JP4434772B2 - 取付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅とか家具等の壁体(面)に対して、棚板等の被取付体を取り付けるための取付け装置に関するものである。
壁体に取り付け用溝が形成され、この溝に金具(棚受体)を係止させる棚受け装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。
図14(A),(B)は、この種の棚受け装置の構成例を示す図である。
この棚受け装置は、壁体Wに沿って設置するボード部材1、および断面が下向き円弧状でその下端箇所に挿入口が形成された挿入溝部からなる被係止部2を有する棚受支持体3と、棚受支持体3の被係止部2に挿入可能な円弧状をなす係止部4、および係止部4の下面側に位置し、かつ、棚板5を取り付け自在とした垂下状支持体6が形成された取付部7を有する棚受体8と、を有する。
この棚受け装置においては、壁体Wに固定された棚受支持体3の被係止部2の挿入口に、棚体を取り付けた棚受体8を若干傾けた状態、具体的には、垂下状支持体6の背面がボード部材1の表面から離れるように傾けた状態で係止部4を挿入する。
この状態で、棚受体8を垂下状支持体6の背面がボード部材1の表面に正対し当接するように回転することにより係止部4は被係止部2の溝を案内されて係止状態となる。
この状態となると、当接箇所によるボード部材1からの反力が係止部4が被係止部2から外れようとするモーメントを打ち消すように作用する。
これにより、係止部4が被係止部2によって安定した係止状態が保持され、棚体を取り付けた棚受体8が棚受支持体3に固定される。
実用新案登録第3078692号公報
ところで、特許文献1に記載された棚受け装置は、たとえば棚板の下側から人の頭部等が当たって棚板がはね上がると、係止部4が被係止部2から外れようとするモーメントを打ち消す力が加わり、係止部4の先端側が被係止部2の挿入口側に排出される力を受ける。これにより、係止部4の被係止部2に対する安定な係止状態がくずれ、棚板が取り付けられた棚受体8が脱落するおそれがある。
これを解消するために、脱落防止のパッキングを係止部4の上面と被係止部の内面間に設けることも考えられるが、これでは、係止部4の上面と被係止部の内面間にパッキングを配置可能な隙間を形成する必要があり、また、部品点数が増え、しかも作業工程が増えるという不利益がある。
また、特許文献1に記載された棚受け装置は、棚受体8に棚板を取り付け、棚受体8の係止部4を棚受支持体3の被係止部2に係止させて棚受体8を棚受支持体3に固定するが、固定状態において、棚受体8の長手方向の両側部は開放状態のままであることから、取り付け構造が見え、見栄えが悪い。
これを解消するために、棚受体8の長手方向の両側部にエンドキャップを取り付けることも可能であるが、上述した棚受体8が脱落するおそれがあるという課題は解消されない。
また、特許文献1に記載された棚受け装置は、棚受体8の棚板を挟持する部分の間隔に、棚板の厚さを合わせ込む必要がある。すなわち、特許文献1に記載された棚受け装置は、一定の厚さの棚板にしか適用することができず、また、かなりの寸法精度が必要となり、寸法を整合させるという煩雑な手間を要し、汎用性に欠けるという不利益がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、見栄えを改善できることはもとより、部品点数、作業工程の増加を招くことなく、容易に脱落を防止でき、また、煩雑な手間が不要で、所望の板厚を有する棚板等の被取付体に適用することが可能な汎用性の高い取付け装置(棚受け装置)を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の取付け装置は、所定長さを有する被取付体を壁体に取り付けるための取付け装置であって、被係止部を有し、上記壁体に取り付け可能な支持体と、上記被係止部を保持可能な保持部と、上記被係止部に係止させて当該保持部を第1方向に回転させることにより係止状態を保持して、上記保持部を上記支持体に対して正対する位置に保持可能な係止部とを有する受体と、上記受体の端部に着脱自在で、装着時に当該端部を被覆するエンドキャップと、を有し、上記エンドキャップは、上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときに、上記受体の保持部の上記第1方向とは逆の第2方向に回転することを阻止する回転阻止部を有する。
好適には、上記エンドキャップの回転阻止部は、上記受体の係止部と上記支持体の被係止部との係止状態が解除される位置まで回転することを阻止する。
好適には、上記エンドキャップは、上記受体の端部に着脱自在で、装着時に端部を被覆する機能を有するカバー部と、上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときに、上記カバー部が上記受体の端部に装着されている状態で、上記カバー部から上記受体の側部を越えて、上記支持体の被係止部の配置位置よりさらに上記カバー部から離れた位置に至り、かつ上記支持体の配置側と略接するように位置する阻止部とを有する。
好適には、上記受体の保持部は、上記被取付体の上面側および背面側を挟持して支持するための第1挟持部と、上記被取付体の下面側を挟持し支持するための第2挟持部とを有する。
好適には、上記受体の保持部の第1挟持部は、上記被取付体の上面側を内壁で支持するように形成された第1支持部と、第1支持部の後端部でかつ下面側から略垂下し、上記被取付体の背面側を内壁で支持するように形成された第2支持部とを有し、上記第2挟持部は、上記被取付体の下面側を内壁で支持するように形成された第3支持部を有し、上記第1挟持部と上記第2挟持部はネジにより互いに接合状態に保持され、当該ネジにより上記第1支持部と上記第3支持部との間隔が調整可能である。
好適には、上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときの上記保持部の背面側と上記支持体側との距離を調整してレベル調整可能な調整手段を有する。
本発明によれば、見栄えを改善できることはもとより、部品点数、作業工程の増加を招くことなく、容易に脱落を防止できる利点がある。
また、煩雑な手間が不要で、所望の板厚を有する被取付体に適用することが可能な汎用性の高い取付け装置を実現できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1(A),(B)は、本発明に係る棚受け装置(取付け装置)の一実施形態を示す図であって、図1(A)は棚受け装置の側面図、図1(B)は棚受け装置の正面図である。
本実施形態に係る棚受け装置10は、図1(A)および(B)に示すように、棚受支持体11(支持体)、棚受体12(受体)、エンドキャップ13,14、および化粧ボード15を有している。また、図において、16は棚板(被取付体)を示している。
棚板16は、所定の厚さ、幅、長さを有する平板状に、たとえばガラスにより形成されている。
棚受支持体11は、略棚板16の長さと同等の長さ(幅)を有する所定厚さの直方体状に形成されている。
図2は、本実施形態に係る棚受支持板11を壁体に取り付けた状態を示す簡略側断面図である。
図1(A)および図2に示すように、棚板支持体11の前面側の中央部により若干上部よりに、長手方向の全長にわたって、前面側に突出するように形成された所定幅の挿入口111aを有し、一部に所定の曲率をもって円弧状部111bが形成された所定深さを有する長溝状の被係止部111が形成されている。
円弧状部111bは、図中、下方に向かって円弧をなすように形成されている。したがって、被係止部111は、その長溝の端部111cが、挿入口111aとは異なる位置、すなわち、図中、挿入口111aより上部に位置するように形成されている。
また、被係止部111のさらに上部側および中央部より下方側に、棚受支持体11を壁体17に固定するネジ18,19を挿入し、かつ壁体18に螺着した状態で、ネジ18,19の頭部18a,19aを前面側に突出しない状態で収容するネジ収容部112,113が棚受支持体11の長手方向の両側部、および中央部の複数個所に形成されている。
ネジ収容部112,113には、ネジ18,19を挿入するためのネジ孔112a,113aが形成され、さらに棚受支持体11の背面側にネジ孔112a,113aに対応する位置にネジ孔114,115が形成されている。
なお、棚受支持体11は、軽量化のために、ネジ孔112aと114、ネジ孔113aと115との間に空隙部116、117を設け、さらに空隙部116,117間の中央部にも空隙部118が形成されている。
図2に示すように、棚板支持体11を壁体17にネジ18,19で固定した後、図1(A)に示すように、図中の上部側および下部側から被係止部111の挿入口111aの部分を挟み込むようにして化粧ボード15が配置される。
棚受体12は、棚板16の長手方向に沿った一側部(後端部)を、長手方向の略全体にわたって挟持して保持可能な保持部121と、棚受支持体11の被係止部111の円弧状部111bに応じた形状を有し、一部を被係止部111に係止させて保持部121を、図1(A)の矢印Aで示す第1方向に回転させることにより、被係止部111に対する略完全な係止状態を保持して、保持部121の背面側を、棚受支持体11の前面、実際には化粧ボード15の前面に対して正対する位置に保持可能な係止部122とを有する。
なお、係止部122は、保持部121の上部背面側に突出するように、保持部121と一体的に形成されている。
図3は、本実施形態に係る棚受体12の具体的な構成例を示す背面図である。また、図4(A)は図3のA−A線における矢視方向の断面図であり、図4(B)は図3のB−B線の矢視方向における断面図である。
棚受体12の保持部121は、棚板16の上面側および背面側を挟持して支持するための第1挟持部121aと、棚板16の下面側を挟持し支持するための第2挟持部121bとを有する。
第1挟持部121aは、棚板16の上面側を内壁で支持するように形成された平板状の第1支持部1211と、第1支持部1211の後端部でかつ下面側から略垂下し、棚板16の背面側を内壁で支持するように形成された平板状の第2支持部1212と、第2支持部1212の下端側から延長するように、しかも下部になる従って前方側にせりだすように、換言すれば、第2支持部1212の下端前面側から下方側にせりだすように傾斜する傾斜面1213aを有し、第2挟持部121bと接合するための第1接合部1213とが一体的に形成されている。
なお、第1支持部1211と第2支持部1212とが接合する部分において、第1支持部1211の後端部から背面側に突出するように係止部122が一体的に形成されている。
第1支持部1211は、その先端部には、棚板16の上面に当接する当接部1211aが形成され、当接部1211aより後端側の内壁には、棚板16を挟持するとき保持部121との間に介在させるゴム等の弾性体22を収容可能な収容部1211bが形成されている。
また、第1接合部1213の傾斜面1213aの中央部近傍には軽量化のために空隙部1213bが形成され、背面側から空隙部1213bに連通するように形成された、棚板固定調整用ネジ20を挿入するためのネジ孔1213cが形成されている。
また、第1接合部1213の背面側には調整手段としての化粧ボード厚調整用雄ネジ21が螺着される雌ネジ部1213dが形成されている。
棚板固定調整用ネジ20および化粧ボード厚調整用雄ネジ21は、図3および図4(A),(B)に示すように、頭部20a,21aが背面側に突出した状態で、取り付けられる(螺着される)。
なお、棚板固定調整用ネジ20を挿入するためのネジ孔1213cは、図3に示すように、接合部1213の上部の両側近傍および中央部に、略等間隔をおいて3個の棚板固定調整用ネジ20−1,20−2,20−3を挿入し第2挟持部121bに螺着可能に形成されている。
また、化粧ボード厚調整用雄ネジ21が螺着される雌ネジ部1213dは、図3に示すように、接合部1213の略中央部で、ネジ20−1と20−3の配置位置の略中間部、並びにネジ20−3と20−2の配置位置の略中間部に、2個の化粧ボード厚調整用雄ネジ21−1,21−2を螺着可能に形成されている。
また、棚板固定調整用ネジ20および化粧ボード厚調整用雄ネジ21のネジ山は六角レンチにより回転可能とする六角形の凹部が形成されている。
第2挟持部121bは、棚板16の下面側を内壁で支持するように形成され、第1挟持部121aの第1支持部1211の先端部よりさらに延びて配置される棚板16の幅の略半分の位置まで至る長さを有する平板状の第3支持部1214と、第1挟持部121aの第1接合部1213の傾斜面1213aと接合する傾斜面1215aが形成され、棚板固定調整用ネジ20の雄ネジ部が螺着される雌ネジ部が形成された第2接合部1215と、第3支持部1214の先端部から第1挟持部121aの第1接合部1213の下端部に近傍にかけて傾斜するように形成された傾斜部1216を有する。
第3支持部1214は、その先端部には、棚板16の下面に当接する当接部1214aが形成され、当接部1214aより後端側の内壁には、棚板16を挟持するとき保持部121との間に介在させるゴム等の弾性体22を収容可能な収容部1214bが形成されている。
また、第2接合部1215の傾斜面1215aには、軽量化のために第1接合部1213に形成された空隙部1213bと連通する空隙部1215bが形成されている。
また、第3支持部1214、第2接合部1215、および傾斜部1216で囲まれた所定の断面が三角形領域にも、軽量化のために空隙部1217が形成されている。
そして、第2接合部1215の傾斜面1215aの下端部にエンドキャップ13(14)の円柱状をなす第1挿入子が挿入される第1被挿入部1218が形成され、空隙部1215bの第3支持部1214の下面となる位置に、エンドキャップ13(14)の角柱状をなす第2挿入子が挿入される第2被挿入部1219と、空隙部1217の第3支持部1214と傾斜部1216との接合部分となる位置に、エンドキャップ13(14)の円柱状をなす第3挿入子が挿入される第3被挿入部1220が形成されている。
図4(A)に示すように、第1挟持部121aの第1接合部1213の傾斜面1213aと第2挟持部121bの第2接合部1215の傾斜面1215aとを当接させた状態でネジ孔1213dから挿入された棚板固定調整用ネジ20を、第2挟持部121bの雌ネジ部1215bに螺着することにより、保持部121を組み立てることができる。
組み立て後の保持部121は、図4(A)に示すように、第2支持部1212および第3支持部1214より図中下方側は、断面が略三角形状をなす。
エンドキャップ13(14)は、棚受体12の端部に着脱自在で、装着時に端部を被覆する機能を有するカバー部131と、棚受体12の係止部122が棚受支持体11の被係止部111に略完全に係止状態にあるときに、カバー部131が棚受体12の端部に装着されている状態で、カバー部131から棚受体12の第1挟持部121aの第1支持部1211の側部からさらに棚受支持体11の被係止部111の配置位置よりさらに上方に至り、かつ化粧ボート15の前面と略接するように位置して、棚受体12の保持部121の、図1中に矢印Aで示す第1方向とは逆の、矢印Bで示す第2方向に回転することを阻止する回転阻止部132を有する。
エンドキャップ13(14)の回転阻止部132は、棚受体12の係止部122棚受支持体11の被係止部111aとの係止状態が解除される位置まで回転することを阻止でき、棚受体12(棚板)が脱落することを阻止できるものであれば良い。
図5(A),(B),(C)は、本実施形態に係るエンドキャップ13の構成例を示す図であって、図5(A)はその正面図、図5(B)はその側面図、図5(C)はその背面図である。
図5(A)〜(C)に示すように、カバー部131の背面側(内面側で棚受体12の端部と接する面側)には、棚受体12の第2挟持部121bに形成された第1被挿入部1218に挿入する円柱状をなす第1挿入子1311と、第2被挿入部1219に挿入する角柱状をなす第2挿入子1312と、第3被挿入部1220に挿入する円柱状をなす第3挿入子1313が形成されている。
また、回転阻止部132は、カバー部131の図中の上面131aの後端部から垂直上方に延びる連接部1321と、連接部1321に一体的に形成され、カバー部131の背面131bを延長するように形成された阻止部1322とを有し、阻止部1322は偏平な三角柱状をなすように形成されている。
なお、図5(A)〜(C)は、図1(B)中の右端側に装着されるエンドキャップ13を示しているが、左端側に装着されるエンドキャップ14は左右対称形となり、具体的な構成はエンドキャップ13と同様である。したがって、ここではその詳細な説明は省略する。
以下に、上記構成を有する棚受け装置10を用いた棚板16の壁体に対する取り付け工程について、図6〜図9に関連付けて説明する。
なお、ここでは、棚受支持体11は壁体17の所定の位置に固定されて化粧ボード15が配置され、また、棚受体12の第1挟持部121aと第2挟持部121bは棚板固定調整用ネジ20により接合状態に螺着され、また、化粧ボード厚調整用雄ネジ21も第1接合部1213に螺着されているものとする。
まず、図6に示すように、棚板16の後端部を棚受体12の第1支持部1211、第2支持部1212、および第3支持部1214で形成される挟持空間に挿入し、この状態で棚板固定調整用ネジ20で固定する。
この場合、棚板固定調整用ネジ20をさらに締めつけると、第2挟持部121bの傾斜面1215aが第1挟持部121aの傾斜面1213aにより斜め上方に押し上げるように力が作用し、第1支持部1211と第3支持部1214の間隔が狭くなり、棚板16が棚受体12が外れないように固定される。
なお、棚板固定調整用ネジ20を緩めると、第2挟持部121bの傾斜面1215aが第1挟持部121aの傾斜面1213aにより斜め上方に押し上げるように力が弱くなることから、第1支持部1211と第3支持部1214の間隔が多少広くなり、棚板16が挟持空間に出し入れ可能となる。
棚受体12に棚板16を固定した状態で、図7に示すように、棚板16の前端部を持ち上げるようにして、斜め上方から棚受体12の係止部122の端部を、棚受支持体11の被係止部111の挿入口111aの挿入する。この状態で、図7中、矢印Aで示す第1方向に棚板16をその前端部を棚板16が略水平となるようにように下げる(回転させる)。
これにより、係止部122は被係止部111内を第1方向に回転するように挿入され、被係止部111に対する略完全な係止状態に保持される。このとき、保持部121の背面側は、棚受支持体11の前面、実際には化粧ボード15の前面に対して正対する位置となる。
ここで、棚板16の水平レベルがとれていない場合には、2個所の化粧ボード厚調整用雄ネジ21を締めつけ、あるいは緩めて、頭部21aと化粧ボード15表面との当接部分と第1挟持部121aの第1接合部1213の背面部との距離を調節する。
たとえば、雄ネジ21を締めつけると、頭部21aと化粧ボード15表面との当接部分と第1挟持部121aの第1接合部1213の背面部との距離が短くなることから、棚板16が下がる。一方、雄ネジ21を緩めると、頭部21aと化粧ボード15表面との当接部分と第1挟持部121aの第1接合部1213の背面部との距離が長くなることから、棚板16が上がる。
この場合、図9にしめすように棚板16が水平またはやや上向きになるようにレベル調整を行う。
そして、エンドキャップ13のカバー部131の背面側(内面側で棚受体12の端部と接する面側)に形成された、第1挿入子1311を棚受体12の第2挟持部121bに形成された第1被挿入部1218に挿入し、第2挿入子1312を第2被挿入部1219に挿入し、第3挿入子1313を第3被挿入部1220に挿入するようにして棚受板12の右端部にエンドキャップ13を装着する。同様に、棚受体12の左端部にエンドキャップ14を装着する。
このとき、エンドキャップ13(14)の回転阻止部132は、カバー部131から棚受体12の第1挟持部121aの第1支持部1211の側部から棚受支持体11の被係止部111の配置位置よりさらに上方に至り、かつ化粧ボート15の前面と略接するように位置する。
以上で、棚板の取り付け作業が完了する。
このように棚板16は取り付けられるが、たとえば棚板16の下側から人の頭部等が当たって棚板16がはね上がると、図10に示すように、係止部122が被係止部111から外れようとするモーメントを打ち消す力が加わり、係止部122の先端側が被係止部111の挿入口側に排出される力を受ける。
しかし、回転阻止部132は、カバー部131から棚受体12の第1挟持部121aの第1支持部1211の側部から棚受支持体11の被係止部111の配置位置よりさらに上方において、化粧ボート15の前面と当接状態を維持し、図10中に矢印Aで示す第1方向とは逆の、矢印Bで示す第2方向に回転することが阻止される。
したがって、係止部122が被係止部111から外れようとするモーメントを打ち消す力が弱められて、係止部122が被係止部111から外れ、棚板16が脱落することが阻止される。
以上説明したように、本実施形態によれば、棚受体12の端部に着脱自在で、装着時に端部を被覆する機能を有するカバー部131と、棚受体12の係止部122が棚受支持体11の被係止部111に略完全に係止状態にあるときに、カバー部131が棚受体12の端部に装着されている状態で、カバー部131から棚受体12の第1挟持部121aの第1支持部1211の側部から棚受支持体11の被係止部111の配置位置よりさらに上方に至り、かつ化粧ボート15の前面と略接するように位置して、棚受体12の保持部121の、矢印Aで示す第1方向とは逆の、矢印Bで示す第2方向に回転することを阻止する回転阻止部132を有するエンドキャップ13(14)を設けたので、見栄えを改善できることはもとより、部品点数、作業工程の増加を招くことなく、容易に脱落を防止できる利点がある。
また、棚受体12は、棚板固定調整用ネジ20を締めつけるまたは緩めることにより、第2挟持部121bの傾斜面1215aが第1挟持部121aの傾斜面1213aにより斜め上方に押し上げるように力が作用し、第1支持部1211と第3支持部1214の間隔を調整することができることから、寸法を整合させるという煩雑な手間が不要で、所望の板厚を有する棚板に適用することが可能な汎用性の高い棚受け装置を実現できる利点がある。
このように、本実施形態に係る棚受け装置10の適用できる棚受体12は、上述した実施形態に限定されるもではなく、第1支持部1211と第3支持部1214の間隔を調整することができるものであれば、種々の態様が可能である。
図11は、本実施形態に係る棚受体の他の構成例を示す断面図である。
この棚受体12Aが、図3や図4(A),(B)等に示す棚受体12と異なる点は、第1挟持部121aの第2支持部1212Aに第1接合部の機能をも持たせるために雌ネジ部1212aを形成し、第2挟持部121bの第2接合部1215Aを傾斜面1215aの上部と第3支持部1214の後端部に長溝1215Bが第2支持部1212Aの下端部に向かって開口し、第2支持部1212Aの背面側に延びるように形成され、ネジ孔1215Cが形成された接合片1215Dを有し、さらに、傾斜部1216Aの下端部に傾斜面に対して直交する方向に雌ネジ部1216Bが形成され、かつ、略T字形状をなし先端部に長孔1221Aが形成された調整手段としての水平レベル調整片1221を設けた点にある。
また、第3支持部1214と傾斜面1215aと傾斜部1216Aで囲まれた大きな領域に、軽量化のために空隙1222が形成されている。
そして、空隙部1222に、図12に示すようなエンドキャップ13A(14A)に形成された柱状をなす第1挿入子1311Aが挿入される第1被挿入部1223、柱状をなす第2挿入子1312Aが挿入される第2被挿入部1224、および柱状をなす第3挿入部1313Aが挿入される第3被挿入部1225が形成されている。
この棚受体12Aにおいては、第1支持部1211と第3支持部1214との間隔は、第2支持部1212の下端部の長溝1215B内に位置する位置を調整してネジ22によ接合片1215Dと第2支持部1212Aとを螺着し接合させる。
また、水平レベルの調整は、調整片1221の長孔1221Aの位置を調整ながらネジ23で調整片1221と傾斜部1216Aの下端部とを螺着し接合させることにより行う。
図13に、図11の棚受体12Aを用いて棚板16を取り付け、図12のエンドキャップを装着した状態を示す。
この場合も、上述した実施形態と同様に、見栄えを改善できることはもとより、部品点数、作業工程の増加を招くことなく、容易に脱落を防止でき、また、煩雑な手間が不要で、所望の板厚を有する棚板に適用することが可能な汎用性の高い棚受け装置を実現できる利点がある。
本発明に係る棚受け装置の一実施形態を示す図であって、(A)は棚受け装置の側面図、(B)は棚受け装置の正面図である。 本実施形態に係る棚受支持板を壁体に取り付けた状態を示す簡略側断面図である。 本実施形態に係る棚受体の具体的な構成例を示す背面図である。 (A)は図3のA−A線における矢視方向の断面図であり、(B)は図3のB−B線の矢視方向における断面図である。 本実施形態に係るエンドキャップの構成例を示す図であって、(A)はその正面図、(B)はその側面図、(C)はその背面図である。 図1の棚受け装置を用いた棚板の壁体に対する取り付け工程について説明するための図であって、棚受体に棚板を取り付ける工程を説明するための図である。 図1の棚受け装置を用いた棚板の壁体に対する取り付け工程について説明するための図であって、棚受体の係止部を棚受支持体の被係止部に係止させる工程を説明するための図である。 図1の棚受け装置を用いた棚板の壁体に対する取り付け工程について説明するための図であって、レベル調整工程を説明するための図である。 図1の棚受け装置を用いた棚板の壁体に対する取り付け工程について説明するための図であって、レベル調整工程を説明するための図である。 本実施形態に係るエンドキャップによる棚板の脱落防止作用を説明するための図である。 本実施形態に係る棚受体の他の構成例を示す断面図である。 図11の棚受体に適応したエンドキャップを示す図である。 図11の棚受体を用いて棚板を取り付け、図12のエンドキャップを装着した状態を示す図である。 (A),(B)は、従来の棚受け装置の構成例を示す図である。
符号の説明
10…棚受け装置(取付け装置)、11…棚受支持体(支持体)、111…被係止部、12,12A…棚受体(受体)、121…保持部、122…係止部、121a…第1挟持部、121b…第2挟持部、1211…第1支持部、1212,1212A…第2支持部、1213…第1接合部、1214…第3支持部、1215,1215A…第2接合部、13,14…エンドキャップ、15…化粧ボード、16…棚板(被取付体)、17…壁体。

Claims (6)

  1. 所定長さを有する被取付体を壁体に取り付けるための取付け装置であって、
    被係止部を有し、上記壁体に取り付け可能な支持体と、
    上記被取付体を保持可能な保持部と、上記被係止部に係止させて当該保持部を第1方向に回転させることにより係止状態を保持して、上記保持部を上記支持体に対して正対する位置に保持可能な係止部とを有する受体と、
    上記受体の端部に着脱自在で、装着時に当該端部を被覆するエンドキャップと、を有し、
    上記エンドキャップは、上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときに、上記受体の保持部の上記第1方向とは逆の第2方向に回転することを阻止する回転阻止部を有する
    取付け装置。
  2. 上記エンドキャップの回転阻止部は、上記受体の係止部と上記支持体の被係止部との係止状態が解除される位置まで回転することを阻止する
    請求項1記載の取付け装置。
  3. 上記エンドキャップは、
    上記受体の端部に着脱自在で、装着時に端部を被覆する機能を有するカバー部と、
    上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときに、上記カバー部が上記受体の端部に装着されている状態で、上記カバー部から上記受体の側部を越えて、上記支持体の被係止部の配置位置よりさらに上記カバー部から離れた位置に至り、かつ上記支持体の配置側と略接するように位置する阻止部とを有する
    請求項1または2記載の取付け装置。
  4. 上記受体の保持部は、
    上記被取付体の上面側および背面側を挟持して支持するための第1挟持部と、
    上記被取付体の下面側を挟持し支持するための第2挟持部とを有する
    請求項1、2、または3記載の取付け装置。
  5. 上記受体の保持部の第1挟持部は、
    上記被取付体の上面側を内壁で支持するように形成された第1支持部と、
    第1支持部の後端部でかつ下面側から略垂下し、上記被取付体の背面側を内壁で支持するように形成された第2支持部とを有し、
    上記第2挟持部は、
    上記被取付体の下面側を内壁で支持するように形成された第3支持部を有し、
    上記第1挟持部と上記第2挟持部はネジにより互いに接合状態に保持され、当該ネジにより上記第1支持部と上記第3支持部との間隔が調整可能である
    請求項4記載の取付け装置。
  6. 上記受体の係止部が上記支持体の被係止部に係止状態にあるときの上記保持部の背面側と上記支持体側との距離を調整してレベル調整可能な調整手段を有する
    請求項1〜5のうちのいずれか一に記載の取付け装置。
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