JP2016098077A - エレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ制御装置 - Google Patents
エレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ制御装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 津波発生の判断の精度を高め、利用者の利便性をなるべく低下させずに津波対策用の管制運転を実行可能とするエレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ制御装置を提供する。【解決手段】 実施形態によればエレベータシステムはエレベータ制御装置とピット浸水検出装置とを備える。ピット浸水検出装置はピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号を継続的に生成してエレベータ制御装置に送信する。エレベータ制御装置は、当該建物が該当する地域に津波に関する注意報または警報が発令されており、且つピット浸水検出信号が入力されていないときには、予め設定された特定の階間でエレベータを運転させ、津波に関する注意報または警報が発令されており、且つピット浸水検出信号が入力されているときには、乗りかごを最寄階に着床させた後、エレベータの運転を休止させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、エレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ制御装置に関する。
従来、地震の発生により津波注意報、津波警報、または大津波警報等が発令されたときには、エレベータ内で津波対策用の管制運転を行うことにより、乗りかごの浸水を回避し、機器の破損を防ぐとともに乗りかご内の利用者の安全を確保している。
津波対策用の管制運転では例えば、津波に関する注意報または警報が発令されたときに乗りかごを最上階まで移動させ、その後運転を休止させる。
しかし、津波に関する注意報または警報が発令されても実際には津波が発生しないことがあり、結果的には津波対策が必要ないにもかかわらず上述したような管制運転が行われてエレベータが停止してしまい、建物内の利用者の利便性が低下する場合があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、津波発生の判断の精度を高め、利用者の利便性をなるべく低下させずに津波対策用の管制運転を実行可能とするエレベータシステムおよびこれに利用するエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための実施形態によればエレベータシステムはエレベータ制御装置とピット浸水検出装置とを備える。ピット浸水検出装置はピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号を継続的に生成してエレベータ制御装置に送信する。エレベータ制御装置は、当該建物が該当する地域に津波に関する注意報または警報が発令されており、且つピット浸水検出信号が入力されていないときには、予め設定された特定の階間でエレベータを運転させ、津波に関する注意報または警報が発令されており、且つピット浸水検出信号が入力されているときには、乗りかごを最寄階に着床させた後、エレベータの運転を休止させる。
《第1実施形態》
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図1および図2を参照して説明する。
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図1および図2を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1Aは建物内に設置されたエレベータを管理するものであり、図1に示すように、津波情報システム10Aと、ピット浸水検出装置20Aと、エレベータの乗りかご30Aと、エレベータ制御装置40Aとを備える。
津波情報システム10Aは、津波に関する注意報または警報が発令されている間、津波信号101を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Aに送信する。ピット浸水検出装置20Aは、当該エレベータのピット内に設置され、ピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号201を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Aに送信する。
エレベータ制御装置40Aは、津波情報システム10A、ピット浸水検出装置20A、および乗りかご30Aに接続され、図2に示すように、信号入力装置41Aと、演算処理装置42Aと、信号出力装置43Aとを有する。信号入力装置41Aおよび信号出力装置43Aはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置41Aは、津波情報システム10Aからの津波信号101の入力が開始したときに、対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Aは、ピット浸水検出装置20Aから送信されたピット浸水検出信号201の入力が開始したときに、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置42Aは、信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到来する可能性があると判断して津波対策用の管制運転である津波管制運転を開始する。このときにピット浸水検出信号201が入力されておらず信号入力装置41Aのレジスタ<1>のデータが“0”のままであるときには、当該建物に津波が到達していないと判断し、信号出力装置43Aの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更する。また、津波管制運転を開始した後、信号入力装置41Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到達してピット内が浸水したと判断し、信号出力装置43Aの第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。また、第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更した後、乗りかご30Aが最寄階に着床したと判断すると、信号出力装置43Aの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更する。
また演算処理装置42Aは、信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“1”から“0”に変更されると、津波情報が解除されたと判断し、信号出力装置43Aの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>および第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0” にする。このとき、信号入力装置41Aにおいてピット浸水検出装置20Aからのピット浸水検出信号201が入力されているときには、ピット内への浸水が継続していると判断し、信号出力装置43Aのレジスタ<2>のデータを“1” で維持する(エレベータの運転の休止を継続する)。また、ピット浸水検出装置20Aからのピット浸水検出信号201が入力されていない場合や、ピット浸水検出信号201が入力された状態から入力されない状態に切り替わった場合は、ピット内は浸水してないと判断し、信号出力装置43Aの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置43Aは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、予め設定された、乗りかご30Aが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるための第1かご制御信号(管制)401を生成し、乗りかご30Aや巻き上げ機(図示せず)等の機器に送信する。また信号出力装置43Aは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、乗りかご30Aを最寄階に着床させるための第2かご制御信号(管制)402を生成し、乗りかご30Aや巻き上げ機等の機器に送信する。また信号出力装置43Aは、レジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータの運転を休止させるための休止信号403を生成し、当該エレベータ内の各機器に送信する。また信号出力装置43Aは、レジスタ<6>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータを通常運転に復帰させるための通常運転信号404を生成し、当該エレベータ内の各機器に送信する。
〈第1実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について説明する。図3は、エレベータシステム1Aの動作中に、エレベータ制御装置40Aで実行される処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Aの動作について説明する。図3は、エレベータシステム1Aの動作中に、エレベータ制御装置40Aで実行される処理を示すフローチャートである。
地震が発生し、外部の気象情報に関するシステム等により津波に関する注意報または警報が発令されると、津波情報システム10Aにより津波信号101が生成される。津波信号101は、当該注意報または警報が解除されるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Aに送信される。
エレベータ制御装置40Aでは、通常運転中(S1)に津波情報システム10Aから送信された津波信号101が信号入力装置41Aから入力されると(S2の「YES」)、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される。
信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置42Aにおいて津波が到来する可能性があると判断され、津波管制運転が開始される(S3)。
一方、ピット浸水検出装置20Aでは、当該エレベータのピット内への浸水が検出されると、ピット浸水検出信号201が生成される。ピット浸水検出信号201は、ピット内への浸水が検出されなくなるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Aに送信される。
エレベータ制御装置40Aでは、津波管制運転が開始された後、ピット浸水検出装置20Aからピット浸水検出信号201が送信されず、信号入力装置41Aのレジスタ<1>のデータが“0”のままであるとき(S4の「NO」)には、演算処理装置42Aにおいて当該建物に津波が到達していないと判断され、信号出力装置43Aの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Aにおいて、レジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると、予め設定された、乗りかご30Aが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるための第1かご制御信号(管制)401が生成され、乗りかご30Aや巻き上げ機等、エレベータ内の機器に送信される。「乗りかご30Aが津波で浸水しないと予測される特定の階間」は建物の構造や位置に基づいて予め設定されており、例えば、3階〜最上階などである。第1かご制御信号(管制)401が受信された各機器では、当該特定の階間でエレベータを運転させるように制御される(S5)。特定の階間でエレベータの運転が行われている間、津波信号101が継続して入力されている間は(S6の「NO」)、ステップS4に戻り、ピット浸水検出信号201が入力されたか否かが監視される。
ステップS4において、津波管制運転が開始された後、ピット浸水検出装置20Aから送信されたピット浸水検出信号201が信号入力装置41Aから入力されると(S4の「YES」)、該当するレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される。
信号入力装置41Aのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置42Aにおいて津波が到達したと判断され、信号出力装置43Aの第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更される。ここで、信号出力装置43Aのレジスタ<0>のデータが“1”であるときには、“0”に変更される。
信号出力装置43Aにおいて、レジスタ<1>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると、乗りかご30Aを最寄階に着床させるための第2かご制御信号(管制)402が生成され、乗りかご30Aや巻き上げ機等、エレベータ内の機器に送信される。第2かご制御信号(管制)402が受信された各機器では、乗りかご30Aが最寄階に着床するように制御される。
その後、演算処理装置42Aにおいて乗りかご30Aが最寄階に着床したと判断されると、信号出力装置43Aの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Aにおいて、レジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると、エレベータの運転を休止させるための休止信号403が生成され、当該エレベータ内の各機器に送信される。休止信号403が受信された各機器は、休止状態に移行される(S7)。その後、発令されていた津波に関する注意報または警報が解除されると、津波情報システム10Aからエレベータ制御装置40Aへの津波信号101の送信が停止される。
エレベータの運転休止中に、エレベータ制御装置40Aにおいて津波情報システム10Aからの津波信号101の入力がなくなり、信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“1”から“0” に変更されたことが検知されたとき(S8の「YES」)、または、ステップS6において特定の階間で運転中に津波信号101の入力がなくなったことが検知されたとき(S6の「YES」)には、演算処理装置42Aにおいて津波に関する注意報または警報が解除され津波が到来する可能性がなくなったと判断され、津波管制運転が解除される(S9)。津波管制運転が解除されると、信号出力装置43Aのレジスタ<0>および<1>のデータが“0”となる。
ここで、ピット浸水検出装置20Aからピット浸水検出信号201が送信されており、信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“1”で維持されているとき(S10の「YES」)には、演算処理装置42Aにおいてピットがまだ浸水状態であると判断され、信号出力装置43Aのレジスタ<2>のデータが“1”に維持され、運転休止状態が継続される(S11)。また、津波管制運転が解除されたときにピット浸水検出装置20Aからピット浸水検出信号201が送信されておらず信号入力装置41Aのレジスタ<0>のデータが“0”であるとき(S10の「NO」)には、演算処理装置42Aにおいてピットが浸水していないと判断され、信号出力装置43Aの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更され、レジスタ<0>、<1>および<2>のデータがすべて“0”となる。
信号出力装置43Aにおいて、レジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると通常運転信号404が生成され、当該エレベータ内の各機器に送信されてエレベータが通常運転に復帰する(S1)。
以上の第1実施形態によれば、津波情報に加えてエレベータのピットへの浸水状況に関する情報も取得して津波の到来の有無を判断することにより、津波情報の発令後、津波が到来するまでの間や、津波情報の解除後、エレベータが浸水していないときに、可能な範囲でなるべくエレベータを運転させるように制御することができ、利用者に対する利便性を向上させることができる。
上述した第1実施形態においては、津波管制運転が開始された後、エレベータ制御装置40Aでピット浸水検出信号201が入力されたときに、乗りかご30Aを最寄階に着床させるように制御する場合について説明したが、予め設定された避難階(例えば最上階)に着床させるようにしてもよい。
《第2実施形態》
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図4および図5を参照して説明する。
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図4および図5を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1Bは、高層の建物内に設置され、図4に示すように、津波情報システム10Bと、ピット浸水検出装置20Bと、低層階浸水検出装置21と、高層階浸水検出装置22と、エレベータの乗りかご30Bと、エレベータ制御装置40Bとを備える。このうち、津波情報システム10Bおよびピット浸水検出装置20Bの構成および機能は、第1実施形態と同様であるため、詳細な説明は省略する。
低層階浸水検出装置21は、当該建物の低層階内、例えば10階建ての建物の「4階」に設置され、当該低層階での浸水を検出している間、低層階浸水検出信号211を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Bに送信する。高層階浸水検出装置22は、当該建物の高層階内、例えば10階建ての建物の「7階」に設置され、当該高層階での浸水を検出している間、高層階浸水検出信号221を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Bに送信する。
エレベータ制御装置40Bは、津波情報システム10B、ピット浸水検出装置20B、低層階浸水検出装置21、高層階浸水検出装置22、および乗りかご30Bに接続され、図5に示すように、信号入力装置41Bと、演算処理装置42Bと、信号出力装置43Bとを有する。信号入力装置41Bおよび信号出力装置43Bはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置41Bは、津波情報システム10Bからの津波信号101の入力が開始したときに、対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Bは、ピット浸水検出装置20Bから送信されたピット浸水検出信号201の入力が開始したときに、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Bは、低層階浸水検出装置21から送信された低層階浸水検出信号211の入力が開始したときに、対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Bは、高層階浸水検出装置22から送信された高層階浸水検出信号221の入力が開始したときに、対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置42Bは、信号入力装置41Bのレジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到来する可能性があると判断して津波対策用の管制運転である津波管制運転を開始する。このときにピット浸水検出信号201が入力されておらず信号入力装置41Bのレジスタ<1>のデータが“0”のままであるときには、当該建物に津波が到達していないと判断し、信号出力装置43Bの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更する。また、津波管制運転を開始した後、信号入力装置41Bのレジスタ<1>、レジスタ<2>、またはレジスタ<3>のいずれかのデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到達したと判断し、信号出力装置43Bの第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。また、第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更した後、乗りかご30Bが最寄階に着床したと判断すると、信号出力装置43Bの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更する。
また演算処理装置42Bは、信号入力装置41Bのレジスタ<0>のデータが“1”から“0”に変更されると、津波情報が解除されたと判断し、信号出力装置43Bの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>および第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“1”から“0” にする。このとき、信号入力装置41Bにおいてピット浸水検出装置20Bからのピット浸水検出信号201が入力されていないときには、ピット内は浸水してないと判断し、信号出力装置43Bの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータを“0”から“1” に変更する。
また、津波情報が解除されたときに、信号入力装置41Bにおいてピット浸水検出装置20Bからのピット浸水検出信号201は入力されているが、低層階浸水検出装置21からの低層階浸水検出信号211は入力されていない場合には、ピット内は浸水しているが低層階では浸水していないと判断し、信号出力装置43Bの第3かご制御信号(管制)405に対応するレジスタ<3>のデータを“0”から“1” に変更する。
また、津波情報が解除されたときに、信号入力装置41Bにおいてピット浸水検出装置20Bからのピット浸水検出信号201および低層階浸水検出装置21からの低層階浸水検出信号211は入力されているが、高層階浸水検出装置22からの高層階浸水検出信号221は入力されていない場合には、ピット内および低層階は浸水しているが高層階では浸水していないと判断し、信号出力装置43Bの第4かご制御信号(管制)406に対応するレジスタ<4>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置43Bは、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、予め設定された、乗りかご30Bが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるための第1かご制御信号(管制)401を、乗りかご30Bや巻き上げ機(図示せず)等の機器に送信する。また信号出力装置43Bは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、乗りかご30Bを最寄階に着床させるための第2かご制御信号(管制)402を、乗りかご30Bや巻き上げ機等の機器に送信する。また、レジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータの運転を休止させるための休止信号403を、当該エレベータ内の各機器に送信する。また信号出力装置43Bは、レジスタ<3>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、低層階浸水検出装置21の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータを運転させるための第3かご制御信号(管制)405を、乗りかご30Bや巻き上げ機等の機器に送信する。また信号出力装置43Bは、レジスタ<4>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、高層階浸水検出装置22の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータを運転させるための第4かご制御信号(管制)406を、乗りかご30Bや巻き上げ機等の機器に送信する。また信号出力装置43Bは、レジスタ<6>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータを通常運転に復帰させるための通常運転信号404を、当該エレベータ内の各機器に送信する。
〈第2実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Bの動作について説明する。図6は、エレベータシステム1Bの動作中に、エレベータ制御装置40Bで実行される処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Bの動作について説明する。図6は、エレベータシステム1Bの動作中に、エレベータ制御装置40Bで実行される処理を示すフローチャートである。
地震が発生し、外部の気象情報に関するシステム等により津波注意報、津波警報、または大津波警報等が発令されると、津波情報システム10Bにより津波信号101が生成される。津波信号101は、当該注意報または警報が解除されるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Bに送信される。
エレベータ制御装置40Bでは、通常運転中(S21)に津波情報システム10Bから送信された津波信号101が信号入力装置41Bから入力されると(S22の「YES」)、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される。
信号入力装置41Bのレジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置42Bにおいて津波が到来する可能性があると判断され、津波管制運転が開始される(S23)。
一方、ピット浸水検出装置20Bにおいて当該エレベータのピット内への浸水が検出されると、ピット浸水検出信号201が生成される。同様に、低層階浸水検出装置21において当該エレベータの低層階での浸水が検出されると、低層階浸水検出信号211が生成される。同様に、高層階浸水検出装置22において当該エレベータの高層階での浸水が検出されると、高層階浸水検出信号221が生成される。生成されたピット浸水検出信号201、低層階浸水検出信号211、および高層階浸水検出信号221は、浸水が検出されなくなるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Bに送信される。
エレベータ制御装置40Bでは、津波管制運転が開始された後、ピット浸水検出信号201、低層階浸水検出信号211、または高層階浸水検出信号221のいずれもが送信されておらず、信号入力装置41Bのレジスタ<1>、<2>、および<3>のデータが“0”のままであるとき(S24の「NO」)には、演算処理装置42Bにおいて当該建物に津波が到達していないと判断され、信号出力装置43Bの第1かご制御信号(管制)401に対応するレジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更される。信号出力装置43Bにおいて、レジスタ<0>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されたときに実行されるステップS25およびS26の処理は、第1実施形態において説明したステップS5およびS6の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、ステップS24において、ピット浸水検出信号201、低層階浸水検出信号211、または高層階浸水検出信号221のいずれかが信号入力装置41Bから入力されると(S24の「YES」)、該当するレジスタ<1>、<2>、または<3>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される。
信号入力装置41Bのレジスタ<1>、<2>、または<3>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知された後に実行されるステップS27〜S29の処理は、第1実施形態において説明したステップS7〜S9の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
ステップS29において津波管制運転が解除されたときに、ピット浸水検出装置20Bからピット浸水検出信号201が送信されており、信号入力装置41Bのレジスタ<1>のデータが“1”であるとき(S30の「YES」)には、さらに、低層階浸水検出装置21から低層階浸水検出信号211が送信されているか否かが判定される。ここで、ピット浸水検出信号201は送信されているが低層階浸水検出信号211は送信されておらず、信号入力装置41Bのレジスタ<2>のデータが“0”であるとき(S31の「NO」)には、演算処理装置42Bによりピット内は浸水しているが低層階では浸水していないと判断され、信号出力装置43Bの第3かご制御信号(管制)405に対応するレジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Bにおいて、レジスタ<3>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると第3かご制御信号(管制)405が生成され、乗りかご30Bや巻き上げ機等の機器に送信されることで、低層階浸水検出装置21の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータの運転が行われる(S32)。
ステップS31において、ピット浸水検出信号201および低層階浸水検出信号211のいずれも送信されており、信号入力装置41Bのレジスタ<1>および<2>のデータが“1”であるとき(S31の「YES」)には、さらに、高層階浸水検出装置22から高層階浸水検出信号221が送信されているか否かが判定される。ここで、ピット浸水検出信号201および低層階浸水検出信号211は送信されているが高層階浸水検出信号221が送信されておらず、信号入力装置41Bのレジスタ<3>のデータが“0”であるとき(S33の「NO」)には、演算処理装置42Bによりピット内および低層階は浸水しているが高層階では浸水していないと判断され、信号出力装置43Bの第4かご制御信号(管制)406に対応するレジスタ<4>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Bにおいて、レジスタ<4>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると第4かご制御信号(管制)406が生成され、乗りかご30Bや巻き上げ機等の機器に送信されることで、高層階浸水検出装置22の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータの運転が行われる(S34)。
ステップS33において、ピット浸水検出信号201、低層階浸水検出信号211、高層階浸水検出信号221のいずれも送信されており、信号入力装置41Bのレジスタ<1>、<2>および<3>のデータが“1”であるとき(S33の「YES」)には、演算処理装置42Bにおいて高層階までがまだ浸水状態であると判断され、運転休止状態が継続される(S35)。
ステップS32またはS34の処理により運転が行われているとき、またはステップS35の処理により運転が休止されているときには、ピット浸水信号が入力されなくなるまで、ステップS31〜S35の処理が繰り返し実行される。
またステップS30において、津波管制運転が解除されたときにピット浸水検出装置20Bからピット浸水検出信号201が送信されておらず、信号入力装置41Bのレジスタ<1>のデータが“0”であるとき(S30の「NO」)には、演算処理装置42Bにおいてピットが浸水していないと判断され、信号出力装置43Bの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Bにおいて、レジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると通常運転信号404が生成され、当該エレベータ内の各機器に送信されてエレベータが通常運転に復帰する(S21)。
以上の第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、津波情報が解除された後も、建物内の浸水状況に応じて可能な範囲でエレベータを運転させることができ、利用者の利便性をさらに向上させることができる。
《第3実施形態》
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図7および図8を参照して説明する。
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図7および図8を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1Cは、図7に示すように、津波情報システム10Cと、ピット浸水検出装置20Cと、乗りかご30Cと、エレベータ制御装置40Cとを備える。
津波情報システム10Cは、津波に関する注意報または警報が発令されている間、津波信号101を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Cに送信するとともに、発令された注意報または警報に付加された津波情報から津波の高さ予想情報を抽出し、抽出した津波の高さ予想情報を示す津波高さ信号102を生成してエレベータ制御装置40Cに送信する。ピット浸水検出装置20Cは、当該エレベータのピット内に設置され、ピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号201を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Cに送信する。
エレベータ制御装置40Cは、津波情報システム10C、ピット浸水検出装置20C、および乗りかご30Cに接続され、図8に示すように、信号入力装置41Cと、演算処理装置42Cと、信号出力装置43Cとを有する。信号入力装置41Cおよび信号出力装置43Cはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置41Cは、津波情報システム10Cからの津波信号101の入力が開始したときに、対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Cは、ピット浸水検出装置20Cから送信されたピット浸水検出信号201の入力が開始したときに、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Cは、津波情報システム10Cから送信された津波高さ信号102の入力が開始したときに、対応するレジスタ<4>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置42Cは、信号入力装置41Cのレジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到来する可能性があると判断して、海抜に応じた津波対策用の管制運転である海抜対応管制運転を開始する。このときにピット浸水検出信号201が入力されておらず信号入力装置41Cのレジスタ<1>のデータが“0”のままであるときには、当該建物に津波が到達していないと判断し、信号出力装置43Cの第5かご制御信号(管制)407に対応するレジスタ<0>のデータを“0”から“1” に変更する。また、海抜対応管制運転を開始した後、信号入力装置41Cのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到達したと判断し、信号出力装置43Cの第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更する。また、第2かご制御信号(管制)402に対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1” に変更した後、乗りかご30Cが最寄階に着床したと判断すると、信号出力装置43Cの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更する。
また演算処理装置42Cは、信号入力装置41Cのレジスタ<0>のデータが“1”から“0”に変更されると、津波情報が解除されたと判断し、信号出力装置43Cの第5かご制御信号(管制)407に対応するレジスタ<0>のデータを“1”から“0” に変更する。このとき、信号入力装置41Cにおいてピット浸水検出装置20Cからのピット浸水検出信号201が入力されているときには、ピット内への浸水が続いていると判断し、信号出力装置43Cのレジスタ<2>のデータを“1” で維持する(エレベータの運転の休止を継続する)。また、ピット浸水検出装置20Cからのピット浸水検出信号201が入力されていない場合や、ピット浸水検出信号201が入力された状態から入力されない状態に切り替わった場合は、ピット内は浸水してないと判断し、信号出力装置43Cの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータを“0”から“1” に変更する。
信号出力装置43Cは、レジスタ<5>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、予め記憶された当該建物の各階床ごとの海抜情報と、入力された津波高さ信号102で示される津波の高さ予測情報とから決定された、乗りかご30Cが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるための第5かご制御信号(管制)407を、乗りかご30Cや巻き上げ機(図示せず)等の機器に送信する。また信号出力装置43Cは、レジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、乗りかご30Cを最寄階に着床させるための第2かご制御信号(管制)402を、乗りかご30Cや巻き上げ機等の機器に送信する。また、レジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータの運転を休止させるための休止信号403を、当該エレベータ内の各機器に送信する。また信号出力装置43Cは、レジスタ<6>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータを通常運転に復帰させるための通常運転信号404を、当該エレベータ内の各機器に送信する。
〈第3実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Cの動作について説明する。図9は、エレベータシステム1Cの動作中に、エレベータ制御装置40Cで実行される処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Cの動作について説明する。図9は、エレベータシステム1Cの動作中に、エレベータ制御装置40Cで実行される処理を示すフローチャートである。
地震が発生し、津波情報が付加された津波に関する注意報または警報発令されると、津波情報システム10Cにより津波信号101が生成されるとともに、発令された津波情報から津波の高さ予想情報が抽出され、抽出された津波の高さ予想情報を示す津波高さ信号102が生成される。津波信号101および津波高さ信号102は、当該津波情報が解除されるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Cに送信される。
エレベータ制御装置40Cでは、通常運転中(S41)に津波情報システム10Cから送信された津波信号101が信号入力装置41Cから入力されると、レジスタ<0>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される。また、津波高さ信号102が信号入力装置41Cから入力されると、レジスタ<4>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される(S42の「YES」)。
信号入力装置41Cのレジスタ<0>および<4>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置42Cにおいて津波が到来する可能性があると判断され、海抜対応管制運転が開始される(S43)。
一方、ピット浸水検出装置20Cでは、当該エレベータのピット内への浸水が検出されると、ピット浸水検出信号201が生成される。ピット浸水検出信号201は、ピット内への浸水が検出されなくなるまでの間、所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Cに送信される。
エレベータ制御装置40Cでは、海抜対応管制運転が開始された後、ピット浸水検出装置20Cからピット浸水検出信号201が送信されず、信号入力装置41Cのレジスタ<1>のデータが“1”のままであるとき(S44の「NO」)には、演算処理装置42Cにおいて当該建物に津波が到達していないと判断され、信号出力装置43Cの第5かご制御信号(管制)407に対応するレジスタ<5>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Cにおいて、レジスタ<5>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると、予め記憶された当該建物の各階床ごとの海抜情報と、入力された津波高さ信号102で示される津波の高さ予測情報とから決定された、乗りかご30Cが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるための第1かご制御信号(管制)407が生成され、乗りかご30Cや巻き上げ機等、エレベータ内の機器に送信される。ここで、乗りかご30Cが津波で浸水しないと予測される特定の区間は、例えば、津波の高さ予測情報により津波が到達する可能性のある海抜より高い階床の区間で決定される。第5かご制御信号(管制)407が受信された各機器では、当該特定の階間でエレベータを運転させるように制御される(S45)。特定の階間でエレベータの運転が行われている間、津波信号101が継続して入力されており信号入力装置41Cのレジスタ<0>のデータが“1”に維持されていれば(S46の「NO」)、ステップS44に戻り、ピット浸水検出信号201が入力されたか否かが監視される。
ステップS44において、津波管制運転が開始された後、ピット浸水検出装置20Cから送信されたピット浸水検出信号201が信号入力装置41Cに入力された後に実行されるステップS47〜S51の処理は、第1実施形態において説明したステップS7〜S11の処理と同様であるため、詳細な説明は省略する。
以上の第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができるとともに、津波が到達するまでの間に、当該建物の各階床の海抜情報と、発令された津波情報に基づく津波の高さ予測情報とに基づいて決定された、乗りかごが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させるため、さらに高い精度で津波対策用の管制運転を行うことができる。
《第4実施形態》
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図10および図11を参照して説明する。
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成〉
本発明の第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの構成について、図10および図11を参照して説明する。
本実施形態によるエレベータシステム1Dは、外部エレベータ情報管理装置50と、ピット浸水検出装置20Dと、乗りかご30Dと、エレベータ制御装置40Dとを備える。
外部エレベータ情報管理装置50は、近隣地域内の建物に設置された外部エレベータシステム60に接続され、当該外部エレベータシステム60とエレベータシステム1Dとの情報のやりとりを管理する。具体的には、近隣地域内の外部エレベータシステム60で浸水が検知され、所定時間間隔で送信される近隣地域内エレベータ浸水報知信号601を取得している間、近隣地域内浸水信号501を生成して継続的にエレベータ制御装置40Dに送信する。また外部エレベータ情報管理装置50は、エレベータ制御装置40Dから、自エレベータのピット内で浸水が検出されたことを示す自エレベータ浸水信号408を取得すると、これを近隣地域内の外部エレベータシステム60に報知するための自エレベータ浸水報知信号502を生成し、外部エレベータシステム60に送信する。
ピット浸水検出装置20Dは、当該エレベータのピット内に設置され、ピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号201を生成して所定時間間隔で継続的にエレベータ制御装置40Dに送信する。
エレベータ制御装置40Dは、外部エレベータ情報管理装置50、ピット浸水検出装置20D、および乗りかご30Dに接続され、図11に示すように、信号入力装置41Dと、演算処理装置42Dと、信号出力装置43Dとを有する。信号入力装置41Dおよび信号出力装置43Dはそれぞれ、予め設定された処理対象の情報を1ビットのデータ(“1”または“0”)で記憶する複数のレジスタ(レジスタ<0>、レジスタ<1>、レジスタ<2>・・・)を有する。
信号入力装置41Dは、外部エレベータ情報管理装置50からの近隣地域内浸水報知信号501の入力が開始したときに、対応するレジスタ<5>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。また信号入力装置41Dは、ピット浸水検出装置20Dから送信されたピット浸水検出信号201の入力が開始したときに、対応するレジスタ<1>のデータを“0”から“1”に変更して記憶する。
演算処理装置42Dは、信号入力装置41Dのレジスタ<5>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が短時間内に到来する可能性が大きいと判断して信号出力装置43Dの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータを“0”から“1” に変更する。
また演算処理装置42Dは、信号入力装置41Dのレジスタ<5>のデータが“1”から“0”に変更されたときに、ピット浸水検出装置20Dからのピット浸水検出信号201が入力されておりレジスタ<1>のデータが“1”であるときには、近隣地域の建物では浸水状態が解消されたが当該建物のピット内はまだ浸水していると判断し、信号出力装置43Dのレジスタ<2>のデータを“1” で維持する(エレベータの運転の休止を継続する)。ここで、ピット浸水検出装置20Dからのピット浸水検出信号201が入力されていない場合や、ピット浸水検出信号201が入力された状態から入力されない状態に切り替わった場合は、ピット内は浸水してないと判断し、信号出力装置43Dの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータを“0”から“1” に変更する。また演算処理装置42Dは、信号入力装置41Dのレジスタ<1>のデータが“0”から“1”に変更されると、津波が到達してピット内が浸水したと判断し、信号出力装置43Dの自エレベータ浸水信号408に対応するレジスタ<7>のデータを“1”から“0” に変更する。
信号出力装置43Dは、レジスタ<2>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、予め設定された避難階に乗りかご30Dを着床させてエレベータの運転を休止させるための休止信号403を、当該エレベータ内の各機器に送信する。また信号出力装置43Dは、レジスタ<7>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、自エレベータのピット内が浸水したことを示す自エレベータ浸水信号408を、外部エレベータ情報管理装置50に送信する。また信号出力装置43Dは、レジスタ<6>のデータが“0”から“1”に変わったことを検知すると、エレベータを通常運転に復帰させるための通常運転信号404を、当該エレベータ内の各機器に送信する。
〈第4実施形態によるエレベータ制御装置を利用したエレベータシステムの動作〉
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Dの動作について説明する。図12は、エレベータシステム1Dの動作中に、エレベータ制御装置40Dで実行される処理を示すフローチャートである。
次に、本実施形態によるエレベータシステム1Dの動作について説明する。図12は、エレベータシステム1Dの動作中に、エレベータ制御装置40Dで実行される処理を示すフローチャートである。
まず、近隣地域内の外部エレベータシステム60においてエレベータ内の浸水が検知されると、近隣地域内エレベータ浸水報知信号601が生成され、エレベータシステム1D内の外部エレベータ情報管理装置50に送信される。外部エレベータ情報管理装置50では、近隣地域内エレベータ浸水報知信号601が取得されると、近隣地域内の建物で浸水が発生したと判断され、近隣地域内浸水信号501が生成されてエレベータ制御装置40Dに送信される。
エレベータ制御装置40Dでは、通常運転中(S61)に外部エレベータ情報管理装置50から送信された近隣地域内浸水信号501が信号入力装置41Dから入力されると、レジスタ<5>のデータが“0”から“1”に変更されて記憶される(S62)。
信号入力装置41Dのレジスタ<5>のデータが“0”から“1”に変更されると、演算処理装置42Dにおいて当該建物においても浸水する可能性が大きいと判断され、信号出力装置43Dの休止信号403に対応するレジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Dにおいて、レジスタ<2>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると、予め設定された避難階に乗りかご30Dを着床させてエレベータの運転を休止させるための休止信号403が生成され、乗りかご30Dや巻き上げ機等、エレベータ内の機器に送信される。休止信号403が受信された各機器は、乗りかご30Dを避難階に着床させた後、休止状態に移行される(S63)。
その後、近隣地域内の外部エレベータシステム60において浸水が検知されなくなり、近隣地域内エレベータ浸水報知信号601が出力されなくなると、外部エレベータ情報管理装置50からエレベータ制御装置40Dへの近隣地域内浸水信号501の入力がなくなる。
エレベータの運転休止中に、エレベータ制御装置40Dにおいて近隣地域内浸水信号501の入力がなくなり、信号入力装置41Dのレジスタ<5>のデータが“1”から“0” に変更されたことが検知されると(S64の「YES」)、演算処理装置42Dにおいて近隣地域内の建物において浸水がなくなったと判断される。ここで、ピット浸水検出装置20Dからピット浸水検出信号201が送信されており、信号入力装置41Dのレジスタ<0>のデータが“1” であるとき(S65の「YES」)には、演算処理装置42Dにおいてピットが浸水状態であると判断され、運転休止状態が継続される(S66)。また、ピット浸水検出装置20Dからピット浸水検出信号201が送信されておらず信号入力装置41Dのレジスタ<0>のデータが“0”であるとき(S65の「NO」)には、演算処理装置42Dにおいてピットが浸水していないと判断され、信号出力装置43Dの通常運転信号404に対応するレジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更される。
信号出力装置43Dにおいて、レジスタ<6>のデータが“0”から“1” に変更されたことが検知されると通常運転信号404が生成され、当該エレベータ内の各機器に送信されてエレベータが通常運転に復帰する(S61)。
以上の第4実施形態によれば、近隣地域内の建物で浸水が発生するとこの情報を取得して当該建物内のエレベータの乗りかごを避難階に着床させて休止させるため、津波や大雨などによる浸水に対する管制運転を高い精度で行うことができる。また、自エレベータシステム内で浸水を検知したときにこの情報を近隣地域内の他のエレベータシステムに報知することで、他のエレベータシステムにおける浸水対策の支援をすることができる。
また上述した第4実施形態において、外部エレベータ情報管理装置に、近隣の海岸部のエレベータシステムを接続するようにしてもよい。近隣の海岸部のエレベータシステムを接続することにより、津波に関する注意報や警報が発令されていない場合でも、津波の発生情報をより早く且つ確実に取得することができ、当該建物内のエレベータに対し、迅速に津波対策を行うことができる。またこのとき、外部エレベータ情報管理装置に複数の近隣のエレベータシステムを接続しておき、所定数以上の複数のエレベータシステム内で浸水が検知されたときに津波が到来する可能性があると判断して乗りかごを避難階に移動させて休止させるようにしてもよい。
また上述した第1〜第4実施形態において、ピット浸水検出装置で浸水が検出された場合は、通常時のエレベータ制御で用いられているエレベータ機器のガバナやコンペンチェーンの伸び縮み検出装置などからの情報を遮断することで、浸水によりこれらの機器が故障または破損した場合でもエレベータの運行を可能にすることができる。また、エレベータのかご位置検出装置(例えば、パルスジェネレータ)等の機器が故障または破損した場合は、位置検出用の着検板の検出のみで乗りかごを最寄階に着床させるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,1C,1D…エレベータシステム、10A,10B,10C…津波情報システム、20A,20B,20C,20D…ピット浸水検出装置、21…低層階浸水検出装置、22…高層階浸水検出装置、40A,40B,40C,40D…エレベータ制御装置、41A,41B,41C,41D…信号入力装置、42A,42B,42C,42D…演算処理装置、43A,43B,43C,43D…信号出力装置、50…外部エレベータ情報管理装置、60…外部エレベータシステム、101…津波信号、102…津波高さ信号、201…ピット浸水検出信号、211…低層階浸水検出信号、221…高層階浸水検出信号、401…第1かご制御信号(管制)、402…第2かご制御信号(管制)、403…休止信号、404…通常運転信号、405…第3かご制御信号(管制)、406…第4かご制御信号(管制)、407…第5かご制御信号(管制)、408…自エレベータ浸水信号、501…近隣地域内浸水信号、502…自エレベータ浸水報知信号、601…近隣地域内エレベータ浸水報知信号
Claims (6)
- 建物内に設置されたエレベータを制御するエレベータ制御装置と、ピット浸水検出装置とを備えるエレベータシステムにおいて、
前記ピット浸水検出装置は、前記エレベータのピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号を継続的に前記エレベータ制御装置に送信するピット浸水検出信号送信部を有し、
前記エレベータ制御装置は、
当該建物が該当する地域に津波に関する注意報または警報が発令されており、且つ前記ピット浸水検出信号が入力されていないときには、予め設定された、前記エレベータの乗りかごが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させ、前記津波に関する注意報または警報が発令されており、且つ前記ピット浸水検出信号が入力されているときには、前記乗りかごを最寄階に着床させた後、前記エレベータの運転を休止させる制御部を有する
ことを特徴とするエレベータシステム。 - 前記エレベータ制御装置の制御部は、
前記津波に関する注意報または警報が解除された後、前記ピット浸水検出信号が入力されているときには、前記エレベータの運転を休止させ、
前記津波に関する注意報または警報が解除された後、前記ピット浸水検出信号が入力されていないときには、前記エレベータの通常運転を復帰させる
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータシステム。 - 前記建物内の低層階に設置された低層階浸水検出装置と、高層階に設置された高層階浸水検出装置とをさらに備え、
前記低層階浸水検出装置は、前記建物の低層階での浸水を検出している間、低層階浸水検出信号を継続的に前記エレベータ制御装置に送信する低層階浸水検出信号送信部を有し、
前記高層階浸水検出装置は、前記建物の高層階での浸水を検出している間、高層階浸水検出信号を継続的に前記エレベータ制御装置に送信する高層階浸水検出信号送信部を有し、
前記エレベータ制御装置の制御部は、
前記津波に関する注意報または警報が解除された後、前記ピット浸水検出信号が入力され、前記低層階浸水検出信号が入力されていないときには、前記低層階浸水検出装置の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータを運転させ、
前記津波に関する注意報または警報が解除された後、前記ピット浸水検出信号および前記低層階浸水検出信号が入力され、前記高層階浸水検出信号が入力されていないときには、前記高層階浸水検出装置の設置位置に該当する階床以上の階間でエレベータを運転させ、
前記津波に関する注意報または警報が解除された後、前記ピット浸水検出信号、前記低層階浸水検出信号、および前記高層階浸水検出信号がいずれも入力されているときには、前記エレベータの運転を休止させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータシステム。 - 前記津波に関する注意報または警報には津波高さ予測情報が付加され、
前記エレベータ制御装置の制御部は、
前記津波に関する注意報または警報が発令されており、且つ前記ピット浸水検出信号が入力されていないときには、予め記憶された当該建物の各階床ごとの海抜情報と、当該津波に関する注意報または警報に付加されている津波高さ予測情報とから決定された、前記乗りかごが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させる
ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエレベータシステム。 - 前記建物の近隣地域内の外部エレベータシステムにさらに接続され、
前記エレベータ制御装置の制御部は、
前記外部エレベータシステムで浸水が検出されている間、前記乗りかごを予め設定された避難階に着床させて前記エレベータの運転を休止させ、
前記外部エレベータシステムで浸水が検出されなくなった後、前記ピット浸水検出信号が入力されているときには、前記エレベータの運転を休止させ、
前記外部エレベータシステムで浸水が検出されなくなった後、前記ピット浸水検出信号が入力されていないときには、前記エレベータの通常運転を復帰させる
ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載のエレベータシステム。 - 建物内に設置されたエレベータのピット内への浸水を検出している間、ピット浸水検出信号を継続的に出力するピット浸水検出装置に接続されるエレベータ制御装置において、
当該建物が該当する地域に津波に関する注意報または警報が発令されており、且つ前記ピット浸水検出装置からの前記ピット浸水検出信号が入力されていないときには、予め設定された、前記エレベータの乗りかごが津波で浸水しないと予測される特定の階間でエレベータを運転させ、前記津波に関する注意報または警報が発令されており、且つ前記ピット浸水検出信号が入力されているときには、前記乗りかごを最寄階に着床させた後、前記エレベータの運転を休止させる制御部を有することを特徴とするエレベータ制御装置。
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