JP2009287348A - パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル - Google Patents

パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル Download PDF

Info

Publication number
JP2009287348A
JP2009287348A JP2008143632A JP2008143632A JP2009287348A JP 2009287348 A JP2009287348 A JP 2009287348A JP 2008143632 A JP2008143632 A JP 2008143632A JP 2008143632 A JP2008143632 A JP 2008143632A JP 2009287348 A JP2009287348 A JP 2009287348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
connection device
opening
connection
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008143632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5334036B2 (ja
Inventor
Tsukasa Furuta
司 古田
Mitsuhiro Kubo
充弘 久保
Shinichi Shimono
進一 下野
Yoshimasa Kato
善雅 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2008143632A priority Critical patent/JP5334036B2/ja
Publication of JP2009287348A publication Critical patent/JP2009287348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5334036B2 publication Critical patent/JP5334036B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】簡易かつ廉価な構成でパネル連設時の外観を有効に向上させることができ、連結解体作業も容易かつ適切に行えるようにした新たなパネルの接続装置を提供する。
【解決手段】パネル1内に接続具であるジョイントブロック3を収納するための収納部を形成して、パネル1の非連設時にジョイントブロック3を露呈させずにパネル1の使用を可能にするとともに、パネル1の連設時に収納部から取り出したジョイントブロック3をパネル1、1間に架け渡し、その状態で少なくともジョイントブロック3の一部とパネル1の一部とをパネル厚み方向に密接に係り合わせるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、パネル同士を面一に連設する場合等に好適に適用可能なパネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネルに関するものである。
オフィスのレイアウトに応じて、デスク同士を横連結し、デスクに付帯するデスクトップパネルを直線的に連続させてデスクシステムを構成することは、島型のレイアウト配置の典型的な手法として広く利用されている。
このような場合、デスクトップパネルは基端側でデスクに支持されるため、パネルが垂直に起立せずに傾いてしまうことがある。そして、デスクトップパネル間に少しでも厚み方向の位置ずれが生じると、パネル全体の面一度や直線度が損なわれて、一見して見苦しく、デスクシステムの外観を大きく損ねてしまう。
このような場合、従来では、特許文献1に示されるようなパーティションパネルの連結構造と同様に、パネルの直線を出すために連結金具をデスクトップパネルの上端部間に架け渡し、連結金具の両端を対応するパネルにボルトを用いて固定して、パネル同士を連結金具を介して面方向及び厚み方向に強固に連結するようにしているのが通例である。
特開2000−282606号公報
ところが、既述したようにデスクトップパネルそれ自体は基端側で支持されており、上端側に姿勢の矯正が必要なだけである。それにも拘わらず、一般的なパーティションパネルと同様の連結構造を採用すると、オフィスのレイアウト変更があるたびに都度工具を用いて連結や解体のための大掛かりな作業をしなければならず、手間が掛かる上に、必要以上の装備となって連結金具の製造コストも高くつくという問題がある。また、連結金具はパネルの単体使用時等には不要なものであり、従来からパネルのオプション部品としての位置づけがされているのが通例であるため、必要な時に手元になかったり、部品管理が煩わしいために紛失する等の不都合も生じていた。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、簡易かつ廉価な構成でパネル連設時の外観を有効に向上させることができ、連結解体作業も容易かつ適切に行えるようにした新たなパネルの接続装置等を提供することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係るパネルの接続装置は、パネル内に接続具を収納するための収納部を形成して、パネルの非連設時に接続具を露呈させずにパネルの使用を可能にするとともに、パネルの連設時に前記収納部から取り出した接続具をパネル間に架け渡し、その状態で少なくとも接続具の一部とパネルの一部とをパネル厚み方向に密接に係り合わせるように構成したことを特徴とする。
このようにすると、接続具をパネル間に介在させるだけで、パネル同士がパネル厚み方向に拘束されて的確に位置決めされることになる。このため、大掛かりな構造を要することなく、パネルの面一度、直線度を有効に高めることができる。しかも、接続具は使用時にも非使用時にも常時パネルに付帯するため、パネルの連結・解体時に即座に使用することができ、作業性を高めるとともに、部品管理も不要にすることができる。さらに、簡素に構成できるため、大掛かりな構造を採用する場合に比してコストダウンを有効に追求することが可能となる。
接続具の安定した架設状態と、パネルに対するより適切な接続状態とを得るためには、接続具が、接続状態でパネルの上端面に沿って延びる本体部と、この本体部の両端側から直交方向に略平行に突出する突出部とを具備し、この突出部をパネルの縁部近傍に設けた装着部に差し込むように構成していることが好ましい。
特に、接続強度とともに、パネル上端部の設計自由度を有効に高めるためには、装着部は、パネルの強度部材である枠部材の内側に設定されていることが望ましい。
この場合の合理的な構成として、枠部材は、接続具の突出部が到達する高さ位置に配置されることによって装着部として機能するとともに、突出部を含む接続具の横断面を通過させることが可能な内空を有することによって収納部の一部として機能するように構成されていることが好適である。
パネル厚み方向の位置決めと同時にパネル同士の密着度も高めるためには、突出部と枠部材の間に、突出部を差し込むにつれて枠部材同士を引き寄せるテーパ状のガイド部を設けていることが好ましい。
パネル上端部の外観を保ち、なおかつパネルの上端部から接続具のアクセスを容易にするためには、パネル上端部に、接続姿勢にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックを配置し、この笠木ブロックの底部に設けた開口の直下に装着部となる枠部材を位置づけておくことが望ましい。
この場合、笠木ブロックの枠部材との好ましい関係としては、笠木ブロックの開口の下方に開口枠が垂下し、この開口枠を枠部材の内周に緊密に係合させて装着部を構成することにより、接続具の突出部を、この装着部の開口枠を介して枠部材に支持させるようにしているものが挙げられる。
接続具を出し入れする上で好ましい実施の一態様としては、接続具がパネルに対して分離独立に構成され、倒立姿勢で上方から収納部に落とし込むことによって収納位置に配置可能であるとともに、収納部から引き出して水平姿勢をとることによってパネル間を接続する接続位置に配置可能としているものが挙げられる。
この場合、接続具を適切な目隠し状態で使用または待機させるためには、パネルの上端部に、接続姿勢にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックとを配置し、接続具を収納時にこの笠木ブロック内に設けた開口に落とし込むように構成するとともに、接続具の一端部に、倒立姿勢で収納部の一部に係り合って所定の高さ位置を維持するための高さ維持部を設けている態様が好適である。
特に、取り出し易さの便を考慮すれば、収納位置で接続具の一端部が開口の上方に指先で摘める程度に突出した状態に配されるようにしておくことが好適である。
高さ維持部および摘み上げしろの役割を同時に果たす構成としては、接続具の一端部に設けた高さ維持部が、笠木ブロックの幅方向の立壁内寸よりも小さく同方向への開口の開口幅よりも大きい拡開部であることが望ましい。
接続具を出し入れする上で好ましい他の実施の一態様としては、接続具が倒立した収納姿勢と水平な接続姿勢との間でパネルに付帯したままガイド機構を介して位置変更可能とされているものが挙げられる。
パネルの上端部に接続具を適切に配置するためには、パネルの上端部に、接続姿勢にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックを配置し、その笠木ブロック内の一部に、接続位置にある接続具の本体部に係り合って接続具の浮き上がりを規制する弾性係り合い部を設けていることが好ましい。
上記において、接続具の好ましい形態としては、その本体部が、厚み寸法よりも幅寸法を大きく設定した板状であるものが挙げられる。
本発明に係るパネルの接続装置は、以上のような構成であるから、基端をデスクに支持されたデスクトップパネルの上端部に適用して極めて有用なものとなり得る。
本発明は、以上説明した構成であるから、デスクトップパネルを始めとして、隣接するパネル間の姿勢矯正が必要なパネルに適用して、その面一度や直線度を有効に向上させることができ、しかも非接続時にはパネルに接続具を常時付帯させることによって、簡易な構成および作業を通じて連結、解体に即座に対応可能でコストダウンも有効に追求できるようにした新規有用なパネルの接続装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
この実施形態のパネル接続装置は、基端をデスクに支持された図1に示すデスクトップパネル1に適用されるもので、このデスクトップパネル1内に図3に示す収納部Aを形成して接続具たるジョイントブロック3を収納し、パネル連設時に取り出して、図4に示すようにパネル1の上端部間を接続する位置に、後述する突出部32をデスクトップパネル1内の装着部Bに装着することによって配するようにしている。
デスクトップパネル1は、図1に示すパネル本体11の上端側に笠木部材13を有し、その笠木部材13の隣接位置に形成したコーナー部12に笠木ブロック4を配置したものである。笠木ブロック4は、図2及び図3に示すように、ブロック本体41の上端部にカバー42を取り付けて構成されるもので、ブロック本体41はパネル厚み方向の対向壁41a、41a間を底壁41b及び一方の側端部側の側壁41cを介して接続し、他方の側端部側に開放部41dを設けた上方開放型の概略箱型をなす樹脂成形品である。対向壁41aの内面には、若干の弾性を付与したコ字形のリブ41rおよび軸受41eが内側に向けて突出させてあり、軸受41eにカバー42の下縁に設けた凹所42aを回転可能に係り合わせるようにしている。このカバー42により、収納部Aの一部として機能する前記笠木ブロック4の内空S1が上方に開閉可能とされる。底壁41bには矩形状の開口41fおよびねじ通過孔41gが設けられ、その開口41fには、底壁41bより垂下させた角パイプ状の開口枠41hが内空を連続させている。
パネル本体11は、側縁11aに沿って縦方向に延びる強度部材である枠部材14を内有している。この枠部材14は、アルミ押し出し材等により構成されるもので、平断面矩形状の外壁14a、14aがパネル厚み方向の隔壁14bによって2つの矩形状の空洞部14c、14dに仕切られており、空洞部14d側には成形時に筒状部を形成してねじ孔14eが設けてある。
そして、一方の空洞部14cに前記笠木ブロック4の開口枠41hを緊密に挿入し、図4及び図5に示すようにねじ通過孔41gに挿し通したねじVを枠部材14のねじ孔14eに締結することによって、笠木ブロック4をパネル本体1のコーナー部12に固定するようにしている。この状態で、開口枠41hは枠部材14の空洞部14cの周囲に位置する外壁14aや隔壁14bにバックアップされた状態となる。
ジョイントブロック3は、樹脂一体成形品で、図2及び図4に示す水平姿勢をとった場合にパネル1の上端面に沿って延びる本体部31と、この本体部31の両端側から直交方向に略平行に突出する突出部32とを具備する。本体部31は、図4に示す厚み寸法dよりも図6に示す幅寸法Wを大きく設定した平面視矩形板状をなす。図4に示すように笠木ブロック4の開放端41d同士を突き合わせて内空を連続させ、ジョイントブロック3を水平姿勢にして上方からその内空に落とし込んだ際に、突出部32の少なくとも一部は各パネル1の開口枠41h、41hに同時且つ緊密に差し込み可能となるように互いの離間距離および外形寸法が規定されている。突出部32には図2に示すようにパネル厚み方向の外壁にリブ32aが設けてあり、このリブ32aが図4に示す開口枠41hのうち紙面垂直方向の内面に軽圧入される。
ジョイントブロック3の突出部32は開口枠41hの内周に差し込まれ、枠部材14にバックアップされている位置まで到達するので、枠部材14は開口枠41hとともにジョイントブロック3を装着するための装着部Bとして機能する。このとき、図6の平面図に示すように、ジョイントブロック3を構成する本体部31の長手方向に沿った両縁3x、3xが笠木ブロック4のリブ41rの内面に密接に押入されるようにしている。
また、このジョイントブロック3は、突出部32を含めた横断面が図3に示す収納部Aを構成する開口41f及び開口枠41hの内側を通過可能な関係にあり、倒立姿勢で上方から開口41fに落とし込むことによって、開口枠41hを経て枠部材14の空洞部14cに挿入可能としている。開口41fから開口枠41hを経て枠部材14の空洞部14cに至る部位が、主としてジョイントブロック3を倒立状態で収納するための本発明の収納部Aとして機能する。その際、ジョイントブロック3の一端部には、図2及び図3に示すようにそれ以外の矩形部よりも幅広な拡開部33が設けてあり、この拡開部33の拡開方向の寸法Lxは、図5に示すように笠木ブロック4を構成するブロック本体41のパネル厚み方向に沿った立壁41a、41a間の内寸L1よりも小さく、同方向への開口41fの開口幅L2よりも大きく設定されている。このため、ジョイントブロック3を倒立姿勢で収納部Aに差し込んだ際に、この拡開部33が図3及び図5に示すように開口41fの周縁の上向面41xに係り合ってジョイントブロック3の高さを維持する高さ維持部として機能する。このとき拡開部33は、図5に示すように開口41fの上方に指先で摘める程度の突出量hだけ突出した状態に配される。拡開部33は、図6に示すように、リブ41r等を避けた位置においてパネル幅方向の対向壁41a、41間に密接に挿入される。
そして、この対向壁41aに設けたリブ41rは、接続位置に装着したジョイントブロック3の本体部31に係り合って浮き上がりを規制する弾性係り合い部としての役割を果たす。勿論、このような弾性係り合い部には種々の形態のものが採用可能である。
以上のように構成される本実施形態の接続装置は、図3に示したようにカバー42を開成させることで収納部Aが上方に開口するため、パネル1が単独で使用される際には、ジョイントブロック3を収納部Aに落とし込んで収納し、笠木ブロック4のカバー42を閉止することによって、ジョイントブロック3を外部に露呈させずにパネル1を使用することができる。
そして、パネル連設時には、再びカバー42を開成させてジョイントブロック3を引き出すと、図3の収納部Aとなっていた部位が新たに図4に示すジョイントブロック3の装着部Bとして開放されるので、パネル1の側縁11a、11a同士を突き合わせ、この装着部Bに上方からジョイントブロック3を水平姿勢で装入し、その突出部32を開口41fに差し込んで上方から押し込むと、突出部32が装着部Bに緊密に装着される。
この状態において、ジョイントブロック3の突出部32がパネル1の装着部Bを構成する開口枠41hの内壁に厚み方向に緊密に係り合い、また、本体部31がパネル厚み方向に沿って笠木ブロック4の対向壁41aの内壁に設けたリブ41r、41r間に緊密に配されるので、パネル1,1同士がジョイントブロック3を介してパネル厚み方向に位置決め状態で接続される。この後、カバー42を閉止すれば、図4の左半部に示すように、ジョイントブロック3が外部から隠蔽された状態でパネル1,1同士の接続作業を完了することができる。デスクトップパネル1は基端をデスクに支持されているため、このような簡易な接続装置であっても、パネル1の上端部同士を拘束するには十分であり、これによりパネル1の厚み方向位置が揃って、面一度や直線度が有効に向上することとなる。
なお、図1及び図2等において符号5で示すものは補助カバーであり、この補助カバー5は笠木ブロック4を構成するカバー42に設けた開口42bを開閉する位置に装着される。開口42bの直下には前述した枠部材14の空洞14dが位置しており、この空洞14dに上方から図示しない支持杆を差し込んで補助パネルを積み上げることを可能にしている。
以上のように、本実施形態に係るパネルの接続装置は、パネル1内に接続具であるジョイントブロック3を収納するための収納部Aを形成して、パネル1の非連設時にジョイントブロック3を露呈させずにパネル1の使用を可能にするとともに、パネル1の連設時に前記収納部Aから取り出したジョイントブロック3をパネル1、1間に架け渡し、その状態で少なくともジョイントブロック3の一部とパネル1の一部とをパネル厚み方向に密接に係り合わせるようにしたものである。
このように、ジョイントブロック3をパネル1、1間に介在させるだけで、パネル1、1同士がパネル厚み方向に拘束されて的確に位置決めされることになる。このため、大掛かりな構造を要することなく、パネル1、1の面一度、直線度を有効に高めることができる。しかも、ジョイントブロック3は使用時にも非使用時にも常時パネル1に付帯するため、パネル1の連結・解体時に即座に使用することができ、作業性を高めることができるとともに、部品管理も不要にし、紛失等の問題も解消することができる。さらに、本実施形態の接続装置は簡素に構成できるため、大掛かりな構造を採用する場合に比してコストダウンの効果も有効に追求することが可能となる。
また、ジョイントブロック3は、接続状態でパネル1の上端面に沿って延びる本体部41と、この本体部41の両端側から直交方向に略平行に突出する突出部32とを具備し、この突出部32をパネル1の縁部近傍に設けた装着部Bに差し込むようにしているので、ジョイントブロック3の安定した架設状態が得られ、また、突出部32、32間は本体部41によって連結されているため、パネル1の離反動作も有効に規制することができる。
この場合、装着部Bは、パネル1の強度部材である枠部材14の内側に設定されており、ジョイントブロック3がパネル1の強度部材である枠部材14同士を接続するので、簡素な構造であっても接続強度を有効に高めることができる。また、開口41fの周辺に強度を必要としないため、パネル1の上端部にジョイントブロック3を目隠しする樹脂製の笠木ブロック4を採用して意匠的な外観の向上を効果的に実現することが可能となる。
また、枠部材14は、ジョイントブロック3の突出部32が到達する高さ位置に配置されることによって装着部Bとして機能するとともに、突出部32を含むジョイントブロック3の横断面を通過させることが可能な内空を有することによって収納部Aの一部としても機能するように構成されているので、枠部材14に、接続時における接続強度を高める役割と、非接続時にジョイントブロック3を収納する収納部Aの役割とを兼ねさせることができる。
具体的には、パネル1の上端部に、接続姿勢にあるジョイントブロック3を収容する内空を備えたブロック本体41と、その内空を開閉するカバー42とを具備する笠木ブロック4を配置し、この笠木ブロック4の底部に設けた開口41fの直下に装着部Bとなる開口枠41hおよび枠部材14を位置づけているため、カバー42を開成させるだけで、装着部Bに容易にアクセスすることができる。
さらに、笠木ブロック4の開口の下方に開口枠41hが垂下し、この開口枠41hを枠部材14の内周に緊密に係合させて装着部Bを構成しており、ジョイントブロック3の突出部32を、この装着部Bの開口枠41hを介して枠部材14に支持させるようにしているので、笠木ブロック4を枠部材14に対して的確に位置決めすることができ、また、笠木ブロック4を樹脂等により構成しても、開口枠41hが枠部材14にバックアップされることで開口枠41hを装着部Bの一部として有効に機能させることができる。
また、ジョイントブロック3がパネル1に対して分離独立に構成され、倒立姿勢で上方から収納部Aに落とし込むことによって収納位置に配置可能であるとともに、収納部Aから引き出して水平姿勢をとることによってパネル1,1間を接続する接続位置に配置可能としているので、パネル1,1同士を接続するためのジョイントブロック3をパネル1の左右の幅方向縁部に付帯させるにあたり、パネル1自体に左右の別を無くすことができ、製造コストの削減と取り扱いの便の向上とを有効に果たすことができる。
また、ジョイントブロック3を収納時に笠木ブロック4内に設けた開口41fに落とし込むように構成するにあたり、ジョイントブロック3の一端部に、倒立姿勢で収納部Aの一部に係り合って所定の高さ位置を維持するための高さ維持部が設けてあるので、ジョイントブロック3を枠部材14内に落とし込む場合等に、次の使用時のために適切な待機位置に保持することができ、また、分離独立させたことにより枠部材14内に落下する不具合等の発生を未然に防止することができる。
その場合、収納位置でジョイントブロック3の一端部が開口41fの上方に指先で摘める程度に突出した状態に配されるようにしているので、収納部Aからの取り出しを容易に行うことができる。
具体的には、収納位置でジョイントブロック3の一端部に設けた高さ維持部が、笠木ブロック4の幅方向の立壁内寸よりも小さく同方向への開口41fの開口幅よりも大きい状態の拡開部33であるので、高さ維持部および摘み上げる際の摘みしろの役割を当該拡開部33によって同時に実現することができる。
さらに、笠木ブロック4内の一部に、接続位置にあるジョイントブロック3の本体部41に係り合ってジョイントブロック3の浮き上がりを規制する弾性係り合い部たるリブ41rを設けているので、装着状態を安定、確実ならしめることができる。
また、ジョイントブロック3の本体部41は、厚み寸法よりも幅寸法を大きく設定した板状のものであるので、笠木ブロック4の厚肉化や収納部Aの大型化も有効に回避しつつ、初期の接続機能を実現することができる。
そして、本実施形態の適用対象であるパネル1は、基端をデスクに支持されたデスクトップパネルであり、パネル1の傾倒に起因して上端側に不揃いが生じることを解消するだけでよいため、パネル1,1同士を少なくとも厚み方向に相互に拘束して姿勢矯正を行う機能さえ備えれば足りる。このため、上記のような簡易型の接続装置によっても目的は十分に果たせ、従来の連結装置に比して格段に簡素な構成を実現することができる。
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
例えば、突出部32と枠部材14の間に、突出部32を差し込むにつれて枠部材14、14同士を引き寄せるテーパ状のガイド部を設けてもよい。突出部32と枠部材14との間には開口枠41hが存するので、テーパ状のガイドは突出部32と開口枠41hの間に間接的に設けることもできる。そして、これによれば、上述したパネル厚み方向の位置決め機能とともに、パネル1,1同士を引き寄せる作用を通じてパネル間の密着度も有効に高めることができる。
また、ジョイントブロック3は、倒立した収納姿勢と水平な接続姿勢との間でパネル1に付帯したまま軸と長孔、ピンと溝、カムとフォロアなどの適宜の要素により構成されるガイド機構を介して位置変更可能とされていることも有効である。
このようにすれば、接続具であるジョイントブロック3をパネル1に常時付帯させた状態を担保することができ、また、所定の軌跡を描く動作を利用して、ジョイントブロック3の出し入れをスムーズに行わせることが可能となる。
その他、接続具の具体的な構造や、接続具の一部とパネルの一部とのパネル厚み方向への係り合いの構造等なども、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る接続装置が適用されるパネルを示す斜視図。 同接続装置をパネルとともに示す分解斜視図。 同実施形態における接続具の収納部付近の構造を示す縦断面図。 同実施形態における接続具の装着部付近の構造を示す縦断面図。 同横断面図。 同平面図。
符号の説明
1…パネル(デスクトップパネル)
3…接続具(ジョイントブロック)
4…笠木ブロック
14…枠部材
31…本体部
32…突出部
33…拡開部(高さ維持部)
41…ブロック本体
41f…開口
41h…開口枠
42…カバー
A…収納部
B…装着部

Claims (15)

  1. パネル内に接続具を収納するための収納部を形成して、パネルの非連設時に接続具を露呈させずにパネルの使用を可能にするとともに、パネルの連設時に前記収納部から取り出した接続具をパネル間に架け渡し、その状態で少なくとも接続具の一部とパネルの一部とをパネル厚み方向に密接に係り合わせるように構成したことを特徴とするパネルの接続装置。
  2. 接続具は、接続状態でパネルの上端面に沿って延びる本体部と、この本体部の両端側から直交方向に略平行に突出する突出部とを具備し、この突出部をパネルの縁部近傍に設けた装着部に差し込むようにしている請求項1記載のパネルの接続装置。
  3. 装着部は、パネルの強度部材である枠部材の内側に設定されている請求項2記載のパネルの接続装置。
  4. 枠部材は、接続具の突出部が到達する高さ位置に配置されることによる装着部としての機能と、突出部を含む接続具の横断面を通過させることが可能な内空を有することによる収納部としての機能とを有するように構成されている請求項3記載のパネルの接続装置。
  5. 突出部と枠部材の間に、突出部を差し込むにつれて枠部材同士を引き寄せるテーパ状のガイド部を設けている請求項3又は4何れかに記載のパネルの接続装置。
  6. パネルの上端部に、接続姿勢にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックを配置し、この笠木ブロックの底部に設けた開口の直下に装着部となる枠部材を位置づけている請求項3〜5何れかに記載のパネルの接続装置。
  7. 笠木ブロックの開口の下方に開口枠が垂下し、この開口枠を枠部材の内周に緊密に係合させて装着部を構成しており、接続具の突出部を、この装着部の開口枠を介して枠部材に支持させるようにしている請求項6記載のパネルの接続装置。
  8. 接続具がパネルに対して分離独立に構成され、倒立姿勢で上方から収納部に落とし込むことによって収納位置に配置可能であるとともに、収納部から引き出して水平姿勢をとることによってパネル間を接続する接続位置に接続具を配置可能としている請求項1〜7何れかに記載のパネルの接続装置。
  9. パネルの上端部に、接続姿勢にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックを配置し、接続具を収納時にこの笠木ブロック内に設けた開口に落とし込むように構成するとともに、前記接続具の一端部に、倒立姿勢で収納部の一部に係り合って所定の高さ位置を維持するための高さ維持部が設けてある請求項8記載のパネルの接続装置。
  10. 収納位置で接続具の一端部が開口の上方に指先で摘める程度に突出した状態に配される請求項9記載のパネルの接続装置。
  11. 収納位置で接続具の一端部に設けた高さ維持部が、笠木ブロックの幅方向の立壁内寸よりも小さく同方向への開口の開口幅よりも大きい状態の拡開部である請求項10記載のパネルの接続装置。
  12. 接続具が倒立した収納姿勢と水平な接続姿勢との間でパネルに付帯したままガイド機構を介して位置変更可能とされている請求項1〜6何れかに記載のパネルの接続装置。
  13. パネルの上端部に、接続状態にある接続具を収容する内空を備えたブロック本体と、その内空を開閉するカバーとを具備する笠木ブロックを配置し、その笠木ブロック内の一部に、接続位置にある接続具の本体部に係り合って接続具の浮き上がりを規制する弾性係り合い部を設けている請求項8〜12何れかに記載のパネルの接続装置。
  14. 接続具の本体部は、厚み寸法よりも幅寸法を大きく設定した板状のものである請求項2〜7何れかに記載のパネルの接続装置。
  15. 基端をデスクに支持され、上端部を請求項1〜14何れかに記載の接続装置を適用して接続可能としたことを特徴とするデスクトップパネル。
JP2008143632A 2008-05-30 2008-05-30 パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル Active JP5334036B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008143632A JP5334036B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008143632A JP5334036B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009287348A true JP2009287348A (ja) 2009-12-10
JP5334036B2 JP5334036B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=41456825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008143632A Active JP5334036B2 (ja) 2008-05-30 2008-05-30 パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5334036B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077580A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Itoki Corp 間仕切パネルにおける連結金具収納装置
JP2016086962A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社岡村製作所 デスクトップパネル、デスクおよびデスクトップパネルの連結構造

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0679916U (ja) * 1993-04-26 1994-11-08 トーア株式会社 トグル式連結金具
JPH09209481A (ja) * 1996-01-31 1997-08-12 Itoki Crebio Corp 家具における部品の収納装置
JP2001355299A (ja) * 2000-04-14 2001-12-26 Kokuyo Co Ltd パネルの連結構造
JP2003278296A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Kokuyo Co Ltd 連結装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0679916U (ja) * 1993-04-26 1994-11-08 トーア株式会社 トグル式連結金具
JPH09209481A (ja) * 1996-01-31 1997-08-12 Itoki Crebio Corp 家具における部品の収納装置
JP2001355299A (ja) * 2000-04-14 2001-12-26 Kokuyo Co Ltd パネルの連結構造
JP2003278296A (ja) * 2002-03-26 2003-10-02 Kokuyo Co Ltd 連結装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012077580A (ja) * 2010-10-06 2012-04-19 Itoki Corp 間仕切パネルにおける連結金具収納装置
JP2016086962A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 株式会社岡村製作所 デスクトップパネル、デスクおよびデスクトップパネルの連結構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5334036B2 (ja) 2013-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102736703B (zh) 机箱
US20110260592A1 (en) Combination cabinet
CN104042044A (zh) 药柜
JP2013246865A (ja) ハードディスク用支持フレーム
JP5334036B2 (ja) パネルの接続装置及びこれを適用したデスクトップパネル
JP2008133641A (ja) 引手装置及びこれを備えたキャビネット
JP2006204047A (ja) フロアコンセント装置
JP2003333730A (ja) 軽量間仕切り壁用配線ボックス及び軽量間仕切り壁用配線ボックス装置
KR200464099Y1 (ko) 조립식 책상
JP4753427B2 (ja) 点検口用枠材
JP2002051858A (ja) 収納庫
KR20090123638A (ko) 파티션용 슬라이딩 연결장치
JP4863198B2 (ja) 部材取付構造及びテーブル
JP5540999B2 (ja) サイドパネルの取付装置
JP5358288B2 (ja) スクリーンパネル
JP2014177760A (ja) 引戸ユニット
JP5587073B2 (ja) スイッチボックス
JP2007175186A (ja) 机上用パネル装置
JPH11127993A (ja) 引き出し支持構造
JP6971091B2 (ja) カウンターの取付構造
JP2009106679A (ja) 家具
JP4347317B2 (ja) 機器収容ボックス
JP2005185601A (ja) テーブルの脚構造
JP2009095386A (ja) デスク、およびデスクの集合体
JP2018166288A (ja) インターホン機器の壁面への設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5334036

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250