JP2016097958A - 自動車用収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】収納ボックスのカバーをサブカバーとメインカバーとに分離し、開放時には互いに重なり合うようにして、開口面積を最大化する。【解決手段】メインカバー(60)を収納ボックス側に設けられたメインスライドレール(31)によりガイドし、サブカバー(50)の前端部を、メインカバー(60)に設けられた水平スライドレール(61)によりガイドし、サブカバー(50)の後端部を、メインスライドレール(31)の内方にて、平行に設けられたサブスライドレール(32)によりガイドする。ばね装置(45)により、サブカバー(50)を常時開方向に付勢する。水平スライドレール(61)及びサブスライドレール(32)の終端部に案内部(32a、61a)を適宜設けることにより、全開時には、メインカバー(60)がサブカバー(50)の外面に重なり合うようにする。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用収納ボックスに関し、特に収納ボックスの開口部を覆うカバーを、サブカバーとメインカバーに分離して、開くときに互いに重ねられることにより、開口部の開度量を増大させることができるようにされた自動車用収納ボックスに関する。
現代の生活において、自動車は実生活と非常に密接な関係を持っており、それに応じて自動車は単なる輸送手段の概念から脱して一つの独立した生活空間として認識されるに至った。
このような観点から見ると、走行安全性や乗り心地などの車両の技術的な事項に劣らず重要視されているものの一つとして、乗員に快適性を与えることができる様々な室内装置の提供がある。
自動車の室内装置として提供されているものの一つとして、小物を収納するために利用される様々な収納ボックスがある。通常、このような収納ボックスでは、内部にアクセスできるようにするために、その上部に開口を設け、スライド移動されるカバーによりこの開口を開閉するようにしている。
しかしながら、カバーはスライド移動することにより開口を開放するものであって、開口面積を大きくするためには、それだけ長い距離に渡ってカバーを変位させなければならず、収納ボックスの大きさに応じて、開口面積が限られる。カバーが、開放時に、収納ボックスの幅を超えてオーバーハングするようにすれば、開口面積を大きくすることができるが、外観が損なわれ、しかも、カバーを安定に保持することが困難である。
そこで、特許文献1には、図1に示されるような、シートの背凭れに内蔵された収納ボックスが提案されている。即ち、所定深さの収納空間部(111)を画定するボックス本体(110)が、シートの背凭れ内に埋め込まれ、長方形の下部カバー(120)の一辺部が、ボックス本体(110)の下縁部に沿う枢動軸線を有するヒンジを介して、ボックス本体(110)の下部に結合されることにより、下部カバー(120)が収納空間部(111)の開口の下半分を開閉し得るようにしている。下部カバー(120)の両側縁にはガイド溝(121)を形成するフランジが設けられ、同じく長方形をなす上部カバー(130)の左右の縁部がガイド溝(121)によりガイドされる。これにより、上部カバー(130)が、下部カバー(120)の内面に沿ってスライド移動することができる。そのため、開放時は、下部カバー(120)が手前側に倒れ、概ね水平となるが、上部カバー(130)が下部カバー(120)に重なり合うことから、これらのカバーの全体としての突出量が抑制される。収納空間部(111)を閉じるときは、上部カバー(130)を、下部カバー(120)に対して手前に引き、そのまま上方に回動することにより、両カバーが協働して、開口の全体を閉じることができる。
この提案によれば、両カバーを完全に分離することなく、収納空間部の開口を大きく開いて、物品の収納及び取出しができることにより、使用上の利便性を向上させることができる。しかしながら、上部カバーのラッチが不完全であると、衝撃等により意に反して開いたり、ラッチを不用意に開いた場合には、内部の物品が溢れ出てくる問題があった。
大韓民国登録特許公報10−0411423号
このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目的は、収納ボックスの開口部をスライド移動して開閉するカバーをワンタッチ動作で自動的に開閉し、しかも開口面積を最大化し、収納物品を容易に取出しできるようにした自動車用収納ボックスを提供することにある。
本発明の第2の目的は、収納ボックスのカバーをサブカバーとメインカバーとに分離し、開放時には互いに重なり合うようにして、開放状態にある両カバーが外観を損ねたり、開放状態にある両カバーのために多大なスペースを要することなく、開口面積を最大化することのできる自動車用収納ボックスを提供することにある。
本発明の第3の目的は、限られたスペースで開口面積を最大化し、しかも確実に閉鎖位置に保持し得るような自動車用収納ボックスを提供することにある。
このような目的は、本発明によれば、自動車用収納ボックスであって、物品収納スペースを内部に画定し、収納された物品を取り出すための開口部(11)が、その一面に形成された収納ボックス(10)と、前記収納ボックス(10)の開口部(11)の前方に設置されてラッチ装置(20)と、前記収納ボックス(10)の内部にあって、開口部(11)の両側に沿って設けられたメインスライドレール(31)と、前記メインスライドレール(31)の内方にて、前記メインスライドレール(31)に対して平行に設けられ、下向きに傾斜する後方案内部(32a)を含むサブスライドレール(32)と、前記メインスライドレール(31)によりスライド可能に支持され、前端部に前記ラッチ装置(20)と協働する係合部(62)を備えたメインカバー(60)と、前記メインカバー(60)の両側部に設けられ、その後端部に設けられた後方に向けて上向きに傾斜する前方案内部(61a)を含む水平スライドレール(61)と、前記水平スライドレール(61)によりガイドされる前端部と、前記サブスライドレール(32)によりガイドされる後端部とを有するサブカバー(50)と、前記サブカバー(50)を開方向に付勢するばね装置(45)とを有し、前記メインカバー(60)及び前記サブカバー(50)が協働して、前記開口部(11)を略全開及び全閉し得るようにしたことを特徴とする自動車用収納ボックスを提供することにより達成される。
これによれば、全閉時にあっては、メインカバー(60)及びサブカバー(50)が同一面上にて前後に整列した状態で開口部(11)を閉じる。ラッチ装置(20)を解除して、メインカバー(60)を開方向に変位させると、サブカバー(50)は、ばね装置(45)のばね力を受けて開方向に変位し、サブカバー(50)の前端及び後端が、それぞれ前方案内部(61a)及び後方案内部(32a)にガイドされることにより、サブカバー(50)が全体的に下降し、メインカバー(60)が更に開方向に移動することにより、最終的には、メインカバー(60)がサブカバー(50)の外面側に概ね重なり合うようになり、全開時に於いて、両カバーの占める面積を最小化しつつ、開口部(11)の開口面積を最大化することができる。開口部(11)を閉じる際には、上記手順を逆転すれば良い。
本発明の或る側面によれば、前記水平スライドレール(61)及び前記サブスライドレール(32)が、溝又はスロットからなり、前記サブカバー(50)の前端部及び後端部には、それぞれ前記水平スライドレール(61)及び前記サブスライドレール(32)の溝又はスロットにより受容される横方向ピン(51、52)が備えられている。
これによれば、これらのスライドレールを簡単に形成することができ、後方案内部(32a)及び前方案内部(61a)を、それぞれ水平スライドレール(61)及びサブスライドレール(32)を構成する溝又はスロットの延長部として構成することができる。また、前記水平スライドレール(61)が、前記メインカバー(60)の両側縁から垂下するフランジ片に設けられていると良い。
本発明の別の側面によれば、前記サブカバー(50)の下面から垂下する垂下片(53)と、前記収納ボックス(10)側に固定されたガイド部材(39)により前後方向に変位可能に設けられたベースプレート(40)と、前記垂下片の前面に係合し得るように前記ベースプレート(40)に設けられた係合部材(41)とを更に有し、前記ばね装置(45)が、前記ベースプレート(40)と前記収納ボックス(10)側の部分との間に設けられている。
これによれば、前記サブカバー(50)を、ばね装置(45)のばね力を受けつつ、前後いずれの方向にも好適にガイドしつつ変位されることが可能となる。
本発明の更に別の側面によれば、前記収納ボックス(10)の開口部(11)の内面側にて、前記開口部(11)を外囲するように固定された固定ブラケット(30)を更に有し、前記固定ブラケット(30)が、前記メインスライドレール及び前記サブスライドレール(32)が形成された1対の縦部材(30a)と、前記ガイド部材(39)を支持する後側横部材(30c)とを含む。
これによれば、メインスライドレール(31)及びサブスライドレール(32)を簡単に形成することができ、併せて、ガイド部材(39)の設置が容易となる。また、固定ブラケットが、開口部(11)の外周を補強する効果も得られる。
前記ばね装置(45)が、コンスタントばねを含むものとすれば、サブカバー(50)を、その開度に関わらず、略一定のばね力で付勢できるため、使いやすさが向上する。
本発明によれば、全開時には、収納ケースのサブカバーとメインカバーとが互いに重なり合うため、開口部の開度量を最大化して収納物品を容易に取り出すことができる。
また、上記カバーはボタン装置でワンタッチロックされ、ロック解除時にサブカバーは自動的に開移動され、メインカバーは、手動で開移動さされることとなり、使いやすさを向上させることができる。
そして、収納ケースの底面に面ファスナテープのような固定手段を備えるものとすれば、自動車のトランク或いは車室の床面又は壁面に固定して、収納ケースの動揺を防止することができる。
従来の自動車の収納ボックスを示す分解斜視図 本発明に基づく収納ボックスの分解斜視図 本発明に基づく収納ボックスの断面図 本発明に基づく収納ボックスの全閉状態を示す拡大図 本発明に基づく収納ボックスに於けるサブカバーの移動状態を示す拡大図 本発明に基づく収納ボックスに於けるメインカバーの全開状態を示す拡大図
以下、本発明の好適実施例を添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明に基づく自動車用収納ボックスは、収納ボックスの開口部を覆うカバーをサブカバーとメインカバーとに分離して、互いに重ね合わせられようにして開くことにより、開口部の開度量を増大させることができるように改良されたものである。
本発明に基づく自動車用収納ボックス(10)に於いては、収納ボックスの開口部(11)に沿ってスライド移動しながら開放或いは閉鎖するカバーを、サブカバー(50)と、メインカバー(60)とにより構成して、サブカバー(50)とメインカバー(60)とが互いに重なり合って開くようにしている。
更に、メインカバー(60)が手動でスライド移動するのに従って、サブカバー(50)が自動的にスライド移動されるようにしている。また、収納ボックス(10)の底面に面ファスナテープ(15)を備えることにより、自動車のトランク或いは車室内の壁面又は床面に固定できるようにして、ユーザーの利便性を向上させている。
図2及び図3を参照し、本発明の構成を、概略的に説明する。収納ボックス(10)は、物品収納空間を内部に画定し、収納された物品を取り出す開口部(11)が上部に形成されている。説明の便宜上、この開口部は、直方体をなす収納ボックス(10)の左右方向の中央にあって、前方に偏った位置に設けられているものとする。メインカバー(60)を前後方向に水平移動するようにガイドするためのメインスライドレール(31)を備えた固定ブラケット(30)が、開口部(11)を画定する収納ボックス(10)の上壁の下面の、開口部(11)を外囲する部分に取り付けられている。
また、収納ボックス(10)の開口部(11)の前方の上壁の上面には、ボタン装置(20)が具備され、このボタン装置(20)は、ボタン(21)の押し動作により、内部弾性部材のばね力に抗してロック部材(22)を下方に移動させてロックを解除する一般的な構成であるため、詳細な説明は省略する。ボタン装置として、押しボタン式のものばかりでなく、レバー式、回転式などの他の形式のラッチ装置も含まれることは言うまでもない。
固定ブラケット(30)は、開口の左右の縁部に沿って、その略全長に渡って延在する1対の細幅の縦部材30aと、両縦部材の前端を互いに結合する細幅の前側横部材30bと、両縦部材の後端を互いに結合する前後方向に所定の幅を有する後側横部材30cとを有する。縦部材30aには、上記したメインスライドレール(31)が設けられていると共に、サブカバー(50)をガイドするためのサブスライドレール(32)が、後部のやや下方の位置に略平行に設けられている。後側横部材30cの上面には、前後方向に延在する上向きに開かれたチャンネル材(39)が取り付けられている。このチャンネル材(39)には、ベースプレート(40)が前後方向に摺動可能に支持されている。このような固定ブラケット(30)を用いることにより、開口部(11)の外周を補強する効果が得られる。
固定ブラケット(30)のメインスライドレール(31)は、縦部材30aの略全長に渡って設けられ、サブスライドレール(32)は、後側横部材30cの前縁近傍部分から後方に向けて、メインスライドレール(31)の下側に沿って延在する。更に、サブスライドレール(32)の後端部には、下方に傾斜する後方案内部(32a)が延長部として設けられている。
ベースプレート(40)の上面の前側部分には、係止部(41)を備えたプレート片(42)が立設されており、その後側部分には、固定ブラケット(30)の後側横部材30cに先端が係止されたコンスタントばね(45)を巻き付けるスプールが取り付けられている。更に、ベースプレート(40)の底面側には、チャンネル材に沿って設けられた図示されないラックと協働するダンパ(47)が設けられている。したがって、ベースプレート(40)は、常時後方に向けて付勢され、その移動速度がダンパ(47)により抑制される。
コンスタントばね(45)は、ベースプレート(40)の前後方向位置に関わらず、略一定のばね力をベースプレート(40)に作用する点で好適であるが、引張コイルばねや、捩じりばね等の他の形式のばねからなるものであっても良い。
ダンパ(47)は、それ自体公知のものであって良く、その詳しい説明は省略する。所望に応じて、ダンパ(47)を省略することもできる。
サブカバー(50)の前端部の左右端には引張ピン(51)が突設され、その後端部の左右端には同様に案内ピン(52)が突設されている。案内ピン(52)は、サブスライドレール(32)に受容されてガイドされる。サブカバー(50)の下面の前後方向について中間の位置には垂下片(53)が突設され、その前縁が、ベースプレート(40)の側に設けられて係止部(41)に係合している。したがって、サブカバー(50)は、サブスライドレール(32)にガイドされた状態で、コンスタントばね(45)により常時後方に向けて付勢される。
メインカバー(60)は、サブカバー(50)の前方に配置され、その両側面がメインスライドレール(31)に支持されることより、収納ボックス(10)の開口部(11)に沿って水平移動することができる。メインカバー(60)の両側縁に沿って側部フランジが垂下し、該側部フランジに、サブカバー(50)の引張ピン(51)が挿入される溝をなす水平スライドレール(61)が設けられ、その後端部に、後方にかけて上向きに傾斜する前方案内溝(61a)が延設されている。メインカバー(60)の前端の中央部には、ボタン装置(20)のロック部材(22)に係合するべきロック溝(62)が設けられている。
この収納ボックス(10)の底板の下面には、面ファスナテープ(15)が貼付され、収納ボックス(10)を、自動車のトランクや車室の床面又は壁面に固定できるようにしてある。
本実施例の作動要領を図4?図6を参照して詳しく説明する。
先ず、図4は、収納ボックス(10)の開口部(11)が、サブカバー(50)及びメインカバー(60)の両者により、完全に閉じられた状態を示している。即ち、メインカバー(60)のグリップ部(65)により、メインカバー(60)及びサブカバー(50)を、図4に於ける左方即ち前方に移動させて、ボタン装置(20)のロック部材(22)を、メインカバー(60)側のロック溝(62)に係合させ、メインカバー(60)をロック固定した状態にある。
このとき、サブカバー(50)は、ベースプレート(40)を介して、コンスタントばね(45)のばね力により開方向に付勢されているが、サブカバー(50)の引張ピン(51)が前方案内溝(61a)の後端に係止されているため、閉状態に保持される。また、サブカバー(50)は、メインカバー(60)の後方にてサブカバー(50)と同一面上に配置される。ボタン装置(20)のボタン(21)を押して、ロック部材(22)を下方に変位させると、ロック状態を解除されて、メインカバー(60)が後方にスライド移動可能となる。また、サブカバー(50)の引張ピン(51)が前方案内溝(61a)の後端に位置し、案内ピン(52)が、サブスライドレール(32)にガイドされている。
コンスタントばね(45)のばね力が、ベースプレート(40)に常時作用していることから、ロック状態が解除されると、ベースプレート(40)が後方に駆動され、係止部(41)が、サブカバー(50)の垂下片(53)を後方に押し、サブカバー(50)が後方に移動する。同時に、サブカバー(50)の前部に設けられた引張ピン(51)が、前方案内溝(61a)の後端に係合し、メインカバー(60)を、サブカバー(50)の移動距離と同一の距離をもって、自動的に後方にスライド移動させる。
このとき、サブカバー(50)は、図5に示すように、後側に設けられた案内ピン(52)が、サブスライドレール(32)に沿って水平移動しながら、やがて後方案内部(32a)に侵入することにより、下方に変位されることとなり、サブカバー(50)の後部が下降する。
更に、使用者が、図6に示すように、メインカバー(60)のグリップ部(65)を保持して、メインカバー(60)を更に後方にスライド移動させると、メインカバー(60)の前方案内部(61a)内に位置するサブカバー(50)の引張ピン(51)が前方案内部(61a)に沿って下方に変位し、水平スライドレール(61)の水平な区間に移動する。その結果、メインカバー(60)は、サブカバー(50)の上面に沿って更に後方に変位できるようになる。このような、メインカバー(60)がサブカバー(50)を乗り越える運動を許容するために、サブカバー(50)の前縁の上側部分が切除されて凹部を形成している。このように、全開時には、カバー(50)がメインカバー(60)に重なり合うことから、メインカバー(60)及びサブカバー(50)が開口部の外側で占める面積を最小化しつつ、収納ボックス(10)の開口部(11)の開量を最大化することができる。
開口部(11)を閉じるときは、上記プロセスを逆に行えば良い。グリップ部(65)を前方に引いて、メインカバー(60)を前方に移動させると、最初はメインカバー(60)のみが前方に変位するが、やがてサブカバー(50)の引張ピン(51)が前方案内部(61a)進入し、サブカバー(50)の前方のみが上昇する。この間、サブカバー(50)は、後方に付勢されていることから、前後方向については静止した状態にある。
ここで、メインカバー(60)を更に引くと、引張ピン(51)が前方案内部(61a)の後端に達し、サブカバー(50)も前方に変位するようになる。同時に、前傾していたサブカバー(50)は、その案内ピン(52)が後方案内部(32a)内を移動することにより、その後端が上昇する。案内ピン(52)が後方案内部(32a)の前端に達すると、サブカバー(50)がメインカバー(60)と同一面上に位置する状態となる。更に、メインカバー(60)を前方に移動すると、引張ピン(51)を介して、サブカバー(50)も前方に引きずられ、最終的には、開口部(11)が、メインカバー(60)及びサブカバー(50)により全閉される状態となる。このような運動は、コンスタントばね(45)のばね力に抗して行われるが、ボタン装置(20)のロック部材(22)が、メインカバー(60)側のロック溝(62)に係合することにより、グリップ部(65)から手を離しても、メインカバー(60)及びサブカバー(50)による全閉状態が維持される。
以上説明した本発明は、前述した説明によって限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、いくつかの置換、変形及び変更が可能であることは、本発明が属する技術分野で通常の知識を持つ者にとっては明らかであろう。
10 − 収納ボックス
11 − 開口部
20 − ボタン装置
21 − ボタン
22 − ロック部材
30 − 固定ブラケット
31 − メインスライドレール
32 − サブスライドレール
32a − 後方案内部
40 − ベースプレート
41 − 係止部
45 − コンスタントばね
47 − ダンパ
50 − サブカバー
51 − 引張ピン
52 − 案内ピン
53 − 垂下片
60 − メインカバー
61 − 水平スライドレール
61a − 前方案内部
62 − ロック溝
65 − グリップ部

Claims (6)

  1. 自動車用収納ボックスであって、
    物品収納スペースを内部に画定し、収納された物品を取り出すための開口部(11)が、その一面に形成された収納ボックス(10)と、
    前記収納ボックス(10)の開口部(11)の前方に設置されてラッチ装置(20)と、
    前記収納ボックス(10)の内部にあって、開口部(11)の両側に沿って設けられたメインスライドレール(31)と、
    前記メインスライドレール(31)の内方にて、前記メインスライドレール(31)に対して平行に設けられ、下向きに傾斜する後方案内部(32a)を含むサブスライドレール(32)と、
    前記メインスライドレール(31)によりスライド可能に支持され、前端部に前記ラッチ装置(20)と協働する係合部(62)を備えたメインカバー(60)と、
    前記メインカバー(60)の両側部に設けられ、その後端部に設けられた後方に向けて上向きに傾斜する前方案内部(61a)を含む水平スライドレール(61)と、
    前記水平スライドレール(61)によりガイドされる前端部(51)と、前記サブスライドレール(32)によりガイドされる後端部(52)とを有するサブカバー(50)と、
    前記サブカバー(50)を開方向に付勢するばね装置(45)とを有し、
    前記メインカバー(60)及び前記サブカバー(50)が協働して、前記開口部(11)を略全開及び全閉し得るようにしたことを特徴とする自動車用収納ボックス。
  2. 前記水平スライドレール(61)及び前記サブスライドレール(32)が、溝又はスロットからなり、前記サブカバー(50)の前端部及び後端部には、それぞれ前記水平スライドレール(61)及び前記サブスライドレール(32)の溝又はスロットにより受容される横方向ピン(51、52)が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の自動車用収納ボックス。
  3. 前記水平スライドレール(61)が、前記メインカバー(60)の両側縁から垂下するフランジ片に設けられていることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の自動車用収納ボックス。
  4. 前記サブカバー(50)の下面から垂下する垂下片(53)と、
    前記収納ボックス(10)側に固定されたガイド部材(39)により前後方向に変位可能に設けられたベースプレート(40)と、
    前記垂下片の前面に係合し得るように前記ベースプレート(40)に設けられた係合部材(41)とを更に有し、
    前記ばね装置(45)が、前記ベースプレート(40)と前記収納ボックス(10)側の部分との間に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用収納ボックス。
  5. 前記収納ボックス(10)の開口部(11)の内面側にて、前記開口部(11)を外囲するように固定された固定ブラケット(30)を更に有し、
    前記固定ブラケット(30)が、前記メインスライドレール(31)及び前記サブスライドレール(32)が形成された1対の縦部材(30a)と、前記ガイド部材(39)を支持する後側横部材(30c)とを含むことを特徴とする請求項4に記載の自動車用収納ボックス。
  6. 前記ばね装置(45)が、コンスタントばねを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動車用収納ボックス。
JP2015182666A 2014-11-24 2015-09-16 自動車用収納ボックス Active JP6342864B2 (ja)

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