JP2016086962A - デスクトップパネル、デスクおよびデスクトップパネルの連結構造 - Google Patents
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Abstract
Description
ところで、デスクトップパネルがそれぞれ取り付けられたデスクを左右に隣接して設置することがある。そして、異なるデスクに取り付けられたデスクトップパネルが隣接すると、これらのデスクトップパネルには、デスクの天板上面への取付状態や、デスクが設置される床面の不陸の有無などによって、位置ズレが生じてしまうことがある。このため、隣接するデスクトップパネルを連結材を用いて正位置で連結し、隣接するデスクトップパネルどうしの位置ズレを解消する技術が知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
また、本発明に係るデスクトップパネルは、複数の前記パネル体がそれぞれの前記側端面を対向させるように隣接して設けられた状態において、隣接する前記パネル体のうちの一方のパネル体の前記凹部に前記第2姿勢で嵌合された複数の前記連結材は、前記側端面から突出する部分が他方のパネル体の前記凹部に嵌合可能であることが好ましい。
そして、デスクトップパネルを単独で設置する場合は、連結材を第1姿勢として凹部に挿入することで、連結材を凹部内に容易にかつ確実に保管することができる。
このような構成により、第一姿勢で使用する際に、凹部が連結材で閉塞されて露出することがなく、外観をより良好なものとすることができる。
デスクトップパネルはデスクの天板上面から立設していることから、下端部側がデスクに固定されている。このため、デスクトップパネルの下端部側よりも上端部側の方が位置ズレが大きくなる。
そこで、凹部がパネル体の上端部近傍に形成されて、この凹部に連結材が挿入されることにより、隣り合うパネル体の上端部側を連結することができ、位置ズレを効率的に防止することができる。
このような構成とすることにより、デスクトップパネルを隣接させる場合に、隣接するデスクトップパネルのそれぞれのコーナー材をパネル体から外し、これらの2つのコーナー材のそれぞれの凹部に2つの第2姿勢の連結材をそれぞれ挿入し、これらの2つのコーナー材を上方から同時に切欠き部に挿入することで、隣り合うパネル体に連結材を容易に装着することができる。
また、連結材を取り外すときには、2つのコーナー材を連結材とともに上方に引き抜くことで容易に取り外すことができる。
このようなデスクでは、隣接するデスクとの間で、互いのデスクトップパネル同士の位置ずれを防止することができる。
そして、複数の連結材のうちの一部が一方のデスクトップパネルの凹部に収容可能であるとともに、複数の連結材のうちの一部以外が他方のデスクトップパネルの凹部に収容可能であることにより、デスクトップパネルの連結を解消した場合にも、連結材を凹部内に容易にかつ確実に保管することができる。
図1に示すように、本実施形態によるデスクトップパネル1は、デスク2の天板21の上面に立設している。
なお、以下の説明において、上、下、前、後、横は、いずれのデスク2を床面などの設置面に設置している状態での向きを示している。すなわち、「下」は、設置面側の向きを示し、「上」は、設置面と反対側の向きを示している。また、「前」は、デスク2を使用するユーザ側の向きを示し、「後ろ」は、デスク2を基準にして、このデスク2を使用するユーザ側と反対側の向きを示す。また、「横」は、上下の方向及び前後の方向に対して垂直な方向を示す。
デスクトップパネル1は、板面が前後方向を向く矩形板状のパネル本体3と、横方向に延在しパネル本体3の上端面を覆う上フレーム材4と、横方向に延在しパネル本体3の下端面を覆う下フレーム材5と、上下方向に延在しパネル本体3の両側端面をそれぞれ覆う一対の横フレーム材6,6と、上フレーム材4の横方向の端部および横フレーム材6の上端部を覆うコーナー材7,7と、コーナー材7、7に形成された貫通孔(凹部)73に挿入可能な連結材8,8と、有している。
なお、横フレーム材6,6、コーナー材7,7および連結材8,8は、デスクトップパネル1の横方向の両端部にそれぞれ設けられているが、前側から見た右側の横フレーム材6、コーナー材7および連結材8について説明し、左側の横フレーム材6、コーナー材7および連結材8は右側の横フレーム材6、コーナー材7および連結材8と左右対称に形成されているものとする。
本体部41は、横方向の寸法がパネル本体3の横方向の寸法よりもやや小さく、前後方向の寸法がパネル本体3の前後方向の寸法よりもやや大きくなるように形成されている。
本体部41には下方に開放されて横方向に延びる下溝部44が形成されていて、この下溝部44にパネル本体3の上端部が嵌めこまれている。本体部41は、下溝部44にパネル本体3の上端部が嵌めこまれるとともに、ビスなどの固定具でパネル本体3の上端面に固定されることでパネル本体3に固定されている。
また、本体部41は、横方向の寸法がパネル本体3の横方向の寸法よりもやや小さく形成されているため、下溝部44にパネル本体3の上端部が嵌めこまれると、パネル本体3の上端面の横方向の端部近傍が露出している。
本体部51は、横方向の寸法がパネル本体3の横方向の寸法よりもやや小さく、前後方向の寸法がパネル本体3の前後方向の寸法よりもやや大きくなるように形成されている。
本体部51には上方に開放されて横方向に延びる上溝部54が形成されていて、この上溝部54にパネル本体3の下端部が嵌めこまれている。本体部51は、上溝部54にパネル本体3の下端部が嵌めこまれるとともに、ビスなどの固定具でパネル本体3の下端面に固定されることでパネル本体3に固定されている。
また、本体部51は、横方向の寸法がパネル本体3の横方向の寸法よりもやや小さく形成されているため、上溝部54にパネル本体3の下端部が嵌めこまれると、パネル本体3の下端面の横方向の端部近傍が露出している。
また、本実施形態では、パネル本体3の下端部は、デスク2の天板21(図1参照)よりも間隔をあけた上方に配置されている。そして、下フレーム材5のカバー材53には、下面の前後方向の略中央部から下方に垂下する垂下板55が連結されている。垂下板55の下端部はデスク2の天板21の上面よりもやや上方に配置されている。
本体部61は、上下方向の寸法がパネル本体3の上下方向の寸法よりもやや小さく、前後方向の寸法がパネル本体3の前後方向の寸法よりもやや大きくなるように形成されている。
本体部61にはパネル本体3と対向する側に開放されて上下方向に延びる第2溝部64が形成されていて、この第2溝部64にパネル本体3の横方向の側端部が嵌めこまれている。本体部61は、第2溝部64にパネル本体3の側端部が嵌めこまれるとともに、ビスなどの固定具でパネル本体3の側端面に固定されることでパネル本体3に固定されている。
また、本体部61は、上下方向の寸法がパネル本体3の上下方向の寸法よりもやや小さく形成されているため、第2溝部64にパネル本体3の側端部が嵌めこまれると、パネル本体3の側端面の上端部近傍および下端部近傍が露出している。
また、本実施形態では、パネル本体3をデスク2に連結する連結金具25が、横フレーム材6の本体部61を介してパネル本体3の側端面の下部側に取り付けられていて、この連結金具25は、本体部61の第1溝部62の内部に配置され、カバー材63によって露出しないように構成されている。
なお、本実施形態では、パネル本体3、上フレーム材4、下フレーム材5、横フレーム材6,6が本発明のパネル体に相当するものとし、上フレーム材4の横方向の側部および横フレーム材6の上部のコーナー材7の本体部71が配置される部分は、本発明のパネル体の切欠き部に相当するものとする。
貫通孔73は、横方向のパネル本体3と離間する側(横方向一方側)と横方向のパネル本体3側(横方向他方側)が横方向から見て異なる形状に形成されている。
ここで、貫通孔73のうち、横方向一方側を第1貫通部74とし、横方向他方側を第2貫通部75とする。第1貫通部74と、第2貫通部75とは、内部が連通している。
第1貫通部74の上面74aと第2貫通部75の上面75aとは、略面一となるように配置され、第1貫通部74の前面74cと第2貫通部75の前面75cとは、略面一となるように配置され、第1貫通部74の後面74dと第2貫通部75の後面75dとは、略面一となるように配置されている。
第1貫通部74の下面74bは、第2貫通部75の下面75bよりも下方に配置されている。これにより、貫通孔73の下面には、段差が形成され、第1貫通部74の下面74bの第2貫通部75側の縁部と、第2貫通部75の下面75bの第1貫通部74側の縁部とを連続する鉛直面76が形成されている。この鉛直面76は、貫通孔73の横方向の中央部に配置されている。
挿入片72は、上下方向に延びる部材で、水平断面形状が横方向一方側に開口する略C字状に形成されている。この挿入片72は、横フレーム材6の本体部61の第1溝部62の内部に上方から挿入され、横フレーム6に係止されるように構成されている。
また、側板部82の底板部81と離間する側の高さ方向の端部を第1端部82aとする。
また、連結材8の幅方向の寸法wは、高さ方向の寸法hの略2倍の寸法に形成されている。
そして、図7に示すように、第2姿勢の2つの連結材8,8Aのそれぞれの幅方向の1/2を第1貫通部74に挿入し、幅方向の残りの1/2をコーナー材7の本体部71の横方向一方側の端面71cから突出させた状態とすると、2つの連結材8,8Aのうち横方向一方側の端面71cから突出した部分が他のデスクトップパネル1Aのコーナー材7Aの第1貫通部74に挿入させることができる。
このため、横方向にデスク2が隣接され、それぞれのデスクトップパネル1,1Aが側端面を対向させるように隣接した時に、それぞれのデスクトップパネル1,1Aのコーナー材7,7Aの第1貫通部74に第2姿勢の2つの連結材8,8Aをそれぞれ挿入させることができる。なお、隣接するデスクトップパネル1,1Aのコーナー材7,7Aは、左右対称に形成されているものとする。
そして、デスクトップパネル1を単独で設置する場合は、連結材8,8Aを第1姿勢として第1貫通部74に挿入することで、連結材8,8Aを第1貫通部74内に容易にかつ確実に保管することができる。
そこで、デスクトップパネル1の上端部近傍に形成された第1貫通部74に2つの連結材8,8Aが挿入されることにより、隣り合うパネル本体3の上端部側を連結することができ、前後方向の位置ズレを効率的に防止することができる。
また、連結材8,8Aを取り外すときには、2つのコーナー材7,7を連結材8,8Aとともに上方に引き抜くことで容易に取り外すことができる。
また、本実施形態では、第1貫通部74が上記のようなコーナー材7に横方向に貫通するように形成されているため、コーナー材7を連結材8とともにパネル本体3から外し、第2貫通部75側から連結材8を押し出すことで、連結材8をコーナー材7から容易に取り外すことができる。
例えば、上記の実施形態では、連結材8が挿入される第1貫通部74がコーナー材7に形成されているが、横フレーム材6に形成されていてもよい。また、パネル本体3に横フレーム材6が設けられていない場合は、パネル本体3に第1貫通部74が形成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、第1貫通部74がデスクトップパネル1の上端部近傍に形成されているが、第1貫通部74が形成される高さはデスクトップパネル1の高さ方向の下部側や中央部など適宜設定されてよい。
また、本実施形態では、コーナー材7の挿入片72は、横フレーム材6の本体部61の第1溝部62に上方から挿入されて横フレーム材6に係止されるように構成されているが、上フレーム4の本体部41の上溝部42に横方向から挿入されて上フレーム材4に係止されるように構成されていてもよい。
また、第2姿勢の連結材8は、一方のデスクトップパネル1の第1貫通部74や凹部に挿入される部分と、他方のデスクトップパネル1Aの第1貫通部74や凹部に挿入される部分とが1/2ずつの等分とならなくてもよい。
また、第1姿勢の連結材8が挿入される第1貫通部74や凹部と第2姿勢の連結材8が挿入される第1貫通部74や凹部とが、デスクトップパネルの同一の側端面の異なる位置に形成されていてもよい。
2 デスク
3 パネル本体
7 コーナー材
8 連結材
21 天板
74 第1貫通部(凹部)
Claims (7)
- デスクの天板上面から立設し、側端面から内側に向かって凹んだ凹部が形成された板状のパネル体と、
前記凹部に挿入された連結材と、を備え、
前記凹部は、該凹部に全体が収容される第1姿勢とした前記連結材を嵌合可能であるとともに、前記凹部に一部が収容されるとともに他の部分が前記側端面から突出する第2姿勢とした前記連結材を複数嵌合可能であることを特徴とするデスクトップパネル。 - 複数の前記パネル体がそれぞれの前記側端面を対向させるように隣接して設けられた状態において、隣接する前記パネル体のうちの一方のパネル体の前記凹部に前記第2姿勢で嵌合された複数の前記連結材は、前記側端面から突出する部分が他方のパネル体の前記凹部に嵌合可能であることを特徴とする請求項1に記載のデスクトップパネル。
- 前記凹部は、前記第一姿勢で、前記連結材により閉塞されることを特徴とする請求項1または2に記載のデスクトップパネル。
- 前記凹部は、前記パネル体の上端部近傍に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデスクトップパネル。
- 前記パネル体の上端部と側端部との角部には、上端部側および側端部側が開放された切欠き部が形成され、
該切欠き部には、側端面に前記凹部が形成されたコーナー材が上方から着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデスクトップパネル。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデスクトップパネルと、
該デスクパネルのパネル体が立設される天板とを備えたデスク。 - デスクの天板上面から立設し、側端面から内側に向かって凹んだ凹部が形成された板状のパネル体と、前記凹部に挿入された連結材と、を備える複数のデスクトップパネルが互いの前記側端面を対向させるように隣接して連結されたデスクトップパネルの連結構造であって、
隣り合う前記デスクトップパネルの前記凹部が対向し、
複数の前記連結材のそれぞれ一部が一方のデスクトップパネルの前記凹部に嵌合し、複数の前記連結材のそれぞれの他の部分が他方のデスクトップパネルの前記凹部に嵌合していて、
複数の前記連結材のうちの一部が前記一方のデスクトップパネルの前記凹部に収容可能であるとともに、複数の前記連結材のうちの前記一部以外が前記他方のデスクトップパネルの前記凹部に収容可能であることを特徴とするデスクトップパネルの連結構造。
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CN114396417B (zh) * | 2022-01-17 | 2023-06-20 | 广东华盛家具集团有限公司 | 一种便于多桌面拼接的装置和一种便于拼接的桌体 |
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