JP2017228463A - 車両用導光部材、車両用灯具 - Google Patents

車両用導光部材、車両用灯具 Download PDF

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Abstract

【課題】均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることができる車両用導光部材、車両用灯具を提供すること。
【解決手段】この発明は、入射部分30と、出射部分33と、導光部分34と、を備える。導光部分34において、入射部分30から出射部分33までの間の距離が短い箇所である第1箇所341の厚さT1は、入射部分30から出射部分33までの間の距離が長い箇所である第2箇所342の厚さT2に対して、薄い。この結果、この発明は、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることができる導光部材3、灯具1を提供することができる。
【選択図】 図4

Description

この発明は、車両用導光部材に関するものである。また、この発明は、車両用導光部材を備える車両用灯具に関するものである。
車両用導光部材、車両用導光部材を備える車両用灯具(以下、単に、「車両用導光部材、車両用灯具」と称する)は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用導光部材、車両用灯具について説明する。従来の車両用灯具は、光源と、車両用導光部材(レンズ部材)と、を備えるものである。従来の車両用導光部材は、主発光部と、副発光部と、導光部と、から構成されている。
従来の車両用導光部材、車両用灯具は、光源を発光させると、光源からの光が主発光部の出射面から出射して主発光部の出射面が発光して発光面が得られ、かつ、光源からの光が主発光部および導光部を経て副発光部の出射面から出射して副発光部の出射面が発光して発光面が得られる。
特開2015−219994号公報
かかる車両用導光部材、車両用灯具においては、発光面が均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光することが好ましい。しかしながら、かかる車両用導光部材、車両用灯具においては、光源から近い箇所の発光面における照度が高く(光が強く、明るく)、光源から遠い箇所の発光面における照度が低い(光が弱い、暗い)傾向にある。このために、かかる車両用導光部材、車両用灯具においては、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることが難しい。
この発明が解決しようとする課題は、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることができる車両用導光部材、車両用灯具を提供することにある。
この発明の車両用導光部材は、入射面を有する入射部分と、出射面を有する出射部分と、入射部分と出射部分との間に設けられている導光部分と、を備え、導光部分において、入射部分から出射部分までの間の距離が短い箇所である第1箇所の厚さが、入射部分から出射部分までの間の距離が長い箇所である第2箇所の厚さに対して、薄い、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材は、導光部分において、第1箇所から第2箇所までの間の箇所である第3箇所の厚さが、徐変されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材は、出射部分において、入射部分からの距離が短い箇所である第1箇所の幅が、入射部分からの距離が長い箇所である第2箇所の幅に対して、小さい、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材は、出射部分において、第1箇所から第2箇所までの間の箇所である第3箇所の幅が、徐変されている、ことを特徴とする。
この発明の車両用灯具は、灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、灯室内に配置されている光源および前記の各この発明の車両用導光部材と、を備え、入射面が、光源に対向し、出射面が、ランプレンズに対向する、ことを特徴とする。
この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、第1箇所の導光部分の厚さが薄いので、第1箇所の出射部分の光束(光量)が少なく、第1箇所の出射面の照度(明るさ)を低く抑えることができる。逆に、第2箇所の導光部分の厚さが厚いので、第2箇所の出射部分の光束(光量)が多く、第2箇所の出射部分の出射面の照度(明るさ)を高く上げることができる。この結果、この発明の車両用導光部材、車両用灯具は、入射部分からの距離に遠近がある出射部分の出射面において、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることができる。
図1は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態1を示す正面図である。 図2は、車両用灯具(リアコンビネーションランプ)を示す縦断面図(図1におけるII−II線断面図)である。 図3は、車両用導光部材(インナーレンズ)を示す正面図である。 図4は、車両用導光部材を示す縦断面図(図3におけるIV−IV線断面図)である。 図5は、車両用導光部材中における光路を示す拡大断面説明図である。 図6は、車両用導光部材の第1変形例を示す一部拡大断面説明図である。 図7は、車両用導光部材の第2変形例を示す一部拡大断面説明図である。 図8は、車両用導光部材の第3変形例を示す一部拡大断面説明図である。 図9は、車両用導光部材の第4変形例を示す一部拡大断面説明図である。 図10は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態2を示す縦断面図(図2に対応する縦断面図)である。
以下、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態(実施例)の2例を図面に基づいて詳細に説明する。この明細書において、前、後、上、下、左、右は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具を車両に装備した際の前、後、上、下、左、右である。なお、図2、図4〜図10において、車両用導光部材および光源のハッチングを省略する。
(実施形態1の構成の説明)
図1〜図5は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態1を示す。以下、この実施形態1にかかる車両用導光部材、車両用灯具の構成について説明する。図中、符号1は、この実施形態1にかかる車両用灯具である。
(車両用灯具1の説明)
車両用灯具(以下、単に「灯具」と称する)1は、この例では、リアコンビネーションランプである。灯具1は、車両(図示せず)の後部の左右両側にそれぞれ装備される。車両用灯具1は、ランプハウジング10と、ランプレンズ(たとえば、素通しのアウターカバー、アウターレンズなど)11と、光源2と、この実施形態1にかかる車両用導光部材(ライトガイド、導光体)3と、を備えるものである。車両用導光部材(以下、単に「導光部材」と称する)3は、この例では、インナーレンズである。光源2および導光部材3は、リアコンビネーションランプのテールランプTLを構成する。
(ランプハウジング10およびランプレンズ11の説明)
ランプハウジング10は、たとえば、光不透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプハウジング10は、主に車両の後側から外側にかけての部分が開口し、一方、主に車両の前側から内側にかけての部分が閉塞した形状をなす。
ランプレンズ11は、たとえば、光透過性の部材(樹脂部材など)から構成されている。ランプレンズ11は、主に車両の前側から内側にかけての部分が開口し、一方、主に車両の後側から外側にかけての部分が閉塞した形状をなす。ランプレンズ11の閉塞部分の意匠面は、車両の後部の意匠面に沿う。
ランプハウジング10の開口縁とランプレンズ11の開口縁とは、固定されている。これにより、灯室12が区画されている。灯室12内には、光源2および導光部材3から構成されているテールランプTL、ストップランプSL、バックアップランプBL、ターンシグナルランプTrLなどがそれぞれ配置されている。なお、灯室12内には、図示されていないインナーパネルやインナーハウジングやエクステンションなどがそれぞれ配置されている。
(光源2の説明)
光源2は、基板20と、発光部21と、を有する。基板20は、取付部材この例ではヒートシンク4を介してランプハウジング10に取り付けられている。発光部21は、この例では、LED、OELまたはOLED(有機EL)などの自発光半導体型発光素子(半導体発光素子)を1個もしくは複数個有する。発光部21の発光面は、ランプレンズ11側に対向している。
光源2は、この例では、2個灯室12内に配置されている。光源2から放射される光Lは、この例では、赤色である。このために、導光部材3から出射される光L3は、赤色である。これにより、テールランプTLは、赤色光を照射する機能を有する。
(導光部材3の説明)
導光部材3は、この例では、アクリル樹脂やPC(ポリカーボネート)、PMMA(ポリメタクリル酸メチル、メタクリル樹脂)などの無色透明樹脂材からなる。導光部材3は、この例では、無色透明であるが、有色この例では赤色透明であっても良い。導光部材3は、この例では、正面視形状が左右に長いほぼ四角形状の板形状をなす。
導光部材3は、取付部材、この例では取付ブラケット40を介してランプハウジング10に取り付けられている。取付部材としてのヒートシンク4と取付ブラケット40とは、別体構造でも一体構造でもよい。
導光部材3は、この例では、1個灯室12内に配置されている。導光部材3は、光源2に対して、ランプレンズ11側に配置されている。導光部材3は、入射部分30と、出射部分33と、導光部分34と、第1反射部分31と、第2反射部分32と、を備える。入射部分30、出射部分33、導光部分34、第1反射部分31および第2反射部分32は、一体構造をなす。
(入射部分30の説明)
入射部分30は、2個の光源2に対応して2個設けられている。入射部分30は、この例では、円柱形状をなしていて、光源2およびランプハウジング10側に突出している。入射部分30の中心軸Oは、光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心を通りかつ光源2の発光面に対して垂直もしくはほぼ垂直である。
入射部分30の突出側の面、すなわち、光源2の発光面に対向する面には、入射面300が設けられている。入射面300は、焦点F1が中心軸O上でかつ光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する凸レンズ面からなる。入射面300は、光源2から放射された光Lを平行光もしくはほぼ平行光の入射光L0として入射部分30中に入射する。
(第1反射部分31の説明)
第1反射部分31は、入射部分30と導光部分34との間に設けられている。第1反射部分31の入射部分30に対して反対側の面には、第1反射面310が設けられている。第1反射面310は、中心軸Oを中心軸として回転させてなる円錐面からなる。円錐面の第1反射面310と中心軸Oとのなす角度は、45°もしくはほぼ45°である。この結果、第1反射面310は、入射部分30中に入射した入射光L0を平行光もしくはほぼ平行光の第1反射光L1として導光部分34側に反射させる。
(導光部分34の説明)
導光部分34は、第1反射部分31と第2反射部分32との間に設けられている。導光部分34は、中心軸Oに対して、垂直(水平)もしくはほぼ垂直(水平)な板形状をなす。導光部分34は、第1反射面310からの第1反射光L1を第2反射部分32側に導く。導光部分34の中央部には、横長の四角形の開口部340が設けられている。
導光部分34は、この例では、第1箇所341と、第2箇所342と、第3箇所343と、からなる。なお、第1箇所341、第2箇所342および第3箇所343は、図3において、左側の導光部分34において図示する。
第1箇所341は、入射部分30から出射部分33までの間の距離が短い箇所である。第2箇所342は、入射部分から出射部分までの間の距離が長い箇所である。第3箇所343は、第1箇所341と第2箇所342との間の箇所である。
第1箇所341の厚さT1は、第2箇所342の厚さT2よりも薄い。逆に、第2箇所342の厚さT2は、第1箇所341の厚さT1よりも厚い。第1箇所341の厚さT1は、この例では、第1箇所341全体に亘って均等もしくはほぼ均等である。また、第2箇所342の厚さT2は、この例では、第2箇所342全体に亘って均等もしくはほぼ均等である。
第3箇所343の厚さは、厚さT1が薄い第1箇所341から厚さT2が厚い第2箇所342までの間、逆に、厚さT2が厚い第2箇所342から厚さT1が薄い第1箇所341までの間において、徐変されている。第3箇所343の厚さの徐変は、曲線的が好ましいが、直線的でも良い。
なお、第1箇所341全体に亘る厚さT1および第2箇所342全体に亘る厚さT2が均等ではない場合について説明する。この場合においては、第1箇所341の厚さが最小の箇所から第2箇所342の厚さが最大の箇所までの間の箇所の厚さが、徐変されていれば良い。
(第2反射部分32の説明)
第2反射部分32は、導光部分34と出射部分33との間に設けられている。第2反射部分32の第1反射部分31に対向する面には、第2反射面320が設けられている。第2反射面320は、第1反射面310の傾斜と平行もしくはほぼ平行に傾斜した面からなる。第2反射面320は、導光部分34中において導かれた第1反射光L1を平行光もしくはほぼ平行光の第2反射光L2として出射部分33側に反射させる。
(出射部分33の説明)
出射部分33は、導光部分34の全周縁に設けられている。出射部分33は、この例では、厚さが同等もしくはほぼ同等の立壁形状をなしていて、入射部分30に対して反対側、すなわち、ランプレンズ11側に突出している。
出射部分33の突出側の面、すなわち、ランプレンズ11に対向する面には、出射面330が設けられている。出射部分33および出射面330は、全体に亘って、幅Wが同等もしくはほぼ同等である。出射面330は、ライン状(ベルト状、帯状)の環形状をなす。
出射面330には、たとえば、シボ加工、プリズム加工、光拡散材分散加工などにより、光拡散部が設けられている。出射面330は、第2反射面320からの第2反射光L2を拡散出射光L3として外部に拡散出射する。
(実施形態1の作用の説明)
この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
光源2の発光部21を点灯する。すると、光源2の発光部21から放射された光Lは、入射光L0として、導光部材3の入射部分30の入射面300から入射部分30中に入射する。入射光L0は、第1反射部分31の第1反射面310で、第1反射光L1として、導光部分34側に反射する。第1反射光L1は、第2反射部分32の第2反射面320で、第2反射光L2として、出射部分33側に反射する。第2反射光L2は、拡散出射光L3として、出射部分33の出射面330から外部に拡散出射する。
この拡散出射光L3により、テールランプTLの導光部材3の出射面330がライン状の環形状の発光面として発光する。このとき、ライン状の環形状の発光面が均一もしくはほぼ均一に発光する。
(実施形態1の効果の説明)
この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、入射部分30から出射部分33までの間の距離が短い導光部分34の第1箇所341の厚さT1が薄いので、入射部分30からの距離が短い出射部分33の光束(光量)が少なく、入射部分30からの距離が短い出射部分33の出射面330の照度(明るさ)を低く抑えることができる。逆に、入射部分30から出射部分33までの間の距離が遠い導光部分34の第2箇所342の厚さT2が厚いので、入射部分30からの距離が遠い出射部分33の光束(光量)が多く、入射部分30からの距離が遠い出射部分33の出射面330の照度(明るさ)を高く上げることができる。この結果、この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、入射部分30からの距離に遠近がある出射部分33の出射面330において、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を得ることができる。すなわち、発光面の明暗差において均一感を維持することができる。
この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、厚さT1が薄い導光部分34の第1箇所341と厚さT2が厚い導光部分34の第2箇所342との間の導光部分34の第3箇所343の厚さが徐変されている。この結果、この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、導光部分34の第1箇所341の出射部分33の出射面330における照度(明るさ)と、導光部分34の第2箇所342の出射部分33の出射面330における照度(明るさ)と、の差を滑らかに変化させることができる。これにより、この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、均一もしくはほぼ均一に発光する発光面を確実に得ることができる。すなわち、発光面の明暗差において均一感を確実に維持することができる。
この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、出射部分33および出射面330の幅Wが同等もしくはほぼ同等である。この結果、この実施形態1にかかる導光部材3、灯具1は、発光面の明暗差において均一感を維持すると共に、発光面の発光幅において均一感を維持することができる。
(第1変形例の導光部材3Bの説明)
図6は、第1変形例の導光部材3Bを示す一部拡大断面説明図である。以下、この第1変形例の導光部材3Bについて説明する。図中、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1にかかる導光部材3の入射面300は、焦点F1が中心軸O上でかつ光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する凸レンズ面からなるものである。これに対して、この第1変形例の導光部材3Bの入射面は、焦点F3が中心軸O上に位置する凸レンズ面の入射面301と、中心軸Oを中心軸として回転させてなる円柱面の入射面302と、からなるものである。この第1変形例の導光部材3Bの入射部分30には、焦点F2が中心軸O上に位置する回転放物面の反射面303が設けられている。
入射面301の焦点F3は、光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する。これにより、光源2から放射された光Lであって、入射面301を経て入射した入射光L0は、平行もしくはほぼ平行である。
一方、反射面303の焦点F2は、入射面301の焦点F3よりも入射面301側に位置する。これにより、光源2から放射された光Lであって、入射面302で屈折して入射した入射光は、あたかも焦点F2から放射された光(図6中の破線を参照)となる。このために、入射面302から屈折入射した入射光であって、反射面303で反射された反射光(入射光L0)は、入射面301から入射した入射光L0と平行もしくはほぼ平行である。
この第1変形例の導光部材3Bは、前記の実施形態1にかかる導光部材3と同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(第2変形例の導光部材3Cの説明)
図7は、第2変形例の導光部材3Cを示す一部拡大断面説明図である。以下、この第2変形例の導光部材3Cについて説明する。図中、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1にかかる導光部材3の入射面300は、焦点F1が中心軸O上でかつ光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する凸レンズ面からなるものである。これに対して、この第2変形例の導光部材3Cの入射面は、焦点F4が中心軸O上に位置するフレネルレンズ面の入射面304からなるものである。
入射面304の焦点F4は、光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する。これにより、光源2から放射された光Lであって、入射面304を経て入射した入射光L0は、平行もしくはほぼ平行である。
この第2変形例の導光部材3Cは、前記の実施形態1にかかる導光部材3と同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(第3変形例の導光部材3Dの説明)
図8は、第3変形例の導光部材3Dを示す一部拡大断面説明図である。以下、この第3変形例の導光部材3Dについて説明する。図中、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1にかかる導光部材3の入射面300は、焦点F1が中心軸O上でかつ光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心に位置する凸レンズ面からなるものである。これに対して、この第3変形例の導光部材3Dの入射面は、中心軸Oに対して直交もしくはほぼ直交する平面の入射面305である。
前記の実施形態1にかかる導光部材3の第1反射面310は、中心軸Oを中心軸として回転させてなる円錐面からなり、円錐面と中心軸Oとのなす角度は、45°もしくはほぼ45°である。これに対して、この第3変形例の導光部材3Dの第1反射面311は、中心軸O上に焦点F6を有する放物線Pを中心軸Oを中心軸として回転させてなる回転放物面からなるものである。
光源2の発光面の中心もしくはほぼ中心F5は、中心軸O上に位置し、かつ、第1反射面311の焦点F6よりも入射面305側に位置する。これにより、光源2から放射された光であって、入射面305で屈折して入射した入射光は、あたかも焦点F6から放射された光(図8中の破線を参照)となる。入射面305から屈折入射した入射光L0は、第1反射面311で、平行光もしくはほぼ平行光の第1反射光L1として反射される。
この第3変形例の導光部材3Dは、前記の実施形態1にかかる導光部材3と同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(第4変形例の導光部材3Eの説明)
図9は、第4変形例の導光部材3Eを示す一部拡大断面説明図である。以下、この第4変形例の導光部材3Eについて説明する。図中、図1〜図5、図8と同符号は、同一のものを示す。
前記の第3変形例の導光部材3Dの入射面305は、中心軸Oに対して直交もしくはほぼ直交する平面の入射面305である。これに対して、この第4変形例の導光部材3Eの入射面は、放物線Pの焦点F7を中心とする球面からなるものである。
この第4変形例の導光部材3Eは、前記の実施形態1にかかる導光部材3および前記の第3変形例の導光部材3Dと同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態2の説明)
図10は、この発明にかかる車両用導光部材、車両用灯具の実施形態2を示す。以下、この実施形態2にかかる車両用導光部材、車両用灯具について説明する。図中、図1〜図9と同符号は、同一のものを示す。
前記の実施形態1の灯具1、導光部材3は、入射部分30を導光部材3の背面(裏面)側すなわち出射部分33に対して反対側に設けるものである。この実施形態2の灯具1A、導光部材3Aは、入射部分30を導光部材3Aの正面(表面)側すなわち出射部分33側に設けるものである。
この実施形態2の灯具1A、導光部材3Aは、以上のごとき構成からなるので、前記の実施形態1の灯具1、導光部材3と同様もしくはほぼ同様の作用効果を達成することができる。
(実施形態1、2、第1〜4変形例以外の例の説明)
なお、前記の実施形態1、2、第1〜4変形例においては、リアコンビネーションランプのテールランプについて説明するものである。ところが、この発明においては、リアコンビネーションランプのテールランプ以外のランプにも適用することができる。たとえば、リアコンビネーションランプのストップランプ、サイドマーカーランプ、バックアップランプ、ターンシグナルランプ、ライセンスプレートランプ、あるいは、フロントコンビネーションランプのターンシグナルランプ、クリアランスランプ、サイドマーカーランプ、デイタイムランニングランプなどにも適用することができる。
前記の実施形態1、2、第1〜4変形例においては、導光部材3、3Aの出射部分33および出射面330が、全体に亘って、幅Wが同等もしくはほぼ同等である。ところが、この発明においては、図5に示すように、出射部分33において、入射部分30からの距離が短い箇所である第1箇所331の幅W1が、入射部分30からの距離が長い箇所である第2箇所332の幅Wに対して、小さい場合であっても良い。
この場合においては、入射部分30からの距離が短い出射部分33の第1箇所331の光束(光量)が少なく、出射部分33の第1箇所331の出射面330の照度(明るさ)を低く抑えることができる。この結果、この場合においては、入射部分30からの距離に遠近がある出射部分33の出射面330において、均一もしくはほぼ均一の照度(明るさ)で発光する発光面を確実に得ることができる。すなわち、発光面の明暗差において均一感を確実に維持することができる。
しかも、この場合において、出射部分33において、第1箇所331から第2箇所332までの間の箇所である第3箇所の幅が徐変されている例であっても良い。この例においては、出射部分33の第1箇所331の出射面330における照度(明るさ)と、出射部分33の第2箇所332の出射面330における照度(明るさ)と、の差を滑らかに変化させることができる。これにより、この例においては、均一もしくはほぼ均一に発光する発光面をさらに確実に得ることができる。すなわち、発光面の明暗差において均一感をさらに確実に維持することができる。
前記の実施形態1、2、第1〜4変形例においては、出射面330がライン状(ベルト状、帯状)の環形状をなすものである。ところが、この発明においては、ライン状(ベルト状、帯状)の環形状以外の形状をなすものであっても良い。
なお、この発明は、前記の実施形態1、2、第1〜4変形例により限定されるものではない。
1 車両用灯具(灯具)
10 ランプハウジング
11 ランプレンズ
12 灯室
2 光源
20 基板
21 発光部
3、3A、3B、3C、3D、3E 車両用導光部材(導光部材)
30 入射部分
300、301、302、304、305、306 入射面
303 反射面
31 第1反射部分
310、311 第1反射面
32 第2反射部分
320 第2反射面
33 出射部分
330 出射面
331 第1箇所
332 第2箇所
34 導光部分
340 開口部
341 第1箇所
342 第2箇所
343 第3箇所
4 ヒートシンク(取付部材)
40 取付ブラケット(取付部材)
TL テールランプ
SL ストップランプ
BL バックアップランプ
TrL ターンシグナルランプ
F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7 焦点
L、L0、L1、L2、L3 光
O 中心軸
P 放物線
T1、T2 厚さ
W、W1 幅

Claims (5)

  1. 入射面を有する入射部分と、
    出射面を有する出射部分と、
    前記入射部分と前記出射部分との間に設けられている導光部分と、
    を備え、
    前記導光部分において、前記入射部分から前記出射部分までの間の距離が短い箇所である第1箇所の厚さは、前記入射部分から前記出射部分までの間の距離が長い箇所である第2箇所の厚さに対して、薄い、
    ことを特徴とする車両用導光部材。
  2. 前記導光部分において、前記第1箇所から前記第2箇所までの間の箇所である第3箇所の厚さは、徐変されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用導光部材。
  3. 前記出射部分において、前記入射部分からの距離が短い箇所である第1箇所の幅は、前記入射部分からの距離が長い箇所である第2箇所の幅に対して、小さい、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用導光部材。
  4. 前記出射部分において、前記第1箇所から前記第2箇所までの間の箇所である第3箇所の幅は、徐変されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用導光部材。
  5. 灯室を区画するランプハウジングおよびランプレンズと、
    前記灯室内に配置されている光源および前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用導光部材と、
    を備え、
    前記入射面は、前記光源に対向し、
    前記出射面は、前記ランプレンズに対向する、
    ことを特徴とする車両用灯具。
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