JP6888825B2 - 伸縮式ソファベッド - Google Patents

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Description

本発明は、伸縮式ソファベッドに関する。
長手方向に伸縮自在なベッドとして、たとえば特許文献1には、互いに対してスライド可能な前床と後床とを有する伸縮収納ベッドが開示されている。特許文献1の伸縮収納ベッドは、伸長状態とすることで、ベッドとして使用可能であり、収縮状態とすることで、適度にコンパクトに収納できる。しかし、特許文献1の伸縮収納ベッドは、長手方向で半分の長さにしか収縮させることができないので、その収縮状態において、適度にコンパクトに収納できても、長すぎるために椅子(ソファ)としての使用に適さない。
一方、特許文献2には、上述した特許文献1の伸縮収納ベッドの問題を解決するために、長手方向で1/3の長さに収縮可能なベッドが開示されている。特許文献2のベッドは、第1単体と、第1単体の内部に嵌合可能な第2単体と、第2単体の内部に嵌合可能な第3単体とを備え、長手方向で伸縮可能に構成されている。特許文献2のベッドは、第2単体および第3単体がそれぞれ、第1単体および第2単体のそれぞれから引き出されて伸長状態とされて、ベッドとして使用可能であるとともに、第2単体および第3単体がそれぞれ、第1単体および第2単体のそれぞれに押し入れられて収縮状態とされて、コンパクトに片付けられるとともに、椅子(ソファ)としても利用できる可能性がある。
実用新案登録第3145686号公報 実公昭59−38925号公報
ところが、特許文献2のベッドでは、第2単体および第3単体がそれぞれ、第1単体および第2単体のそれぞれの内部に全体が収容可能な大きさに形成されているので、第1単体および第2単体のそれぞれから引き出されたときに、第1単体、第2単体および第3単体のそれぞれの間に高さ方向および幅方向の段差が生じてしまう。高さ方向の段差は、使用者の心地良い就寝を妨げ、また、幅方向の段差は、使用者の身体の一部や衣服を引っ掛けてしまう危険性を生じさせる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたもので、伸長状態で、従来のベッドと比べて、安全で、寝心地の良いベッドとして使用可能であり、収縮状態で、ソファとして使用可能な、伸縮式ソファベッドを提供することを目的とする。
本発明の伸縮式ソファベッドは、第1枠体と、前記第1枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第2枠体と、前記第2枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第3枠体とを備え、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれに対して、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れすることで、伸縮自在に構成される伸縮式ソファベッドであって、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれが、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれと略同一の幅を有し、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれの上で、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れ自在に支持するように構成され、前記第1枠体および前記第2枠体がそれぞれ、略鉛直方向の上方に向かって開口する第1開口部および第2開口部のそれぞれを有し、前記伸縮式ソファベッドが、伸長状態において前記第1枠体の前記第1開口部および前記第2枠体の前記第2開口部のそれぞれを閉鎖するために着脱自在な第1天板および第2天板のそれぞれと、前記第3枠体の上に設置可能な第3天板とを備え、前記伸縮式ソファベッドが、伸長状態において、前記第1天板、前記第2天板および前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、収縮状態において、前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能であることを特徴とする。
また、前記伸縮式ソファベッドは、前記第2枠体に対する前記第3枠体の引き出し/押し入れの操作に連動して、前記第1枠体に対して前記第2枠体が引き出し/押し入れされるように構成され、前記第2枠体に対する前記第3枠体の引き出し/押し入れの操作だけで、前記伸縮式ソファベッドの伸縮操作を行なうことができることが好ましい。
また、前記第1枠体が、前記第2枠体が略水平方向に沿って摺接する第1摺接部を備え、前記第1摺接部が、前記第2枠体が引き出されたときに、前記第1天板を支持するように構成され、前記第2枠体が、前記第3枠体が略水平方向に沿って摺接する第2摺接部を備え、前記第2摺接部が、前記第3枠体が引き出されたときに、前記第2天板を支持するように構成され、前記第1天板および前記第2天板がそれぞれ、前記第1摺接部および前記第2摺接部のそれぞれに支持されることで、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの押し入れが規制されることが好ましい。
また、前記第2枠体および前記第3枠体がそれぞれ、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれに対する引き出しを規制するために、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれと係合する第2係合部および第3係合部のそれぞれを備え、前記第1天板および前記第2天板がそれぞれ、前記第1摺接部および前記第2摺接部のそれぞれに支持されて、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの押し入れが規制され、前記第2係合部および前記第3係合部がそれぞれ、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれと係合して、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの引き出しが規制されることで、前記伸縮式ソファベッドの伸長状態が維持されることが好ましい。
また、前記第1枠体が、前記第1開口部を介して、または前記第1開口部および前記第2開口部を介して取り出し可能なように、前記第1天板および/または前記第2天板を分割して、または折り畳んで収納可能な内部空間を備えることが好ましい。
また、前記第1天板および/または前記第2天板が、奇数の簀子板を備える簀子状に形成されることが好ましい。
また、前記伸縮式ソファベッドが、前記第3枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第4枠体をさらに備え、前記第3枠体が、前記第4枠体と略同一の幅を有し、前記第3枠体の上で、前記第4枠体を引き出し/押し入れ自在に支持するように構成され、前記第3枠体が、略鉛直方向の上方に向かって開口する第3開口部を有し、前記第3天板が、前記伸縮式ソファベッドの伸長状態で前記第3開口部を閉鎖するために、着脱自在に構成され、前記伸縮式ソファベッドはさらに、収縮状態および伸長状態において前記第4枠体の上に設置可能な第4天板を備え、前記伸縮式ソファベッドが、伸長状態において、前記第1天板、前記第2天板、前記第3天板および前記第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、収縮状態において、前記第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能であることが好ましい。
本発明によれば、伸長状態で、従来のベッドと比べて、安全で、寝心地の良いベッドとして使用可能であり、収縮状態で、ソファとして使用可能な、伸縮式ソファベッドを提供することができる。
本発明の一実施形態の伸縮式ソファベッドの伸長状態を示す斜視図である。 図1の伸縮式ソファベッドの収縮状態を示す斜視図である。 図1の伸縮式ソファベッドの伸長状態を示し、天板の図示を省略した斜視図である。 図1の伸縮式ソファベッドの側面図であり、(a)は伸長状態を示し、(b)は伸長状態から収縮状態へ移行する間の中間状態を示し、(c)は収縮状態を示す。 図1の伸縮式ソファベッドの側面図であり、(a)は収縮状態を示し、(b)は収縮状態から伸長状態へ移行する間の中間状態を示し、(c)は伸長状態を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る伸縮式ソファベッドを説明する。ただし、以下の実施形態はあくまで一例であり、本発明の伸縮式ソファベッドは、以下の実施形態に限定されることはない。
本実施形態の伸縮式ソファベッド1は、図1および図2に示されるように、第1枠体2と、第1枠体2に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第2枠体3と、第2枠体3に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第3枠体4とを備えている。伸縮式ソファベッド1は、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれに対して、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれを引き出し/押し入れすることで、伸縮自在に構成されている。伸縮式ソファベッド1は、第1枠体2から第2枠体3が略水平方向に引き出され、第2枠体3から第3枠体4が略水平方向に引き出されることで、伸長状態(図1の状態)とされて、ベッドとして使用可能である。また、伸縮式ソファベッド1は、第1枠体2に第2枠体3が略水平方向に沿って押し入れられ、第2枠体3に第3枠体4が略水平方向に沿って押し入れられることで、収縮状態(図2の状態)とされて、ソファとして使用可能である。伸縮式ソファベッド1は、ベッドとしてもソファとしても使用可能であるので、必要に応じて使い分けることで設置スペースを節約することができる。ホテル、旅館、病院、アパート、マンションなどのスペースの制約の多い室内においては、伸縮式ソファベッド1を用いることで、室内空間を有効に活用することができる。
なお、本明細書において、「ベッド」という用語は、寝台や寝床として使用されるものを含む広い意味で用いられ、そのまま使用されるものだけでなく、マットや布団などを上に敷いて使用されるものも含む意味で用いられる。また、本明細書において「ソファ」という用語は、一般的に用いられる「ソファ」という用語の意味だけでなく、使用者が腰掛けるために用いられる椅子や腰掛け全般を含む意味で用いられる。
また、本明細書において、特に断らない限り、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれに対して、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれを引き出し/押し入れする方向を、「伸縮式ソファベッド1の伸縮方向D」(または、単に「伸縮方向D」)と称し、第2枠体3および第3枠体4が引き出される向きの側を「伸長側」、第2枠体3および第3枠体4が押し入れられる向きの側を「収縮側」と称することとする。なお、伸縮方向Dは、伸縮式ソファベッド1をベッドとして使用する際のベッドの長手方向と同じである。また、本明細書において、特に断らない限り、伸縮式ソファベッド1が略水平な床面に設置されていることを想定して、「水平方向」および「鉛直方向」の用語を用いることとする。また、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれに対して、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれを引き出し/押し入れするとは、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれに対して、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれを伸長側/収縮側に相対移動させることを意味する。
図1および図2を再度参照すると、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれが、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれと略同一の幅を有し、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれの上で、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれを引き出し/押し入れ自在に支持するように構成されている。伸縮式ソファベッド1は、このように、第1枠体2、第2枠体3および第3枠体4が互いに略同一の幅を有しているので、幅方向で段差が設けられた従来のベッドと比べて、使用者の身体の一部や衣服を引っ掛けてしまう危険性が軽減され、使用者が安全に使用することができる。
第1枠体2は、第2枠体3と略同一の幅を有し、第1枠体2の上で第2枠体3を引き出し/押し入れ自在に支持するように構成されていればよく、特に限定されることはないが、本実施形態では、図1に示されるように、第2枠体3が略水平方向に沿って摺接する第1摺接部22、22を備えており、第2枠体3は、第1摺接部22、22に摺接して、略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に支持される。本実施形態では、後述する第2枠体3の第2上側枠部33が、第1摺接部22、22に摺接して、第1摺接部22、22に支持される。また、第1摺接部22、22は、第2枠体3を伸縮方向Dに沿って案内する第1案内部22a、22aを有している。第1案内部22a、22aは、第2枠体3を伸縮方向Dに沿って案内することができれば、特に限定されることはないが、本実施形態では伸縮方向Dに沿って延びる溝状に形成されている。第2枠体3は、第2上側枠部33の鉛直方向の下方に突出して、伸縮方向Dに沿って延びる第2係合部35、35(図3参照)が第1案内部22a、22aに案内されることで、蛇行することなく伸縮方向Dに沿って案内される。
第1枠体2は、本実施形態では、図1および図3に示されるように、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略平行に延びる一対の第1側壁2a、2bと、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略垂直に延びる第1収縮側側壁2cおよび第1伸長側側壁2dとを備え、全体として略直方体形状に形成されている。一対の第1側壁2a、2bの上面には、上述した第1摺接部22、22が設けられており、この第1摺接部22、22と、第1収縮側側壁2cおよび第1伸長側側壁2dの上面とが略同一の高さを有している。また、第1枠体2は、略鉛直方向の上方に向かって開口する第1開口部21を有しているが、この第1開口部21は、一対の第1側壁2a、2b、第1収縮側側壁2cおよび第1伸長側側壁2dによって画定される。さらに、第1枠体2には、一対の第1側壁2a、2b、第1収縮側側壁2cおよび第1伸長側側壁2dの内側で、第1開口部21の下方に、内部空間Sが形成されている。
第1枠体2は、本実施形態では、図1および図3に示されるように、第1収縮側側壁2cの収縮側に設けられた支持壁23にヘッドボード8が設けられて、伸縮式ソファベッド1がベッドとして使用される際に、使用者の頭部側に位置するように配置される。ヘッドボード8は、伸縮式ソファベッド1をソファとして使用する際には背凭れとして機能する。ただし、ヘッドボード8が、第1枠体2ではなく第3枠体4の伸長側の端部に設けられ、第3枠体4が、伸縮式ソファベッド1をベッドとして使用する際に、使用者の頭部側に位置するように配置されてもよい。
第1枠体2は、伸縮式ソファベッド1をベッドおよびソファとして使用する際に、使用者を支持できる強度を有していれば、その材質は特に限定されることはなく、木材、樹脂、金属などの任意の材料を構成材料として採用することができる。また、第1枠体2は、第2枠体3や第3枠体4と同じ構成材料であってもよいし、第2枠体3や第3枠体4と異なる構成材料であってもよい。また、第1枠体2は、本実施形態では略直方体形状に形成されているが、少なくともその上面側において第2枠体3と略同一の幅を有していれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば伸縮方向Dに対して垂直な断面が略台形に形成されていてもよい。
伸縮式ソファベッド1は、図1に示されるように、伸長状態において、すなわち第1枠体2から第2枠体3が引き出されたときに、第1枠体2の第1開口部21を閉鎖するために着脱自在な第1天板5を備えている。そして、第1枠体2の第1摺接部22、22は、第2枠体3が引き出されたときに、第1天板5を支持するように構成されている。したがって、第1天板5は、第1枠体2から第2枠体3が引き出されたときに、第1枠体2の第1摺接部22、22によって支持されて、第1開口部21を閉鎖する。また、伸縮式ソファベッド1は、第1天板5が、第1摺接部22、22に支持されることで、引き出された第2枠体3の押し入れが規制されるように構成されている。より具体的には、第1天板5が第1摺接部22、22によって支持されているときに、第2枠体3が押し入れられると、第2枠体3の第2上側枠部33が第1天板5の伸長側の端部に当接し、第1天板5の収縮側の端部が第1枠体2の支持壁23(または第1収縮側側壁2c)に当接するので、第2枠体3のそれ以上の押し入れが規制される。このように、第1天板5を第1摺接部22、22上に載置するだけで、第2枠体3の押し入れが規制されるので、第2枠体3の押し入れを規制するための他の部材が必要なく、伸縮式ソファベッド1の部品点数を減らすことができる。なお、第1枠体2は、任意で、第1天板5を第1摺接部22、22とともに支持するために、第1開口部21の周縁に沿って、第1天板5を支持するための支持部(図示せず)を備えていてもよい。
第1天板5は、伸縮式ソファベッド1がベッドとして使用される際に、第1枠体2の第1開口部21を閉鎖して、使用者の少なくとも一部を支持する。そして、第1天板5は、第1枠体2の第1摺接部22、22によって支持されたときに、後述する第2天板6および第3天板7とともに略平坦な略水平面を形成するように構成されている。第1天板5は、本実施形態では、図1に示されるように、略平坦な面を有し、略等間隔に配置され、互いに略同一の形状および重量を有する奇数(図示された例では7つ)の簀子板51を備える簀子状に形成されている。第1天板5は、奇数の簀子板51のうち中央の簀子板51を把持することで、第1天板5をバランスよく持ち上げることができる。第1天板5は、簀子板51の下面に、第1枠体2の第1摺接部22、22に接触する第1天板脚部52と、第1枠体2の一対の第1側壁2a、2b、第1収縮側側壁2cおよび第1伸長側側壁2dの内側端面と係合する第1天板係合部53とを備えている。第1天板5は、第1天板係合部53が第1枠体2の内側端面と係合することにより、水平方向への移動が規制され、水平方向にずれるのが抑制される。また、第1天板5は、後に詳しく述べるように、第1枠体2の内部空間Sに収納できるように、分割可能に形成されている(図示された例では、伸縮方向Dに対して垂直方向に2分割)。ただし、第1天板5は、第1開口部21を閉鎖して、使用者の少なくとも一部を支持するとともに、第2天板6および第3天板7とともに略平坦な略水平面を形成するように構成されていれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば、折り畳み可能に形成されていてもよいし、1枚の連続した略平坦な板状に形成されていてもよい。また、第1天板5は、第1枠体2の第1開口部21を閉鎖しながら、使用者の少なくとも一部を支持する強度を有していれば、その構成材料は特に限定されることはなく、木材、樹脂、金属などの任意の材料を構成材料として採用することができる。
第2枠体3は、第1枠体2および第3枠体4と略同一の幅を有し、第1枠体2の上で引き出し/押し入れ自在に支持され、第2枠体3上で第3枠体4を引き出し/押し入れ自在に支持するように構成されている。第2枠体3は、前記構成を有していれば、特に限定されることはないが、本実施形態では、図1および図3に示されるように、第1枠体2の第1摺接部22、22に摺接する第2上側枠部33と、第2上側枠部33の、第1枠体2から離間する側(伸長側)の端部に設けられる第2脚部34とを備えている。略水平方向に延びる第2上側枠部33と、第2上側枠部33から略鉛直方向の下方に延びる第2脚部34とは互いに、側面視で、略L字状に接続されている。第2上側枠部33は、第1枠体2の第1摺接部22、22と第2脚部34とによって支持される。第2枠体3の第2上側枠部33は、第3枠体4が略水平方向に沿って摺接する第2摺接部32、32を備えている。第3枠体4は、この第2摺接部32、32に摺接して、略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に第2摺接部32、32に支持される。本実施形態では、後述する第3枠体4の第3上側枠部43が、第2摺接部32、32に摺接して、第2摺接部32、32に支持される。また、第2摺接部32、32は、第3枠体4を伸縮方向Dに沿って案内する第2案内部32a、32aを有している。第2案内部32a、32aは、第3枠体4を伸縮方向Dに沿って案内することができれば、特に限定されることはないが、本実施形態では伸縮方向Dに沿って延びる溝状に形成されている。第3枠体4は、第3上側枠部43の鉛直方向の下方に突出して、伸縮方向Dに沿って延びる第3係合部45、45(図3参照)が第2案内部32a、32aに案内されることで、蛇行することなく伸縮方向Dに沿って案内される。
第2枠体3の第2上側枠部33は、本実施形態では、図1および図3に示されるように、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略平行に延びる一対の第2側壁33a、33bと、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略垂直に延びる第2収縮側側壁33cおよび第2伸長側側壁33dとを備えている。一対の第2側壁33a、33bの上面には、上述した第2摺接部32、32が設けられており、この第2摺接部32、32と、第2収縮側側壁33cおよび第2伸長側側壁33dの上面とが略同一の高さを有している。また、第2枠体3は、略鉛直方向の上方に向かって開口する第2開口部31を有しているが、この第2開口部31は、一対の第2側壁33a、33b、第2収縮側側壁33cおよび第2伸長側側壁33dによって画定される。
第2枠体3は、伸縮式ソファベッド1をベッドおよびソファとして使用する際に、使用者を支持できる強度を有していれば、その材質は特に限定されることはなく、木材、樹脂、金属などの任意の材料を構成材料として採用することができる。また、第2枠体3は、第1枠体2や第3枠体4と同じ構成材料であってもよいし、第1枠体2や第3枠体4と異なる構成材料であってもよい。また、第2枠体3は、本実施形態では側面視で略L字状に形成されているが、第1枠体2に対して略水平方向に引き出し/押し入れ自在であり、第3枠体4を略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に支持することができれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば、第2上側枠部33と第2脚部34とのなす角度が90°と異なる角度であってもよい。
伸縮式ソファベッド1は、図1に示されるように、伸長状態において、つまり第3枠体4が第2枠体3から引き出されたときに、第2枠体3の第2開口部31を閉鎖するために着脱自在な第2天板6を備えている。そして、第2枠体3の第2摺接部32、32は、第3枠体4が引き出されたときに、第2天板6を支持するように構成されている。したがって、第2天板6は、第2枠体3から第3枠体4が引き出されたときに、第2枠体3の第2摺接部32、32によって支持されて、第2開口部31を閉鎖する。伸縮式ソファベッド1は、第2天板6が、第2摺接部32、32に支持されることで、引き出された第3枠体4の押し入れが規制されるように構成されている。より具体的には、第2天板6が第2摺接部32、32によって支持されているときに、第3枠体4が押し入れられると、第3枠体4の第3上側枠部43が第2天板6の伸長側の端部に当接し、第2天板6の収縮側の端部が第1天板5(または第2枠体3の第2収縮側側壁33c)に当接するので、第3枠体4のそれ以上の押し入れが規制される。このように、第2天板6を第2摺接部32、32上に載置するだけで、第3枠体4の押し入れが規制されるので、第3枠体4の押し入れを規制するための他の部材が必要なく、伸縮式ソファベッド1の部品点数を減らすことができる。なお、第2枠体3は、任意で、第2天板6を第2摺接部32、32とともに支持するために、第2開口部31の周縁に沿って、第2天板6を支持するための支持部(図示せず)を備えていてもよい。
第2天板6は、伸縮式ソファベッド1がベッドとして使用される際に、第2枠体3の第2開口部31を閉鎖して、使用者の少なくとも一部を支持する。そして、第2天板6は、第2枠体3の第2摺接部32、32によって支持されたときに、第1天板5および第3天板7とともに略平坦な略水平面を形成するように構成されている。第2天板6は、本実施形態では、図1に示されるように、略平坦な面を有し、等間隔で配置され、互いに略同一の形状および重量を有する奇数(図示された例では7つ)の簀子板61を備える簀子状に形成されている。第2天板6は、奇数の簀子板61のうち中央の簀子板61を把持することで、第2天板6をバランスよく持ち上げることができる。第2天板6は、簀子板61の下面に、第2枠体3の第2摺接部32、32に接触する第2天板脚部62と、第2枠体3の第2上側枠部33の内側端面と係合する第2天板係合部(図示せず)とを備えている。第2天板6は、第2天板係合部が第2枠体3の内側端面と係合することにより、水平方向への移動が規制され、水平方向にずれるのが抑制される。また、第2天板6は、後に詳しく述べるように、第1枠体2の内部空間Sに収納できるように、分割可能に形成されている(図示された例では、伸縮方向Dに対して垂直方向に2分割)。ただし、第2天板6は、第2開口部31を閉鎖して、使用者の少なくとも一部を支持するとともに、第1天板5および第3天板7とともに略平坦な略水平面を形成するように構成されていれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば、折り畳み可能に形成されていてもよいし、1枚の連続した略平坦な板状に形成されていてもよい。また、第2天板6は、第2枠体3の第2開口部31を閉鎖しながら、使用者の少なくとも一部を支持する強度を有していれば、その構成材料は特に限定されることはなく、木材、樹脂、金属などの任意の材料を構成材料として採用することができる。
また、第2枠体3は、図3に示されるように、第1枠体2に対する引き出しを規制するために、第1枠体2と係合する第2係合部35、35を備えている。第2係合部35、35は、第2枠体3の鉛直方向の下方に突出して、伸縮方向Dに沿って延びるように設けられ、第2枠体3が引き出されたときに、第1枠体2(本実施形態では、第1案内部22a、22aの伸長側端部)に当接するように構成されている。第2枠体3は、第1枠体2の第1開口部21が第1天板5(図1参照)に対応する大きさとなる位置において、第2枠体3の第2係合部35、35が第1枠体2に当接して、引き出しが規制されるように構成される。したがって、第1枠体2の第1開口部21を第1天板5によって閉鎖する際に、第1開口部21が第1天板5に対応する大きさとなる位置に第2枠体3を容易に位置合わせすることができる。そして、第1天板5が、第1摺接部22、22に支持されて、第2枠体3の押し入れが規制され、第2係合部35、35が、第1枠体2と係合して、第2枠体3の引き出しが規制されることで、第1枠体2に対して第2枠体3が引き出された状態が維持される。
第2係合部35、35は、本実施形態では、図3に示されるように、第2枠体3の一対の第2側壁33a、33bのそれぞれに対して、略鉛直方向の下方に延びるように設けられている。しかし、第2係合部35、35は、第1枠体2に対する第2枠体3の引き出しを規制することができれば、その数や、設けられる位置、形状は特に限定されることはない。たとえば、第2枠体3の第2収縮側側壁33cを係合部とし、第1枠体2に、第2収縮側側壁33cと係合する被係合部を設けても構わない。また、第2係合部35、35は、第1枠体2と係合した際に変形しない程度の強度を有していれば、その構成材料は特に限定されることはなく、金属、木材、樹脂などの任意の材料を構成材料として採用することができる。
第3枠体4は、図1および図2に示されるように、第2枠体3の上で、第2枠体3に対して略水平方向に引き出し/押し入れ自在に支持されるように構成されている。そして、伸縮式ソファベッド1は、この第3枠体4の上に設置可能な第3天板7を備えている。第3天板7は、伸縮式ソファベッド1がベッドおよびソファとして使用される際に、使用者を支持するように構成されている。また、第3天板7は、第1天板5および第2天板6とともに略平坦な略水平面を形成するように構成されている。第3天板7は、本実施形態では、畳であり、略鉛直方向の上方に向かって開口する第3枠体4の第3開口部41を閉鎖するために、着脱自在に構成されている。ただし、第3天板7は、第3枠体4の略鉛直方向の上方に設置されていればよく、第3枠体4に固定されていてもよい。また、第3天板7は、本実施形態では畳であるが、伸縮式ソファベッド1がベッドおよびソファとして使用される際に、使用者を支持し、第1天板5および第2天板6とともに略平坦な略水平面を形成することができれば、本実施形態に限定されることはなく、第1天板5や第2天板6と同じように構成されてもよい。
第3枠体4は、図1および図3に示されるように、第2枠体3の第2摺接部32、32に摺接する第3上側枠部43と、第3上側枠部43の、第2枠体3から離間する側(伸長側)の端部に設けられる第3脚部44とを備えている。略水平方向に延びる第3上側枠部43と、第3上側枠部43から略鉛直方向の下方に延びる第3脚部44とは互いに、側面視で、略L字状に接続されている。第3上側枠部43は、第2枠体3の第2摺接部32、32と第3脚部44とにより支持される。第3上側枠部43は、本実施形態では、上述した第3開口部41と、第3天板7を支持可能な複数の第3支持部42とを備えている。複数の第3支持部42上に第3天板7が載置されることで、第3開口部41が閉鎖される。
第3枠体4の第3上側枠部43は、図1および図3に示されるように、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略平行に延びる一対の第3側壁43a、43bと、伸縮式ソファベッド1の伸縮方向Dに対して略垂直に延びる第3収縮側側壁43cおよび第3伸長側側壁43dとを備えている。一対の第3側壁43a、43b、第3収縮側側壁43cおよび第3伸長側側壁43dは、それぞれ床面からの高さが略同一であり、略鉛直方向の上方に開口する第3開口部41を画定している。また、複数の第3支持部42は、伸縮方向Dに対して略平行に延びるように、第3収縮側側壁43cと第3伸長側側壁43dとの間に架設される。
第3枠体4は、伸縮式ソファベッド1をベッドおよびソファとして使用する際に、使用者を支持できる強度を有していれば、その材質は特に限定されることはなく、木材、樹脂、金属などの任意の材料を構成材料として採用することができる。また、第3枠体4は、第1枠体2や第2枠体3と同じ構成材料であってもよいし、第1枠体2や第2枠体3と異なる構成材料であってもよい。また、第3枠体4は、本実施形態では側面視で略L字状に形成されているが、第2枠体3に対して略水平方向に引き出し/押し入れ自在であれば、本実施形態に限定されることはなく、たとえば、第3上側枠部43と第3脚部44とのなす角度が90°と異なる角度であってもよい。
また、第3枠体4は、図3に示されるように、第2枠体3に対する引き出しを規制するために、第2枠体3と係合する第3係合部45、45を備えている。第3係合部45、45は、第3枠体4から略鉛直方向の下方に垂下し、伸縮方向Dに沿って延びるように設けられ、第3枠体4が引き出されたときに、第2枠体3(本実施形態では、第2案内部32a、32aの伸長側端部)に当接するように構成されている。第3枠体4は、第2枠体3の第2開口部31が第2天板6(図1参照)に対応する大きさとなる位置において、第3枠体4の第3係合部45、45が第2枠体3に当接して、引き出しが規制されるように構成される。したがって、第2枠体3の第2開口部31を第2天板6によって閉鎖する際に、第2開口部31が第2天板6に対応する大きさとなる位置に容易に第3枠体4を位置合わせすることができる。そして、第2天板6が、第2摺接部32、32に支持されて、第3枠体4の押し入れが規制され、第3係合部45、45が、第2枠体3と係合して、第3枠体4の引き出しが規制されることで、第2枠体3に対して第3枠体4が引き出された状態が維持される。
第3係合部45、45は、本実施形態では、図3に示されるように、第3枠体4の一対の第3側壁43a、43bのそれぞれに対して、略鉛直方向の下方に延びるように設けられている。しかし、第3係合部45、45は、第2枠体3に対する第3枠体4の引き出しを規制することができれば、その数や、設けられる位置、形状は特に限定されることはない。たとえば、第3枠体4の第3収縮側側壁43cを係合部とし、第2枠体3に、第3収縮側側壁43cと係合する被係合部を設けても構わない。また、第3係合部45、45は、第2枠体3と係合した際に変形しない程度の強度を有していれば、その構成材料は特に限定されることはなく、金属、木材、樹脂などの任意の材料を構成材料として採用することができる。
以下では、図4および図5も参照しながら、伸縮式ソファベッド1の全体の動作について説明する。ただし、以下で説明する動作は一例にすぎず、本発明の伸縮式ソファベッドは、以下の例に限定されることはない。
本実施形態の伸縮式ソファベッド1は、ベッドとして使用する際には、図1に示されるように、第1枠体2から第2枠体3が略水平方向に沿って引き出され、第2枠体3から第3枠体4が略水平方向に沿って引き出されることで、伸長状態とされる。そして、第1枠体2の第1開口部21は、第1天板5によって閉鎖され、第2枠体3の第2開口部31は、第2天板6によって閉鎖され、第3枠体4の第3開口部41は、第3天板7によって閉鎖される。伸縮式ソファベッド1は、伸長状態において、第1天板5、第2天板6および第3天板7が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能である。したがって、伸縮式ソファベッド1は、寝心地の良いベッドとして使用可能である。このとき、第1天板5および第2天板6がそれぞれ、第1枠体2の第1摺接部22、22および第2枠体3の第2摺接部32、32のそれぞれに支持されて、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれの押し入れが規制され、第2枠体3の第2係合部35、35および第3枠体4の第3係合部45、45がそれぞれ、第1枠体2および第2枠体3のそれぞれと係合して(図3参照)、第2枠体3および第3枠体4のそれぞれの引き出しが規制されることで、伸縮式ソファベッド1の伸長状態が維持される。
伸縮式ソファベッド1では、第1枠体2、第2枠体3および第3枠体4が互いに略同一の幅を有しているので、第1枠体2と第2枠体3との間、および第2枠体3と第3枠体4との間に、幅方向の段差が生じることがない。したがって、伸縮式ソファベッド1は、幅方向の段差が生じる従来のベッドと比べて、使用者の身体の一部や衣服を引っ掛けてしまう危険性が軽減され、使用者が安全に使用することができる。
伸縮式ソファベッド1は、図4(a)〜(c)に示されるように伸長状態から収縮状態に移行させることで、図2に示されるようにソファとして使用することができる。伸縮式ソファベッド1では、伸長状態から収縮状態に移行される前に、第1枠体2および第2枠体3からそれぞれ第1天板5および第2天板6が取り外される。このとき、第1天板5および第2天板6はそれぞれ、奇数の簀子板51、61を備える簀子状に形成されているので、中央の簀子板51、61を把持することで、バランスよく持ち上げることができ、第1天板5および第2天板6を容易に取り外すことができる。また、第1枠体2は、図3に示されるように、第1開口部21を介して、または(第2枠体3が第1枠体2に押し入れられた状態で)第1開口部21および第2開口部31を介して取り出し可能なように、第1天板5および/または第2天板6を分割して、または折り畳んで収納可能な内部空間Sを備えている。したがって、取り外した第1天板5および第2天板6の両方またはいずれかを、内部空間Sに収納することができる。第1天板5および/または第2天板6を伸縮式ソファベッド1の内部に収納することができるので、第1天板5および/または第2天板6を収納するための別の空間を確保する必要がなく、伸縮式ソファベッド1が設置される場所を有効に活用することができる。
第1天板5および第2天板6が取り外された伸縮式ソファベッド1は、図4(a)〜(c)に示されるように、伸長状態から収縮状態に移行される。ここで、伸縮式ソファベッド1は、第2枠体3に対する第3枠体4の押し入れの操作に連動して、第1枠体2に対して第2枠体3が押し入れされるように構成されている。したがって、第2枠体3に対する第3枠体4の押し入れの操作だけで、伸縮式ソファベッド1の収縮操作を行なうことができる。より具体的には、伸長状態にある伸縮式ソファベッド1(図4(a)の状態)において、第2枠体3に対して第3枠体4を(図4(a)中矢印の向きに)押し入れいていくと、第3枠体4の第3脚部44が第2枠体3の第2脚部34に当接する(図4(b)の状態、図1および図3を適宜参照)。第3枠体4の押し入れ操作を継続すると、第2枠体3が、第3枠体4の押し入れ操作と連動して、(図4(b)中矢印の向きに)第1枠体2に押し入れられる。最終的に、伸縮式ソファベッド1は、第2枠体3の第2脚部34が第1枠体2の第1側壁2a、2bの伸長側の端部に当接して、収縮状態とされる(図4(c)の状態)。伸縮式ソファベッド1は、収縮状態(図2の状態)において、第3天板7が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能である。
伸縮式ソファベッド1は、逆に、図5(a)〜(c)に示されるように収縮状態から伸長状態に移行されることで、上述したようにベッドとして使用することができる。ここで、伸縮式ソファベッド1は、第2枠体3に対する第3枠体4の引き出しの操作に連動して、第1枠体2に対して第2枠体3が引き出しされるように構成されている。したがって、第2枠体3に対する第3枠体4の引き出しの操作だけで、伸縮式ソファベッド1の伸長操作を行なうことができる。より具体的には、収縮状態にある伸縮式ソファベッド1(図5(a)の状態)において、第2枠体3に対して第3枠体4を(図5(a)中矢印の向きに)引き出していくと、第3枠体4の第3係合部45、45が、第2枠体3(第2案内部32a、32aの伸長側端部)に当接して(図3も参照)、第2枠体3に対する第3枠体4の引き出しを規制するように第2枠体3と係合する(図5(b)の状態)。第3枠体4の引き出し操作を継続すると、第2枠体3が、第3枠体4の引き出し操作と連動して、(図5(b)中矢印の向きに)第1枠体2から引き出される。最終的に、伸縮式ソファベッド1は、第2枠体3の第2係合部35、35が、第1枠体2(第1案内部22a、22aの伸長側端部)に当接して(図3も参照)、第1枠体2に対する第2枠体3の引き出しを規制するように第1枠体2と係合することによって、伸長状態とされる(図5(c)の状態)。
伸縮式ソファベッド1は、上述したように、第2枠体3に対する第3枠体4の引き出し/押し入れの操作だけで、伸縮操作が可能である。したがって、使用者は、伸縮式ソファベッド1を容易に伸縮操作することができる。たとえば旅館などにおいて、複数の部屋に複数の伸縮式ソファベッド1が配置される状況では、旅館の従業員は、複数の伸縮式ソファベッド1のすべてについて伸縮操作をする必要があるが、非常に簡単に伸縮操作をすることができるので、作業時間を大幅に短縮することができる。
以上において、3つの枠体(第1枠体2、第2枠体3、第3枠体4)を備えた伸縮式ソファベッド1を例示して、本発明の伸縮ソファベッドを説明した。しかし、本発明の伸縮式ソファベッドは、3つの枠体に限定されることはなく、4つの枠体を備えていてもよいし、5つ以上の枠体を備えていてもよい。たとえば、伸縮式ソファベッド1は、第3枠体4に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第4枠体(図示せず)をさらに備えていてもよい。その場合は、第3枠体4が、第4枠体と略同一の幅を有し、第3枠体4の上で、第4枠体を引き出し/押し入れ自在に支持するように構成される。第3枠体4が、略鉛直方向の上方に向かって開口する第3開口部41を有し、第3天板7が、伸縮式ソファベッド1の伸長状態で第3開口部41を閉鎖するために、着脱自在に構成される。そして、伸縮式ソファベッド1はさらに、収縮状態および伸長状態において第4枠体の上に設置可能な第4天板(図示せず)を備え、伸縮式ソファベッド1が、伸長状態において、第1天板5、第2天板6、第3天板7および第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、収縮状態において、第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能である。伸縮式ソファベッド1は、4つの枠体を備えることで、3つの枠体を備えるよりも、より短い収縮状態を実現することができ、身長の低い使用者も快適に使用することができる。
1 伸縮式ソファベッド
2 第1枠体
2a、2b 第1側壁
2c 第1収縮側側壁
2d 第1伸長側側壁
21 第1開口部
22 第1摺接部
22a 第1案内部
23 支持壁
3 第2枠体
31 第2開口部
32 第2摺接部
32a 第2案内部
33 第2上側枠部
33a、33b 第2側壁
33c 第2収縮側側壁
33d 第2伸長側側壁
34 第2脚部
35 第2係合部
4 第3枠体
41 第3開口部
42 第3支持部
43 第3上側枠部
43a、43b 第3側壁
43c 第3収縮側側壁
43d 第3伸長側側壁
44 第3脚部
45 第3係合部
5 第1天板
51 簀子板
52 第1天板脚部
53 第1天板係合部
6 第2天板
61 簀子板
62 第2天板脚部
7 第3天板
8 ヘッドボード
D 伸縮方向
S 内部空間

Claims (7)

  1. 第1枠体と、
    前記第1枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第2枠体と、
    前記第2枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第3枠体とを備え、
    前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれに対して、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れすることで、伸縮自在に構成される伸縮式ソファベッドであって、
    前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれが、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれと略同一の幅を有し、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれの上で、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れ自在に支持するように構成され、
    前記第1枠体および前記第2枠体がそれぞれ、略鉛直方向の上方に向かって開口する第1開口部および第2開口部のそれぞれを有し、
    前記伸縮式ソファベッドが、伸長状態において前記第1枠体の前記第1開口部および前記第2枠体の前記第2開口部のそれぞれを閉鎖するために着脱自在な第1天板および第2天板のそれぞれと、前記第3枠体の上に設置可能な第3天板とを備え、
    前記伸縮式ソファベッドが、
    伸長状態において、前記第1天板、前記第2天板および前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、
    収縮状態において、前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能であり、
    前記第1枠体が、前記第2枠体が略水平方向に沿って摺接する第1摺接部を備え、前記第1摺接部が、前記第2枠体が引き出されたときに、前記第1天板を支持するように構成され、
    前記第2枠体が、前記第3枠体が略水平方向に沿って摺接する第2摺接部を備え、前記第2摺接部が、前記第3枠体が引き出されたときに、前記第2天板を支持するように構成され、
    前記第1天板および前記第2天板がそれぞれ、前記第1摺接部および前記第2摺接部のそれぞれに支持されることで、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの押し入れが規制される
    ことを特徴とする伸縮式ソファベッド。
  2. 前記伸縮式ソファベッドは、前記第2枠体に対する前記第3枠体の引き出し/押し入れの操作に連動して、前記第1枠体に対して前記第2枠体が引き出し/押し入れされるように構成され、
    前記第2枠体に対する前記第3枠体の引き出し/押し入れの操作だけで、前記伸縮式ソファベッドの伸縮操作を行なうことができる
    ことを特徴とする請求項1記載の伸縮式ソファベッド。
  3. 前記第2枠体および前記第3枠体がそれぞれ、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれに対する引き出しを規制するために、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれと係合する第2係合部および第3係合部のそれぞれを備え、
    前記第1天板および前記第2天板がそれぞれ、前記第1摺接部および前記第2摺接部のそれぞれに支持されて、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの押し入れが規制され、
    前記第2係合部および前記第3係合部がそれぞれ、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれと係合して、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれの引き出しが規制されることで、
    前記伸縮式ソファベッドの伸長状態が維持される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の伸縮式ソファベッド。
  4. 前記第1枠体が、前記第1開口部を介して、または前記第1開口部および前記第2開口部を介して取り出し可能なように、前記第1天板および/または前記第2天板を分割して、または折り畳んで収納可能な内部空間を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の伸縮式ソファベッド。
  5. 前記第1天板および/または前記第2天板が、奇数の簀子板を備える簀子状に形成される
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の伸縮式ソファベッド。
  6. 前記伸縮式ソファベッドが、前記第3枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第4枠体をさらに備え、
    前記第3枠体が、前記第4枠体と略同一の幅を有し、前記第3枠体の上で、前記第4枠体を引き出し/押し入れ自在に支持するように構成され、
    前記第3枠体が、略鉛直方向の上方に向かって開口する第3開口部を有し、
    前記第3天板が、前記伸縮式ソファベッドの伸長状態で前記第3開口部を閉鎖するために、着脱自在に構成され、
    前記伸縮式ソファベッドはさらに、収縮状態および伸長状態において前記第4枠体の上に設置可能な第4天板を備え、
    前記伸縮式ソファベッドが、
    伸長状態において、前記第1天板、前記第2天板、前記第3天板および前記第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、
    収縮状態において、前記第4天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能である
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の伸縮式ソファベッド。
  7. 第1枠体と、
    前記第1枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第2枠体と、
    前記第2枠体に対して略水平方向に沿って引き出し/押し入れ自在に構成される第3枠体とを備え、
    前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれに対して、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れすることで、伸縮自在に構成される伸縮式ソファベッドであって、
    前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれが、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれと略同一の幅を有し、前記第1枠体および前記第2枠体のそれぞれの上で、前記第2枠体および前記第3枠体のそれぞれを引き出し/押し入れ自在に支持するように構成され、
    前記第1枠体および前記第2枠体がそれぞれ、略鉛直方向の上方に向かって開口する第1開口部および第2開口部のそれぞれを有し、
    前記伸縮式ソファベッドが、伸長状態において前記第1枠体の前記第1開口部および前記第2枠体の前記第2開口部のそれぞれを閉鎖するために着脱自在な第1天板および第2天板のそれぞれと、前記第3枠体の上に設置可能な第3天板とを備え、
    前記伸縮式ソファベッドが、
    伸長状態において、前記第1天板、前記第2天板および前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ベッドとして使用可能であり、
    収縮状態において、前記第3天板が略平坦な略水平面を形成するように配置されて、ソファとして使用可能であり、
    前記第1枠体が、前記第1開口部を介して、または前記第1開口部および前記第2開口部を介して取り出し可能なように、前記第1天板および/または前記第2天板を分割して、または折り畳んで収納可能な内部空間を備える
    ことを特徴とする伸縮式ソファベッド。
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