JP3037922U - ベッド - Google Patents

ベッド

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JP3037922U
JP3037922U JP1996011834U JP1183496U JP3037922U JP 3037922 U JP3037922 U JP 3037922U JP 1996011834 U JP1996011834 U JP 1996011834U JP 1183496 U JP1183496 U JP 1183496U JP 3037922 U JP3037922 U JP 3037922U
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inner case
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敏夫 西尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】病室で病人用ベッドの傍らに設置して使用する
付き添い人用の簡易ベッドして、従来は折り畳み式ベッ
ドやソファーベッドが利用されているが、これらのベッ
ドは組み立てに大きな操作力を要する、収納スペースの
確保が困難であるなどの不具合がある。 【解決手段】上端に固定クッション4を設けてなる中空
体状の外ケース2と、この外ケース2の中空部に対して
出し入れ自在に形成されその上端に可動クッション要素
51、52を有する内ケース3とから構成され、普段は
内ケース3を外ケース2内に挿入し可動クッション要素
51、52を衝立6の凹所15に格納して病人用ベッド
の傍らに設置して椅子として利用し、宿泊したり休息し
たいときには、内ケース3を外ケース2から引き出し、
可動クッション要素51、52を、外ケース2の固定ク
ッション要素41、42と略面一に連続するベッド面B
を形成するように内ケース3上端に配設して簡易ベッド
として使用するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、病院や施設等で病人用ベッドの傍らに設置して使用する付き添い人 用の簡易ベッド等として好適に利用されるベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
病室等で付き添い人が宿泊したり休息をとる際に、病人用ベッドの傍らに設置 して使用する付き添い人用の簡易ベッドとして、従来は、折り畳み式のベッドや ソファーベッド等が利用されている。この折り畳み式のベッドは、折り畳み可能 に構成されたフレームの上面にマットレス等を配設したものであり、不使用時に は、中央部で折り畳んで壁際に立て掛けたり、病人用ベッドの下に収納している ものである。
【0003】 一方、ソファーベッドは、広いスペースを占有するため主に個室等で使用され ているものであるが、普段はソファーとして病人用ベッドの傍らに常設して使用 し、付き添い人が宿泊したり休息を取る場合に、その背もたれ部分を座と略面一 になるように倒してベッドとして使用するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような折り畳み式のベッドは、フレーム及びマットレスを折り畳 む際に片側のフレーム及びマットレスを持ち上げる持ち上げ動作を行わねばなら ないため、大きな作用力を要し、特に女性や老人が操作する場合には大きな負担 となっている。また、通常、病室では病人用ベッドが大きなスペースを占有する とともに医療機器なども設置されているため、他の家具を設置するスペースを確 保しにくい。そのため、収納スペースが不足がちであり、病人用ベッドの下を収 納ケース等をおくなどして収納スペースとして使用している場合が多い。しかし 、折り畳み式のベッドを病人用ベッドの下に収納する際、特に近年多く導入され ている電動で上下動する電動式ベッドの場合はその下方に有効な高さ寸法が得ら れないため、病人用ベッドの下を収納スペースとして確保することが困難である 。しかも、使用する度毎に、病人用ベッドの下から折り畳み式のベッドを引き出 して組み立てを行い、再び収納するという煩雑な作業を行わねばならないという 不具合もある。また、折り畳んで壁に立て掛け収納する場合には、転倒する恐れ もあり危険を伴う。
【0005】 一方、ソファーベッドは、座の部分が幅広なものであり、背もたれを倒してベ ッドとして使用する場合はもちろん、普段ソファーとして使用するときにも、病 室において過大なスペースを占有するという不具合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような不具合を解消するために、本考案に係るベッドは、中空体状の外ケ ースと、この外ケースの中空部に対して出し入れ自在な内ケースとから構成され 、普段は、内ケースを外ケース内に挿入してベンチタイプの椅子として使用し、 付き添い人が宿泊したり休息する際には、内ケースを外ケースから引き出して簡 易ベッドとして使用するものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
すなわち、本考案に係るベッドは、上端に固定クッション要素を設けてなる中 空体状の外ケースと、この外ケースの中空部に対して相対的に出し入れ自在な内 ケースとを具備してなるものであって、前記内ケースを、引出位置でその上端に 前記外ケースの固定クッション要素に略面一に連続する可動クッション要素を配 設してベッド面を形成し、挿入位置でその可動クッション要素を外ケースと干渉 しない位置に撤去し得るように構成してなるものである。
【0008】 このような構成のものにおいて、普段は、内ケースを外ケースの中空部に挿入 し、可動クッション要素を外ケースと干渉しない位置に退避させてベンチタイプ の椅子として病人用ベッドの傍らに設置して使用する。そして、付き添い人が宿 泊したり休息をとったりするときには、内ケースを外ケースから引き出し、外ケ ース上端に設けられた固定クッション要素と内ケース上端に設けられた可動クッ ション要素を連続した面一なものにしてベッド面を形成し簡易ベッドとして使用 するものである。
【0009】 このように普段から椅子として病人用ベッドの傍らに常設して使用し、いざ付 き添い人が宿泊したり休息したりするときには、その場で簡単に内ケースを外ケ ースから引き出して簡易式ベッドに変形することができる。従来の折り畳み椅子 のように、使用する度に病人用ベッドの下から出して組み立てる手間が省け、し かも大きな操作力を要せずに引き出し操作によって簡単に椅子〜ベッドへと変形 することができるため、使用者にかかる負担は大幅に軽減する。また、通常、病 室においては病人用ベッドがかなりのスペースを占有しており、他の家具を設置 するスペースを確保することが困難であるが、本考案のベッドは、簡易式ベッド と椅子の機能を備えており、病室内の限られたスペースを有効に活用することが 可能となる。
【0010】 また、本考案に係るベッドを収納機能を備えたものにするには、内ケースを上 方に開口する収納部を有した筐状のものにし、引出位置でその収納部を閉止する 位置に可動クッション要素を配設するようにするとよい。 挿入位置で可動クッション要素を格納するのに好適な実施形態としては、内ケ ースの引出し端に、挿入端側に開口する凹所を有する衝立を立設し、この衝立の 凹所に撤去した可動クッション要素を格納するとよい。
【0011】 可動クッション要素の好適な実施形態としては、複数の可動クッション要素の 端縁同士を相互に折畳み可能に連結し、引出し端側に配置される可動クッション 要素の対応する端縁を衝立の凹所付近に枢着しているものが挙げられる。 内ケースを大きな操作力を要せずに簡単に引き出すことができる移動性の良好 なものとするには、内ケースがキャスタを介して床面に滑動自在に支持され、衝 立の凹所の上部に移動時の把手を取り付けていることが望ましい。例えば、病室 の清掃時等にベッドを移動する際に、この把手を把持して移動すれば容易に移動 を行うことが可能となる。
【0012】 また、ベッド本体の移動性を良好なものとし、内ケース引き出し時に外ケース が追随することを防止して引き出し時の操作を良好なものとするには、外ケース がキャスタを介して床面に滑動自在に支持されるとともに、前記キャスタによる 滑動を抑止し得るストッパー要素を設けることが望ましい。 上記とは逆に外ケースを操作するように構成する場合に、外ケースの移動性及 び外ケースを内ケースに挿入する際の操作性を良好なものとするには、外ケース がキャスタを介して床面に滑動自在に支持され、該外ケースの端部に把手を取着 することが望ましい。
【0013】 また、ベッド本体の移動性を良好なものにし、外ケース引き出し時に内ケース が追随することを防止して引き出し時の操作を良好なものとするには、内ケース がキャスタを介して床面に滑動自在に支持されるとともに、前記キャスタによる 滑動を抑止し得るストッパー要素を設けることが望ましい。 外ケースと内ケースの出し入れを良好なものとするには、外ケース若しくは内 ケースの一方に設けたガイドレールに、他方に設けた突起部を案内支持させるこ とが望ましい。
【0014】 また、本考案のベッドの他の実施形態として、中空体状の外ケースと、この外 ケースの中空部に対して相対的に出し入れ自在かつ上方を開口して収納部を構成 する内ケースとを具備してなるものであって、引出位置で前記内ケースの上面と 外ケースの上面とがベッド面を形成し、挿入位置で外ケースの上面が椅子の座面 を形成してなるものを挙げることができる。このような構成のものであれば、大 きな操作力を要せずに引き出し操作によって簡単に椅子〜ベッドへと変形するこ とができ、使用者にかかる負担が大幅に軽減するとともに、病室内の限られたス ペースを有効に活用することが可能となる。しかも、収納部にクッションや布団 等を収納し、必要に応じて取り出すようにすれば、病室における収納スペース不 足の解消をはかることも可能となる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図1〜図6を参照して説明する。 このベッド1は、主に病室等で病人用ベッドの傍らに設置し付き添い者用ベッ ドとして使用されるもので、図1及び図4に示すように、上端に固定クッション 要素41、42を設けてなる中空体状の外ケース2と、この外ケース2の中空部 に対して挿入位置Pから引出位置Qへと出し入れ自在な内ケース3と、引出位置 Qで内ケース3の上端に配設される可動クッション要素51、52と、内ケース 3の一端側に立設する衝立6とを具備してなるものである。
【0016】 外ケース2は、図1及び図2に示すように、左右側板2a、後板2b及び底板 2cから形成される中空体状のものであり、左右側板2a及び後板2bの上端に 固定クッション要素41、42を固設し、前記底板2cの下面四隅近傍部に取着 したキャスタ7を介して床面Fに滑動自在に支持されている。このキャスタ7は 、ストッパー機能を有するキャスターであり、外ケース2に対して内ケース3を 挿脱する際には、そのストッパー機能を発揮して内ケース3に対する外ケース2 の追随を禁止するものである。またこの外ケース2は、前記左右側板2aの内面 から内方向に向かって突起部8を突設して後述するように内ケース3に出し入れ 自在に支持されるものとし、前記後板2bに把手9を取着して外ケース2を内ケ ース3に対して挿脱作業を行う際の操作手段としている。なお、この把手9は、 操作手段として使用しないときには、スリッパ掛けとしても使用できるものであ る。
【0017】 内ケース3は、図2に示すように、上方に開口する収納部10を有した底板3 a、左右側板3b及び前後板からなる筐状のものであり、外ケース2に出し入れ 自在に連結した一方の端部を挿入端31とし、衝立6に固設した他方の端部を引 出し端32としている。そして、前記底板3aの下面四隅近傍部に取着したキャ スタ12を介して床面Fに滑動自在に支持されるとともに、引出し端32側に取 着された左右のキャスタ12間に、選択的に床面Fに接地してキャスタ12によ る滑動を抑止し得るアジャスタ13を設けている。また、左右側板3bに、前記 外ケース2から突設された突起部8を案内支持するガイドレール14を外方向に 向かって突設し、挿入端31付近において、内ケース3と外ケース2間に抜け止 め(図示せず)を設け、引出位置Qで外ケース2が内ケース3から抜出すること がないように構成している。
【0018】 衝立6は、図1及び図2に示すように、左右側板6a、背板6cから形成され 挿入端31側に開口する凹所15を有するもので、内ケース3の引出し端32側 に固設されている。そして、左右側板6aの上端に、ブラケット18を介してコ 字型の把手6bを固設している。 可動クッション要素51、52は、図2及び図3に示すように、隣接する端縁 51a、52a同士を相互に折畳み可能にヒンジ16を介して連結し、内ケース 3の引出し端32側に配置される可動クッション要素51の端縁51bを衝立6 の側板6aに支軸11を介して枢着している。そして、図1に示す引出位置Qに おいては、前記可動クッション要素51、52を内ケース3の収納部10を閉止 し外ケース2の固定クッション要素41、42と略面一に連続するように配設し てベッド面Bを形成し、図3に示す挿入位置Pにおいては、可動クッション要素 51、52同士をヒンジ16を介して折り畳み、支軸11を介して回動し前記衝 立6の凹所15に格納し、外ケース2上面に配設された固定クッション要素41 、42で座面Zを形成するものである。なお、この可動クッション要素51、5 2を衝立6の凹所15に格納した挿入位置Pにおいては、一方の可動クッション 要素52の端縁52b付近に外ケース2の固定クッション要素41の一端縁41 aが当接して格納した可動クッション5が挿入端31側に傾動するのを防止する 。
【0019】 次に、このベッド1の使用方法について説明する。このベッド1は、通常は、 病人用のベッドの傍ら等に図4に示すように挿入位置Pに保持されて外ケース2 上面に座面Zを形成するベンチタイプの椅子として設置されている。そして、付 き添い人が病室に宿泊したり体を休息させたいときには、図5に示すように、ア ジャスタ13を床面Fに接地させて内ケース3の移動を禁止し、外ケース2の端 部に取着された把手9を把持して外ケース3を図面矢印の方向に引き出す。そし て、折り畳まれた可動クッション5を支軸11を介して挿入単側31に回動させ ながら可動クッション要素51、52同士が略面一になるように開成し、内ケー ス3の収納部10の上端を閉止するように配設する。そして、図6に示すように 、前記可動クッション要素51、52と外ケース2上面に設けられた固定クッシ ョン要素41、42とを連続した面一な状態になるようにしてベッド面Bを形成 し、簡易ベッドとして使用する。一方、外ケース3を再び、挿入位置Pに戻す時 には可動クッション要素51、52を折り畳んで衝立6の凹所15に格納し、内 ケース2を外ケース3の中空部に挿入する。
【0020】 なお、上記とは逆に内ケース3を操作する場合には、外ケース2の移動をスト ッパー機能付きキャスター7により禁止し、衝立6に取着された把手6bを把持 して内ケース3を外ケース2に対して挿脱し、以下同様の操作を行うものである 。 このような構成のものならば、普段から病人用ベッドの傍らに常設して椅子と して使用し、いざ簡易ベッドとして使用する際にはその場で引き出して簡単に簡 易ベッドを形成することができ、出し入れの際の手間及び操作の際の負担を大幅 に軽減することができる。さらに、椅子と簡易ベッドの機能を兼ね備えているの で、病室に設置する家具の点数を少なくして限られた病室内スペースを有効に活 用することが可能となる。
【0021】 また、内ケース3が、上方に開口する収納部10を有した筐状のものであるの で、内ケース3内を、例えば付き添い人が使用する布団や枕を収納する等収納ス ペースとして使用することができ、病室における収納不足の解消をはかることが 可能となる。そして、引出位置Pでその収納部10を閉止する位置に可動クッシ ョン要素51、52を配設するようにしているので、可動クッション要素51、 52が収納部10の蓋がわりとなり、部品点数の削減をはかれる。
【0022】 さらに、内ケース3の引出し端32に、挿入端31側に開口する凹所15を有 する衝立6を立設しているので、簡易ベッドとして使用しない時には、該衝立6 の凹所15に撤去した可動クッション5を格納し、簡易ベッドとして使用する時 には、該凹所15をヘッドボードとして使用すれば就寝時に枕の落下を防止する ことができる。
【0023】 2つの可動クッション要素51、52の端縁51a、52a同士を相互に折畳 み可能に連結し、引出し端32側に配置される可動クッション要素51の対応す る端縁51bを衝立6の凹所6の側板6aに枢着しているので、簡単な構成でそ の操作性を良好なものとすることができる。 外ケース2がキャスタ7を介して床面Fに滑動自在に支持され、該外ケース2 の端部に把手9を取着しているので、外ケース2の移動性及び操作性を良好なも のとすることができる。さらに、キャスタ7がストッパー機能を有するものであ るので、内ケース3引出し時に外ケース2が追随することを防止して引出し時の 操作性を良好なものとすることができる。
【0024】 内ケース3がキャスタ12を介して床面Fに滑動自在に支持されるとともに、 キャスタ12間に選択的に床面Fに接地してキャスタ12による滑動を抑止し得 るアジャスタ13を設けているので、外ケース2引出し時に内ケース3が追随す ることを防止して引出し時の操作性を良好なものとするとともに、ベッド全体を 移動するときには、アジャスタ13を床面F上から退避させ衝立6の把手6bを 操作することにより、容易にその設置場所を移動させることができる。
【0025】 なお、各部の具体的な構成は、上述した実施例に限定されるものではなく、本 考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され以下に記載されるような効果を 奏する。 すなわち、本考案に係るベッドは、上端に固定クッション要素を設けてなる中 空体状の外ケースと、この外ケースの中空部に対して相対的に出し入れ自在な内 ケースとを具備してなるものであって、前記内ケースを、引出位置でその上端に 前記外ケースの固定クッション要素に略面一に連続する可動クッション要素を配 設してベッド面を形成し、挿入位置でその可動クッション要素を外ケースと干渉 しない位置に撤去し得るように構成してなるものである。
【0027】 このような構成のものならば、普段から病人用ベッドの傍らに常設して椅子と して使用し、いざ簡易ベッドとして使用する際にはその場で引き出して簡単に簡 易ベッドを形成することができ、使用者の手間及び操作の際の負担を大幅に軽減 することができる。しかも、このように椅子としての機能をも兼ね備えているの で、病室に設置する家具の点数を少なくして限られた病室内スペースを有効に活 用することが可能となる。
【0028】 また、内ケースが、上方に開口する収納部を有した筐状のものであり、引出位 置でその収納部を閉止する位置に可動クッション要素を配設するようにしている ならば、内ケース内を収納スペースとして使用することができ病室における収納 不足の解消をはかることが可能となる。 内ケースの引出し端に、挿入端側に開口する凹所を有する衝立を立設するなら ば、簡易ベッドとして使用しない時には、該衝立の凹所に撤去した可動クッショ ン要素を格納し、簡易ベッドとして使用する時には、該凹所をヘッドボードとし て使用することができる。
【0029】 複数の可動クッション要素の端縁同士を相互に折畳み可能に連結し、引出し端 側に配置される可動クッション要素の対応する端縁を衝立の凹所付近に枢着する ならば、簡単な構成でその操作性を良好なものとすることができる。 内ケースがキャスタを介して床面に滑動自在に支持され、衝立の凹所の上部に 移動時の把手を取り付けているならば、その移動性を良好なものとし、大きな操 作力を要せずに外ケースに対する挿脱を行うことができる。特に、把手を操作す ることによって容易にベッド全体を移動することができるため、病室の清掃が行 いやすいものとなる。
【0030】 また、外ケースがキャスタを介して床面に滑動自在に支持されるとともに、キ ャスタによる滑動を抑止し得るストッパー要素を設けているならば、ベッド全体 の移動性を良好なものとするとともに、内ケース引出し時に外ケースが追随する ことを防止して引出し時の操作性を良好なものとすることができる。 外ケースがキャスタを介して床面に滑動自在に支持され、該外ケースの端部に 把手を取着しているならば、外ケースの移動性及び操作性を良好なものとするこ とができる。
【0031】 内ケースがキャスタを介して床面に滑動自在に支持されるとともに、キャスタ による滑動を抑止し得るストッパー要素を設けているならば、ベッド全体の移動 性を良好なものとするとともに、外ケース引出し時に内ケースが追随することを 防止して、引き出時の操作性を良好なものとすることができる。 外ケース若しくは内ケースの一方に設けたガイドレールに、他方に設けた突起 部を案内支持させるならば、ガイドレールと突起部の案内作用で外ケースと内ケ ースの出し入れを良好なものとすることができる。
【0032】 また、本考案の他の実施形態として、中空体状の外ケースと、この外ケースの 中空部に対して相対的に出し入れ自在かつ上方を開口して収納部を構成する内ケ ースとを具備してなるものであって、引出位置で前記内ケースの上面と外ケース の上面とがベッド面を形成し、挿入位置で外ケースの上面が椅子の座面を形成す るものが挙げられる。このような構成のものであれば、大きな操作力を要せずに 引き出し操作によって簡単に椅子〜ベッドへと変形することができ、使用者にか かる負担が大幅に軽減するとともに、病室内の限られたスペースを有効に活用す ることが可能となる。しかも、収納部にクッションや布団等を収納し、必要に応 じて取り出すようにすれば、病室における収納スペース不足の解消をはかること も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を一使用状態において示す斜
視図。
【図2】同斜視図。
【図3】同一部を破断した側面図。
【図4】同実施例の他の使用状態を示す斜視図。
【図5】同作用説明図。
【図6】同側面図。
【符号の説明】
1…ベッド 2…外ケース 3…内ケース 31…挿入端 32…引出し端 41、42…固定クッション要素 51、52…可動クッション要素 51a、51b…端縁 52a…端縁 6…衝立 6b…把手 7…キャスタ 8…突起部 9…把手 10…収納部 12…キャスタ 13…ストッパー要素(アジャスタ) 14…ガイドレール 15…凹所 B…ベッド面 Z…座面 F…床面 P…挿入位置 Q…引出位置

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端に固定クッション要素を設けてなる中
    空体状の外ケースと、この外ケースの中空部に対して相
    対的に出し入れ自在な内ケースとを具備してなるもので
    あって、 内ケースを、引出位置でその上端に前記外ケースの固定
    クッション要素に略面一に連続する可動クッション要素
    を配設してベッド面を形成し、挿入位置でその可動クッ
    ション要素を外ケースと干渉しない位置に撤去し得るよ
    うに構成してなることを特徴とするベッド。
  2. 【請求項2】内ケースが上方に開口する収納部を有した
    筐状のものであり、引出位置でその収納部を閉止する位
    置に可動クッション要素を配設するようにしていること
    を特徴とする請求項1記載のベッド。
  3. 【請求項3】内ケースの引出し端に、挿入端側に開口す
    る凹所を有する衝立を立設し、この衝立の凹所に撤去し
    た可動クッション要素を格納しておくようにしているこ
    とを特徴とする請求項1記載のベッド。
  4. 【請求項4】複数の可動クッション要素の端縁同士を相
    互に折畳み可能に連結し、引出し端側に配置される可動
    クッション要素の対応する端縁を衝立の凹所付近に枢着
    していることを特徴とする請求項3記載のベッド。
  5. 【請求項5】内ケースがキャスタを介して床面に滑動自
    在に支持され、衝立の凹所の上部に移動時の把手を取り
    付けていることを特徴とする請求項3記載のベッド。
  6. 【請求項6】外ケースがキャスタを介して床面に滑動自
    在に支持されるとともに、前記キャスタによる滑動を抑
    止し得るストッパー要素を設けていることを特徴とする
    請求項5記載のベッド。
  7. 【請求項7】外ケースがキャスタを介して床面に滑動自
    在に支持され、該外ケースの端部に把手を取着している
    ことを特徴とする請求項3記載のベッド。
  8. 【請求項8】内ケースがキャスタを介して床面に滑動自
    在に支持されるとともに、前記キャスタによる滑動を抑
    止し得るストッパー要素を設けていることを特徴とする
    請求項7記載のベッド。
  9. 【請求項9】外ケース若しくは内ケースの一方に設けた
    ガイドレールに、他方に設けた突起部を案内支持させて
    いることを特徴とする請求項1記載のベッド。
  10. 【請求項10】中空体状の外ケースと、この外ケースの
    中空部に対して相対的に出し入れ自在かつ上方を開口し
    て収納部を構成する内ケースとを具備してなるものであ
    って、引出位置で前記内ケースの上面と外ケースの上面
    とがベッド面を形成し、挿入位置で外ケースの上面が椅
    子の座面を形成することを特徴とするベッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002238955A (ja) * 2001-02-20 2002-08-27 Paramount Bed Co Ltd ベッドおよびそのボード
JP2015058266A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 トーヨーベンディング株式会社 キャスター付椅子兼ベッド
JP2015229063A (ja) * 2014-06-06 2015-12-21 トーヨーベンディング株式会社 キャスター付椅子兼ベッド
JP2016101309A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 国立大学法人徳島大学 簡易収納ベッド

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