JP2016100554A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造コストの低減を図ることが可能な半導体装置を提供することを主な課題とする。
【解決手段】 半導体装置1Aは、主面101A、およびこの主面101Aから凹む凹部105Aを有し、かつ半導体材料からなる基板100Aと、少なくとも一部が基板100Aに形成された配線部200Aと、凹部105Aに収容された複数の素子310A,320A,330Aと、複数の素子310A,320A,330Aの少なくとも一部を覆う封止樹脂400Aと、を備え、複数の素子310A,320A,330Aは、基板100Aに支持された第1素子310Aと、第1素子310Aに支持された第2素子320Aと、を含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置に関する。
外部からの電流の入出力に対して特定の機能を果たす半導体装置は、様々な形態のものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。一般的には、この半導体装置の機能を果たすために、各々が電気回路の一部を構成する複数の素子が内蔵されている。これらの素子を支持し、かつ互いに導通させることを目的として、金属製のリードが用いられる。このリードは、上記複数の素子の機能や形状および大きさに応じて、その個数や形状および大きさが決定される。このリードに搭載された上記複数の素子は、封止樹脂によって覆われる。封止樹脂は、これらの素子や上記リードの一部を保護するためのものである。このような半導体装置は、たとえば電子機器の回路基板などに実装されて用いられる。
上記リードの形成は、たとえば金型を用いた打ち抜き加工によってなされることが多い。金型を用いた手法は、上記リードを効率よく正確に形成できるという利点がある。しかし、上記リードは、上記複数の素子によってその個数や大きさおよび形状が異なることが一般的である。このため、上記半導体装置に求められる機能などが変更されると、上記リードのサイズや形状を変更する必要がある。これを実現するには、上記金型を新たに作り直すことが強いられる。上記金型は、比較的高価であるため、上記半導体装置が少量生産される場合には、上記半導体装置のコストを増大させてしまう。
また、上記リードは、金属板を加工したものであるため、一般的に平らな形状である。任意に絞り加工を施すことによって立体的な形状とすることも可能であるが、ある程度の制約が課せられる。上記半導体装置には、年々、高機能化および多機能化が求められる。この要請に応えるには、上記複数の素子の高密度実装化、あるいは平らに配置すること以外の立体的な配置、などが求められる。
特開2012−99673号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、製造コストの低減を図ることが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。また、本発明は、複数の素子の配置に対する制限を緩和し、小型化を図ることが可能な半導体装置を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される半導体装置は、主面、およびこの主面から凹む凹部を有し、かつ半導体材料からなる基板と、少なくとも一部が上記基板に形成された配線部と、上記凹部に収容された複数の素子と、上記複数の素子の少なくとも一部を覆う封止樹脂と、を備え、上記複数の素子は、上記基板に支持された第1素子と、上記第1素子に支持された第2素子と、を含むことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記凹部は、上記主面に対して傾いた傾斜内側面と、上記傾斜内側面に繋がる底面と、を有し、上記第1素子は、上記底面に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1素子は、第1はんだを介して上記基板に支持されており、上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、第1凹部と、上記第1凹部よりも上記主面寄りに位置する第2凹部と、を含み、上記底面は、上記第1凹部を構成する第1底面と、上記第2凹部を構成し、上記第1底面よりも上記主面寄りに位置する第2底面と、を含み、上記傾斜内側面は、上記第1凹部を構成する第1傾斜内側面と、上記第2凹部を構成し、上記第2底面および上記主面に繋がる第2傾斜内側面と、を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の素子は、第3素子を含み、上記第1素子は、上記第2底面に支持されており、上記第3素子は、上記第1底面に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第2素子は、上記第1素子のうち上記第1底面に対向する面およびこれと反対側を向く面の少なくとも一方に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1素子は、上記主面の法線方向視において上記第3素子の少なくとも一部と重なる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記封止樹脂は、上記第3素子を覆う第1封止樹脂と、上記第1素子を覆う第2封止樹脂と、からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1素子は、第1はんだを介して上記第2底面に支持されており、上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第3素子は、上記第2はんだよりも融点の低い第3はんだを介して上記第1底面に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドを有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記複数の素子は、上記第3素子に支持された第4素子を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第1素子は、第1はんだを介して上記第2底面に支持されており、上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記第3素子は、第3はんだを介して上記第1底面に支持されており、上記第4素子は、上記第1はんだおよび上記第3はんだよりも融点の高い第4はんだを介して上記第3素子に支持されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドと、上記第3素子に形成され、上記第4素子を搭載するための複数の第4素子用パッドと、を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記基板は、半導体材料の単結晶からなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記半導体材料は、Siである。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記主面は、(100)面であり、上記凹部は、4つの上記傾斜内側面を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記配線部は、上記主面に形成された複数の外部端子を有する。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく半導体装置を示す要部平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1の半導体装置の基板を示す斜視図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 図1の半導体装置の製造方法の一工程を示す要部断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく半導体装置を示す要部平面図である。 図21のXXII−XXII線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に基づく半導体装置を示す要部平面図である。 図23のXXIV−XXIV線に沿う断面図である。 図23および図24に示した半導体装置の変形例を示す図24と同様の断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、本発明の第1実施形態に基づく半導体装置を示している。本実施形態の半導体装置1Aは、基板100A、配線部200A、第1素子310A、第2素子320A、第3素子330A、および封止樹脂400Aを備えている。なお、図1においては、理解の便宜上、封止樹脂400Aを省略している。図2は、図1におけるII−II線に沿うyz平面における断面図である。半導体装置1Aのサイズの一例を挙げると、平面視寸法が1.5mmX2.5mm程度、厚さが0.6mm程度である。
基板100Aは、半導体装置1Aの土台となるものであり、基材103Aおよび絶縁層104Aからなる。基板100Aは、主面101A、裏面102Aおよび凹部105Aを有する。基板100Aの厚さは、たとえば600μm程度である。なお、本実施形態においては、主面101Aおよび裏面102Aがz方向において互いに反対側を向いており、z方向が半導体装置1Aの厚さ方向に相当する。また、x方向およびy方向は、いずれもz方向に対して直角である。
基材103Aは、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。また、絶縁層104Aは、本実施形態においては、SiO2からなる。なお、基材103Aの材質は、Siに限定されず、後述する意図を満たす凹部105Aを形成可能なものであればよい。絶縁層104Aは、基材103Aのうち裏面102Aとは反対側から臨む部分を覆っている。絶縁層104Aの厚さは、たとえば0.1〜1.0μm程度である。
図3は、基板100Aを示す斜視図である。本実施形態においては、主面101Aとして、基材103Aの(100)面が採用されている。凹部105Aは、主面101Aから裏面102Aに向かって凹んでいる。本実施形態においては、凹部105Aは、第1凹部110Aおよび第2凹部120Aからなる。第1凹部110Aは、裏面102A側に位置し、第1底面111Aおよび4つの第1傾斜内側面112Aを有する。第2凹部120Aは、第1凹部110Aよりも主面101A側に位置し、第2底面121Aおよび4つの第2傾斜内側面122Aを有する。これらの第1凹部110Aおよび第2凹部120Aの形状は、主面101Aとして(100)面が採用されていることに依存している。
凹部105Aが形成されていることにより、主面101Aは、平面視矩形環状とされている。より具体的には、主面101Aのうち凹部105Aを挟んでy方向に離れて位置する2つの部位が、凹部105Aを挟んでx方向に離れて位置する2つの部位よりも顕著に大とされている。
第1凹部110Aは、平面視矩形状である。第1凹部110Aの深さは、たとえば180μm程度である。第1底面111Aは、平面視矩形状である。4つの第1傾斜内側面112Aは、平面視において第1底面111Aを囲んでおり、第1底面111Aと接する部分を上底とする略台形状である。各第1傾斜内側面112Aは、第1底面111Aに対して傾いている。本実施形態においては、第1傾斜内側面112Aのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第1傾斜内側面112Aが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Aとして(100)面を採用したことに依存している。
第2凹部120Aは、平面視矩形状である。第2凹部120Aの深さは、たとえば260μm程度である。2つの第2底面121Aは、平面視矩形状であり、第1凹部110Aを挟んでいる。また、各第2底面121Aは、第1傾斜内側面112Aに繋がっている。4つの第2傾斜内側面122Aは、平面視において2つの第2底面121Aを囲み、略台形状である。各第2傾斜内側面122Aは、第2底面121Aに対して傾いている。本実施形態においては、第2傾斜内側面122Aのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第2傾斜内側面122Aが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Aとして(100)面を採用したことに依存している。
配線部200Aは、第1素子310A、第2素子320Aおよび第3素子330Aを搭載し、これらに入出力する電流経路を構成するためのものである。配線部200Aは、主に絶縁層104A上に形成されており、本実施形態においては、バリアシード層201Aとめっき層202Aとが積層された構造を有する。
バリアシード層201Aは、所望のめっき層202Aを形成するためのいわゆる下地層であり、絶縁層104A上に形成されている。バリアシード層201Aは、絶縁層104A上に形成されたたとえばバリア層としてのTi層とこのバリア層上に積層されたシード層としてのCu層とからなる。バリアシード層201Aは、たとえばスパッタリングによって形成される。
めっき層202Aは、たとえばCuからなりバリアシード層201Aを利用した電解めっきによって形成される。めっき層202Aの厚さは、たとえば5μm程度である。
本実施形態においては、配線部200Aは、第1底面パッド211A、第2底面パッド221A、外部端子240A、連絡経路251A,252A、配線パターン260A、および第2素子用パッド261Aを有している。
第1底面パッド211Aは、第1凹部110Aの第1底面111Aに複数形成されている。本実施形態においては、第1底面パッド211Aは、第3素子330Aを搭載するために用いられる。
第2底面パッド221Aは、第2凹部120Aの第2底面121Aに形成されている。本実施形態においては、各第2底面121Aにおいて複数の第2底面パッド221Aが形成されている。より具体的には、x方向に並んだ複数ずつの第2底面パッド221Aが第1凹部110Aを挟んでy方向に離れて配置されている。本実施形態においては、第2底面パッド221Aは、第1素子310Aを搭載するために用いられる。
外部端子240Aは、主面101Aに形成されており、半導体装置1Aをたとえば図示しない電子機器の回路基板に面実装するために用いられる。本実施形態においては、主面101Aのうち凹部105Aを挟んでy方向に離れて配置された2つの部位に、4つずつの外部端子240Aが形成されている。また、各外部端子240Aは、その一辺が凹部105Aの外縁に接している。外部端子240Aは、上述したバリアシード層201Aおよびめっき層202A上に、さらにたとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることによって得られたバンプが形成された構造とされている。これにより、図2に示すように、外部端子240Aは、z方向に膨出した形状となっている。
連絡経路251Aは、主面101Aから第2底面121Aに至る経路を構成しており、主に外部端子240Aと第2底面パッド221Aとを導通させている。図2に示すように、本実施形態においては、連絡経路251Aは、第2凹部120Aの第2傾斜内側面122Aを経由して第2底面121Aに至っている。連絡経路252Aは、第2底面121Aから第1底面111Aに至る経路を構成しており、主に第2底面パッド221Aと第1底面パッド211Aとを導通させている。連絡経路252Aは、第1凹部110Aの第1傾斜内側面112Aを経由して第1底面111Aに至っている。なお、連絡経路251A,252Aは、外部端子240A、第2底面パッド221Aおよび第1底面パッド211Aのそれぞれの配置等に応じて適宜形成位置が決定される。図2において、連絡経路251A,252Aが第2および第1傾斜内側面212A,112Aに形成される態様を表すが、詳細な形成位置については省略している。また、図1においては、連絡経路251A,252Aを省略している。
配線パターン260Aは、第1素子310Aの下面311A(第1底面111Aと対向する面)の所定領域に形成されており、Cuなどの導電性の金属薄膜からなる。配線パターン260Aは、第2底面パッド221Aと第2素子320Aとを導通させる経路を構成している。第2素子用パッド261Aは、第2素子320Aを搭載するために用いられ、第1素子310Aの下面311Aに複数設けられている。第2素子用パッド261Aは、配線パターン260Aを介して第2底面パッド221Aに導通している。
なお、本実施形態においては、図1における図中上方の左から2番目に位置する外部端子240Aがいわゆるグランド端子とされている。この外部端子240Aに導通する連絡経路251A、第2底面パッド221A、連絡経路252A、および第1底面パッド211Aがグランド接続される。
第1素子310Aは、第2底面121Aに支持されており、複数の第2底面パッド221Aを利用して第1はんだ351Aを介して搭載されている。第1素子310Aは、たとえば第2素子320Aおよび第3素子330Aを制御するためのものであり、集積回路素子である。第1素子310Aは、主面101Aの法線方向視(z方向視)において第3素子330Aの少なくとも一部と重なっている。第1はんだ351Aは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
第2素子320Aは、第1素子310Aに支持されており、複数の第2素子用パッド261Aを利用して第2はんだ352Aを介して搭載されている。本実施形態において、第2素子320Aのy方向における寸法は、第1素子310Aおよび第3素子330Aのいずれのy方向における寸法よりも小である。本実施形態においては、第2素子320Aは、第1素子310Aの下面311Aから吊り下げられるような格好となっている。第2はんだ352Aは、たとえば錫(Sn)、アンチモン(Sb)などの金属材料を含んで構成されている。第2はんだ352Aの融点は、たとえば250℃程度であり、第1はんだ351Aの融点よりも高い。
第3素子330Aは、第1底面111Aに支持されており、複数の第1底面パッド211Aを利用して第3はんだ353Aを介して搭載されている。第3はんだ353Aは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
封止樹脂400Aは、第1ないし第3素子310A,320A,330Aを覆っており、凹部105A(第1凹部110Aおよび第2凹部120A)に充填されている。本実施形態においては、封止樹脂400Aは、第1ないし第3素子310A,320A,330Aの全体を覆っている。一方、封止樹脂400Aは、外部端子240Aを露出させている。封止樹脂400Aの材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂400Aは、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
次に、半導体装置1Aの製造方法について、図4〜図20を参照しつつ以下に説明する。なお、これらの図においては、図1のII−II線に沿うyz平面における断面を示している。
まず、図4に示すように基板材料100A’を用意する。基板材料100A’は、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。基板材料100A’の厚さは、たとえば600μm程度である。基板材料100A’は、上述した半導体装置1Aの基板100Aが複数個取りできるサイズである。すなわち、以降の製造工程においては、複数の半導体装置1Aを一括して製造する手法を前提としている。1つの半導体装置1Aを製造する方法であっても構わないが、工業上の効率を考慮すると、複数の半導体装置1Aを一括して製造する手法が現実的である。
基板材料100A’は、z方向において互いに反対側を向く主面101Aおよび裏面102Aを有している。本実施形態においては、主面101Aとして結晶方位が(100)である面、(100)面を採用する。次いで、主面101Aをたとえば酸化させることによりSiO2からなるマスク層191Aを形成する。マスク層191Aの厚さは、たとえば0.7〜1.0μm程度である。
次いで、図5に示すように、マスク層191Aに対してたとえばエッチングによるパターニングを行う。これにより、マスク層191Aに開口を形成する。この開口の形状および大きさは、最終的に得ようとする第1凹部110Aの形状および大きさに応じて設定する。開口は、たとえば矩形状である。
次いで、図6に示すように、第1凹部110Aを形成する。第1凹部110Aの形成は、たとえばKOHを用いた異方性エッチングによって行う。KOHは、Si単結晶に対して良好な異方性エッチングを実現しうるアルカリエッチング溶液の一例である。この異方性エッチングを行うことにより、第1底面111Aおよび4つの第1傾斜内側面112Aを有する第1凹部110Aが形成される。第1傾斜内側面112Aがxy平面に対してなす角度は、55°程度となる。
次いで、マスク層191Aに対してさらにパターニングを施すことにより、図7に示すようにマスク層192Aを形成する。マスク層192Aは、マスク層191Aよりも開口面積が大となっている。この開口は、たとえば矩形状である。この開口の形状および大きさは、最終的に得ようとする第2凹部120Aの形状および大きさに応じて設定する。
次いで、図8に示すように、凹部105Aを形成する。凹部105Aを形成するには、たとえば上述したKOHを用いた異方性エッチングを行う。この異方性エッチングにより、第1凹部110Aがより深く大きくなるとともに、新たに第2凹部120Aが形成される。第2凹部120Aは、第1凹部110Aを挟む2つの第2底面121Aと第1凹部110Aを囲む4つの第2傾斜内側面122Aとを有する。第2傾斜内側面122Aは、第1傾斜内側面112Aと同様に、xy平面となす角度が55°程度となる。このように2回の異方性エッチングを経ることにより、第1凹部110Aおよび第2凹部120Aを有する、二段形状とされた凹部105Aが形成される。本実施形態においては、第1凹部110Aの深さが180μm程度であり、第2凹部120Aの深さが260μm程度である。
次いで、図9に示すように、マスク層192Aを除去する。この除去は、たとえばHFを用いたエッチングによって行う。
次いで、図10に示すように、たとえばSiO2からなる絶縁層104Aを形成する。絶縁層104Aの形成は、基板材料100A’のうち裏面102Aとは反対側部分全体を酸化させることにより行う。これにより、厚さがたとえば0.7〜1.0μm程度の絶縁層104Aが得られる。
次いで、図11に示すように、バリアシード層201Aを形成する。バリアシード層201Aの形成は、たとえばスパッタリングによって行う。具体的には、絶縁層104A上にTiからなる層をスパッタリングによって形成する。このTiからなる層は、バリア層として機能する。次いで、上記バリア層上にCuからなる層をスパッタリングによって形成する。このCuからなる層は、シード層として機能する。このようなスパッタリングによってバリアシード層201Aが得られる。
次いで、図12に示すように、マスク層291Aを形成する。マスク層291Aの形成は、たとえば感光性のレジスト樹脂をスプレー塗布することによって行う。
次いで、図13に示すように、マスク層291Aに対してパターニングを施す。このパターニングは、マスク層291Aに対してたとえばフォトリソグラフィの手法を用いた露光および現像を行うことにより、所望の部位を削除することによって行う。このパターニングによって得られたマスク層291Aの形状は、上述した配線部200A(第1底面パッド211A、第2底面パッド221A、外部端子240Aおよび連絡経路251A,252A)の形状に対応している。なお、凹部105Aがある程度の深さを有することに対応して、上記露光の焦点深さを変化させながら、複数回の上記露光を行なってもよい。
次いで、図14に示すように、めっき層202Aを形成する。めっき層202Aの形成は、たとえばバリアシード層201Aの上記シード層を利用した電解メッキによって行う。この結果、たとえばCuからなるめっき層202Aが得られる。めっき層202Aの厚さは、たとえば5μm程度である。めっき層202Aは、上述した配線部200Aの形状となっている。
次いで、図15に示すように、マスク層291Aを削除する。次いで、図16に示すように、バリアシード層201Aのうちめっき層202Aから露出した部分を除去する。バリアシード層201Aの除去は、たとえばウエットエッチングによって行う。これにより、ともにパターニングが施されたバリアシード層201Aおよびめっき層202Aからなる配線部200Aが得られる。
次いで、図17に示すように、第1ないし第3素子310A,320A,330Aを搭載する。ここで、第2素子320Aは、あらかじめ第1素子310Aに搭載しておく。すなわち、第2素子320Aがはんだ352Aを介して第1素子310Aに支持されており、第1および第2素子310A,320Aは、一体となった状態で搭載する。第1素子310Aには、はんだ351Aとなるはんだボールを形成しておく。これらのはんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、第1素子310Aを第2底面121Aに載置する。また、第3素子310Aには、はんだ353Aとなるはんだボールを形成しておく。これらのはんだボールには、フラックスを塗布しておく。このフラックスの粘着性を利用して、第3素子330Aを第1底面111Aに載置する。そして、リフロー炉によって加熱処理を行い、上記はんだボールを溶融させた後に硬化させることにより、第1素子310Aおよび第3素子330Aの搭載が完了する。リフロー炉での加熱温度は、第2はんだ352Aの融点(たとえば約250℃)よりも低く、かつ第1および第3はんだ351A,353Aの融点(たとえば約220℃)よりも高い温度とする。これにより、リフロー炉での加熱処理時に第2はんだ352Aが溶融することはない。
次いで、図18に示すように、封止樹脂400Aを形成する。封止樹脂400Aの形成は、たとえば浸透性に優れるとともに、感光することによって硬化する樹脂材料を主に凹部105A(第1凹部110Aおよび第2凹部120A)に充填し、これを硬化させることによって行う。この際、この樹脂材料によって第1ないし第3素子310A,320A,330Aの全体を覆っておく。一方、主面101A上のめっき層202Aの一部を確実に露出させておく。また、後述する切断領域には、封止樹脂400Aが重ならないように形成する。なお、封止樹脂400Aを形成するための材料を例示すると、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂400Aは、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
次いで、図19に示すように、外部端子240Aに、たとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることによってz方向に膨出するバンプを形成する。
次いで、図20に示すように、基板材料100A’をたとえばダイサーDcによって切断する。この際、ダイサーDcによって基板材料100A’のみを切断し、たとえば封止樹脂400Aは切断しない。この切断を経ることにより、図1、図2に示した半導体装置1Aが得られる。
次に、半導体装置1Aの作用について説明する。
本実施形態によれば、第1ないし第3素子310A,320A,330Aが半導体材料からなる基板100Aの凹部105Aに収容されている。このため、第1ないし第3素子310A,320A,330Aを支持するためのリードを設ける必要がない。リードを金型成形する場合と比較して、半導体材料からなる基板100Aは、形状を作り変えるために発生する費用が少ない。したがって、半導体装置1Aのコストを低減することができる。特に、半導体装置1Aを少量生産する場合に、コスト低減効果が顕著である。
第1素子310Aは凹部105Aの底面(第2底面121A)に支持されており、第2素子320Aは第1素子310Aに支持されている。このような構成によれば、凹部105Aの底面(第2底面121A)に1つの素子(第1素子310A)を搭載することによって、実質的に2つの素子(第1素子310Aおよび第2素子320A)を凹部105Aに積層状に収容することができる。これにより、凹部105Aにおいて複数の素子を効率よく立体的に配置することができる。
本実施形態においては、基板100AがSiに代表される半導体材料の単結晶からなることにより、第1傾斜内側面112Aおよび第2傾斜内側面122Aを第1底面111Aおよび第2底面121Aに対して既知の所定角度だけ正確に傾いた面として仕上げることができる。特に、基板100AがSiからなり、主面101Aとして(100)面を採用することにより、第1底面111Aおよび第2底面121Aに対する4つの第1傾斜内側面112Aおよび4つの第2傾斜内側面122Aの角度をいずれも55°程度に設定することができる。これにより、半導体装置1Aをバランスの良い形状構成とすることが可能である。
本実施形態においては、凹部105Aが第1凹部110Aおよび第2凹部120Aによって二段形状に形成されている。第2凹部120Aの底面(第2底面121A)に第1素子310Aが支持されており、第1凹部110Aの底面(第1底面111A)に第3素子330Aが支持されている。このような構成によれば、第2凹部120Aおよび第1凹部110Aは、第1素子310Aおよび第3素子330Aをそれぞれ収容する専用の空間として用いることができ、z方向において異なる位置により多くの素子(第1ないし第3素子310A,320A,330A)を立体的に配置することができる。
第2素子320Aは、第1素子310Aの下面311Aに吊り下げられるような格好で当該第1素子310Aに支持されている。このような構成によれば、第2素子320Aのy方向における寸法が、上述のように第1素子310Aおよび第3素子330Aよりも小さい場合、あるいは第1素子310Aと第3素子330Aの間の寸法である場合、第2素子320Aを、第1素子310Aに支持させつつ、第1素子310Aと第3素子330Aとの間に効率よく配置することができる。
第2素子320Aは、第2はんだ352Aを介して第1素子310Aに支持されている。この第2はんだ352Aの融点(たとえば250℃)は、第1素子310Aを第2底面121Aに搭載するために介在する第1はんだ351Aの融点(たとえば約220℃)よりも高い。このため、第1素子310Aを搭載する際、第2素子320Aをあらかじめ第1素子310Aに搭載し、第2はんだ352Aの融点よりも低く、かつ第1はんだ351Aの融点よりも高い温度で加熱処理を行うと、第1はんだ351Aだけが溶融する。したがって、第2はんだ352Aを介して第2素子320Aを吊り下げた格好の第1素子310Aを、第1はんだ351Aを利用して搭載する際、第2はんだ352Aの溶融に起因する第2素子320Aの脱落を回避することができる。したがって、第1素子310Aを搭載する際、第2素子320Aが支持された状態を適切に維持することができる。
第3素子330Aを搭載するために介在する第3はんだ353Aの融点は、第2はんだ352Aの融点よりも低い。このため、第1素子310Aおよび第3素子330Aの基板100Aへの搭載は、第2はんだ352Aの融点よりも低く、かつ第1および第3はんだ351A,353Aの融点よりも高い温度で加熱処理を実行することにより、一括して行うことができる。
図21および図22は、本発明の第2実施形態に基づく半導体装置を示している。本実施形態の半導体装置1Bは、基板100B、配線部200B、第1素子310B、2つの第2素子320B、第3素子330B、および封止樹脂400Bを備えている。なお、図21においては、理解の便宜上、封止樹脂400Bを省略している。半導体装置1Bのサイズの一例を挙げると、平面視寸法が1.5mmX2.5mm程度、厚さが0.6mm程度である。
基板100Bは、半導体装置1Bの土台となるものであり、基材103Bおよび絶縁層104Bからなる。基板100Bは、主面101B、裏面102Bおよび凹部105Bを有する。基板100Bの厚さは、たとえば600μm程度である。なお、本実施形態においては、主面101Bおよび裏面102Bがz方向において互いに反対側を向いており、z方向が半導体装置1Bの厚さ方向に相当する。また、x方向およびy方向は、いずれもz方向に対して直角である。
基材103Bは、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。また、絶縁層104Bは、本実施形態においては、SiO2からなる。なお、基材103Bの材質は、Siに限定されず、後述する意図を満たす凹部105Bを形成可能なものであればよい。絶縁層104Bは、基材103Bのうち裏面102Bとは反対側から臨む部分を覆っている。絶縁層104Bの厚さは、たとえば0.1〜1.0μm程度である。
本実施形態においては、主面101Bとして、基材103Bの(100)面が採用されている。凹部105Bは、主面101Bから裏面102Bに向かって凹んでいる。本実施形態においては、凹部105Bは、第1凹部110Bおよび第2凹部120Bからなる。第1凹部110Bは、裏面102B側に位置し、第1底面111Bおよび4つの第1傾斜内側面112Bを有する。第2凹部120Bは、第1凹部110Bよりも主面101B側に位置し、第2底面121Bおよび4つの第2傾斜内側面122Bを有する。これらの第1凹部110Bおよび第2凹部120Bの形状は、主面101Bとして(100)面が採用されていることに依存している。
凹部105Bが形成されていることにより、主面101Bは、平面視矩形環状とされている。より具体的には、主面101Bのうち凹部105Bを挟んでy方向に離れて位置する2つの部位が、凹部105Bを挟んでx方向に離れて位置する2つの部位よりも顕著に大とされている。
第1凹部110Bは、平面視矩形状である。第1凹部110Bの深さは、たとえば180μm程度である。第1底面111Bは、平面視矩形状である。4つの第1傾斜内側面112Bは、平面視において第1底面111Bを囲んでおり、第1底面111Bと接する部分を上底とする略台形状である。各第1傾斜内側面112Bは、第1底面111Bに対して傾いている。本実施形態においては、第1傾斜内側面112Bのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第1傾斜内側面112Bが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Bとして(100)面を採用したことに依存している。
第2凹部120Bは、平面視矩形状である。第2凹部120Bの深さは、たとえば260μm程度である。2つの第2底面121Bは、平面視矩形状であり、第1凹部110Bを挟んでいる。また、各第2底面121Bは、第1傾斜内側面112Bに繋がっている。4つの第2傾斜内側面122Bは、平面視において2つの第2底面121Bを囲み、略台形状である。各第2傾斜内側面122Bは、第2底面121Bに対して傾いている。本実施形態においては、第2傾斜内側面122Bのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第2傾斜内側面122Bが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Bとして(100)面を採用したことに依存している。
配線部200Bは、第1素子310B、第2素子320Bおよび第3素子330Bを搭載し、これらに入出力する電流経路を構成するためのものである。配線部200Bは、主に絶縁層104B上に形成されており、本実施形態においては、バリアシード層201Bとめっき層202Bとが積層された構造を有する。
バリアシード層201Bは、所望のめっき層202Bを形成するためのいわゆる下地層であり、絶縁層104B上に形成されている。バリアシード層201Bは、絶縁層104B上に形成されたたとえばバリア層としてのTi層とこのバリア層上に積層されたシード層としてのCu層とからなる。バリアシード層201Bは、たとえばスパッタリングによって形成される。
めっき層202Bは、たとえばCuからなりバリアシード層201Bを利用した電解めっきによって形成される。めっき層202Bの厚さは、たとえば5μm程度である。
本実施形態においては、配線部200Bは、第1底面パッド211B、第2底面パッド221B、外部端子240B、連絡経路251B,252B、配線パターン260B,270B、および第2素子用パッド261B,271Bを有している。
第1底面パッド211Bは、第1凹部110Bの第1底面111Bに複数形成されている。本実施形態においては、第1底面パッド211Bは、第3素子330Bを搭載するために用いられる。
第2底面パッド221Bは、第2凹部120Bの第2底面121Bに形成されている。本実施形態においては、各第2底面121Bにおいて複数の第2底面パッド221Bが形成されている。より具体的には、x方向に並んだ複数ずつの第2底面パッド221Bが第1凹部110Bを挟んでy方向に離れて配置されている。本実施形態においては、第2底面パッド221Bは、第1素子310Bを搭載するために用いられる。
外部端子240Bは、主面101Bに形成されており、半導体装置1Bをたとえば図示しない電子機器の回路基板に面実装するために用いられる。本実施形態においては、主面101Bのうち凹部105Bを挟んでy方向に離れて配置された2つの部位に、4つずつの外部端子240Bが形成されている。また、各外部端子240Bは、その一辺が凹部105Bの外縁に接している。外部端子240Bは、上述したバリアシード層201Bおよびめっき層202B上に、さらにたとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることによって得られたバンプが形成された構造とされている。これにより、図22に示すように、外部端子240Bは、z方向に膨出した形状となっている。
連絡経路251Bは、主面101Bから第2底面121Bに至る経路を構成しており、主に外部端子240Bと第2底面パッド221Bとを導通させている。図22に示すように、本実施形態においては、連絡経路251Bは、第2凹部120Bの第2傾斜内側面122Bを経由して第2底面121Bに至っている。連絡経路252Bは、第2底面121Bから第1底面111Bに至る経路を構成しており、主に第2底面パッド221Bと第1底面パッド211Bとを導通させている。連絡経路252Bは、第1凹部110Bの第1傾斜内側面112Bを経由して第1底面111Bに至っている。なお、連絡経路251B,252Bは、外部端子240B、第2底面パッド221Bおよび第1底面パッド211Bのそれぞれの配置等に応じて適宜形成位置が決定される。図22において、連絡経路251B,252Bが第2および第1傾斜内側面212B,112Bに形成される態様を表すが、詳細な形成位置については省略している。また、図21においては、連絡経路251B,252Bを省略している。
配線パターン260Bは、第1素子310Bの下面311B(第1底面111Bと対向する面)の所定領域に形成されており、Cuなどの導電性の金属薄膜からなる。配線パターン270Bは、第1素子310Bの上面312B(第1底面111Bと対向する面とは反対側の面)ないし側面の所定領域に形成されており、Cuなどの導電性の金属薄膜からなる。配線パターン260B,270Bは、第2底面パッド221Bと第2素子320Bとを導通させる経路を構成している。第2素子用パッド261B,271Bは、第2素子320Bを搭載するために用いられる。第2素子用パッド261Bは第1素子310Bの下面311Bに複数設けられ、第2素子用パッド271Bは第1素子310Bの上面312Bに複数設けられている。第2素子用パッド261B,271Bは、配線パターン260B,270Bを介して第2底面パッド221Bに導通している。
なお、本実施形態においては、図21における図中上方の左から2番目に位置する外部端子240Bがいわゆるグランド端子とされている。この外部端子240Bに導通する連絡経路251B、第2底面パッド221B、連絡経路252B、および第1底面パッド211Bがグランド接続される。
第1素子310Bは、第2底面121Bに支持されており、複数の第2底面パッド221Bを利用して第1はんだ351Bを介して搭載されている。第1素子310Bは、たとえば第2素子320Bおよび第3素子330Bを制御するためのものであり、集積回路素子である。第1素子310Bは、主面101Bの法線方向視(z方向視)において第3素子330Bの少なくとも一部と重なっている。第1はんだ351Bは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
第2素子320Bは、第1素子310Bに支持されており、複数の第2素子用パッド261Bを利用して第2はんだ352Bを介して搭載されている。本実施形態においては、第1素子310Bの下面311Bおよび上面312Bの各々に第2素子320Bが搭載されている。本実施形態においては、第1素子310Bの下面311Bに搭載された第2素子320Bは、当該下面311Bから吊り下げられるような格好となっている。本実施形態において、下面311Bに搭載された第2素子320Bのy方向における寸法は、第1素子310Bおよび第3素子330Bのいずれのy方向における寸法よりも小である。第2はんだ352Bは、たとえば錫(Sn)、アンチモン(Sb)などの金属材料を含んで構成されている。第2はんだ352Bの融点は、たとえば250℃程度であり、第1はんだ351Bの融点よりも高い。
第3素子330Bは、第1底面111Bに支持されており、複数の第1底面パッド211Bを利用して第3はんだ353Bを介して搭載されている。第3はんだ353Bは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
封止樹脂400Bは、第1ないし第3素子310B,320B,330Bを覆っており、凹部105B(第1凹部110Bおよび第2凹部120B)に充填されている。本実施形態においては、封止樹脂400Bは、第1ないし第3素子310B,320B,330Bの全体を覆っている。一方、封止樹脂400Bは、外部端子240Bを露出させている。封止樹脂400Bの材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂400Bは、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
次に、半導体装置1Bの作用について説明する。
本実施形態によれば、第1ないし第3素子310B,320B,330Bが半導体材料からなる基板100Bの凹部105Bに収容されている。このため、第1ないし第3素子310B,320B,330Bを支持するためのリードを設ける必要がない。リードを金型成形する場合と比較して、半導体材料からなる基板100Bは、形状を作り変えるために発生する費用が少ない。したがって、半導体装置1Bのコストを低減することができる。特に、半導体装置1Bを少量生産する場合に、コスト低減効果が顕著である。
第1素子310Bは凹部105Bの底面(第2底面121B)に支持されており、第2素子320Bは第1素子310Bに支持されている。このような構成によれば、凹部105Bの底面(第2底面121B)に1つの素子(第1素子310B)を搭載することによって、実質的に3つの素子(第1素子310Bおよび2つの第2素子320B)を凹部105Bに積層状に収容することができる。これにより、凹部105Bにおいて複数の素子を効率よく立体的に配置することができる。
本実施形態においては、基板100BがSiに代表される半導体材料の単結晶からなることにより、第1傾斜内側面112Bおよび第2傾斜内側面122Bを第1底面111Bおよび第2底面121Bに対して既知の所定角度だけ正確に傾いた面として仕上げることができる。特に、基板100BがSiからなり、主面101Bとして(100)面を採用することにより、第1底面111Bおよび第2底面121Bに対する4つの第1傾斜内側面112Bおよび4つの第2傾斜内側面122Bの角度をいずれも55°程度に設定することができる。これにより、半導体装置1Bをバランスの良い形状構成とすることが可能である。
本実施形態においては、凹部105Bが第1凹部110Bおよび第2凹部120Bによって二段形状に形成されている。第2凹部120Bの底面(第2底面121B)に第1素子310Bが支持されており、第1凹部110Bの底面(第1底面111B)に第3素子330Bが支持されている。このような構成によれば、第2凹部120Bおよび第1凹部110Bは、第1素子310Bおよび第3素子330Bをそれぞれ収容する専用の空間として用いることができ、z方向において異なる位置により多くの素子(第1ないし第3素子310B,320B,330B)を立体的に配置することができる。
第1素子310Bの下面311Bに搭載された第2素子320Bは、当該下面311Bに吊り下げられるような格好で第1素子310Bに支持されている。このような構成によれば、第2素子320Bのy方向における寸法が、上述のように第1素子310Bおよび第3素子330Bよりも小さい場合、あるいは第1素子310Bと第3素子330Bの間の寸法である場合、第2素子320Bを、第1素子310Bに支持させつつ、第1素子310Bと第3素子330Bとの間に効率よく配置することができる。
第2素子320Bは、第2はんだ352Bを介して第1素子310Bに支持されている。この第2はんだ352Bの融点(たとえば250℃)は、第1素子310Bを第2底面121Bに搭載するために介在する第1はんだ351Bの融点(たとえば約220℃)よりも高い。このため、第1素子310Bを搭載する際、第2素子320Bをあらかじめ第1素子310Bに搭載し、第2はんだ352Bの融点よりも低く、かつ第1はんだ351Bの融点よりも高い温度で加熱処理を行うと、第1はんだ351Bだけが溶融する。したがって、第2はんだ352Bを介して第2素子320Bが取り付けられた第1素子310Bを、第1はんだ351Bを利用して搭載する際、第2はんだ352Bの溶融に起因する第2素子320Bの脱落や不当な導通を回避することができる。したがって、第1素子310Bを搭載する際、第2素子320Bが支持された状態を適切に維持することができる。
第3素子330Bを搭載するために介在する第3はんだ353Bの融点は、第2はんだ352Bの融点よりも低い。このため、第1素子310Bおよび第3素子330Bの基板100Bへの搭載は、第2はんだ352Bの融点よりも低く、かつ第1および第3はんだ351B,353Bの融点よりも高い温度で加熱処理を実行することにより、一括して行うことができる。
図23および図24は、本発明の第3実施形態に基づく半導体装置を示している。本実施形態の半導体装置1Cは、基板100C、配線部200C、第1素子310C、第2素子320C、第3素子330C、第4素子340C、および封止樹脂400Cを備えている。なお、図23においては、理解の便宜上、封止樹脂400Cを省略している。半導体装置1Cのサイズの一例を挙げると、平面視寸法が1.5mmX2.5mm程度、厚さが0.6mm程度である。
基板100Cは、半導体装置1Cの土台となるものであり、基材103Cおよび絶縁層104Cからなる。基板100Cは、主面101C、裏面102Cおよび凹部105Cを有する。基板100Cの厚さは、たとえば600μm程度である。なお、本実施形態においては、主面101Cおよび裏面102Cがz方向において互いに反対側を向いており、z方向が半導体装置1Cの厚さ方向に相当する。また、x方向およびy方向は、いずれもz方向に対して直角である。
基材103Cは、半導体材料の単結晶からなり、本実施形態においては、Si単結晶からなる。また、絶縁層104Cは、本実施形態においては、SiO2からなる。なお、基材103Cの材質は、Siに限定されず、後述する意図を満たす凹部105Cを形成可能なものであればよい。絶縁層104Cは、基材103Cのうち裏面102Cとは反対側から臨む部分を覆っている。絶縁層104Cの厚さは、たとえば0.1〜1.0μm程度である。
本実施形態においては、主面101Cとして、基材103Cの(100)面が採用されている。凹部105Cは、主面101Cから裏面102Cに向かって凹んでいる。本実施形態においては、凹部105Cは、第1凹部110Cおよび第2凹部120Cからなる。第1凹部110Cは、裏面102C側に位置し、第1底面111Cおよび4つの第1傾斜内側面112Cを有する。第2凹部120Cは、第1凹部110Cよりも主面101C側に位置し、第2底面121Cおよび4つの第2傾斜内側面122Cを有する。これらの第1凹部110Cおよび第2凹部120Cの形状は、主面101Cとして(100)面が採用されていることに依存している。
凹部105Cが形成されていることにより、主面101Cは、平面視矩形環状とされている。より具体的には、主面101Cのうち凹部105Cを挟んでy方向に離れて位置する2つの部位が、凹部105Cを挟んでx方向に離れて位置する2つの部位よりも顕著に大とされている。
第1凹部110Cは、平面視矩形状である。第1凹部110Cの深さは、たとえば260μm程度である。第1底面111Cは、平面視矩形状である。4つの第1傾斜内側面112Cは、平面視において第1底面111Cを囲んでおり、第1底面111Cと接する部分を上底とする略台形状である。各第1傾斜内側面112Cは、第1底面111Cに対して傾いている。本実施形態においては、第1傾斜内側面112Cのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第1傾斜内側面112Cが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Cとして(100)面を採用したことに依存している。
第2凹部120Cは、平面視矩形状である。第2凹部120Cの深さは、たとえば180μm程度である。2つの第2底面121Cは、平面視矩形状であり、第1凹部110Cを挟んでいる。また、各第2底面121Cは、第1傾斜内側面112Cに繋がっている。4つの第2傾斜内側面122Cは、平面視において2つの第2底面121Cを囲み、略台形状である。各第2傾斜内側面122Cは、第2底面121Cに対して傾いている。本実施形態においては、第2傾斜内側面122Cのxy平面に対する傾斜角度が55°程度である。なお、第2傾斜内側面122Cが略台形状であり、かつ上記傾斜角度が55°である点は、主面101Cとして(100)面を採用したことに依存している。
配線部200Cは、第1素子310C、第2素子320C、第3素子330Cおよび第4素子340Cを搭載し、これらに入出力する電流経路を構成するためのものである。配線部200Cは、主に絶縁層104C上に形成されており、本実施形態においては、バリアシード層201Cとめっき層202Cとが積層された構造を有する。
バリアシード層201Cは、所望のめっき層202Cを形成するためのいわゆる下地層であり、絶縁層104C上に形成されている。バリアシード層201Cは、絶縁層104C上に形成されたたとえばバリア層としてのTi層とこのバリア層上に積層されたシード層としてのCu層とからなる。バリアシード層201Cは、たとえばスパッタリングによって形成される。
めっき層202Cは、たとえばCuからなりバリアシード層201Cを利用した電解めっきによって形成される。めっき層202Cの厚さは、たとえば5μm程度である。
本実施形態においては、配線部200Cは、第1底面パッド211C、第2底面パッド221C、外部端子240C、連絡経路251C,252C、配線パターン260C、第2素子用パッド261C、配線パターン280C、および第4素子用パッド281Cを有している。
第1底面パッド211Cは、第1凹部110Cの第1底面111Cに複数形成されている。本実施形態においては、第1底面パッド211Cは、第3素子330Cを搭載するために用いられる。
第2底面パッド221Cは、第2凹部120Cの第2底面121Cに形成されている。本実施形態においては、各第2底面121Cにおいて複数の第2底面パッド221Cが形成されている。より具体的には、x方向に並んだ複数ずつの第2底面パッド221Cが第1凹部110Cを挟んでy方向に離れて配置されている。本実施形態においては、第2底面パッド221Cは、第1素子310Cを搭載するために用いられる。
外部端子240Cは、主面101Cに形成されており、半導体装置1Cをたとえば図示しない電子機器の回路基板に面実装するために用いられる。本実施形態においては、主面101Cのうち凹部105Cを挟んでy方向に離れて配置された2つの部位に、4つずつの外部端子240Cが形成されている。また、各外部端子240Cは、その一辺が凹部105Cの外縁に接している。外部端子240Cは、上述したバリアシード層201Cおよびめっき層202C上に、さらにたとえばNi,Pd,Auなどの金属を無電解めっきすることによって得られたバンプが形成された構造とされている。これにより、図24に示すように、外部端子240Cは、z方向に膨出した形状となっている。
連絡経路251Cは、主面101Cから第2底面121Cに至る経路を構成しており、主に外部端子240Cと第2底面パッド221Cとを導通させている。図2に示すように、本実施形態においては、連絡経路251Cは、第2凹部120Cの第2傾斜内側面122Cを経由して第2底面121Cに至っている。連絡経路252Cは、第2底面121Cから第1底面111Cに至る経路を構成しており、主に第2底面パッド221Cと第1底面パッド211Cとを導通させている。連絡経路252Cは、第1凹部110Cの第1傾斜内側面112Cを経由して第1底面111Cに至っている。なお、連絡経路251C,252Cは、外部端子240C、第2底面パッド221Cおよび第1底面パッド211Cのそれぞれの配置等に応じて適宜形成位置が決定される。図22において、連絡経路251C,252Cが第2および第1傾斜内側面212C,112Cに形成される態様を表すが、詳細な形成位置については省略している。また、図23においては、連絡経路251C,252Cを省略している。
配線パターン260Cは、第1素子310Cの下面311C(第1底面111Cと対向する面)の所定領域に形成されており、Cuなどの導電性の金属薄膜からなる。配線パターン260Cは、第2底面パッド221Cと第2素子320Cとを導通させる経路を構成している。第2素子用パッド261Cは、第2素子320Cを搭載するために用いられ、第1素子310Cの下面311Cに複数設けられている。第2素子用パッド261Cは、配線パターン260Cを介して第2底面パッド221Cに導通している。
配線パターン280Cは、第3素子330Cの上面(第1底面111Cと対向する面とは反対側の面)ないし側面の所定領域に形成されており、Cuなどの導電性の金属薄膜からなる。配線パターン280Cは、第2底面パッド221Cと第4素子340Cとを導通させる経路を構成している。第4素子用パッド281Cは、第4素子340Cを搭載するために用いられ、第3素子330Cの上面に複数設けられている。第4素子用パッド281Cは、配線パターン280Cを介して第2底面パッド221Cに導通している。
なお、本実施形態においては、図23における図中上方の左から2番目に位置する外部端子240Cがいわゆるグランド端子とされている。この外部端子240Cに導通する連絡経路251C、第2底面パッド221C、連絡経路252C、および第1底面パッド211Cがグランド接続される。
第1素子310Cは、第2底面121Cに支持されており、複数の第2底面パッド221Cを利用して第1はんだ351Cを介して搭載されている。第1素子310Cは、たとえば第2素子320C、第3素子330Cおよび第4素子340Cを制御するためのものであり、集積回路素子である。第1素子310Cは、主面101Cの法線方向視(z方向視)において第3素子330Cの少なくとも一部と重なっている。第1はんだ351Cは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
第2素子320Cは、第1素子310Cに支持されており、複数の第2素子用パッド261Cを利用して第2はんだ352Cを介して搭載されている。本実施形態においては、第2素子320Cは、第1素子310Cの下面311Cから吊り下げられるような格好となっている。第2はんだ352Cは、たとえば錫(Sn)、アンチモン(Sb)などの金属材料を含んで構成されている。第2はんだ352Cの融点は、たとえば250℃程度であり、第1はんだ351Cの融点よりも高い。
第3素子330Cは、第1底面111Cに支持されており、複数の第1底面パッド211Cを利用して第3はんだ353Cを介して搭載されている。第3はんだ353Cは、たとえば錫(Sn)、銀(Ag)などの金属材料を含んで構成されており、その融点は、たとえば220℃程度である。
第4素子340Cは、第3素子330Cに支持されており、複数の第4素子用パッド281Cを利用して第4はんだ354Cを介して搭載されている。本実施形態においては、第4素子340Cは、第3素子330Cの上面に支持されている。第4はんだ354Cは、たとえば錫(Sn)、アンチモン(Sb)などの金属材料を含んで構成されている。第4はんだ354Cの融点は、たとえば250℃程度であり、第1および第3はんだ351C,353Cの融点よりも高い。
封止樹脂400Cは、第1ないし第4素子310C,320C,330C,340Cを覆っており、凹部105C(第1凹部110Cおよび第2凹部120C)に充填されている。本実施形態においては、封止樹脂400Cは、第1ないし第4素子310C,320C,330C,340Cの全体を覆っている。一方、封止樹脂400Cは、外部端子240Cを露出させている。封止樹脂400Cの材質としては、たとえばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリベンゾオキサゾール(PBO)樹脂、シリコーン樹脂が挙げられる。封止樹脂400Cは、透光性樹脂または非透光性樹脂のいずれであってもよいが、本実施形態においては、非透光性樹脂が好ましい。
次に、半導体装置1Cの作用について説明する。
本実施形態によれば、第1ないし第4素子310C,320C,330C,340Cが半導体材料からなる基板100Cの凹部105Cに収容されている。このため、第1ないし第4素子310C,320C,330C,340Cを支持するためのリードを設ける必要がない。リードを金型成形する場合と比較して、半導体材料からなる基板100Cは、形状を作り変えるために発生する費用が少ない。したがって、半導体装置1Cのコストを低減することができる。特に、半導体装置1Cを少量生産する場合に、コスト低減効果が顕著である。
第1および第3素子310C,330Cは凹部105Cの底面(第2底面121Cおよび第1底面111C)に支持されており、第2および第4素子320C,340Cは第1および第3素子310C,330Cに支持されている。このような構成によれば、凹部105Bの底面に2つの素子(第1および第3素子310C,330C)を搭載することによって、実質的に4つの素子(第1ないし第4素子310C,320C,330C,340C)を凹部105Cに積層状に収容することができる。これにより、凹部105Cにおいて複数の素子を効率よく立体的に配置することができる。
本実施形態においては、基板100CがSiに代表される半導体材料の単結晶からなることにより、第1傾斜内側面112Cおよび第2傾斜内側面122Cを第1底面111Cおよび第2底面121Cに対して既知の所定角度だけ正確に傾いた面として仕上げることができる。特に、基板100CがSiからなり、主面101Cとして(100)面を採用することにより、第1底面111Cおよび第2底面121Cに対する4つの第1傾斜内側面112Cおよび4つの第2傾斜内側面122Cの角度をいずれも55°程度に設定することができる。これにより、半導体装置1Cをバランスの良い形状構成とすることが可能である。
本実施形態においては、凹部105Cが第1凹部110Cおよび第2凹部120Cによって二段形状に形成されている。第2凹部120Cの底面(第2底面121C)に第1素子310Cが支持されており、第1凹部110Cの底面(第1底面111C)に第3素子330Cが支持されている。このような構成によれば、第2凹部120Cおよび第1凹部110Cは、第1素子310Cおよび第3素子330Cをそれぞれ収容する専用の空間として用いることができ、z方向において異なる位置により多くの素子(第1ないし第4素子310C,320C,330C,340C)を立体的に配置することができる。
第1素子310Bの下面311Bに搭載された第2素子320Bは、当該下面311Bに吊り下げられるような格好で第1素子310Bに支持されている。このような構成によれば、第2素子320Bのy方向における寸法が、上述のように第1素子310Bおよび第3素子330Bよりも小さい場合、あるいは第1素子310Bと第3素子330Bの間の寸法である場合、第2素子320Bを、第1素子310Bに支持させつつ、第1素子310Bと第3素子330Bとの間に効率よく配置することができる。
第2素子320Cは、第2はんだ352Cを介して第1素子310Cに支持されている。この第2はんだ352Cの融点(たとえば250℃)は、第1素子310Cを第2底面121Cに搭載するために介在する第1はんだ351Cの融点(たとえば約220℃)よりも高い。このため、第1素子310Cを搭載する際、第2素子320Cをあらかじめ第1素子310Cに搭載し、第2はんだ352Cの融点よりも低く、かつ第1はんだ351Cの融点よりも高い温度で加熱処理を行うと、第1はんだ351Cだけが溶融する。したがって、第2はんだ352Cを介して第2素子320Cが取り付けられた第1素子310Cを、第1はんだ351Cを利用して搭載する際、第2はんだ352Cの溶融に起因する第2素子320Cの脱落や不当な導通を回避することができる。したがって、第1素子310Cを搭載する際、第2素子320Cが支持された状態を適切に維持することができる。
第3素子330Cを搭載するために介在する第3はんだ353Cの融点は、第2はんだ352Cの融点よりも低い。このため、第1素子310Cおよび第3素子330Cの基板100Cへの搭載は、第2はんだ352Cの融点よりも低く、かつ第1および第3はんだ351C,353Cの融点よりも高い温度で加熱処理を実行することにより、一括して行うことができる。
第4素子340Cは、第4はんだ354Cを介して第3素子330Cに支持されている。第4はんだ354Cの融点(たとえば250℃)は、第3素子330Cを第1底面111Cに搭載するために介在する第3はんだ353Cの融点(たとえば約220℃)、および第1素子310Cを第2底面121Cに搭載するために介在する第1はんだ351Cの融点(たとえば約220℃)よりも高い。このため、第3素子330Cを搭載する際、第4素子340Cをあらかじめ第3素子330Cに搭載し、第4はんだ354Cおよび第2はんだ352Cのいずれの融点よりも低く、かつ第3はんだ353Cおよび第1はんだ351Cのいずれの融点よりも高い温度で加熱処理を行うと、第3はんだ353Cと第1はんだ351Cだけが溶融する。したがって、第4はんだ354Cを介して第4素子340Cが取り付けられた第3素子330Cを、第1素子310Cとともに一括して搭載する際、第4はんだ354Cの溶融に起因する不当な導通を回避することができる。したがって、第3素子330Cを搭載する際、第4素子340Cが支持された状態を適切に維持することができる。
図25は、上記した半導体装置1Cの変形例を示している。同図に示した半導体装置1C’は、基板100C、配線部200C、第1素子310C、第2素子320C、第3素子330C、第4素子340C、および封止樹脂400Cを備えている。図25に示した半導体装置1C’において、封止樹脂400Cは第1封止樹脂410Cおよび第2封止樹脂420Cからなり、かかる点が上記した半導体装置1Cと異なる。
第1封止樹脂410Cは、おおむね第1凹部110Cに充填されており、第3素子330Cおよび第4素子340Cの全体を覆っている。一方、第1封止樹脂410Cは、第1素子310Cおよび第2素子320Cは覆っていない。第2封止樹脂420Cは、おおむね第2凹部120Cに充填されており、第1素子310Cおよび第2素子320Cのすべてを覆っている。半導体装置1C’を製造する際、第3素子330Cを搭載した後、第1封止樹脂410Cを形成する。その後、第1素子310Cを搭載し、第2封止樹脂420Cを形成する。
本実施形態においては、第1封止樹脂410Cが主に第1凹部110Cに充填される構成とすることにより、第1素子310Cおよびこれに支持された第2素子320Cが搭載される前に、第3素子330Cおよびこれに支持された第4素子340Cを適切に覆うことができる。また、第2封止樹脂420Cによって第1素子310Cおよび第2素子320Cを覆うことにより、第1素子310Cおよび第2素子320Cと第3素子330Cおよび第4素子340Cとの間に意図しない隙間が生じないように封止樹脂400Cを形成することができる。
本発明に係る半導体装置は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る半導体装置の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
1A,1B,1C,1C’ 半導体装置
100A,100B,100C 基板
101A,101B,101C 主面
102A,102B,102C 裏面
103A,103B,103C 基材
104A,104B,104C 絶縁層
105A,105B,105C 凹部
110A,110B,110C 第1凹部
111A,111B,111C 第1底面
112A,112B,112C 第1傾斜内側面
120A,120B,120C 第2凹部
121A,121B,121C 第2底面
122A,122B,122C 第2傾斜内側面
200A,200B,200C 配線部
211A,211B,211C 第1底面パッド
221A,221B,221C 第2底面パッド
240A,240B,240C 外部端子
251A,251B,251C 連絡経路
252A,252B,252C 連絡経路
260A,260B,260C 配線パターン
261A,261B,261C 第2素子用パッド
270B 配線パターン
271B 第2素子用パッド
280C 配線パターン
281C 第4素子用パッド
310A,310B,310C 第1素子
311A,311B,311C 下面(底面に対向する面)
312B 上面(底面に対向する面とは反対側を向く面)
320A,320B,320C 第2素子
330A,330B,330C 第3素子
340C 第4素子
351A,351B,351C 第1はんだ
352A,352B,352C 第2はんだ
353A,353B,353C 第3はんだ
354C 第4はんだ
400A,400B,400C 封止樹脂
410C 第1封止樹脂
420C 第2封止樹脂

Claims (20)

  1. 主面、およびこの主面から凹む凹部を有し、かつ半導体材料からなる基板と、
    少なくとも一部が上記基板に形成された配線部と、
    上記凹部に収容された複数の素子と、
    上記複数の素子の少なくとも一部を覆う封止樹脂と、を備え、
    上記複数の素子は、上記基板に支持された第1素子と、上記第1素子に支持された第2素子と、を含むことを特徴とする、半導体装置。
  2. 上記凹部は、上記主面に対して傾いた傾斜内側面と、上記傾斜内側面に繋がる底面と、を有し、
    上記第1素子は、上記底面に支持されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 上記第1素子は、第1はんだを介して上記基板に支持されており、上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドを有する、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 上記凹部は、第1凹部と、上記第1凹部よりも上記主面寄りに位置する第2凹部と、を含み、
    上記底面は、上記第1凹部を構成する第1底面と、上記第2凹部を構成し、上記第1底面よりも上記主面寄りに位置する第2底面と、を含み、
    上記傾斜内側面は、上記第1凹部を構成する第1傾斜内側面と、上記第2凹部を構成し、上記第2底面および上記主面に繋がる第2傾斜内側面と、を含む、請求項2に記載の半導体装置。
  6. 上記複数の素子は、第3素子を含み、
    上記第1素子は、上記第2底面に支持されており、上記第3素子は、上記第1底面に支持されている、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 上記第2素子は、上記第1素子のうち上記第1底面に対向する面およびこれと反対側を向く面の少なくとも一方に支持されている、請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 上記第1素子は、上記主面の法線方向視において上記第3素子の少なくとも一部と重なる、請求項6に記載の半導体装置。
  9. 上記封止樹脂は、上記第3素子を覆う第1封止樹脂と、上記第1素子を覆う第2封止樹脂と、からなる、請求項8に記載の半導体装置。
  10. 上記第1素子は、第1はんだを介して上記第2底面に支持されており、
    上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている、請求項6に記載の半導体装置。
  11. 上記第3素子は、上記第2はんだよりも融点の低い第3はんだを介して上記第1底面に支持されている、請求項10に記載の半導体装置。
  12. 上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドを有する、10または11に記載の半導体装置。
  13. 上記複数の素子は、上記第3素子に支持された第4素子を含む、請求項6に記載の半導体装置。
  14. 上記第1素子は、第1はんだを介して上記第2底面に支持されており、
    上記第2素子は、上記第1はんだよりも融点の高い第2はんだを介して上記第1素子に支持されている、請求項13に記載の半導体装置。
  15. 上記第3素子は、第3はんだを介して上記第1底面に支持されており、
    上記第4素子は、上記第1はんだおよび上記第3はんだよりも融点の高い第4はんだを介して上記第3素子に支持されている、請求項14に記載の半導体装置。
  16. 上記配線部は、上記第1素子に形成され、上記第2素子を搭載するための複数の第2素子用パッドと、上記第3素子に形成され、上記第4素子を搭載するための複数の第4素子用パッドと、を有する、請求項15に記載の半導体装置。
  17. 上記基板は、半導体材料の単結晶からなる、請求項2ないし16のいずれかに記載の半導体装置。
  18. 上記半導体材料は、Siである、請求項17に記載の半導体装置。
  19. 上記主面は、(100)面であり、
    上記凹部は、4つの上記傾斜内側面を有する、請求項18に記載の半導体装置。
  20. 上記配線部は、上記主面に形成された複数の外部端子を有する、請求項1ないし19のいずれかに記載の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018046174A (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 ローム株式会社 半導体装置およびその製造方法
US10367102B2 (en) 2017-03-09 2019-07-30 Canon Kabushiki Kaisha Electronic component and equipment

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