JP2017183143A - 車両用灯具 - Google Patents

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隆文 須田
Takafumi Suda
隆文 須田
文貴 一戸
Fumitaka Ichinohe
文貴 一戸
誠 伊東
Makoto Ito
誠 伊東
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Abstract

【課題】改善された発光性能をもつ車両用灯具およびそうした車両用灯具に適する導光体を提供する。
【解決手段】車両用灯具は、第1方向に第1出射部位32aから光を出射するよう第1背向部位に列状に設けられている第1反射素子34と、第1方向と斜めに交差する第2方向に第2出射部位32bから光を出射するよう第2背向部位に列状に設けられている第2反射素子36と、を備える導光体23を備える。第1反射素子34が第2反射素子36に比べて高密度に設けられていてもよい。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に導光体を備える車両用灯具に関する。
光源、導光体、および拡散レンズを備える車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。光源は導光体の端部の近傍に配置されている。導光体は、その延在方向に沿って形成される2つの内面反射ステップを、側面周方向の異なる位置に有する。光源から導光体に入射した光は、2つの内面反射ステップによって拡散レンズの前面部および上面部に向けられる。
特開2012−190762号公報
導光体側面にステップを1つだけ有する場合に比べれば、たしかに、上記のような2つのステップをもつ導光体は、拡散レンズの発光範囲を広げられる。しかしながら、本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、上記の灯具構成が発光面積の広さや発光の均一性など発光性能に関し実際の用途における要求仕様を必ずしも満足せず、改善の余地があることを認識するに至った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、改善された発光性能をもつ車両用灯具およびそうした車両用灯具に適する導光体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の車両用灯具は、光を出射する側面を備える棒状導光体であって、前記側面の正面側に位置し、前記棒状導光体の延在方向に延在する第1出射部位と、前記側面の正面側で前記第1出射部位と周方向に隣接し、前記棒状導光体の延在方向に延在する第2出射部位と、前記第1出射部位に背向する前記側面の第1背向部位と、前記第2出射部位に背向し前記第1背向部位と周方向に隣接する前記側面の第2背向部位と、を有する棒状導光体と、少なくとも前記第2出射部位から光を受ける反射領域を備える反射部材と、少なくとも前記第1出射部位から光を受ける正面側受光領域と、前記正面側受光領域から後方に延出し少なくとも前記反射領域から光を受ける後方受光領域と、を有する光透過部材と、前記正面側受光領域に向かう第1方向に前記第1出射部位から光を出射するよう前記第1背向部位に列状に設けられている第1反射素子と、前記反射領域に向かう第2方向に前記第2出射部位から光を出射するよう前記第2背向部位に列状に設けられている第2反射素子と、を備える。前記棒状導光体は、前記反射領域より後方に配置されている。
前記第1反射素子は、前記第2反射素子に比べて高密度に設けられていてもよい。
前記後方受光領域は、前記反射領域と向かい合って配置されており、前記反射領域は、前記第2出射部位からの出射光を前記後方受光領域に向けて反射する凹条および/または凸条を有してもよい。
前記第1反射素子は、前記第2反射素子に比べて前記側面の周方向における長さが短くてもよい。
前記第1反射素子は、前記第2反射素子と異なる形状を有してもよい。
本発明の別の態様もまた、車両用灯具である。この車両用灯具は、光を出射する側面であって、前記側面の延在方向に延在する第1出射部位と、前記側面の周方向に前記第1出射部位と隣接し、前記側面の延在方向に延在する第2出射部位と、前記第1出射部位に背向する第1背向部位と、前記第2出射部位に背向し前記側面の周方向に前記第1背向部位と隣接する第2背向部位と、を有する側面と、第1方向に前記第1出射部位から光を出射するよう前記第1背向部位に列状に設けられている第1反射素子と、前記第1方向と斜めに交差する第2方向に前記第2出射部位から光を出射するよう前記第2背向部位に列状に設けられている第2反射素子と、を備える。前記第1反射素子が前記第2反射素子に比べて高密度に設けられている棒状導光体を備える。
本発明によれば、改善された発光性能をもつ車両用灯具およびそうした車両用灯具に適する導光体を提供することができる。
実施の形態に係る車両用前照灯を説明するための概略正面図である。 図1に示す車両用前照灯のA−A断面図である。 図1に示すクリアランスランプの拡大断面図である。 実施の形態に係る導光体の一部を示す概略斜視図である。 図5(a)および図5(b)は、導光体の反射素子の形状を例示する。 図3に示すクリアランスランプが発光する様子を概略的に示す。 図7(a)および図7(b)は、クリアランスランプが発光する様子を示す概略上面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に用いられる「第1」、「第2」等の用語は、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
図1は、実施の形態に係る車両用前照灯10を説明するための概略正面図である。図2は、図1に示す車両用前照灯10のA−A断面図である。
図1には、車両の左側に取り付けられる車両用前照灯10を示す。左右に配置される2つの車両用前照灯は、左右対称の構造を有する点以外は実質的に同一の構成である。
車両用前照灯10は、ランプボディ12と透明なカバー13とにより構成される灯室14内に、ロービームランプ16、ハイビームランプ18、第1クリアランスランプ20A、および第2クリアランスランプ20Bが収容されたコンビネーションヘッドランプである。
なお以下では説明の便宜上、第1クリアランスランプ20Aおよび第2クリアランスランプ20Bをクリアランスランプ20と総称することがある。図2に示されるクリアランスランプ20は、具体的には、第1クリアランスランプ20Aである。
ロービームランプ16およびハイビームランプ18は、灯室14内において車幅方向に並んで配置されている。図2では、ロービームランプ16として反射型の灯具が図示されているが、ロービームランプ16の種類は特に限定されず、例えば反射型やプロジェクタ型の車両用灯具を利用できる。反射型のロービームランプは公知であるので、ここでは詳細な説明者省略する。ハイビームランプ18の種類もまた、特に限定されず、例えば反射型やプロジェクタ型の車両用灯具を利用できる。
クリアランスランプ20は、LED21と、LED21を搭載するための基板22と、棒状導光体(以下、単に導光体ともいう)23と、光透過部材の一例としてのインナーレンズ24と、エクステンション25とから構成されている。
導光体23は、アクリルやポリカーボネート等の透明樹脂を射出成形することにより形成された棒状の部材である。導光体23の一方の端面は、LED21からの光を入射する入射面26とされている。導光体23は、入射面26から入射した光を内部で導光しながら、側面の一部から前方に向けて出射するよう構成されている。
図1において、第1クリアランスランプ20Aの導光体23は略直線状に成形されており、ランプボディ12の上縁部に延在している。第2クリアランスランプ20Bの導光体23は略直線状に成形されており、ランプボディ12の車幅方向片側縁部にて上下に延在している。第2クリアランスランプ20Bの導光体23は第1クリアランスランプ20Aの導光体23より短い。2つの導光体23は略L字状に配置されている。第1クリアランスランプ20Aの導光体23がL字の長辺にあたり、第2クリアランスランプ20Bの導光体23がL字の短辺にあたる。
LED21は、導光体23に光を供給する光源である。LED21は、導光体23の入射面26に対向するように基板22上に搭載されている。LED21は、導光体23のL字状配置の角にあたる場所に配置されている。
エクステンション25は、ロービームランプ16およびハイビームランプ18とランプボディ12との隙間を隠すために、表面アルミ蒸着処理された樹脂成形体である。エクステンション25は、導光体23の両端部を支持する。
エクステンション25の前端部は、図2に示すように、前面の開口する容器状に形成されており、導光体23を収容するためのクリアランスランプ20のランプボディとして機能する(以下、「クリアランスランプボディ27」と呼ぶ)。
インナーレンズ24は、クリアランスランプボディ27の前面開口部を覆うように設けられている。インナーレンズ24は、例えば拡散レンズである。インナーレンズ24およびクリアランスランプボディ27は、導光体23の形状に沿って延出形成されている。
図3は、図1に示すクリアランスランプ20の拡大断面図である。図4は、実施の形態に係る導光体23の一部を示す概略斜視図である。図5(a)および図5(b)は、導光体23の反射素子の形状を例示する。
インナーレンズ24は、正面側受光領域24aおよび後方受光領域24bを備える。クリアランスランプボディ27は、反射部材としてのリフレクタ28と、ベース29とを備える。リフレクタ28は、後方受光領域24bと向かい合って配置される反射領域28aを備える。リフレクタ28の後縁部がベース29に取り付けられている。
図示されるクリアランスランプ20が第1クリアランスランプ20Aである場合、後方受光領域24bは鉛直方向に上側に位置し、反射領域28aは鉛直方向に下側に位置する。図示されるクリアランスランプ20が第2クリアランスランプ20Bである場合、後方受光領域24bは車幅方向に片側に位置し、反射領域28aは車幅方向に反対側に位置する。
正面側受光領域24a、後方受光領域24b、および反射領域28aは、導光体23の延在方向に沿って延びている。図3に示されるように、正面側受光領域24aの一方の縁部(図3において上縁部)から後方受光領域24bが後方に延出しており、正面側受光領域24aの他方の縁部(図3において下縁部)の近傍から反射領域28aが後方に延出している。
導光体23は、インナーレンズ24とクリアランスランプボディ27とにより形成される灯室30内に位置決め保持されている。導光体23は、反射領域28aより後方(図3において右方)に配置されている。また、導光体23は、ベース29に囲まれている。ベース29は正面側(図3において左方)が開放されており、その開放部から導光体23は光を出射することができる。
図3に示すように、導光体23は、略円形状の断面形状を有している。また、インナーレンズ24およびクリアランスランプボディ27の断面形状は、多角形状に形成されている。インナーレンズ24で外形意匠を表現し、導光体23として細径のものを用いることにより、角柱が発光する見栄えを安価に構成できる。
導光体側面32は、第1出射部位32a、第2出射部位32b、第1背向部位32c、および第2背向部位32dを有する。第1出射部位32aは、導光体側面32の正面側に位置する。第2出射部位32bは、導光体側面32の正面側で第1出射部位32aと周方向に隣接する。第1背向部位32cは、第1出射部位32aに背向する。第2背向部位32dは、第2出射部位32bに背向し第1背向部位32cと周方向に隣接する。第1出射部位32a、第2出射部位32b、第1背向部位32c、および第2背向部位32dはそれぞれ、導光体側面32の延在方向に延在する。
第1背向部位32cには、多数の第1反射素子34が列状に設けられている。第1反射素子34は、第1方向に第1出射部位32aから光を出射するよう形成されている。第1方向は、導光体23から正面側受光領域24aに向かう方向である。
第2背向部位32dには、多数の第2反射素子36が列状に設けられている。第2反射素子36は、第1方向と斜めに交差する第2方向に第2出射部位32bから光を出射するよう形成されている。第2方向は、導光体23から反射領域28aに向かう方向である。
図4に示されるように、第1反射素子34は、第2反射素子36に比べて高密度に設けられている。すなわち、導光体23の単位長さ当たりの第1反射素子34の数は、導光体23の単位長さ当たりの第2反射素子36の数より多い。例えば、第1反射素子34の密度は、第2反射素子36の密度の2倍より大きくてもよい。第1反射素子34の密度は、第2反射素子36の密度の10倍より小さくてもよい。
また、第1反射素子34は、第2反射素子36に比べて導光体側面32の周方向における長さが短い。例えば、第1反射素子34の長さは、第2反射素子36の長さの1/2より短くてもよい。第1反射素子34の長さは、第2反射素子36の長さの1/5より長くてもよい。
図5(a)には第1反射素子34を例示し、図5(b)には第2反射素子36を例示する。理解のために、図5(a)には第1反射素子34で反射される光線Laを破線で例示し、図5(b)には第2反射素子36で反射される光線Lbを破線で例示する。
図示されるように、第1反射素子34および第2反射素子36は、導光体23の円筒状の側面から凸に形成されている。ただし、第1反射素子34は、第2反射素子と異なる形状を有する。
第1反射素子34は、導光体23内を進む光の一部を第1出射部位32aに向けて反射するよう形成されている。個々の第1反射素子34は、導光体23の第1背向部位32cにおいて周方向に延びる凸状である。第1反射素子34は、例えば、略鋸歯状であり、導光体23内での導光方向に上流側(図において左方)に短辺を有し下流側(図において右方)に長辺を有する三角状の形状を有する。第1反射素子34の形状、大きさ、配列ピッチ等は、クリアランスランプ20として要求される強度の光が第1出射部位32aから正面方向(前方)に照射されるように設計される。
第2反射素子36は、導光体23内を進む光の一部を第2出射部位32bに向けて反射するよう形成されている。個々の第2反射素子36は、導光体23の第2背向部位32dにおいて周方向に延びる凸状である。第2反射素子36は、例えば、略二等辺三角形状である。図示されるように、光線Lbは、ある第2反射素子36とその隣の第2反射素子36との間で第2背向部位32dに沿って導光体23の外を通る。第2反射素子36の形状、大きさ、配列ピッチ等は、リフレクタ28との協働によりインナーレンズ24のほぼ全域が発光するよう設計される。
インナーレンズ24は、正面側受光領域24aが少なくとも第1出射部位32aから光を受けかつ後方受光領域24bが少なくとも反射領域28aから光を受けるよう配置されている。リフレクタ28は、反射領域28aが少なくとも第2出射部位32bから光を受けるよう配置されている。正面側受光領域24aは、第2出射部位32b及び/または反射領域28aからの光の一部を受けてもよい。後方受光領域24bは、第1出射部位32a及び/または第2出射部位32bからの光の一部を直接受けてもよい。反射領域28aは、第1出射部位32aからの光の一部を受けてもよい。
反射領域28aは、複数の凹条28bを有する。凹条28bはそれぞれ、導光体23の延在方向に沿って延びている。なお、凹条28bの延在方向は、導光体23の延在方向と概ね一致していればよく、両者が厳密に一致することは必須ではない。凹条28bは、第2出射部位32bからの出射光を後方受光領域24bに向けて反射するよう形成されている。反射領域28aは、凹条28bに代えて、または凹条28bとともに、第2出射部位32bからの出射光を後方受光領域24bに向けて反射する複数の凸条を有してもよい。
図6は、図3に示すクリアランスランプ20が発光する様子を概略的に示す。図7(a)および図7(b)は、クリアランスランプ20が発光する様子を示す概略上面図である。なお、図7(a)および図7(b)には、LED21、導光体23、およびリフレクタ28を示し、他の部材は理解の容易のため省略されている。
クリアランスランプ20において、LED21に電流が供給されると、LED21から光が出射される。LED21から出射された光は、入射面26より導光体23内に入射する。導光体23内に入射した光は、全反射を繰り返しながら導光体23内を進行する。
導光体23内を進行する間に第1反射素子34に入射した光は、第1反射素子34により第1出射部位32aに向けて反射され、第1出射部位32aから出射される。導光体23の延在方向に沿って設けられた第1反射素子34の各々において同様の反射が生じることにより、導光体23の延在方向に沿った第1出射部位32aの略全領域から光が出射される。第1出射部位32aから出射された光は、インナーレンズ24の正面側受光領域24aを通って灯具前方に照射される(図6および図7(a)に光線L1として示す)。
一方、導光体23内を進行する間に第2反射素子36に入射した光は、第2反射素子36により第2出射部位32bに向けて反射され、第2出射部位32bから出射される。導光体23の延在方向に沿って設けられた第2反射素子36の各々において同様の反射が生じることにより、導光体23の延在方向に沿った第2出射部位32bの略全領域から光が出射される。導光体23を第2出射部位32bから出射した光は、反射領域28aに入射する。反射領域28a上の凹条28bにより、光はインナーレンズ24の後方受光領域24bを通って灯具外に照射される(図6および図7(b)に光線L2として示す)。
図5(a)に例示した第1反射素子34は、図7(a)に示すように、灯具正面方向を照射することができる。図5(b)に例示した第2反射素子36は、図7(b)に示すように、灯具正面方向以外の領域(例えば灯具側方方向)を照射することができる。
以上説明したように、導光体側面32の第1出射部位32aから出射する光は、インナーレンズ24の正面側受光領域24aに向かう。導光体側面32の第1出射部位32aと周方向に隣接する第2出射部位32bから出射する光は、リフレクタ28の反射領域28aおよび凹条28bに向かう。反射光は、インナーレンズ24の後方受光領域24bに向かう。したがって、インナーレンズ24は、正面側受光領域24aから後方受光領域24bへと導光体23によって広範囲に照明される。こうして、インナーレンズ24のほぼ全域が発光するクリアランスランプ20を提供することができる。
導光体23は、リフレクタ28の反射領域28aより後方に配置されている。図6に光線L2で例示されるように、反射領域28aから後方受光領域24bへの反射光の光路全体が導光体23の前方にのみ設定されている。そのため、反射領域28aからインナーレンズ24に向かう反射光は、導光体23によって妨げられない。
後方受光領域24bは、反射領域28aと向かい合って配置されており、反射領域28aは、第2出射部位32bからの出射光を後方受光領域24bに向けて反射する凹条28bを有する。第1クリアランスランプ20Aの場合には、凹条28bは、第2出射部位32bからリフレクタ28に入射する光を直上の後方受光領域24bに向けて反射することができる。第2クリアランスランプ20Bの場合には、凹条28bは、第2出射部位32bからリフレクタ28に入射する光を反対側の後方受光領域24bに向けて反射することができる。
第1反射素子34は、第2反射素子36に比べて高密度に設けられている。そのため、導光体側面32の第2出射部位32bから出射する光量に比べて、導光体側面32の第1出射部位32aから出射する光量を大きくすることができる。二種類の反射素子を異なる位置に異なる密度で形成することにより、導光体23から異なる2方向に向かう光量を調整することができる。
第1反射素子34は、第2反射素子36に比べて導光体側面32の周方向における長さが短い。こうして、第2出射部位32bから出射する光の角度範囲に比べて、第1出射部位32aから出射する光の角度範囲を狭くすることができる。言い換えれば、第2出射部位32bから出射する光の角度範囲を広くすることができる。このことも、インナーレンズ24の後方受光領域24bを広く照明することに役立つ。
また、第1反射素子34は、第2反射素子36と異なる形状を有する。このように、第1反射素子は第2反射素子と同一形状である必要はなく、その点で反射素子の形状の設計自由度が向上される。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることが可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
上述の実施の形態では、車両用灯具としてクリアランスランプを例示した。しかしながら、車両用灯具はクリアランスランプに限定されず、ターンシグナルランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ、ヘッドランプ等の各種の車両用灯具に広く適用することができる。また、車両用灯具の光源は、LD(レーザーダイオード)、有機または無機EL(エレクトロルミネセンス)等の他の半導体発光素子や、白熱球、ハロゲンランプ、放電球等であってもよい。
10 車両用前照灯、 23 導光体、 24 インナーレンズ、 24a 正面側受光領域、 24b 後方受光領域、 28 リフレクタ、 28a 反射領域、 28b 凹条、 32 導光体側面、 32a 第1出射部位、 32b 第2出射部位、 32c 第1背向部位、 32d 第2背向部位、 34 第1反射素子、 36 第2反射素子。

Claims (6)

  1. 光を出射する側面を備える棒状導光体であって、
    前記側面の正面側に位置し、前記棒状導光体の延在方向に延在する第1出射部位と、
    前記側面の正面側で前記第1出射部位と周方向に隣接し、前記棒状導光体の延在方向に延在する第2出射部位と、
    前記第1出射部位に背向する前記側面の第1背向部位と、
    前記第2出射部位に背向し前記第1背向部位と周方向に隣接する前記側面の第2背向部位と、を有する棒状導光体と、
    少なくとも前記第2出射部位から光を受ける反射領域を備える反射部材と、
    少なくとも前記第1出射部位から光を受ける正面側受光領域と、前記正面側受光領域から後方に延出し少なくとも前記反射領域から光を受ける後方受光領域と、を有する光透過部材と、
    前記正面側受光領域に向かう第1方向に前記第1出射部位から光を出射するよう前記第1背向部位に列状に設けられている第1反射素子と、
    前記反射領域に向かう第2方向に前記第2出射部位から光を出射するよう前記第2背向部位に列状に設けられている第2反射素子と、を備え、
    前記棒状導光体は、前記反射領域より後方に配置されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第1反射素子は、前記第2反射素子に比べて高密度に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記後方受光領域は、前記反射領域と向かい合って配置されており、前記反射領域は、前記第2出射部位からの出射光を前記後方受光領域に向けて反射する凹条および/または凸条を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
  4. 光を出射する側面であって、前記側面の延在方向に延在する第1出射部位と、前記側面の周方向に前記第1出射部位と隣接し、前記側面の延在方向に延在する第2出射部位と、前記第1出射部位に背向する第1背向部位と、前記第2出射部位に背向し前記側面の周方向に前記第1背向部位と隣接する第2背向部位と、を有する側面と、
    第1方向に前記第1出射部位から光を出射するよう前記第1背向部位に列状に設けられている第1反射素子と、
    前記第1方向と斜めに交差する第2方向に前記第2出射部位から光を出射するよう前記第2背向部位に列状に設けられている第2反射素子と、を備え、
    前記第1反射素子が前記第2反射素子に比べて高密度に設けられている棒状導光体を備えることを特徴とする車両用灯具。
  5. 前記第1反射素子は、前記第2反射素子に比べて前記側面の周方向における長さが短いことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の車両用灯具。
  6. 前記第1反射素子は、前記第2反射素子と異なる形状を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019160750A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社豊田自動織機 車両用灯具
JP2020035580A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 導光体及び照明装置

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