JP2016095178A - 支援装置、支援方法、および支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支援装置1は、各交通路について入力された損傷の程度を示すダメージデータを用いて、各交通路の通行を制限するかどうかを判断する。支援装置1は、基本ルートを形成するいずれかの交通路に通行を制限すると判断した場合、通行を制限すると判断した基本ルートを形成する交通路を、通行を制限しないと判断した別の交通路で迂回する迂回ルートを作成する。支援装置1は、基本ルートにおいて、通行を制限すると判断した交通路を、作成した迂回ルートに置き換えたルートを補正ルートとして作成し、この補正ルートを出力する。
【選択図】図2
Description
二次ルートは、自治体の役場や災害対策本部等の重要な拠点になる施設と、一次ルートにかかる道路と、を結ぶルートであり、
三次ルートは、上記以外の重要な拠点と、一次ルートや二次ルートにかかる道路と、を結ぶルートである。
(1)交通網を形成する各道路の状態を迅速に把握し、
(2)予め設定している上述の一次ルート、二次ルート、および三次ルートにかかる道路に車両が走行できない箇所が生じているかどうかを確認し、
(3)予め設定している上述の一次ルート、二次ルート、および三次ルートにかかる道路に車両が走行できない箇所が生じている場合、その箇所を迂回するルートを検索し、
(4)上述の一次ルート、二次ルート、および三次ルートそれぞれについて、(3)で検索した迂回ルートを利用した補正ルートを作成しなければならない。
(1)広域的な輸送に必要な主要幹線道路(高速道路、一般国道、およびこれらを連絡する幹線的な道路)からなる、輸送の骨格をなすルート
(2)自治体の役場や災害対策本部等の重要な拠点と、(1)のルートにかかる道路と、を結ぶルート
(3)上記以外の重要な拠点と、(1)のルートや(2)のルートにかかる道路と、を結ぶルートである。
ダメージレベル1は、車両の走行に直接的な影響を与えないガードレール等の部材が損傷しているものの、車両の走行に直接的な影響を与える路面、橋脚等の部材の損傷の程度が比較的低いレベルであり、
ダメージレベル2は、車両の走行に直接的な影響を与える路面、橋脚等の部材の損傷の程度が比較的高く、車両の走行に危険をともなうレベルであり、
ダメージレベル3は、路面の陥没や、橋脚の崩壊等が生じ、車両の走行が不可能であるレベルである。
2…モニタリング装置
3…交通管制センタ
11…制御部
12…操作部
13…表示部
14…通信部
15…交通網DB(交通網データベース)
16…交通路DB(交通路データベース)
17…ダメージレベルDB(ダメージレベルデータベース)
18…点検データDB(点検データデータベース)
Claims (7)
- 交通網を交通路に分けたデータおよび複数の交通路を連ねて形成した基本ルートのデータを予め記憶し、各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを用いて前記基本ルートを補正した補正ルートを作成する支援装置であって、
各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを入力する入力部と、
前記入力部にて入力した前記ダメージデータを用いて、各交通路の通行を制限するかどうかを判断する判断部と、
前記基本ルートを形成するいずれかの交通路に対して、前記判断部が通行を制限すると判断した場合、この通行を制限すると判断した前記基本ルートを形成する交通路を、前記判断部が通行を制限しないと判断した別の交通路で迂回する迂回ルートを作成する迂回ルート作成部と、
前記基本ルートにおいて、前記判断部が通行を制限すると判断した交通路を、前記迂回ルート作成部が作成した迂回ルートに置き換えたルートを補正ルートとして作成する補正ルート作成部と、
前記補正ルート作成部が作成した前記補正ルートを出力する出力部と、を備えた支援装置。 - 前記入力部に入力された前記ダメージデータから得た各交通路のダメージレベルを、交通網にかかるマップ上に対応付けた支援マップを作成する支援マップ作成部を備え、
前記出力部は、前記支援マップ作成部が作成した支援マップを出力する、請求項1に記載の支援装置。 - 前記入力部は、交通路の損傷の程度を示す前記ダメージデータとして第1のダメージデータを入力するモニタリング装置の接続が可能であり、
前記モニタリング装置は、交通路の状態を診断し、その診断結果を前記第1のダメージデータとして前記入力部に入力する、請求項1、または2に記載の支援装置。 - 前記入力部は、交通路の損傷の程度を示す前記ダメージデータとして、前記第1のダメージデータに加えて、第2のダメージデータを入力し、
前記補正ルート作成部は、前記第2のダメージデータを前記第1のダメージデータよりも優先して使用する、請求項3に記載の支援装置。 - 指定された2つの地点を結ぶ移動ルートを、前記入力部に入力された前記ダメージデータを用いて作成する移動ルート作成部を備えている、請求項1〜4のいずれかに記載の支援装置。
- 交通網を交通路に分けたデータおよび複数の交通路を連ねて形成した基本ルートのデータを予め記憶部に記憶しておき、各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを用いて前記基本ルートを補正した補正ルートを作成する支援方法であって、
各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを入力部に入力する第1のステップと、
前記入力部にて入力した前記ダメージデータを用いて、各交通路の通行を制限するかどうかを判断する第2のステップと、
前記基本ルートを形成するいずれかの交通路に対して、前記第2のステップで通行を制限すると判断した場合、この通行を制限すると判断した前記基本ルートを形成する交通路を、前記第2のステップ通行を制限しないと判断した別の交通路で迂回する迂回ルートを作成する第3のステップと、
前記基本ルートにおいて、前記第2のステップで通行を制限すると判断した交通路を、前記第3のステップで作成した迂回ルートに置き換えたルートを補正ルートとして作成する第4のステップと、
前記第4のステップで作成した前記補正ルートを出力部から出力する第5のステップと、を備える支援方法。 - 交通網を交通路に分けたデータおよび複数の交通路を連ねて形成した基本ルートのデータを予め記憶部に記憶しておき、各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを用いて前記基本ルートを補正した補正ルートを作成する処理をコンピュータに実行させる支援プログラムであって、
各交通路の損傷の程度を示すダメージデータを入力部に入力する第1のステップと、
前記入力部にて入力した前記ダメージデータを用いて、各交通路の通行を制限するかどうかを判断する第2のステップと、
前記基本ルートを形成するいずれかの交通路に対して、前記第2のステップで通行を制限すると判断した場合、この通行を制限すると判断した前記基本ルートを形成する交通路を、前記第2のステップ通行を制限しないと判断した別の交通路で迂回する迂回ルートを作成する第3のステップと、
前記基本ルートにおいて、前記第2のステップで通行を制限すると判断した交通路を、前記第3のステップで作成した迂回ルートに置き換えたルートを補正ルートとして作成する第4のステップと、
前記第4のステップで作成した前記補正ルートを出力部から出力する第5のステップと、をコンピュータに実行させる支援プログラム。
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