JP2003278296A - 連結装置 - Google Patents

連結装置

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JP2003278296A
JP2003278296A JP2002086967A JP2002086967A JP2003278296A JP 2003278296 A JP2003278296 A JP 2003278296A JP 2002086967 A JP2002086967 A JP 2002086967A JP 2002086967 A JP2002086967 A JP 2002086967A JP 2003278296 A JP2003278296 A JP 2003278296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パネルに対して、被連結部材を当該パネルの幅
方向とは異なる方向に連結することを可能にするもので
あって、パネル要素に傷をつけず、また、その製作が簡
単であり且つ多様な連結態様を実現できる連結装置を提
供する。 【解決手段】左右対をなす縦枠材A2を複数本の上下横
枠材A31、中間縦枠材A32とからなる構造枠体A1
の前後に、上下方向に複数のパネル要素A4間に空隙A
SLを形成して装着したパネル本体A1を具備した第1
パネルPAの前記中間横枠材A32に対して左右方向へ
の位置変更可能に取り付けられる基部T1と、前記パネ
ル要素A4間に形成される左右方向に延びる空隙ASL
を通じて前記パネル要素A4の表面よりも突出し縦枠材
C2と係り合う突出部T2とからなる連結具TMを備
え、さらに第1パネルPAに固定させる第1パネル側固
定部材T3と縦枠材C2に固定させる縦枠材側固定部材
T6とからなる上端側連結具TUを具備した連結装置
T。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスなどで好
適に使用されるパネルと被連結部材との連結するための
ものであり、特に被連結部材をパネルの幅方向と異なる
方向に連結するための連結装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィス等で使用されるパーテー
ションパネルや、デスクトップパネルとしては、例えば
左右対をなす縦枠材を複数本の横枠材により結合してな
る構造枠体の前後に複数のパネル要素を装着してなるも
のが使用されている。そして、このようなパネルに対し
て、このパネルの幅方向における所望の中間位置に当該
パネルと直交する方向など前記パネルの幅方向とは異な
る方向に別のパネルを連結したいという要望があり、例
えば前記パネル要素にブラケットをねじ止めなどによっ
て固定し、このブラケットを介して別のパネルの縦枠材
を固定するようにして当該別のパネルを連結するように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ものであると、パネル要素の表面にねじを挿通させる孔
を設けなければならず、別の位置に付け替えた場合に
は、その孔が目立って汚らしくなってしまうという問題
点があった。
【0004】そこで、このようにパネル要素を傷つけず
にパネルの左右方向における適宜位置に、前記パネルの
幅方向とは異なる方向に被連結部材を連結し得るものと
して、例えば、パネルの上下端部にそれぞれ位置する笠
木及び巾木に左右方向に沿ったレール部を形成する或い
はレール部材を取り付ける等して、そのレール部やレー
ル部材の内部を左右方向に沿って摺動するような部材を
被連結部材に設けて、適宜位置でねじなど固定手段で固
定するようなものが考えられるが、このようなものであ
ると、今度は、笠木と巾木両方に加工を施さねばならず
製作が煩雑となる上、被連結部材の高さ寸方が前記パネ
ルと略一致したものに限られてしまうという課題を生じ
ることとなった。
【0005】そして、このような問題点や課題は、所定
のパネルに対して当該パネルの近傍に配置した別のパネ
ルのみならず種々の被連結部材を連結しようとする場合
に生じ得るものである。
【0006】以上のような課題を解決すべく、パネルに
対してパネルのみならず種々の被連結部材をこのパネル
の幅方向とは異なる方向に連結することを可能にする連
結装置であって、パネル要素に傷をつけず、その製作が
簡単であり且つ多様な連結態様を実現できる連結装置を
提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、左
右対をなす縦枠材を複数本の横枠材により結合してなる
構造枠体の前後に、少なくとも上下方向に一定距離離間
させて複数のパネル要素を装着してなるパネルと、この
パネルの近傍に配置される被連結部材とを連結するため
の連結装置であって、横枠材にパネルの幅方向である左
右方向へ位置変更可能に取り付けられる基部と、前記パ
ネル要素間に形成される左右方向に延びる空隙を通じて
前記パネル要素の表面よりも突出し前記被連結部材の一
部に係り合う突出部とを有する連結具を備えて構成した
連結装置である。
【0008】このようなものであれば、パネル要素の表
面に傷を付けることなく、また、パネルに特別な加工を
施すことなく、パネル要素間に形成される空隙を利用し
て連結具を取り付けることで、パネルの幅方向の中間位
置において、当該パネルに対して被連結部材を、例えば
パネルと直交する方向などパネルの幅方向とは異なる方
向に連結することができるようになる。さらに、このよ
うに連結具が、パネルの上下方向の中間位置に形成され
るパネル要素の空隙に取り付けられるものであるため、
被連結部材として、例えば前記空隙から上方に延びるよ
うなものや、前記空隙から下方に延びるようなもの、空
隙から上下方向に延びるようなものなど、種々の高さ寸
法を有する被連結部材を連結することが可能となる。加
えて、この空隙が複数形成されているパネルにあって
は、連結具の上下方向における取付位置をも変更するこ
とができ、すなわち、多様な連結態様を実現することが
可能となる。なお、連結具と被連結部材との係合は、ね
じ止めやブラケットを介するものなど適宜の手段であっ
てよい。
【0009】このような連結具において、簡素な構成
で、簡単に被連結部材と係合できるようにするために
は、連結具の突出部に、被連結部材に形成された孔に引
掛け得る爪部を形成することが望ましい。このようなも
のであれば、被連結部材に加工を複雑な加工を施さずと
もよく、また工具など用いることなく連結具を被連結部
材と係合させることができるようになる。
【0010】また、このような連結具を、簡素な構成
で、横枠材に対して位置変更可能に取り付けられるよう
にするためには、基部を前記横枠材の外周部を内部に嵌
め込むことができる凹部を備えて構成し、この基部に横
枠材を嵌め込んだ状態で摺動できるようにすれば好まし
い。
【0011】さらに、パネルと被連結部材との係合を強
いものとするためには、パネルの上端部と被連結部材の
上端部とを係り合わせて固定するような上端側連結具を
設けることが望ましい。また、このようなものであれ
ば、このパネルと高さ寸法が異なる被連結部材を当該パ
ネルの上方に対応する空間に配置させるように連結する
場合にも好適である。
【0012】このような上端側連結具の具体的態様とし
ては、パネルの上端部を幅方向に沿って被覆する笠木を
使用して固定することができるパネル側固定部材と、被
連結部材の一部に固定され前記パネル側固定部材と係合
することができる被連結部材側固定部材とによって構成
することが望ましい。
【0013】そして、このようなパネル側固定部材の好
適な具体的態様としては、パネル本体の上端部を左右方
向に沿って被覆する笠木を利用して、この笠木に固定さ
せるように構成することが望ましい。
【0014】そして、前記笠木が幅方向に沿った溝部を
備えている場合には、パネル側固定部材を、この溝部を
利用し、当該溝部内に嵌め込こまれて固定されるような
ものに構成することが望ましい。
【0015】さらに、溝部が前記笠木の前面及び後面の
少なくともどちらか一方に形成され外向きに開口するも
のであるような場合に、この溝部との係合を強固なもの
とするためには、前記パネル側固定部材に、溝部の外側
縁部に形成されたパネルの奥行き方向に沿った面で切断
した断面形状が内向き略コ字型をなす折曲部の内部に圧
入されて嵌まり込む係合端部を形成するようにすること
が望ましい。
【0016】また、上端側連結具による連結を強固なも
のとするためには、パネル側固定部材又は被連結部材側
固定部材のどちら一方に、パネルに当接するパネル側当
接面と、被連結部材に当接する被連結部材当接面とを設
けるようにすると好ましい。
【0017】また、上端側連結具をパネル側固定部材と
被連結部材側固定部材とに分けて構成し、ねじの締結に
よって係合させるようなものである場合、その係合を簡
単に行えるようにするためには、パネル側固定部材又は
被連結部材側固定部材のどちら一方に前記ねじの前記パ
ネルに対する前記被連結部材の連結方向に沿った遊動を
許容するねじ挿通孔を設けることが望ましい。
【0018】このような連結装置によって連結した状態
のパネル及び被連結部材の外観を良好なものとするため
には、連結部分を被覆するカバー部材を、さらに設ける
ことが望ましい。
【0019】一方、連結具の構成をできるだけ小さなも
のとするためには、パネルが横枠材の近傍に前記左右方
向に延びる空隙を形成しているようなものが望ましい。
【0020】また、被連結部材の具体的な態様として
は、前記パネルの近傍にこのパネルの幅方向とは異なる
方向に沿って配置された第2パネルと結合し得るものが
挙げられる。このような被連結部材をパネルに連結する
ことによって、本発明の連結装置を利用してパネルと第
2パネルとを平面視T字型をなすように連結することも
できるようになる。
【0021】そして、このような第2パネルと結合し得
る部材として、特に好適なものとしては、当該第2パネ
ルとその幅方向に隣接する第2パネルとを結合するため
にこの第2パネルを構成する縦枠材である縦枠材に設け
られた構成と同様の構成を備えたものが挙げられる。こ
のようなものであれば、第1パネルに対して第2パネル
を連結する場合において、通常幅方向に隣接する第2パ
ネル同士を結合する際に使用される結合具や結合装置を
そのまま適用することができるようになり、製作の利便
性を図ることができるようになる。なお、この第2パネ
ルは、前記パネルと同種のものであっても異種のもので
あっても構わない。また縦枠材も前記パネルを構成する
縦枠材と同種のものであっても異種のものであっても構
わない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0023】図1は、オフィス等において使用される可
動間仕切壁Wの一部を示している。この可動間仕切壁W
は、第1パネルPAと、この第1パネルの幅方向と直交
する方向に沿って配置される第2パネルPBとを備えて
なる。
【0024】本実施形態においては、この第1パネルP
Aと第2パネルPBとはほぼ同じ構成を有したものであ
り、以下第1パネルPAの構成を示す符号には先頭にA
を付すとともに、第2パネルPBにおける第1パネルと
同様の構成には、前記AをBに置換したものとし、第1
パネルPAの構成を説明することによって、第2パネル
PBの構成に係る説明は省略することとする。また、第
1パネルPAに対して第2パネルPBを連結させた側を
前方(図中Fで示す)とし、その反対側を後方(図中R
で示す)として説明することとする。
【0025】第1のパネルPAは、左右対をなす縦枠材
A2を複数本の横枠材A3により結合してなる構造枠体
A1の前後に、少なくとも上下方向に一定距離離間させ
て複数のパネル要素A4を装着してなるパネル本体P
A’と、このパネル本体PA’の上端部を被覆する笠木
A5と、下端部分を覆うアルミ等の金属製の巾木A6と
を具備してなるものである。
【0026】各構造枠体A1の縦枠材A2は、図2、3
に示すように、それぞれ剛性を有する板金素材に曲げを
施すことにより作られたもので、対をなす前後の面板A
21、A22(図2参照)と、これら両面板A21、A
22の一方の側縁間に位置し、左右方向(幅方向)に隣
接した第1パネル2A同士を接合する際には接合面とな
る外側端面を形成する第1側板A23と、前記両面板A
21、A22の他方の側縁間に位置する第2側板A24
とを一体的に備え内部に空間を有した略角パイプ状をな
している。なお、この空間には、幅方向に隣接する第1
パネルPA同士を結合するためのものであって、例え
ば、上端部分に配され傾斜ボルトによって結合できるよ
うに構成した上端側結合具UC(図中では、第2パネル
PBに収容されているものを図示)及び下端部分に配さ
れ例えばバックル状の形状を有してその爪部によって結
合できるように構成した下端側結合具DC(図中では、
第2パネルPBに収容されているものを図示)などが収
容されている。そして、第1側板23の中央領域には、
左右方向に隣接する当該第1パネルPA同士を結合する
ための開口要素が設けられている。この開口要素は、前
記上端側結合具UCに関わる開口要素A221、縦枠材
A2の空間内の上下方向における中途位置に挿入する図
示しない結合具などに関わる開口要素A232、前記下
端側結合具DCに関わる開口要素A233(図1参照)
などから構成されている。また、第2側板A24には、
その中央領域を上下に渡って一定幅に内向きに折り曲げ
ることによって凹部(第1パネルにおいて図示せず。た
だし、後述する縦枠材C2の凹部C24aに対応)を形
成して強度を確保するようにしている。
【0027】横枠材A3は、最上段及び最下段に位置し
第1パネルPAの奥行き方向に沿った断面形状が略正方
形なす前記縦枠材A2と同素材からなる角パイプ状の上
下の横枠材A31と(図12参照)、これら上下の横枠
材A31、A31の中間に位置しその前後幅寸法が前記
上下の横枠材A31よりも小さくなるように設定して成
形された角パイプ状の中間横枠材A32(図13参照)
とからなる。
【0028】複数のパネル要素A4は、板金製の板状部
材の内面に芯材を充填してなる長方形状のもので、裏面
側に図示しない爪部を備えており、その爪部を利用して
前記縦枠材A2や、横枠材A3に着脱可能に装着されて
いる。そして、これらパネル要素A4同士は、外観を損
ねない程度に上下方向に所定距離離間して装着され、こ
れらパネル要素4間には空隙ASL(図2参照)が形成
されている。なお、本実施形態のパネル要素A4は、そ
の上下を前記横枠材A4の近傍に位置するように装着さ
れている。また、これらパネル要素A4の爪部に図示し
ないかさ上げ用のスペーサ要素を設けて、装着されたパ
ネル要素A4の裏面と縦枠材2との間には、例えば配線
などを可能とする隙間が形成されるようになっており、
さらに前記横枠材A3に取り付けられた図示しないへこ
み防止部材によってこの隙間によるへこみを防ぐように
している。
【0029】また、笠木A5は、笠木本体A51と、該
笠木本体A51の側端の開口部分を覆うように取り付け
る笠木キャップA52とを備えてなり、前記笠木本体A
51を例えば縦枠材2Aの空間内に収容された笠木取付
部材(第1パネルにおいては、図示せず。ただし、縦枠
材C2に配した笠木取付部材KTに対応)に設けられた
ナット部に対してネジ止めすることでよって取り付けら
れたものである。具体的には、笠木本体A51は、アル
ミなどの金属を押出成形したもので、図12に示したよ
うにその前後幅をパネル本体PA’の前後幅と略等しく
した底壁部A511と、この底壁部A511の前後端部
から内側寄りに起立させて設けた2つの起立壁部A51
2、A512と、この起立壁部A512、A512の上
端部に設けた頂壁部A513とを具備し、さらに、該笠
木本体A51のパネル本体PA’に対する前後方向の位
置決めをするための位置決めリブA514と、左右方向
に延びる溝部A5Mを形成してなるものである。
【0030】前記溝部A5Mは、図8に示すように頂壁
部A513をその前後端とも、パネルの奥行き方向に沿
った面で切断した断面形状が略内向きコ字型をなすよう
に下方に折り曲げて当該溝部A5Mの外側縁部に位置す
るように設けた折曲部A515と、前記起立壁部A51
2と、前記底壁部A522の起立壁部A512より外側
部分とによって囲まれ外方に開口するように形成された
ものである。
【0031】しかして、本実施形態においては、このよ
うに構成した第1パネルPAに対して、被連結部材たる
縦枠材C2を連結装置Tによって連結し、この縦枠材C
2を介して、第2パネルPBを連結するようにし平面視
略T字型をなす可動間仕切壁Wを構成するようにしてい
る。なお、連結装置Tの各構成について、第1パネルと
第2パネルPBとを連結させるためにそれぞれ配置させ
た方向に基づいてその前後左右及び上下方向を説明する
こととする。
【0032】前記縦枠材C2は、第2パネルPBと連結
し得る部材である。具体的には、幅方向に隣接するこの
第2パネルPB同士を結合するために当該第2パネルP
Bを構成する縦枠材B2に設けられた構成を備えたもの
である。本実施の形態においては、この縦枠材C2を縦
枠材2Bと略同型のものを採用しており、すなわち、そ
の第1側板C23には、前記開口要素B231、B23
2、B233と同様の図示しない開口要素が形成されて
いる。なお、縦枠材B2及び前記縦枠材A2と同様の構
成については、特に詳述することなくその先頭をCに置
換した符号を付している。なお、この縦枠材C2の第2
側板C24には、連結装置Tを構成する後述する連結具
TMが係り合う孔である第1孔部CH1と、被連結部材
側固定部材たる縦枠材側固定部材T6とがそれぞれ係り
合う第2孔部C242とが形成されているが、この縦枠
材C2のみならず、第1パネルPAや第2PBを構成す
る縦枠材A2、B2にも形成されていてもよいのは勿論
である。第1孔部CH1は、第1パネルPAの中間横枠
材A32が配された位置に対応するように縦長で下方が
若干窄まる形状をなす孔C241を並行して2つ形成し
たものである。また、第2孔部CH2は、前記第1孔部
CH1を構成する孔C241と略一致した形状及び大き
さを有する孔C242を上端部近傍に形成してなるもの
である。
【0033】一方、本実施形態の連結装置Tは、連結具
TMと上端側連結具TUとを具備してなり、さらに、こ
れら連結具TM及び上端側連結具TUによる連結部分を
隠蔽するカバー部材とを備えてなる。
【0034】連結具TMは、スチールなどの金属に折曲
加工を施して、横枠材に左右方向すなわちパネルの幅方
向への位置変更可能に取り付けられる基部T1と、この
基部から前方へ突出して縦枠材C2と係合し得る突出部
T2とを形成してなるものである。具体的には、基部T
1は、後方に位置する後起立片T11とこの起立片の上
端から前方へ屈曲する水平片12と、この水平片T12
の前端から下方へ屈曲させた前起立片T13とによっ
て、側面視下向きコ字型をなすチャネル状に成形され、
これら後起立片T11、水平片T12及び前起立片T1
3によって形成される凹部T1a内に、前記中間横枠材
A32の外周部A32aを嵌め込めるようにしている。
そして、前記水平片T12の奥行き寸法を中間横枠材A
32より若干大きく設定して、この基部T11を、中間
横枠材A32に対して前記第1パネルPAの幅方向への
位置変更可能に摺動できるようにするとともに、所望の
左右位置において係止されるようにしている。
【0035】突出部T2は、突出片T21と、縦枠材C
2に形成された前記第1孔部CH1に引掛かる爪部T2
2と、縦枠材C2に当接する当接片T23とを備えてな
る。
【0036】突出片T21は、前記前起立片T13の下
端から等幅で前方に延びる平面視矩形をなす板状のもの
である。そして、その肉厚を、前記所定距離離間したパ
ネル要素A4間に形成される空隙ASLの上下寸法より
小さく設定して、当該空隙ASLから突出できるように
したものである。
【0037】爪部T22は、パネル要素A4の表面より
も突出した位置に配され、縦枠材C2に形成された前記
第1孔部CH1を構成するそれぞれの孔C241、C2
41間に対応した間隔に位置する二つの上向き爪T22
1からなるものである。そして、この上向き爪T221
の基端部分に、上向き面T221aが形成されていて、
この上向き面T221aにと前記孔C241の上端部分
に当たることで、縦枠材C2が、連結具TMに下方から
支持された状態となり、この縦枠材C2の上下方向の位
置決めがなされるとともに当該連結具と工具などを使用
することなく係合することができる。
【0038】当接片T23は、前記二つの上向き爪T2
21の間に位置し、上方へ延びる幅方向に沿った板状の
もので、その前向き面T23aを縦枠材C2の第2側板
24に当接させることで前記爪部T22と第1孔部AC
H1との係合状態におけるがたつきを防ぐものである。
【0039】また、上端部側連結具TUは、第1パネル
に固定され得る第1パネル側固定部材T3と、縦枠材C
2の一部に固定され前記第1パネル側固定部材T3と係
合し得る縦枠材側固定部材T6とによって構成されるも
のである。
【0040】第1パネル側固定部材T3は、図示したよ
うに、アルミ等の金属を折曲成形することで、前記縦枠
材側固定部材T6に係合する係合部T4と、この係合部
T4の後方に位置し第1パネルPAと係合して固定され
る第1パネル固定部T5とを一体的に形成したものであ
る。
【0041】係合部T4は、水平方向に延びる平面視矩
形をなす板状のものである。そして、その中間部には、
この係合部T4の下端に縦枠材側固定部材T6を当接し
た状態でねじ止めするねじTv1(図2、3参照)を挿
通させるねじ挿通孔TNを設けている。このねじ挿通孔
TNは、図2、3、7に示したように前後方向に沿った
長孔状に形成されており、前記ねじTv1が、前後方向
すなわち、第1パネルPAに対する縦枠材C2の連結方
向に沿った遊動ができるようにしている。
【0042】また、第1パネル固定部T5は、本実施の
形態においては、第1パネルPAを構成する笠木A5に
形成された溝部A5M内に移動不能に嵌め込まれるもの
である。具体的には、前記係合部T4と連続して後方へ
延びる下水平片T51と、この下水平片T51の後端か
ら上方へ略直交するように折り曲げて起立させた起立片
T52と、この起立片T52から前方へ折り曲げた係合
端部たる上水平片T53とを備えて、前方に開口するチ
ャネル状に形成したものである。そして、前記上水平片
T53の前後幅寸法を溝部A5M内の奥行き寸法より若
干小さく設定するとともに、前記起立片T52の上下寸
法を溝部A5M内上下寸法より若干小さく設定して、こ
の溝部A5M内へ嵌まり込ませることができるようにし
ている。さらに、前記上水平片T53の肉厚を折曲部A
515内部の上下方向の高さ寸方よりも小さく設定し
て、当該第1パネル固定部T5がこの溝部A5Mに嵌ま
り込んだ係合位置(X)において、この上水平片T53
が折曲部A515内に嵌まり込まれるようにしている。
そして、第1パネル側固定部材T3を取り付ける場合に
は、図12に示すように、第1パネル固定部T5の後端
部分を溝部A5Mに斜むけて差し込んだ係合開始位置
(Y)から、係合部T4の前端を下方へ回動させる力を
作用させて、当該係合部T4及び前記折曲部A515を
経過的に弾性変形させるようにして嵌め込んでいく。そ
して、所定の思案点を越えると係合開始位置(Y)へと
は戻らず溝部A5M内へ収容され係合部T4が略水平と
なる係合位置(X)で固定されるとなる。そして、この
係合位置(X)において、溝部A5Mの外方に延びる前
記上水平片T12が、当該溝部A5Mの外側縁部に形成
されている略内向きコ字型をなす折曲部A515に嵌ま
り込んで、ねじなどを使用することなく笠木A5に対し
て強固に取り付けられる。なお、本実施形態において、
この第1パネル固定部T5は、左右方向の中央部分で分
断され二股に分かれた形状に成形されており(図7参
照)、弾性変形し易いようなっている。
【0043】縦枠材側固定部材T6は、例えばスチール
などの金属を折曲加工を施すことによって、前記第1パ
ネル側固定部材T3の係合部T4に係合する係合部T7
と、この係合部T7の後端部に位置する第1パネルPA
のパネル要素A4に当接するパネル要素当接部T8と、
前記係合の前端部に位置して縦枠材に対して固定される
縦枠材固定部T9とを一体に形成してなるものである。
【0044】係合部T7は、平面視矩形をなす板状のも
ので、その中間部分には当該係合部T7と、第1パネル
側固定部材T3の係合部T4とを係り合わせるために前
記ねじTv1をねじ込むためのねじ孔Tn1が形成され
ている。
【0045】パネル側要素当接部T8は、前記係合部T
7の後端から下方に直交するように延びる板状をなすも
のであり、その後向き面をパネル側当接面たる第1パネ
ル当接面T8aとして機能させている。
【0046】縦枠材固定部T9は、縦枠材C2の第2側
板24aに形成された凹部C24aに嵌まり込んで当該
縦枠材C2に当接する当接片T91と、この当接片T9
1の左右端から前方に突出する爪部T92とを備えてな
る。
【0047】当接片T91は、前記凹部C24aの左右
幅寸法と略一致した左右幅寸法と、凹部C24aの奥行
き寸法に略一致した肉厚を有する上側当接片T911
と、この上側当接片に連続して当該上側当接片の左右幅
寸法よりもほぼ爪部T92の左右幅である肉厚寸法分だ
け小さい左右幅寸法を有する下側当接片T912とから
なる。これら、上側当接片T911と下側当接片T91
2とは、その連続する前向き面を縦枠材C2に当接する
被連結部材側当接面たる縦枠材当接面T91aとして機
能させ、前記第1パネル当接面T8aと合わせて、当該
縦枠材側固定部材T6と縦枠材C2との係合状態の安定
化を図っている。また、下側当接片T912には、縦枠
材に対して固定するためのねじTv2(図2、3参照)
に対応したねじ孔Tn2を設けている。
【0048】爪部T92は、縦枠材にC2形成された第
2孔部CH2を構成するそれぞれの孔C242が設けら
れている高さ位置及びそれぞれの間隔に対応して位置さ
せた二つの下向き爪T921から構成したものであり、
前記下側当接片T912の左右両側縁部から前方に突出
するように形成されている。
【0049】また、カバー部材は、連結部分の上端部を
隠蔽する上端部カバー部材TC1と、左右端部を隠蔽す
る側端部カバー部材TC2とからなる。
【0050】上端部カバー部材TC1は、前記笠木A
5、B5と同様にアルミなどの金属を同型に押出成形
し、第2パネルPBを構成する笠木B5の第1パネルP
A側の側端部から延長し、当該第1パネルPAと接触す
る部分までの前後幅寸法に相当する前後幅寸法を有する
ように設定され、第2パネルPBを構成する笠木B5及
び第1パネルPAを構成する笠木A5と連続した外観を
形成するようにしている。そして、笠木A5、B5を取
り付けるための前記笠木取付具KCによって、縦枠材C
2に対して固定されるようにして部品の共通化を図って
いる。
【0051】側端部カバー部材TC2は、笠木A5、B
5や巾木A6、B6と同素材であるアルミなどの金属を
素材として、第2パネルPBのパネル要素B4の第1パ
ネルPA側の側端部から延長し当該第1パネルPAと接
触する端部分までの範囲に対応したカバー面TC2aを
備え適宜手段で取り付けられるものである。
【0052】このように構成した連結具Tを用いて、第
1パネルPAに対して縦枠材C2を連結し、さらに、こ
の縦枠材C2に対して第2パネルPBを結合させる場合
の手順について説明する。
【0053】まず、第1パネルPAのパネル要素A4を
外し、露出した横枠材A3のうち所望の高さ位置に配さ
れているものに対して、連結具TMをその基部を嵌め込
むようにして取り付ける。そして、縦枠材C2を連結し
ようとする中間横枠材A32の左右方向の所定位置にま
で摺動させて移動させる。そして、この中間横枠材A3
2に取り付けられた状態の連結具TMに対して、縦枠材
C2を近づけていきその第1孔部CH1に、連結具TM
に形成された爪部T22を引掛けて連結する。
【0054】次に、第1パネル側固定部材T3を、上述
した当該第1パネル側固定部材T3の溝部A5Mに対す
る固定の手順に従って、適当な左右方向の位置において
笠木T5に対して固定するようにする。
【0055】一方、縦枠材側固定部材T6を、爪部T9
2を第2孔部CH2に引掛けておき、ねじTn2による
ねじ止めをして縦枠材C2に対して固定する。さらに、
図12に示すように係合部T7の上に前記第1パネル側
固定部材T3の係合部T4を重ねるように配置させて、
これら係合部T4と係合部T7とを、ねじTv2による
ねじ止めによって固定する。この際、ねじTv2を係合
部T4のねじ挿通孔T41内において連結方向に若干動
かすことができるので、多少のずれが生じたとしてもス
ムーズなねじ止めが可能である。そして、上述のように
一旦外したパネル要素A4を構造枠体A1に対して再装
着する。
【0056】そして、このように第1パネルPAに対し
て連結状態の縦枠材C2に対して、前記第1パネルPA
の幅方向とは直交する方向に沿って配置させた第2パネ
ルPBを近づけていき、縦枠材C2の空間内に予め収容
させておいた上端側結合具CUC、第2パネルPBの空
間内に収容された上端側結合具UC及び下端側結合具D
Cと、第2パネルPBの縦枠材B2側の開口要素B23
1、B233とそれぞれに対応する縦枠材C2側の開口
要素とによって、これら縦枠材C2と第2パネルPBと
を結合する。
【0057】最後に、上端部カバー部材TC1を、縦枠
材C2に収容した笠木取付具KTにねじTv3(図2参
照)をねじ止めすることよって固定して取り付けるとと
もに、側端部カバー部材TC2を取り付けて連結部分を
隠蔽し、可動間仕切壁Wの外観を良好なものとする。
【0058】以上詳述した本実施形態における連結装置
Tによれば、連結具TMを第1パネルPAを構成する中
間横枠材A32に対して摺動させることによって、パネ
ル要素A4を傷つけることがなく、第1パネルPAの幅
方向における所望の中間位置に、当該第1パネルPAの
幅方向とは異なる方向に配される縦枠材C2を連結する
ことができる。そして、この縦枠材C2と結合する第2
パネルPBを、第1パネルPAに対して平面視T字型を
なすように連結することができる。また、このように第
1パネルPAを構成する中間横枠材A32及びパネル要
素A4間に形成される空隙ASLを利用しているので、
第1パネルPAに何ら新しい加工を施さずとともよい。
【0059】また、連結具TMが、中間横枠材A32に
取り付けられることから、本実施形態の連結装置Tを利
用して、例えば、図14に示したように第1パネルPA
に対して、当該第1パネルPAの略半分程度の高さ寸法
をする縦枠材D2を、被連結部材として結合することも
できる。そして、この縦枠材D2に図示例のようなデス
クDKの天板DK1の反使用端部に取り付けられるデス
クトップパネルDPを結合させて、第1パネルPAに対
してこのデスクップパネルDPを該第1パネルPAの幅
方向と直交する方向に連結してすることができる。この
際、連結具TMの左右方向の位置を自在に調整すること
ができるのは勿論である。また、さらに被連結部材たる
縦枠材の高さ寸法を中間横枠材A32の位置に対応させ
て種々のものを選択すれば、さらにさまざまなパネル
を、第1パネルPAに対して連結することも可能とな
る。
【0060】しかも、この連結具TMを下向きに開口す
るチャネル状に形成して、この内部に形成される凹部T
1aに、横枠材A4を嵌め込むようにしているので、極
めて簡素な構成によって、連結具TMの横枠材A4に対
する摺り動きを可能にしている。
【0061】また、この連結具TMが取り付けられる本
実施形態の第1パネルPAは、パネル要素A4を、その
上下端が中間横枠材A32の近傍に位置するように装着
してなるものであるため、当該連結具TMの構成のコン
パクト化を可能にしている。
【0062】また、上端側連結具TUを、第1パネル側
固定部材T4と、縦枠材側固定部材T6とに分けて構成
し、さらに、第1パネル側固定部材にねじTv1の縦枠
材の連結方向である前後方向に動くことができるねじ挿
通孔TNを設けたので、それぞれの相対的な位置関係に
多少のずれが生じていても、調整してスムーズにねじ止
めすることができる。そして、折曲加工した構成要素を
有して組み立てた家具であるこの種の第1パネルPA
は、それぞれの構成要素の位置関係に係る高い精度を管
理することが困難であるため、このような第1パネルP
Aに適用される連結装置として非常に有効である。
【0063】また、本実施形態の特有の効果としては、
被連結部材として、縦枠材B2に形成された開口要素B
231、B233と同じ構成である開口要素を備えてな
る縦枠材C2を採用しているため、もともと製作され使
用されている上端側結合具UB及び下端側取付具DCを
利用してこの縦枠材C2と第2パネルPBとを結合する
ことができ、すなわち、製作に負担をかけずに、第1パ
ネルと第2パネルとの平面視T字型をなす連結を実現し
ている。
【0064】なお、本発明は、上記実施形態に限られな
い。
【0065】例えば、上端側連結具を一つの部材によっ
て構成してもよい。
【0066】また、連結装置を、前記連結具TMと、第
1パネルの下端部と被連結部材の下端部とを係合させる
下端側連結具とから構成してもよい。
【0067】また、被連結部材が、第2パネルを構成す
る縦枠材であり、連結装置がパネルと縦枠材とを連結す
るようなものに構成してもよい。
【0068】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0070】すなわち、本発明によれば、パネル要素の
表面に傷を付けることなく、また、パネルに特別な加工
を施すことなく、パネル要素間の空隙を利用して連結具
を取り付けることで、パネルの幅方向の中間位置におい
て、当該パネルに対して被連結部材を、例えばパネルと
直交する方向などパネルの幅方向とは異なる方向に連結
することができる。
【0071】さらに、本発明の連結装置を構成する連結
具が、パネルの上下方向の中間位置に形成されるパネル
要素の空隙に取り付けられるものであるため、被連結部
材として、例えば空隙から上方に延びるようなものや、
前記空隙から下方に延びるようなもの、空隙から上下方
向に延びるようなものなど、種々の高さ寸法を有する被
連結部材を連結することが可能である。加えて、この空
隙が複数形成されているパネルにあっては、連結具の上
下方向における取付位置をも変更することができ、すな
わち、多様な連結態様を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における可動間仕切壁を示した図。
【図2】同実施形態における連結装置を示す図1の要部
分解斜視図。
【図3】同実施形態における連結装置を示す図。
【図4】同実施形態における連結具を示す平面図。
【図5】同実施形態における連結具を示す正面図。
【図6】同実施形態における連結具を示す側面図。
【図7】同実施形態における第1パネル側固定部材を示
す平面図。
【図8】同実施形態における第1パネル側固定部材を示
す側面図。
【図9】同実施形態における縦枠材側固定部材を示す平
面図。
【図10】同実施形態における縦枠材側固定部材を示す
正面図。
【図11】同実施形態における縦枠材側固定部材を示す
側面図。
【図12】図1におけるZ−Z要部断面図。
【図13】図1におけるZ−Z要部断面図。
【図14】本実施形態における連結装置の別の使用態様
を示した図。
【符号の説明】
A1・・・構造枠体 A2・・・縦枠材 A32・・横枠材(中間横枠材) A4・・・パネル要素 A5・・・笠木 A5M・・・溝部 A515・・・折曲部 ASL・・・空隙 B2・・・第2パネルを構成する縦枠材(縦枠材) C2、D2・・・被連結部材(縦枠材) CH1・・・孔(第1孔部) T・・・連結装置 T1・・・基部 T1a・・・凹部 T2・・・突出部 T22・・・爪部 T3・・・パネル側固定部材(第1パネル側固定部材) T53・・・係合端部(上水平片) T6・・・被連結部材側固定部材(縦枠材側固定部材) T8a・・・パネル側当接面(第1パネル当接面) T91a・・・被連結部材側当接面(縦枠材当接面) TC1・・・カバー部材(上端部カバー部材) TC2・・・カバー部材(側端部カバー部材) TM・・・連結具 TN・・・ねじ挿通孔 TU・・・上端側連結具 Tv1・・・ねじ PA・・・パネル(第1パネル) PA’・・・パネル本体 PB・・・第2パネル

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右対をなす縦枠材を複数本の横枠材によ
    り結合してなる構造枠体の前後に、少なくとも上下方向
    に一定距離離間させて複数のパネル要素を装着してなる
    パネル本体を具備したパネルとこのパネルの近傍に配置
    される被連結部材とを連結するための連結装置であっ
    て、 前記横枠材に対して左右方向への位置変更可能に取り付
    けられる基部と、前記パネル要素間に形成される左右方
    向に延びる空隙を通じて前記パネル要素の表面よりも突
    出し前記被連結部材の一部に係り合う突出部とを有する
    連結具を具備してなる連結装置。
  2. 【請求項2】前記連結具の突出部が、前記被連結部材に
    形成された孔に引掛け得る爪部を備えたものである請求
    項1記載の連結装置。
  3. 【請求項3】前記連結具の基部が、前記横枠材の外周部
    を、前記パネルの幅方向への摺動可能に嵌め込み得る凹
    部を備えたものである前記請求項1又は2記載の連結装
    置。
  4. 【請求項4】前記パネルの上端部と前記被連結部材の上
    端部とを係り合わせる上端部側連結具を備えている請求
    項1乃至3何れかに記載の連結装置。
  5. 【請求項5】前記上端側連結具が、パネルに固定され得
    るパネル側固定部材と、被連結部材の一部に固定され前
    記パネル側固定部材と係合し得る被連結部材側固定部材
    とによって構成されるものである請求項4記載の連結装
    置。
  6. 【請求項6】前記パネル側固定部材が、前記パネル本体
    の上端部を被覆する左右方向に沿った笠木に固定され得
    るものである請求項5記載の請求項
  7. 【請求項7】前記笠木が、左右方向に沿った溝部を備え
    たものであり、前記パネル側固定部材が、この溝部内に
    嵌め込こまれて固定されるものである請求項6記載の連
    結装置。
  8. 【請求項8】前記パネル側固定部材が、当該溝部の外側
    縁部に形成されそのパネルの奥行き方向に沿った面で切
    断した断面形状が内向き略コ字型をなす折曲部の内部に
    嵌まり込む係合端部を備えたものである請求項5乃至7
    何れかに記載の連結装置。
  9. 【請求項9】前記パネル側固定部材又は前記被連結部材
    側固定部材のどちら一方が、前記パネルに当接するパネ
    ル側当接面と、前記被連結部材に当接する被連結部材当
    接面とを備えたものである請求項5乃至8何れかに記載
    の連結装置。
  10. 【請求項10】前記パネル側固定部材と前記被連結部材
    側固定部材とがねじ止めによって係り合うものであり、
    これらパネル側固定部材又は被連結部材側固定部材のど
    ちら一方に、前記ねじの前記パネルに対する前記被連結
    部材の連結方向に沿った遊動を許容するねじ挿通孔を設
    けている請求項5乃至9何れかに記載の連結具。
  11. 【請求項11】連結部分を被覆するカバー部材を備えた
    請求項1乃至10何れかに記載の連結装置。
  12. 【請求項12】前記パネルが、前記左右方向に延びる空
    隙を横枠材の近傍に形成してなるものである請求項1乃
    至11何れかに記載の連結装置。
  13. 【請求項13】前記被連結部材が、前記パネルの近傍に
    このパネルの幅方向とは異なる方向に沿って配置された
    第2パネルと連結し得る部材である請求項1乃至12何
    れかに記載の連結装置。
  14. 【請求項14】前記第2パネルと結合し得る部材が、当
    該第2パネルとその幅方向に隣接する第2パネルとを結
    合するためにこの第2パネルを構成する縦枠材に設けら
    れた構成と同様乃至略同様の構成を少なくとも備えたも
    のである請求項13記載の連結装置。
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