JP2017121443A - 引出しの仕切板取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種の厚さや構造の側板、背板を有した引出し内に、仕切板を各種の形態で取り付けることができる引出しの仕切板取付構造を提供する。【解決手段】第1連結部材20と第2連結部材30とを備える。第1連結部材20は、引出し1の側板2または背板4の上端部に嵌着される側板等嵌着部21と仕切板10の端部を差し込む差込溝23を持つ差込部22とを設けて構成される。第2連結部材30は、一方の仕切板に対し他方の仕切板の端部を突き合わせて直角に連結するために、一方の仕切板の上端部を差し込む第1差込溝32を有した第1差込部31と、他方の仕切板12の端部を差し込む第2差込溝34を有した第2差込部33とを備える。第1連結部材20により仕切板を側板または背板に対し連結固定し、第2連結部材30により一方の仕切板と他方の仕切板とを連結固定する。【選択図】図1
Description
本発明は、キッチンキャビネットなどに使用される引出しの仕切板取付構造に関し、特に各種大きさの引出し内に、仕切板を各種の形態で取り付けることができる仕切板取付構造に関する。
キッチンキャビネットなどに使用される引出しには、通常、使用者が調理器具、食事器具などを分けて収納できるように、仕切板が取り付けられている。このような引出しの仕切板は、一般に、引出しの大きさ、深さ、使用形態などに応じて、間口幅方向或いは奥行き方向のレイアウトが設計され、引出し内に取り付けられる。
従来、引出しの仕切板取付構造として、下記特許文献1で、複数の仕切板が、引出し内の各種の形態で配置され、共通の連結部材を用いて、各種の位置に取り付けるようにした引出し仕切構造が、提案されている。
上記引出し仕切構造は、共通の厚さの側板を有する引出し内に、共通の厚さの仕切板を任意の形態に配置し、それらの仕切板の連結箇所を、共通の連結部材により連結して取り付け、各種の大きさの引出しに対し共通部品としての連結部材を用いて、仕切板を取り付けるようにしている。
しかしながら、例えばキッチンキャビネットの引出しには、キャビネットのグレードなどに応じて、各種の厚さや構造の側板、背板が使用されるため、上記の引出し仕切構造のように、共通化された連結部材では、各種の厚さや構造の側板、背板を有する引出しの仕切板に対応することができないという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、各種の厚さや構造の側板や背板を有した引出し内に、仕切板を各種の形態で取り付けることができる引出しの仕切板取付構造を提供することを目的とする。
本発明に係る仕切板取付構造は、
側板及び背板を設けて矩形箱型に形成された引出し内に、複数の仕切板が、該側板または該背板に端部を連結して取り付けられる引出しの仕切板取付構造において、
該側板または該背板の上端部に嵌着される側板等嵌着部と該仕切板の端部を差し込む差込溝を持つ差込部とを設けた第1連結部材と、
一方の仕切板に対し他方の仕切板の端部を突き合わせて直角に連結するために、該一方の仕切板の上端部を差し込む第1差込溝と、該他方の仕切板の端部を差し込む第2差込溝とを有した第2連結部材と、
を備え、
該第1連結部材の該差込溝の内側に係止爪が設けられるとともに、該第2連結部材の該第1差込溝及び該第2差込溝の内側に係止爪が設けられ、
該仕切板には該係止爪が係止可能なスリット孔が設けられ、
該仕切板の該差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、該仕切板の該第1差込溝または該第2差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、
該第1連結部材により該仕切板が該側板または該背板に対し連結固定され、該第2連結部材により該一方の仕切板と他方の仕切板とが連結固定されることを特徴とする。
側板及び背板を設けて矩形箱型に形成された引出し内に、複数の仕切板が、該側板または該背板に端部を連結して取り付けられる引出しの仕切板取付構造において、
該側板または該背板の上端部に嵌着される側板等嵌着部と該仕切板の端部を差し込む差込溝を持つ差込部とを設けた第1連結部材と、
一方の仕切板に対し他方の仕切板の端部を突き合わせて直角に連結するために、該一方の仕切板の上端部を差し込む第1差込溝と、該他方の仕切板の端部を差し込む第2差込溝とを有した第2連結部材と、
を備え、
該第1連結部材の該差込溝の内側に係止爪が設けられるとともに、該第2連結部材の該第1差込溝及び該第2差込溝の内側に係止爪が設けられ、
該仕切板には該係止爪が係止可能なスリット孔が設けられ、
該仕切板の該差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、該仕切板の該第1差込溝または該第2差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、
該第1連結部材により該仕切板が該側板または該背板に対し連結固定され、該第2連結部材により該一方の仕切板と他方の仕切板とが連結固定されることを特徴とする。
この発明の仕切板取付構造によれば、側板と仕切板の連結或いは背板と仕切板の連結に、第1連結部材を用いて連結固定し、仕切板同士の連結には、第2連結部材を用いて連結固定するため、各種の厚さや構造の側板、背板を有した引出し内に、複数の仕切板を任意の形態に配置して取り付けることができる。
また、上記第1連結部材の差込溝及び第2連結部材の第1差込溝、第2差込溝の内側に係止爪を設けるとともに、上記仕切板にスリット孔を設けているので、該仕切板のそれら差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、仕切板を定位置に確実に連結固定することができる。
ここで、上記第1連結部材の側板等嵌着部は、丸パイプ、角パイプ、丸棒、角棒などの棒状材を嵌合させる棒状材嵌合部と、厚板を嵌合させる厚板嵌合部と、金属板を略L字状に折り曲げた折り曲げ部を嵌合させる折曲板嵌合部とを一体的に備えた形状に、一体成形することが好ましい。
これによれば、引出しの側板または背板の上部が、厚板、棒状材、或いは金属板を略L字状に折り曲げた折り曲げ部である場合、これらの部材に対し、共通の第1連結部材を用いて、仕切板を側板または背板に良好に連結固定することができる。
また、上記第1連結部材の側板等嵌着部には、棒状材及び厚板を、弾性力をもって押圧保持する弾性押え片が設けられ、金属板の折り曲げ部を支持する薄板支持片が設けられた構成とすることができる。このような弾性押え片と薄板支持片を側板等嵌着部に設けた第1連結部材は、各種の側板や背板に対し側板等嵌着部を、ガタツキなく簡単に嵌め込み、第1連結部材の差込溝に差し込まれた仕切板を、側板などに対し連結固定することができる。
またここで、上記仕切板取付構造において、さらに上記前板に対し上記仕切板を支持する支持部材が配設され、該支持部材には、該仕切板の端部を差し込む差込溝を持つ差込部が設けられるとともに、該差込部の側部に平坦縦板部が設けられ、該平坦縦板部を引出しの前板の内側面に当接させるように構成することができる。
これによれば、引出しの前板の内側面に、仕切板を突き合わせるように直角に配置する場合、仕切板の端部に支持部材の差込部を差し込んで取り付け、平坦縦板部を前板の内側面に当接させて、該仕切板を安定して取り付けることができる。
またここで、上記仕切板取付構造において、さらに仕切板を引出しの底板上で支持する底部支持部材が配設され、該底部支持部材は、引出しの底板上に載置可能な平坦基部の上に、上記仕切板の下端部を差し込む差込部を設けて構成することができる。これによれば、底部支持部材の差込部に仕切板の下端部を差し込んで底板支持部材を装着し、平坦基部を引出しの底板上に載置して、該仕切板を底板上で安定して支持することができる。
この発明によれば、各種の厚さや構造の側板や背板を有した引出し内に、仕切板を、各種の形態で取り付けることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は引出し1の引出し本体内に、一例として、大形の1枚の仕切板11と小形の2枚の仕切板12を連結固定した仕切板取付構造を示している。
引出し1は、図1,2に示すように、底板6上の両側に側板2を立設し、その背面側に背板4を立設し、正面に前板5を固定し、さらに側板2の上方両側に棒状材7を連結して、箱状に構成される。棒状材7としては、丸棒のほか、角棒、丸パイプ、角パイプなどが用いられる。
引出し1内には、1枚の仕切板11と2枚の仕切板12が相互に直交するように配設され、連結固定される。3枚の仕切板11,12は、図5,6に示すように、小形の2枚の仕切板12の端部が大形の仕切板11の中間部に直角に突き合わされるように配置され、第1連結部材20及び第2連結部材30によってそれらが連結される。
仕切板11は、図7(a)に示すように、金属板を略長方形状に裁断して形成され、底部側と両側の端部に、各々、スリット孔11aが底面と側面と平行に穿設される。仕切板11の両側下部は、円弧状に形成され、両側上部は直角角部として形成される。仕切板12は、図7(b)に示すように、金属板を略長方形状に裁断して、小形に形成され、4個の角部は、直角角部として形成される。仕切板12の底部側と両側の端部に、各々、スリット孔12aが底面と側面と平行に穿設される。仕切板11,12に嵌着される第1連結部材20と第2連結部材30及び支持部材40と底部支持部材50は、スリット孔11a、12aのある端部位置に、ガタツキなく安定して係止され嵌着されるようになっている。
第1連結部材20は、図1,2に示す如く、仕切板11,12を、引出し1の両側の棒状材7または背板4に連結固定するために、図8、9に示す如く、側板2または背板4の上端部に嵌着される側板等嵌着部21と、仕切板11,12の端部を差し込むための差込溝23を持つ差込部22とを備え、硬質合成樹脂により一体成形される。差込部22の上方には、間隔をあけてカバー板24が水平横方向に突設され、仕切板11,12の上端部をカバーするようになっている。
側板等嵌着部21は、図9に示す如く、側面視を略L字状としたL形部21aを基部に有して形成され、その背面部に、弾性押え片28が設けられる。弾性押え片28は、図16〜18に示す如く、棒状材7及び厚板8を、弾性力をもって押圧保持する形状に形成され、ここでは側面視を略S字状に曲折した形状に形成される。
弾性押え片28は、L形部21aの上部に、膨出円弧状曲面部を延設し、その膨出円弧状曲面部の下側先端部に、凹状円弧曲面部を設けたS字状に形成される。弾性押え片28の先端部は、硬質合成樹脂のばね状弾性により、弾性力をもって図9(b)の左右方向に曲げることができる。これにより、図16〜18に示す如く、棒状材7や厚板8を側板等嵌着部21内に嵌入した場合、弾性押え片28は弾性力を持って押え、これらを保持する形状となっている。
さらに図9(b)に示す如く、弾性押え片28の凹状円弧曲面部の内側に、薄板支持片29が突設される。この薄板支持片29は、図19に示すように、側板2または背板4が金属板9から形成され、その上端に折り曲げ部9aから形成される場合、この折り曲げ部9aの端部を係止して、側板等嵌着部21内に金属板9の上部を嵌入したとき、薄板支持片29が側板等嵌着部21内で折り曲げ部9aを保持する構造である。
このように、弾性押え片28と薄板支持片29を備えた側板等嵌着部21は、図16、17のように、棒状材7に嵌合された場合、棒状材嵌合部25として機能し、図18のように、厚板8に嵌合された場合、厚板嵌合部26として機能し、図19のように、金属板9の折り曲げ部9aに嵌合された場合、折曲板嵌合部27として機能する。これにより、引出し1の側板2または背板4が、棒状材7、厚板8或いは金属板9の何れの場合であっても、共通の側板等嵌着部21をもって嵌着できる構造となっている。
図8,9に示す如く、第1連結部材20には、上記側板等嵌着部21のL形部21aの正面側に、仕切板11,12の端部を差し込むための差込部22が一体成形される。差込部22には、差込溝23が鉛直方向に、正面及び上部と下部を開口して設けられ、仕切板11,12の端部を差込溝23内に密に差し込むことができるようになっている。
また、差込溝23内には、係止爪23aが突設され、図15に示す如く、仕切板11,12の端部を差込溝23内の所定位置に差し込んだとき、係止爪23aが仕切板に設けたスリット孔11a,12aに係止される。これにより、差込部22と仕切板11,12とは所定位置で確実に係止され、第1連結部材20はガタツキなく仕切板11,12の端部に連結することができる。
なお、図15に示す如く、差込溝23内の、係止爪23aに対向した内側面に、凹部が形成され、仕切板11,12を差込溝23内に挿入したとき、差込部22の両側が容易に弾性変形して、仕切板の端部が係止爪23aを容易に乗り越えて嵌入できるように形成されている。
第2連結部材30は、図1,2などに示す如く、2枚の仕切板11,12を直交状態(一方の仕切板11の中間部に他方の仕切板12の先端を直角に突き合わせる形態)で連結するために使用される。
この第2連結部材30は、図10,11に示すように、一方の仕切板11の上端部を差し込む第1差込溝32を有した第1差込部31と、他方の仕切板12の先端部を差し込む第2差込溝34を有した第2差込部33とをから構成され、個硬質合成樹脂により一体成形される。
第2連結部材30の第1差込部31の第1差込溝32は、仕切板11,12の上端部を密に差込可能な厚さ空間を持って形成され、その下部と両側部が開口している。このような開口を持つ第1差込溝32内に、図11(b)の如く、仕切板11の中間部上端が差し込まれ、それにより、第2連結部材30は仕切板11上に保持されることとなる。
一方、第2連結部材30の第1差込部31の正面側には、第2差込部33が直角方向に突設され、一体に成形される。第2差込部33内には、第1差込溝32と直角方向に第2差込溝34が形成され、第2差込溝34の正面、上面及び下面が開口する。このような開口を持つ第2差込溝34内に、図11(b)のように、仕切板12の端部が差し込まれ、それにより、仕切板12は仕切板11に対し、その端部を直角に付き合わせた状態となり、仕切板11、12は第2連結部材30によりその状態に連結される。
また、第2差込溝34内には、係止爪34aが突設され、仕切板12の端部を第2差込溝34内の所定位置に差し込んだとき、係止爪34aが仕切板12に設けたスリット孔12aに係止される。これにより、第2差込部33と仕切板12とは所定位置で確実に係止され、第2連結部材30はガタツキなく仕切板12の端部に連結することができる。なお、図11(c)に示す如く、第2差込溝34内の、係止爪34aに対向した内側面に、凹部が形成され、仕切板12を第2差込溝34内に挿入したとき、第2差込部33の両側が容易に弾性変形して、仕切板の端部が係止爪34aを容易に乗り越えて嵌入できるように形成されている。
図12に示す支持部材40は、図2に示す如く、仕切板12の前上端部に嵌着され、その平坦縦板部43が前板5の内側面に当接して仕切板12を前板5に対し支持するように使用される。
この支持部材40は、図12に示すように、前部に仕切板12を差し込むための差込部41を有し、差込部41の背面側に、平坦縦板部43が前板5の内側面に当接可能に設けられる。平坦縦板部43の背面は鉛直面として形成され、平坦縦板部43の前部に差込部41が一体形成される。
支持部材40の差込部41は、上記第1連結部材20の差込部22と同様に、仕切板12の端部を差し込むために形成され、差込部41には、差込溝42が鉛直方向に、正面及び上部と下部を開口して設けられ、仕切板12の端部を差込溝42内に密に差し込むことができるようになっている。また、差込溝42内には、係止爪42aが突設され、仕切板12の端部を差込溝42内の所定位置に差し込んだとき、係止爪42aが仕切板12に設けたスリット孔12aに係止される。
これにより、差込部41と仕切板12とは所定位置で確実に係止され、支持部材40はガタツキなく仕切板12の端部に嵌着される。なお、図13(c)に示す如く、差込溝42内の、係止爪42aに対向した内側面に、凹部が形成され、仕切板12を差込溝42内に挿入したとき、差込部41の両側が容易に弾性変形して、仕切板12の端部が係止爪42aを容易に乗り越えて嵌入できるように形成されている。
図14に示す底部支持部材50は、図1、2等に示す如く、仕切板11、12の下端部に嵌着され、その平坦基部51が底板6に当接して仕切板11、12を底板6上で支持するように使用される。
この底部支持部材50は、図14に示すように、下部に平坦基部51が設けられ、平坦基部51の上部に仕切板11、12を差し込むための差込部52を設け、硬質合成樹脂等により一体成形される。平坦基部51の底面は平坦に形成され、引出し1の底板6上に安定して載置可能に形成される。上部の差込部52は、上方から仕切板11、12を差し込むように、差込溝53が鉛直縦方向に形成され、差込溝53の正面、上面、及び背面はスリット状に開口し、仕切板11,12を差し込むことができる。
また、差込溝53内には、係止爪53aが突設され、仕切板11、12の下端部を差込溝53内の所定位置に差し込んだとき、係止爪53aが仕切板11、12に設けたスリット孔11a、12aに係止される。これにより、仕切板11、12に対し底部支持部材50は、所定位置で確実に係止され、ガタツキなく仕切板11、12の下端部に嵌着される。なお、図14(c)に示す如く、差込溝53内の、係止爪53aに対向した内側面に、凹部が形成され、仕切板11、12を差込溝53内に挿入したとき、差込部52の両側が容易に弾性変形して、仕切板の端部が係止爪53aを容易に乗り越えて嵌入できるように形成されている。
次に、上記引出し1における、仕切板、連結部材等の使用形態を説明する。例えば、引出し1内を、図1、2に示すように、1枚の仕切板11と2枚の仕切板12を用いて仕切る場合、第1連結部材20、第2連結部材30、支持部材40及び底部支持部材50を使用して、各仕切板11,12を所定の形態で取り付け連結固定する。
なお、仕切板11,12は、引出し1の引出し本体内の形状と寸法に合せて、金属板を裁断し、所定の大きさに形成される。また、仕切板11,12の枚数は、引出し1の大きさ、形状に合せて決めることができ、例えば、2枚の仕切板11と3枚の仕切板12を使用して、引出し内を仕切ることもできる。第1連結部材20、第2連結部材30、支持部材40及び底部支持部材50は、共通部品として、各種の大きさの引出しや仕切板に使用可能である。
1枚の仕切板11と2枚の仕切板12は、図5,6に示すように配置され、仕切板11の両側上端部に、第1連結部材20が嵌着される。第1連結部材20は、その差込部22の差込溝23内に仕切板11の上端部を差し込むだけで、仕切板11のスリット孔11aに差込溝23の係止爪23aが係止され、定位置に嵌着することができる。
また、一方の仕切板12には、その両側上端部に、第2連結部材30と支持部材40とが嵌着され、他方の仕切板12の両側上端部には、第1連結部材20と第2連結部材30とが嵌着される。第2連結部材30は、上記と同様、仕切板12の上端部を差込溝23に差し込むのみで、定位置に簡単かつ適正に嵌着することができる。
第2連結部材30は、その第2差込部33の第2差込溝34内に仕切板12の上端部を差し込むと、仕切板12のスリット孔12aに第2差込溝34の係止爪34aが係止され、定位置に嵌着される。支持部材40も、上記と同様、その差込部41の差込溝42内に仕切板12の上端部を差し込むだけで、仕切板12のスリット孔12aに差込溝42の係止爪42aが係止され、定位置に嵌着することができる。
底部支持部材50は、その上部に上向きに設けた差込溝53に、仕切板11,12の下部を上から差し込むことにより、嵌着される。この場合も、上記と同様、仕切板11,12のスリット孔11a、12aに差込溝53の係止爪53aが係止され、定位置に嵌着することができる。
上記のように、第1連結部材20、第2連結部材30、支持部材40を仕切板11,12の上端部に嵌着した状態で、図5,6の如く、1枚の仕切板11と2枚の仕切板12を相互に直交方向に配置し、2枚の仕切板12に端部を1枚の仕切板11の側面に直角に突き合わせるように配置し、この状態で、第2連結部材30の第1差込部31の第1差込溝32内に、仕切板11の上端部を下側から差し込む。これにより、1枚の仕切板11と2枚の仕切板12は、図5,6に示す形態で、相互に直交方向に連結された状態となる。
この状態の仕切板11,12を、図1,2に示すように、引出し1内に上から挿入し、仕切板11の両側に取り付けた第1連結部材20の側板等嵌着部21の棒状材嵌合部25を、側板2の棒状材7に対し上から押し込み、仕切板12の端部に取り付けた第1連結部材20の側板等嵌着部21を背板4に対し上から押し込むむのみで、簡単に嵌め込むことができる。これにより、図16に示す如く、側板等嵌着部21の弾性押え片28が丸棒の棒状材7を、弾性を持って押圧保持し、仕切板11は引出し1内で両側の棒状材7間に連結固定され、仕切板12は背板4に対し連結される。なお、棒状材7が丸パイプの場合も同様であり、さらに、棒状材7が角パイプの場合、図17に示すように、側板等嵌着部21の弾性押え片28が棒状材7を、弾性を持って押圧保持することとなる。
さらに、仕切板12の端部に嵌着した第1連結部材20の側板等嵌着部21は、引出し1の背板4に上から差し込むように嵌着される。このとき、背板4が厚板8から構成される場合、図18に示すように、側板等嵌着部21の厚板嵌合部26が背板4(厚板8)の上部に良好に嵌着されることとなる。なお、図18に示す厚板8は比較的薄く形成された板材であるが、厚板8の厚さが比較的厚い場合、図18の仮想線で示すように、側板等嵌着部21の弾性押え片28は図の右側に撓んだ状態となり、板厚の厚い厚板8であっても、弾性保持することができる。
さらに、背板4が金属板9から構成される場合、図19に示すように、側板等嵌着部21の折曲板嵌合部27が金属板9の折り曲げ部9aの上部に良好に嵌着される。一方、図2に示すように、仕切板12の端部に嵌着した支持部材40は、その平坦縦板部43が引出し1の前板5の内側面に当接して支持されることとなる。
このように、引出し1の側板2の棒状材7と仕切板11の連結或いは背板4と仕切板12の連結に、第1連結部材20を用いて連結固定し、仕切板11,12同士の連結には第2連結部材30を用いて連結固定するため、各種の厚さや構造の側板2、背板4を有した引出し1内に、複数の仕切板を任意の形態に配置して取り付けることができる。
また、第1連結部材20の側板等嵌着部21には、丸パイプ、角パイプ、丸棒、角棒などの棒状材7を嵌合させる棒状材嵌合部25、厚板を嵌合させる厚板嵌合部26、及び金属板を略L字状に折り曲げた折り曲げ部を嵌合させる折曲板嵌合部27が、一体的に設けられるので、引出し1の側板2または背板4の上部が、厚板、棒状材、或いは金属板を略L字状に折り曲げた折り曲げ部である場合、これらの部材に対し、共通の第1連結部材20を用いて、仕切板11,12を側板2または背板4に、良好に連結固定することができる。
さらに、引出し1の前板5に対しては、支持部材40を仕切板12の端部に嵌着し、その平坦縦板部43を前板5に当接させて支持させることができ、底板6に対しては、仕切板11,12の底部に底部支持部材50を嵌着して、支持させることができる。
1 引出し
2 側板
4 背板
5 前板
6 底板
7 棒状材
8 厚板
9 金属板
9a 折り曲げ部
11 仕切板
11a スリット孔
12 仕切板
12a スリット孔
20 第1連結部材
21 側板等嵌着部
21a L形部
22 差込部
23 係止爪
23 差込溝
23a 係止爪
24 カバー板
25 棒状材嵌合部
26 厚板嵌合部
27 折曲板嵌合部
28 弾性押え片
29 薄板支持片
30 第2連結部材
31 第1差込部
32 第1差込溝
33 第2差込部
34 第2差込溝
34a 係止爪
40 支持部材
41 差込部
42 差込溝
42a 係止爪
43 平坦縦板部
50 底部支持部材
51 平坦基部
52 差込部
53 差込溝
53a 係止爪
2 側板
4 背板
5 前板
6 底板
7 棒状材
8 厚板
9 金属板
9a 折り曲げ部
11 仕切板
11a スリット孔
12 仕切板
12a スリット孔
20 第1連結部材
21 側板等嵌着部
21a L形部
22 差込部
23 係止爪
23 差込溝
23a 係止爪
24 カバー板
25 棒状材嵌合部
26 厚板嵌合部
27 折曲板嵌合部
28 弾性押え片
29 薄板支持片
30 第2連結部材
31 第1差込部
32 第1差込溝
33 第2差込部
34 第2差込溝
34a 係止爪
40 支持部材
41 差込部
42 差込溝
42a 係止爪
43 平坦縦板部
50 底部支持部材
51 平坦基部
52 差込部
53 差込溝
53a 係止爪
Claims (5)
- 側板及び背板を設けて矩形箱型に形成された引出し内に、複数の仕切板が、該側板または該背板に端部を連結して取り付けられる引出しの仕切板取付構造において、
該側板または該背板の上端部に嵌着される側板等嵌着部と該仕切板の端部を差し込む差込溝を持つ差込部とを設けた第1連結部材と、
一方の仕切板に対し他方の仕切板の端部を突き合わせて直角に連結するために、該一方の仕切板の上端部を差し込む第1差込溝と、該他方の仕切板の端部を差し込む第2差込溝とを有した第2連結部材と、
を備え、
該第1連結部材の該差込溝の内側に係止爪が設けられるとともに、該第2連結部材の該第1差込溝及び該第2差込溝の内側に係止爪が設けられ、
該仕切板には該係止爪が係止可能なスリット孔が設けられ、
該仕切板の該差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、該仕切板の該第1差込溝または該第2差込溝への差し込み時、該係止爪が該スリット孔に係止され、
該第1連結部材により該仕切板が該側板または該背板に対し連結固定され、該第2連結部材により該一方の仕切板と他方の仕切板とが連結固定されることを特徴とする引出しの仕切板取付構造。 - 前記第1連結部材の側板等嵌着部は、棒状材を嵌合させる棒状材嵌合部と、厚板を嵌合させる厚板嵌合部と、金属板を略L字状に折り曲げた折り曲げ部を嵌合させる折曲板嵌合部とを一体的に備えた形状に、一体成形されたことを特徴とする請求項1記載の引出しの仕切板取付構造。
- 前記前板に対し仕切板を支持する支持部材が配設され、該支持部材には、該仕切板の端部を差し込む差込溝を持つ差込部が設けられるとともに、該差込部の側部に平坦縦板部が設けられ、該平坦縦板部を前記引出しの前板の内側面に当接させることを特徴とする請求項1記載の引出しの仕切板取付構造。
- 前記仕切板を引出しの底板上で支持する底部支持部材が配設され、該底部支持部材には、該引出しの底板上に載置可能な平坦基部の上に、該仕切板の下端部を差し込む差込部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の引出しの仕切板取付構造。
- 前記第1連結部材の側板等嵌着部には、弾性力をもって前記棒状材または前記厚板を押圧保持する弾性押え片が設けられるとともに、前記金属板の折り曲げ部を支持する薄板支持片が設けられたことを特徴とする請求項2記載の引出しの仕切板取付構造。
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---|---|---|---|
JP2016003021A JP2017121443A (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 引出しの仕切板取付構造 |
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---|---|---|---|---|
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JP2021069816A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 引き出し |
JP2021069815A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 引き出し |
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-
2016
- 2016-01-08 JP JP2016003021A patent/JP2017121443A/ja active Pending
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