JP2016091775A - レバー付きコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品の増加を招くことなく、ロック忘れ検知機構を装備することができて、安価に、ロック忘れの発生を防止することができ、更に、ロック忘れが破損の原因となる外部機材との干渉を招くおそれが無いレバー付きコネクタを提供すること。【解決手段】レバー付きコネクタ4において、コネクタハウジング相互の嵌合を完了させた嵌合操作レバー7がロックされているか否かを判別可能なロック忘れ検知機構9が、嵌合操作レバー7に一体形成されてフード部62の一端縁621に近接する端縁近接部91と、この端縁近接部91にコネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って貫通形成された凹部76と、フード部62の一端縁621に突設されて嵌合操作レバー7がロックされているときに凹部76を挿通するロック確認用突起66と、で構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタハウジング相互の嵌合操作時の操作力を低減する嵌合操作レバーを備えたレバー付きコネクタに関する。
図6及び図8は、下記特許文献1に開示されたコネクタを示している。
このコネクタ100は、第1コネクタハウジング110と、この第1コネクタハウジング110の嵌合相手となる第2コネクタハウジング120と、第1コネクタハウジング110に着脱可能に装備されたロック用スライダ130と、を備えている。
ロック用スライダ130は、コネクタハウジング相互の結合状態にロックするために装備された専用部品で、第1コネクタハウジング110に、コネクタハウジング相互の嵌合方向(図6では、矢印Y1方向)と直交する方向(図6では、矢印X1方向)にスライド可能に、第1コネクタハウジング110に取り付けられている。
ロック用スライダ130は、第1コネクタハウジング110と第2コネクタハウジング120との嵌合途中では、図6に示すように、基端130aが、第1コネクタハウジング110の一方の外側に突出した状態に、第1コネクタハウジング110に仮固定されている。
そして、コネクタハウジング相互の嵌合が完了したら、図7に矢印X2で示すように、ロック用スライダ130を、第1コネクタハウジング110に押し込む。すると、ロック用スライダ130に装備されているロック板131の真直面131aが、第2コネクタハウジング120内に装備されているロック受け部121の真直面121a上を摺動して、真直面131aと真直面121aとが密着した状態になる。これらの真直面131aと真直面121aとは、コネクタハウジング相互の嵌合方向に直交する垂直面で、これらの真直面131aと真直面121aとが密着した状態になることで、コネクタハウジング相互のロック解除方向への移動が規制されて、コネクタハウジング相互の嵌合状態がロックされた状態になる。
ロック用スライダ130が、第1コネクタハウジング110に完全に押し込まれた状態では、基端130aの位置が、第1コネクタハウジング110や第2コネクタハウジング120の一方の外側面110a,120aと面一に並ぶ。
この特許文献1のコネクタ100は、第1コネクタハウジング110と第2コネクタハウジング120との嵌合が完了すると、図8に示すように、当該コネクタ100を使用する相手機器230上の所定位置P1に実装される。この特許文献1のコネクタ100は、図8に矢印Aで示す方向への直線移動によって、相手機器230上の所定位置P1に実装する際、ロック用スライダ130によるロックが完了していないと、第1コネクタハウジング110の側方に突出しているロック用スライダ130が相手機器230側の部品231と干渉して、実装できないようにしている。
言い換えると、特許文献1のコネクタ100は、相手機器230への実装時に、ロック用スライダ130が相手機器230上の部品231と干渉することで、ロック用スライダ130によるロック忘れが検知され、ロック忘れが見落とされることが防止される。
万が一、ロック忘れが見落とされてしまうと、車両の走行時に作用する振動等で、コネクタハウジングの嵌合が外れてしまう危険がある。従って、車載のコネクタにおいては、ロック忘れの検知が重大なポイントとなっている。
特開平10−334997号公報
ところで、近年の車両では、車載の電子機器等の増加によって、車載のワイヤハーネスなどに使用するコネクタの多極化が進み、コネクタの多極化に伴って、コネクタハウジング相互の嵌合操作を小さな操作力で可能にするレバー付きコネクタの採用が増えている。
そして、レバー付きコネクタの場合も、車両の走行時に作用する振動等でコネクタハウジング相互の嵌合が外れることを防止するために、ロック忘れを検知するロック忘れ検知機構を備えることが要求される。
しかし、前述の特許文献1のように、コネクタハウジング相互の嵌合状態のロックや、ロック忘れの検知のために、専用の独立した部品(ロック用スライダ130)を使用する構成では、ロック忘れ検知機構の装備が、構成部品の増加によるコストアップを招くという問題があった。
また、特許文献1の技術では、ロック忘れによってロック用スライダ130が相手機器230の部品231に干渉することで、部品の破損を招くおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、構成部品の増加を招くことなく、ロック忘れ検知機構を装備することができて、安価に、ロック忘れの発生を防止することができ、更に、ロック忘れが破損の原因となる外部機材との干渉を招くおそれが無いレバー付きコネクタを提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1) 第1コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングの先端側を収容する略筒状のフード部を備えて前記第1コネクタハウジングの嵌合相手となる第2コネクタハウジングと、
前記第1コネクタハウジングに回動可能に装備されて、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとを嵌合開始位置に突き合わせた状態で回動させることで、前記コネクタハウジング相互を小さな操作力で嵌合完了位置に移動させる嵌合操作レバーと、
前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記嵌合操作レバーの回動操作により前記コネクタハウジング相互の嵌合が正常に完了したときに前記嵌合操作レバーに係合して、前記嵌合操作レバーの嵌合解除方向への回動を阻止するロック部と、
を備えたレバー付きコネクタであって、
前記嵌合操作レバーが前記ロック部によってロックされているか否かを判別可能なロック忘れ検知機構を備え、
前記ロック忘れ検知機構が、
前記嵌合操作レバーに一体形成されて、前記嵌合操作レバーが前記ロック部により係止されたときに前記フード部の一端縁に近接する端縁近接部と、
前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って前記端縁近接部に貫通形成された凹部と、
前記フード部の前記一端縁に前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って突出して設けられて、前記嵌合操作レバーが前記ロック部により係止されたときに、前記凹部を挿通するロック確認用突起と、
で構成されることを特徴とするレバー付きコネクタ。
(2) 前記端縁近接部は、前記嵌合操作レバーを回動操作する際に保持する操作部であることを特徴とする上記(1)に記載のレバー付きコネクタ。
(3) 前記ロック確認用突起は、前記コネクタハウジング相互が正常に嵌合完了したときに、先端が前記凹部から突出するように、突出長が設定されていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のレバー付きコネクタ。
上記(1)の構成によれば、嵌合操作レバーの回動操作によってコネクタハウジング相互の嵌合を完了させると、嵌合操作レバーを支持している第1コネクタハウジング上のロック部が嵌合操作レバーに係合して、嵌合操作レバーの嵌合解除方向への回動を阻止する。即ち、第1コネクタハウジング上に装備したロック部が、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック機構として機能し、ロック機構のために、独立した専用部品が必要とならない。
また、上記(1)の構成によれば、コネクタハウジング相互の嵌合が完了して、嵌合操作レバーが第1コネクタハウジング上のロック部によって係止されたロック状態では、嵌合操作レバーの端縁近接部の凹部に、第2コネクタハウジングのフード部に突設されたロック確認用突起が挿通する。そのため、嵌合操作レバー上の凹部に第2コネクタハウジング上のロック確認用突起が挿通しているか否かを目視確認することで、ロックされているか否かを確実に判別することができ、ロック忘れの見落としを防止することができる。
そして、ロック忘れ検知機構は、既存の部品である嵌合操作レバーに一体形成された端縁近接部と、該端縁近接部に貫通形成された凹部と、第2コネクタハウジングのフード部の一端縁に突設されて嵌合操作レバーがロックされているときには前記凹部を挿通するロック確認用突起と、で構成されている。即ち、ロック忘れ検知機構は、既存の部品上に形成された部位で構成され、独立した専用部品が必要とならない。
即ち、上記(1)の構成によれば、コネクタハウジング相互の嵌合状態のロックや、ロック忘れの検知のために、専用の独立した部品が必要とならない。そのため、構成部品の増加を招くことなく、ロック忘れ検知機構を装備することができて、安価に、ロック忘れの発生を防止することができる。
また、上記(1)の構成によれば、ロック忘れ検知機構は、嵌合操作レバー上の凹部に第2コネクタハウジング上のロック確認用突起が挿通しているか否かを目視することでロック忘れを検知するものであり、ロック忘れが、破損の原因となる外部機材との干渉を招かない。従って、ロック忘れによって構成部品が破損するおそれも生じない。
上記(2)の構成によれば、ロック忘れ検知機構の構成要素となる嵌合操作レバーの端縁近接部は、嵌合操作レバーの回動操作の際に使用する操作部が兼用しており、ロック忘れ検知機構のための専用の部位を追加する必要がないため、嵌合操作レバーの構造が複雑化することを抑止することができる。
上記(3)の構成によれば、嵌合操作レバーの端縁近接部の凹部付近を触って、凹部からロック確認用突起の先端が突出しているか否かを検知することで、ロック忘れの有無を検知することができる。即ち、上記(3)の構成によれば、目視だけでなく、触感によっても、ロック忘れの有無を検知することができる。従って、当該コネクタが目視できない物陰に配索された後でも、手指でコネクタを触れるなら、触感によってロック忘れを検知することができる。
本発明によるレバー付きコネクタによれば、構成部品の増加を招くことなく、ロック忘れ検知機構を装備することができて、安価に、ロック忘れの発生を防止することができ、更に、ロック忘れが、破損の原因となる外部機材との干渉を招くおそれが無い。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明に係るレバー付きコネクタの一実施形態の分解斜視図である。 図2は、図1に示したコネクタハウジング相互の嵌合途中の状態の縦断面図である。 図3は、図1に示したコネクタハウジング相互の嵌合が完了し、嵌合操作レバーが第2コネクタハウジングのロック部によりロックされた状態の縦断面図である。 図4は、図3のB矢視図である。 図5は、図4のC部の拡大図である。 図6は、従来のコネクタのコネクタハウジング相互が嵌合途中の状態の平面図である。 図7は、図6に示したコネクタハウジング相互の嵌合が完了し、且つロックされた状態の平面図である。 図8は、図6に示したコネクタハウジング相互の嵌合が完了して実装される際に、ロック忘れによって突出したロック用スライダが相手機器の部品に干渉した状態の平面図である。
以下、本発明に係るレバー付きコネクタの好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図5は本発明に係るレバー付きコネクタの一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るレバー付きコネクタの一実施形態の分解斜視図、図2は図1に示したコネクタハウジング相互の嵌合途中の状態の縦断面図、図3は、図1に示したコネクタハウジング相互の嵌合が完了し、嵌合操作レバーが第2コネクタハウジングのロック部によりロックされた状態の縦断面図、図4は図3のB矢視図、図5は図4のC部の拡大図である。
この一実施形態のレバー付きコネクタ4は、図1〜図3に示すように、複数の端子金具を収容可能な第1コネクタハウジング5と、この第1コネクタハウジング5の嵌合相手となる第2コネクタハウジング6と、第1コネクタハウジング5に回動可能に装備される嵌合操作レバー7と、コネクタハウジング相互を嵌合が完了した状態にロックするロック機構8と、ロック機構8によるロックが作動していない場合にそのロック忘れを検知するロック忘れ検知機構9と、を備えている。
第1コネクタハウジング5は、図1に示すように、端子金具を収容する複数の端子収容孔511を有したハウジング本体51と、嵌合操作レバー7を回動自在に支持するためにハウジング本体51の両側面512に突設されたレバー支持軸52と、ロック機構8の構成要素となるロックアーム53(図2参照)と、ハウジング本体51の中心部に形成されたガイド孔54(図2参照)と、を備えている。
レバー支持軸52が突設される側面512は、図1では、ハウジング本体51の上面と下面である。
ロックアーム53は、図2及び図3に示すように、レバー支持軸52が突設される側面512とは異なるハウジング本体51の外側面513に一体形成されている。このロックアーム53は、外側面513のハウジング前端寄りの位置から立ち上がって、コネクタハウジング相互の嵌合方向(図2の矢印X3方向)に沿って、ハウジング本体51の後端51b側に延出したアーム本体531と、このアーム本体531の先端に装備されたロック部532と、を備えている。ロック部532は、その前端側(図2では、下端側)に、嵌合操作レバー7に装備されたロック用突起732を係止する係止用凹部533を形成している。
ロックアーム53のロック部532は、嵌合操作レバー7の回動操作によりコネクタハウジング相互の嵌合が正常に完了したときに嵌合操作レバー7のロック用突起732に係合して、嵌合操作レバー7の嵌合解除方向への回動を阻止する。
ガイド孔54は、図2及び図3に示すように、ハウジング本体51の前端51aからコネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って穿設された孔である。このガイド孔54は、第1コネクタハウジング5を第2コネクタハウジング6に嵌合させた際に、第2コネクタハウジング6の中心に装備されたガイド軸64が摺動可能に嵌合して、嵌合操作時に第1コネクタハウジング5の傾倒を防止して、第1コネクタハウジング5の移動を円滑化する。
第2コネクタハウジング6は、図1及び図2に示すように、第1コネクタハウジング5に収容されている端子金具と嵌合する端子金具を保持したハウジング本体61と、このハウジング本体61の前端側に一体形成された略筒状のフード部62と、ハウジング本体61の前端の中心部からコネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って突出してハウジング本体51のガイド孔54に嵌合するガイド軸64と、を備えている。
フード部62は、第1コネクタハウジング5の先端側を収容する略角筒状の部位である。このフード部62に第1コネクタハウジング5の先端側を嵌合させる際には、図2に示すように、ハウジング本体61に突設されているガイド軸64が、第1コネクタハウジング5のガイド孔54に摺動可能に嵌合し、嵌合操作時において第1コネクタハウジング5が傾倒することを防止して、第1コネクタハウジング5の移動を円滑化する。
フード部62の一端縁621には、ロック忘れ検知機構9の構成要素となる一対のロック確認用突起66が一体形成されている。ロック確認用突起66は、コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って突出して設けられた突起である。これらの一対のロック確認用突起66は、嵌合操作レバー7がロックアーム53のロック部532に係止されたときに、図4に示したように、嵌合操作レバー7に装備されている後述の凹部76を挿通して、嵌合操作レバー7がロック済みであることを示唆する。
嵌合操作レバー7は、図1及び図2に示すように、第1コネクタハウジング5の両側面512に回動可能に取り付けられる一対のレバー本体71と、各レバー本体71に貫通形成されたハウジング係合孔711と各レバー本体71に形成されたカム溝712と、一対のレバー本体71の一端側を連結した操作部72と、この操作部72から延出したハウジング係止アーム73と、第2コネクタハウジング6の一対のロック確認用突起66の位置に対応して操作部72に形成された一対の凹部76と、を備えている。
レバー本体71上のハウジング係合孔711は、第1コネクタハウジング5の側面512に突設されたレバー支持軸52が嵌合する孔である。このハウジング係合孔711にレバー支持軸52が嵌合することで、一対のレバー本体71が第1コネクタハウジング5に回動自在に結合される。
レバー本体71上のカム溝712は、コネクタハウジング相互を嵌合開始位置に突き合わせた状態にしたときに、その開放端712aに、フード部62の内側面に突設されたレバー係合軸(不図示)が嵌入する。このカム溝712は、一対のレバー本体71が回動されたときに、開放端712aに嵌入しているレバー係合軸を溝の内奥に引き込むことで、第1コネクタハウジング5と第2コネクタハウジング6との嵌合を深める。一対のレバー本体71を、コネクタハウジング相互の嵌合を深める方向に最大限に回動させると、コネクタハウジング相互の嵌合が完了する。
操作部72は、一対のレバー本体71を回動操作するときに保持する部位である。この操作部72の位置とカム溝712とは、レバー本体71がレバー支持軸52の周囲に回動するときに、レバー係合軸をカム溝712の内奥部に引き込む梃子として機能して、小さな操作力でコネクタハウジング相互の嵌合を達成できるように、設定されている。
即ち、嵌合操作レバー7は、第1コネクタハウジング5と第2コネクタハウジング6とを嵌合開始位置に突き合わせた状態で回動させることで、コネクタハウジング相互を小さな操作力で嵌合完了位置に移動させる梃子部材である。
本実施形態における操作部72は、レバー本体71の回動操作によってコネクタハウジング相互の嵌合が完了したとき、図4及び図5に示すように、一端縁621に近接し、後述するロック忘れ検知機構9の端縁近接部91として、機能する。言い換えると、ロック忘れ検知機構9の端縁近接部91は、嵌合操作レバー7を回動操作する際に保持する操作部72が兼用している。
操作部72に装備された一対の凹部76は、ロック忘れ検知機構9の構成要素となるもので、図3に示したように、コネクタハウジング相互の嵌合が完了して、ハウジング係止アーム73がロック部532に係合して、嵌合操作レバー7がロック状態になると、図5に示すように、各凹部76にロック確認用突起66が挿通して、嵌合操作レバー7がロック状態にあることを示唆する。
ハウジング係止アーム73は、図2及び図3に示すように、操作部72から延出するアーム本体731と、このアーム本体731に突設されたロック用突起732と、を備えている。ロック用突起732は、嵌合操作レバー7の回動操作によって第1コネクタハウジング5と第2コネクタハウジング6との嵌合が完了したときに、図3に示すように、第1コネクタハウジング5に装備されたロックアーム53のロック部532と係合して、嵌合操作レバー7の嵌合解除方向(図3では、矢印R3方向)への回動が阻止され、コネクタハウジング相互の嵌合状態がロックされた状態となる。
ロック機構8は、コネクタハウジング相互を嵌合が完了した状態にロックする機構である。本実施形態では、ロック機構8は、嵌合操作レバー7の操作部72に装備したハウジング係止アーム73のロック用突起732と、第1コネクタハウジング5の外側面513に一体形成されたロックアーム53のロック部532と、で構成されている。
前述のロック用突起732は既存の部品の嵌合操作レバー7に一体形成されており、ロック部532は第1コネクタハウジング5に一体形成されている。即ち、本実施形態のロック機構8は、既存の部品とは別体の専用の部品を含まずに、構成されている。
ロック忘れ検知機構9は、ロック機構8によるロックが作動していない場合(即ち、ハウジング係止アーム73のロック用突起732がロックアーム53のロック部532に係合していない場合)に、そのロック忘れを、外観の変化によって、検知する機構である。
本実施形態におけるロック忘れ検知機構9は、嵌合操作レバー7に一体形成された操作部72上の凹部76と、第2コネクタハウジング6のフード部62に一体形成されたロック確認用突起66とで、構成されており、図5に示すように、コネクタハウジング相互の嵌合が完了して、適正にコネクタハウジング相互の嵌合状態がロックされたときには、第2コネクタハウジング6の一端縁621に一体形成されたロック確認用突起66が、操作部72上の凹部76を挿通した状態になって、ロックが適正に作動していることを示唆する。
また、本実施形態の場合、ロック確認用突起66は、コネクタハウジング相互が正常に嵌合完了したときに、図5に示すように、先端が凹部76から適宜長さL1だけ突出するように、突出長が設定されている。
嵌合操作レバー7が回動の途中で、コネクタハウジング相互が嵌合途中にあるときには、ロック確認用突起66が凹部76を未挿通の状態にあって、その外観から、ロック忘れが生じていることを示唆(検知)する。
即ち、本実施形態のロック忘れ検知機構9は、ロック確認用突起66が凹部76を挿通しているか否かによって、嵌合操作レバー7がロックされているか否かを判別可能である。
本実施形態の場合、ロック忘れ検知機構9も、構成要素であるロック確認用突起66や凹部76がいずれも既存の部品の一部に一体形成されており、既存の部品とは別体の専用の部品を含まずに、構成されている。
以上に説明した一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、嵌合操作レバー7の回動操作によってコネクタハウジング相互の嵌合を完了させると、図3に示すように、嵌合操作レバー7を支持している第1コネクタハウジング5上のロック部532が嵌合操作レバー7のロック用突起732に係合して、嵌合操作レバー7の嵌合解除方向への回動を阻止する。
即ち、第1コネクタハウジング5上に装備したロック部532が、コネクタハウジング相互の嵌合状態をロックするロック機構8として機能し、ロック機構8のために、独立した専用部品が必要とならない。
また、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、コネクタハウジング相互の嵌合が完了して、嵌合操作レバー7が第1コネクタハウジング5上のロック部532によって係止されたロック状態では、嵌合操作レバー7の端縁近接部の凹部76に、第2コネクタハウジング6のフード部62に突設されたロック確認用突起66が挿通する。そのため、嵌合操作レバー7上の凹部76に第2コネクタハウジング6上のロック確認用突起66が挿通しているか否かを目視確認することで、ロックされているか否かを確実に判別することができ、ロック忘れの見落としを防止することができる。
そして、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、ロック忘れ検知機構9は、既存の部品である嵌合操作レバー7に一体形成された端縁近接部91と、該端縁近接部91に貫通形成された凹部76と、第2コネクタハウジング6のフード部62の一端縁621に突設されて嵌合操作レバー7がロックされているときには凹部76を挿通するロック確認用突起66と、で構成されている。即ち、ロック忘れ検知機構9は、既存の部品上に形成された部位で構成され、独立した専用部品が必要とならない。
即ち、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、コネクタハウジング相互の嵌合状態のロックや、ロック忘れの検知のために、専用の独立した部品が必要とならない。そのため、構成部品の増加を招くことなく、ロック忘れ検知機構9を装備することができて、安価に、ロック忘れの発生を防止することができる。
また、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、ロック忘れ検知機構9は、嵌合操作レバー7上の凹部76に第2コネクタハウジング6上のロック確認用突起66が挿通しているか否かを目視することでロック忘れを検知するものであり、ロック忘れが、破損の原因となる外部機材との干渉を招かない。従って、ロック忘れによって構成部品が破損するおそれも生じない。
また、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、ロック忘れ検知機構9の構成要素となる嵌合操作レバー7の端縁近接部91は、嵌合操作レバー7の回動操作の際に使用する操作部72が兼用しており、ロック忘れ検知機構9のための専用の部位を追加する必要がないため、嵌合操作レバー7の構造が複雑化することを抑止することができる。
更に、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、嵌合操作レバー7の端縁近接部91の凹部76付近を触って、凹部76からロック確認用突起66の先端が突出しているか否かを検知することで、ロック忘れの有無を検知することができる。即ち、一実施形態のレバー付きコネクタ4の場合、目視だけでなく、触感によっても、ロック忘れの有無を検知することができる。従って、当該コネクタが目視できない物陰に配索された後でも、手指でコネクタを触れるなら、触感によってロック忘れを検知することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るレバー付きコネクタの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第1コネクタハウジング(5)と、
前記第1コネクタハウジング(5)の先端側を収容する略筒状のフード部(62)を備えて前記第1コネクタハウジング(5)の嵌合相手となる第2コネクタハウジング(6)と、
前記第1コネクタハウジング(5)に回動可能に装備されて、前記第1コネクタハウジング(5)と前記第2コネクタハウジング(6)とを嵌合開始位置に突き合わせた状態で回動させることで、前記コネクタハウジング相互を小さな操作力で嵌合完了位置に移動させる嵌合操作レバー(7)と、
前記第1コネクタハウジング(5)に設けられ、前記嵌合操作レバー(7)の回動操作により前記コネクタハウジング相互の嵌合が正常に完了したときに前記嵌合操作レバー(7)に係合して、前記嵌合操作レバー(7)の嵌合解除方向への回動を阻止するロック部(532)と、
を備えたレバー付きコネクタ(4)であって、
前記嵌合操作レバー(7)が前記ロック部(532)によってロックされているか否かを判別可能なロック忘れ検知機構(9)を備え、
前記ロック忘れ検知機構(9)が、
前記嵌合操作レバー(7)に一体形成されて、前記嵌合操作レバー(7)が前記ロック部(532)により係止されたときに前記フード部(62)の一端縁(621)に近接する端縁近接部(91)と、
前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って前記端縁近接部(91)に貫通形成された凹部(76)と、
前記フード部(62)の前記一端縁(621)に前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って突出して設けられて、前記嵌合操作レバー(7)が前記ロック部(532)により係止されたときに、前記凹部(76)を挿通するロック確認用突起(66)と、
で構成されることを特徴とするレバー付きコネクタ(4)。
[2] 前記端縁近接部(91)は、前記嵌合操作レバー(7)を回動操作する際に保持する操作部(72)であることを特徴とする上記[1]に記載のレバー付きコネクタ(4)。
[3] 前記ロック確認用突起(66)は、前記コネクタハウジング相互が正常に嵌合完了したときに、先端が前記凹部(76)から突出するように、突出長が設定されていることを特徴とする上記[1]又は[2]に記載のレバー付きコネクタ(4)。
4 レバー付きコネクタ
5 第1コネクタハウジング
6 第2コネクタハウジング
7 嵌合操作レバー
9 ロック忘れ検知機構
62 フード部
66 ロック確認用突起
72 操作部(端縁近接部)
76 凹部
91 端縁近接部
512 側面
532 ロック部
621 一端縁

Claims (3)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングの先端側を収容する略筒状のフード部を備えて前記第1コネクタハウジングの嵌合相手となる第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに回動可能に装備されて、前記第1コネクタハウジングと前記第2コネクタハウジングとを嵌合開始位置に突き合わせた状態で回動させることで、前記コネクタハウジング相互を小さな操作力で嵌合完了位置に移動させる嵌合操作レバーと、
    前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記嵌合操作レバーの回動操作により前記コネクタハウジング相互の嵌合が正常に完了したときに前記嵌合操作レバーに係合して、前記嵌合操作レバーの嵌合解除方向への回動を阻止するロック部と、
    を備えたレバー付きコネクタであって、
    前記嵌合操作レバーが前記ロック部によってロックされているか否かを判別可能なロック忘れ検知機構を備え、
    前記ロック忘れ検知機構が、
    前記嵌合操作レバーに一体形成されて、前記嵌合操作レバーが前記ロック部により係止されたときに前記フード部の一端縁に近接する端縁近接部と、
    前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って前記端縁近接部に貫通形成された凹部と、
    前記フード部の前記一端縁に前記コネクタハウジング相互の嵌合方向に沿って突出して設けられて、前記嵌合操作レバーが前記ロック部により係止されたときに、前記凹部を挿通するロック確認用突起と、
    で構成されることを特徴とするレバー付きコネクタ。
  2. 前記端縁近接部は、前記嵌合操作レバーを回動操作する際に保持する操作部であることを特徴とする請求項1に記載のレバー付きコネクタ。
  3. 前記ロック確認用突起は、前記コネクタハウジング相互が正常に嵌合完了したときに、先端が前記凹部から突出するように、突出長が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のレバー付きコネクタ。
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