JP2016100256A - 車両用灯具 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の車両用灯具では、2つのランプ機能が得られない。
【解決手段】この発明は、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、光源6と、導光部材7と、を備える。導光部材7は、入射面12と、出射面13と、反射面14と、第1反射面16と、第2反射面17と、を有する。この結果、この発明は、反射面14と、第1反射面16および第2反射面17と、により、サイドマーカーランプ機能と、テールランプ機能との2つのランプ機能と、が得られる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、導光部材を備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、従来の車両用灯具について説明する。
従来の特許文献1の車両用灯具は、導光体の側面周方向所定位置に第1内面反射ステップと第2内面反射ステップとを設けたものである。従来の特許文献1の車両用灯具は、導光体内を光入射端部から他方の端部に導かれて向かう光を、第1内面反射ステップと第2内面反射ステップとで捕捉するものである。この結果、従来の特許文献1の車両用灯具は、光を有効利用することができるものである。
従来の特許文献2の車両用灯具は、導光レンズの反出射面に形成された複数のレンズカットのうち、光源に近い側のレンズカット間に凹曲面を形成したものである。従来の特許文献2の車両用灯具は、光源からの光が光源に近い側のレンズカット間の凹曲面で拡散して光源から遠い側に届くものである。この結果、従来の特許文献2の車両用灯具は、発光面の明るさの均一度が高められるものである。
特開2012−190762号公報 特開2013−45671号公報
ところが、従来の特許文献1の車両用灯具および従来の特許文献2の車両用灯具は、1つのランプ機能しか得られず、2つのランプ機能(たとえば、テールランプ機能とサイドマーカーランプ機能との2つのランプ機能、あるいは、クリアランスランプ機能とサイドマーカーランプ機能との2つのランプ機能)が得られない。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用灯具では、2つのランプ機能が得られない、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源および導光部材と、を備え、導光部材が、入射面と、出射面と、第1反射部と、第2反射部と、を有し、光源が、入射面に対向して配置されていて、第1反射部が、光源からの光を反射させて出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる反射面を有し、第2反射部が、光源からの光を反射させる第1反射面と、第1反射面からの反射光を反射させて出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第2反射面と、を有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、反射面が、導光部材の中心線方向に連続して設けられていて、第1反射面と第2反射面とが、交互に導光部材の中心線方向に連続して設けられていて、反射面の導光部材の中心線方向の幅と、第1反射面の導光部材の中心線方向の幅と、第2反射面の導光部材の中心線方向の幅とが、同一もしくはほぼ同一である、ことを特徴とする。
この発明(請求項3にかかる発明)は、導光部材が、棒形状をなし、かつ、断面円形形状をなし、第1反射面が、導光部材の断面円形形状のままの断面円弧形状をなす、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、導光部材の平面視形状が、車両の外側から内側にかけて、車両の前側から後側にあるいは車両の後側から前側に、湾曲傾斜していて、第1ランプ機能の配光を狙う方向が、車両の後側の方向あるいは車両の前側の方向であり、第2ランプ機能の配光を狙う方向が、車両の外側の方向である、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、第1反射部の反射面により、光源からの光を出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させ、一方、第2反射部の第1反射面と第2反射面とにより、光源からの光を出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる。このように、この発明の車両用灯具は、第1ランプ機能と第2ランプ機能との2つのランプ機能が得られる。
図1は、この発明にかかる車両用灯具の実施形態を示す平面図(車両の上側から下側を見た図)である。 図2は、図1におけるII矢視図(車両の後側から前側を見た背面図)である。 図3は、図1におけるIII矢視図(車両の外側(右側)から内側(左側)を見た(右)側面図)である。 図4は、図3におけるIV−IV線断面図(車両用灯具の一部拡大断面図)である。 図5は、図4におけるV−V線矢視図(導光部材の一部拡大裏面図)である。 図6は、図5におけるVIA−VIA線断面図およびVIB−VIB線断面図(導光部材の一部拡大断面図)である。 図7は、図5におけるVIIA−VIIA線断面図およびVIIB−VIIB線断面図(導光部材の一部拡大断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。この明細書および別紙の特許請求の範囲において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。
図面において、符号「F」は、車両の前側(車両の前進方向側)を示す。符号「B」は、車両の後側を示す。符号「U」は、車両の上側を示す。符号「D」は、車両の下側を示す。符号「L」は、車両の左側を示す。符号「R」は、車両の右側を示す。また、図6、図7において、車両用導光部材のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、リアコンビネーションランプを構成し、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。図示の前記車両用灯具1は、車両の後部の右側Rに装備される。以下、右側Rの前記車両用灯具1について説明する。なお、車両の後部の左側Lに装備される車両用灯具は、前記車両用灯具1と左右逆となるので、説明を省略する。
車両の後部の平面視形状(平面から見た(車両の上側Uから下側Dを見た)形状)は、車両の外側(図示の場合右側R)から内側(図示の場合左側L)にかけて、車両の前側Fから後側Bに、湾曲傾斜(スラント)している。この結果、車両の後部の左右両側の意匠面は、3次元の曲面から構成されている。また、前記車両用灯具1の平面視形状は、図1に示すように、車両の後部の平面視形状に倣って湾曲傾斜(スラント)している。
前記車両用灯具1は、図1〜図4に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、インナーレンズ4と、インナーパネル(インナーハウジング)5と、光源6と、導光部材(ライトガイド)7と、を備えるものである。前記光源6および前記導光部材7は、テールランプユニットとサイドマーカーランプユニットとを構成する。すなわち、前記光源6および前記導光部材7は、テールランプとサイドマーカーランプとの2つのランプ機能を有する。
(ランプハウジング2およびランプレンズ3の説明)
前記ランプハウジング2は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。前記ランプハウジング2は、車両の右側R(外側)および後側Bおよび上側Uが開口し、一方、車両の左側L(内側)および前側Fおよび下側Dが閉塞した形状をなす。
前記ランプレンズ3は、たとえば、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。前記ランプレンズ3は、車両の左側L(内側)および前側Fおよび下側Dが開口し、一方、車両の右側R(外側)および後側Bおよび上側Uが閉塞した形状をなす。前記ランプレンズ3の閉塞部分の意匠面は、車両の後部の意匠面に沿って、車両の右側R(外側)から左側L(内側)にかけて、車両の前側Fから後側Bに、湾曲傾斜(スラント)している。この結果、前記ランプレンズ3の意匠面は、車両の後部の左右両側の意匠面と同様に、3次元の曲面から構成されている。
前記ランプハウジング2の開口縁と前記ランプレンズ3の開口縁とは、固定されている。これにより、灯室8が区画されている。前記灯室8内には、前記インナーレンズ4および前記インナーパネル5および前記光源6および前記導光部材7が、それぞれ配置されている。なお、前記灯室8内には、前記光源6および前記導光部材7のテールランプユニットおよびサイドマーカーランプユニット以外に、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、ライセンスプレートランプなどを配置しても良い。
(インナーレンズ4およびインナーパネル5の説明)
前記インナーレンズ4は、光透過性の部材から構成されている。前記インナーレンズ4は、図4に示すように、前記ランプレンズ3と前記導光部材7との間に配置されている。前記インナーレンズ4は、前記導光部材7から出射された出射光L12、L23を前記ランプレンズ3側に拡散透過させるものである。前記インナーレンズ4は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
前記インナーパネル5は、光不透過性の部材から構成されている。前記インナーパネル5は、図4に示すように、前記ランプレンズ3と前記光源6および前記導光部材7の端部との間に配置されている。この結果、前記光源6および前記導光部材7の端部は、前記インナーパネル5により、前記ランプレンズ3から見て覆い隠されている。また、前記インナーパネル5は、図4に示すように、前記ランプハウジング2と前記光源6および前記導光部材7との間にも配置されている。前記インナーパネル5は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(光源6の説明)
前記光源6は、図1〜図4に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記光源6は、基板9と、発光部10と、から構成されている。前記光源6は、前記灯室8内のうち、車両の右側R(外側)かつ車両の上側Uの角部に配置されている。前記光源6は、前記ランプハウジング2にブラケット11を介して取り付けられている。なお、前記光源6は、前記ランプハウジング2に直接取り付けても良い。前記光源6の前記発光部10は、前記導光部材7の入射面12に対向して配置されている。
(導光部材7の説明)
前記導光部材7は、内部での全反射を利用して光を導くものである。前記導光部材7は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光部材7は、二股形状(すなわち、横V字形状、>形状)をなす。前記導光部材7は、断面形状が円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。
前記導光部材7は、前記入射面12と、一側面(前記ランプレンズ3と対向する面)の出射面13と、他側面(前記ランプレンズ3と対向する面と反対側の面)の第1反射部および第2反射部と、を有する。
前記導光部材7の平面視形状、すなわち、前記入射面12の分岐部分から二股の先端の部分までの間の平面視形状は、図1に示すように、前記ランプレンズ3の意匠面(車両の後部の意匠面、前記車両用灯具1の平面視形状)に倣って車両の右側R(外側)から左側L(内側)にかけて、車両の前側Fから後側Bに、湾曲傾斜(スラント)している。前記導光部材7の正面視形状(正面から見た(車両の後側Bから前側Fを見た)形状)は、図2に示すように、車両の左側L(内側)の二股の先端の部分が開口し、かつ、車両の右側R(外側)の分岐部分が閉塞した横V字形状をなす。前記導光部材7の側面視形状(車両の右側Rから左側Lを見た形状)は、図3に示すように、車両の後側Bの二股の先端の部分が開口し、かつ、車両の前側Fの分岐部分が閉塞した横V字形状をなす。
前記導光部材7の分岐部分には、取付片が設けられている。一方、前記インナーパネル5には、取付部が設けられている。前記導光部材7の取付片が前記インナーパネル5の取付部に取り付けられている。これにより、前記導光部材7は、取付片および取付部を介して前記インナーパネル5に取り付けられている。前記導光部材7は、その他の箇所においても前記インナーパネル5に取り付けられている、あるいは、保持されている。なお、前記導光部材7を前記ランプハウジング2に取り付けても良い。
前記入射面12は、前記導光部材7の車両の右側R(外側)かつ車両の上側Uの分岐部分に設けられている。前記入射面12は、前記光源6の前記発光部10に対向する。前記入射面12は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。前記入射面12は、前記光源6の前記発光部10から放射される光を入射光L10、L20として前記導光部材7中に入射させるものである。
前記出射面13は、図6、図7に示すように、前記入射面12から前記導光部材7中に入射し、かつ、前記導光部材7中を導かれた前記入射光L10、L20を前記出射光L12、L23として前記導光部材7中から外部に所定の方向T、Sに出射させるものである。
図1に示すように、前記方向Tは、第1ランプ機能(この例では、テールランプ機能)の配光を狙う方向、すなわち、車両の後側B方向である。前記方向Tは、前記導光部材7の中心線(中心軸線、長手方向線、導光方向線)Oに対して90°以上の角度θ1を有する。
図1に示すように、前記方向Sは、第2ランプ機能(この例では、サイドマーカーランプ機能)の配光を狙う方向、すなわち、車両の右側R方向(側方向)である。前記方向Sは、前記導光部材7の中心線Oに対して90°以下の角度θ2を有する。
(第1反射部および第2反射部の説明)
前記第1反射部は、反射面14と、段差面15と、を有する。前記反射面14は、前記光源6からの光である前記入射光L10を反射させて、その反射光L11を前記出射光L12として前記出射面13から前記テールランプ機能の配光を狙う前記方向Tに出射させるものである。
前記反射面14と前記段差面15とは、交互に前記導光部材7の中心線O方向に連続して設けられている。前記反射面14と前記段差面15とは、隣り合う2面で1個のプリズムを形成する。前記第1反射部は、前記反射面14と前記段差面15とが連続して設けられている第1プリズム群から構成されている。前記反射面14は、図7(A)、(B)に示すように、前記導光部材7の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす。
前記第2反射部は、第1反射面16と、第2反射面17と、段差面18と、を有する。前記第1反射面16は、前記光源6からの光である前記入射光L20を反射光L21として一次反射させるものである。前記第2反射面17は、前記第1反射面16からの前記反射光L21を二次反射させて、その反射光L22を前記出射光L23として前記出射面13から前記サイドマーカーランプ機能の配光を狙う前記方向Sに出射させるものである。
前記第1反射面16と前記第2反射面17と前記段差面18とは、交互に前記導光部材7の中心線O方向に連続して設けられている。前記第2反射面17と前記段差面18とは、隣り合う2面で1個のプリズムを形成する。1個のプリズムの前記第2反射面17および前記段差面18と、1個のプリズムの前記第2反射面17および前記段差面18と、の間は、前記第1反射面16により間隔が空けられている。前記第2反射部は、前記第1反射面16と前記第2反射面17と前記段差面18とが連続して設けられている第2プリズム群から構成されている。
前記第1反射面16は、図7(A)に示すように、前記導光部材7の断面円形形状のままの断面円弧形状をなす。すなわち、前記第1反射面16には、前記第2反射面17と前記段差面18とのプリズム(あるいは、前記反射面14と前記段差面15とのプリズム)などが設けられていない。前記第2反射面17は、図7(B)に示すように、前記導光部材7の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす。
前記反射面14(すなわち、1個のプリズムの前記反射面14および前記段差面15)の前記導光部材7の中心線O方向の幅W1と、前記第1反射面16の前記導光部材7の中心線O方向の幅W2と、前記第2反射面17(すなわち、1個のプリズムの前記第2反射面17および前記段差面18)の前記導光部材7の中心線O方向の幅W3とは、同一もしくはほぼ同一である。
前記第2反射面17および前記段差面18からなる1個のプリズムのピッチは、前記反射面14および前記段差面15からなる1個のプリズムのピッチに対して、2倍もしくはほぼ2倍となる。前記第2反射面17および前記段差面18からなる1個のプリズムのピッチを広げることにより、前記第2反射面17および前記段差面18からなる1個のプリズムと、前記第2反射面17および前記段差面18からなる1個のプリズムと、の間には、隙間が生じる。前記隙間に前記第1反射面16を設けるものである。
前記反射面14と前記段差面15とを有する前記第1反射部は、前記導光部材7の他側面の上側に設けられている。一方、前記第1反射面16と前記第2反射面17と前記段差面18とを有する前記第2反射部は、前記導光部材7の他側面の下側に設けられている。なお、前記第1反射部を前記導光部材7の他側面の下側に設けて、一方、前記第2反射部を前記導光部材7の他側面の上側に設けても良い。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源6の発光部10を点灯する。すると、光源6の発光部10から放射された光は、入射光L10、L20として、導光部材7の入射面12から導光部材7中に入射する。導光部材7中に入射した入射光L10、L20は、導光部材7中を、一端の入射面12から他端側に、全反射を繰り返しながら導かれる。
ここで、入射光L10は、導光部材7中を入射面12から他端側まで導かれながら、図5、図6(A)、図7(A),(B)に示すように、反射面14で反射される。その反射光L11は、出射光L12として導光部材7の出射面13からテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射する。
一方、入射光L20は、導光部材7中を入射面12から他端側まで導かれながら、図5、図6(B)、図7(A),(B)に示すように、第1反射面16で一次反射される。その反射光L21の一部(L21)は、第2反射面17で二次反射される。その反射光L22は、出射光L23として導光部材7の出射面13からサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射する。
また、第1反射面16からの反射光の残り(L20)は、第2反射面17で二次反射せずに、そのまま、入射光L20として導光部材7中を入射面12から他端側まで導かれる。
車両の後側Bから車両用灯具1を見る(図1中の矢印II参照)。すると、導光部材7の出射面13から出射光L12がテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射する。このために、図2に示すように、導光部材7の出射面13がインナーレンズ4およびアウターレンズ3を通して、横V字形状に光って見える。
車両の外側から車両用灯具1を見る(図1中の矢印III参照)。すると、導光部材7の出射面13から出射光L23がサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射する。このために、図3に示すように、導光部材7の出射面13がインナーレンズ4およびアウターレンズ3を通して、横V字形状に光って見える。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、第1反射部の反射面14により、光源6からの光であって入射光L10を反射させて出射面13から出射光L12としてテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射させる。この実施形態にかかる車両用灯具1は、第2反射部の第1反射面16と第2反射面17とにより、光源6からの光であって入射光L20を2度(2回)反射させて出射面13から出射光L23としてサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)に出射させる。このように、この実施形態にかかる車両用灯具1は、サイドマーカーランプ機能とテールランプ機能との2つのランプ機能が得られる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、1個の光源6と1本の導光部材7とにより、発光色と点灯モードが同じであるが、狙う方向が異なるサイドマーカーランプ機能とテールランプ機能との2つのランプ機能が得られる。すなわち、この実施形態にかかる車両用灯具1は、1本の導光部材7の2種類のプリズム(第1反射部の第1プリズム群および第2反射部の第2プリズム群)により、サイドマーカーランプ機能とテールランプ機能との2つのランプ機能を成立させることができる。これにより、この実施形態にかかる車両用灯具1は、部品点数を軽減することができ、その分、製造コストを安価にすることができ、かつ、灯具内のレイアウトの自由度が上がる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、導光部材7の平面形状が、車両の内側(左側L)から車両の外側(右側R)にかけて、車両の後側Bから前側Fに、湾曲傾斜していて、かつ、入射光L10、L20が、車両の外側(右側R)から車両の内側(左側L)に、かつ、車両の後側Bから前側Fに、一方向に導かれている。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、テールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)が、導光部材7の中心線Oに対して90°以上の角度θ1を有し、かつ、反射面14における反射角度が導光部材7を構成する部材の臨界角を超える角度である。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14における1回の反射により、テールランプ機能の配光を制御することができる。すなわち、この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14で1回反射されて出射面13から車両の後側B(方向T)に出射する出射光L12を、テールランプ機能の配光として制御することができる。
また、この実施形態にかかる車両用灯具1は、サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側)が、導光部材7の中心線Oに対して90°以下の角度θ2を有し、かつ、第2反射面17における反射角度が導光部材7を構成する部材の臨界角以下の角度である。このために、第2反射面17における1回の反射では、サイドマーカーランプ機能の配光を制御することができない。そこで、この実施形態にかかる車両用灯具1は、第1反射面16で一次反射させ、かつ、第2反射面17で二次反射させることにより、すなわち、2度(2回)反射により、サイドマーカーランプ機能の配光を制御することができる。すなわち、この実施形態にかかる車両用灯具1は、第1反射面16で一次反射されてかつ第2反射面17で二次反射されて出射面13から車両の外側(方向S)に出射する出射光L23を、サイドマーカーランプ機能の配光として制御することができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14(すなわち、1個のプリズムの反射面14および段差面15)の導光部材7の中心線O方向の幅W1と、第1反射面16の導光部材7の中心線O方向の幅W2と、第2反射面17(すなわち、1個のプリズムの第2反射面17および段差面18)の導光部材7の中心線O方向の幅W3とは、同一もしくはほぼ同一である。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、第2反射面17および段差面18からなる1個のプリズムのピッチは、反射面14および段差面15からなる1個のプリズムのピッチに対して、2倍もしくはほぼ2倍となる。これにより、この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14で反射されて出射面13からテールランプ機能の配光を狙う方向T(車両の後側B)に出射する出射光L12の見え方と、第2反射面17で反射されて出射面13からサイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向S(車両の外側R)に出射する出射光L23の見え方と、の間において、差がさほどない。すなわち、この実施形態にかかる車両用灯具1は、点灯時におけるテールランプの見え方とサイドマーカーランプの見え方と、の間において、差がさほどない(見栄え差が少ない)。この結果、この実施形態にかかる車両用灯具1は、デザイン性を向上させることができる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、第1反射面16が図7(A)に示すように導光部材7の断面円形形状のままの断面円弧形状をなす。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、図6(B)に示すように、第1反射面16からの反射光の残り(L20)が第2反射面17で二次反射せずにそのまま入射光L20として導光部材7中を入射面12から他端側まで導かれる際に、効率良く導かれる。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、反射面14および第2反射面17が図7(A)、(B)に示すように導光部材7の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなす。このために、この実施形態にかかる車両用灯具1は、出射光L12、L23の出射範囲が広い。すなわち、出射光L12、L23の主光軸(図示せず)は、反射面14および第2反射面17に対して垂直方向もしくはほぼ垂直方向にある。このために、主光軸を、反射面14および第2反射面17の円弧の中心角(この例では、約65°)の範囲まで連続的に設定することができる。しかも、出射光L12、L23は、主光軸に対して外側に約20°広がる。この結果、出射光L12、L23の出射範囲は、約105°と広い。
この実施形態にかかる車両用灯具1は、導光部材7の平面形状が、車両の内側から車両の外側にかけて、車両の後側Bから前側Fに、湾曲傾斜している。サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向Sが車両の外側の方向であるから、サイドマーカーランプ機能を十分にかつ確実に果たすことができる。一方、テールランプ機能の配光を狙う方向Tが車両の後側Bの方向であるから、テールランプ機能を十分にかつ確実に果たすことができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、リアコンビネーションランプのテールランプおよびサイドマーカーランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、リアコンビネーションランプあるいはフロントコンビネーションランプのクリアランスランプとサイドマーカーランプとの車両用灯具に適用することができる。
また、前記の実施形態においては、第1反射面16が図7(A)に示すように導光部材7の断面円形形状のままの断面円弧形状をなすものである。ところが、この発明においては、第1反射面16が断面四角形形状をなすものであっても良い。
さらに、前記の実施形態においては、反射面14および第2反射面17が図7(A)、(B)に示すように導光部材7の断面円形形状に沿った断面円弧形状をなすものである。ところが、この発明においては、反射面14および第2反射面17が断面四角形形状をなすものであっても良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 インナーレンズ
5 インナーハウジング
6 光源
7 導光部材
8 灯室
9 基板
10 発光部
11 ブラケット
12 入射面
13 出射面
14 反射面
15 段差面
16 第1反射面
17 第2反射面
18 段差面
F 前側
B 後側
U 上側
D 下側
L 左側(車両内側)
R 右側(車両外側)
L10、L20 入射光
L11、L21、L22 反射光
L12、L23 出射光
O 導光部材の中心線
S 方向(サイドマーカーランプ機能の配光を狙う方向)
T 方向(テールランプ機能の配光を狙う方向)
θ1 角度
θ2 角度

Claims (4)

  1. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源および導光部材と、
    を備え、
    前記導光部材は、入射面と、出射面と、第1反射部と、第2反射部と、を有し、
    前記光源は、前記入射面に対向して配置されていて、
    前記第1反射部は、前記光源からの光を反射させて前記出射面から第1ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる反射面を有し、
    前記第2反射部は、前記光源からの光を反射させる第1反射面と、前記第1反射面からの反射光を反射させて前記出射面から第2ランプ機能の配光を狙う方向に出射させる第2反射面と、を有する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記反射面は、前記導光部材の中心線方向に連続して設けられていて、
    前記第1反射面と前記第2反射面とは、交互に前記導光部材の中心線方向に連続して設けられていて、
    前記反射面の前記導光部材の中心線方向の幅と、前記第1反射面の前記導光部材の中心線方向の幅と、前記第2反射面の前記導光部材の中心線方向の幅とは、同一もしくはほぼ同一である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記導光部材は、棒形状をなし、かつ、断面円形形状をなし、
    前記第1反射面は、前記導光部材の断面円形形状のままの断面円弧形状をなす、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 前記導光部材の平面視形状は、車両の外側から内側にかけて、車両の前側から後側にあるいは車両の後側から前側に、湾曲傾斜していて、
    前記第1ランプ機能の配光を狙う方向は、車両の後側の方向あるいは車両の前側の方向であり、
    前記第2ランプ機能の配光を狙う方向は、車両の外側の方向である、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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