JP3092225U - ベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッドのヘッドボードガイドと壁との間に家
具を配置できるようにして、家具の配置の自由度を向上
させ、ベッドの導入を容易にする。 【解決手段】 使用者の望む機能を有するヘッドボード
６を選択した上、そのヘッドボード６がガイド４と壁と
の間に位置するようにベッド１を設置する。就寝時或い
はヘッドボード６の左右側面に設けた引出し，棚，引戸
等に物を出し入れする時には、ヘッドボード６をガイド
４と壁との間に挟んだままの状態で使用する。ヘッドボ
ード６の正面に設けた引出し，棚，引戸等に物を出し入
れしたり、ドレッサーを使用したり、テーブルとして使
用したりする時には、ヘッドボード６をガイド４に沿っ
て左右何れかの方向に移動させて、ガイド４と壁との間
から引き出して使用したり、ガイド４と壁との間から引
き出したヘッドボード６を部屋の何れかに移動させて使
用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ヘッドボードが移動するベッドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ベッドには、ベッドの上で座るときの背もたれとして使用したり、枕の 落下を防止したり、壁の汚損を防止したりするために、板形或いは格子形のヘッ ドボードや、飾り棚形のヘッドボードがベッド本体の頭側に一体に取り付けられ ている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、ベッドはヘッドボードが壁に当接するようにして設置される。

【０００４】 この結果、ヘッドボードと壁との間に他の家具を置くことができなくなって、 家具の配置の自由度が低下し、ベッドの導入を諦めざるを得なくなるという問題 点があった。

【０００５】 本考案は、このような問題点を解決するためになされたもので、ヘッドボード が移動するベッドを提供することを目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１に係る考案のベッドは、マットレスを載置するベッド本体と、このベ ッド本体に取り付けた脚と、ベッド本体の頭側に取り付けたヘッドボードガイド と、底面にキャスタを取り付けたヘッドボードとからなるもので、ヘッドボード ガイドと壁との間に家具が置けるようになって、家具の配置の自由度が向上し、 その結果、ベッドが導入できるようになる。

【０００７】 請求項２に係る考案のベッドのヘッドボードは、引出し，棚，引戸，アジャス ターテーブル，移動天板，天板用支柱，鏡等の少なくとも何れか１つを組み付け た複数種類のヘッドボードからなるもので、使用者の望む機能を有するヘッドボ ードの選択ができるようになって、家具の配置の自由度が一層向上する。

【０００８】 請求項３に係る考案のベッドは、１組のヘッドボードが１台或いは複数台のヘ ッドボードからなるもので、ヘッドボードの移動が狭い場所でも容易にできるよ うになる上、使用者の望む機能を有するヘッドボードの選択の幅が拡がって、家 具の配置の自由度が一層向上する。

【０００９】 請求項４に係る考案のベッドは、ベッド本体の頭側の底面にキャスタを取り付 けたもので、ベッドを前方に移動させることにより、ヘッドボードの移動を一層 容易にできる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

【００１１】 図１は本考案の第１の実施の形態におけるベッドの斜視図で、１は、マットレ ス（図示しない）を載置するベッド本体２と、このベッド本体２の足側に取り付 けた脚３と、ベッド本体２の頭側に取り付けたヘッドボードガイド（以下「ガイ ド」という）４と、ガイド４の背面に沿って左右に或いは前後左右に自在に移動 するように底面にキャスタ５を取り付けたヘッドボード６とからなるベッドであ る。

【００１２】 なお、ベッド本体２の頭側の脚は、脚３と同一構造のものを取り付けてもよい し、図１に示す如くガイド４を下方に伸ばして脚としてもよい。

【００１３】 図２乃至図７はヘッドボード６の実施例を示すもので、図２の第１の実施例は 、引戸を正面中央に、引出しを左側面に、棚を右側面にそれぞれ設けたキャビネ ット形のヘッドボード６、図３の第２の実施例は、天板中央を開閉式として裏面 に鏡を、引出しを正面中段及び下段に、内部を仕切り板で仕切った引出しを左右 両側面上段にそれぞれ設けたドレッサー形のヘッドボード６である。

【００１４】 又、図４の第３の実施例は、前方に持ち上げて左右の支柱で支えることにより テーブルとなす天板を正面上段に畳み込み、引出しを正面下段に設けたヘッドボ ード６、図５の第４の実施例は、前方に広げて左右の支柱で支えることによりテ ーブルとなす天板を天板上に畳み込み、引出しを左右両側面に設けたヘッドボー ド６で、何れもテーブル形のものである。

【００１５】 図６の第５の実施例は、上下に移動するアジャスターテーブルを天板上に、正 面全体に引戸を設けた飾り棚形のヘッドボード６であり、又、図７の第６の実施 例は、上下に移動するアジャスターテーブル及び前後に移動する板を天板上に、 引出しを正面に設けた情報機器用テーブル形のヘッドボード６である。

【００１６】 なお、ヘッドボード６の機能は図２乃至図７に示したものに限定されるもので はない。

【００１７】 このように構成された本考案の第１の実施の形態において、使用者の望む機能 を有するヘッドボード６を選択した上、そのヘッドボード６がガイド４と壁との 間に位置するようにベッド１を設置する。

【００１８】 そして、就寝時には、ヘッドボード６をガイド４と壁との間に挟んだままの状 態で使用する。

【００１９】 又、ヘッドボード６の左右側面に設けた引出し，棚，引戸等に物を出し入れす る時も、ヘッドボード６をガイド４と壁との間に挟んだままの状態で使用する。

【００２０】 更に、ヘッドボード６の正面に設けた引出し，棚，引戸等に物を出し入れした り、ドレッサーを使用したり、テーブルとして使用したりする時には、ヘッドボ ード６をガイド４に沿って左右何れかの方向に移動させて、ガイド４と壁との間 から引き出した上、使用する。

【００２１】 更に、引出し，棚，引戸等を背面に設けたり、天板，支柱等を背面に畳み込ん だりしたヘッドボード６は、ヘッドボード６をガイド４に沿って左右何れかの方 向に移動させて、ガイド４と壁との間から引き出した上、ヘッドボード６を回転 させて使用する。

【００２２】 なお、ガイド４と壁との間から引き出したヘッドボード６を部屋の何れかに移 動させて使用することもできる。

【００２３】 図８は本考案の第２の実施の形態におけるベッドの斜視図で、２台のヘッドボ ード６ａとヘッドボード６ｂとで１組のヘッドボード６となっている点が第１の 実施の形態におけるベッドと相違するもので、ヘッドボードの移動が狭い場所で も容易にできるようになる上、使用者の望む機能を有するヘッドボードの選択の 幅が拡がって、家具の配置の自由度が一層向上する。

【００２４】 図９は本考案の第３の実施の形態におけるベッドの斜視図で、７はベッド本体 ２の頭側の底面に取り付けたキャスタである。

【００２５】 このように構成された本考案の第３の実施の形態において、ベッド本体２を頭 側のキャスタ７を軸に持ち上げて、ベッド１を前方に移動させれば、ヘッドボー ド６の移動が一層容易になる。

【００２６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、ベッドのヘッドボードガイドと壁との 間に家具が置けるようになって、家具の配置の自由度が向上し、ベッドが導入で きるようになるという効果を奏する。

【００２７】 又、本考案によれば、使用者の望む機能を有するヘッドボードを使用者が選択 して使用できて、家具の配置の自由度が一層向上するという効果を奏する。

【００２８】 更に、本考案によれば、１組のヘッドボードが１台或いは複数台のヘッドボー ドからなることにより、ヘッドボードの移動が狭い場所でも容易にできるように なる上、使用者の望む機能を有するヘッドボードの選択の幅が拡がって、家具の 配置の自由度が一層向上するという効果を奏する。

【００２９】 更に、本考案によれば、ベッド本体の頭側の底面にキャスタを取り付けること により、ベッドを前方に移動させて、ヘッドボードの移動を一層容易にできると いう効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１の実施の形態におけるベッドの斜
視図

【図２】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第１の実施例の斜視図

【図３】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第２の実施例の斜視図

【図４】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第３の実施例の斜視図

【図５】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第４の実施例の斜視図

【図６】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第５の実施例の斜視図

【図７】本考案の第１の実施の形態におけるベッドのヘ
ッドボードの第６の実施例の斜視図

【図８】本考案の第２の実施の形態におけるベッドの斜
視図

【図９】本考案の第３の実施の形態におけるベッドの斜
視図

【符号の説明】

１ ベッド ２ ベッド本体 ３ 脚 ４ ヘッドボードガイド（ガイド） ５，７ キャスタ ６，６ａ，６ｂ ヘッドボード

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マットレスを載置するベッド本体と、該
   ベッド本体に取り付けた脚と、前記ベッド本体の頭側に
   取り付けたヘッドボードガイドと、底面にキャスタを取
   り付けたヘッドボードとからなるベッド。
2. 【請求項２】 前記ヘッドボードは、引出し，棚，引
   戸，アジャスターテーブル，移動天板，天板用支柱，鏡
   等の少なくとも何れか１つを組み付けた複数種類のヘッ
   ドボードからなることを特徴とする請求項１記載のベッ
   ド。
3. 【請求項３】 前記ヘッドボードは、１組が１台或いは
   複数台のヘッドボードからなることを特徴とする請求項
   １記載のベッド。
4. 【請求項４】 前記ベッド本体の頭側の底面にキャスタ
   を取り付けたことを特徴とする請求項１記載のベッド。