JP2017147120A - 車両用導光部材、車両用灯具 - Google Patents

車両用導光部材、車両用灯具 Download PDF

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Abstract

【課題】光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができる車両用導光部材、車両用灯具を提供すること。【解決手段】この発明は、出射部10と、入射部11と、を備える。出射部10は、側面に帯形状の出射面13を有する。入射部11は、一端面に入射面19を有する。出射部10の一側面21には、入射部11の他端面20が一体に接続されている。出射部10の他側面22には、光制御部23が設けられている。光制御部23は、導かれた光L3を出射部10側に反射させる反射面24から構成されている。この結果、この発明は、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができる。【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用導光部材に関するものである。また、この発明は、車両用導光部材を備える車両用灯具に関するものである。
車両用導光部材、車両用導光部材を備える車両用灯具は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用灯具のライン状の導光体について説明する。従来の車両用灯具のライン状の導光体は、2本の導光体の光入射端部が互いに接近し、かつ、2本の導光体の光出射部が互いに離間し、光入射端部の前面側に透光性の拡散カバーが設けられているものである。
従来の車両用灯具のライン状の導光体は、光入射端部から入射した光が光出射部から外部に出射して、光出射部が発光し、かつ、拡散カバーも発光する。これにより、2本の導光体が、拡散カバーを介して、1本の連続した導光体として発光して見える。
特開2012−64500号公報
かかる車両用灯具のライン状の導光体においては、見栄え上、たとえば、点光(局所が強く光ること)がなく、光の強さが均一なライン状の発光を得ることが重要である。
この発明が解決しようとする課題は、点光がなく、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状(ライン状)の発光を得ることができる車両用導光部材、車両用灯具を提供することにある。
この発明は、内部における全反射作用により光を導く車両用導光部材において、側面に出射面を有する出射部と、一端面に入射面を有する入射部と、を備え、出射部の一側面には、入射部の他端面が一体に接続されていて、出射部の他側面には、光制御部が設けられていて、光制御部が、入射面から入射部に入射した入射光を出射部側に反射させる反射面から構成されている、ことを特徴とする。
この発明は、反射面が、入射部の仮想延長側面に基づいて設けられていて、仮想延長側面が、出射部の一側面から出射部の他側面までの範囲に亘って、入射部の側面から仮想的に延長して設定された側面であり、反射面と仮想延長側面とが、平行もしくはほぼ平行である、ことを特徴とする。
この発明は、入射部の他端面が、1個の入射面から2個に分岐されていて、入射部の2個の他端面が、出射部の一側面にそれぞれ一体に接続されていて、出射部の他側面には、光制御部および補助光制御部が設けられていて、光制御部が、入射部の2個の他端面にそれぞれ対応して設けられていて、補助光制御部が、入射部の一方の他端面に対応する光制御部と、入射部の他方の他端面に対応する光制御部と、の間に設けられていて、導かれた光を、出射部側に反射させる反射面、あるいは、出射部から外部に出射させる出射面のうち少なくともいずれか一方の面から構成されている、ことを特徴とする。
この発明は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内のランプハウジング側に配置されている光源と、灯室内のランプレンズ側に配置されている前記の請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、を備え、出射部の出射面が、ランプレンズに対向し、入射部の入射面が、光源に対向する、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、光制御部の反射面により、入射面から入射部に入射した光であって、入射部から出射部に流入した光が、出射部側に反射する。この結果、この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、点光がなく、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができる。
図1は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態を示す要部の一部斜視図(図6におけるI部の一部拡大斜視図)である。 図2は、既存の車両用導光部材の光路を示す一部拡大説明図である。 図3は、この発明の光制御部の反射面を設けなかった車両用導光部材の点光状態を示す一部拡大説明図である。 図4は、光制御部の反射面の構成を示す一部拡大説明図である。 図5は、車両用導光部材の光路を示す一部拡大説明図である。 図6は、ランプレンズを除いた状態の車両用灯具を示す正面図である。 図7は、図6におけるVII−VII線断面図である。 図8は、車両用導光部材を示す断面図(図7におけるVIII−VIII線断面図)である。 図9は、車両用導光部材および補助車両用導光部材が発光している状態の車両用灯具を示す正面図である。 図10は、補助車両用導光部材の要部を示す一部説明図(図6におけるX部の一部拡大説明図)である。 図11は、補助車両用導光部材の光拡散出射面を示す一部拡大説明図(図10におけるXI部の一部拡大説明図)である。
以下、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態(実施例)の1例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。なお、図7、図8において、車両用導光部材のハッチングを省略する。
(実施形態の構成の説明)
以下、この実施形態にかかる車両用導光部材、車両用灯具の構成について説明する。図6、図7、図9中、符号1は、この実施形態にかかる車両用灯具である。また、図6、図7、図9中、符号100は、前記車両用灯具1に隣接して設けられている隣接車両用灯具である。
(車両用灯具1の説明)
前記車両用灯具1は、リアコンビネーションランプを構成し、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。前記車両用灯具1は、ランプハウジング2と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)3と、インナーパネル(インナーハウジング)4と、光源5と、この実施形態にかかる車両用導光部材としての導光部材(ライトガイド、導光体)6と、同じく車両用導光部材としての補助導光部材(ライトガイド、導光体)600と、光拡散部材700と、を備えるものである。前記光源5および前記導光部材6および前記補助導光部材600および前記光拡散部材700は、リアコンビネーションランプのテールランプを構成する。なお、前記導光部材6と前記補助導光部材600とは、ほぼ同様な構造からなる。このために、前記導光部材6の構造と前記補助導光部材600の構造とは、図7および図8を共有して説明する。
(ランプハウジング2およびランプレンズ3の説明)
前記ランプハウジング2は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。前記ランプハウジング2は、主に車両の後側から外側にかけての部分が開口し、一方、主に車両の前側から内側にかけての部分が閉塞した形状をなす。
前記ランプレンズ3は、たとえば、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。前記ランプレンズ3は、主に車両の前側から内側にかけての部分が開口し、一方、主に車両の後側から外側にかけての部分が閉塞した形状をなす。前記ランプレンズ3の閉塞部分の意匠面は、車両の後部の意匠面に沿う。
前記ランプハウジング2の開口縁と前記ランプレンズ3の開口縁とは、固定されている。これにより、灯室7が区画されている。前記灯室7内には、前記インナーパネル4および前記光源5および前記導光部材6および前記補助導光部材600および前記光拡散部材700が、それぞれ配置されている。なお、前記灯室7内には、図示されていないインナーレンズ、あるいは、前記テールランプ以外の機能のランプ、たとえば、ストップランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、ライセンスプレートランプなどが配置されている場合がある。
(インナーパネル4の説明)
前記インナーパネル4は、光不透過性の部材から構成されている。前記インナーパネル4は、図6、図7に示すように、前記ランプハウジング2側と前記ランプレンズ3および前記導光部材6および前記補助導光部材600側との間に配置されている。この結果、前記ランプハウジング2は、前記インナーパネル4により、前記ランプレンズ3および前記導光部材6および前記補助導光部材600側から見て覆い隠されている。前記インナーパネル4は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(光源5の説明)
前記光源5は、図1〜図3、図5、図10に示すように、この例では、たとえば、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型光源である。前記光源5は、基板8と、発光部9と、から構成されている。前記光源5は、前記ランプハウジング2に直接あるいは他の部材(固定部材としてのブラケットなど)を介して取り付けられている。前記光源5は、前記灯室7内の前記ランプハウジング2側に配置されている。すなわち、前記基板8は、前記導光部材6および前記補助導光部材600に対して前記ランプハウジング2側に配置されている。一方、前記発光部9は、前記ランプレンズ3および前記導光部材6および前記補助導光部材600側に対向して配置されている。
(導光部材6の説明)
前記導光部材6は、内部における全反射作用により(内部での全反射を利用して)光(図中、実線矢印、破線矢印を参照)を中心線(中心軸線)O方向に沿って導くものである。前記導光部材6は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記導光部材6は、前記灯室7内の前記ランプレンズ3側に配置されている。すなわち、前記導光部材6は、前記光源5に対して前記ランプレンズ3側に配置されている。前記導光部材6は、出射部10と、入射部11と、補助出射部12と、を備える。前記導光部材6は、前記インナーパネル4あるいは前記ランプハウジング2のうち少なくともいずれか一方に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(出射部10の説明)
前記出射部10は、断面形状が円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。前記出射部10の直径(基本直径)は、この例では、約5〜8mmである。なお、前記出射部10は、丸棒形状に限定されない。前記出射部10の側面のうち前記ランプレンズ3側に対向する側面(すなわち、図8中において、2本の二点鎖線の間の凸円面もしくはほぼ凸円面)には、帯形状(ベルト形状)の出射面13が設けられている。これにより、棒形状の前記出射部10は、側面に前記出射面13を有する。また、前記出射面13は、前記ランプレンズ3に対向する。
前記出射面13は、前記ランプレンズ3の意匠面に沿って設けられている。前記出射面13は、図7、図8に示すように、前記導光部材6中に入射した入射光L1であって前記導光部材6中に導かれた光(以下、単に「入射光L1」と称する)の一部を、出射光L2として外部(すなわち、前記ランプレンズ3側であって車両の後方もしくは側方)に出射させるものである。なお、前記出射面13は、前記入射光L1の残りを全反射作用により前記導光部材6中に反射させるものである。
前記出射部10の側面であって前記出射面13に対して反対側の面もしくはほぼ反対側の面には、反射面14と段差面15とが設けられている。前記反射面14と前記段差面15とは、前記出射部10の前記中心線O方向に交互に多数個連続して設けられている。前記反射面14は、前記入射光L1の一部を、反射光として前記出射面13側に反射させるものである。なお、1個の前記反射面14と1個の前記段差面15とは、1個のプリズムを構成する。
前記出射部10の正面形状は、図6、図9に示す帯状の正面形状をなす。すなわち、前記出射部10の中間部分16は、正面視湾曲形状をなしている。前記出射部10の一方の部分17は、前記中間部分16から水平方向に延設された正面視水平形状をなしている。前記出射部10の他方の部分18は、前記中間部分16から斜め下方向に延設された正面視傾斜形状をなしている。なお、便宜上、前記中間部分16と前記一方の部分17との間の境界線、および、前記中間部分16と前記他方の部分18との間の境界線を、図1、図6中の二点鎖線で示す。前記一方の部分17の側面および前記他方の部分18の側面には、前記出射面13が設けられている。前記一方の部分17の端部は、前記補助導光部材600の一部を覆う。前記他方の部分18の端面は、前記隣接車両用灯具100側に対向する。
(入射部11の説明)
前記入射部11は、断面形状がほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。前記入射部11の一端面すなわち前記光源5の前記発光部9に対向する面には、入射面19が設けられている。これにより、棒形状の前記入射部11は、一端面に前記入射面19を有する。また、前記入射面19は、前記光源5の前記発光部9に対向する。前記入射面19は、相互に連接する2個の円形の一部の面(たとえば、瓢箪形状の面)、もしくは、2個の半円形面と1個のつなぎ面とからなる面(たとえば、長円形の面)をなす。前記入射部11の他端面20は、1個の前記入射面19から2個に分岐されている。前記入射部11の直径(基本直径)は、この例では、約5〜8mmである。
(光制御部23の説明)
前記出射部10の前記中間部分16の一側面21には、前記入射部11の2個の前記他端面20がそれぞれ一体に接続されている。すなわち、前記入射部11の2個の前記他端面20は、前記出射部10の前記中間部分16の前記一側面21にそれぞれ一体に接続されている。前記出射部10の前記中間部分16の他側面22には、光制御部23が設けられている。前記光制御部23は、図5に示すように、前記入射面19から前記入射部11に入射した光すなわち前記入射光L1であって、前記入射部11から前記出射部10に流入した光すなわち導かれた光L3を、反射光L9として、前記出射部10側に反射させる反射面24から構成されている。前記光制御部23は、前記入射部11の2個の前記他端面20にそれぞれ対応して設けられている。すなわち、前記光制御部23は、前記入射部11の一方の前記他端面20に対応する部分である前記一方の部分17側の前記中間部分16と、前記入射部11の他方の前記他端面20に対応する部分である前記他方の部分18側の前記中間部分16と、にそれぞれ設けられている。
前記反射面24は、前記出射部10の前記中心線O方向に、段差面25と交互に多数個、この例では、5個ずつ連続して設けられている。なお、1個の前記反射面24と1個の前記段差面25とは、1個のプリズムを構成する。この例の前記光制御部23は、前記反射面24と前記段差面25とから構成されている。前記反射面24は、前記入射部11の仮想延長側面26に基づいて設けられている。
(仮想延長側面26の説明)
前記仮想延長側面26は、図1、図3、図5中の破線および図4中の実線に示すように、前記一側面21から前記他側面22までの範囲に亘って、前記入射部11の側面から仮想的に延長して設定された側面である。前記仮想延長側面26は、図2に示す既存の導光部材(既存の車両用導光部材)6Aにおける2本の湾曲部分606、607の湾曲面と、同様もしくはほぼ同様の面をなす。前記既存の導光部材6Aは、図2に示すように、前記光源5の前記発光部9から放射された光であって、1本の入射部603の入射面605から入射した入射光L10を、2本の前記湾曲部分606、607の湾曲面において、反射光L70として、2本の出射部601、602側にそれぞれ分岐反射させるものである。この結果、前記仮想延長側面26は、前記導かれた光L3を、反射光L7(図3中の破線矢印を参照)として前記出射部10側に反射させる面である。
(反射面24(241、242、243、244、245)の説明)
前記反射面24と前記仮想延長側面26とは、平行もしくはほぼ平行である、すなわち、前記出射部10の前記他側面22であって前記反射面24が設けられる前の外形他側面27と、前記反射面24とのなす角度は、前記外形他側面27と前記仮想延長側面26とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。この結果、前記反射面24と前記仮想延長側面26とは、前記導かれた光L3を、同等もしくはほぼ同等に、前記反射光L9としてまた前記反射光L7として、前記出射部10側に反射させるものである。
以下、図4を参照して詳細に説明する。なお、図4においては、前記一方の部分17側の前記中間部分16における前記光制御部23について説明する。前記他方の部分18側の前記中間部分16における前記光制御部23は、前記一方の部分17側の前記中間部分16における前記光制御部23のほぼ左右逆の構造となす。このために、前記他方の部分18側の前記中間部分16における前記光制御部23の詳細な説明は、省略する。
図4において、前記仮想延長側面26と前記他側面22すなわち前記外形他側面27との交線(交点)をA0とする。前記仮想延長側面26と前記一側面21との交線(交点)をA5とする。前記仮想延長側面26を、任意の個数この例では5個に等間隔に分割する。前記仮想延長側面26における5本の分割線(5個の分割点)をA1、A2、A3、A4、A5とする。なお、第5の前記分割線A5は、前記仮想延長側面26と前記一側面21との前記交線A5と、一致する。5本の前記分割線A1、A2、A3、A4、A5からそれぞれ垂直面(垂直線)を前記外形他側面27に引く(下ろす)。5個の前記垂直面と前記外形他側面27との交線(交点)を5本の分割線(5個の分割点)B1、B2、B3、B4、B5とする。5本の前記分割線B1、B2、B3、B4、B5により、前記外形他側面27のうち前記一方の部分17側の前記外形他側面27は、前記交線A0から5個に等間隔に分割される。なお、5個の前記垂直面をA1−B1、A2−B2、A3−B3、A4−B4、A5−B5とする。また、5個の前記反射面24を、241、242、243、244、245とする。
前記交線A0から第1の前記垂直面A1−B1までの間に、前記仮想延長側面26の前記交線A0・第1の前記分割線A1間の接面(接線)の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等の傾斜角度の第1の前記反射面241を、設ける。これにより、前記交線A0・第1の前記分割線B1間の前記外形他側面27と第1の前記反射面241とのなす角度は、前記交線A0・第1の前記分割線B1間の前記外形他側面27と前記交線A0・第1の前記分割線A1間の前記仮想延長側面26の前記接面とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。
第1の前記分割線B1から第2の前記垂直面A2−B2までの間に、前記仮想延長側面26の第1の前記分割線A1・第2の前記分割線A2間の接面(接線)の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等の傾斜角度の第2の前記反射面242を、設ける。これにより、第1の前記分割線B1・第2の前記分割線B2間の前記外形他側面27と第2の前記反射面242とのなす角度は、第1の前記分割線B1・第2の前記分割線B2間の前記外形他側面27と第1の前記分割線A1・第2の前記分割線A2間の前記仮想延長側面26の前記接面とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。
第2の前記分割線B2から第3の前記垂直面A3−B3までの間に、前記仮想延長側面26の第2の前記分割線A2・第3の前記分割線A3間の接面(接線)の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等の傾斜角度の第3の前記反射面243を、設ける。これにより、第2の前記分割線B2・第3の前記分割線B3間の前記外形他側面27と第3の前記反射面243とのなす角度は、第2の前記分割線B2・第3の前記分割線B3間の前記外形他側面27と第2の前記分割線A2・第3の前記分割線A3間の前記仮想延長側面26の前記接面とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。
第3の前記分割線B3から第4の前記垂直面A4−B4までの間に、前記仮想延長側面26の第3の前記分割線A3・第4の前記分割線A4間の接面(接線)の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等の傾斜角度の第4の前記反射面244を、設ける。これにより、第3の前記分割線B3・第4の前記分割線B4間の前記外形他側面27と第4の前記反射面244とのなす角度は、第3の前記分割線B3・第4の前記分割線B4間の前記外形他側面27と第3の前記分割線A3・第4の前記分割線A4間の前記仮想延長側面26の前記接面とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。
第4の前記分割線B4から第5の前記垂直面A5−B5までの間に、前記仮想延長側面26の第4の前記分割線A4・第5の前記分割線A5間の接面(接線)の傾斜角度と同等もしくはほぼ同等の傾斜角度の第5の前記反射面245を、設ける。これにより、第4の前記分割線B4・第5の前記分割線B5間の前記外形他側面27と第5の前記反射面245とのなす角度は、第4の前記分割線B4・第5の前記分割線B5間の前記外形他側面27と第4の前記分割線A4・第5の前記分割線A5間の前記仮想延長側面26の前記接面とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。
(補助光制御部28の説明)
前記出射部10の前記中間部分16の前記他側面22には、前記光制御部23と共に補助光制御部28が設けられている。すなわち、前記補助光制御部28は、前記出射部10の前記一方の部分17側の前記光制御部23と前記出射部10の前記他方の部分18側の前記光制御部23との間に、設けられている。すなわち、前記補助光制御部28は、前記入射部11の一方の前記他端面20に対応する前記光制御部23と、前記入射部11の他方の前記他端面20に対応する前記光制御部23と、の間に設けられている。前記補助光制御部28は、前記導かれた光L3を、前記出射部10側に反射させる反射面機能と、前記出射部10から前記外部に屈折出射させる出射面機能とを有する反射面・出射面29から構成されている。
前記反射面・出射面29は、前記出射部10の前記中心線O方向に、段差面30と交互に多数個連続して設けられている。なお、1個の前記反射面・出射面29と1個の前記段差面30とは、1個のプリズムを構成する。この例の前記補助光制御部28は、前記反射面・出射面29と前記段差面30とから構成されている。
(補助出射部12の説明)
前記補助出射部12は、前記導光部材6の前記出射部10に一体に設けられている。前記補助出射部12は、板形状をなす。前記補助出射部12の板厚は、前記出射部10の直径よりも小さい。図6、図9に示すように、前記補助出射部12の一平面には、出射面31が設けられている。前記出射面31は、前記出射部10から前記補助出射部12中に導かれた光(図示せず)を出射光(図示せず)として、前記補助出射部12中から外部に出射させるものである。前記出射面31には、導かれた前記光を前記補助出射部12中から外部に拡散出射させる拡散素子(魚眼プリズム、シボ加工など)が設けられている。
(補助導光部材600の説明)
以下、前記補助導光部材600を、図6〜図11を参照して説明する。なお、前記補助導光部材600の構成は、前記導光部材6の構成および図2に示す前記既存の導光部材6Aの構成と同様もしくはほぼ同様である。図6〜図11において、図2と同符号は、前記既存の導光部材6Aの構成と同様もしくはほぼ同様である。
前記補助導光部材600は、内部での全反射を利用して光(図中、実線矢印を参照)を中心線(中心軸線)方向に沿って導くものである。前記補助導光部材600は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記補助導光部材600は、前記光源5に対して前記ランプレンズ3側に配置されている。前記補助導光部材600は、2本の前記出射部601、602と、1本の前記入射部603と、を備える。前記補助導光部材600は、前記インナーパネル4あるいは前記ランプハウジング2のうち少なくともいずれか一方に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
(出射部601、602の説明)
2本の前記出射部601、602は、前記導光部材6の前記出射部10の前記中間部分16を除いた前記一方の部分17と前記他方の部分18とにそれぞれ対応している。2本の前記出射部601、602は、断面形状が円形もしくはほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。2本の前記出射部601、602の直径(基本直径)は、この例では、約5〜8mmである。2本の前記出射部601、602の側面のうち前記ランプレンズ3側に対向する側面(凸円面もしくはほぼ凸円面)には、帯形状(ベルト形状)の出射面604が設けられている。前記出射面604は、前記ランプレンズ3の意匠面に沿って設けられている。前記出射面604は、図7、図8に示すように、2本の前記出射部601、602中に入射した入射光L10の一部を、出射光L2として前記外部に出射させるものである。
2本の前記出射部601、602の側面であって前記出射面604に対して反対側の面もしくはほぼ反対側の面には、反射面14と段差面15とが設けられている。前記反射面14と前記段差面15とは、2本の前記出射部601、602の前記中心線方向に交互に多数個連続して設けられている。前記反射面14は、前記入射光L10の一部を、反射光として前記出射面604側に反射させるものである。なお、1個の前記反射面14と1個の前記段差面15とは、1個のプリズムを構成する。
2本の前記出射部601、602の正面形状は、図6、図9に示す帯状の正面形状をなす。すなわち、一方の前記出射部601は、正面視水平形状をなしている。他方の前記出射部602は、正面視傾斜形状をなしている。一方の前記出射部601の一端面および他方の前記出射部602の一端面は、前記隣接車両用灯具100に対向する。
(入射部603の説明)
前記入射部603は、断面形状がほぼ円形の円柱形状すなわち丸棒形状をなす。前記入射部603の一端面すなわち前記光源5の前記発光部9に対向する面には、前記入射面605が設けられている。前記入射面605は、相互に連接する2個の円形の一部の面(たとえば、瓢箪形状の面)、もしくは、2個の半円形面と1個のつなぎ面とからなる面(たとえば、長円形の面)をなす。前記入射部603の他端面は、1個の前記入射面605から2個に分岐されている。前記入射部603の2個の前記他端面は、2本の前記出射部601、602の他端面に、それぞれ2本の前記湾曲部分606、607を介して一体に接続されている。一方の前記出射部601側の前記湾曲部分606は、前記一方の部分17の端部により覆われている。前記入射部603および2本の前記湾曲部分606、607の直径(基本直径)は、この例では、約5〜8mmである。
(湾曲部分606、607の説明)
2本の前記湾曲部分606、607は、湾曲面において、1本の前記入射部603側からの前記入射光L10の大部分を、前記反射光L70として、2本の前記出射部601、602側にそれぞれ分岐反射させるものである。
(光拡散出射面608の説明)
2個の前記湾曲部分606、607の前記入射部603における分岐部分の谷部分には、光拡散出射面608が設けられている。前記光拡散出射面608は、前記入射面605から前記入射部603中に入射した前記入射光L10の一部を、拡散出射光L4として、前記外部であって、2個の前記湾曲部分606、607の間および2本の前記出射部601、602の間に、出射させるものである。
前記光拡散出射面608は、図11に示すように、湾曲面(曲面)と平面とから構成されている。前記光拡散出射面608の中央部分(図11中の2本の二点鎖線の間の部分)は、湾曲面に形成されている。前記光拡散出射面608の両端部分(図11中の2本の二点鎖線と2個の前記湾曲部分606、607と間の部分)は、平面に形成されている。
前記光拡散出射面608の中央部分の湾曲面は、前記拡散出射光L4を、2個の前記湾曲部分606、607の間の中間および2本の前記出射部601、602の間の中間に拡散させて出射させるのに適しいている。前記光拡散出射面608の両端部分の平面は、前記拡散出射光L4を、2個の前記湾曲部分606、607側および2本の前記出射部601、602側に拡散させて出射させるのに適しいている。
なお、前記光拡散出射面608は、図11に示す湾曲面と平面とから構成されているもの以外のものであっても良い。たとえば、1個もしくは複数個の湾曲面から構成されているもの、1個もしくは複数個の平面から構成されているもの、1個もしくは複数個の湾曲面と1個もしくは複数個の平面との組み合わせから構成されているものなどであっても良い。
(光拡散部材700の説明)
前記光拡散部材700は、図6、図10に示すように、2個の前記湾曲部分606、607の間の中間および2本の前記出射部601、602の間に設けられている。前記光拡散部材700は、前記光拡散出射面608からの前記拡散出射光L4を拡散光L5として前記外部に拡散出射させるものである。
前記光拡散部材700は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)などの透明樹脂材から構成されている。前記光拡散部材700は、板形状をなし、かつ、正面視形状が湾曲形状をなす(図6参照)。前記光拡散部材700は、前記光拡散出射面608および2個の前記湾曲部分606、607の正面を覆う。前記光拡散部材700は、前記導光部材6と一体ものであっても良いし、前記導光部材6と別部品のものであっても良い。前記光拡散部材700は、前記導光部材6と別部品の場合において、前記導光部材6、前記インナーパネル4あるいは前記ランプハウジング2のうち少なくともいずれか一方に直接あるいは他の部材を介して取り付けられている。
前記光拡散部材700の一面(前記光拡散出射面608に対向する面)は、入射面であって、前記光拡散出射面608から出射した前記拡散出射光L4を前記光拡散部材700中に入射させるものである。前記光拡散部材700の他面(前記ランプレンズ3に対向する面)は、出射面であって、前記光拡散部材700中に入射した入射光を、前記拡散光L5として外部に拡散出射させるものである。前記光拡散部材700の出射面には、光拡散素子(魚眼プリズム、シボ加工など)701が設けられている。なお、前記光拡散部材700の入射面は、平面であっても良いし、光拡散素子が設けられている面であっても良い。
(隣接車両用灯具100の説明)
前記隣接車両用灯具100は、車両(図示せず)の後部であって、この例ではバックドア(図示せず)の左右両側にそれぞれ装備される。前記隣接車両用灯具100と前記車両用灯具1とは、相互に隣接して装備される。前記隣接車両用灯具100は、図6、図7、図9に示すように、ランプハウジング102と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)103と、図示しないインナーパネル(インナーハウジング)および光源と、車両用導光部材としての導光部材(ライトガイド、導光体)106と、を備えるものである。
前記ランプハウジング102および前記ランプレンズ103により灯室107が区画されている。前記灯室107内には、前記インナーパネルおよび前記光源および前記導光部材106が配置されている。前記導光部材106は、前記導光部材6および前記補助導光部材600とほぼ同様の構成からなる。
前記導光部材106の側面には、帯形状の出射面113が前記ランプレンズ103の意匠に沿って設けられている。前記導光部材106の一端面あるいは前記導光部材106の中間部分には、入射面(図示せず)が設けられている。前記入射面は、前記光源に対向している。前記導光部材106の他端面は、前記車両用灯具1の前記導光部材6の端面および前記補助導光部材600の一端面に近接して対向する。
(実施形態の作用の説明)
この実施形態にかかる車両用導光部材(以下、「導光部材6」と称する)、車両用灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
(導光部材6の発光の説明)
導光部材6用の光源5の発光部9と補助導光部材600用の光源5の発光部9とを同時に点灯する。すると、導光部材6用の光源5の発光部9から放射された光は、入射光L1として、導光部材6の入射部11の入射面19から導光部材6中に入射する。導光部材6中に入射した入射光L1は、導光部材6中を、入射部11の入射面19側から出射部10の一方の部分17の端部側および出射部10の他方の部分18の端面側に、全反射を繰り返しながら導かれる。
出射部10の一方の部分17および他方の部分18中に導かれた入射光L1の一部は、反射面14で反射される。その反射光の一部は、出射光L2として、出射部10の一方の部分17の出射面13および他方の部分18の出射面13からランプレンズ3を経て外部すなわち車両の後方もしくは側方に出射する。
この時、図5に示すように、導光部材6中に入射した入射光L1であって、入射部11から出射部10に流入した導かれた光L3の大部分は、光制御部23の反射面24(241〜245)で出射部10側に反射される。このために、出射部10の中間部分16において、強い光が出射部10の中間部分16から外部に出射することがなく、点光がない。
また、図5に示すように、導かれた光L3の残りの部分は、出射光L6として、光制御部23の反射面24(241〜245)および補助光制御部28の反射面・出射面29から外部に出射する。このために、出射部10の中間部分16において、弱い光の出射光L6が出射部10の中間部分16から外部に出射する。
この結果、導光部材6の中間部分16および一方の部分17および他方の部分18は、図9中の斜線(ハッチング)に示すように、強さが均一もしくはほぼ均一な光で、連続した1本の帯状に発光する。なお、弱い光の出射光L6は、光制御部23の段差面25および補助光制御部28の段差面30から外部に出射する場合がある。
(補助導光部材600の発光の説明)
導光部材6の発光と同時に、補助導光部材600用の光源5の発光部9から放射された光は、入射光L10として、補助導光部材600の入射部603の入射面605から補助導光部材600中に入射する。補助導光部材600中に入射した入射光L10は、補助導光部材600中を、1本の入射部603の入射面605側から2本の湾曲部分606、607を経て2本の出射部601、602の一端面側に、全反射を繰り返しながら導かれる。ここで、1本の入射部603側からの入射光L10の大部分は、2本の湾曲部分606、607の湾曲面において、反射光L70として、2本の出射部601、602側にそれぞれ分岐反射される。
2本の出射部601、602中に導かれた入射光L10(反射光L70)の一部は、反射面で反射される。その反射光の一部は、出射光として、2本の出射部601、602の出射面604からランプレンズ3を経て外部すなわち車両の後方もしくは側方に出射する。
この時、補助導光部材600中に入射した入射光L10の一部は、拡散出射光L4として、外部に出射する。この拡散出射光L4は、入射面から光拡散部材700中に入射し、かつ、光拡散部材700の出射面(光拡散素子)から拡散光L5として、外部に拡散出射する。
この結果、補助導光部材600の2本の出射部601、602および光拡散部材700は、図9中の斜線(ハッチング)に示すように、強さが均一もしくはほぼ均一な光で、連続した1本の帯状に発光する。
(補助出射部12の発光の説明)
導光部材6の発光および補助導光部材600の発光と同時に、導光部材6の出射部10から補助出射部12中に導かれた光は、出射光として、補助出射部12の出射面31から外部に出射(拡散出射)する。
この結果、帯状に発光している状態の導光部材6と補助導光部材600との間の補助出射部12は、図9中の点々に示すように、面状に発光する。なお、補助出射部12の面状発光の強さは、導光部材6および補助導光部材600の帯状発光の強さより若干弱い。
(隣接車両用灯具100の導光部材106の発光の説明)
ここで、隣接車両用灯具100の光源を車両用灯具1の光源5と同時に点灯する。すると、光源から放射された光は、入射光として、導光部材106中に入射する。導光部材106中に入射した入射光は、導光部材106中を導かれ、かつ、出射光として、出射面113からランプレンズ3を経て外部すなわち車両の後方もしくは側方に出射する。
この結果、隣接車両用灯具100の導光部材106は、図9中の斜め破線に示すように、帯状に発光する。この時、車両用灯具1と隣接車両用灯具100とは、相互に隣接して装備されている。このために、車両用灯具1の導光部材6の端面および補助導光部材600の一端面と、隣接車両用灯具100の導光部材106の他端面とは、相互に近接して対向している。これにより、車両用灯具1の帯状に発光している導光部材6および補助導光部材600と、隣接車両用灯具100の帯状に発光している導光部材106とは、図9に示すように、あたかも、連続した1本の帯状の発光状態が得られる。
(実施形態の効果の説明)
この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、光制御部23の反射面24(241〜245)により、入射面19から入射部11に入射した光すなわち入射光L1であって、入射部11から出射部10に流入した光すなわち導かれた光L3が、出射部10側に反射する。この結果、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、点光がなく、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができる。
ここで、この実施形態にかかる光制御部23の反射面24(241〜245)を設けなかった導光部材(車両用導光部材、以下、単に「従来の導光部材」と称する)6Bについて、図3を参照して説明する。図3において、図1、図4〜図9と同符号は、この実施形態にかかる導光部材6の構成と同様もしくはほぼ同様の構成である。
従来の導光部材6Bは、図1、図5に示すこの実施形態にかかる導光部材6と同様に、出射部10の途中の一側面21に入射部11の他端面20を一体に接続した構成からなる。このために、従来の導光部材6Bの出射部10には、既存の導光部材6Aの2本の湾曲部分606、607の湾曲面(図3中の仮想延長側面26を参照)が形成されていない。
これにより、従来の導光部材6Bは、入射部11から出射部10に流入した導かれた光L3が外形他側面(他側面22)からそのまま出射光L8として外部に出射する。すなわち、図3に示すように、従来の導光部材6Bにおいて、導かれた光L3は、仮想延長側面26で反射して反射光L7として出射部10(一方の部分17および他方の部分18)中側に反射せずに、仮想延長側面26をそのまま通り抜けて外形他側面27(他側面22)から出射光L8として外部に出射する。したがって、従来の導光部材6Bを正面(車両の後側から前側であって、図3中の矢印C)から見ると、従来の導光部材6Bの出射部10の外形他側面27(他側面22)において、点光がある。このために、従来の導光部材6Bは、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができない。
これに対して、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、図1、図4、図5に示すように、出射部10の他側面22(外形他側面27)に、光制御部23の反射面24(241〜245)を、設けるものである。このために、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、光制御部23の反射面24(241〜245)により、導かれた光L3を、反射光L9として、出射部10(一方の部分17および他方の部分18)中側に反射させることができる。この結果、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、点光をなくすことができ、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を得ることができる。
この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、外形他側面27と反射面24(241〜245)とのなす角度が、外形他側面27と仮想延長側面26とのなす角度と、同等もしくはほぼ同等である。このために、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、反射面24(241〜245)により、導かれた光L3を反射光L9として出射部10側に確実に反射させることができる。すなわち、反射面24(241〜245)は、仮想延長側面26および既存の導光部材6Aの湾曲部分606、607の湾曲面と、同様もしくはほぼ同様に、導かれた光L3(入射光L10)を反射光L9(反射光L7、反射光L70)として出射部10側に確実に反射させることができる。この結果、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光を確実に得ることができる。
この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、出射部10の中間部分16の他側面22に光制御部23の反射面24(241〜245)と共に補助光制御部28の反射面・出射面29を設けるものである。このために、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、出射部10の中間部分16において、弱い光の出射光L6が出射部10の中間部分16から外部に出射する。これにより、導光部材6の中間部分16および一方の部分17および他方の部分18は、強さが均一もしくはほぼ均一な光で、連続した1本の帯状に発光する。この結果、この実施形態にかかる導光部材6、車両用灯具1は、光の強さが均一もしくはほぼ均一な帯状の発光をさらに確実に得ることができる。
(変形例の説明)
以下、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の変形例について図5を参照して説明する。
この変形例にかかる車両用導光部材、車両用灯具は、導光部材6の出射部10の中間部分16に光拡散部材700(図5中の二点鎖線を参照)を、光制御部23の反射面24(241〜245)および補助光制御部28の反射面・出射面29に対向して配置するものである。
この変形例にかかる車両用導光部材、車両用灯具は、光制御部23の反射面24(241〜245)、段差面25および補助光制御部28の反射面・出射面29、段差面30から出射した出射光L6が光拡散部材700の光拡散素子701から拡散光L5として外部に拡散出射する。このために、この変形例にかかる車両用導光部材、車両用灯具は、導光部材6の出射部10の中間部分16と一方の部分17および他方の部分18とが、光の強さが均一もしくはほぼ均一な状態で、帯状に発光する。
(実施形態、変形例以外の例の説明)
なお、前記の実施形態、変形例においては、リアコンビネーションランプのテールランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、リアコンビネーションランプのテールランプ以外のランプにも適用することができる。たとえば、リアコンビネーションランプのストップランプ、サイドマーカーランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、ライセンスプレートランプ、あるいは、フロントコンビネーションランプのターンシグナルランプ、クリアランスランプ、サイドマーカーランプ、デイタイムランニングランプなどにも適用することができる。
前記の実施形態、変形例においては、補助出射部12を導光部材6の出射部10に一体に設けたものである。ところが、この発明においては、補助出射部12を補助導光部材600の出射部602に一体に設けたものであっても良いし、また、補助出射部12を導光部材6の出射部10と補助導光部材60の出射部602とに一体に設けたものであっても良い。
前記の実施形態、変形例においては、リアコンビネーションランプのテールランプすなわち1機能の車両用灯具について説明するものである。ところが、この発明においては、リアコンビネーションランプあるいはフロントコンビネーションランプの2機能の車両用灯具に適用することができる。
前記の実施形態、変形例においては、補助光制御部28が反射面・出射面29から構成されているものである。ところが、この発明においては、補助光制御部28が反射面から構成されているもの、あるいは、出射面から構成されているものであっても良い。
前記の実施形態、変形例においては、光制御部23、補助光制御部28が正面視湾曲形状をなしている出射部10の中間部分16に設けられているものである。ところが、この発明においては、光制御部23、補助光制御部28を出射部10の端部分に設けても良いし、正面視直線形状をなしている部分に設けても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態、変形例により限定されるものではない。
1 車両用灯具
2 ランプハウジング
3 ランプレンズ
4 インナーパネル
5 光源
6 導光部材
7 灯室
8 基板
9 発光部
10 出射部
11 入射部
12 補助出射部
13 出射面
14 反射面
15 段差面
16 中間部分
17 一方の部分
18 他方の部分
19 入射面
20 他端面
21 一側面
22 他側面
23 光制御部
24(241、242、243、244、245) 反射面
25 段差面
26 仮想延長側面
27 外形他側面
28 補助光制御部
29 反射面・出射面
30 段差面
31 出射面
100 隣接車両用灯具
102 ランプハウジング
103 ランプレンズ
106 導光部材
107 灯室
113 出射面
600 補助導光部材
601、602 出射部
603 入射部
604 出射面
605 入射面
606、607 湾曲部分
608 光拡散出射面
700 光拡散部材
701 光拡散素子
A0 交線
A1、A2、A3、A4、A5 分割線
B1、B2、B3、B4、B5 分割線
A1−B1、A2−B2、A3−B3、A4−B4、A5−B5 垂直面
C 矢印
L1 入射光
L2 出射光
L3 導かれた光
L4 拡散出射光
L5 拡散光
L6 出射光
L7 反射光
L8 出射光
L9 反射光
L10 入射光
L70 反射光
O 中心線

Claims (4)

  1. 内部における全反射作用により光を導く車両用導光部材において、
    側面に出射面を有する出射部と、
    一端面に入射面を有する入射部と、
    を備え、
    前記出射部の一側面には、前記入射部の他端面が一体に接続されていて、
    前記出射部の他側面には、光制御部が設けられていて、
    前記光制御部は、前記入射面から前記入射部に入射した入射光を前記出射部側に反射させる反射面から構成されている、
    ことを特徴とする車両用導光部材。
  2. 前記反射面は、前記入射部の仮想延長側面に基づいて設けられていて、
    前記仮想延長側面は、前記出射部の前記一側面から前記出射部の前記他側面までの範囲に亘って、前記入射部の側面から仮想的に延長して設定された側面であり、
    前記反射面と前記仮想延長側面とは、平行もしくはほぼ平行である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用導光部材。
  3. 前記入射部の前記他端面は、1個の前記入射面から2個に分岐されていて、
    前記入射部の2個の前記他端面は、前記出射部の前記一側面にそれぞれ一体に接続されていて、
    前記出射部の前記他側面には、前記光制御部および補助光制御部が設けられていて、
    前記光制御部は、前記入射部の2個の前記他端面にそれぞれ対応して設けられていて、
    前記補助光制御部は、前記入射部の一方の前記他端面に対応する前記光制御部と、前記入射部の他方の前記他端面に対応する前記光制御部と、の間に設けられていて、前記導かれた光を、前記出射部側に反射させる反射面、あるいは、前記出射部から外部に出射させる出射面のうち少なくともいずれか一方の面から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用導光部材。
  4. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内の前記ランプハウジング側に配置されている光源と、
    前記灯室内の前記ランプレンズ側に配置されている前記の請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、
    を備え、
    前記出射部の前記出射面は、前記ランプレンズに対向し、
    前記入射部の前記入射面は、前記光源に対向する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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