロック係止溝部
57b 非ロック係止溝部 58 ロック部材
58a 係止突出部
2 枠体(天板支持部材) 3 電熱ヒータ(発熱体)
5 天板 10 伸縮フレーム
11 フレーム本体 12 ポール挿通孔
15 ポール部材 20 ヒータ支持枠(発熱体支持枠)
51 板部材 52 蝶番
55 ロック機構 56 挿通孔
57 操作溝 57a ロック係止溝部
57b 非ロック係止溝部 58 ロック部材
58a 係止突出部
Claims (8)
- 支持脚により所定の高さ位置に支持された天板支持部材と、前記天板支持部材の上に載置される天板とを備えるこたつ用テーブルであって、
前記天板支持部材が伸縮可能に構成されて前記天板を支持する面を拡大縮小可能であるとともに、前記天板が複数の板部材を連結して構成されて前記天板の上面を拡大縮小可能であることを特徴とするこたつ用テーブル。 - 前記天板支持部材は、複数のフレーム部材により枠状に形成されるとともに、前記複数のフレーム部材のうち少なくとも対向する二本の前記フレーム部材が伸縮可能な伸縮フレームにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載のこたつ用テーブル。
- 前記伸縮フレームは、一対のフレーム本体と、前記一対のフレーム本体に伸縮方向に延びて形成されたポール挿通孔に摺動自在に挿入されたポール部材とを有し、前記フレーム本体が前記ポール部材に対して相対移動することで伸縮可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載のこたつ用テーブル。
- 二本の前記伸縮フレームに跨って前記伸縮フレームの伸縮作動に対して相対移動可能に設けられた発熱体支持枠を介して発熱体が前記天板支持部材に取り付けられたことを特徴とする請求項2または3に記載のこたつ用テーブル。
- 前記天板は、二枚の板部材を蝶番により連結して構成され、前記二枚の板部材を面一に開いた拡大状態と前記二枚の板部材を重ね合わせて折り畳んだ縮小状態とに変更可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のこたつ用テーブル。
- 前記天板は、前記拡大状態を保持するためのロック機構を備えることを特徴とする請求項5に記載のこたつ用テーブル。
- 前記ロック機構は、前記二枚の板部材の連結側の側面に開口し、前記拡大状態になったときに連通するように前記二枚の板部材に形成された挿通孔と、一方の前記板部材に形成され、前記縮小状態のときに他方の前記板部材と重なる側の面に開口し、前記挿通孔の側面開口の反対側端部と連通する操作溝と、前記挿通孔および前記操作溝内に摺動自在に挿入された棒状のロック部材とを有し、前記ロック部材を前記操作溝側に摺動させると前記ロック部材が前記他方の板部材の前記挿通孔に挿入されず、前記ロック部材を前記挿通孔側に摺動させると前記ロック部材が両方の前記挿通孔に挿入された状態となるように構成されたことを特徴とする請求項6に記載のこたつ用テーブル。
- 前記ロック部材は、前記操作溝側の端部近傍に側方に延びて形成された係止突出部を有し、
前記操作溝は、前記ロック部材が前記他方の板部材の前記挿通孔に挿入されないときに前記係止突出部が嵌入可能な非ロック係止溝部と、前記ロック部材が両方の前記挿通孔に挿入されたときに前記係止突出部が嵌入可能なロック係止溝部とを有することを特徴とする請求項7に記載のこたつ用テーブル。
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2009
- 2009-10-19 JP JP2009240664A patent/JP2011083544A/ja active Pending
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