JP2016085092A - ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】目的地の指定方法に応じて経路案内の終了タイミングを好適に変更することが可能なナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】ナビゲーション装置1は、目的地が設定された場合、設定された目的地の指定方法と距離閾値Lthとを関連付けた距離閾値決定テーブルTdを参照して、距離閾値Lthを決定する。そして、ナビゲーション装置1は、現在位置から目的地までの距離である目的地距離Ltagが距離閾値Lth以下になった場合、経路案内を終了する。この場合、ナビゲーション装置1は、目的地の指定方法が曖昧であるほど、距離閾値Lthを長く設定し、経路案内の終了地点を設定された目的地から遠くする。
【選択図】図2

Description

本発明は、経路案内の終了タイミングを決定する技術に関する。
従来から、経路案内の終了タイミングを柔軟に決定する技術が存在する。例えば、特許文献1には、出発地から目的地までの全ルート距離に対する現在位置から目的地までのルート残距離の割合と、車両が当該現在位置で不活性状態となっていた時間とに応じてルート案内を終了するナビゲーション装置が開示されている。
特開2005−308427号公報
ナビゲーション装置にユーザが目的地を設定する場合、詳細位置を指定して目的地を正確に設定することもあれば、大まかな場所を指定して目的地を設定することもある。特許文献1では、目的地の位置が正確に設定された場合と、大まかに設定された場合との区別をしていないため、目的地の位置が正確に設定された場合でも、当該目的地に接近する前にルート案内が終了してしまうという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、目的地の指定方法に応じて経路案内の終了タイミングを好適に変更することが可能なナビゲーション装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、ナビゲーション装置であって、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、ナビゲーション装置であって、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段と、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、ナビゲーション装置であって、過去において、検索、設定、または登録した地点と、当該地点がユーザ入力により指定された指定地点またはユーザ入力により指定された指定領域の代表地点のいずれかであるかに基づいて設定された距離閾値とを、関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された地点の中からユーザが選択した地点を目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が、前記目的地として設定された地点に関連付けて前記記憶手段に記憶された距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、ナビゲーション装置が実行する制御方法であって、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を有するナビゲーション装置が実行する制御方法であって、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
ナビゲーション装置の概略構成を示す。 第1実施例に係る距離閾値決定テーブルの一例を示す。 第1実施例に係る経路案内処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施例に係る距離閾値決定テーブルの一例を示す。 第2実施例に係る経路案内処理の手順を示すフローチャートである。 変形例に係るナビゲーションシステムの構成例を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、ナビゲーション装置は、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備える。
上記ナビゲーション装置は、目的地設定手段と、経路案内手段と、距離閾値設定手段と、制御手段とを備える。目的地設定手段は、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する。距離閾値設定手段は、目的地として指定地点、または代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する。制御手段は、移動体と目的地までの距離が距離閾値以下となった場合に、経路案内手段に経路案内を終了させる。この態様により、ナビゲーション装置は、目的地として設定する地点が明確に指定された場合と、目的地が領域により曖昧に指定された場合とで、それぞれ好適なタイミングで経路案内を終了させることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、ナビゲーション装置は、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段と、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備える。
一般に、地図上で目的地が指定された際の地図の縮尺によって、目的地設定の正確性が異なる。従って、ナビゲーション装置は、地図上で目的地が指定された場合に、指定時の地図の縮尺に応じて距離閾値を決定することで、経路案内を終了するタイミングを適切に決定することができる。
上記ナビゲーション装置の一態様では、前記距離閾値設定手段は、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺が、詳細な地図を表示させる縮尺であるほど、前記距離閾値の長さを短くする。この態様では、ナビゲーション装置は、指定地点が指定された際の地図の縮尺が、詳細な地図を表示させる縮尺であるほど、目的地が正確に設定されているものとみなし、経路案内の終了地点を設定された目的地に近付ける。これにより、ナビゲーション装置は、目的地が正確に設定されている場合に、目的地に向かう途中で経路案内がユーザの意図に反して終了してしまうのを好適に抑制することができる。
上記ナビゲーション装置の他の一態様では、ナビゲーション装置は、前記移動体が活性状態であるか不活性状態であるかを検出する検出手段をさらに備え、前記距離閾値設定手段は、前記距離閾値として、第1距離閾値と第2距離閾値を設定し、前記制御手段は、前記移動体から前記目的地までの距離が、前記移動体が活性状態を継続した状態で前記第1距離閾値以下となった場合、又は、前記移動体が不活性状態から活性状態になったのを前記検出手段が検出した際に前記第2距離閾値以下である場合に、前記経路案内を終了させる。この態様では、ナビゲーション装置は、移動体が不活性状態から活性状態になった場合には、他の場合と異なる距離閾値を設けることで、移動体が不活性状態から活性状態になったときに、不必要な経路案内の継続を好適に抑制することができる。
上記ナビゲーション装置の他の一態様では、前記距離閾値設定手段は、前記第2距離閾値を前記第1距離閾値より長くなるように設定する。この態様により、ナビゲーション装置は、移動体が不活性状態から活性状態になったときに、既に必要がなくなった目的地への経路案内を継続するのを好適に抑制することができる。
上記ナビゲーション装置の他の一態様では、ナビゲーション装置は、前記距離閾値設定手段が設定した距離閾値と、前記目的地設定手段が設定した目的地とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、前記目的地設定手段は、前記記憶手段に記憶される目的地の履歴からユーザ入力により選択された地点を、次に案内すべき目的地として設定し、前記制御手段は、前記移動体と前記目的地までの距離が、前記目的地として設定された地点に関連づけられて前記記憶手段に記憶された距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる。この態様により、ナビゲーション装置は、一度設定された目的地の履歴から目的地を設定した場合であっても、距離閾値を適切に設定することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、ナビゲーション装置は、過去において、検索、設定、または登録した地点と、当該地点がユーザ入力により指定された指定地点またはユーザ入力により指定された指定領域の代表地点のいずれかであるかに基づいて、又は当該地点が地図上で指定された場合には指定時での当該地図の縮尺に基づいて設定された距離閾値とを、関連付けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された地点の中からユーザが選択した地点を目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が、前記目的地として設定された地点に関連付けて前記記憶手段に記憶された距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、を備える。この態様により、ナビゲーション装置は、過去において、検索、設定、または登録した地点が目的地として設定された場合であっても、当該地点が検索、設定、または登録されたときの指定方法に応じて、距離閾値を好適に定めることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、ナビゲーション装置が実行する制御方法であって、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、を有する。ナビゲーション装置は、この制御方法を実行することで、目的地として設定する地点が明確に指定された場合と、目的地が領域により曖昧に指定された場合とで、それぞれ好適なタイミングで経路案内を終了させることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を有するナビゲーション装置が実行する制御方法であって、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、を有する。ナビゲーション装置は、この制御方法を実行することで、地図上で目的地が指定された場合に、指定時の地図の縮尺に応じて経路案内を終了するタイミングを適切に決定することができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、コンピュータが実行するプログラムであって、ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、目的地として設定する地点が明確に指定された場合と、目的地が領域により曖昧に指定された場合とで、それぞれ好適なタイミングで経路案内を終了させることができる。
本発明の他の好適な実施形態によれば、地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段として前記コンピュータを機能させる。ナビゲーション装置は、このプログラムを実行することで、地図上で目的地が指定された場合に、指定時の地図の縮尺に応じて経路案内を終了するタイミングを適切に決定することができる。好適には、上述のプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な第1及び第2実施例について説明する。
<第1実施例>
まず、第1実施例について説明する。
[ナビゲーション装置の構成]
図1は、ナビゲーション装置1の概略構成を示す。ナビゲーション装置1は、例えば据置型のナビゲーション装置や経路案内を行う携帯端末であって、図1に示すように、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ROM23などに記憶された制御プログラムを実行することで、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。
例えば、システムコントローラ20は、目的地を指定する入力を入力装置60により受け付けることで、経路案内に用いる目的地を設定する。ここで、システムコントローラ20は、既存の種々の方法により、目的地を指定する入力を受け付ける。例えば、システムコントローラ20は、表示ユニット40に表示させた地図上で目的地をユーザに指定させたり、住所又は電話番号を入力させることで目的地をユーザに指定させたり、データ記憶ユニット36が記憶する登録地点や目的地等の履歴から目的地をユーザに指定させたりする。そして、システムコントローラ20は、GPS受信機18の出力により認識した現在位置と目的地との距離(「目的地距離Ltag」とも呼ぶ。)が所定の閾値(「距離閾値Lth」とも呼ぶ。)になった場合に、経路案内を終了する。ここで、目的地距離Ltagは、現在位置と目的地との直線距離であってもよく、現在位置と目的地との案内経路に沿った距離であってもよい。後述するように、システムコントローラ20は、距離閾値Lthを、目的地の指定方法に応じた距離に設定する。システムコントローラ20は、本発明における「目的地設定手段」、「経路案内手段」、「距離閾値設定手段」、「制御手段」及びプログラムに基づき動作する「コンピュータ」の一例である。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。また、データ記憶ユニット36は、目的地の指定方法に応じた距離閾値Lthを規定するテーブル(「距離閾値決定テーブルTd」とも呼ぶ。)を記憶する。さらに、データ記憶ユニット36は、後述するように、設定された目的地の履歴を、当該目的地への経路案内で使用した距離閾値Lthと関連付けて記憶したり、設定された登録地点を、当該登録地点の指定方法に応じた距離閾値Lthと関連付けて記憶したりする。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯端末や専用の通信モジュールなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(登録商標、Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データなどを表示画面上に表示する。この場合、表示ユニット40は、ユーザ入力に基づき、表示させる地図の縮尺を適宜変更する。
表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、画像表示部として機能し、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式の場合、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
[距離閾値の決定方法]
次に、距離閾値Lthの決定方法について説明する。概略的には、システムコントローラ20は、目的地の指定方法が曖昧なほど、即ち目的地の指定が大まかであるほど、距離閾値Lthを高く設定する。
上述の距離閾値Lthの設定方法の妥当性について補足説明する。一般に、大まかに目的地が設定された場合には、ユーザが意図する本来の目的地と設定された目的地との距離が離れている可能性がある。従って、この場合、システムコントローラ20は、本来の目的地に到着しても経路案内が継続されてしまうのを防ぐため、距離閾値Lthを長くする。また、大まかに目的地が設定された場合には、本来の目的地付近まで到達できれば、その先の経路をユーザが知っている可能性が高い。よって、この場合、距離閾値Lthを高く設定して設定された目的地から少し離れた地点で経路案内を終了させても、ユーザにとって支障がない可能性が高い。
一方、明確に(即ちピンポイントで)目的地が指定された場合には、指定された目的地は、ユーザが意図する目的地と一致する可能性が高い。よって、この場合には、システムコントローラ20は、距離閾値Lthを短くすることで、目的地又はその直前まで経路案内を実行する。
以下では、地図、電話番号、住所により目的地を定める場合と、登録地点等から目的地を選ぶ場合とに分けて説明する。
(1)地図、電話番号、住所により目的地を定める場合
図2は、システムコントローラ20が距離閾値Lthを設定する際に参照する距離閾値決定テーブルTdの一例を示す。図2に示す距離閾値決定テーブルTdでは、目的地の指定方法ごとに、距離閾値Lthとして設定すべき距離が関連付けられている。
図2の距離閾値決定テーブルTdは、地図上で目的地を指定する場合と、電話番号で目的地を指定する場合と、住所で目的地を指定する場合の各距離閾値Lthについて規定し、いずれの場合も、目的地を詳細に設定するほど、距離閾値Lthが小さい値になっている。
例えば、地図上で目的地を指定する入力を受け付ける場合、システムコントローラ20は、地図の縮尺が、詳細な地図を表示させる縮尺であるほど、距離閾値Lthを小さくする。具体的には、図2の距離閾値決定テーブルTdによれば、地図上の1cmを実際の1kmとする縮尺(「1kmスケール」とも呼ぶ。)で地図を表示した状態で、目的地を地図上で指定する入力があった場合、システムコントローラ20は、距離閾値Lthを「2km」に設定する。同様に、システムコントローラ20は、地図上の1cmを実際の200mとする縮尺(「200mスケール」とも呼ぶ。)で地図を表示した状態で、目的地が地図上で指定された場合には、距離閾値Lthを「400m」に設定し、地図上の1cmを実際の50mとする縮尺(「50mスケール」とも呼ぶ。)で地図を表示した状態で目的地が指定された場合には、距離閾値Lthを「100m」に設定する。
また、電話番号や住所により目的地が指定される場合、システムコントローラ20は、入力された情報が地点を指し示すときには、入力された情報がエリアを指し示すときよりも、距離閾値Lthを小さくする。
具体的には、電話番号を指定して目的地を決定する場合、市内局番のみが入力されたときには、システムコントローラ20は、入力された市内局番に対応するエリアのみが特定可能であることから、距離閾値Lthを比較的大きい「1km」に設定する。一方、システムコントローラ20は、加入者番号まで入力されたときには、入力された加入者番号が示す施設等を具体的に特定できる(即ち地点を特定できる)ことから、距離閾値Lthを比較的小さい「20m」に設定する。同様に、住所を指定して目的地を決定する場合、システムコントローラ20は、市区町村名のみが指定されたとき、即ち、最も大まかなエリアが指定されたときには、距離閾値Lthを最も大きい「2km」に設定し、丁目や大字名又は小字名まで指定されていた場合には、距離閾値Lthを「400m」に設定する。一方、システムコントローラ20は、番地まで指定されていた場合には、目的地に設定すべき地点が具体的に特定可能であることから、距離閾値Lthを最も小さい「20m」に設定する。
なお、システムコントローラ20は、市内局番までの電話番号で目的地が指定された場合や、市区町村名までの住所で目的地が指定された場合など、地点ではなくエリアが指定された場合、指定されたエリアの代表地点を、目的地に設定する。この場合の代表地点は、例えば、指定されたエリアの中心地点や代表的な施設がある地点などに設定される。
(2)登録地点又は履歴から目的地を設定する場合
次に、予めナビゲーション装置1に登録された登録地点や、地点検索の履歴や目的地の履歴などからユーザが選択した地点を目的地として設定する場合について説明する。
まず、システムコントローラ20は、登録地点を登録する際、又は、地点検索が実行された際、若しくは目的地が設定された際に、これらの地点と、対応する距離閾値Lthとを関連付けてデータ記憶ユニット36に記憶しておく。この場合、システムコントローラ20は、登録地点を登録する際、又は、地点検索が実行された際には、登録地点又は地点検索の指定方法に応じて、図2の距離閾値決定テーブルTdを参照して、対応する距離閾値Lthを認識し、登録する登録地点又は検索された地点と関連付けてデータ記憶ユニット36に記憶する。また、システムコントローラ20は、目的地を設定した場合には、図2の距離閾値決定テーブルTdを参照して決定した距離閾値Lthを、設定した目的地と関連付けてデータ記憶ユニット36に記憶する。
そして、システムコントローラ20は、登録地点や、地点検索の履歴や目的地の履歴などからユーザが選択した任意の地点を目的地として設定した場合、関連付けて記憶した距離閾値Lthをデータ記憶ユニット36から抽出する。これにより、システムコントローラ20は、登録地点や、地点検索の履歴や目的地の履歴などから目的地が選択された場合であっても、選択された地点が登録、検索、または設定された時の指定方法に応じて好適に距離閾値Lthを設定し、経路案内の終了判定を行うことができる。
[処理フロー]
図3は、第1実施例に係る経路案内処理の手順を示すフローチャートである。システムコントローラ20は、図3のフローチャートの処理を、繰り返し実行する。
まず、システムコントローラ20は、目的地が指定されたか否か判定する(ステップS101)。この場合、システムコントローラ20は、地図、電話番号、住所などにより目的地を指定する入力や、登録地点や目的地の履歴等のリストから目的地を選択する入力などを受け付ける。そして、システムコントローラ20は、目的地が指定されたと判断した場合(ステップS101;Yes)、ステップS102へ処理を進める。なお、システムコントローラ20は、市内局番までの電話番号で目的地が指定された場合や、市区町村名までの住所で目的地が指定された場合など、地点ではなくエリアが指定された場合、指定されたエリアの代表地点を、目的地に設定する。一方、システムコントローラ20は、目的地が指定されていない場合(ステップS101;No)、引き続き、目的地を指定する入力を受け付ける。
そして、ステップS102では、システムコントローラ20は、目的地の指定方法に応じて距離閾値Lthを設定する(ステップS102)。具体的には、システムコントローラ20は、[距離閾値の決定方法]のセクションで述べた方法に従い、距離閾値Lthを設定する。
次に、システムコントローラ20は、設定された目的地までの経路案内を実行する(ステップS103)。そして、システムコントローラ20は、経路案内の実行中では、目的地距離Ltagが距離閾値Lth以下になるか否か判定する(ステップS104)。そして、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが距離閾値Lth以下になったと判断した場合(ステップS104;Yes)、経路案内を終了する。一方、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが距離閾値Lthより長い場合(ステップS104;No)、目的地距離Ltagが距離閾値Lth以下になるまで経路案内を引き続き実行する。
以上説明したように、第1実施例に係るナビゲーション装置1は、指定された目的地の指定方法が曖昧であるほど、距離閾値Lthを長く設定し、経路案内の終了地点を設定された目的地から遠くする。これにより、ナビゲーション装置1は、曖昧に目的地が設定された場合に、不要な経路案内の継続を防ぐことができる。また、ナビゲーション装置1は、明確に目的地が指定された場合には、距離閾値Lthを短くして目的地又はその直前まで経路案内を実行し、指定された目的地まで確実にユーザを到達させることができる。
<第2実施例>
第2実施例では、ナビゲーション装置1は、車両のエンジンが継続してオンになっている場合に使用する距離閾値Lth(「第1距離閾値Lth1」とも呼ぶ。)と、エンジンがオフからオンに切り替わったときに使用する距離閾値Lth(「第2距離閾値Lth2」とも呼ぶ。)とを個別に設定する点で、第1実施例と異なる。即ち、第2実施例では、ナビゲーション装置1は、距離閾値Lthとして、第1距離閾値Lth1と第2距離閾値Lth2とを用いる。
第2実施例では、システムコントローラ20は、CAN(Controller Area Network)などにより、車両の状態を示す信号を、通信装置38により車両から受信することで、エンジンのオン及びオフの切り替えを検知する。システムコントローラ20は、本発明における「検出手段」の一例である。
次に、第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2の設定方法について説明する。
ナビゲーション装置1のシステムコントローラ20は、第1距離閾値Lth1よりも第2距離閾値Lth2を大きく設定する。一般に、設定された目的地周辺まで車両が近づいた時点でユーザがエンジンをオフにして車両を不活性状態にさせた場合、車両が不活性状態となった地点は、ユーザが意図する目的地であった可能性が高い。以上を勘案し、システムコントローラ20は、第1距離閾値Lth1よりも第2距離閾値Lth2を大きく設定する。これにより、ユーザが意図する目的地付近での停車後再び車両が始動した際に、経路案内が継続して実行されるのを好適に抑制することができる。また、第1実施例と同様に、システムコントローラ20は、指定された目的地の指定方法が曖昧であるほど、第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2を長く設定する。
図4は、第2実施例でデータ記憶ユニット36が記憶する距離閾値決定テーブルTdの一例である。図4の距離閾値決定テーブルTdは、地図上で目的地を指定する場合と、電話番号で目的地を指定する場合と、住所で目的地を指定する場合の各第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2について規定している。
そして、図4に示す距離閾値決定テーブルTdを参照した場合、システムコントローラ20は、いずれの場合も、第2距離閾値Lth2を、第1距離閾値Lth1よりも長い距離に設定する。さらに、システムコントローラ20は、いずれの場合も、目的地の指定方法が曖昧であるほど、第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2が大きい値なるように設定する。例えば、図4の例では、地図上で目的地を指定する場合、50mスケールのときが最も大きく、1kmスケールのときが最も小さくなり、200mスケールのときがこれらの中間値となるように、第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2がそれぞれ設定されている。また、各スケールにおいて、第1距離閾値Lth1よりも第2距離閾値Lth2の方が大きい値に設定されている。
次に、予めナビゲーション装置1に登録された登録地点や、地点検索の履歴や目的地の履歴などからユーザが選択した地点を目的地として設定する場合について説明する。
この場合、システムコントローラ20は、第1実施例と同様に、登録地点を登録する際、又は、地点検索が実行された際、若しくは目的地が設定された際に、図4に示す距離閾値決定テーブルTdを参照して、第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2を決定する。そして、システムコントローラ20は、登録、検索、又は設定された地点と、決定した第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2とを関連付けて、データ記憶ユニット36に記憶する。そして、システムコントローラ20は、登録地点、地点検索の履歴、または目的地の履歴の一覧から目的地を選択する入力を受け付けた場合、選択された地点に関連付けて記憶した第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2をデータ記憶ユニット36から抽出し、当該第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2に基づき、経路案内の終了判定を行う。
図5は、第2実施例に係る経路案内処理の手順を示すフローチャートである。システムコントローラ20は、図5のフローチャートの処理を、繰り返し実行する。
まず、システムコントローラ20は、目的地が指定されたか否か判定する(ステップS201)。この場合、システムコントローラ20は、地図、電話番号、住所などにより目的地を指定する入力や、登録地点や目的地の履歴等から目的地を指定する入力などを受け付ける。そして、システムコントローラ20は、目的地が指定されたと判断した場合(ステップS201;Yes)、ステップS202へ処理を進める。一方、システムコントローラ20は、目的地が指定されていない場合(ステップS201;No)、引き続き、目的地を指定する入力を受け付ける。
そして、ステップS202では、システムコントローラ20は、目的地の指定方法に応じて第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2を設定する(ステップS202)。具体的には、システムコントローラ20は、地図、電話番号又は住所に基づき目的地が指定された場合には、図4の距離閾値決定テーブルTd等を参照して第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2を決定し、登録地点や目的地の履歴等から目的地が選択された場合には、選択された地点に関連付けてデータ記憶ユニット36に記憶された第1距離閾値Lth1及び第2距離閾値Lth2を抽出する。
次に、システムコントローラ20は、設定された目的地までの経路案内を実行する(ステップS203)。そして、ナビゲーション装置1と共に移動する車両のエンジンがオフになったか否か判定する(ステップS204)。この場合、システムコントローラ20は、車両の状態を示す信号を車両から受信し、エンジンのオン及びオフの切り替えを検知する。そして、システムコントローラ20は、エンジンが引き続きオンである場合(ステップS204;No)、目的地距離Ltagが第1距離閾値Lth1以下になったか否か判定する(ステップS205)。そして、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが第1距離閾値Lth1以下の場合(ステップS205;Yes)、経路案内を終了する(ステップS206)。一方、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが第1距離閾値Lth1より長い場合(ステップS205;No)、再びステップS204へ処理を戻す。
一方、システムコントローラ20は、エンジンがオフになったと判断した場合(ステップS204;Yes)、エンジンが再びオンになるまで待機する(ステップS207)。そして、システムコントローラ20は、エンジンが再びオンになった場合(ステップS207;Yes)、目的地距離Ltagが第2距離閾値Lth2以下であるか否か判定する(ステップS208)。そして、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが第2距離閾値Lth2以下である場合(ステップS208;Yes)、経路案内を終了する(ステップS206)。一方、システムコントローラ20は、目的地距離Ltagが第2距離閾値Lth2より長い場合(ステップS208;No)、ステップS205へ処理を進める。即ち、この場合、システムコントローラ20は、再びエンジンがオフになるまでは、第1距離閾値Lth1に基づき、経路案内の終了判定を行う。
<変形例>
以下、第1及び第2実施例に好適な変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の各実施例に適用してもよい。
[変形例1]
ナビゲーション装置1が実行する図3または図5のフローチャートに示す処理の全部または一部を、ナビゲーション装置1と接続するサーバ装置が実行してもよい。
図6は、変形例に係るナビゲーションシステムを示す。図6に示すように、変形例に係るナビゲーションシステムは、ネットワーク6を介してナビゲーション装置1と接続するサーバ装置3を備える。そして、サーバ装置3は、地図データや距離閾値決定テーブルTd等を記憶し、ナビゲーション装置1から、現在位置情報や目的地の設定に関する入力情報等を受信することで、図3または図5のフローチャートの処理の一部又は全部を実行する。
例えば、図3では、ナビゲーション装置1は、ステップS101で目的地を指定する入力を検知した場合、検知した入力情報を、目的地の指定方法を特定する情報と共にサーバ装置3へ送信する。そして、サーバ装置3は、ナビゲーション装置1から受信した情報に基づき、目的地を設定すると共に、距離閾値決定テーブルTdを参照して距離閾値Lthを決定する。また、サーバ装置3は、ナビゲーション装置1から現在位置情報を受信することで目的地距離Ltagを認識し、目的地距離Ltagが設定した距離閾値Lth以下になった場合に経路案内を終了する。図6の場合には、サーバ装置3は、エンジンのオン及びオフに関する情報をナビゲーション装置1から受信することで、ステップS204やステップS207の判定処理をさらに実行する。
また、この場合、サーバ装置3は、地図データを記憶するサーバや図3のフローチャートの処理を実行するサーバなどの複数のサーバから構成されてもよい。この場合、各サーバは、他のサーバと通信を行い、割り当てられた処理を実行する。
本変形例では、サーバ装置3のCPUなどは、本発明における「目的地設定手段」、「経路案内手段」、「距離閾値設定手段」、「制御手段」及びプログラムに基づき動作する「コンピュータ」の一例である。
[変形例2]
ナビゲーション装置1は、ディスプレイ44に表示画像を表示する表示形態に限らず、運転者と車両の前方風景との間に設けられたコンバイナやフロントガラスに光を射出することで虚像を視認させる表示形態(即ちヘッドアップディスプレイ)であってもよい。
[変形例3]
第2実施例では、システムコントローラ20は、エンジンのオン及びオフの切り替えを検知することで、車両の活性状態及び不活性状態を判定し、第1距離閾値Lth1と第2距離閾値Lth2とを使い分けた。これに代えて、システムコントローラ20は、車両が電気自動車又はエンジンが断続的に停止するハイブリッド車両などの場合には、車両の電源のオン及びオフの検出や、鍵を回す操作の検出等により、車両の活性状態及び不活性状態を判定してもよい。この場合であっても、システムコントローラ20は、車両が不活性状態から活性状態に遷移したことを検知した際には、目的地距離Ltagが第2距離閾値Lth2以下であるか否か判定し、目的地距離Ltagが第2距離閾値Lth2以下であるときには経路案内を終了する。
1 ナビゲーション装置
3 サーバ装置
6 ネットワーク
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置

Claims (12)

  1. ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、
    前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、
    前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 前記距離閾値設定手段は、前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺が、詳細な地図を表示させる縮尺であるほど、前記距離閾値の長さを短くすることを特徴とする請求項2に記載のナビゲーション装置。
  4. 前記移動体が活性状態であるか不活性状態であるかを検出する検出手段をさらに備え、
    前記距離閾値設定手段は、前記距離閾値として、第1距離閾値と第2距離閾値を設定し、
    前記制御手段は、前記移動体から前記目的地までの距離が、前記移動体が活性状態を継続した状態で前記第1距離閾値以下となった場合、又は、前記移動体が不活性状態から活性状態になったのを前記検出手段が検出した際に前記第2距離閾値以下である場合に、前記経路案内を終了させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記距離閾値設定手段は、前記第2距離閾値を前記第1距離閾値より長くなるように設定することを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記距離閾値設定手段が設定した距離閾値と、前記目的地設定手段が設定した目的地とを関連付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記目的地設定手段は、前記記憶手段に記憶される目的地の履歴からユーザ入力により選択された地点を、次に案内すべき目的地として設定し、
    前記制御手段は、前記移動体と前記目的地までの距離が、前記目的地として設定された地点に関連づけられて前記記憶手段に記憶された距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  7. 過去において、検索、設定、または登録した地点と、当該地点がユーザ入力により指定された指定地点またはユーザ入力により指定された指定領域の代表地点のいずれかであるかに基づいて、又は当該地点が地図上で指定された場合には指定時での当該地図の縮尺に基づいて設定された距離閾値とを、関連付けて記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された地点の中からユーザが選択した地点を目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が、前記目的地として設定された地点に関連付けて前記記憶手段に記憶された距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  8. ナビゲーション装置が実行する制御方法であって、
    ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、
    前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. 地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を有するナビゲーション装置が実行する制御方法であって、
    前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定工程と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内工程と、
    前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定工程と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータが実行するプログラムであって、
    ユーザにより入力された情報に応じて、当該情報により指定された指定地点、または当該情報により指定された指定領域の代表地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、
    前記目的地として前記指定地点、または前記代表地点が設定されたかに応じて異なる距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 地図の縮尺を切りかえて表示する表示手段を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記表示手段に表示される地図上においてユーザにより指定された指定地点を、目的地として設定する目的地設定手段と、
    前記目的地へ移動体が移動すべき経路を案内する経路案内手段と、
    前記指定地点が指定された際の前記地図の縮尺に対応する距離閾値を設定する距離閾値設定手段と、
    前記移動体と前記目的地までの距離が前記距離閾値以下となった場合に、前記経路案内手段に前記経路案内を終了させる制御手段
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  12. 請求項10または11に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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