JP2016087068A - 髪用塗布具 - Google Patents

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精一 丸山
赤石 哲明
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Sumi Tamano
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Abstract

【課題】 塗布液を大容量の収容可能な容器であって、容器からの簡便な液供給が可能で同時に塗布部への過剰供給による液漏れや汚染を防ぐことができる安全な髪用塗布具を提供する。
【解決手段】 多孔質塗布体と、多孔質塗布体に併設される複数の櫛体の有る櫛部によって毛髪を梳くと共に、容器内の塗布液を、該多孔質塗布体を介して毛髪に塗布するため髪用塗布具において、容器から多孔質塗布体に、塗布液供給あるいは空気置換のために連通する複数の供給路を配置し、複数の供給路の長さが各々異なる髪用塗布具。
【選択図】図1

Description

本発明は、染毛剤等の髪用化粧料を塗布する髪用塗布具に関するものであり、容器本体に取り付けられ、髪(人間、その他のペット動物等を含む毛髪)を梳きながら容器に収容した塗布液(染毛剤、整髪剤、育毛剤等)を髪に塗布するための髪用塗布具に関するものである。
従来、容器に収容した染毛剤などをその容器に取り付けた櫛部の櫛歯間に導入して、この櫛部で髪を梳くことによって髪を染める髪用塗布具が知られている。
特許文献1、特許文献2では、多孔質体と、多孔質体に櫛体を併設し、髪の毛を櫛体で梳かしながら塗布液を塗り浸ける構造の髪用塗布具が開示されている。
特許第4726439号公報 特開2013−35579
前述の特許文献1、2の容器では、塗布液の収容部で吸液性の中綿に吸液させる構造であるが、頭髪全体の複数回染められるほど塗布液を大容量化しにくいものであった。また、同特許文献1、2の容器では、周囲気圧の変動や、使用による塗布液減少や塗布具の置き方に対応した気液置換できず、容器からの簡便な液供給ができず、塗布部への過剰供給による液漏れや汚染が生じるおそれがあった。
また、地肌を汚さずに簡単に全体を染めるために大型化できる塗布部が望まれるが、単に大型の塗布部では、容器からの簡便な液供給がしにくく、塗布部への過剰供給による液漏れや汚染が生じる問題があった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、塗布液を大容量の収容可能な容器であって、容器からの簡便な液供給が可能で同時に塗布部への過剰供給による液漏れや汚染を防ぐことができる安全な髪用塗布具を提供しようとするものである。
本発明は、多孔質塗布体と、多孔質塗布体に併設される複数の櫛体の有る櫛部によって毛髪を梳くと共に、容器内の塗布液を、該多孔質塗布体を介して毛髪に塗布するための髪用塗布具において、
容器から多孔質塗布体への塗布液供給、および容器への空気置換のために連通する複数の供給路を配置し、複数の供給路の長さが各々異なることを特徴とする髪用塗布具である。
本発明において、容器断面が軸心に対し、非回転体形状であることが好適である。非回転体形状としては、軸心に対して円形以外の多角形、長円形、楕円形など各種とすることができる。
本発明において、容器内には、直接塗布液が収容されており、容器に連続する複数の供給路は、容器の軸心から離れた位置に配置されていることが好適である。
本発明において、多孔質塗布体とは毛細管力の異なる中綿が配置され、当該中綿は、それに塗布液が一時貯留可能なものであることが好適である。
なお、多孔質塗布体と中綿が接しており、かつ、容器からの供給路は多孔質塗布体に繋がり中綿には多孔質塗布体から塗布液が出入りするようになっていることが好適である。
ここで、発明者は、本発明の髪用塗布具の開発時に、塗布液タンクを、頭髪全体を複数回染められる大容量ボトル(例えば50mlから200ml容器において、好ましくは50mlから100ml容器)とし、また、地肌を汚さず、簡単に全体を染められる大型の塗布部とするために、大容量ボトルから大型の塗布部へ簡便な液供給を考えた。
大容量ゆえに、同時に塗布部への過剰供給による液溢れや、汚染を防ぐような、安全な新規の液供給機構のためには、汎用的なポンプを考えたのでは、ノックが重たく使用性が悪い。また、過剰供給での液漏れが懸念される。
そこで、発明者は余剰分の液を吸収させる中綿を設けることを案出した。この場合、比較例を図12に示す。図12に示すように、比較例の塗布具において、塗布部を下向きにして、塗布部の塗布体aに繋げた供給パイプbが短い状態のままのものをまず、考えた。この状態ではタンクcの内圧が高くなると供給パイプbを通して内圧の上昇分の液が塗布体aに向けて押し出される。塗布体aから溢れた液を中綿dに吸収させるとしても、毛管力の関係から50mlから200ml容器、好ましくは50mlから100ml容器の大容量に対応するように中綿dを巨大化するのは塗布部周辺構造の大型化を招き、現実的には難しい。
したがって、タンクの内圧が高くなった場合に、気体で圧力を逃がして液が押し出さられなくして、一定量の液が自動的に、塗布部に供給される機構が望ましい。
そこで、本発明では、全頭用毛染め塗布具容器として連通路のパイプを長さの異なる複数(好適には2本)とすることで、パイプの片側で液供給、残る片側のパイプで空気置換が自然と行われる設計を可能にしたものである。
本発明の髪用塗布具によれば、供給路の長さを異ならせることで、容器の内圧を逃がすと共に塗布液の供給を断つことがない髪用塗布具を提供できる。
なお、容器形状を非回転体形状とすることで容器を横向きにしても供給パイプを機能させることができる。
本発明の実施形態に係る髪用塗布具の説明図であり、(a)が先方の塗布部側からの視図、(b)が幅広側面の図、(c)が幅狭側面の図、(d)が(b)のD−D線に沿う断面図、(e)が(d)において誘導パイプの配置状態を示す説明図、(f)が(c)のF−F線に沿う断面図、(g)が外観斜視図である。 前記髪用塗布具の塗布部に設けた櫛部の説明図であり、(a)が先方側の視図、(b)が幅広側面の図、(c)が幅狭側面の図、(d)が外観斜視図、(e)が(a)のE−E線に沿う縦断面図である。 前記髪用塗布具の塗布部に設けた多孔質塗布体の説明図であり、(a)が先方側の視図、(b)が幅広側面の図、(c)が幅狭側面の図、(d)が外観斜視図である。 前記髪用塗布具のバッファ用中綿の説明図であり、(a)が先方の塗布部側の視図、(b)が幅広側面の図、(c)が幅狭側面の図、(d)が外観斜視図である。 前記髪用塗布具の塗布部に設けた先軸部の説明図であり、(a)が先方側からの視図、(b)が幅広側面の図、(c)が(a)のC−C線に沿う縦断面図、(d)が幅狭側面の図、(e)が外観斜視図、(f)が多孔質塗布体への挿入用パイプの先端部拡大斜視図、(g)が同パイプ体の拡大断面図である。 前記髪用塗布具において、塗布部において多孔質塗布体、中綿を櫛部に装着したものの説明図であり、(a)が先方側からの視図、(b)が幅広側面の図、(c)が(a)のC−C線に沿う縦断面図、(d)が幅狭側面の図、(e)が外観斜視図である。 前記髪用塗布具の塗布液タンク(容器)の説明図であり、(a)が先方側の視図、(b)が幅広側面の図、(c)が(a)のC−C線に沿う縦断面図、(d)が幅狭側面の図、(e)が外観斜視図である。 前記髪用塗布具のカバー体の説明図であり、(a)が斜視図、(b)が先方側の視図、(c)が幅広側面の図、(d)が後方からの視図、(e)が幅狭側面の図、(f)が(b)のF−F線に沿う縦断面図である。 前記髪用塗布具の継手の説明図であり、(a)が先方側の視図、(b)が側面図、(c)が後方からの視図、(d)が(b)と別方向の側面図、(e)が(a)のE−E線に沿う縦断面図、(f)が連通溝の形成状態を説明する縦断面図、(g)が外観斜視図、(h)下側から見た外観斜視図、(i)が別角度の外観斜視図である。 前記髪用塗布具において、継手に供給パイプを部組したものの説明図であり、(a)が後方側からの視図、(b)が先方側からの視図、(c)側方からの視図、(d)〜(f)が様々の状態の斜視図、(g)が一部透視した説明図、(h)が(c)の状態の縦断面図、(i)が連通溝を示した説明図である。 前記髪用塗布具の横倒しにした状態の斜視説明図で、(a)が軸に沿って切断したもの、(b)が全体の外観である。 比較例の説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は実施形態に係る髪用塗布具の全体説明図、図2〜図10は各部の説明図である。
図1に示すように、実施形態に係る前記髪用塗布具は、多孔質塗布体10と、多孔質塗布体10に併設される複数の櫛体12aの有る櫛部12によって毛髪を梳くと共に、容器(塗布液タンク14)内の塗布液を、該多孔質塗布体10を介して毛髪に塗布するため髪用塗布具において、容器から多孔質塗布体10に、塗布液供給および空気置換のために連通する複数の供給路(供給パイプ16と連通路18)を配置し、複数の供給路の長さが各々異なるものである。
また、容器(塗布液タンク14)の内容量は60mlであり、断面が軸心に対し、断面楕円形等の非回転体形状である。
また、複数の供給路(供給パイプ16と連通路18)は、容器の軸心から離れた位置に配置されている。
また、塗布部22には、多孔質塗布体10とは毛細管力の異なる中綿20が配置され、当該中綿20は、それに塗布液が一時貯留可能なものである。実施形態では、多孔質塗布体10の毛細管力は、中綿20の毛細管力よりも高くなっている。
以下に各部を詳細に説明する。
〔塗布部22〕
図1に示すように、髪用塗布具の先方に設けた塗布部22は、櫛部12と多孔質塗布体10と中綿20と先軸部24とを組み合わせて、一体化したものである。
櫛部12には、下方から多孔質塗布体10を先方向きに装入して櫛体12aに接するようにしている。その櫛部12には、更に中綿20を装入して当該多孔質塗布体10の下面に中綿20を接しさせている。そして、その櫛部12には下方から先軸部24によって塞ぐ。先軸部24は、櫛部12から多孔質塗布体10と中綿20を脱落しないようにし保持し、かつ、塗布液の多孔質塗布体10への誘導および空気置換を行う。
〔櫛部12〕
櫛部12は、図2に示すように、全体が矩形筒状であり、先方の開口は複数の棒状部で仕切られて複数開口が形成された櫛体12aとなる。
具体的には、櫛体12aは、図2の(d)、(e)に示すように、両側壁部から先方に延びた柱状部12a1…の両先端同士を棒状の橋状部12a2…によって繋ぐ櫛歯構造としている。橋状部12a2…同士間の空間が開口となる。また、後方の開口は多孔質塗布体10及び中綿20の装着口である。なお、本発明の櫛部及び櫛歯は、髪の毛を梳くのに適していればその他、種々の形状を呈することができる。
〔多孔質塗布体10及び中綿20〕
多孔質塗布体10は、図3に示すように、全体が略角柱状であり、その先方に向いた一側面の先方(上側)端10aに山谷の鋸歯形状が形成されている。
中綿20は、図4に示すように、断面略矩形の角柱形状を呈している。
櫛部12に多孔質塗布体10と中綿20を装着した状態では、図6に示すものになり、櫛体12aの橋状部12a2に隣接して多孔質塗布体10の先方端10aの山の部分が位置し、先方端10aの谷の部分が空間(橋状部12a2…同士の間)に臨んでいる。髪を梳く際に当該空間に選り分けられた髪の毛が通り、つまり、柱状部12a1…の両先端同士を棒状の橋状部12a2…で繋いだ櫛歯構成の間に髪の毛を通すことにより、髪の毛は多孔質塗布体10の先方端10aに効率良く触れ、塗布液を十分に塗布できる。
〔先軸部24〕
また、先軸部24は、図5に示すように、先方が開口し下方が閉じた概略矩形容器状を呈しており、底部に継手28を嵌着するための、下方向きに円筒状に突出する継手受け部24aが設けられる。また、その底部からは、誘導パイプ24bが軸方向に平行に対で上方向きに立設している。塗布部22において、図1(e)(f)に示すように、先軸部24を組み立てた状態では、前記の誘導パイプ24bが中綿20を貫いて、多孔質塗布体10に差し込まれる。誘導パイプ24bの先端は斜めにカットされて、差し込み易くなっている。
また、図5(f)、(g)に示すように、誘導パイプ24bの周面から先端面にかけて微小なスリットの空気置換溝24cが形成されている。図1(f)に示すように、誘導パイプ24bを差し込んだ状態で誘導パイプ24bの外周面に対して多孔質塗布体10及び中綿20の間に空気置換溝24cによって隙間が確保される。
多孔質塗布体10に刺さる誘導パイプ24bは、微小なスリットが切った空気置換溝24cによって、塗布液タンク14内の内圧上昇時に抜けてきた空気をスムーズに外に排出する。また、当該多孔質塗布体10の塗布液が消費された際に負圧が生じるが、空気置換溝24cによって空気が当該タンク14内に流通し易くなり、気液置換が容易にできる。
〔塗布液タンク14、カバー体26〕
塗布液タンク14はカバー体26に下方から挿入して、実施形態の髪用塗布具に装着される。
塗布液タンク14は図7に示すように、軸方向から見て楕円形形状等の非回転体形状を呈しており、実施形態の髪用塗布具が平面上に横倒しになっても自由に転がらないように構成されている。塗布液タンク14の上端口元部14aは中央の本体部よりも径が細い円筒形状に形成されている。
カバー体26は、下方が開放され、塗布液タンク14の外周面に倣った楕円形形状等の非回転体形状を呈している。カバー体26の上端は円形開口26aを有し、その円形開口26aは先軸部24下面に突出した継手受け部24aに外嵌して固定される。円形開口26aには、下向きに周壁が形成され、図1(f)に示すように、継手受け部24aの周面に摺接して外嵌できるようになっている。
塗布液タンク14内に充填される塗布液は、粘度が20mPa・s以下のニュートン流体である事が望ましい。この粘度の塗布液であれば、染毛料や整髪料、育毛剤等の塗布具として好適である。
〔継手28〕
継手28には、図9に示すように、概略円盤形状を呈し、外周面にシール材(オーリング等)30(図1参照)固定用の溝が形成されている。図1(f)に示すように、先軸部24の継手受け部24aに嵌め込んだ際には、シール材30が2本設置されて液密になり塗布液の漏れを防止している。
また、継手28には軸方向に沿った塗布液を流すことと空気置換のための連通路18が間隔をおいて2つ形成され、さら継手28上面には、その連通路18に繋がって対で溝28aが形成されている。
継手28において、複数の供給路は、容器の軸心から離れた位置に配置されていることを、具体化するため、継手28には、図10に示すように、連通路18の一つに下方から供給パイプ16を差し込んで挿着しており、他方に装着していない。供給パイプ16の装着位置が図1に示すように、軸心に対して片側に寄っている。
これにより、図1に示すように、供給路の一つは、連通路18から供給パイプ16に至る構造とし、供給路の他の一つは、連通路18のみとする構造としている。
連通路18の上側つまり継手28の表面側では、溝28aの一端部に連通路18が位置する。図1(e)に示すように、髪用塗布具を組み立てた状態では、溝28aの他端部が先軸部24の誘導パイプ24bの下端開口に対応している。
したがって、髪用塗布具では、誘導パイプ24bに連通路18が連通しており、連通路18を通った塗布液が多孔質塗布体10に伝達(送液)されるようになっている。
また、溝28aは、連通路18に繋がる側と誘導パイプ24bの繋がる側が、継手28の周方向で90度ずれた位置になっている(図10、図11参照)
なお、上記の塗布部22において、櫛部12の櫛体12a、継手28、供給パイプ16、塗布液タンク14、カバー体26は、それぞれ樹脂製とすることができるが、そのうちの一つ又は複数を必要に応じて金属製とすることもできる。特に櫛体12aは、金属、天然素材、その他の板部材を使用できる。
櫛体12aの柱状部12a1…の両先端同士を繋いだ棒状の橋状部12a2…の間隔は2〜20mm好ましくは、5〜9mmが好ましい。
多孔質塗布体10は連続多孔質体の成形体が好適である。また、中綿20は多孔質体の他、繊維束、不織布等適宜に用いることができる。少なくとも多孔質塗布体10が中綿20よりも毛細管力が強ければ各種の素材を用いることができる。
実施形態の髪用塗布具によれば、塗布液タンク14が透明又は半透明であることにより、塗布液残量の視認が容易である。
また対の連通路18に供給パイプ16の有無で対の供給路の長さを異ならせることで、容器の内圧を逃がすと共に塗布液の供給を断つことがない髪用塗布具を提供できる。
塗布液タンク14の形状を非回転体形状とすることで容器を横向きにしても供給パイプ16を機能させることができる。実施形態では、非回転体形状の例として楕円形状断面の塗布液タンク14としている。非回転体形状としては断面円形でなければよく、断面多角形も含むんで塗布液タンクを形成できる。
図11は、実施形態の髪用塗布具の横倒しにして、多孔質塗布体10と櫛部12と中綿20とカバー体26を取り外した状態を示している。
継手28には、連通路18、18が二つ設けられている。一方・他方の連通路18に供給パイプ16の有・無となっている。横倒しにした際に、図11の例では、上側一方の供給路では、連通路18が塗布液タンク14内に臨みそのまま空気流通し、下側他方の供給路では、連通路18差し込まれた供給パイプ16が塗布液タンク14内に臨み塗布液を流通させる。
連通路18に供給パイプ16の有無で流路が個別に分かれるのでインクタンクからの液供給量が安定し、大型塗布部に迅速適切に塗布液が行き渡る。
毛管力は、多孔質塗布体10>中綿20となっており、パイプ出口の塗布部22が液で満たされると毛管力が働かなくなると同時に空気置換も停止し自然と液充填が止まる。
ただし、大容量が条件なっているため、インクタンク(塗布液タンク14)内圧が上がると、押し出される液量も増える。中綿20で余剰分は吸収する設計だが、十分な余裕を持たせると巨大な中綿が必要になり現実的ではない(図12に示した状態を避ける)。
そのために、塗布液タンク14の内圧が上がると塗布液が押し出されることなく積極的に内圧上昇を逃がす設計をしたものである。
具体的には、縦置き時に片側のパイプ(供給パイプ16)を伸ばし(シュノーケル)内圧が上昇しても連通路18から空気が逃げるなど空気の逃げる通り道を作ったものである。
横置き時もシュノーケルなど空気置換孔が機能するように継手28で空気置換孔の位置を中央からずらす。つまり、図11に示すように、溝28aは、連通路18に繋がる側と誘導パイプ24bに繋がる側が、継手28の周方向で90度ずれた位置になっている。このため、横置き時でも、下方の供給パイプ16が塗布液に浸かっているが、上方の連通路18が空気に臨むのでそこから空気を逃がすことができる。
空気の逃げ道が塗布液タンク14内では空気置換孔が縦に並び、塗布液タンク14外ではパイプ(誘導パイプ24b)が横に並ぶので、塗布体10の形状的に素直にしている。
実施形態の髪用塗布具によれば、残量の視認が容易で、また供給パイプ16の長さを異ならせることで、容器の内圧を逃がすと共に塗布液の供給を断つことがない髪用塗布具を提供できる。
なお、容器形状を非対称形状とすることで容器を横向きにしても供給パイプ16を機能させることができる。
本発明の髪用塗布具は、髪(人間、その他のペット動物等を含む毛髪)を梳きながら容器に収容した塗布液(染毛剤、整髪剤、育毛剤等)を髪に塗布するための髪用塗布具に利用することができる。
10 多孔質塗布体
10a 先方端
12 櫛部
12a 櫛体
14 塗布液タンク
14a 塗布液タンクの上端口元部
16 供給パイプ
18 連通路
20 中綿
22 塗布部
22 塗布部
24 先軸部
24a 継手受け部
24b 誘導パイプ
24c 空気置換溝
26 カバー体
26a 円形開口
28 継手
28a 溝
30 シール材

Claims (4)

  1. 多孔質塗布体と、多孔質塗布体に併設される複数の櫛体の有る櫛部によって毛髪を梳くと共に、容器内の塗布液を、該多孔質塗布体を介して毛髪に塗布するため髪用塗布具において、
    容器から多孔質塗布体への塗布液供給あるいは外部から容器への空気置換のために連通する複数の供給路を配置し、複数の供給路の長さが各々異なることを特徴とする髪用塗布具。
  2. 容器断面が軸心に対し、非回転体形状であることを特徴とする請求項1記載の髪用塗布具。
  3. 容器内には、直接塗布液が収容されており、
    容器に連続する複数の供給路は、容器の軸心から離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の髪用塗布具。
  4. 多孔質塗布体とは毛細管力の異なる中綿が配置され、当該中綿は、それに塗布液が一時貯留可能なものであることを特徴とする1から3のうちの1項に髪用塗布具。
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