JP7102419B2 - アンテナ装置、通信装置 - Google Patents

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Description

本技術はアンテナ装置、通信装置に関し、例えば、NFC(Near field radio communication)RFID(Radio Frequency Identifier)、ワイヤレス給電などの比較的近距離における無線通信に利用する通信装置と、前記通信装置に適用して好適なアンテナ装置に関する。
近年、駅の改札や無線タグ(Tag)など、比較的近距離における無線通信を使用する無線伝送システムが各種普及してきている。このような無線伝送システムにおいては、磁界結合による通信が用いられるため、平面スパイラル型のコイルをアンテナとして端末機器に組み込むのが通常である。
しかしながら、通信相手である、例えば、改札機などとの通信を安定に行うためには、通信相手側のコイル(アンテナ)との結合を強くする必要がある。そのため、端末に実装されるスパイラル型コイルが大きくなり、機器の小型化を妨げてしまうという問題があった。
この問題に対処するため、例えば、特許文献1においては、平面スパイラル型アンテナを小型化し、その近傍に切欠きを設けた金属板を配置することが提案されている。
また特許文献2においては、ソレノイド型のアンテナを金属板で挟み、一部にスリットを入れる構造が提案されている。
特開2014-232904号公報 特開2013-013149号公報
特許文献1で提案されている平面スパイラル型アンテナにおいては、磁界を通信相手側のコイル(アンテナ)に向け、ある程度の強さで放射するには、一定の面積、例えば、特許文献1においては14mm×14mm程度の面積が必要とされる。
すなわち、平面スパイラル型アンテナによると、小型化には限界があった。また、金属板にも切欠きが必須であった。また特許文献1には、平面スパイラル型アンテナと切欠きを設けた金属板の組み合わせの条件で通信特性が変化する結果が示されているが、アンテナ形状などが変わった際にどのようなふるまいになるかは不明であり、アンテナ形状と切欠きの組み合わせによっては、通信性能が低下してしまう可能性もあった。
特許文献2において提案されている金属板は、アンテナに入射する外乱磁界を遮蔽するために適切に設けられたものであるため、アンテナからの放射磁界は弱められることになる。また完全に金属板でシールドしてしまうと外乱ばかりか自身の所望の磁界も遮蔽してしまうため、それを避けるためにスリットが設けられていた。よって、特許文献2においても、通信性能が低下してしまう可能性もあった。
通信性能を低下させることなく、アンテナを小型化できることが望まれている。またアンテナが小型化されたときにも、さらに性能が向上することが望まれている。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、通信性能を低下させることなく、アンテナを小型化でき、小型化してもさらに性能を向上させることができるようにするものである。
本技術の一側面のアンテナ装置は、ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、前記ソレノイド型アンテナの上側に配置され、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、穴を有し、前記ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板とを備える。
本技術の一側面の通信装置は、ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、前記ソレノイド型アンテナの上側に配置され、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、穴を有し、前記ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板とを備え、前記第1および第2の金属板は、筐体の一部をなし、前記筐体に前記ソレノイド型アンテナが内包され、前記ソレノイド型アンテナの一部分は、前記第1の金属板と重なり、残りの部分は、スリットの部分に配置されている。
本技術の一側面のアンテナ装置においては、ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、ソレノイド型アンテナの上側に配置され、ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、穴を有し、ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板とが備えられている。
本技術の一側面の通信装置においては、ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、ソレノイド型アンテナの上側に配置され、ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、穴を有し、ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板とが備えられ、第1および第2の金属板は、筐体の一部をなし、筐体にソレノイド型アンテナが内包され、ソレノイド型アンテナの一部分は、第1の金属板と重なり、残りの部分は、スリットの部分に配置されている。
なお、アンテナ装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
なお、通信装置は、独立した装置であっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックであっても良い。
本技術の一側面によれば、通信性能を低下させることなく、アンテナを小型化でき、小型化してもさらに性能を向上させることができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術が適用されるシステムの一実施の形態の構成を示す図である。 本技術が適用されるアンテナ装置の一実施の形態の構成を示す図である。 ソレノイド型アンテナの構成について説明するための図である。 重なり量について説明するための図である。 重なり量について説明するための図である。 通信性能の変化について説明するための図である。 通信性能の測定の仕方について説明するための図である。 発生する電磁界について説明するための図である。 発生する電磁界について説明するための図である。 発生する電磁界について説明するための図である。 金属板の他の構成について説明するための図である。 金属板のさらに他の構成について説明するための図である。 穴について説明するための図である。 金属板のさらに他の構成について説明するための図である。 金属板のさらに他の構成について説明するための図である。 発生する電磁界について説明するための図である。 金属板のさらに他の構成について説明するための図である。 金属板を筐体として構成した場合の構成について説明するための図である。 ソレノイド型アンテナの他の構成について説明するための図である。 ソレノイド型アンテナの構成について説明するための断面図である。 ソレノイド型アンテナと金属との位置関係について説明するための図である。 ソレノイド型アンテナを基板と一体化に構成した場合について説明するための図である。 ソレノイド型アンテナと金属との位置関係について説明するための図である。 ソレノイド型アンテナの製造について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。
<通信システムの構成>
図1は、本技術を適用した通信システム1の構成の一実施の形態を示すブロック図である。
通信システム1は、例えば、NFC(Near field radio communication)、RFID(Radio Frequency Identifier)、ワイヤレス給電などの比較的近距離における無線通信を行うシステムである。
図1の通信システム1は、リーダライタ11と携帯端末装置12から構成される。例えば、リーダライタ11は、パーソナルコンピュータの構成の一部として設けられ、携帯端末装置12は、無線での通話機能を有する携帯電話機とされる。
また、例えば、携帯端末装置12は、無線タグであり、リーダライタ11は、この無線タグと通信を行う装置である。また例えば、携帯端末装置12は、駅の改札を通過するときに用いられるカード型の通信装置であり、リーダライタ11は、駅の改札口に設置され、カード型の通信装置と通信を行う装置である。
このように、リーダライタ11と携帯端末装置12は、無線でデータの授受を行う装置であり、その形態はどのようなものであっても良い。例えば、上記したように、携帯端末装置12は、携帯電話機のような装置であっても良いし、携帯電話機に含まれるカードであっても良いし、単体で利用されるカード型の通信装置であっても良いし、シール状の通信装置であっても良いし、ウエアラブル装置に組み込まれている通信装置であっても良い。
以下の説明においては、携帯端末装置12を例に挙げて説明を続ける。通信システム1においては、ユーザが携帯端末装置12をリーダライタ11にかざすなどして、リーダライタ11と携帯端末装置12とを互いに近接させることにより、リーダライタ11から発生される磁界を介して近接通信が行われる。
この近接通信においてリーダライタ11は、所定のコマンドを携帯端末装置12に送信する。携帯端末装置12は、リーダライタ11から送信されてくるコマンドを受信し、そのコマンドに応じた処理を行ったり、受信したコマンドに対する応答コマンドを携帯端末装置12に送信したりする。
<アンテナ装置の構成>
リーダライタ11と携帯端末装置12は、無線により通信を行うため、それぞれアンテナ装置を備える構成とされている。ここで、携帯端末装置12に備えられているアンテナ装置について説明を加える。
図2は、本技術を適用したアンテナ装置の一実施の形態の構成を示す図である。アンテナ装置21は、ソレノイド型アンテナ22と金属板23から構成されている。
ソレノイド型アンテナ22は、図3に示すように円筒形状にワイヤがまかれた構成になっている。また、ソレノイド型アンテナ22において、ソレノイド型アンテナ22の巻き方向は、通信相手側のコイル(アンテナ、例えば、後述する図7に示したアンテナ51)が配置される面に対して平行、すなわち、なす角が0度に対して、±90度となるように配置されている。
以下の説明において、ソレノイド型アンテナ22の長さを長さaとし、直径を径b(幅を幅b)とする。一例として、長さa=10mm、径b=1mmに構成される。以下の説明において、シミュレーション結果などを示すが、そのシミュレーションは、この大きさのソレノイド型アンテナ22を用いた場合であるとして説明を続ける。
図3に示したソレノイド型アンテナ22は、円筒状に図示してあるが、例えば、矩形状であってもよいし、芯材にまかれていてもよい。芯材は誘電体でも磁性体でも良い。
このように、ソレノイド型アンテナ22の形状は、適宜変更することができ、その大きさもアンテナ装置21が搭載される製品の形状や大きさ、アンテナ装置21に対して所望とされる通信性能などに応じて適宜変更可能である。
シミュレーション結果などを参照して後述するように、本技術を適用したアンテナ装置21によれば、ソレノイド型アンテナ22の大きさを、上記したように、約10×1mm程度の、比較的小さな大きさにしても、通信性能を向上させることができる。例えば、平面スパイラル型のアンテナは、14×14mm程度の大きさが必要とされるが、本技術によれば、平面スパイラル型のアンテナよりも小型化することが可能である。
ソレノイド型アンテナ22を用いる場合、ソレノイド型アンテナ22の巻き方向が、通信相手側(例えば、リーダライタ11)のコイル(アンテナ)が配置される面と平行になるように、ソレノイド型アンテナ22を配置することが基本となる。ソレノイド型アンテナ22は、面方向に同心円上にコイルが形成される平面スパイラル型アンテナとは異なり、専有面積は極めて小さくすることができる。
このような小型化可能なソレノイド型アンテナ22を用いても、通信性能を、平面スパイラル型アンテナと同等または向上させるために、本技術を適用したアンテナ装置21は、図2に示したように、ソレノイド型アンテナ22の一部を覆うように、金属板23が配置されている。金属板23は、ソレノイド型アンテナ22の通信相手側の面に配置される。
アンテナ装置21として、ソレノイド型アンテナ22を用いることで、平面スパイラル型アンテナよりも専有面積を小さくできるが、磁界の放射方向は、平面スパイラル型アンテナが通信相手側のコイル(アンテナ)に向かって発射するのに対して、ソレノイド型アンテナ22では、通信相手側のコイル(アンテナ)とは直交した方向に向かって発射される。
このため、通信相手側のコイル(アンテナ)との磁界結合強度、すなわち通信性能的には低下してしまう可能性がある。しかしながら、図2に示したように、ソレノイド型アンテナ22の一部を覆う(近傍に位置する)ように、金属板23を配置することで、通信相手側のコイル(アンテナ)との磁界結合強度を落とすことなく、すなわち通信性能的に劣化させることなく、アンテナ装置21を小型化することができる。
図2を再度参照するに、アンテナ装置21は、ソレノイド型アンテナ22上に、所定の間隔を開けて金属板23が配置された構成とされている。ソレノイド型アンテナ22と金属板23は、例えば、1mm程度のスペースが設けられている。すなわち、ソレノイド型アンテナ22と金属板23は、接触しない状態で配置されている。
配置される金属板23の大きさは、例えば、長さ=50mm、幅25mm、厚さ=0.1mm程度に構成することができる。なお、金属板23の大きさは一例であり、限定を示すものではなく、他の大きさであってももちろん良い。金属板23は、図2に示したように、切欠きなどがない、四角形の板状のものを用いることができる。
金属板23は、ソレノイド型アンテナ22の一部を覆うように配置されているが、その覆う部分の大きさ(長さ)により、通信性能を調整することができる。金属板23が、ソレノイド型アンテナ22を覆う量(金属板23とソレノイド型アンテナ22の重なり量)を、ソレノイド型アンテナ22の長さに対する割合で表し、図4のように定義する。
図4は、ソレノイド型アンテナ22側から見たとき、換言すれば、通信相手側と逆側から見たときのソレノイド型アンテナ22と金属板23との関係を示す図である。
図4のA,図4のBを参照するに、ソレノイド型アンテナ22の一方の端の位置を位置P0とし、他方の端の位置を位置P1とする。図4のA,図4のBでは、図中右側を位置P0とし、図中左側を位置P1とする。位置P0から位置P1までの長さは、図3に示した長さaに該当する。
図4のAに示したように、金属板23の一辺が、ソレノイド型アンテナ22の位置P0の辺と重なった状態、換言すれば、ソレノイド型アンテナ22と金属板23が重なる部分がない状態であり、ソレノイド型アンテナ22の境界部分まで、金属板23がきている状態を、重なり量0%とする。なお、図4では、説明のため、位置P0(P1)と金属板23の一辺は、少しずらして図示してある。
図4のBに示したように、金属板23の一辺が、ソレノイド型アンテナ22の位置P1の辺と重なった状態、換言すれば、ソレノイド型アンテナ22が金属板23に完全に覆われた状態であり、ソレノイド型アンテナ22の境界部分まで、金属板23がきている状態を、重なり量100%とする。
また例えば図5に示したように、重なり量50%とは、ソレノイド型アンテナ22の長さaの半分の長さの位置まで、金属板23が覆う状態を示す。図示はしないが、ソレノイド型アンテナ22の位置P0よりも図中右側に金属板23が位置する場合、マイナスの割合で表し、ソレノイド型アンテナ22の位置P1よりも図中左側に金属板23が位置するような場合、100%以上の割合で示す。
図6は、重なり量を変化させたときの通信性能を計測したときの結果を示す図である。図6に示したグラフにおいて、横軸は、オフセット量を表し、縦軸は、通信相手側で得られた電圧値を示す。オフセット量とは、上記した重なり量を表す。
図6に示したグラフは、図7に示したような状態で得られた結果である。図7を参照するに、アンテナ装置21(ソレノイド型アンテナ22の上方に金属板23があり、その金属板23)の上側に、通信相手となる装置のアンテナ51が配置されている。このアンテナ51は、直径が70mmの平面スパイラル型のアンテナであり、電圧を測定するための1kΩの電圧モニタ52が接続されている。また、ソレノイド型アンテナ22には、電圧1Vであり、13.56MHzの定電圧が供給されている。
ソレノイド型アンテナ22の大きさは、図3を参照して説明した大きさであり、長さaが10mmとされている。図6中、オフセットが、0%のところは、重なり量が0であり、ソレノイド型アンテナ22に金属板23が重なっていない状態を表す。また図6中、オフセットが、100%のところは、重なり量が100%であり、ソレノイド型アンテナ22が金属板23に全て覆われている状態を表す。
また、図6中、オフセットが、50%のところは、重なり量が50%であり、ソレノイド型アンテナ22の半分のところまで、金属板23が重なっている状態を表す。
図7に示したような状態で、ソレノイド型アンテナ22に1Vの電圧をかけたときに、通信相手であるアンテナ51側で得られた電圧値(電圧モニタ52で計測された計測値)を、グラフにすると、図6に示したようなグラフが得られる。
なお、図6に示したグラフは、ソレノイド型アンテナ22とアンテナ51を、所定の距離だけ離して状態で計測したときの結果であり、距離を変えた場合には他の計測値が得られる。しかしながら、特性(グラフの形状)は、距離に係わらず、略同一形状であり、図6に示した測定値は一例であることは言うまでもない。
図6に示したグラフを参照するに、金属板23がソレノイド型アンテナ22と重なる量が、0%から50%まで変化すると、通信相手側で受信できる電圧が徐々に増えることが読み取れる。また、重なり量が50から80%程度の範囲で、通信相手側で受信できる電圧が最大に得られることが読み取れる。また、重なり量が80%以上でも、通信相手側で比較的高い電圧値を得られる受信ができていることが読み取れる。
図示はしないが、図7に示した状態と同様の状態であるが、金属板23がない状態、換言すれば、ソレノイド型アンテナ22のみで通信を行った場合、アンテナ51の電圧モニタ52での計測値は、0.004mVとなる。図6を参照するに、例えば、オフセットが-50%の場合でも、0.2mV程度あり、金属板23が、ソレノイド型アンテナ22の近傍にあるだけでも、通信性能が向上することも読み取れる。
このように、金属板23をソレノイド型アンテナ22と組み合わせることで、通信性能を向上させることができる。また、図6の結果から、金属板23のソレノイド型アンテナ22との重なり量(オフセット)を変えると、通信性能が変わることが読み取れる。このことから、金属板23のソレノイド型アンテナ22との重なり量(オフセット)を変えることで、通信性能を調整することができることがわかる。
金属板23とソレノイド型アンテナ22の重なり量を、50~80%程度にすることで、通信相手側のアンテナ51(コイル)との結合を最も強くすることができる。また、金属板23をソレノイド型アンテナ22の近傍に配置するだけでも、通信相手側のアンテナ51(コイル)との結合を強くすることができ、金属板23とソレノイド型アンテナ22の重なり量が、0~100%であっても、通信性能を向上させるという効果を得ることができる。
本技術によれば、このように、通信性能を向上させることができる。また、その通信性能を、調整することも可能であるため、所望の性能を得ることができる。
このように、金属板23を、ソレノイド型アンテナ22と重なる部分があるように配置することで、通信性能が向上することについてさらに説明を加える。
図8、図9は、ソレノイド型アンテナ22により発生する電磁界のシミュレーション結果を示す図である。図8は、金属板23が配置されていないソレノイド型アンテナ22により発生される電磁界を示し、図9は、金属板23が配置されているソレノイド型アンテナ22により発生される電磁界を示している。また、図8、図9においては、ソレノイド型アンテナ22の上方に、通信相手のアンテナ51を図示し、アンテナ51の周りの電磁界も示してある。
図8を参照するに、ソレノイド型アンテナ22による電磁界は、ソレノイド型アンテナ22の一方の端(図8中左側)から他方の端(図8中右側)に向かう。アンテナ51においては、図中大きい矢印で示したように、図中左側では、ソレノイド型アンテナ22からの上向きの電磁界を受けるが、図中右側では、ソレノイド型アンテナ22からの下向きの電磁界を受ける。
ソレノイド型アンテナ22の通信相手であるアンテナ51においては、異なる方向の電磁界を受けることになり、電磁界が打ち消し合ってしまい、ソレノイド型アンテナ22とアンテナ51の結合は弱くなってしまう。
これに対して、図9を参照するに、ソレノイド型アンテナ22と通信相手のアンテナ51との間に、金属板23を配置し、その金属板23が、ソレノイド型アンテナ22と重なり量が50%の状態で重なっている場合、アンテナ51においては、図中大きい矢印で示したように、ソレノイド型アンテナ22と金属板23から上向きの電磁界を受ける。
すなわち、金属板23を配置することで、ソレノイド型アンテナ22による電磁界は、ソレノイド型アンテナ22の一方の端(図9中左側)から他方の端(図9中右側)に向かい、金属板23が配置されていなければ、アンテナ51において下向きの電磁界を受ける部分も、金属板23が配置されていることで、上向きの電磁界を受けるようになる。
このことについて、図10を参照して説明する。時刻T1において、ソレノイド型アンテナ22に電流が流されると、時刻T2において、位置P1から位置P0に向かう磁界(磁界T2とする)が発生する。図10では、説明のため、金属板23上にソレノイド型アンテナ22を図示しているが、ソレノイド型アンテナ22の位置P0側は、金属板23により覆われている。よって、磁界T2は、ソレノイド型アンテナ22の位置P0側に入射する前に、金属板23により遮断される。
換言すれば、金属板23には、下向き方向の磁界が入射される。時刻T3において、金属板23に、下向き方向の磁界が入射されると、金属板23の表面に、渦電流(渦電流T3とする)が発生する。この渦電流T3が発生することで、時刻T4において、金属板23の表面から、上向き方向の磁界(磁界T4とする)が発生する。
このように、ソレノイド型アンテナ22の位置P0側において、下向きの磁界T2が入射されると、その下向きの磁界T2を打ち消す方向、すなわち上向き方向に磁界T4が発生する。
よって、図9に示したように、通信相手のアンテナ51においては、ソレノイド型アンテナ22から、上向きの磁界を受けるとともに、金属板23からも、上向きの磁界を受けることになる。このようにアンテナ51は、上向きの磁界のみを受け取り、図8を参照して説明したような磁界を打ち消し合うような状況は発生しない。
よって、金属板23を、ソレノイド型アンテナ22の一部を覆うように配置することで、磁界が広がり、通信相手との結合を強くすることができ、通信性能を向上させることができる。
<金属板の他の形状>
図11に、金属板23の他の形状を示す。図11に示した金属板101は、スリット102が形成されている。比較のため、再度、図2に示した金属板23を参照するに、図2に示した金属板23は、四角形状であり、スリットなどの開口部分は形成されていない。これに対して、図11に示した金属板101には、金属板自体は四角形状であるが、その一部にスリット102が形成されている。
このスリット102の部分(金属板101の開口部分)に、ソレノイド型アンテナ22が並行に配置される。金属板101側から見たとき、ソレノイド型アンテナ22の一部が、スリット102から見えている状態で、金属板101は、ソレノイド型アンテナ22上に配置される。すなわち、上記した金属板23と同じく、金属板101とソレノイド型アンテナ22は、所定の重なり量を有して配置されている。
重なり量としては、例えば、50%とすることができる。重なり量が50%の場合、ソレノイド型アンテナ22の半分が、金属板101と重なり、残りの半分が、スリット102から出ている状態となる。
このように、スリット102を設けた金属板101においても、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり状態は、上記した金属板23と同様とすることができるため、その説明は省略する。
上記した金属板23の場合と同じく、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり量が、50~80%程度のとき、通信相手との結合を最も強くできる。また、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり量が、0~100%の範囲においても、金属板101を設ける効果は得られ、金属板101がない場合と比べて、通信相手との結合を強めることができる。
金属板101のように、スリット102を設けた場合、そのスリット102の大きさは、ソレノイド型アンテナ22よりも大きく形成される。すなわち、図11に示したように、スリット102の幅b’は、ソレノイド型アンテナ22の径b(図3)よりも大きい幅で形成される。
例えば、スリット102の幅b’は、ソレノイド型アンテナ22の径b(ソレノイド型アンテナ22が円形の場合、直径に該当する長さ)の165%程度(1.65倍程度)の大きさで形成される。例えば、ソレノイド型アンテナ22の径bが幅b=1mmであった場合、スリット102の幅b’は幅b’=1.65mm程度に構成することができる。
なお、スリット102の幅b’を、ソレノイド型アンテナ22の径bの100%程度の大きさで形成した場合、換言すれば、スリット102の幅b’を、ソレノイド型アンテナ22の径bと同程度の大きさ(1倍程度)で形成した場合も、ソレノイド型アンテナ22で発生した磁界が放出される開口部があるため、上記した金属板23の場合と同じく、通信性能を向上させることはできる。
さらに、スリット102の幅b’を、ソレノイド型アンテナ22の径aの165%以上とすることで、100%程度のときよりも、より通信性能を向上させることができることを、本出願人は確認しており、ここでは、一例として、165%との数値を示した。
また、スリット102が形成されている金属板101によると、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり量だけでなく、スリット102の幅b’を調整することで、通信性能を調整することができる。
上記した金属板23の場合と同じく、金属板101においても、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり量を調整することで、通信性能を調整することができる。さらに、金属板101の場合、スリット102の幅b’を、ソレノイド型アンテナ22の径bの0%以上で形成することで、また、その割合(%)を調整することで、通信性能を調整することができる。
ソレノイド型アンテナ22の径bの0%とは、スリット102の幅b’が幅b’=0mmのときであり、0mmより大きく形成すれば、すなわち、少しでもスリット102を形成すれば、そのスリット102から、磁界が放射されるため、通信性能は、金属板がない場合と比べて向上させることができる。
また、仮に、ソレノイド型アンテナ22の径bの0%(スリット102の幅b’が幅b’=0mm)に形成した場合であっても、スリット102がない金属板101、すなわち、金属板23と同じ形状となるだけであり、金属板23が、ソレノイド型アンテナ22上を完全に覆う(重なり量=100%)の状態であっても、金属板がない場合と比べて通信性能が向上することは既に説明した。
よって、スリット102の幅を調整することで、また、金属板101とソレノイド型アンテナ22の重なり量を調整することで、通信性能を調整することができ、所望とされる通信性能にアンテナ装置21を構成することが可能である。
<金属板のさらに他の形状>
上記した金属板23や金属板101は、ソレノイド型アンテナ22の上方(通信相手側)に配置される金属板として説明した。
さらに、図12に示すように、ソレノイド型アンテナ22の下方にも金属板を設けても良い。また、図12に示すように、ソレノイド型アンテナ22を囲むような金属板として形成しても良い。図12は、ソレノイド型アンテナ22を側面から見たときの図である。
図12に示した金属板201は、ソレノイド型アンテナ22の上方(図中上側であり、通信相手側が位置する側)には、重なり量が所定の割合で重なるように形成されている金属板201aが配置されているとともに、ソレノイド型アンテナ22の下方には、ソレノイド型アンテナ22全体を覆うような金属板201bが配置されている。
図12に示した金属板201には、金属板201aと金属板201bとの間に、穴221が形成されている場合を示している。図12では、金属板201の下側の金属板201bの図中右端に近い部分に穴221が形成されている例を示した。
穴221を形成することで、ソレノイド型アンテナ22の一端から下面方向に出た磁界が、下面の金属板に沿って、穴221からソレノイド型アンテナ22の他端に戻るようにする構成とすることができる。
また、ソレノイド型アンテナ22の上方に出た磁界が、金属板201aに沿って、穴221からソレノイド型アンテナ22に戻るようにする構成とすることができる。
なお、図12では、穴221の前後で、金属板201が金属板201aと金属板201bとに分離されているかのように記載されているが、図13に示したように、金属板201bの一部に、例えば四角形状や円形形状の穴が形成されている。図13は、金属板2-1bを下側から見たときの図である。
穴221の形状は、図13のAに示したように、四角形状とすることができる。図13のAでは、長方形を示したが、正方形や多角形などの形状でも良い。また、図13のAに示したように、穴221を長方形で形成した場合、その長辺の長さを長さfとすることができる。また、この長方形で形成された穴221からは、仮に、アンテナ装置21を、下方向(金属板201b側)からみたとき、ソレノイド型アンテナ22の一部が見える位置に形成されている。また、図13のAに点線で示した位置に、スリット102は、形成されている。
図13のBに示したように、円形状で穴221を形成しても良い。図13のBでは、円形状を示したが、楕円形状などの形状でも良い。また、図13のBに示したように、穴221を円形状で形成した場合、その直径を長さfとすることができる。穴221を楕円形状で形成した場合、その長径(又は短径)を長さfとすることができる。円形状の場合も、円形状で形成された穴221からは、仮に、アンテナ装置21を、下方向からみたとき、ソレノイド型アンテナ22の一部が見える位置に形成されている。また、図13のBに点線で示した位置に、スリット102は、形成されている。
図13のCに示したように、複数の長方形で穴221が形成されても良い。図13のCでは、複数の四角形状の穴から穴221が形成されている場合を示したが、複数の円形状、楕円形状、正方形などの穴から穴221が形成されていても良い。また、複数の異なる形状の穴で、穴221が形成されていても良い。例えば、円形状の複数の穴と四角形状の複数の穴が形成され、それら複数の穴から、穴221が形成されていても良い。
図13のCに示した穴221の場合も、複数の穴で形成された穴221からは、仮に、アンテナ装置21を、下方向からみたとき、ソレノイド型アンテナ22の一部が見える位置に形成されている。また、図13のCに点線で示した位置に、スリット102は、形成されている。
図13のA乃至Cに示したように、穴221とスリット102は、重なりが無い位置にそれぞれ形成されている。
ここで例示した穴221の形状や大きさは、一例であり、限定を示す記載ではない。また、穴221の形状や大きさは、ソレノイド型アンテナ22が配置される製品の形状、例えば、後述する腕時計のベルトなどの形状により、適宜設定される。またその設定の際、ソレノイド型アンテナ22の大きさが考慮されて設定されてもよい。
穴221の大きさとしては、図14に示すように、幅fで形成しても良い。図14に示した穴221の幅fは、図12に示した幅fよりも長い幅とされている。また、幅fの一端は、スリット102の一端と略同位置の位置P11とされている。
金属板201の形状は、図12や図14に示した形状に限定されるのではなく、例えば、図15に示したような形状であっても良い。図15に示した金属板201は、下部に形成されている金属板201bが、L字型に形成されている。図15に示したアンテナ装置21は、ソレノイド型アンテナ22の上側と下側に、L字型の形状をした金属板201を備えている。
図15では、図14に示したアンテナ装置21に対して、L字型の金属板201を適用した場合を例示したが、図12に示したアンテナ装置21に対してL字型の金属板201を備える構成とすることもできる。
下部に備えられる金属板201bをL字型とすることで、ソレノイド型アンテナ22の一端(図15では左型の端)から出た磁界が、L字型に形成されている金属板201bにより、上方に向きが変えられ、より多くの磁界が上方に発生するような構成とすることができる。
図15に示した金属板201の場合、金属板201は、直方体や円筒といた形状に形成され、その上面にスリット102が形成され、裏面に穴221が形成されている。そして、その内部にソレノイド型アンテナ22が配置されている構成とされている。
このような穴221が形成されている金属板201、ここでは、図12に示した金属板201を、ソレノイド型アンテナ22に配置すると、図16に示したように電磁界が発生する。図16を参照するに、ソレノイド型アンテナ22と通信相手のアンテナ51との間に、金属板201を配置し、その金属板201が、ソレノイド型アンテナ22と重なり量が50%の状態で重なっている場合、アンテナ51においては、図中大きい矢印で示したように、ソレノイド型アンテナ22と金属板201から上向きの電磁界を受ける。
これは、図9を参照して説明した場合と同様(金属板23の場合と同様)である。よって、図12乃至図15に示したような金属板201の場合も、上記した場合と同じく、ソレノイド型アンテナ22からの磁界が広がり、通信相手との結合を強くすることができ、通信性能を向上させることができる。
また、金属板201は、下部に穴221を有するため、その穴221から、戻りの磁界を受け入れることができる。例えば、ソレノイド型アンテナ22から上側に発生した磁界の一部は、金属板201a沿いに穴221まで移動し、穴221から、金属板201内に戻る。このように、穴221を形成することで、ソレノイド型アンテナ22の一端から下面方向に出た磁界が、下面の金属板に沿って、穴221からソレノイド型アンテナ22の他端に戻るようにする構成とすることができる。
このように、ソレノイド型アンテナ22に磁界が戻る構造とするためには、穴211は、図12や図14などで示したように、ソレノイド型アンテナ22の下側、換言すれば通信相手側が位置する側とは逆側、さらに換言すればスリット102が形成されている側とは逆側に設けられれば良い。
また、図17に示すように、金属板201の側面に穴211が形成されても良い。金属板201の側面に穴221が形成された場合、ソレノイド型アンテナ22の中心よりも下側となる位置に形成される。
図17に示すように金属板201の上面の位置を位置P21(金属板201の厚みを考慮した場合、その厚みの半分の位置とする)とし、金属板201の下面の位置を位置P22とし、位置P21と位置P22の間の高さを高さh1とする。また、ソレノイド型アンテナ22の中心芯の位置を位置P31とし、金属板201の上面の位置P21と位置P31までの高さを高さh2とする。
穴211を金属板201の側面に形成する場合、穴211は、ソレノイド型アンテナ22の中心芯の位置P32よりも下側に形成される。上記したように、穴211は、ソレノイド型アンテナ22から発生した磁界の戻りを吸収するために設けられるため、ソレノイド型アンテナ22の中心芯よりも下方に形成される。
このように、穴211は、金属板201の側面であり、ソレノイド型アンテナ22の中心芯よりも下側(通信相手が位置する側を上側としたときの下側)に形成されるようにしても良い。
図17では、L字型ではない金属板201bを図示したが、図15に示したようなL字型の金属板201bを適用しても良い。
ソレノイド型アンテナ22の配置位置は、できるだけ、上側の金属板201aに近い方が良い。図17において、ソレノイド型アンテナ22と金属板201との間の距離を距離gとしてある。この距離gは、できるだけ小さく、かつソレノイド型アンテナ22と金属板201が接触することがない距離とされる。
仮に、距離gを大きくすると、すなわち、ソレノイド型アンテナ22と金属板201が離れていると、ソレノイド型アンテナ22で発生した磁界が、金属板201内でループし、金属板201外に出る量が少なくなってしまう。
よって、ソレノイド型アンテナ22の位置は、ソレノイド型アンテナ22と、金属板201が接触することがない位置であるが、ソレノイド型アンテナ22と金属板201の間が最小となる位置に配置されるのが良い。例えば、ソレノイド型アンテナ22と金属板201との間の距離dは、ソレノイド型アンテナ22の直径bの0%より大きく、100%以下とすることができる。
このことは、図2などを参照して説明した、ソレノイド型アンテナ22の上方に金属板23が配置されている場合も同様であり、金属板23とソレノイド型アンテナ22は接触しない位置であり、できるだけ近い位置に配置されるのが良い。
上述したように、例えば図12に示したように金属板201を形成した場合、金属板201を筐体として用いることができる。例えば、図18に示すように、金属板201が、腕時計のベルトの一部を構成するようにすることができる。
図18に示した腕時計301のベルト302の一部を、金属板201とする。金属板201には、図11を参照して説明したスリット102が形成されている。すなわち、金属板201の上面は、図11の金属板101と同様の構成とされ、スリット102が形成されている。
金属板201は、ベルト302の一部を構成し、ソレノイド型アンテナ22を内包する筐体としても機能している。換言すれば、ベルト302を構成する1筐体内に、ソレノイド型アンテナ22が内包され、その筐体の一部にスリット102が形成され、そのスリット102から、内包されているソレノイド型アンテナ22の例えば、50%に該当する部分が露出している状態とされている。
このように、ソレノイド型アンテナ22の通信性能を向上させるための金属板を、所定の装置を構成する一部分に適用することもできる。換言すれば、上記したアンテナ装置21を備える通信装置を、所定の装置を構成する一部分に含まれるように構成することもできる。
また、例えば図18に示したように、腕時計301のベルト302の一部として、スリット102が形成されている金属板201が用いられる場合、スリット102の部分は、例えばプラスチックなどの磁界を遮断しない物質で覆われているようにしても良い。
換言すれば、スリット102から、内部に水や誇りなどが入らないように、磁界を遮断しない物質で、スリット102の部分を加工した構成とすることもできる。また、スリット102の部分を、腕時計301のデザインの一部とすることも可能である。
ここでは、腕時計を例に挙げて説明したが、本技術が適用されたアンテナ装置21を含む装置としては、腕時計以外のウエアラブル装置や、上記したように無線タグなどであっても良い。
また、上記した金属板(金属板23、金属板101、または金属板201)としては、プラスチックやセラミックなどの非金属に金属を被覆したもの、プラスチックやセラミックなどの非金属に金属を複合したものを用いることができる。
また、上記した金属板は、銅や鉄などの純金属、SUS(ステンレス鋼)などの特殊鋼、合金などを用いて形成されたものでも良い。
本技術によると、ソレノイド型アンテナにより、平面スパイラル型アンテナに比べて大幅な小型化、専有面積縮小化を実現しつつ、さらに通信特性を向上させることが可能となる。
<ソレノイド型アンテナの他の形状>
上述した実施の形態におけるソレノイド型アンテナ22は、例えば、図3に示したように、ワイヤが円筒形状に加工されている場合を例に挙げて説明した。本技術は上記した形状にかかわらず、他の形状であっても適用できる。ここで、一例としてソレノイド型アンテナの他の形状について説明を加える。
図19は、ソレノイド型アンテナの他の形状を表す図である。図19に示したソレノイド型アンテナ501は、フェライトなどの磁性体基板511に、上面と下面に金属を線状(以下、金属線512とする)に形成し、上面と下面に形成された金属線512を、縦方向に貫通されたビア513で接続した構成とされている。
例えば、図19中に符号を付したビア513-1とビア513-2は、金属線512-1で接続されている。ビア513-2とビア513-3は、磁性体基板511の下面に形成されている金属線512-2(図19では不図示)により接続されている。ビア513-3は、金属線512-3と接続されている。
図19では、磁性体基板511の上面のみ図示してあるため、金属線512-1と金属線512-3は接続されていないように図示されているが、下面の金属線512-2により接続されている。
よって、金属線512は、渦巻き形状に形成されている。
図19に示したソレノイド型アンテナ501において、線分A-A’における断面図、線分B-B’における断面図、および線分C-C’における断面図を図20に示す。
図20のAは、線分A-A’における断面図である。線分A-A’は、図19中、磁性体基板511の略中央部分の縦方向に引いた線分である。線分A-A’におけるソレノイド型アンテナ501の断面は、上面と下面に、それぞれ金属線512が形成されている。上面に形成されている金属線512と下面に形成されている金属線512は、異なる位置に形成されている。
図20のBは、線分B-B’における断面図である。線分B-B’は、図19中、磁性体基板511にビア513が形成されている部分の縦方向に引いた線分である。線分B-B’におけるソレノイド型アンテナ501の断面は、磁性体基板511を貫通するビア513が形成され、ビア513の内部は、金属が充填されている。ビア513の上部で、磁性体基板511の上面に形成されている金属線512と接続され、ビア513の下部で、磁性体基板511の下面に形成されている金属線512と接続されている。
図20のCは、線分C-C’における断面図である。線分C-C’は、図19中、磁性体基板511の上面に形成されている金属線512に沿った方向に引いた線分である。線分C-C’におけるソレノイド型アンテナ501の断面は、ビア513が左右にそれぞれ形成され、そのビア513同士を接続するように金属線512が形成されている。
このように、磁性体基板511の上面と下面に、線状の金属線512を複数形成し、ビア513で接続することで、ソレノイド型アンテナ501が形成されている。
図19では、磁性体基板511の形状を直方体で表したが、円柱などでも良く、例えば、円柱で形成した場合、円柱の底面と上面に金属線512が形成される。
ソレノイド型アンテナ501を、上記したソレノイド型アンテナ22(例えば図2に記載)の代わりに用いることができる。すなわち、図21に示すように、アンテナ装置21を、ソレノイド型アンテナ501と金属板23で構成することができる。
ソレノイド型アンテナ501の巻き方向は、通信相手側のコイル(アンテナ、例えば図7に示したアンテナ51)が配置される面に対して平行、すなわち、なす角が0度に対して、±90度となるように配置されている。
図21に示したように、ソレノイド型アンテナ501の長さを長さaとし、厚さを厚さbとした場合、一例として、長さa=10mm、厚さb=1mmに構成することができる。
ソレノイド型アンテナ501の大きさ(厚さb)は、磁性体基板511の厚さに依存する。磁性体基板511を薄く形成することで、薄型のソレノイド型アンテナ501を形成することができる。例えば、磁性体基板511の厚さを1mm程度とした場合、ソレノイド型アンテナ501の縦方向の大きさ(厚さb)も約1mm程度となる。
ソレノイド型アンテナ501は、磁性体基板511を内部に含む構成とされているため、磁性体基板511の厚さを1mm以下、例えば、0.5mmで構成した場合も、磁性体基板511の強度により、ソレノイド型アンテナ501の形状が崩れるようなことなく形成することが可能である。磁性体基板511の厚さを0.5mm程度で構成した場合、ソレノイド型アンテナ501の厚さbも、0.5mm程度となる。
図21を参照するに、アンテナ装置21は、ソレノイド型アンテナ501上に、所定の間隔を開けて金属板23が配置された構成とされている。ソレノイド型アンテナ501の配置位置は、できるだけ、上側の金属板23に近い方が良い。図21において、ソレノイド型アンテナ501と金属板23との間の距離は距離cとしてある。この距離cは、できるだけ小さく、かつソレノイド型アンテナ22と金属板201が接触することがない距離とされる。
例えば、ソレノイド型アンテナ501と金属板23との間の距離dは、ソレノイド型アンテナ501の厚さbの0%より大きく、200%以下とすることができる。なお、0%は、ソレノイド型アンテナ501と金属板23が接触している状態を表す。
例えば、ソレノイド型アンテナ501の厚さbを0.5mmとし、ソレノイド型アンテナ501と金属板23との間隔cを1mmとした場合、ソレノイド型アンテナ501と金属板23との間の距離cは、ソレノイド型アンテナ501の厚さbの200%となる。
ソレノイド型アンテナ501を用いた場合も、ソレノイド型アンテナ22(例えば、図2に図示)と同じく、図21に示すように、金属板23は、ソレノイド型アンテナ501の一部を覆うように配置される。金属板23が、ソレノイド型アンテナ501を覆う部分の大きさ(長さ)により、通信性能を調整することができる。
金属板23が、ソレノイド型アンテナ501を覆う量(金属板23とソレノイド型アンテナ501の重なり量)は、例えば、図4などを参照して説明したソレノイド型アンテナ22の場合と同様である。
図22に示すように、ソレノイド型アンテナ501は、回路基板やID基板などの基板551に埋め込み型で形成したり、一体型に形成したりすることができる。基板551は、回路基板やIC基板などであり、シリコン基板、セラミック基板、有機基板などである。
このような基板551に、ソレノイド型アンテナ501は一体化形成されている。またはこのような基板551に、ソレノイド型アンテナ501は埋め込まれた構造とされている。
ソレノイド型アンテナ501は、上記したように、薄型に形成することができるため、回路基板などの基板551と一体化形成したり、埋め込み形成したりすることができる。
図22に示したような基板551と一体化されたソレノイド型アンテナ501においても、図23に示すように、金属板23が上部に備えられることでアンテナ装置21を構成する場合、基板551と金属板23は、距離dだけ離れた位置に配置される。
図24を参照し、ソレノイド型アンテナ501の製造について説明を加える。図24では、図19の線分B―B’の部分であり、ビア513の部分を拡大して図示してある。
工程S11において、フェライトなどの磁性体基板511が用意される。
工程S12において、磁性体基板511に、フォトリソグラフィなどの手法が用いられてパターニングが行われ、RIE(Reactive Ion Etching)などの手法が用いられてエッチングが行われることで、ビア513が形成される。
工程S13において、磁性体基板511の上面と下面に、蒸着あるいはスパッタなどの手法により、金属601が被着される。
工程S14において、被着された金属に、フォトリソグラフィなどの手法が用いられてパターニングが行われ、RIE(Reactive Ion Etching)やイオンミリングなどの手法が用いられてエッチングが行われることで、アンテナのパターン(金属線512を形成する部分)が形成される。
工程S15において、電界または無電界によるメッキが行われることにより、ビア513内に金属が充填され、ビアの結合が行われる。また、パターニングされた部分にも金属が被着されることで、金属線512が形成される。図24では、図19の線分B-B’の部分を示しているため、ビア513の間の金属線512は切断された状態であるが、図19の線分C-C’の部分を図示した場合、図20のCに示したように、ビア513同士を繋ぐ1本の金属線512として形成されている。
このような工程で、ソレノイド型アンテナ501が形成される。
本技術によると、ソレノイド型アンテナにより、平面スパイラル型アンテナに比べて大幅な小型化、専有面積縮小化を実現しつつ、さらに通信特性を向上させることが可能となる。
本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、
前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された金属板と
を備えるアンテナ装置。
(2)
前記重なる部分は、前記ソレノイド型アンテナの長さの50乃至80%の長さに相当する部分である
前記(1)に記載のアンテナ装置。
(3)
前記重なる部分は、前記ソレノイド型アンテナの長さの0乃至100%の長さに相当する部分である
前記(1)に記載のアンテナ装置。
(4)
前記金属板には、スリットが形成され、
前記スリットと並行に前記ソレノイド型アンテナが配置されている
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(5)
前記スリットの幅は、前記ソレノイド型アンテナの幅の1倍以上で形成されている
前記(4)に記載のアンテナ装置。
(6)
前記金属板の前記スリットが形成されている側と逆側に穴が形成されている
前記(4)に記載のアンテナ装置。
(7)
前記穴は、前記ソレノイド型アンテナの中心芯よりも、下方に形成されている
前記(6)に記載のアンテナ装置。
(8)
前記スリットと前記穴は、重なる部分がない
前記(6)に記載のアンテナ装置。
(9)
前記ソレノイド型アンテナは、前記金属板に、接触しない位置であり、かつ最小となる距離を保って配置されている
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(10)
前記ソレノイド型アンテナと前記金属板との間の距離は、前記ソレノイド型アンテナの直径の0%以上であり、100%以下である
前記(1)乃至(8)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(11)
前記金属板は、筐体として機能する
前記(1)乃至(10)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(12)
前記金属板は、非金属に金属を被覆したもの、または非金属と金属を複合したものである
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(13)
前記ソレノイド型アンテナは、磁性体材料をコア材とし、前記コア材に金属を巻き付けたソレノイドで構成されている
前記(1)乃至(12)のいずれかに記載のアンテナ装置。
(14)
前記ソレノイド型アンテナは、
磁性体基板の上面と下面に、線状に形成された金属線と、
前記上面に形成された前記金属線と前記下面に形成された金属線を接続するビアと
を備える
前記(1)に記載のアンテナ装置。
(15)
前記ソレノイド型アンテナと前記金属板との間の距離は、前記ソレノイド型アンテナの厚さの0%より大きく、200%以下である
前記(14)に記載のアンテナ装置。
(16)
前記アンテナ装置は、基板と一体化または埋め込まれている
前記(14)または(15)に記載のアンテナ装置。
(17)
ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、
前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された金属板と
を備え、
前記金属板は、筐体の一部をなし、
前記筐体に前記ソレノイド型アンテナが内包され、
前記ソレノイド型アンテナの一部分は、前記金属板と重なり、残りの部分は、スリットの部分に配置されている
通信装置。
21 アンテナ装置, 22 ソレノイド型アンテナ, 23 金属板, 101 金属板, 102 スリット, 201 金属板

Claims (14)

  1. ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、
    前記ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、前記ソレノイド型アンテナの上側に配置され、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、
    穴を有し、前記ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板と
    を備えるアンテナ装置。
  2. 前記重なる部分は、前記ソレノイド型アンテナの長さの50乃至80%の長さに相当する部分である
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記重なる部分は、前記ソレノイド型アンテナの長さの0乃至100%の長さに相当する部分である
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記スリットの幅は、前記ソレノイド型アンテナの幅の1倍以上で形成されている
    請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記穴は、前記ソレノイド型アンテナの中心芯よりも、下方に形成されている
    請求項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記スリットと前記穴は、平面視において重なる部分がない
    請求項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記ソレノイド型アンテナと前記第1の金属板との間の距離は、前記ソレノイド型アンテナの直径の0%より大きく、100%以下である
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記第1および第2の金属板は、筐体として機能する
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. 前記第1および第2の金属板は、非金属に金属を被覆したもの、または非金属と金属を複合したものである
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  10. 前記ソレノイド型アンテナは、磁性体材料をコア材とし、前記コア材に金属を巻き付けたソレノイドで構成されている
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  11. 前記ソレノイド型アンテナは、
    磁性体基板の上面と下面に、線状に形成された金属線と、
    前記上面に形成された前記金属線と前記下面に形成された金属線を接続するビアと
    を備える
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  12. 前記ソレノイド型アンテナと前記第1の金属板との間の距離は、前記ソレノイド型アンテナの厚さの0%より大きく、200%以下である
    請求項11に記載のアンテナ装置。
  13. 前記アンテナ装置は、基板と一体化または埋め込まれている
    請求項11に記載のアンテナ装置。
  14. ソレノイドコイル型のソレノイド型アンテナと、
    前記ソレノイド型アンテナの長さ方向にスリット有し、前記ソレノイド型アンテナの上側に配置され、前記ソレノイド型アンテナの長さ方向で重なる部分があるように配置された第1の金属板と、
    穴を有し、前記ソレノイド型アンテナの下側に配置された第2の金属板と
    を備え、
    前記第1および第2の金属板は、筐体の一部をなし、
    前記筐体に前記ソレノイド型アンテナが内包され、
    前記ソレノイド型アンテナの一部分は、前記第1の金属板と重なり、残りの部分は、スリットの部分に配置されている
    通信装置。
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