JP2016100872A - 信号結合器 - Google Patents

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全史 岡田
新保 努武
Tsutomu Shinpo
努武 新保
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Abstract

【課題】近接するコイル間において混信を低減することができる信号結合器を提供する。【解決手段】信号結合器1は、第1基板10と第2基板20とを備える。第1基板10は、第1コイル11および第2コイルを有し、第2基板20は、第1コイル11と電磁結合される第3コイル21および第2コイル12と電磁結合される第4コイル22を有する。第2コイル12は、第1コイル11を囲んで形成される。第4コイル22は、第3コイル21を囲んで形成される。第1基板10と第2基板20との少なくとも1つの基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、境界線に沿って金属体13(または金属体23)が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、一般に信号結合器、より詳細には互いに近接して対向するコイルの電磁結合により信号伝達を行う信号結合器に関する発明である。
従来、互いに近接して対向するコイルの電磁結合により信号伝達を行う装置が存在する(特許文献1参照)。
特許文献1では、複数のコイルが設けられた装置(読み込み書き込み装置)は、固定され、常に静止した状態で、複数の他のコイルが設けられた装置(メモリカード)との間で電磁結合により信号伝達を行っている。
読み込み書き込み装置では複数のコイルが互いに密接するように配列され、メモリカードでは複数の他のコイルが互いに密接するように配列されている。
読み込み書き込み装置とメモリカードとにおいて、互いに対向するコイル間で電磁結合が生じ信号伝達が行われる。
特開平8−149054号公報
互いに近接して対向するコイルの電磁結合により信号伝達を行う装置において、多チャンネル化が要望されている。
この要望に応えるために特許文献1を利用すると、複数のコイルが互いに密接するように配列されているので、隣り合うコイル間で混信が生じる恐れがある。
そこで、本発明は、上記事由に鑑みてなされており、その目的は、近接するコイル間において混信を低減することができる信号結合器を提供することにある。
本発明の信号結合器は、第1コイルおよび第2コイルの2つのコイルを有する第1基板と、前記第1コイルと電磁結合される第3コイル、および前記第2コイルと電磁結合される第4コイルの2つのコイルを有し、前記第1基板と対向するように配置された第2基板とを備え、前記第1コイルは、前記第1基板における前記第2基板と対向する面に形成され、前記第2コイルは、前記第1基板における前記第2基板と対向する面に前記第1コイルを囲んで形成され、前記第3コイルは、前記第2基板における前記第1基板と対向する面に形成され、前記第4コイルは、前記第2基板における前記第1基板と対向する面に前記第3コイルを囲んで形成され、前記第1基板と前記第2基板との少なくとも1つの基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、一方のコイルが設けられた領域と、他方のコイルが設けられた領域との境界線に沿って金属体が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記金属体は、非磁性金属であるとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、当該基板に設けられた2つのコイルが設けられた面とは反対の面に、磁性体が設けられているとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、当該基板に設けられた2つのコイルのうち一方のコイルと前記金属体との間に第1の磁性体が、他方のコイルと前記金属体との間に第2の磁性体が、前記境界線に沿ってそれぞれ設けられているとしてもよい。
ここで、前記第1コイルが設けられる領域と前記第2コイルが設けられる領域とは、前記第1基板の厚みが異なっており、前記第3コイルが設けられる領域と前記第4コイルが設けられる領域とは、前記第2基板の厚みが異なっているとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、2つのコイルが設けられた面はハウジングで覆われており、前記金属体は、前記ハウジングにも設けられているとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、前記境界線に沿うように複数の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の金属体用貫通孔に複数の金属片が1対1に埋め込まれており、前記金属体は、前記複数の金属片で形成されているとしてもよい。
ここで、前記金属体は、複数の第1の金属片と複数の第2の金属片とを有し、前記第1コイル側から、前記複数の第1の金属片、前記複数の第2の金属片の順に二重に配置されているとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、前記境界線に沿うように複数の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の金属体用貫通孔に前記複数の第1の金属片が1対1に埋め込まれ、前記2つのコイルの間には複数の他の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の他の金属体用貫通孔に前記複数の第2の金属片が1対1に埋め込まれ、前記複数の金属体用貫通孔と前記複数の他の金属体用貫通孔とは、前記境界線の延長方向において交互に配置されるとしてもよい。
ここで、前記金属体が設けられた前記基板に形成された複数の第1の磁性体用貫通孔に複数の第3の磁性体が1対1に埋め込まれており、前記第1の磁性体は前記複数の第3の磁性体で形成され、前記金属体が設けられた前記基板に形成された複数の第2の磁性体用貫通孔に複数の第4の磁性体が1対1に埋め込まれており、前記第2の磁性体は前記複数の第4の磁性体で形成されているとしてもよい。
ここで、前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板で形成された複数の金属体用貫通孔に複数の金属片を1対1に埋め込まれており、前記金属体は前記複数の金属片で形成され、前記複数の第1の磁性体用貫通孔および前記複数の第2の磁性体用貫通孔と、前記複数の金属体用貫通孔とは、前記境界線の延長方向において交互に配置されるとしてもよい。
本発明では、信号結合器は、第1基板と第2基板との少なくとも1つの基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間に、当該2つのコイルの境界線に沿って金属体を設けている。そのため、信号結合器は、第1コイルと第3コイルとによる信号伝達、および第2コイルと第4コイルとによる信号伝達において、混信が発生することを低減することができる。
実施形態1の信号結合器の構成を説明する図である。 実施形態1の信号結合器の適用例を説明する図である。 図3Aは第1基板の平面図であり、図3Bは第2基板の平面図であり、図3Cは第1基板および第2基板の断面図である。 図4Aは、実施形態2の信号結合器の斜視図であり、図4Bは、実施形態2の第1基板および第2基板の断面図である。 図5Aは実施形態2の変形例の第1基板の平面図であり、図5Bは実施形態2の変形例の第2基板の平面図であり、図5Cは実施形態2の変形例の第1基板および第2基板の断面図である。 実施形態3の第1基板および第2基板の断面図である。 図7Aは実施形態4の第1基板および第2基板の断面図であり、図7Bは実施形態4の変形例の第1基板および第2基板の断面図である。 図8Aは実施形態5の第1基板の平面図であり、図3Bは実施形態5の第2基板の平面図であり、図3Cは実施形態5の第1基板および第2基板の断面図である。 図9Aは実施形態5の変形例の第1基板の平面図であり、図3Bは実施形態5の変形例の第2基板の平面図である。 図10Aは実施形態6の第1基板の平面図であり、図10Bは実施形態6の第2基板の平面図であり、図10Cは実施形態6の第1基板および第2基板の断面図である。 図11Aは実施形態6の変形例の第1基板の平面図であり、図11Bは実施形態6の変形例の第2基板の平面図である。 図12Aは実施形態7の第1基板の平面図であり、図12Bは実施形態7の第2基板の平面図である。 図13Aは実施形態7の変形例の第1基板の平面図であり、図13Bは実施形態7の変形例の第2基板の平面図である。 図14Aは変形例(1)の第1基板の平面図であり、図14Bは変形例(1)の第2基板の平面図であり、図14Cは変形例(1)の第1基板および第2基板の断面図である。
1 実施形態1
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態における信号結合器1の構成の一例を示す斜視図であり、図2は、信号結合器1の適用例を示す図である。
信号結合器1は、第1基板10、第2基板20、受信回路30および送信回路40を備える。
第1基板10と第2基板20とは、互いに対向し、接触しない程度に近接し、電磁結合により第2基板20から第1基板10へ信号を伝達する。第1基板10および第2基板20は、ガラスエポキシなどの硬い材質からなるリジット基板である。
図3Aは、第1基板10の平面図であり、図3Bは、第2基板20の平面図である。また、図3Cは、図1で示す第1基板10のA−A断面、および第2基板20のB−B断面図である。
まず、第1基板10の構成について説明する。
第1基板10には、円形状に開口された第1空洞部14が設けられている。
第1基板10において、第2基板20と対向する第1の面10aには、第1コイル11、第2コイル12が設けられている。第1コイル11は、第1空洞部14と第1の間隔d1で第1空洞部14の外周に沿って第1空洞部14を囲むように形成されている(図1、図3A参照)。ここで、第1の間隔d1は、第1空洞部14の縁から第1コイル11の中心までの長さである。また、第2コイル12は、第1コイル11と第2の間隔d2で第1コイル11の外周に沿って第1コイル11を囲むように形成されている(図1、図3A参照)。ここで、第2の間隔d2は、第1コイル11の中心から第2コイル12の中心までの長さである。
第1基板10では、図1に示すように、第1コイル11の一端は、受信回路30の出力端子31と電気的に接続され、他端は受信回路30の入力端子32と電気的に接続されている。
また、第1基板10では、図1に示すように、第2コイル12の一端は、受信回路30の出力端子33と電気的に接続され、他端は受信回路30の入力端子34と電気的に接続されている。
なお、図1では、受信回路30は、第1基板10に実装されていないように図示されているが、これは説明上、第1コイル11および第2コイル12と受信回路30との接続関係をわかりやすくするためである。受信回路30は、実際には、第1基板10に実装されている。
第1基板10では、図1および図3Aに示すように、第1コイル11および第2コイル12の間で、境界線10cに沿って金属体13が設けられている。境界線10cは、第1コイル11が形成された領域と第2コイル12が形成された領域との境界を表す。金属体13は、図3Cに示すように、第1の面10aから第2の面10bまで貫通している。ここで、第2の面10bは、第1基板10の厚み方向において第1の面10aとは反対の面である。また、金属体13は、非磁性金属であり、例えば、アルミニウム、真鍮あるいは銅等である。
また、第1コイル11および第2コイル12を覆うために、図3Cに示すように、ハウジング15が設けられている。なお、図1、図2、図3A、図3Bでは、説明の都合上ハウジング15を省略している。
次に、第2基板20の構成について説明する。
第2基板20には、円形状に開口された第2空洞部24が設けられている。
第2基板20において、第1基板10と対向する第3の面20aには、第3コイル21、第4コイル22が設けられている。第3コイル21は、第2空洞部24と第3の間隔d3で第2空洞部24の外周に沿って第2空洞部24を囲むように形成されている(図1、図3B参照)。ここで、第3の間隔d3は、第2空洞部24の縁から第3コイル21の中心までの長さであり、第1の間隔d1と同一の長さである。また、第4コイル22は、第3コイル21と第4の間隔d4で第3コイル21を囲むように形成されている(図1、図3B参照)。ここで、第4の間隔d4は、第3コイル21の中心から第4コイル22の中心までの長さであり、第2の間隔d2と同一の長さである。
第3コイル21の一端は、送信回路40の出力端子41と電気的に接続され、他端は送信回路40の入力端子42と電気的に接続されている。
また、第4コイル22の一端は、送信回路40の出力端子43と電気的に接続され、他端は送信回路40の入力端子44と電気的に接続されている。
なお、図1では、送信回路40は、第2基板20に実装されていないように図示されているが、これは説明上、第3コイル21および第4コイル22と送信回路40との接続関係をわかりやすくするためである。送信回路40は、実際には、第2基板20に実装されている。
また、第3コイル21および第4コイル22を覆うために、図3Cに示すように、ハウジング25が設けられている。なお、図1、図2、図3A、図3Bでは、説明の都合上ハウジング25を省略している。
第2基板20では、図1および図3Bに示すように、第3コイル21および第4コイル22の間で、第3コイル21および第4コイル22の形状に沿うように円形状の金属体23が設けられている。金属体13は、図3Cに示すように、第3の面20aから第4の面20bまで貫通している。ここで、第4の面20bは、第2基板20の厚み方向に対して第3の面20aとは反対の面である。また、金属体23は、非磁性金属であり、例えば、アルミニウム、真鍮あるいは銅等である。
第3コイル21と送信回路40とは、電気的に接続されているので、第3コイル21には、送信回路40から出力された電流Ibが流れ、この電流Ibの流れの向きに応じた磁束が発生する。例えば、本実施形態では、送信回路40から出力された電流Ibは図1において反時計回りに流れ、このとき第3コイル21で発生する磁束W1は、図3Cに示すように第4の面20bから第3の面20aへ向かう向きに発生する。
第3コイル21で磁束W1が発生すると、誘導起電力により、第3コイルと対向する第1コイル11には電流Iaが流れる。本実施形態では、上述したように第3コイル21で発生する磁束W1は、図3Cに示すように第4の面20bから第3の面20aへ向かう向きに発生している。したがって、この磁束W1により発生した誘導起電力で生じる電流Iaは、第3コイル21で流れる電流Ibと同様に反時計回りに流れる(図1参照)。
また、第4コイル22と送信回路40とは、電気的に接続されているので、第4コイル22には、送信回路40から出力された電流Idが流れ、この電流Idの流れの向きに応じた磁束が発生する。本実施形態では、送信回路40から出力された電流Idは、電流Ibが流れる向きと同様に、図1において反時計回りに流れ、第4の面20bから第3の面20aへ向かう向きに磁束W2が発生する(図3C参照)。したがって、第4コイル22と対向する第2コイル12では、磁束W2により発生した誘導起電力により電流Icが流れ、その電流Icの流れる向きは反時計回りとなる(図1参照)。
次に、第1基板10の製造の手順について、説明する。
製造前の第1基板10において、金属体13を設けるための貫通孔が形成される。第1の面10aに形成した貫通孔に沿うように、導体パターンにより第1コイル11、および第2コイル12が形成される。
金属体13として金属ペーストが貫通孔に埋め込まれる。
最後に、第1コイル11の中心部位に円形状の貫通孔を設けて、第1空洞部14が形成される。
第2基板20の製造は、上述した第1基板10の製造と同一の手順で実現できるので、ここでの説明は省略する。
なお、第1基板10および第2基板20の製造は上述した方法に限定されない。結果物として、第1コイル11、第2コイル12および金属体13を設ける第1基板10、および第3コイル21、第4コイル22および金属体23を設ける第2基板20が製造される方法であればよい。例えば、グリーンシートを複数枚重ね合わせ圧縮する方法を用いて、第1基板10および第2基板20を生成してもよい。
第1基板10では、受信回路30と電気的に接続された第1コイル11および第2コイル12の中心部位に第1空洞部14を設けている。第2基板20では、送信回路40と電気的に接続された第3コイル21および第4コイル22の中心部位に第2空洞部24を設けている。したがって、第1空洞部14、および第2空洞部24に、図2に示すように、回転体50の回転の中心となる軸51を通すことができる。そして、軸51を中心に回転させることで、第1基板10と第2基板20とを回転させることができる。例えば、本実施形態の信号結合器1は、360度回転する監視カメラといった第1空洞部14および第2空洞部24に通した軸51を中心に回転する装置に適用することができる。なお、図2の適用例では、第1基板10と第2基板20とは、離れているように描かれているが、実際は、上述したように接触しない程度に近接している。
以上説明したように、第3コイル21で発生する磁束W1により第1コイル11に誘導起電力が生じ、第1コイル11と第3コイル21とが電磁結合することで、第3コイル21から第1コイル11への信号伝達が可能となる。また、第4コイル22で発生する磁束W2により第2コイル12に誘導起電力が生じ、第2コイル12と第4コイル22とが電磁結合することで、第4コイル22から第2コイル12への信号伝達が可能となる。
ここで、第1コイル11と第2コイル12との間、および第3コイル21と第4コイル22との間には、それぞれ金属体13、金属体23が設けられている。金属体13および金属体23は、シールドの役目を担っている。そのため、第3コイル21で発生した磁束W1が金属体13および金属体23を通過して第2コイル12および第4コイル22に影響を与える可能性が低くなる。同様に、第4コイル22で発生した磁束W2が金属体13および金属体23を通過して第1コイル11および第3コイル21に影響を与える可能性が低くなる。したがって、信号結合器1は、第1コイル11と第3コイル21とによる信号伝達、および第2コイル12と第4コイル22とによる信号伝達において、混信が発生することを低減することができる。つまり、第1コイル11と第3コイル21とによる信号伝達で用いるチャンネルと、第2コイル12と第4コイル22とによる信号伝達で用いるチャンネルとをそれぞれ異なるチャンネルとしても、混信が発生することを低減することができる。よって、本実施形態の信号結合器1は多チャンネル化が可能となる。
2 実施形態2
本実施形態の信号結合器1について説明する。本実施形態では、第1基板10の第2の面10bおよび第2基板20の第4の面20bに磁性体が設けられている点が、実施形態1と異なる。
以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図4Aは、本実施形態の信号結合器1の斜視図であり、図4Bは、図4Aで示す第1基板10のC−C断面、および第2基板20のD−D断面図である。
本実施形態の信号結合器1では、図4A、図4Bに示すように、第2の面10bに磁性体16が、第4の面20bに磁性体26が、それぞれ設けられている。ここで、磁性体16および磁性体26は、コイルで発生した磁束の通り路(磁路)を形成する物質であり、例えば鉄、センダスト、パーマロイあるいはケイ素鋼板等である。
本実施形態において、金属体13は、図4Bに示すように、第1の面10aから磁性体16まで貫通している。また、金属体23は、図4Bに示すように、第3の面20aから磁性体26まで貫通している。つまり、図4A、図4Bに示すように、磁性体16は金属体13により2つに分割され、磁性体26は金属体23により2つに分割される。ここでは、2つに分割された磁性体16のうち金属体13の内側にある磁性体を内周磁性体16aと称し、金属体13の外側にある磁性体を外周磁性体16bと称する。また、2つに分割された磁性体26のうち金属体23の内側にある磁性体を内周磁性体26aと称し、金属体23の外側にある磁性体を外周磁性体26bと称する。
このように、本実施形態では、第1コイル11および第2コイル12が形成された第1の面10aと反対側の第2の面10bに磁性体16を設け、磁性体16を金属体13で内周磁性体16aと外周磁性体16bに分割している。これにより、第1基板10では、内周磁性体16aで形成される磁路と、外周磁性体16bで形成される磁路とを形成することができる。また、本実施形態では、第3コイル21および第4コイル22が形成された第3の面20aと反対側の第4の面20bに磁性体26を設け、磁性体26を金属体23で内周磁性体26aと外周磁性体26bに分割している。これにより、第2基板20では、内周磁性体26aで形成される磁路と、外周磁性体26bで形成される磁路とを形成することができる。
つまり、図4Bに示すように、第3コイル21で発生した磁束W1は、金属体13および金属体23の内側で磁路が形成され、第1コイル11と第3コイル21との磁束結合度が強くなる、つまり通信感度が向上する。また、第4コイル22で発生した磁束W2は、金属体13および金属体23の外側で磁路が形成され、第2コイル12と第4コイル22との磁束結合度が強くなる。これにより、第1コイル11と第3コイル21との電磁結合による通信、および第2コイル12と第4コイル22との電磁結合による通信の感度が向上する。
また、磁性体16、26を金属体13、23で分割することにより、例えば第3コイル21で発生した磁束W1が、内周磁性体16aを通過する可能性を低くすることができる(図4B参照)。また、第4コイル22で発生した磁束W2が外周磁性体16bを通過する可能性も低くなる。したがって、本実施形態の信号結合器1は、第1コイル11と第3コイル21とによる信号伝達、および第2コイル12と第4コイル22とによる信号伝達において、混信が発生することを低減することができる。
(変形例)
本変形例では、第1基板10および第2基板20のそれぞれに設けられた2つのコイルの間には、金属体を挟む込みように2つの磁性体が設けられている。
図5Aは、本変形例の第1基板10の平面図であり、図5Bは、本変形例の第2基板20の平面図である。また、図5Cは、図5Aで示す第1基板10のE−E断面、および図5Bで示す第2基板20のF−F断面図である。
本変形例の第1基板10では、第1コイル11と金属体13との間に磁性体17aが、第2コイル12と金属体13との間に磁性体17bが境界線10cに沿って設けられている。
また、本変形例の第2基板20では、第3コイル21と金属体23との間に磁性体27aが、第4コイル22と金属体23との間に磁性体27bが境界線20cに沿って設けられている。
ここで、第1コイル11から磁性体17aまでの間隔と、第3コイル21と磁性体27aまでの間隔とは同一である。同様に、第2コイル12から磁性体17bまでの間隔と、第4コイル22と磁性体27bまでの間隔とは同一である。
磁性体17aおよび磁性体17bは、図5Cに示すように、第1の面10aから第2の面10bまで貫通している。同様に、磁性体27aおよび磁性体27bは、図5Cに示すように、第3の面20aから第4の面20bまで貫通している。
このように、本変形例では、磁性体16に加えて、金属体13を挟む込み2つの磁性体17a、17bを設けることで、第1コイル11および第2コイル12のそれぞれから発生する磁束W1、W2の磁路形成をより強力にすることができる。
また、本変形例では、磁性体26に加えて、金属体23を挟む込み2つの磁性体27a、27bを設けることで、第3コイル21および第4コイル22のそれぞれから発生する磁束W1、W2の磁路形成をより強力にすることができる。
これにより、第1コイル11と第3コイル21との電磁結合による通信、および第2コイル12と第4コイル22との電磁結合による通信の感度がより向上する。
なお、本変形例において、第1基板10は磁性体16を設けているとしたが、本発明は、これに限定されない。磁性体16は設けられる必要はない。つまり、第1基板10には、磁性体17a、17bのみが設けられていてもよい。また、第2基板20についても同様に、磁性体17a、17bのみが設けられていてもよい。
なお、磁性体17aまたは磁性体27aが第1の磁性体に、磁性体17bまたは磁性体27bが第2の磁性体に相当する。
3 実施形態3
実施形態1では、第1基板の第1の面10a、および第2基板20の第3の面20aのそれぞれは平坦としている。本実施形態では、第1の面10aは凹形状に、第3の面20aは凸形状に形成される点が実施形態1と異なる。
以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図6は、本実施形態の第1基板10および第2基板20の断面図である。
本実施形態の第1基板10では、図6に示すように、第2コイル12が形成される領域10eは、第1コイル11が形成される領域10dよりも厚い。つまり、第1基板10は、中央部位が窪んだ凹形状とし、領域10dに第1コイル11を、領域10dより出っ張った領域10eに第2コイル12が設けられている。これにより、第1コイル11および第2コイル12の双方を平坦な面に形成する場合に比べて、第1コイル11および第2コイル12の間隔を長くすることができる。
また、第2基板20では、図6に示すように、第3コイル21が形成される領域20dは、第4コイル22が形成される領域20eよりも厚い。つまり、第2基板20は、中央部位が出っ張った凸形状とし、領域20dに第3コイル21を、領域20dより窪んだ領域20eに第4コイル22が設けられている。これにより、第3コイル21および第4コイル22の双方を平坦な面に形成する場合に比べて、第3コイル21および第4コイル22の間隔を長くすることができる。
金属体13は、領域10eから第2の面10bまで貫通し、金属体23は、領域20eから第4の面20bまで貫通している。
例えばグリーンシートを複数枚重ね合わせ圧縮する方法により凹形状および凸形状の第1基板10および第2基板20を形成することで実現できる。
第1基板10と第2基板20とを対向させることで、図6に示すように、第1コイル11と第3コイル21とが対向し、第2コイル12と第4コイル22とが対向する。これにより、第1コイル11と第3コイル21との間で電磁結合による信号伝達を、第2コイル12と第4コイル22との間で電磁結合による信号伝達を、それぞれ行うことができる。
また、上述したように、第1コイル11および第2コイル12の間隔、および第3コイル21および第4コイル22の間隔が実施形態1の場合と比較して長くなっている。そのため、信号結合器1は、第1コイル11と第3コイル21とによる信号伝達、および第2コイル12と第4コイル22とによる信号伝達において、混信が発生することをより低減することができる。
なお、本実施形態では、凹形状の第1基板10と凸形状の第2基板20とを組み合わせるとしたが、本発明は、これに限定されない。
第1基板10の形状と第2基板20の形状とは、ともに凹形状であってもよいし、凸形状であってもよい。または、第1基板10の形状は凸形状で、第2基板20の形状は凹形状であってもよい。つまり、第1コイル11が形成される領域と第2コイル12が形成される領域とにおいて互いに厚さが異なり、第3コイル21が形成される領域と第4コイル22が形成される領域とにおいて互いに厚さが異なっていればよい。
4 実施形態4
実施形態1では、金属体13は第1基板10のみに、金属体23は第2基板20のみに、埋め込まれている。本実施形態では、金属体13は第1基板10の第1の面10aを覆うハウジング15にも埋め込まれ、金属体23は第2基板20の第3の面20aを覆うハウジング25にも埋め込まれる点が実施形態1と異なる。
以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図7Aは、本実施形態の第1基板10および第2基板20の断面図である。
図7Aに示すように、本実施形態の金属体13は、第1基板10だけでなく、ハウジング15まで埋め込まれ、金属体23は、第2基板20だけでなく、ハウジング25まで貫通している。
これにより、金属体13が第1基板10のみに埋め込まれている場合に比べて、シールド効果がより高くなる、つまり混信が発生することをより低減することができる。
本実施形態の第1基板10は、実施形態1で説明した手順で製造される。ハウジング15は、金属体13を埋め込むための貫通孔を予め形成されている。金属体13が埋め込まれた第1基板10の第1の面10aを覆うようにハウジング15が設けられた後に、ハウジング15の貫通孔に金属体13を埋め込む。これにより、第1基板10に埋め込まれた金属体13とハウジング15に埋め込まれた金属体13とが結合され、1つの金属体が形成される。
本実施形態の第2基板と、ハウジング25とにおいても、上記と同様の手順で、金属体13を、第2基板20だけでなく、ハウジング25まで埋め込むことができる。
これにより、実施形態1の信号結合器1に比べて、シールド効果がより高くなるので、混信が発生することをより低減することができる。
(変形例)
本実施形態を、実施形態3に適用してもよい。本変形例の第1基板10および第2基板20の断面図を図7Bに示す。
この場合も、図7Bに示すように、本変形例の金属体13は、第1基板10だけでなく、ハウジング15まで埋め込まれ、金属体23は、第2基板20だけでなく、ハウジング25まで貫通している。
これにより、実施形態3の信号結合器1に比べて、シールド効果がより高くなるので、混信が発生することをより低減することができる。
5 実施形態5
本実施形態では、金属体を埋め込む貫通孔として複数のスルーホールを設ける点が実施形態1と異なる。
以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図8Aは、本実施形態の第1基板10の平面図であり、図8Bは、本実施形態の第2基板20の平面図である。また、図8Cは、図8Aで示す第1基板10のG−G断面、および図8Bで示す第2基板20のH−H断面図である。なお、図8A、図8Bでは、説明の都合上ハウジング15およびハウジング25を省略している。
本実施形態の第1基板10では、図8Aに示すように、第1コイル11と第2コイル12との間に、境界線10cに沿って複数のスルーホール13aが設けられている。複数のスルーホール13aは、第1基板10を貫通する円形状の複数の貫通孔を設け(図8C参照)、複数の貫通孔の内壁にメッキを施すことで形成される。複数のスルーホール13aにより金属体13が形成される。複数のスルーホール13aを設けるための複数の貫通孔が金属用貫通孔に相当する。
また、本実施形態の第2基板20では、図8Bに示すように、第3コイル21と第4コイル22との間に、境界線20cに沿って複数のスルーホール23aが設けられている。複数のスルーホール23aは、第2基板20を貫通する円形状の複数の貫通孔を設け(図8C参照)、複数の貫通孔の内壁にメッキを施すことで形成される。複数のスルーホール23aにより金属体23が形成される。複数のスルーホール23aを設けるための複数の貫通孔が金属用貫通孔に相当する。
以上説明したように、本実施形態では、金属体13(23)を埋め込む貫通孔を、複数のスルーホール13a(23a)とすることで、第1基板10(第2基板20)をより容易に製造することができる。また、複数のスルーホール13a(23a)がシールドの役目を担うことにより、混信が発生することを低減することができる。
(変形例)
本実施形態では、金属体を埋め込む貫通孔として複数のスルーホールを設けるとしたが、本発明は、これに限定されない。
金属体を埋め込む貫通孔として円形状とは異なる形状の複数の貫通孔を設けてもよい。
複数の貫通孔は、境界線10cに沿って断続的に設けられていればよい。
以下、変形例について説明する。
図9Aは、本変形例の第1基板10の平面図であり、図9Bは、本変形例の第2基板20の平面図である。
本変形例の第1基板10では、図9Aに示すように、第1コイル11と第2コイル12との間に、境界線10cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられ、複数の貫通孔に金属片13bが埋め込まれている。複数の貫通孔に複数の金属片13bが1対1に埋め込まれている。上述した金属体13は、複数の金属片13bで形成されている。
また、本変形例の第2基板20では、図9Bに示すように、第3コイル21と第4コイル22との間に、境界線20cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられ、金属片23bが埋め込まれている。
以上説明したように、本変形例では、複数の貫通孔を断続的に設けることで、第1基板10(第2基板20)をより容易に製造することができる。また、複数の貫通孔に埋め込まれた複数の金属片13b(23b)がシールドの役目を担うことにより、混信が発生することを低減することができる。
6 実施形態6
本実施形態では、金属体13(23)が多重構造にされている点が実施形態1と異なる。
以下、実施形態1と異なる点を中心に説明する。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図10Aは、本実施形態の第1基板10の平面図であり、図10Bは、本実施形態の第2基板20の平面図である。また、図10Cは、図10Aで示す第1基板10のJ−J断面、および図10Bで示す第2基板20のK−K断面図である。
本実施形態の金属体13は、図10Aに示すように、複数の金属片13c(第1の金属片)と複数の金属片13d(第2の金属片)とを有している。
本実施形態の第1基板10では、図10A、図10Cに示すように、第1コイル11と第2コイル12との間に、境界線10cに沿って、2つの金属片13c、13dが、第1基板10に埋め込まれている。
本実施形態の金属体23は、図10Bに示すように、複数の金属片23c(第1の金属片)と複数の金属片23d(第2の金属片)とを有している。
本実施形態の第2基板20では、図10B、図10Cに示すように、第3コイル21と第4コイル22との間に、境界線20cに沿って、2つの金属片23c、23dが、第2基板20に埋め込まれている。
本実施形態の第1基板10は、製造前の第1基板10において金属片13c、13dを設けるための貫通孔が形成される。第1の面10aにおいて、形成した貫通孔に沿うように、導体パターンにより第1コイル11、および第2コイル12が形成される。
以降の製造方法は、実施形態1と同様であるので、ここでの説明は省略する。
さらに、本実施形態の第2基板20の製造方法は、本実施形態の第1基板10の製造方法と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、金属体を2重構造としたが、本発明は、これに限定されない。第1基板10(第2基板20)の設けられた第1コイル11(第3コイル21)と、第2コイル12(第4コイル22)との間には、n重構造とされた金属片が設けられていればよい。ここで、nは1以上の整数である。
以上説明したように、2つのコイルの間に設けられる金属体13を金属片13c、13d(金属片23c、23d)で多重構造とすることで、混信が発生することをさらに低減することができる。
(変形例)
本実施形態に実施形態5を組み合わせてもよい。
本変形例では、本実施形態と実施形態5とを組み合わせた場合について説明する。
図11Aは、本変形例の第1基板10の平面図であり、図11Bは、本変形例の第2基板20の平面図である。
本変形例の第1基板10では、図11Aに示すように、第1コイル11と第2コイル12との間に、境界線10cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられ、金属片13eが埋め込まれている。複数の貫通孔に複数の金属片13eが1対1に埋め込まれている。上述した金属片13cは、複数の金属片13eで形成されている。
さらに、第1基板10では、図11Aに示すように、金属片13eが埋め込まれた複数の貫通孔の外周に、境界線10cに沿って、複数の他の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられている。複数の他の貫通孔に複数の金属片13fが1対1に埋め込まれている。上述した金属片13dは、複数の金属片13fで形成されている。
ここで、金属片13eが埋め込まれる複数の貫通孔と、金属片13fが埋め込まれる複数の貫通孔とは、境界線10cの延長方向において交互に配置され、金属片13e、13fが埋め込まれることが好ましい(図11A参照)。これにより、信号結合器1は、混信が発生することを低減することができる。
また、本変形例の第2基板20では、図11Bに示すように、第3コイル21と第4コイル22との間に、境界線20cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられ、複数の金属片23eが1対1に埋め込まれている。上述した金属片23cは、複数の金属片23eで形成されている。
さらに、第2基板20では、図11Bに示すように、金属片23eが埋め込まれた複数の貫通孔の外周に、境界線20cに沿って複数の他の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられている。複数の他の貫通孔に複数の金属片23fが1対1に埋め込まれている。上述した金属片23dは、複数の金属片23fで形成されている。
ここで、金属片23eが埋め込まれる複数の貫通孔と、金属片23fが埋め込まれる複数の貫通孔とは、境界線20cの延長方向において交互に配置され、金属片23e、23fが埋め込まれることが好ましい(図11B参照)。これにより、信号結合器1は、混信が発生することを低減することができる。
なお、金属体の多重構造は、スルーホールを用いてもよいし、本変形例の貫通孔とスルーホールとを組み合わせてもよい。
また、本変形例では、金属片13e(23e)が埋め込まれる貫通孔と、金属片13f(23f)が埋め込まれる貫通孔とは、境界線10c(20c)の延長方向において交互に配置されるとしたが、本発明は、これに限定されない。金属片13e(23e)が埋め込まれる貫通孔と、金属片13f(23f)が埋め込まれる貫通孔とは、境界線10c(20c)の延長方向において交互に配置されていなくてもよい。この場合、境界線10c(20c)の延長方向において交互に配置された場合に比べて混信の発生は高くなるが、本発明の技術的思想の範囲内である。
7 実施形態7
本実施形態では、実施形態2の変形例と実施形態5とを組み合わせた場合について説明する。
図12Aは、本実施形態の第1基板10の平面図であり、図12Bは、本実施形態の第2基板20の平面図である。
本実施形態の第1基板10では、図12Aに示すように、第1コイル11と第2コイル12との間に、境界線10cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が断続的に設けられ、複数の金属片13bが1対1に埋め込まれている。上述した金属体13は、複数の金属片13bで形成されている。
また、第1基板10では、第1コイル11と第2コイル12との間に、各金属片13bを挟み込むように、複数の第1貫通孔(磁性体用貫通孔)と複数の第2貫通孔(磁性体用貫通孔)とが境界線10cに沿って断続的に設けられている。複数の第1貫通孔に複数の磁性体17c(第3の磁性体)が1対1に埋め込まれ、複数の第2貫通孔に複数の磁性体17d(第4の磁性体)が1対1に埋め込まれている。上述した磁性体17aは、複数の磁性体17cで形成されている。また、上述した磁性体17bは、複数の磁性体17dで形成されている。
本実施形態の第2基板20では、図12Bに示すように、第3コイル21と第4コイル22との間に、境界線20cに沿って複数の貫通孔(金属体用貫通孔)が設けられ、複数の金属片23bが1対1に埋め込まれている。上述した金属体23は、複数の金属片23bで形成されている。
また、第2基板20では、第3コイル21と第4コイル22との間に、各金属片23bを挟み込むように、複数の第3貫通孔(磁性体用貫通孔)と複数の第4貫通孔(磁性体用貫通孔)とが境界線20cに沿って断続的に設けられている。複数の第3貫通孔に複数の磁性体27c(第3の磁性体)が1対1に埋め込まれ、複数の第4貫通孔に複数の磁性体27d(第4の磁性体)が1対1に埋め込まれている。上述した磁性体27aは、複数の磁性体27cで形成され、上述した磁性体27bは、複数の磁性体27dで形成されている。
これにより、本実施形態の信号結合器1は、混信を低減しつつ、第1コイル11と第3コイル21との電磁結合による通信、および第2コイル12と第4コイル22との電磁結合による通信の感度をより向上させることができる。
なお、本実施形態では、断続的に設けられた複数の貫通孔に複数の金属片13b(23b)を1対1に埋め込むとしたが、本発明は、これに限定されない。複数の貫通孔に金属片13b(23b)を1対1に埋め込む代わりに、スルーホールを用いてもよい。
(変形例)
本実施形態において、第1貫通孔および第2貫通孔と、金属片13bを埋め込む貫通孔とは、境界線10cの延長方向において交互に配置されてもよい。同様に、第3貫通孔および第4貫通孔と、金属片23bを埋め込む貫通孔とは、境界線20cの延長方向において交互に配置されてもよい。
以下、本変形例について説明する。
図13Aは、本変形例の第1基板10の平面図であり、図13Bは、本変形例の第2基板20の平面図である。
本変形例の第1基板10では、図13Aに示すように、境界線10cの延長方向において複数の第1貫通孔および複数の第2貫通孔と、金属片13bが埋め込まれる貫通孔とが交互に設けられている。そして、複数の第1貫通孔には磁性体17cが、複数の第2貫通孔には磁性体17dが埋め込まれている。
本変形例の第2基板20では、図13Bに示すように、境界線20cの延長方向において複数の第3貫通孔および複数の第4貫通孔と、金属片23bが埋め込まれる貫通孔とが交互に設けられている。そして、複数の第3貫通孔には磁性体27cが、複数の第4貫通孔には磁性体27dが埋め込まれている。
これにより、信号結合器1は、混信が発生することを低減することができる。
8 変形例
以上、実施形態に基づいて本発明について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態では、第1基板10および第2基板20には、2つのコイルが設けられるとしたが、本発明はこれに限定されない。
各基板には、3つ以上のコイルが設けられてもよい。
例えば、図14Aから図14Cは、第1基板10および第2基板20に3つのコイルが設けられた場合を示している。
図14Aは、本変形例の第1基板10の平面図であり、図14Bは、本変形例の第2基板20の平面図である。また、図14Cは、図14Aで示す第1基板10のL−L断面、および図14Bで示す第2基板20のM−M断面図である。
本変形例の第1基板10では、第2基板20と対向する第1の面10aには、第1コイル11、第2コイル12および第5コイル18が設けられている。第1コイル11は、第1空洞部14と第1の間隔d1で第1空洞部14を囲むように形成され、第2コイル12は、第1コイル11と第2の間隔d2で第1コイル11を囲むように形成されている(図14A参照)。また、第5コイル18は、第2コイル12と第5の間隔d5で第2コイル12を囲むように形成されている(図14A参照)。ここで、第5の間隔d5は、第2コイル12の中心から第5コイル18の中心までの長さである。
本変形例の第2基板20では、第1基板10と対向する第3の面20aには、第3コイル21、第4コイル22および第6コイル28が設けられている。第3コイル21は、第2空洞部24と第3の間隔d3で第2空洞部24を囲むように形成され、第4コイル22は、第3コイル21と第4の間隔d4で第3コイル21を囲むように形成されている(図14B参照)。また、第6コイル28は、第4コイル22と第6の間隔d6で第4コイル22を囲むように形成されている(図14B参照)。ここで、第6の間隔d6は、第4コイル22の中心から第6コイル28の中心までの長さであり、第4の間隔d5と同一の長さである。
第1基板10では、図14Aに示すように、第1コイル11および第2コイル12の間には境界線10cに沿って金属体13が、第2コイル12および第5コイル18の間には境界線10fに沿って金属体19が、それぞれ設けられている。境界線10cは、第1コイル11が形成された領域と第2コイル12が形成された領域との境界を、境界線10fは、第2コイル12が形成された領域と第5コイル18が形成された領域との境界を、それぞれ表す。金属体13、19は、図14Cに示すように、第1の面10aから第2の面10bまで貫通している。金属体13、19は、非磁性金属であり、例えば、アルミニウム、真鍮あるいは銅等である。
また、第1コイル11、第2コイル12および第5コイル18を覆うために、図14Cに示すように、ハウジング15が設けられている。なお、図14Aでは、説明の都合上ハウジング15を省略している。
第2基板20では、図14Bに示すように、第3コイル21および第4コイル22の間には境界線20cに沿って金属体23が、第4コイル22および第6コイル28の間には境界線20fに沿って金属体29が、それぞれ設けられている。境界線20cは、第3コイル21が形成された領域と第4コイル22が形成された領域との境界を、境界線20fは、第4コイル22が形成された領域と第6コイル28が形成された領域との境界を、それぞれ表す。金属体23、29は、図14Cに示すように、第3の面20aから第4の面20bまで貫通している。金属体23、29は、非磁性金属であり、例えば、アルミニウム、真鍮あるいは銅等である。
また、第3コイル21、第4コイル22および第6コイル28を覆うために、図14Cに示すように、ハウジング25が設けられている。なお、図14Bでは、説明の都合上ハウジング25を省略している。
(2)上記各実施形態において、金属体は、第1基板10および第2基板20の双方に設けられたが、本発明は、これに限定されない。
金属体は、第1基板10および第2基板20の少なくとも1つの基板に設けられていればよい。この場合、金属体が双方の基板に設けられている場合よりも混信する可能性が高くなる。しかしながら、金属体が、第1基板10および第2基板20の少なくとも1つの基板に設けられている場合も、本発明の技術的思想の範囲内である。
(3)上記各実施形態において、第1コイル11の両端、および第2コイル12の両端は、受信回路30に電気的に接続されたが、これに限定されない。
第1コイル11および第2コイル12のそれぞれの一端のみが、受信回路30(例えば入力端子32、34)に電気的に接続されてもよい。
また、第3コイル21および第4コイル22についても同様に、それぞれの一端のみが、送信回路40(出力端子41、43)に電気的に接続されてもよい。
これにより、各コイルをアンテナとして利用する場合であっても、混信を低減しつつ、電磁結合により信号伝達を行うことができる。
(4)上記各実施形態では、第1コイル11および第2コイル12は、第1基板10の表面である第1の面10aに設けられたが、本発明は、これに限定されない。
第1コイル11および第2コイル12の少なくとも1つのコイルは、第1基板10の内部に設けられてもよい。
同様に、第3コイル21および第4コイル22の少なくとも1つのコイルは、第2基板20の内部に設けられてもよい。
(5)上記各実施形態において、第1基板10および第2基板20に埋め込まれる金属体は、非磁性金属であるとしたが、これに限定されない。
金属体は、磁性金属であってもよい。
この場合、非磁性金属に比べてシールド効果は弱くなる、つまり混信する可能性が高くなる。しかしながら、金属体を磁性金属とする場合も、本発明の技術的思想の範囲内である。
(6)上記各実施形態において、第1コイル11、第2コイル12、第3コイル21および第4コイル22の形状は、コイルの形状は、四角形、八角形などといった多角形状であってもよい。
コイルの形状を多角形状とすると、例えば図1に示すコイルの形状に比べて磁界結合度は弱くなる。しかしながら、コイルの形状を多角形状とする場合も、本発明の技術的思想の範囲内である。
または、第1コイル11および第3コイル21は、渦巻き形状であってもよい。
(7)上記各実施形態において、第1コイル11、第2コイル12、第3コイル21および第4コイル22は、導体パターンで形成されるとしたが、これに限定されない。
第1コイル11、第2コイル12、第3コイル21および第4コイル22は、平面コイル、スプリング型のコイルなどであってもよい。つまり第1基板10および第2基板20には、コイルが導体パターンで形成されるのではなく、平面コイル、スプリング型のコイルといったコイルそのものが実装されてもよい。
(8)上記実施において、第1空洞部14、第2空洞部24は円形状に開口されているとしたが、これに限定されない。
第1空洞部14、第2空洞部24は、多角形状に開口されてもよい。
(9)上記実施形態において、信号結合器1は、第2基板20から第1基板10へと信号を伝達するとしたが、これに限定されない。
信号結合器1は、第1基板10から第2基板20へ信号を伝達してもよい。
(10)上記各実施形態および変形例を組み合わせてもよい。
1 信号結合器
10 第1基板
10c、20c 境界線
11 第1コイル
12 第2コイル
13、23 金属体
13c、23c 金属片(第1の金属片)
13d、23d 金属片(第2の金属片)
15、25 ハウジング
16、26 磁性体
17a、27a 磁性体(第1の磁性体)
17b、27b 磁性体(第2の磁性体)
20 第2基板
21 第3コイル
22 第4コイル

Claims (11)

  1. 第1コイルおよび第2コイルの2つのコイルを有する第1基板と、
    前記第1コイルと電磁結合される第3コイル、および前記第2コイルと電磁結合される第4コイルの2つのコイルを有し、前記第1基板と対向するように配置された第2基板とを備え、
    前記第1コイルは、前記第1基板における前記第2基板と対向する面に形成され、
    前記第2コイルは、前記第1基板における前記第2基板と対向する面に前記第1コイルを囲んで形成され、
    前記第3コイルは、前記第2基板における前記第1基板と対向する面に形成され、
    前記第4コイルは、前記第2基板における前記第1基板と対向する面に前記第3コイルを囲んで形成され、
    前記第1基板と前記第2基板との少なくとも1つの基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、一方のコイルが設けられた領域と、他方のコイルが設けられた領域との境界線に沿って金属体が設けられている
    ことを特徴とする信号結合器。
  2. 前記金属体は、非磁性金属である
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号結合器。
  3. 前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、当該基板に設けられた2つのコイルが設けられた面とは反対の面に、磁性体が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号結合器。
  4. 前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、当該基板に設けられた2つのコイルのうち一方のコイルと前記金属体との間に第1の磁性体が、他方のコイルと前記金属体との間に第2の磁性体が、前記境界線に沿ってそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の信号結合器。
  5. 前記第1コイルが設けられる領域と前記第2コイルが設けられる領域とは、前記第1基板の厚みが異なっており、
    前記第3コイルが設けられる領域と前記第4コイルが設けられる領域とは、前記第2基板の厚みが異なっている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の信号結合器。
  6. 前記第1基板および前記第2基板のうち前記金属体が設けられた基板において、2つのコイルが設けられた面はハウジングで覆われており、
    前記金属体は、前記ハウジングにも設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の信号結合器。
  7. 前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、前記境界線に沿うように複数の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の金属体用貫通孔に複数の金属片が1対1に埋め込まれており、前記金属体は、前記複数の金属片で形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の信号結合器。
  8. 前記金属体は、複数の第1の金属片と複数の第2の金属片とを有し、
    前記第1コイル側から、前記複数の第1の金属片、前記複数の第2の金属片の順に二重に配置されている
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の信号結合器。
  9. 前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板において、当該基板に設けられた2つのコイルの間には、前記境界線に沿うように複数の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の金属体用貫通孔に前記複数の第1の金属片が1対1に埋め込まれ、前記2つのコイルの間には複数の他の金属体用貫通孔が形成され、前記複数の他の金属体用貫通孔に前記複数の第2の金属片が1対1に埋め込まれ、
    前記複数の金属体用貫通孔と前記複数の他の金属体用貫通孔とは、前記境界線の延長方向において交互に配置される
    ことを特徴とする請求項8に記載の信号結合器。
  10. 前記金属体が設けられた前記基板に形成された複数の第1の磁性体用貫通孔に複数の第3の磁性体が1対1に埋め込まれており、前記第1の磁性体は前記複数の第3の磁性体で形成され、
    前記金属体が設けられた前記基板に形成された複数の第2の磁性体用貫通孔に複数の第4の磁性体が1対1に埋め込まれており、前記第2の磁性体は前記複数の第4の磁性体で形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の信号結合器。
  11. 前記第1基板および前記第2基板の少なくとも一方の基板で形成された複数の金属体用貫通孔に複数の金属片を1対1に埋め込まれており、前記金属体は前記複数の金属片で形成され、
    前記複数の第1の磁性体用貫通孔および前記複数の第2の磁性体用貫通孔と、前記複数の金属体用貫通孔とは、前記境界線の延長方向において交互に配置される
    ことを特徴とする請求項10に記載の信号結合器。
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