JP7101559B2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布具に関する。
柱状の含浸体と、含浸体の外周面を囲み、含浸体から上方に向けて突出する櫛歯を有する筒状の櫛歯体と、を備える塗布容器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような塗布容器では、例えば染毛剤などの内容物を含浸させた含浸体を頭髪などの細長い塗布対象に押し付けることによって染毛剤を頭髪に塗布している。また、この塗布容器では、櫛歯が頭髪の流れを整えることにより、頭髪に沿って塗布具を移動させやすくなるので、頭髪に対して染毛剤を均一に塗布しやすくなっている。
特許第4582454号公報
しかしながら、上記従来の塗布具においても、櫛歯によって頭髪への染毛剤の均一な塗布を可能としてはいるものの、依然として塗布ムラが生じてしまう。
そこで、本発明は、塗布対象に対してより均一に内容物を塗布することができる塗布具を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の塗布具は、先端部から基端部に向けて延在するスリットによって分割された複数の指部を有する含浸体と、前記含浸体を支持し、容器本体の口部に装着可能な支持体と、を備え、前記支持体が、前記含浸体のうち前記指部を各別に保持する複数の保持部と、前記口部に装着するための一対の案内部と、を有し、前記保持部が、前記支持体の前記容器本体の前記口部への装着時に前記スリットを拡開させるように変位可能であり、前記含浸体が、前記指部が前記スリットが拡開する方向に配列された頭部と、前記頭部の基端側に連設された脚部と、を有しており、前記案内部が、前記スリットが閉じている状態で、前記スリットが拡開する方向で前記脚部を挟む両側において前記脚部から間隔を開けて配置されていることを特徴とする。
この発明では、塗布具を容器本体の口部に装着した状態で支持体が変位して指部間のスリットが拡開されており、塗布時に指部間に塗布対象(例えば頭髪)が位置するので、含浸体と塗布対象との接触面積が増大し、含浸体を塗布対象により確実に接触させることができる。これにより、塗布対象に対して含浸体に含まれている内容物は、より均一に塗布される。
また、保持部を意識的に変位させているので、口部に塗布具を装着した状態で、スリットを確実に拡開させることができる。
また、本発明の塗布具では、前記保持部が、前記スリットが拡開する方向及び前記スリットが延在する方向に沿う方向の双方に直交する方向で前記指部を各別に挟持してもよい。
この発明では、指部のうちスリットが拡開する方向及びスリットが延在する方向に沿う方向の双方に直交する方向を向く面の外部への露出を抑えるので、これら面が塗布対象ではない部分(例えば塗布対象が頭髪である場合における頭皮など)に接触することを抑制できる。そのため、塗布具の操作性が向上する。
また、本発明の塗布具では、前記スリットが、当該スリットの拡開する方向に間隔をあけて複数形成されてもよい。
この発明では、指部が櫛歯状に配列されているので、指部間のスリットに細長い塗布対象を通過させて、塗布対象に内容物を塗布することが可能になる。そのため、塗布対象に対してより均一に内容物を塗布できる。
この発明にかかる塗布具によれば、指部間のスリットが拡開されて塗布対象との接触面積が増大し、含浸体に塗布対象をより確実に接触させることができる。そのため、含浸体に含まれている内容物を塗布対象により均一に塗布できる。また、保持部を意識的に変位させているので、口部に装着された塗布具においてスリットを確実に拡開させることができる。
本発明の一実施形態にかかる塗布具及び塗布具を備える塗布容器を示す正面の軸方向断面図である。 図1の塗布容器を示す側面の軸方向断面図である。 図1に示す塗布具を示す正面図である。 容器本体への装着前の図3に示す塗布具を示す正面図である。 図4の塗布具を示す側面図である。 図4の塗布具を示すA-A矢視断面図である。 図1の塗布具及びこの塗布具を備える他の塗布容器を示す正面の軸方向断面図である。 図7に示す塗布容器を示す側面の軸方向断面図である。
以下、本発明による塗布具の一実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能とするために縮尺を適宜変更している場合がある。
本実施形態にかかる塗布具1は、図1及び図2に示すように、有底円筒状の容器本体2の口部3に装着されており、塗布容器4を構成する。塗布容器4には、内容物として例えば液状の染毛剤が収容されており、塗布具1は、例えば頭髪のような細長い塗布対象に内容物を塗布するために使用される。
これら塗布具1及び容器本体2は、それらの中心軸線が共通軸上に位置する状態で配設されている。以下、この中心軸線を容器軸Oと称し、図1及び図2に示すように、容器軸Oに沿って容器本体2の底部(後述する底蓋体52)から塗布具1に向かう方向を上方、その逆方向を下方とする。また、容器軸Oから見た平面視で容器軸Oに交差する方向を径方向、容器軸O回りに周回する方向を周方向とする。さらに、径方向のうち扁平な塗布具1の短軸方向を前後方向、平面視で前後方向に直交する方向を左右方向と称する。
塗布具1は、図1から図5に示すように、例えばフェルトなどで形成され、弾性変形可能な板状の含浸体11と、含浸体11を支持する支持体12と、を備える。
含浸体11は、図3から図5に示すように、左右方向に長い頭部21と、頭部21の下端に連設され、上下方向に長い脚部22と、を有し、正面視でT字状をなしている。頭部21及び脚部22の前後方向の厚さは、ほぼ同じである。
頭部21には、先端部(上端部)から基端部(下方)に延在するスリット21Aが左右方向に間隔をあけて複数(本実施形態では3本)形成されている。そして、頭部21は、これらスリット21Aによって左右方向に配列された複数(本実施形態では4本)の指部23に分割されている。スリット21Aによって形成される指部23間におけるスリット21Aの左右方向の幅は、上方から下方に向かうにしたがって漸次狭くなっている。
脚部22は、頭部21の下端面における左右方向の中央部から下方に延在している。
なお、含浸体11は、塗布具1を容器本体2の口部3に取り付ける前の状態で、図4に示すように、指部23が閉じている。
支持体12は、図3から図5に示すように、前後に配設され、下端部が互いにヒンジ接続された一対の支持半体31によって形成されている。支持体12は、指部23を各別に挟持する複数(本実施形態では4つ)の保持部32と、支持体12を容器本体2の口部3に装着するための一対の案内部33と、を有する。
保持部32の下端部は、左右方向に隣接する他の保持部32の下端部に連なっており、保持部32間の左右方向の隙間は、上方から下方に向かうにしたがって漸次狭くなっている。なお、保持部32間の左右方向の隙間は、スリット21Aよりも下方まで延在している。
保持部32は、指部23を前後方向に挟み込む一対の挟持部34を有する。指部23は、挟持部34よりも上方及び左右方向の双方に広がっている。挟持部34のうち前後方向の内側を向く内面には、前後方向の内側に向けて突出する保持突部34Aが上下方向に間隔をあけて複数(本実施形態では3つ)形成されている。また、挟持部34の上端には、上方に向けて突出する櫛歯部35が形成されている。櫛歯部35は、指部23よりも上方に突出している。なお、櫛歯部35は、硬質であることが好ましい。
複数の保持部32のうち左右方向の両端部に位置する保持部32R、32Lを各別に構成する挟持部34R、34Lは、指部23に前後方向で対向する第1側壁部36と、第1側壁部36の左右方向の外端縁から前後方向の内側に向けて延設された第2側壁部37と、第1及び第2側壁部36、37の下端縁から左右方向及び前後方向の双方の内側に向けて延設された底壁部38と、を有する。一対の第2側壁部37の前後方向の内端縁は、互いに当接または近接しており、同様に、一対の底壁部38の前後方向の内端縁は、互いに当接または近接している。
第2側壁部37の上端部の前後方向の内側の縁部には、左右方向の外側に突出する第1係止突部37Aが設けられている。また、第2側壁部37の下端部の前後方向の内側の縁部には、左右方向の外側に突出する第2係止突部37Bが設けられている。
案内部33は、保持部32R、32Lを構成する底壁部38から下方に延設されている。そして、案内部33は、前後に配設された一対の案内片部41によって構成されている。一対の案内片部41の下端部は、ヒンジ部42を介して互いに連結されている。一対の案内片部41のうち前側に配設される案内片部41の上端部には、取付孔部41Aが形成されており、この一対の案内片部41のうち後側に配設される案内片部41の上端部には、取付孔部41Aに係止する取付突部41Bが前方に向けて突設されている。
これら複数対の挟持部34のうち前側に配設される挟持部34と案内部33のうち前側に配設される案内片部41とによって、一対の支持半体31のうち前側に配設される支持半体31が構成され、これら複数対の挟持部34のうち後側に配設される挟持部34と案内部33のうち後側に配設される案内片部41とによって、一対の支持半体31のうち後側に配設される支持半体31が構成される。
容器本体2は、図1及び図2に示すように、有底円筒状をなしており、円筒状の筒状本体51と、筒状本体51の下端部に装着された有底円筒状の底蓋体52と、を備える。これら筒状本体51及び底蓋体52は、容器軸Oと同軸に配設されている。
筒状本体51は、円筒状の胴部53と、胴部53の上端縁からに上方に向けて連設された筒状の口部3と、を有する。これら胴部53及び口部3は、容器軸Oと同軸に配設されている。
口部3は、胴部53の上端縁から上方に向けて連設された円筒状のネジ筒部61と、ネジ筒部61の上端縁から上方に向けて連設された筒状の接続筒部62と、接続筒部62の上端縁から上方に向けて連設された矩形筒状の取付筒部63と、を有する。これらネジ筒部61、接続筒部62及び取付筒部63は、容器軸Oと同軸に配設されている。
ネジ筒部61の外周面には、雄ネジ部61Aが形成されている。
接続筒部62の上側部分における内径及び外径は、上方に向かうにしたがって漸次縮径しており、接続筒部62の上端開口部は、平面視で矩形状をなしている。
取付筒部63の左右方向の内面には、図1に示すように、左右方向の内側に向けて突出する被係止突部63Aが形成されている。この被係止突部63Aの内面は、上端から下方に向かうにしたがって左右方向の内側に向かうように傾斜している。また、取付筒部63の上端開口縁における左右方向の長さは、口部3に装着する前の塗布具1の支持体12における左右方向の長さよりも長く、取付筒部63の下端開口縁における左右方向の長さは、口部3に装着する前の塗布具1の支持体12における左右方向の長さよりも短い。そのため、容器本体2に装着された塗布具1では、図1及び図3に示すように、複数の保持部32が全体として左右方向の中央部分が上方に向けて突となるように変位することによって、スリット21Aが拡開されている。また、塗布具1の第1係止突部37Aは、図1に示すように、取付筒部63の上端面に対して上方から係止し、第2係止突部37Bは、被係止突部63Aの下端面に対して下方から係止している。
取付筒部63の下端部における前後方向の内面には、図2に示すように、前後方向の内側に向けて突出する載置突部63Bが形成されている。この載置突部63B上には、保持部32の下端面が載置される。
底蓋体52は、図1及び図2に示すように、円板状の底板部71と、底板部71の外周縁部から上方に連設された円筒状の底筒部72と、を有する。これら底板部71及び底筒部72は、容器軸Oと同軸に配設されている。
底板部71は、中央部が下方に向けて膨出した椀状をなしている。また、底筒部72は、胴部53の内側に嵌合されている。なお、底筒部72は、筒状本体51の胴部53に対して着脱可能であってもよい。これにより、容器本体2内に内容物を補充することができる。
また、容器本体2の内側には、例えばフェルトで形成されており、上下方向に長い柱状の吸上体75が配設されている。吸上体75の上端部の中央部には、脚部22の下端部を収容する収容凹部75Aが形成されている。
さらに、容器本体2の口部3には、有頂円筒状のキャップ81が螺着されている。
キャップ81は、有頂円筒状のキャップ本体82と、キャップ本体82の内側に嵌合された有頂円筒状の中栓体83と、を有する。これらキャップ本体82及び中栓体83は、容器軸Oと同軸に配設されている。
キャップ本体82は、円板状の天板部84と、天板部84の外周縁から下方に向けて連設された円筒状の周筒部85と、を有する。これら天板部84及び周筒部85は、容器軸Oと同軸に配設されている。周筒部85の下端部の内周面には、ネジ筒部61に形成された雄ネジ部61Aと螺合する雌ネジ部85Aが形成されている。
中栓体83は、円板状の上板部86と、上板部86の外周縁から下方に向けて連設された円筒状の側筒部87と、を有する。これら上板部86及び側筒部87は、容器軸Oと同軸に配設されている。
側筒部87の下端部は、口部3の接続筒部62の下側部分に外嵌されている。これにより、塗布容器4を使用していないときに内容物が蒸発することを抑制している。
以上のような構成の塗布具1は、支持体12の案内部33を口部3の取付筒部63に沿って上側から挿入することによって、口部3に装着される。塗布具1の左右方向と取付筒部63の左右方向とを合わせた状態で案内部33を取付筒部63に挿入していくと、一対の案内部33は、取付筒部63の被係止突部63Aによって、下方に向かうにしたがって左右方向の内側に向かうように傾斜するように案内される。これに応じて、複数の保持部32は、全体として左右方向の中央部分が上方に向けて突となるように変位する。これにより、左右方向で隣り合う2つの保持部32の間隔は、下方から上方に向かうにしたがって漸次大きくなるように拡開され、左右方向で隣り合う2つの指部23間におけるスリット21Aの幅も、下方から上方に向かうにしたがって漸次大きくなるように拡開される。そして、保持部32の第1係止突部37Aは、取付筒部63の上端面に上方から係止し、案内部33の第2係止突部37Bは、取付筒部63の下端面に下方から係止する。これにより、変位させた塗布具1が復元変形することを抑制する。このようにして、塗布具1は、口部3に装着される。
次に、以上のような構成の塗布具1を有する塗布容器4の使用方法を説明する。
容器本体2内の内容物は、吸上体75に吸引され、含浸体11には、吸上体75から内容物が供給されている。キャップ81を取り外した後、適宜容器本体2を倒立させて塗布対象である頭髪に接触させる。このとき、頭髪の一部は、指部23の上端面に接触する。また、左右方向で隣り合う指部23間のスリット21Aが拡開しているので、頭髪の一部は、指部23間に位置し、指部23のうち左右方向を向く面に接触する。この状態で塗布容器4を頭髪に対して前後方向に移動させるなどすることにより、含浸体11に含まれている内容物である染毛剤を頭髪に塗布する。さらに、指部23が挟持部34の先端部から突出しており、指部23間のスリット21Aの少なくとも一部が前後方向に露出しているので、頭髪は、スリット21A内で指部23によって挟まれるように塗布される。
ここで、櫛歯部35が指部23の先端部から突出しており、塗布容器4を前後方向に移動させたときに、頭髪の流れを櫛歯部35で整えているので、頭髪に沿って塗布具1を移動させやすくなる。また、櫛歯部35が指部23の先端部から突出しているので、指部23が頭皮に接触することが抑制されている。同様に、指部23のうち前後方向を向く面の外部への露出が挟持部34によって抑えられていることによっても、指部23が頭皮に接触することが抑制されている。
頭髪への染毛剤の塗布が終了した後、キャップ81を口部3に螺着する。
以上のようにして、塗布具1を有する塗布容器4を使用する。
以上、本実施形態にかかる塗布具1によれば、指部23間のスリット21Aが拡開されて頭髪との接触面積が増大するので、含浸体11を頭髪により確実に接触させることができる。そのため、含浸体11に含まれている内容物を頭髪により均一に塗布することが可能となる。また、保持部32を意識的に変位させているので、装着時に指部23間のスリット21Aを確実に拡開させることができる。
さらに、挟持部34が指部23のうち前後方向を向く面の外部への露出を抑えているので、指部23のこれら面が頭皮などの塗布対象ではない部分に接触することを抑制できる。そのため、塗布具1の操作性が向上する。
その上、指部23が櫛歯状をなすように配列されているので、指部23間のスリット21Aに頭髪を通過させて内容物を塗布することが可能となる。そのため、頭髪に対してより均一に内容物を塗布できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、容器本体は、有底円筒状ではなく、例えば図7及び図8に示すような有底楕円筒状など、他の形状であってもよい。
図7及び図8に示す塗布容器100の容器本体101は、楕円筒状の筒状本体102と、有底楕円筒状の底蓋体(図示略)と、を備える。
筒状本体102は、楕円筒状の胴部103と、胴部103の上端縁から上方に向けて連設された楕円筒状の口部104と、を有する。口部104は、楕円筒状の装着筒部105と、筒状の接続筒部106と、矩形筒状の取付筒部107と、を有する。
装着筒部105の上端部における外周面には、径方向内側に窪む収容溝部105Aが全周にわたって形成されており、この収容溝部105Aには、平面視で楕円状のシールリング108が配設されている。また、装着筒部105の下端部における外周面には、径方向外側に突出する第1装着突部105Bが形成されている。
また、容器本体101の口部104には、有頂楕円筒状のキャップ110が装着されている。キャップ110は、楕円筒状の外筒部111と、外筒部111の上下方向の中間部から上方に向けて連設された有頂楕円筒状の内筒部112と、を有する。外筒部111の下側部分のうち内筒部112との接続部分よりも下側の部分の内周面は、シールリング108に当接している。これにより、塗布具1が密閉される。また、外筒部111の下端部における内周面には、径方向内側に向けて突出し、第1装着突部105Bに対して下方から係止する第2装着突部112Aが形成されている。
また、内容物は、染毛剤に限られず、他の内容物であってもよく、含浸体に含浸されるような内容物であれば液状に限定されない。また、塗布対象も、頭髪に限定されず、他の塗布対象であってもよい。
含浸体は、フェルトに限らず、スポンジなど、他の材料によって形成されてもよく、内容物を含むことができ、スリットを拡開するように変位可能であれば、弾性変形可能である必要はない。
含浸体の形状は、T字状に限らず、適宜変更してもよい。
支持体は、スリットを拡開するように変位可能であり、口部に装着した状態でスリットの拡開状態を維持できればよく、弾性変形可能である必要はない。ここで、挟持部及び指部のうちの少なくとも一方が左右方向に広がるように弾性変形可能である場合には、支持体を口部に装着した後に挟持部及び指部のうちの少なくとも一方が復元変形しようとすることにより、支持体、ひいては塗布具と口部(取付筒部)との係合力を高め、より確実な抜け止めをすることが可能となる。
支持体は、一対の支持半体によって形成されているが、他の構成を有していてもよい。
保持部は、指部を挟持しているが、例えば指部を上下方向に貫通する串状の構成など、指部を保持できれば他の構成であってもよい。また、保持部には、櫛歯部が設けられているが、櫛歯部が設けられていなくてもよい。
スリットは、少なくとも1本形成されていればよい。
スリットは、含浸体の上端部から下方に向けて直線状に形成されているが、例えばS字状など、他の形状であってもよく、必ずしも上下方向と平行に延在する必要はない。また、スリットの形状は、直線状に限定されず、V字状の溝など、他の形状であってもよい。
スリットは、左右方向に間隔をあけて配列されているが、例えば平面視で十字状をなすようになど、他の形式で配列されてもよい。
容器本体内には、吸上体が配設されているが、例えば容器本体を倒立させることによっても内容物を含浸体に含浸させることができるので、吸上体が配設されていなくてもよい。
各構成部材の説明において、「円筒状」、「矩形筒状」、「楕円状」などと記載しているが、三角形状などのような他の多角形状など、適宜他の形状であってもよい。
この発明によれば、塗布対象に対してより均一に内容物を塗布することができる塗布具に関して、産業上の利用可能性が認められる。
1 塗布具、2,101 容器本体、3,104 口部、11 含浸体、12 支持体、21A スリット、23 指部、32,32L,32R 保持部

Claims (3)

  1. 先端部から基端部に向けて延在するスリットによって分割された複数の指部を有する含浸体と、
    前記含浸体を支持し、容器本体の口部に装着可能な支持体と、を備え、
    前記支持体が、前記含浸体のうち前記指部を各別に保持する複数の保持部と、前記口部に装着するための一対の案内部と、を有し、
    前記保持部が、前記支持体の前記容器本体の前記口部への装着時に前記スリットを拡開させるように変位可能であり、
    前記含浸体が、前記指部が前記スリットが拡開する方向に配列された頭部と、前記頭部の基端側に連設された脚部と、を有しており、
    前記案内部が、前記スリットが閉じている状態で、前記スリットが拡開する方向で前記脚部を挟む両側において前記脚部から間隔を開けて配置されていることを特徴とする塗布具。
  2. 前記保持部が、前記スリットが拡開する方向及び前記スリットが延在する方向に沿う方向の双方に直交する方向で前記指部を各別に挟持することを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記スリットが、当該スリットの拡開する方向に間隔をあけて複数形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布具。
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