JP2016092318A - 配線基板 - Google Patents
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Abstract
Description
この配線基板によれば、半導体チップを配線基板上に接合する際にハンダが溝部に流れ込むので、ハンダと配線基板の接続端子の接合強度が向上する。また、ハンダが溝部に流れ込むので、配線基板の接続端子が隣接した状態で複数個設けられている場合に、隣接する接続端子上に形成されるハンダ同士が短絡する可能性を低減できる。
この配線基板によれば、第2表面から突出している接続端子の側面と表層との間に溝部が形成されているので、ハンダと接続端子の接合強度が向上する。また、ハンダが溝部に流れ込むので、接続端子が隣接した状態で複数個設けられている場合には、隣接する接続端子上に形成されるハンダ同士が短絡する可能性を低減できる。また、表層の第2表面が第1表面に対して基層側に窪んでいるので、半導体チップとの接合の際に、アンダーフィル材を充填し易く、配線基板に対する半導体チップの接合強度が向上する。
この配線基板によれば、溝部が基層に達しているので、ハンダと接続端子の接合強度がより向上する。
この配線基板によれば、隣接する2つの接続端子のそれぞれと表層との間に形成された複数の溝部が互いに対向しないようにずれた位置に配置されているので、隣接する接続端子上に形成されるハンダ同士が短絡する可能性を低減できる。また、隣接する2つの接続端子の間の距離を短くすることが可能である。
この配線基板によれば、隣接する2つの接続端子と表層との間に形成される溝部が互いに対向しないようにずれた位置に配置されているので、隣接する接続端子上に形成されるハンダ同士が短絡する可能性を低減できる。また、隣接する2つの接続端子の間の距離を短くすることが可能である。
図1は、本発明の第1実施形態としての配線基板10の平面図である。配線基板10は、有機材料を用いて形成されており、有機基板(オーガニック基板)とも呼ばれる板状の部材である。この配線基板10は、半導体チップを実装可能に構成されたフリップチップ実装基板として構成されている。図1には、相互に直交するXYZ軸を描いている。このXYZ軸は、他の図におけるXYZ軸に対応する。
図5は、第2実施形態の配線基板10aの部分断面図であり、第1実施形態の図2に対応する図である。第2実施形態の配線基板10aは、溝部144の位置が第1実施形態と異なる点を除いて、第1実施形態の配線基板10と同じ構成を有している。すなわち、第2実施形態の配線基板10aでは、複数の溝部144は、隣接する2つの接続端子130の短手方向(X方向)において互いに対向する位置に配置されている。一方、前述した第1実施形態の配線基板10では、複数の溝部144は、隣接する2つの接続端子130の短手方向(X方向)において互いに対向しないように2つの接続端子130の長手方向(Y方向)にずれた位置に配置されている。
図6は、第3実施形態の配線基板10bの平面図であり、第1実施形態の図1に対応する図である。第3実施形態の配線基板10bでは、開口部150が配線基板10bの中央に1つだけ設けられており、この開口部150の中に複数の接続端子130がn行m列(nおよびmは1以上の整数)の行列状に配置されている。この例ではn=m=5である。但し、nとmは1以上の任意の整数にそれぞれ設定可能である。なお、複数の接続端子130は、隣り合う接続端子130同士を交互にずらして千鳥状に配置されていてもよい。各接続端子130の平面形状は正方形である。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
上述した各実施形態では、溝部144が直方体形状に形成されているものとしたが、溝部144の形状としては直方体以外の任意の形状(円柱状や半円柱状など)を採用可能である。
上述した各実施形態では、表層140が第1表面141と第2表面142を有する2段の表面構造を有しているものとしたが、第1表面141と第2表面142が同じ高さになるように表層140を形成してもよい。また、表層140が3段以上の表面構造を有するように形成しても良い。但し、表層140に開口部150を設けて2段以上の表面を形成した多段構造とすれば、半導体チップとの接合の際に、開口部150の中にアンダーフィル材を充填しやすいので、配線基板に対する半導体チップの接合強度が向上するという利点がある。
20…半導体チップ
120…基層
130…接続端子
131…第1側面部
132…第2側面部
140…表層
140p…表層材料
141…第1表面
142…第2表面
144…溝部
146…充填部
148…壁面
150…開口部
220…ハンダ
230…接続端子
240…アンダーフィル材
Claims (5)
- 電気絶縁性を有する基層と、導電性を有し前記基層上に形成された接続端子と、電気絶縁性を有し前記基層上における前記接続端子の周囲に充填された表層とを備える配線基板であって、
前記表層から少なくとも前記接続端子の上端が露出しており、
前記接続端子の側面は、前記表層と当接する第1側面部と、前記表層との間に溝部を形成する第2側面部とを、有し、
前記基層の表面に平行であって前記接続端子及び前記溝部を通る平面で前記配線基板を仮想的に切断したときの仮想切断平面上に、前記第1側面部と前記第2側面部とが連続して配置された部分が現れるように構成されていることを特徴とする配線基板。 - 請求項1に記載の配線基板であって、
前記表層は、
開口部が形成された第1表面と、
前記開口部の内側において前記第1表面に対して前記基層側に窪んだ第2表面と、
を有し、
前記接続端子は前記基層上に複数個設けられており、
複数の前記接続端子が前記第2表面から突出しており、
前記第2表面から突出している複数の前記接続端子のうち少なくとも1つの前記接続端子は、前記第1側面部と前記第2側面部とを有していることを特徴とする配線基板。 - 請求項1または2に記載の配線基板であって、
前記溝部が前記基層に達していることを特徴とする配線基板。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板であって、
前記接続端子は前記基層上に複数個設けられており、
隣接する2つの接続端子の互いに対向する2つの側面のそれぞれと前記表層との間に形成された複数の前記溝部は、互いに対向しないようにずれた位置に配置されていることを特徴とする配線基板。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の配線基板であって、
前記接続端子は前記基層上に複数個設けられており、
複数の前記接続端子のうち隣接する2つの接続端子は、帯状をなして並設されており、
前記表層は、前記2つの接続端子の間に充填された充填部を有しており、
前記2つの接続端子の側面と前記充填部との間に複数の前記溝部が形成されており、
前記2つの接続端子のうち一方の接続端子の有する前記第2側面部と、他方の接続端子の有する前記第2側面部とが、前記充填部との間に互いに異なる前記溝部を形成しており、
複数の前記溝部は、前記2つの接続端子の短手方向において互いに対向しないように前記2つの接続端子の長手方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする配線基板。
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JPH05291736A (ja) * | 1992-04-08 | 1993-11-05 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板 |
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