JP7185398B2 - 組み合わせ家具装置 - Google Patents

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本願発明は、複数の家具からなる組み合わせ家具装置に関するものである。
テーブル(机)は一般に椅子とセットで使用されるようになっており、背もたれがない椅子は、その全体をテーブルの内部(天板の下方の空間)に格納できるようになっている。しかし、椅子は床に載せた状態に過ぎないため、テーブルと椅子を移動させるに際しては、それらテーブルと椅子とを別々に持って移動させねばならず、このため、移動に際しての手間が掛かっていた。
他方、特許文献1には、椅子をテーブルの脚に吊り下げることが開示されており、また、特許文献2には、椅子をテーブルの天板に吊り下げることが開示されている。すなわち、特許文献1,2では、椅子の座を脚の左右外側に張り出して、この張り出し部を、脚又は天板に設けた係止部に吊り懸けしている。
実開平06-24547号のCD-ROM 特開2017-185087号公報
特許文献1,2では、テーブルを持ち上げると椅子も一緒に持ち上げられるため、テーブル及び椅子の移動を一回で行うことができる。しかし、椅子の座は、左右端部が脚から張り出しておらねばならないため、座が左右に張り出していないタイプの椅子には適用できず、このため汎用性に劣るという問題があった。
また、椅子を吊支するための係止部は、特許文献1では脚の上部から内向きに突出しており、特許文献2では天板の下面から下向き突出しているため、テーブルの使用時に人の足(膝や大腿部)が係止部に当たりやすいという問題もある。
さて、ユーザーは、テーブルと収納棚とをセットで使用したり、椅子に腰掛けて使用するテーブルと立って使用するテーブルとをセットで使用したいと欲することがある。すなわち、3つ又はそれ以上の家具をセットで使用したいと欲することがある。このような場合、不使用時に全体を1つに纏めておけると室のスペースを有効利用できるが、特許文献1,2は、1つのテーブルに1つの椅子を吊り懸けることを開示するに過ぎず、3つ以上の家具の一体化については何等提示していない。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は組み合わせ家具装置に関し、この組み合わせ家具装置は、
「左右の側枠で天板を支えた第1家具と、前記第1家具の内部に格納可能であると共に独立して使用可能な第2家具と、前記第2家具の内部に格納できると共に独立して使用可能な第3家具を有しており、前記第1家具における左右側枠の下端に、前記第2家具が載る受け部を設けている」
という基本構成である。
そして、請求項1の発明は、上記基本構成において、
「前記第2家具は左右の側枠で天板を支持したテーブルであり、前記第2家具における左右側枠の下端に前記第3家具を支持する受け部が形成されているか、又は、前記第1家具の受け部で前記第3家具を支持可能になっており、かつ、
前記第1家具及び第2家具の受け部は、左右側枠の下端間に装架したステーで構成されている
という構成になっている。
請求項2では、上記基本構成において、
「前記第2家具は左右の側枠で天板を支持したテーブルであり、前記第2家具における左右側枠の下端に前記第3家具を支持する受け部が形成されているか、又は、前記第1家具の受け部で前記第3家具を支持可能になっており、かつ、
前記第3家具は、左右の側枠で座を支持している椅子であり、当該椅子における左右側枠の下端間に、物品を載置できるステーが装架されている
という構成になっている。なお、請求項1,2では、第3家具の内部に第4家具を格納するというように、4つ以上の家具の組み合わせとすることが可能である。
請求項の組み合わせ家具装置は、請求項において、
「前記第2家具は、前記天板が側枠から左右外側に全く又は殆どはみ出しておらず、前記第3家具は、前記座が側枠から左右外側に全く又は殆どはみ出していない」
という構成になっている。
本願各発明では、一方の家具に下方の家具を格納するにおいて、一方の家具の側枠の下端に設けた受け部で他方の家具が支持されているため、格納される家具において、必ずしも天板や座が側枠の左右外側にはみ出している必要はない。従って、汎用性に優れていて、格納できる家具のデザインの自由性を向上できる。
また、本願各発明では、高さが相違する2つのテーブルを含む3つ(或いは3つ以上)の家具を一体化できるため、ユーザーの要望にきめ細かく応えつつ、不使用時のスペースの有効利用に貢献できる。
請求項のように、受け部をステーの形態に構成すると、第1家具及び第2家具の剛性を向上できる。また、格納される家具の側枠の下端をステーに嵌め込むことにより、前後ずれ不能にすることも簡単に実現できる。
請求項では、高さが相違する天板付き家具と、高さが低い天板付き家具とセットで使用される椅子との3つの家具の組み合わせになっているが、高さの高い天板付き家具は収納家具としても使用できるため、何かと重宝であり、多くのユーザーの要望に応えることができるといえる。すなわち、汎用性が高い組み合わせになっているといえる。
請求項の構成では、椅子の内部にカゴやボックスなどの補助物品を格納できるが、これらの物品は椅子のステーに載せることができるため、補助物品を椅子ごとに移動させることができる。従って、椅子を移動させるに際して一々補助物品を出し入れする必要はなくて、ユーザーフレンドリーである。また、補助物品は床には載らないため、ゴミの付着の問題を防止できると共に、ユーザーの心理的安心感も確保できる。
第1実施形態を示す図で、(A)は分離斜視図、(B)は棚板を取り付けた状態での(A)のB-B視断面図である。 (A)は格納状態での正面図、(B)は格納状態での側面図、(C)は家具の支持状態を示す図で図3(B)のIIC-IIC視断面図、(D)は接地体の取付け状態を飯酢縦断正面図である。 (A)は分離側面図、(B)は(A)の IIB-IIB視断面図である。 レイアイウの例を示す図で、(A)は正面図、(B)は平面図である。 第2実施形態を示す図で、(A)は要部の分離側面図、(B)は要部の縦断側面図である。 第3実施形態を示す図で、(A)は分離平断面図、(B)は全体を格納した状態での平断面図である。 第4実施形態を示す図で、(A)は第1家具の部分斜視図、(B)は格納状態での縦断正面図である。 第5実施形態を示す図で、(A)は部分斜視図、(B)は(A)のB-B視平断面図である。 第6実施形態を示す図で、(A)は部分斜視図、(B)は(A)のB-B視平断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。各実施形態は、高さの高いハイテーブル1と、高さが低いローテーブル2と、ローテーブル2とセットで使用される椅子3との3つの家具の組み合わせになっており、請求項との関係では、ハイテーブル1は第1家具に該当し、ローテーブル2は第2家具に該当し、椅子3は第3家具に該当している。
(1).第1実施形態(図1~4)
まず、図1~4に示す第1実施形態を説明する。図1(A)に示すように、ハイテーブル1は、平面視四角形の天板4と、これを支える左右の側枠5とを必須の要素としている。高さは900mm程度、天板4の左右幅は500mm程度、天板4の前後幅は400mm程度になっている。ただし、これらの寸法は任意に設定できる。天板4は木製であるが、スチール製も使用できる。
側枠5は、金属製の丸パイプによって側面視四角形に形成されており、従って、前後の鉛直部5aと上水平部5bと下水平部5cとを有しており、上水平部5bが天板4にビス等で固定されている。前後の鉛直部5aは、前後方向に長い複数段の桟部材6a,6bで連結されている。また、左右の後ろ鉛直部に5aには、上下2段の幕板(背板)7が固定されている。なお、側枠5は、金属製の丸棒や角パイプなどで製造してもよい(この点は、ローテーブル2及び椅子3も同じである。)。
上段の幕板7は、天板4の後端に下方から当接している。従って、天板4の後端部は側枠の後面よりも僅かに後ろ向きにはみ出している。なお、幕板7は1枚のみでもよいし、3段以上であってもよい。また、幕板7を備えていない構成も可能であるが、堅牢性の確保のためには、左右の後ろ鉛直部5aは横長の部材で連結するのが好ましい。
左右の桟部材6を利用して、着脱式の棚板8を装架することができる。図1(B)の例では、棚板8はスチール製であり、その左右両端に、桟部材6に上から嵌まる吊支部8aを上向きに突設している。従って、吊支部8aは、物品が左右に落ちるのを防止するストッパーとしても機能している。
左右の側枠5は、天板4の左右端部に位置している。従って、天板4の左右端面は側枠5の左右外面と略同一面を成しており、天板4は、側枠5の左右外側には殆ど又は全くはみ出していない(多少ははみ出してもよい。)。
ローテーブル2は、ハイテーブル1と同様の構造であり、天板10と側枠11とを必須の要素としており、側枠11は、前後の鉛直部11aと上水平部11bと下水平部11cとを有しており、前後の鉛直部11aは桟部材12で連結されている。幕板13も備えている。ローテーブル2の高さは、650mm程度である。
ローテーブル2は、ハイテーブル1の内部(天板4と左右の側枠5とで囲われた空間)に格納することができる。従って、ローテーブル2の左右幅は、ハイテーブル1における左右側枠5の間隔よりも僅かに小さい寸法になっている。側枠11は、ハイテーブル1の側枠5と同じ前後寸法になっている。また、ローテーブル2も、ハイテーブル1と同様に、左右の側枠11は天板10の左右端部に位置しており、天板10は側枠11の左右外側には、殆ど又は全くはみ出していない。
椅子3は、左右の側枠14で座15を支持した構造であり、座15は、樹脂製等の座板にクッションを張った構造になっている。側枠14は、テーブル1,2のそれと同様に四角形に形成されており、前後の鉛直部14aと上水平部14bと下水平部14cとを有しており、上水平部14bが座15にビス等で固定されている。なお、左右の上水平部14bを上ステーで連結してもよい。
椅子3は、ローテーブル2の内部に格納できる左右幅であるが、側枠14の前後幅はハイテーブル1の側枠5及びローテーブル2の側枠11と同じ寸法になっている。従って、ローテーブル2をハイテーブル1に格納して、椅子3をローテーブル2に格納すると、各側枠5,11,14の鉛直部5a,11a,14aは左右一直線状に並ぶ。椅子3の高さは430mm程度になっているが、寸法は、ローテーブル2に格納できる範囲で任意に設定できる。
(2).格納支持構造
各家具1,2,3における左右側枠5、11,14の下水平部5c、11c,14cには前後に長い接地体17,18,19がビス20(図2(D)参照)で固定されており、左右の接地体17,18,19に前後2本ずつのステー21,22,23が接続されている。接地体17,18,19樹脂製であり(金属製でもよい)、ステー21,22,23は、側枠5,11,14と同じ外径の金属丸パイプで製造している。
本実施形態では、ハイテーブル1のステー21とローテーブル2のステー22とは請求項に記載した受け部材の一例であり、ハイテーブル1のステー21にローテーブル2の接地体18が載って、ローテーブル2のステー22に椅子3の接地体19が載るようになっており、これにより、3つの家具1,2,3を一体化して、ハイテーブル1を持ち上げるとローテーブル2及び椅子3も持ち上がる。
そして、図3に明示するように、ローテーブル2の接地体18に、ハイテーブル1の前後ステー21が嵌まり込む下向き開口の1つの第1係合凹所24を形成しており、また、椅子3の接地体19に、ローテーブル2のステー22とハイテーブル1のステー21とが嵌まり込む下向き開口の前後一対の第2係合凹所25を形成している。
第1係合凹所24の前後両端部には、ハイテーブル1のステー21がその弾性に抗して嵌まり込むように少しくびれた係合部24aが形成されている。従って、ハイテーブル1のステー21の前後ステー21が、第1係合凹所24に対して前後方向に突っ張った状態で嵌まっており、このため、ハイテーブル1の側枠5とローテーブル2の側枠11とはガタ付き不能に保持されている。
また、第2係合部25の前後両端部に少しくびれた係合部25aが形成されており、前部の第2係合部25に対しては、ローテーブル2及びハイテーブル1の前部のステー21,22がその弾性に抗して嵌まって、後部の第2係合部25に対しては、ローテーブル2及びハイテーブル1の後部のステー21,22がその弾性に抗して嵌まる。
従って、椅子3の側枠14は、ローテーブル2の側枠11及びハイテーブル1の側枠5に対して、前後ずれ不能にきっちり位置決めされる。従って、本実施形態では、椅子3は、ハイテーブル1のステー21とローテーブル2のステー22との両方で支持されるようになっている。
図4では、3つの家具の使用態様の一例を示している。この例では、ローテーブル2とハイテーブル1とを左右に近接して並設し、ローテーブル2と椅子3とをセットで使用している。図1に示すように、椅子3の内部に籠状やボックス状等の整理ケース26を配置することができる。この場合、整理ケース26はステー22,21,23に載せることができるため、椅子3を移動させるに際して一々取り出す必要はなく、椅子3と整理ケース26とを一緒に移動させることができる。従って、移動に際しての手間を軽減できる。
ハイテーブル1の内部は物品の収納空間として使用できる。既述のように、棚板8を装架して整理棚として使用することもできるし、1ボックス状の収納庫として使用することもできる。ハイテーブル1は天板4を備えているので、例えば、天板にパソコンやタブレット端末などを置いて、人が立って使用するテーブルとして使用することもできる。
天板4に本立てなどの物品を置いて、整理家具として使用することも可能である。天板4の下面に左右長手のハンガーを配置して、ハイテーブル1を衣裳箪笥として使用することも可能である。ハイテーブル1の左右側枠5に3段以上の桟部材6を設けて、棚板8を多段に配置できるようにすると、使い勝手は高くなる。
ローテーブル2とハイテーブル1とを独立して使用しない場合は、既述のように、ローテーブル2をハイテーブル1に格納して、椅子3はローテーブル2に格納することにより、3つの家具1,2,3を一体化できる。このため、部屋のスペースを有利用できる。図2(A)のとおり、三者を一体化した状態で、ローテーブル2の上方と椅子3の上方とに空間が空いている。従って、これらの空間に物品27を配置することができる。
ローテーブル2と椅子3とを使用しない場合、ローテーブル2とハイテーブル1とを左右に並設して、ローテーブル2に椅子3を格納しておくこともできる。この場合は、ハイテーブル1の内部は各種物品の収納に使用できる。
例えば図2に明示するように、ハイテーブル1における側枠5の上段の桟部材6aは、ローテーブル2における側枠11の上水平部11b と同じ高さになっている。しかも、桟部材6aと上水平部11b とは左右に近接している。このため、人は、ハイテーブル1の上段の桟部材6aとローテーブル2の上水平部11b とに下方から手Hを掛けて持ち上げることにより、ハイテーブル1とローテーブル2とを一緒に持ち上げて移動させることができる。
ハイテーブル1の桟部材6aとローテーブル2の天板10とに手を掛けることも可能であるが、本実施形態のように、ローテーブル2においては上水平部11bに手Hを当てる構成を採用すると、上水平部11b に対して指先が強く引っ掛かるため、ハイテーブル1とローテーブル2との持ち上げを安定良く行える利点がある。なお、ローテーブル2に椅子を組み込んでいる場合は、三者が一緒に持ち上がる。
この実施形態では、ハイテーブル1でローテーブル2と椅子3とを支持した状態で、ハイテーブル1の桟部材6aとローテーブル2の上水平部11bとを一緒に(同時)に持ち上げできるため、3つの家具は全体として一体性を高めた状態で持ち運びできる。
同じく図2に明示するように、ハイテーブル1における下部の桟部材6bと、ローテーブル2における側枠11の桟部材12と、椅子3における側枠14の上水平部14bとは同じ高さになっている。従って、ハイテーブル1の桟部材6bとローテーブル2の桟部材12とに手Hを掛けてハイテーブル1とローテーブル2とを一緒に持ち上げたり、ローテーブル2の桟部材12と椅子の上水平部14bとに手Hを掛けて、ローテーブル2と椅子3とを一緒に持ち上げることができる。
が大きい人であると、ハイテーブル1の桟部材6bとローテーブル2の桟部材12と椅子3の上水平部14bとの三者に同時に手を掛けて、ハイテーブル1とローテーブル2と椅子3とを一緒に持ち上げて移動させることも可能である。
従って、本実施形態では、ハイテーブル1の桟部材6a,6bとローテーブル2の上水平部11b及び桟部材12、並びに、椅子3の上水平部14bが、持ち上げ許容部になっている。ローテーブル2の天板10や椅子の座15を持ち上げ許容部として機能させることも可能である。
(3).第2~4実施形態
第1実施形態では各側枠5,11,14の下端に接地体17,18,19を固定していたが、図5に示す第2実施形態では、接地体を使用せずに、ローテーブル2における側枠11の下水平部11c,椅子3における側枠14の下水平部14cとに係合凹所24,25を形成している。従って、シンプルな構造になっている。
図6に示す第3実施形態では、ローテーブル2における側枠11の下水平部11cを左右内向きに突出させることにより、椅子3における側枠14の下水平部14cが載る第2受け部29を形成し、また、ハイテーブル1における側枠5の下水平部5cを左右内向きに突出させることにより、ローテーブル2の受け部29が載る第1受け部30を形成している。
第1実施形態及び第2実施形態では、3つの家具1,2,3を一体化した状態で、ローテーブル2の側枠11と椅子3の側枠14の下端は床に接地していたが、図6の第3実施形態では、ローテーブル2及び椅子3の側枠11,14は接地していない。図6の実施形態では、第1受け部30を略コ字形に形成する一方、第2受け部29を台形に形成することにより、第2受け部29が第1受け部30に載るように設定している。
図6(A)に一点鎖線で示すように、第1受け部30を平面視台形に形成して椅子3の側枠14よりも左右内側に突出させる一方、ローテーブル2及び椅子3の側枠11,14には特段の変形は施さずに、ハイテーブル1の第1受け部30でローテーブル2の側枠と椅子3の側枠14とを支持することも可能である。いずれの場合も、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、ローテーブル2と椅子3との前後ずれを阻止する係合手段(或いはストッパー手段)を設けるのが好ましい。
図7に示す第4実施形態では、各側枠5,11,14の下水平部5c,11c,14cに前後長手の接地体17,18,19を固定して、ハイテーブル1の接地体17にローテーブル2の接地体18が載って、ローテーブル2の接地体19に椅子3の接地体19が載るように設定すると共に、各側枠5,11,14における下水平部5c,11c,14cの上に、当該水平部5c,11c,14cの内側面と同一面を成すガイド体31を配置している。ガイド体31は、下水平部5c,11c,14cに固定してもよいし、前後の垂直部5a,11a,14aに固定してもよい。
この実施形態では、ローテーブル2をハイテーブル1に格納するに際しては、ローテーブル2の左右位置が左右のガイド体31で規制されるため、ローテーブル2の接地体18をハイテーブル1の接地体17に載せて奥に押すだけで、ローテーブル2のスムースに格納することができる。同様に、椅子3は、左右位置がローテーブル2のガイド体31で規制されるため、その接地体18をローテーブル2の接地体18に載せて奥に押すだけで、椅子3をスムースに格納することができる。
この第4実施形態でも、ローテーブル2及び椅子3を格納位置に保持する係合手段(ストッパー手段)を設けるのが好ましい。係合手段としては、ばねなどの弾性体(ラッチ手段)を使用することもできるため、ローテーブル2及び椅子3の自重を利用して、椅子3やローテーブル2が僅かに持ち上げて引き出すように構成することもできる。
(4).第5,6実施形態
図8及び図9では、ハイテーブル1にローテーブル2を格納した状態で、ローテーブル2の天板10の左右ガタ付きを防止する手段の例を示している。このうち図8の第5実施形態では、側枠5及び桟部材6を中空角形に形成して、ハイテーブル1の側枠5を格納状態のローテーブル2の天板10の真横に位置するように設定し、ハイテーブル1の桟部材6に、摘み33を有する水平回転式のカム34を取付けて、カム34をローテーブル2の天板10の側面に突っ張らせることにより、ローテーブル2の天板10のガタ付きを阻止している。
カム34は左右の桟部材6のうち片方のみに設けてもよいし、両方に設けてもよい。カム34に代えて、軸線を左右長手にしてねじをハイテーブル1の桟部材6に外からねじ込んで、ねじをローテーブル2の天板10に突っ張らせることも可能である。
図9に示す第6実施形態では、ハイテーブル1の桟部材6に、前後動するスライダ35とこのスライダ35の前後動に連動してクサビ作用によって左右動する押圧体36とからなる押さえ部材を装着して、スライダ35に設けたレバー37を前後動操作することにより、ローテーブル2の天板10をロック・ロック解除できるようにしている。
図8,9はハイテーブル1とローテーブル2との組み合わせに適用したが、ローテーブル2と椅子との組み合わせや、ハイテーブル1と椅子3との組み合わせにも適用することができる。
実施形態のように、家具をフレーム構造の枠体に天板4,10や座15を取り付けた場合、枠体の後面や左右側面に、目隠しや美粧等のために布等の表皮材を張ることが可能である。表皮材は、例えば面ファスナーを使用して簡単に着脱できる構成にすることができる。表皮材は、四周のうち少なくとも1つの面に張ることがきる。また、一つの面の全体を覆ってもよいし、部分的に覆ってもよい。
最も大きい家具を、その内部で人が作業したりリラックスしたりできるブース状に構成することも可能である。この場合、周囲を枠体で構成して、左右側部と背面部(及び天面部)に布等の表皮材を張ることにより、閉じた空間を形成することができる。集中的な思索を行いたい場合など、重宝である。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、他にも様々に具体化できる。例えば、上記の実施形態では第3家具として椅子を採用したが、第3家具として文机を採用することも可能である。側枠は板材で構成されていてもよい(従って、側枠が側板となる場合も有り得る。)。
本願発明は、組み合わせ家具装置に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 第1家具の例としてのハイテーブル
2 第2家具の例としてのローテーブル
3 第3家具の例としての椅子
4,10 天板
5,11,14 側枠
5c,11c,14c 下水平部
,6a,6b,12 桟部材
15 座
17,18,19 接地体
21,22,23 受け部の例としてのステー
24,25 係合凹所
26 整理ケース(補助物品)

Claims (3)

  1. 左右の側枠で天板を支えた第1家具と、前記第1家具の内部に格納可能であると共に独立して使用可能な第2家具と、前記第2家具の内部に格納できると共に独立して使用可能な第3家具を有しており、前記第1家具における左右側枠の下端に、前記第2家具が載る受け部を設けている、組み合わせ家具装置であって、
    前記第2家具は左右の側枠で天板を支持したテーブルであり、前記第2家具における左右側枠の下端に前記第3家具を支持する受け部が形成されているか、又は、前記第1家具の受け部で前記第3家具を支持可能になっており、かつ、
    前記第1家具及び第2家具の受け部は、左右側枠の下端間に装架したステーで構成されている、
    組み合わせ家具装置。
  2. 左右の側枠で天板を支えた第1家具と、前記第1家具の内部に格納可能であると共に独立して使用可能な第2家具と、前記第2家具の内部に格納できると共に独立して使用可能な第3家具を有しており、前記第1家具における左右側枠の下端に、前記第2家具が載る受け部を設けている、組み合わせ家具装置であって、
    前記第2家具は左右の側枠で天板を支持したテーブルであり、前記第2家具における左右側枠の下端に前記第3家具を支持する受け部が形成されているか、又は、前記第1家具の受け部で前記第3家具を支持可能になっており、かつ、
    前記第3家具は、左右の側枠で座を支持している椅子であり、当該椅子における左右側枠の下端間に、物品を載置できるステーが装架されている、
    み合わせ家具装置。
  3. 前記第2家具は、前記天板が側枠から左右外側に全く又は殆どはみ出しておらず、前記第3家具は、前記座が側枠から左右外側に全く又は殆どはみ出していない、
    請求項2に記載した組み合わせ家具装置。
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