JP6354175B2 - 車両用導光部材、車両用灯具 - Google Patents

車両用導光部材、車両用灯具 Download PDF

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この発明は、車両用導光部材に関するものである。また、この発明は、車両用導光部材を備える車両用灯具に関するものである。
車両用導光部材、車両用導光部材を備える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1、特許文献2)。以下、従来の車両用導光部材、車両用灯具について説明する。従来の特許文献1の車両用灯具は、光源と、断面円形の導光柱と、を備え、導光柱の後面部に鋸歯状の複数のノッチを設けるものである。光源からの光が導光柱の一端面から入射すると、その入射光がノッチの反射面で反射して導光柱の前面部から外部に出射する。また、従来の特許文献2の導光レンズは、一側(プリズムカット形成領域)にV字凹形状の複数の切欠溝を設けるものである。光源からの光が一端面から入射すると、その入射光が切欠溝の反射面で反射してシリンドリカル面の他側(出射領域)から外部に出射する。
特開2011−3281号公報 特開2012−204030号公報
ところが、従来の特許文献1の車両用灯具は、導光柱の前面部において全反射する光を導光柱の後面部のノッチの反射面側に反射させる手段が設けられていない。このために、前面部において全反射する光の大部分が後面部のノッチの反射面側に反射されない。これにより、後面部のノッチの反射面において反射した光であって、導光柱の前面部から外部に出射する光は、少ない。すなわち、導光柱の前面部から外部への光の出射効率が低い。この結果、従来の特許文献1の車両用灯具は、導光柱の前面部において、光源に近い一端面側が明るく、光源に遠い中央部側あるいは他端側が暗く、均一な明るさを得ることが難しい。
また、従来の特許文献2の導光レンズは、シリンドリカル面の他側において全反射する光を一側の切欠溝の反射面側に反射させる手段が設けられていない。このために、シリンドリカル面の他側において全反射する光の大部分が一側の切欠溝の反射面側に反射されない。これにより、一側の切欠溝の反射面において反射した光であって、シリンドリカル面の他側から外部に出射する光は、少ない。すなわち、シリンドリカル面の他側から外部への光の出射効率が低い。この結果、従来の特許文献2の導光レンズは、シリンドリカル面の他側において、光源に近い一端面側が明るく、光源に遠い中央部側あるいは他端側が暗く、均一な明るさを得ることが難しい。
この発明が解決しようとする課題は、従来の車両用導光部材、車両用灯具では、均一な明るさを得ることが難しい、という点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、内部での全反射を利用して光を導く棒形状をなす車両用導光部材であって、光を内部中に入射させる少なくとも一端面の入射面と、入射した光を外部に出射させる一側面の出射面と、入射した光を出射面側に反射させる他側面の反射面と、を備え、反射面が、傾斜面を含む複数のプリズムからなり、複数のプリズムの頂点が、一端面から他端面に向かうに従って高くなっており、出射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状が、出射面において全反射する光を反射面側に反射させる放物線形状をな反射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、入射した光や出射面において全反射した光を出射面側に反射させる放物線形状をなし、反射面の放物線形状は、放物線の両側面と、直線の底と、からなる、ことを特徴とする。
この発明(請求項2にかかる発明)は、内部での全反射を利用して光を導く棒形状をなす車両用導光部材であって、光を内部中に入射させる少なくとも一端面の入射面と、入射した光を外部に出射させる一側面の出射面と、入射した光を出射面側に反射させる他側面の反射面と、を備え、出射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状が、出射面において全反射する光を反射面側に反射させる放物線形状をなし、出射面の放物線の焦点は、反射面内に有反射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、入射した光や出射面において全反射した光を出射面側に反射させる放物線形状をなし、反射面の放物線形状は、放物線の両側面と、直線の底と、からなる、ことを特徴とする。
この発明(請求項4にかかる発明)は、反射面の放物線の焦点が、反射面内に有する、ことを特徴とする。
この発明(請求項5にかかる発明)は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源および前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、を備える、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、出射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状が、出射面において全反射する光を反射面側に反射させる放物線形状をなすものである。このために、断面形状が放物線形状をなす出射面において全反射する光の大部分が反射面側に反射される。これにより、反射面において反射した光であって、出射面から外部に出射する光は、多い。すなわち、出射面から外部への光の出射効率が高い。この結果、この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、出射面において、光源に遠い中央部側あるいは他端側が、従来の車両用導光部材、車両用灯具と比較して、明るくなるので、均一な明るさを得ることができる。
図1は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態を示す横断面図(水平断面図)である。 図2は、導光部材および光源および取付ブラケットを示す平面図である。 図3は、導光部材の一部を示す拡大平面図(図2におけるIII部の拡大図)である。 図4は、導光部材を示す導光方向に対して交差する方向の断面図(図3におけるIV−IV線断面図)である。 図5は、導光部材中の光路を示す説明図である。 図6は、導光部材の反射面を示す説明図である。
以下、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態(実施例)を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面において、車両用導光部材のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用導光部材、車両用灯具の構成について説明する。図1中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。前記車両用灯具1は、たとえば、テールランプ、クリアランスランプ、ポジションランプ、ターンシグナルランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、室内ランプなどの自動車用灯具である。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、図1に示すように、ランプハウジング2と、ランプレンズ3と、1個の光源4と、この実施形態にかかる導光部材(導光棒、導光体)5と、インナーパネル(インナーハウジング、エクステンション、装飾部材)6と、を備えるものである。
前記ランプハウジング2および前記ランプレンズ3は、灯室7を画成する。前記灯室7内には、前記光源4および前記導光部材5および前記インナーパネル6がそれぞれ配置されている。前記光源4および前記導光部材5は、取付ブラケット8を介して前記ランプハウジング2に取り付けられている。
(インナーパネル6の説明)
図1に示すように、前記インナーパネル6は、前記ランプレンズ3と対向するように、前記ランプハウジング2に取り付けられている。前記インナーパネル6の少なくとも正面(前面、前記ランプレンズ3と対向する面)には、たとえば、アルミ(金属)蒸着や銀塗装や金属メッキなどの面処理が施されている。前記インナーパネル6には、開口部60が設けられている。前記開口部60には、前記導光部材5が配置されている。前記インナーパネル6は、前記光源4および前記取付ブラケット8を覆い隠すものである。
(光源4の説明)
前記光源4は、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記光源4は、基板(図示せず)と、前記基板に適宜に配置されて設けられている1個もしくは複数個の発光チップ(図示せず)と、前記発光チップを封止する封止樹脂部材(図示せず)と、から構成されている。前記光源4は、コネクタ部(図示せず)を介して電源(電流)が供給される。
(導光部材5の説明)
前記導光部材5は、光を導く性質を有する部材、この例では、アクリル、PC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの透明樹脂材からなる。前記導光部材5は、一端面の入射面50と、一側面の出射面51と、他側面の反射面52と、他端面53と、を備えるものである。前記導光部材5は、前記入射面50から入射した入射光L1を、内部での全反射を利用して前記他端面53まで導くものである(図2参照)。
前記導光部材5は、一端面の前記入射面50から前記他端面53にかけて同等もしくはほぼ同等の断面ほぼ円形の棒形状をなす。すなわち、図4、図5(A)に示すように、前記導光部材5の導光方向Oに対して交差(直行もしくはほぼ直行)する方向の断面形状であって、前記出射面51および前記反射面52を除いた導光本体部分57の断面形状は、円弧(円形)をなす。前記導光方向Oとは、断面円形の円柱形状をなす前記導光部材5の前記導光本体部分57の中心線(中心軸線)方向である。
前記導光部材5の直径は、この例では、約6〜10mmである。また、前記導光部材5の長さは、この例では、約200〜300mmである。なお、前記導光部材5の直径および長さは、特に限定しない。
(入射面50の説明)
前記入射面50は、前記光源4に対向する。前記入射面50は、前記光源4から放射される光を前記入射光L1として前記導光部材5中に入射させるものである。前記入射面50は、前記導光部材5の一端面に設けられている。前記入射面50は、平面もしくは曲面もしくは平面および曲面の組み合わせからなる。なお、前記導光部材5の両端面に前記入射面50をそれぞれ設けて、2個の前記入射面50に前記光源4をそれぞれ対向して配置しても良い。この場合は、前記光源4が2個となる。
(出射面51の説明)
前記出射面51は、前記ランプレンズ3に対向していて、意匠面を構成する。前記出射面51は、前記入射面50から前記導光部材5中に入射した光(入射光)L1を出射光L2として前記導光部材5中から外部に出射させるものである。前記出射面51は、前記導光部材5の側面のうちの一部(正面部、前部)であって、前記導光部材5の一端面の前記入射面50から前記他端面53にかけて、前記反射面52と対向して設けられている。
前記出射面51の前記導光方向Oに対して交差(直行もしくはほぼ直行)する方向の断面形状は、図4、図5(A)に示すように、前記出射面51において全反射する光(反射光)L3を前記反射面52側に反射させる放物線形状をなす。
(反射面52の説明)
前記反射面52は、前記入射面50から前記導光部材5中に入射した前記入射光L1および前記出射面51において全反射した前記反射光L3を、反射光L4として前記出射面51側に、光軸(前記導光方向Oに対して交差(直行もしくはほぼ直行)する軸)Zに沿って、かつ、前記光軸Zに対して適宜の角度(約20°)広げて反射させるものである。前記反射面52は、前記導光部材5の側面のうちの一部(背面部、後部)であって、前記導光部材5の一端面の前記入射面50から前記他端面53にかけて、前記出射面51と対向して設けられている。
前記反射面52は、前記導光部材5中に入射した前記入射光L1を前記出射面52側に、前記導光方向O(前記導光部材5の長手方向)において均一もしくはほぼ均一(以下、単に「均一」と称する)に反射させる構造の反射面である。すなわち、前記反射面52は、図3に示すように、多数個のプリズム(多数個の前記反射面52と、前記反射面52と前記反射面52との間の傾斜面(段差面)54と、から構成されているプリズム)から構成されている。なお、前記導光部材5の両端面がそれぞれ前記入射面50となる場合においては、前記傾斜面54は前記反射面52となる。
前記プリズムの頂点(もしくは谷点)が前記導光部材5の一端面の前記入射面50から前記他端面53に行くに従って高くなる(もしくは低くなる)。前記の構造により、前記入射面50から入射した前記入射光L1が前記入射面50寄り側の前記反射面52で反射される量を少なくして、多くの量の前記入射光L1を前記入射面50と反対側の前記他端面53側に導くことができる。これにより、前記導光部材5中に入射した前記入射光L1は、前記反射面52により、前記出射面51側に前記導光方向Oにおいて均一に反射する。
前記反射面52の前記導光方向Oに対して交差(直行もしくはほぼ直行)する方向の断面形状は、図4、図5(A)に示すように、前記入射光L1や前記出射面51からの反射光L3を前記出射面51側に反射させる放物線形状をなす。すなわち、前記反射面52の断面形状は、放物線の左右両側の側面55と、直線の底側の底56と、からなる。前記反射面52は、前記底56から前記導光本体部分57までの高さAを有する。
(焦点Fの説明)
前記出射面51の放物線の焦点Fおよび前記反射面52の放物線の焦点Fは、一致もしくはほぼ一致していて、前記反射面52内(すなわち、前記底56から前記導光本体部分57までの高さAの範囲内)に有する。この例では、前記反射面52の前記底56に有する。この結果、前記出射面51の曲率半径(曲率)は、前記反射面52の前記側面55の曲率半径(曲率)よりも大きい(小さい)。
なお、前記出射面51の放物線の焦点Fと前記反射面52の放物線の焦点Fとを一致させなくても良い。また、前記出射面51の放物線の焦点Fおよび前記反射面52の放物線の焦点Fは、前記反射面52内に有するのであれば、前記反射面52の前記底56に有さなくても良い。ここで、前記光軸Zは、前記出射面51の放物線および前記反射面52の放物線の対称軸(軸)に一致もしくはほぼ一致する。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
車両用灯具1の光源4を点灯すると、光源4から光が放射される。光源4から放射された光は、図2〜図4、図5(A)に示すように、導光部材5の入射面50から導光部材5中に入射する。この導光部材5中に入射した入射光L1は、導光部材5中において全反射を繰り返して、入射面50と反対側の他端面53側に導かれながら、出射光L2として出射面51から外部に均一に出射する。
この入射光L1は、導光部材5中を導かれる際に、出射面51および反射面52および反射面52の側面55および導光本体部分57の周面において反射する。出射面51において全反射した反射光L3の大部分は、反射面52側に進む。反射面52特に反射面52の側面55において反射した反射光L4の大部分は、出射面51側に進んで、出射面51から外部に出射する。これにより、導光部材5の出射面51が意匠面として面状に均一に発光する。
そして、車両用灯具1は、たとえば、テールランプ、クリアランスランプ、ポジションランプ、ターンシグナルランプ、ストップランプ、テール・ストップランプ、室内灯などとして機能する。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、出射面51の導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が、出射面51において全反射する反射光L3を反射面52側に反射させる放物線形状をなすものである。このために、断面形状が放物線形状をなす出射面51において全反射する反射光L3の大部分は、反射面52側に反射される。これにより、反射面52特に反射面52の側面55において反射した反射光L4であって、出射面51から外部に出射する光(出射光L2)は、多い。すなわち、出射面51から外部への光(出射光L2)の出射効率が高い。この結果、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、出射面51において、光源4に遠い中央部側あるいは他端側が、従来の車両用導光部材、車両用灯具と比較して、明るくなるので、均一な明るさを得ることができる。
以下、図5を参照して詳細に説明する。図5(A)は、この実施形態にかかる導光部材5を示す。図5(B)は、出射面510の導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が導光本体部分570の周面の円弧と同一の円弧形状をなす導光部材500を示す。なお、図5(B)に示す導光部材500は、特許文献1の導光柱および特許文献2の導光レンズとほぼ同一の構成をなす。
図5(B)に示す導光部材500は、出射面510の導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が、導光本体部分570の周面の円弧と同一の円弧形状をなすものである。このために、断面形状が導光本体部分570の周面の円弧と同一の円弧形状をなす出射面510において全反射する反射光L30(たとえば、入射光L10が出射面510で全反射した反射光L30)の大部分は、様々な方向に反射されて、反射面520側にはほとんど反射されない。これにより、反射面520から出射面510側に反射した光であって、出射面510から外部に出射する光は、少ない。すなわち、出射面510から外部への光の出射効率が低い。この結果、図5(B)に示す導光部材500は、出射面510において、光源に近い一端面側が明るく、光源に遠い中央部側あるいは他端側が暗く、均一な明るさを得ることが難しい。
これに対して、図5(A)に示すこの実施形態にかかる導光部材5は、断面形状が放物線形状をなす出射面51において全反射する反射光L3の大部分が反射面52側に反射される。これにより、その反射面52から出射面51側に反射する光が多く、出射面51から外部への光の出射効率が高く、出射面51が均一に光ることができる。
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、出射面51の放物線の焦点Fが反射面52内に有するので、出射面51の曲率半径(曲率)は、大きい(小さい)。これにより、反射面52からの反射光L4や入射光L1が出射面51から外部に出射する際に、その反射光L4や入射光L1の屈折が小さく、反射光L4や入射光L1が出射面51から外部に容易に出射することができる。すなわち、出射面51から外部への光の出射効率が高く、出射面51が均一に光ることができる。
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52の導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が、入射光L1や出射面51からの反射光L3を出射面51側に反射させる放物線形状をなす。すなわち、反射面52の側面55が放物線をなす。このために、入射光L1や出射面51からの反射光L3を出射面51側に確実に反射させることができる。これにより、出射面51から外部への光の出射効率が高く、出射面51が均一に光ることができる。
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52の側面55の放物線の焦点Fが反射面52内に有するので、反射面52の側面55の曲率半径(曲率)は、小さい(大きい)。これにより、入射光L1や出射面51からの反射光L3を反射面52の側面55において出射面51側に確実に反射させることができる。この結果、出射面51から外部への光の出射効率が高く、出射面51が均一に光ることができる。
この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、プリズムを形成する導光部材5の反射面52と傾斜面54との導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が放物線の左右両側の側面55と直線の底側の底56とからなり、反射面52と傾斜面54とが底56から導光本体部分57までの高さAを有する。これにより、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52と傾斜面54とのなす角度が鈍角となる。この結果、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、側面55を除いた反射面52における反射効率を、従来の車両用導光部材、車両用灯具の側面を除いた反射面における反射効率とほぼ同等に維持することができる。
以下、図6を参照して詳細に説明する。図6(A)は、この実施形態にかかる導光部材5の一部を示す。図6(B)は、図6(A)におけるB−B線断面図である。図6(C)は、反射面520と傾斜面540との導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が長方形をなす導光部材500の一部を示す。図6(D)は、図6(C)におけるD−D線断面図である。なお、図6(C)(D)に示す導光部材500は、特許文献1の導光柱および特許文献2の導光レンズとほぼ同一の構成をなす。
図6(C)(D)においては、プリズムを形成する導光部材500の反射面520と傾斜面540との導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が長方形をなす。すなわち、反射面520と傾斜面540との断面形状は、直線の左右両側の側面550と、直線の底側の底560と、からなる。反射面520と傾斜面540とは、底560から導光本体部分570までの高さA0を有する。
一方、図6(A)(B)においては、プリズムを形成する導光部材5の反射面52と傾斜面54との導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が、放物線の左右両側の側面55と、直線の底側の底56と、からなる。反射面52と傾斜面54とは、底56から導光本体部分57までの高さAであって、図6(C)(D)に示す導光部材500の反射面520と傾斜面540との底560から導光本体部分570までの高さA0とほぼ同等の高さAを有する。
これにより、図6(A)(B)に示すこの実施形態にかかる導光部材5は、反射面52と傾斜面54とのなす角度が、図6(C)(D)に示す導光部材500の反射面520と傾斜面540とのなす角度とほぼ同等の鈍角となる。すなわち、図6(B)に示す反射面52の傾斜角度と、図6(D)に示す反射面520の傾斜角度とは、ほぼ同等の角度となる。この結果、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、側面55を除いた反射面52における反射効率を、従来の車両用導光部材、車両用灯具の側面を除いた反射面520における反射効率とほぼ同等に維持することができる。
ここで、プリズムを形成する導光部材5の反射面52Aと傾斜面54Aとの導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が放物線からなるもの(図6(A)(B)参照)について説明する。この反射面52Aと傾斜面54Aとは、放物線の底56Aから導光本体部分57までの高さ(すなわち、直線の底56から導光本体部分57までの高さAに対して、放物線の底56Aから直線の底56までの高さの分、高い高さ)を有する。
このために、断面形状が放物線である反射面52Aと傾斜面54Aとのなす角度は、断面形状が放物線の左右両側の側面55と直線の底側の底56とからなる反射面52と傾斜面54とのなす角度、および、図6(C)(D)に示す断面形状が直線の左右両側の側面550と直線の底側の底560とからなる反射面520と傾斜面540とのなす角度に対して、鋭角となる。すなわち、断面形状が放物線である反射面52Aの傾斜角度は、断面形状が放物線の左右両側の側面55と直線の底側の底56とからなる反射面52の傾斜角度、および、図6(C)(D)に示す断面形状が直線の左右両側の側面550と直線の底側の底560とからなる反射面520の傾斜角度に対して、急な傾斜角度となる。
この結果、断面形状が放物線である反射面52Aにおける出射面側への反射効率は、断面形状が放物線の左右両側の側面55と直線の底側の底56とからなる反射面52における出射面51側への反射効率、および、図6(C)(D)に示す断面形状が直線の左右両側の側面550と直線の底側の底560とからなる反射面520における出射面側への反射効率に対して、低い。
これに対して、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、プリズムを形成する導光部材5の反射面52と傾斜面54との導光方向Oに対して交差する方向の断面形状が放物線の左右両側の側面55と直線の底側の底56とからなるものである。これにより、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52の底56から導光本体部分57までの高さAが図6(C)(D)に示す導光部材500の反射面520の底560から導光本体部分570までの高さA0とほぼ同等の高さAとなる。このために、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52と傾斜面54とのなす角度が図6(C)(D)に示す導光部材500の反射面520と傾斜面540とのなす角度とほぼ同等の角度となる。この結果、この実施形態にかかる導光部材5、車両用灯具1は、反射面52における反射効率が従来の車両用導光部材、車両用灯具の反射面における反射効率とほぼ同等に維持することができる。
(実施形態以外の例の説明)
なお、前記の実施形態においては、光源4として自発光半導体型光源を使用するものである。ところが、この発明においては、光源として、白熱灯や放電灯などを使用しても良い。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 光源
5、500 導光部材
50 入射面
51、510 出射面
52、520、52A 反射面
53 他端面
54、540、54A 傾斜面
55、550 側面
56、560、56A 底
57、570 導光本体部分
6 インナーパネル
60 開口部
7 灯室
8 取付ブラケット
A、A0 高さ
F 焦点
L1、L10 入射光
L2 出射光
L3、L30 反射光
L4 反射光
O 導光方向
Z 光軸

Claims (4)

  1. 内部での全反射を利用して光を導く棒形状をなす車両用導光部材であって、
    光を内部中に入射させる少なくとも一端面の入射面と、
    入射した光を外部に出射させる一側面の出射面と、
    入射した光を前記出射面側に反射させる他側面の反射面と、
    を備え、
    前記反射面は、傾斜面を含む複数のプリズムからなり、
    前記複数のプリズムの頂点は、前記一端面から他端面に向かうに従って高くなっており、
    前記出射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、前記出射面において全反射する光を前記反射面側に反射させる放物線形状をな
    前記反射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、入射した光や前記出射面において全反射した光を前記出射面側に反射させる放物線形状をなし、
    前記反射面の放物線形状は、放物線の両側面と、直線の底と、からなる、
    ことを特徴とする車両用導光部材。
  2. 内部での全反射を利用して光を導く棒形状をなす車両用導光部材であって、
    光を内部中に入射させる少なくとも一端面の入射面と、
    入射した光を外部に出射させる一側面の出射面と、
    入射した光を前記出射面側に反射させる他側面の反射面と、
    を備え、
    前記出射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、前記出射面において全反射する光を前記反射面側に反射させる放物線形状をなし、
    前記出射面の放物線の焦点は、前記反射面内に有
    前記反射面の導光方向に対して交差する方向の断面形状は、入射した光や前記出射面において全反射した光を前記出射面側に反射させる放物線形状をなし、
    前記反射面の放物線形状は、放物線の両側面と、直線の底と、からなる、
    ことを特徴とする車両用導光部材。
  3. 前記反射面の放物線の焦点は、前記反射面内に有する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用導光部材。
  4. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源および前記の請求項1〜のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、
    を備える、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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