JP6549436B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に組み込まれ、発信器等の外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置に関する。
携帯電話機等の電子機器において、近距離非接触通信の機能を搭載するため、RFID(Radio Frequency Identification)用のアンテナモジュールが用いられている。このアンテナモジュールは、リーダライタ等の発信器に搭載されたアンテナコイルと誘導結合を利用して通信を行っている。すなわち、このアンテナモジュールは、リーダライタからの磁界をアンテナコイルが受けることによって、それを電力に変換して通信処理部として機能するICを駆動させることができる。
アンテナモジュールは、確実に通信を行うため、リーダライタからのある値以上の磁束をアンテナコイルで受ける必要がある。そのために、従来例に係るアンテナモジュールでは、携帯電話機等の筐体にループコイルを設け、このコイルでリーダライタからの磁束を受けている。携帯電話機等の電子機器に組み込まれたアンテナモジュールは、機器内部の基板やバッテリパック等の金属がリーダライタからの磁界を受けることによって発生する渦電流のために、リーダライタからの磁束が跳ね返されてしまう。例えば、携帯電話機の筐体表面で考えると、リーダライタから来る磁界は、筐体表面の外周部分が強くなり、筐体表面の中央付近が弱くなる傾向にある。
通常のループコイルを用いるアンテナの場合では、ループコイルは、その開口部が上述した筐体表面の外周部分を通過する磁界をあまり受けられない携帯電話機の中央部分に位置している。このため、通常のループコイルを用いるアンテナでは、磁界を受ける効率が悪くなっている。
例えば特許文献1には、外部アンテナから放射された所定周波数の電磁波を受信することで通信を行うアンテナコイルが筐体内部に組み込まれた携帯機器であって、アンテナコイルの通信面よりも電磁波の入射側に金属層を設けることで、外部アンテナと筐体内部のアンテナコイルとの近接時における通信の不具合を抑制することが記載されている。
また、特許文献2には、電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置であって、電子機器の磁気シールド機能を有するカバーに設けられた開口部の端部に位置させて、カバーの内壁面に配置したアンテナコイルを備えることを特徴とするアンテナ装置が記載されている。
また、特許文献3には、巻回中心部をコイル開口部とするループ状または渦巻き状のコイル導体と、コイル導体よりも通信相手側のアンテナに近接する側に配置された導体層とを備え、導体層は、導体開口部、及び導体開口部と外縁との間を連接するスリット部を備え、コイル導体を平面視したとき、コイル導体と導体層とが重なっているアンテナ装置が記載されている。
特開2006−270681号公報 特開2015−95707号公報 特許第4687832号公報
リーダライタからの磁束を跳ね返してしまうような金属カバー下でNFCアンテナを動作させるためには、例えば、金属カバーに開口部を設ける必要があった。しかしながら、金属カバーに開口部を設けることによって、金属カバーの強度の低下やデザイン上の制約といった問題が生じていた。
特許文献1では、アンテナコイルと金属層の一部が重畳している携帯機器は記載されているが、アンテナコイルの全部が金属層と重畳している携帯機器については記載されていない。
また、特許文献2では、アンテナコイルを、磁気シールド機能を有するカバーに設けられた開口部の端部に位置させることは記載されているが、開口部のない実施形態については記載されていない。
同様に、特許文献3には、コイル開口部と導体開口部とが少なくとも一部で重なっているアンテナ装置が記載されているが、開口部のない実施形態については記載されていない。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、導電体に開口部を設けなくても優れた通信特性を有するアンテナ装置を提供する。
本発明の一態様は、電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置であって、その開口部を介して導線を2次元状に巻回して設けられ、外部機器と誘導結合されるアンテナコイルと、アンテナコイルの外部機器との対向面にアンテナコイルと重畳するように設けられる導電体とを備え、導電体は、アンテナコイルの開口部と重畳する領域から導電体の端部にかけて形成される第1のスリット部と、第1のスリット部と連接され、アンテナコイルの開口部と重畳する領域に形成される第2のスリット部とを有し、第2のスリット部は、少なくとも第1の端部と第2の端部を有する
本発明の一態様によれば、導電体のアンテナコイルの開口部と重畳する領域に第2のスリット部を有することで、スリット内を磁束が通過するようになり、導電体に開口部を設けなくても優れた通信特性を有する。
このとき、本発明の一態様では、第2のスリット部は、複数のスリットから形成されるようにしてもよい。
第2のスリット部を複数のスリットにより形成することで、通過する磁束数が増え、通信特性が向上する。
また、このとき、本発明の一態様では、第2のスリット部は、アンテナコイルの内形に沿って形成されるようにしてもよい。
アンテナコイルの内形に沿って第2のスリット部を形成することで、磁束は開口部に沿って形成されたスリットを通過するため、通信特性が良くなる。
また、本発明の一態様では、アンテナコイルの開口部は矩形状であり、前記第2のスリット部は該アンテナコイルの内形の内3辺に沿って形成されるようにしてもよい。
第2のスリット部を矩形状のアンテナコイルの内形の内3辺に沿って形成すると、導電体に開口部を設けた場合とほぼ同様の通信特性を得ることができる。
また、本発明の一態様では、アンテナコイルの開口部は矩形状であり、前記第2のスリット部は該アンテナコイルの内形の内4辺に沿って形成されるようにしてもよい。
第2のスリット部を矩形状のアンテナコイルの内形の内4辺に沿って形成すると、導電体に開口部を設けた場合よりも良い通信特性を得ることができる。
本発明によれば、導電体のアンテナコイルの開口部と重畳する領域に第2のスリット部を設けることで、導電体に開口部を設けなくても、開口部を形成した場合と同様またはそれ以上の優れた通信特性を有するアンテナ装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置が適用される無線通信システムの概略構成を示す斜視図である。 (A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を備える電子機器の内部の一例を示す斜視図であり、(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の導電体(金属カバー)に形成される第1及び第2のスリット部と、アンテナコイルとの配置を説明するための斜視図である。 (A)乃至(C)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置における第2のスリット部の配置を説明するための平面図である。 (A)乃至(C)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置における第2のスリット部の配置を説明するための平面図である。 (A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置における第2のスリット部の配置を説明するための平面図である。 (A)乃至(C)は、比較例となるアンテナ装置における態様を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の作用・効果を確認するための評価方法の説明図であり、(A)は斜視図であり、(B)は平面図である。 本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の作用・効果を確認するための通信性能の評価結果を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の構成について、図面を使用しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置が適用される無線通信システムの概略構成を示す斜視図であり、図2(A)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置を備える電子機器の内部の一例を示す斜視図であり、図2(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の導電体(金属カバー)に形成される第1及び第2のスリット部と、アンテナコイルとの配置を説明するための斜視図である。
本実施形態に係るアンテナ装置1は、電子機器30に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信する装置であって、例えば、図1に示すようなRFID用の無線通信システム100に組み込まれて使用される。
無線通信システム100は、図1に示すように、電子機器30に備わるアンテナ装置1と、アンテナ装置1に対するアクセスを行う外部機器となるリーダライタ40とを含む。ここで、アンテナ装置1とリーダライタ40とは、図1に示す三次元直交座標系XYZのXY平面において互いに対向するように配置されているものとする。
リーダライタ40は、XY平面において互いに対向するアンテナ装置1に対して、Z軸方向に磁界を発信する発信器として機能し、具体的には、アンテナ装置1に向けて磁界を発信するアンテナ41と、アンテナ41を介して誘導結合されたアンテナ装置1と通信を行う制御基板42とを備える。
すなわち、リーダライタ40は、アンテナ41と電気的に接続された制御基板42が配設されている。この制御基板42には、一又は複数の集積回路チップ等の電子部品からなる制御回路43が実装されている。この制御回路43は、アンテナ装置1から受信されたデータに基づいて、各種の処理を実行する。
例えば、制御回路43は、アンテナ装置1に対してデータを送信する場合、データを符号化し、符号化したデータに基づいて、所定の周波数(例えば、13.56MHz)の搬送波を変調し、変調した変調信号を増幅し、増幅した変調信号でアンテナ41を駆動する。また、制御回路43は、アンテナ装置1からデータを読み出す場合、アンテナ41で受信されたデータの変調信号を増幅し、増幅したデータの変調信号を復調し、復調したデータを復号する。
なお、制御回路43では、一般的なリーダライタで用いられる符号化方式及び変調方式が用いられ、例えば、マンチェスタ符号化方式やASK(Amplitude Shift Keying)変調方式が用いられている。また、以下では、非接触通信システムにおけるアンテナ装置等について説明をするが、Qi(チー)等の非接触充電システムについても同様に適用することができるものとする。
アンテナ装置1は、例えばリーダライタ40とXY平面において対向するように配置される携帯電話機等の電子機器30の筐体の内部に組み込まれる。本実施形態では、アンテナ装置は、誘導結合されたリーダライタ40との間で通信可能となるアンテナコイル12が実装されたアンテナ基板3を有するアンテナモジュール2と、アンテナコイル12に流れる電流により駆動し、リーダライタ40との間で通信を行う通信処理部13と、例えば筐体として金属等からなる導電体とを備える。
アンテナモジュール2は、電子機器30の筐体(導電体)の内部に設けられ、誘導結合されたリーダライタ40との間で通信を行う。本実施形態では、図2(A)に示すように、アンテナモジュール2は、導電体11と、アンテナコイル12と、バッテリパック15と、プリント基板16と、SIMスロット17を有するような携帯端末10等で用いられる。
アンテナ基板3には、例えばフレキシブルプリンテッドサーキットなどの可撓性の導線12aにパターンニング処理などをすることによって形成されるアンテナコイル12と、アンテナコイル12と通信処理部13とを電気的に接続する端子部14とが実装されている。
アンテナコイル12は、リーダライタ40から発信される磁界を受けると、リーダライタ40と誘導結合によって磁気的に結合され、変調された電磁波を受信して、端子部14を介して受信信号を通信処理部13に供給する機能を有する。アンテナコイル12は、例えば、図2(A)に示すように略矩形状をなし、外形に沿ってアンテナコイル12の1本の導線12aが周回されており、その中心側が開口部12bとなっている。すなわち、アンテナコイル12は、その開口部12bを介して導線12aを2次元状に巻回して設けられる。また、アンテナコイル12は、導線12aが周回する主面が通信時にリーダライタ40と図1に示すXY平面において対向するように配置される。
通信処理部13は、アンテナコイル12に流れる電流により駆動し、リーダライタ40との間で通信を行う。具体的に、通信処理部13は、受信された変調信号を復調し、復調したデータを復号して、復号したデータを、当該通信処理部13が有する内部メモリに書き込む。また、通信処理部13は、リーダライタ40に送信するデータを内部メモリから読み出し、読み出したデータを符号化し、符号化したデータに基づいて搬送波を変調し、誘導結合によって磁気的に結合されたアンテナコイル12を介して変調された電波をリーダライタ40に送信する。なお、通信処理部13は、アンテナコイル12に流れる電力ではなく、電子機器内に組み込まれたバッテリパックや外部電源などの電力供給手段から供給された電力によって駆動してもよい。
導電体11は、例えば電子機器30の筐体となる金属カバーとして設けられ、外部機器となるリーダライタ40に対向する第1の導電体となる。導電体は、その他にも例えば、バッテリパック15のように、携帯電話やスマートフォン、又はタブレットPC等の電子機器の筐体内に設けられ、アンテナモジュール2の通信時にリーダライタ40に対向する第2の導電体を構成するものがある。このように、導電体は、例えば、スマートフォンの筐体の内面に貼付されたメタルカバーや、スマートフォン内に収納されたバッテリパックの金属筐体、あるいは、タブレットPCの液晶モジュールの裏面に設けられた金属板等で使用されている。
導電体11は、電気を比較的よく流すので、外部から交流磁界が加わると渦電流が発生し、磁界を跳ね返してしまう。筐体内部に設けられるバッテリパック15のような第2の導電体に対しては、その端部にアンテナ装置を配置することで通信特性を向上させる先行技術が存在する。
しかしながら、電子機器30の筐体に金属カバーとしての導電体11を設ける場合には、導電体11(金属カバー)に開口部を設ける従来例があるが、導電体11(金属カバー)に開口部を設けることによって、導電体11(金属カバー)の強度の低下やデザイン上の制約といった問題が生じていた。
そこで、本実施形態に係るアンテナ装置10は、上記課題を解決するために、図2(B)に示すように、開口部12bを介して導線を2次元状に巻回して設けられ、外部機器(リーダライタ)40と誘導結合されるアンテナコイル12と、アンテナコイル12の外部機器40との対向面にアンテナコイル12と重畳するように設けられる導電体11とを備え、導電体11は、アンテナコイル12の開口部12bと重畳する領域から導電体11の端部にかけて形成される第1のスリット部18と、第1のスリット部18と連接され、アンテナコイル12の開口部12bと重畳する領域に形成される第2のスリット部19とを有する。
このように、導電体11のアンテナコイル12の開口部12bと重畳する領域に第2のスリット部19を有することで、第2のスリット部19を磁束が通過するようになり、導電体11に開口部を設けなくても優れた通信特性を有するアンテナ装置1を得ることができる。
導電体11は、例えば、携帯端末の金属カバー等である。金属の場合、その種類は特に限定されない。導電体11は、アンテナコイル12と外部機器40との対向面にアンテナコイル12と重畳するように設けられる。
第1のスリット部18は、アンテナコイル12の開口部12bと重畳する領域から導電体11の端部に達するように形成されるスリットである。第1のスリット部18を設けることで、通信時に導電体11に流れる渦電流のループを遮断することにより、渦電流が生じるのを防止することができ、通過する磁束の損失を抑制することができる。渦電流の発生を防止できればよいため、第1のスリット部18の幅は特に限定されない。
第2のスリット部19は、第1のスリット部18と連接され、アンテナコイル12の開口部12bと重畳する領域に形成される。これにより、金属カバーのような導電体11に重畳するようにアンテナコイルが配置されている場合でも、外部機器40との通信が可能となる。第2のスリット部19の幅についても外部機器40との通信が可能な幅であれば特に限定されない。以下、第2のスリット部19の形成態様について、いくつかの実施形態を挙げながら説明する。
図3(A)乃至(C)、図4(A)乃至(C)、図5(A)及び(B)は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置における第2のスリット部の配置を説明するための平面図である。また、第2のスリット部の配置を説明するために、便宜的に図3(A)に示すように、アンテナコイル52を上辺52a、下辺52b、左辺52c、右辺52d及び開口部52hに分けて示す。
図3(A)に示すように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置50では、第2のスリット部59は略矩形状のアンテナコイル52の内形の内3辺に沿って形成される。例えば、図3(A)に示すようにアンテナコイル52の上辺52a、左辺52c及び右辺52dに沿って形成される。このように第2のスリット部59をアンテナコイル52の開口部52hの内形の内3辺に沿って形成すると、後述する実施例で示すように、導電体に円形の開口部を設けた場合(図6(C)参照)とほぼ同等の通信特性を得ることができる。したがって、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置50では、導電体に開口部を設けなくても、十分な通信特性を得ることができ、強度の面やデザイン性の観点からも優れたアンテナ装置50とすることができる。
さらに、図3(B)に示すように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置60では、第2のスリット部69はアンテナコイル62の内形の内4辺に沿って形成される。すなわち、図3(B)に示すようにアンテナコイル62の上辺62a、下辺62b、左辺62c及び右辺62dの4辺に沿って形成される。なお、このとき、4辺のスリットのうち、1辺(図3(B)では、アンテナコイルの下辺62bに沿ったスリット)において、スリットのない領域62sを設けておくことができる。4辺にスリットを入れるとアンテナコイル62の開口部62hに重畳する導電体61の部分が分離してしまう恐れがあるからである。しかしながら、図3(C)に示すアンテナ装置70のように、導電体71を樹脂等でコーティングする場合には、アンテナコイル72内部の導電体71が分離する恐れはないため、アンテナコイル72の上辺72a、下辺72b、左辺72c及び右辺72dの4辺全てにスリットを入れても良い。
図3(B)のように第2のスリット部69をアンテナコイル62の開口部62hの内形の内4辺に沿って形成すると、後述する実施例で示すように、導電体に円形の開口部を設けた場合(図6(C)参照)以上の通信特性を得ることができる。したがって、図3(B)(あるいは図3(C))で示す形態が第2のスリット部として特に好ましいといえる。
このように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置では、第2のスリット部は、アンテナコイルの内形に沿って形成されることが特に好ましい。ここで、アンテナコイルの内形とは、アンテナコイルと、アンテナコイルの開口部との境界部分のことを言う。アンテナコイルの内形に沿って第2のスリット部を形成することで、磁束はアンテナコイルの開口部に沿って形成されたスリットを通過するため、通信特性が良くなる。また、導電体に大きな開口部を開ける必要がないため、金属カバー等の設計自由度を増加させることができる。
以上、第2のスリット部の好ましい形状について説明してきたが、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置では、これら以外の様々な形態をとることができる。以下、図4(A)乃至(C)、図5(A)及び(B)において、他の取りうる実施形態についても説明する。なお、以下で述べるアンテナ装置においては、アンテナコイルの形状は略矩形状には限定されず、例えば六角形、八角形等の多角形、円形、楕円形や内形が曲線状のアンテナコイルであってもよい。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置110、120、130では、例えば、図4(A)では、第2のスリット部119は、アンテナコイル112の上辺112aの内形に沿って形成される。または、図4(B)に示すように、第2のスリット部129は、アンテナコイル122の上辺122aと下辺122bの間の領域に形成されても良いし、図4(C)に示すように、第2のスリット部139は、アンテナコイル132の下辺132bの内形に沿って形成されてもよい。第2のスリット部の形成位置により、磁束が通過する位置が異なってくるため、例えば、外部機器40との通信位置によって、第2のスリット部の形成位置を調整することができる。
また、その他にも本発明の一実施形態に係るアンテナ装置140は、図5(A)に示すように、第1のスリット部148がアンテナコイル142の左辺142cを通過するようにy軸方向に形成されていても良いし、例えば、斜めに形成されていてもよい。そして、第2のスリット部149は図5(A)のようにアンテナコイル142の左辺142cと右辺142dの間の領域に形成されていても良いし、左辺142c又は右辺142dの内形に沿って形成されていても良い。また、図5(B)に示すように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置150では、第2のスリット部159が第1のスリット部158と交差するように形成されていても良い。
本発明の一実施形態に係るアンテナ装置1にいくつかの形態の第1のスリット部と第2のスリット部をアンテナコイル12と重畳する導電体11に形成した際における作用・効果を以下の実施例1〜3及び比較例1〜4を用いて検証した。
実施例1としては、第2のスリット部69がアンテナコイル62の開口部62hの内形の内4辺に沿って形成される図3(B)に示すアンテナ装置60を用いた。実施例2としては、第2のスリット部59がアンテナコイル52の開口部52hの内形の内3辺に沿って形成される図3(A)に示すアンテナ装置50を用いた。実施例3としては、第2のスリット部139がアンテナコイル132の開口部132hの内形の内1辺に沿って形成される図4(C)に示すアンテナ装置130を用いた。
また、比較例1としては、導電体(金属カバー)を有しないアンテナ装置を用いた。比較例2としては、開口部やスリット部が形成されていない導電体201(金属カバー)を有する図6(A)に示すアンテナ装置200を用いた。比較例3としては、アンテナコイル212の外形と略同一の開口部213が設けられた図6(B)に示すアンテナ装置210を用いた。比較例4としては、アンテナコイル222の開口部222hと重畳する導電体221の領域の略中央に円形状の開口部229と、該円形状の開口部229から導電体221(金属カバー)の端部へと形成されたスリット228を有する図6(C)に示すアンテナ装置220を用いた。
実施例1〜3、比較例1〜4において、アンテナコイルは、40mm×30mm×0.3mmで4巻のものを用いた。また、導電体(金属カバー)の厚さは0.3mmであり、各スリット部の幅は0.5mm、比較例4における円形状の開口部の直径は10mmである。実施例1では、4辺に沿ったスリットのうち、一辺は一部が1mm幅でスリットのない領域がある(図3(B)参照)。
図7は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の作用・効果を確認するための評価方法の説明図であり、(A)は、斜視図であり、(B)は、平面図である。実施例1〜3及び比較例1〜4のそれぞれについて、図7(A)及び(B)に示すように、対向するリーダライタを所定の方向に移動させた場合の結合係数をシミュレーションで求めた。
具体的な評価条件としては、次のようにした。すなわち、リーダライタのアンテナ301は、xy軸方向で規定される外形直径が70mmの2巻コイル321aとした。リーダライタのアンテナ301を、実施例1〜3及び比較例1〜4の各アンテナ装置と対向させ、リーダライタのアンテナ301を図7(B)に示すようにx軸方向に移動させて、アンテナ装置のアンテナ312とリーダライタ側のアンテナコイル321aの相対的な位置関係を変化させたときの通信特性(結合係数k)について評価した。なお、z軸方向で規定されるリーダライタのアンテナコイル321aとアンテナ装置のアンテナコイル312との距離は、45mmとした。
図8は、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置の作用・効果を確認するための通信性能の評価結果を示すグラフである。ベンチマークとしての比較例1は、結合係数kが0.010〜0.014の間で推移している。比較例2は、全面が金属カバーで覆われているため、通信することはできず、結合係数kは0のままだった。比較例3には、開口部が形成されているものの第1のスリット部が形成されていないため、ベンチマークとしての比較例1よりも通信特性が悪い。また、第1のスリット部と、円形状の開口部を有する比較例4は、比較例1よりも通信特性は良い。
実施例1は、第2のスリット部をアンテナコイルの内形の内4辺に沿って形成したものであり、通信特性が実施例1〜3及び比較例1〜4の中で最も優れている。したがって、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、導電体に大きな開口部を設けなくても優れた通信特性を実現することができる。
また、第2のスリット部をアンテナコイルの内形の内3辺に沿って形成した実施例2や、第2のスリット部がアンテナコイルの内形の内1辺に沿って形成した実施例3についても、比較例4と同等、又は比較例4よりも優れた通信特性を示している。なお、実施例3は、アンテナコイルの下辺に沿って第2のスリット部が形成されているため、ピークがx軸の正の方向にずれている。このように、本発明の一実施形態に係るアンテナ装置は、導電体に開口部を設ける必要がないため、強度的にも優れており、またデザイン性の面でも制約の少ない、優れた通信特性を有するアンテナ装置とすることができる。
1、50、60、70、110、120、130、140、150、200、210、220 アンテナ装置、2 アンテナモジュール、3 アンテナ基板、10 携帯端末、11、51、61、71、111、121、131、141、151、201、211、221 導電体、12、52、62、72、112、122、132、142、152、202、212、222 アンテナコイル、12a 導線、12b 開口部、13 通信処理部、14 端子部、15 バッテリパック、16 プリント基板、17 SIMスロット、18、58、68、78、118、128、138、148、158 第1のスリット部、19、59、69、79、119、129、139、149、159 第2のスリット部、30 電子機器、40 外部機器(リーダライタ)、41 アンテナ、42 制御基板、43 制御回路、52a、62a、72a、112a、122a、132a、142a 上辺、52b、62b、72b、112b、122b、132b、142b 下辺、52c、62c、72c、112c、142c 左辺、52d、62d、72d、112d、142d 右辺、52h、62h、72h、112h、132h、222h 開口部、62s スリットのない領域、100 無線通信システム、213、229 導電体の開口部、228 スリット、301 リーダライタのアンテナ、312 アンテナ装置のアンテナコイル、321a リーダライタのアンテナコイル

Claims (5)

  1. 電子機器に組み込まれ、外部機器と電磁界信号を介して通信するアンテナ装置であって、
    その開口部を介して導線を2次元状に巻回して設けられ、前記外部機器と誘導結合されるアンテナコイルと、
    前記アンテナコイルの前記外部機器との対向面に該アンテナコイルと重畳するように設けられる導電体と、を備え、
    前記導電体は、前記アンテナコイルの開口部と重畳する領域から該導電体の端部にかけて形成される第1のスリット部と、該第1のスリット部と連接され、前記アンテナコイルの開口部と重畳する領域に形成される第2のスリット部とを有し、
    前記第2のスリット部は、少なくとも第1の端部と第2の端部を有するアンテナ装置。
  2. 前記第2のスリット部は、複数のスリットから形成される請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2のスリット部は、前記アンテナコイルの内形に沿って形成される請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナコイルの開口部は矩形状であり、前記第2のスリット部は該アンテナコイルの内形の内3辺に沿って形成される請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナコイルの開口部は矩形状であり、前記第2のスリット部は該アンテナコイルの内形の内4辺に沿って形成される請求項3に記載のアンテナ装置。
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