JP2007256020A - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】実際に走行したときの履歴に基づいて、装置内部で渋滞情報を作り出すことで、通信ができない状況でも精度の高い渋滞情報を得ることが可能なナビゲーション技術を提供する。
【解決手段】道路地図データに基づいて経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置であり、車両の現在位置を検出する現在位置検出部40、道路地図データ及び現在位置に基づく車両の走行履歴、経路の渋滞に関連する渋滞関連情報を記憶する外部記憶装置制御部5、走行履歴及び渋滞関連情報に基づいて、走行した経路における渋滞度を算出する渋滞度算出部47、渋滞度算出部47によって算出された渋滞度を、これに対応する経路に関連付けたデータベースを作成する渋滞情報データベース作成部50を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ナビゲーション装置において、経路探索等に用いる渋滞情報の処理に改良を施したナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラムに関するものである。
自動車などに代表される移動体の現在位置や目的地への経路を自動的に案内する電子機器として、ナビゲーション装置が普及している。このナビゲーション装置は、人工衛星からの電波をGPS受信機で受けたり、ジャイロセンサーなどを使って、装置が搭載されている移動体の現在位置や現在の日時を計算し、予め用意された道路地図データに基づいて、現在位置及びその周辺地図を表示しながら、次にどこをどちらに曲がるといった道案内を画面表示や合成音声などで行うものである。
このようなナビゲーション装置においては、リアルタイムで渋滞情報を得ることができるVICSといったサービスを利用したり、予めナビゲーションの外部記憶装置に過去に得られた渋滞情報のデータベース(DB)を格納しておき、これを利用することで、渋滞を避けるような、より適切な経路を案内することができる。このような渋滞かどうかの判断のために、各車両からのブレーキ踏み込み度合い等を受信し、これに基づいて渋滞区間の推定を行い、各車両に送信する装置も提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−21488号公報
ところで、上記のように、VICS等の外部から得られる渋滞情報を利用するには、専用の通信装置が必要である。また、専用の通信装置を用意しても、サービスを提供している地域、対象道路でしか活用できないし、何らかの事情により通信できない状況に陥った場合には、利用できない。一方、渋滞情報データベースは、過去に取得した渋滞情報に過ぎず、その内容は固定された状態で外部記憶装置に格納されているので、更新しない限り陳腐化してしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するもので、その目的は、ナビゲーション装置の内部で、実際に走行したときの履歴に基づいて、渋滞情報を作り出すことで、通信ができない状況でも精度の高い渋滞情報を得ることができるナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、予め道路地図データ記憶手段に記憶された道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づく前記移動体の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段、経路の渋滞に関連する渋滞関連情報を記憶する渋滞関連情報記憶手段と、前記走行履歴及び前記渋滞関連情報に基づいて、走行した経路における渋滞度を算出する渋滞度算出手段と、前記渋滞度算出手段によって算出された渋滞度を、これに対応する経路に関連付けた渋滞情報データベースを作成する渋滞情報データベース作成手段と、を有することを特徴とする。なお、本発明は、上記の各手段の機能を実現する方法及び各手段の処理をコンピュータに実行させるプログラムとしても捉えることができる。
以上のような発明では、通信手段がないか、通信できない状況にある場合であっても、走行履歴と渋滞関連情報に基づいて、渋滞度を算出して渋滞情報データベースとして利用することができる。
請求項2の発明は、請求項1のナビゲーション装置において、前記渋滞関連情報は、通過した経路周辺の施設情報を含むことを特徴とする。なお、本発明は、このような情報を使用する方法及び利用する処理をコンピュータに実行させるプログラムとしても捉えることができる。
以上のような発明では、渋滞関連情報に、経路周辺の施設情報を含めることにより、固定的若しくは変動的な情報に基づいて、精度の高い渋滞度を算出することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のナビゲーション装置において、前記渋滞関連情報は、通過したときの天気を含むことを特徴とする。なお、本発明は、このような情報を使用する方法及び利用する処理をコンピュータに実行させるプログラムとしても捉えることができる。
以上のような発明では、一般的には渋滞度の判断には含めないが、現実には渋滞に影響を与える天気についても、渋滞関連情報に含めることにより、精度の高い渋滞度を算出することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項のナビゲーション装置において、前記渋滞関連情報の一部を受信する受信手段を有することを特徴とする。なお、本発明は、上記の手段の機能を実現する方法及び手段の処理をコンピュータに実行させるプログラムとしても捉えることができる。
以上のような発明では、通信可能な状況にある場合に、渋滞度を算出する基準となる渋滞関連情報を、予め受信しておき、その後、通信できない状況となった場合であっても、渋滞度を算出して利用することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項のナビゲーション装置において、前記渋滞情報データベースにおける情報を、他の渋滞情報とは区別して表示する表示手段を有することを特徴とする。なお、本発明は、上記の手段の機能を実現する方法及び手段の処理をコンピュータに実行させるプログラムとしても捉えることができる。
以上のような発明では、渋滞情報を表示する際に、VICS等から得た渋滞情報ではなく、ナビゲーション装置内で算出された渋滞情報であることを、ユーザに認識させることができる。
以上のような本発明によれば、実際に走行したときの履歴に基づいて、装置内部で渋滞情報を作り出すことで、通信ができない状況でも精度の高い渋滞情報を得ることが可能なナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラムを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態は、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムで制御することで実現できるが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能である。また、本発明は、上記のようなプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体としても把握できる。したがって、以下の説明では、本発明及び本実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
[構成]
まず、本実施形態は、図1に示すように、経路計算や所要時間の計算、渋滞情報表示のために、渋滞情報データベースを作成・更新する機能を、ナビゲーション装置Nに構成したものである。まず、ナビゲーション装置Nは、以下のように、一般的な経路探索と誘導案内の機能を発揮するため、絶対位置・方位検出部1、相対方位検出部2、車速検出部3、メインCPU及びその周辺回路4、外部記憶装置制御部5、ディスプレイ6、スピーカ7、操作入力部8、FM多重受信部9、光/電波ビーコン受信部10、通信装置11等を備えている。
絶対位置・方位検出部1は、本装置が搭載された自動車(自車と呼ぶ)の現在位置すなわち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方位を計算するために、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS電波をアンテナやレシーバなどで受信するための部分である。また、相対方位検出部2は、ジャイロなどを使って自車の相対的な方位を検出するための部分である。また、車速検出部3は、自動車より得られる車速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分である。
外部記憶装置制御部5は、ハードディスク等の読み書き可能な大容量記憶装置に記録されたナビゲーションデータなど各種データを、データベースから読み出す手段である。以下、大容量記憶装置としてハードディスクを使用しているものとして説明する。ナビゲーションデータとしては、例えば、所定フォーマットの経路データや地図データを含む道路地図データ、検索データ、走行履歴、渋滞情報データベース等が格納されている。
経路データは、図2に示すように、主に交差点・分岐点を示すノード(点)、ノードを結ぶリンク(線)によって構成されている。各々のリンクには、リンクを特定するユニークな番号(リンクID)、リンク長、種別(国道、都道府県道・・・)、リンクの道路幅、有料・無料、通行規制等の属性が付与されている。また、VICSサービスを受けるため、VICS IDが設定されている場合には、リンクにVICS IDが付与されている。
各々のノードには、ノードを特定するユニークな番号(ノードID)、接続するリンク同士の通行規制やレーン情報等の属性が付与されている。また、適切に案内を行うために、各ノードに対応して、その地点で目印となる交差点の名称や、付近に有る施設の記号データ、交差点の画像データ等が格納されている。検索データとしては、住所や電話番号、ジャンルで検索するためのデータが考えられ、これにより検索されたデータを目的地として設定することができる。
走行履歴は、後述する経路設定部42により設定された経路を、現在位置検出部40により検出される自車が実際に走行した位置と走行した日時に関する情報である。例えば、走行した道路の道路リンクIDと、その始点ノードと終点ノードとを通過した日時等が考えられる。渋滞情報データベースは、例えば、特定の経路について、後述する渋滞度算出部47で算出された数値に応じて、「渋滞無し」、「やや渋滞」、「渋滞」に分類されたデータである。
さらに、ハードディスクには、渋滞度を算出するための施設情報、天気等の渋滞関連情報、これらに与えられた重み付け、算出基準等が記憶されている。なお、上記のような情報をCDやDVDに記録したものも使用できるように、CD/DVD−ROM制御部(図示せず)も設けられている。
メインCPU及びその周辺回路4は、ナビゲーション装置Nの全体を制御する制御回路の役割を果たす部分である。ナビゲーション装置Nの動作に必要な各種の記憶手段として、各種ROM、RAM等のメモリ群を備えているが、常識的であるため、図示を省略する。なお、本実施形態では、上記のハードディスク、CD/DVD−ROM、メモリ等によって、請求項の道路地図データ記憶手段、走行履歴記憶手段、渋滞関連情報記憶手段が構成されているが、いずれの情報を、どの記憶媒体に記憶するかを限定するものではない。
ディスプレイ6は、地図や操作メニューなど各種の情報を、画面に表示する手段である。特に、本実施形態においては、渋滞情報データベースにおける渋滞度に基づいて、渋滞の案内表示(例えば、VICSのレベル1〜3と同様な表示をすることが考えられるが、これに限定されない)を行うことができる。スピーカ7は音声出力により音声案内を行う手段である。操作入力部8は、ユーザが各種操作入力を行うためのリモコンユニット、マイク、タッチパネル(ディスプレイ6)、フロントパネルに設けられたスイッチ等である。この操作入力部8は、渋滞関連情報やその重み付け、渋滞度の計算方法等の入力手段として機能することができる。
また、FM多重受信部9は、FM放送波を受信しこの放送波からVICSサービスの交通情報など所望のデータを取り出す処理を行う手段であり、交通情報は渋滞情報を含む。また、光/電波ビーコン受信部10は、経路に設置された光ビーコンや電波ビーコンから、各ビーコンの識別情報やVICSサービスの交通情報などの情報を受信及び処理する手段である。通信装置11は、携帯電話、PHS、PDA等の端末であり、アンテナを介して基地局との送受信を行うことにより、外部のサーバ等から情報を取得可能な通信手段である。これらのFM多重受信部9、光/電波ビーコン受信10及び通信装置11からは、天気や施設情報等の渋滞関連情報を受信することもできる。
さらに、メインCPU及びその周辺回路4は、上記のようなプログラムの作用によって、図1に示す下記の各部分としての役割を実現するように構成されている。すなわち、現在位置検出部40は、自車位置を逐次計算するための手段である。目的地設定部41は、前記道路地図データを記録したデータベースからの施設検索や地図上でのカーソル指定などにより、目的地の設定を行う手段である。経路設定部42は、現在位置検出部40により検出される現在位置から、目的地設定部41により設定された目的地に到達するまでの経路を、前記道路地図データに基いて計算し、結果として得られた経路を設定する手段である。
経路計算は、経路データのノード、リンクの情報等を用いて、通りやすさを示す値(道路コスト)を算出し、道路コストの総計が最小となるようにリンクを結んで経路を選択する。このとき進入禁止や一方通行といった交通規制情報を利用して、その規制に矛盾しない経路を選択する。また、VICSの渋滞情報や、後述する渋滞度算出部47の算出に基づく渋滞情報を利用して、道路コストの値を変更することで、より最適な経路が選択できる。
また、表示制御部44は、算出された前記自車位置及び前記道路地図データに基づいて、周辺の地図上における自車位置と、前記経路の少なくとも一部とをディスプレイ6に三次元表示又は他の態様で表示させる手段である。案内制御部43は、設定された経路に従ったナビゲーションを実行するための種々の情報を処理するものである。
さらに、メインCPU及びその周辺回路4は、走行履歴取得部45、渋滞関連情報取得部46、渋滞度算出部47、設定部48、渋滞情報判定部49、渋滞情報データベース作成部50等を有している。走行履歴取得部45は、既に走行した結果として記録された情報を取得する手段であり、取得した情報に基づいて走行履歴を判定する判定手段としても機能する。渋滞関連情報取得部46は、走行履歴における経路の渋滞関連情報を取得する手段である。
渋滞度算出部47は、あらかじめ設定された算出基準と渋滞関連情報に基づいて、渋滞度を算出する手段である。算出基準は、例えば、リンク属性の道路幅が少ない程、天気が悪い程、付近に渋滞を招く施設が存在する程、高い値とし、逆であれば低い値とし、これらを合計した値を、該当リンクの渋滞度とすることが考えられるが、特定の基準には限定されない。一部の渋滞関連情報について、取得できなかった場合に、デフォルトで特定の値を設定しておいてもよい。設定部48は、渋滞度算出部47による算出基準、算出対象となる渋滞関連情報などを設定する手段である。
渋滞情報判定部49は、走行履歴に対応する渋滞度で、データベース化すべきものがあるかどうかを判定する手段である。渋滞情報データベース作成部50は、渋滞情報判定部49によって、データベース化すべき渋滞度と判定されたものを、データベースとして作成・更新する手段である。
[作用]
以上のような本実施形態による渋滞情報データベースの作成処理の一例を、図3〜5のフローチャートを参照して説明する。この処理の概要は、図3に示すように、走行履歴を取得して渋滞度を算出する処理を行い(ステップ301)、渋滞があった場合(ステップ302)、渋滞情報データベースを作成する処理を行う(ステップ303)というものである。
まず、走行履歴処理を図4に従って説明する。すなわち、走行履歴取得部45は、走行した道路の道路リンクIDを取得する(ステップ401)。次に、その道路リンクを通過した日時を取得する(ステップ402)。このとき、着目している道路リンクの始点ノードを通過した日時、終点ノードを通過した日時を取得する。
始点ノード、または終点ノードを通過した時間のどちらかが取得できなかった場合、地図データベースに無いような脇道から、着目している道路リンクに入ってきたか、着目している道路リンクから脇道へ退出したかが考えられるので、当道路リンクを「通過していない」と判断し、当処理を行わない。また、途中でエンジンを切った情報を取得した場合、途中でしばらくの間、停車したことが考えられるので、当処理を行わない。
次に、渋滞関連情報取得部46は、渋滞関連情報を取得する。例えば、通過したときの天気を取得する(ステップ403)。これは、通過した際に、FM多重受信部9、光/電波ビーコン受信部10、通信装置11等から受信し、あらかじめ記憶しておいたものを利用することが考えられるが、ユーザが操作入力部8により入力したものを利用してもよい。これは、有ると便利な情報なので取得するが、取得できなくてもよい。
次に、当該道路や当該道路付近の施設情報を取得する(ステップ404)。例えば、当該道路における融雪機の有無といった固定的な情報や、当日当該道路で工事が行われていたといった変動的な情報である。また、地図データから、その道路付近で駐車場といった渋滞を招くことが考えられる施設が有れば、その情報を取得する。これらも有ると便利な情報であるが、取得できないものがあってもよい。
以上のように取得した渋滞関連情報に基づいて、当該道路リンクの渋滞度算出部47を算出し、付与する(ステップ405)。渋滞度は道路属性や天気、施設情報などに係数を設けて計算し、所定のしきい値との比較で、例えば、「渋滞無し」、「やや渋滞」、「渋滞」といった度合いを付与する。こうして当処理を終了する。
次に、上記のように処理された走行履歴に渋滞があった場合、つまり、データベース化すべき渋滞度が付与された経路があった場合(図3のステップ302)、渋滞情報データベースの作成処理を行う(ステップ303)。渋滞が無ければ、データベースを作る必要が無いので当処理を終了する。
渋滞情報データベース作成処理の詳細を、図5に従って説明する。まず、渋滞情報判定部49は、処理済の走行履歴情報のうち、渋滞情報を含むデータを取得する(ステップ501)。次に、外部記憶装置内に、該当経路の渋滞情報データベースが有るか無いかを確認する(ステップ502)。無ければ、渋滞情報データベース作成部50は、新規に渋滞情報データベースを作成し(ステップ503)、有れば、既存の渋滞情報データベースを更新する(ステップ504)。こうして、処理を終了する。
なお、上記の処理は、例えば、経路案内終了後に自動で行ってもよいし、ユーザによる操作入力部8からの指示入力に応じて行ってもよい。作成された渋滞情報データベースは、次に、同一経路を含む経路を計算したり、同一経路を通過する際に利用することができる。例えば、目的地への到達予想時刻を計算する際、迂回路を再計算する際等にも利用できる。また、ディスプレイ6に渋滞情報として表示させることもできる。
[効果]
以上のような本実施形態によれば、VICS等のサービスを提供していない地域や対象としていない道路、外部との通信ができない状況であっても、渋滞情報を取得して、ナビゲーションに活用することができる。また、渋滞情報は、単なる過去の渋滞情報ではなく、経路を通過する毎に新たに作成・更新されているので、新しい情報による正確なナビゲーションが可能となる。特に、通過日時、天気、周辺の施設情報のように、渋滞に影響を与える要因となる情報に基づいて、精度の高い渋滞度を算出することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上記のような実施形態に限定されるものではない。例えば、渋滞度を算出するための渋滞関連情報としては、上記で挙げた具体例以外のものを利用してもよい。例えば、事故情報、工事情報、速度規制、車線規制、チェーン規制、サービスエリア・パーキングエリアの位置及びその満車・空車情報、駐車場の位置及びその満車・空車情報、大規模商業施設の位置及びその満車・空車情報、踏み切りの有無及びその開閉の頻度や時間等でもよい。
また、渋滞関連情報を取得するために、通信による場合以外の手段を用いてもよい。例えば、天気などの情報は、車載のセンサにより取得することも可能である。新装開店した施設、バーゲンを実施している施設等、一時的若しくは定期的に混雑する施設に関する情報を、ユーザが操作入力部を用いて入力してもよい。
また、本発明における渋滞情報を表示する場合には、表示装置を制御する表示制御手段が、VICSと同様の態様を用いて表示させるように設定してもよいが、ナビゲーション装置側において計算した渋滞度に基づくものである旨の表示(文章表示、記号、図形、アイコン等のマーク表示、色分け表示等)をして、ユーザが、VICSにより取得した渋滞情報と区別して認識できるように設定してもよい。通常の地域においてリアルタイム受信される渋滞情報であればその信頼度が高いが、特定の地域に関する設定が詳細で正確であれば装置内で計算したものの信頼度が高くなる場合もあり、上記のように区別表示すれば、ユーザが渋滞情報の信頼度が異なることを把握でき、安心して利用できる。
また、本発明は、車載用には限定されず、他の移動手段や携帯用のナビゲーション装置にも適用可能である。さらに、本発明が適用される装置は、ナビゲーション装置には限定されず、コンピュータにより地図上の所望の経路の渋滞度を判定する技術として、広く適用可能である。
本発明の実施形態の構成の一例を示す機能ブロック図である。 一般的な経路データの一例を示す説明図である。 図1の実施形態における全体処理の流れを示すフローチャートである。 図1の実施形態における走行履歴処理の流れを示すフローチャートである。 図1の実施形態における渋滞情報データベースの作成処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…絶対位置・方位検出部
2…相対方位検出部
3…車速検出部
4…メインCPU及びその周辺回路
5…外部記憶装置制御部
6…ディスプレイ
7…スピーカ
8…操作入力部
9…FM多重受信部
10…光/電波ビーコン受信部
11…通信装置
40…現在位置検出部
41…目的地設定部
42…経路設定部
43…案内制御部
44…表示制御部
45…走行履歴取得部
46…渋滞関連情報取得部
47…渋滞度算出部
48…設定部
49…渋滞情報判定部
50…渋滞情報データベース作成部

Claims (15)

  1. 予め道路地図データ記憶手段に記憶された道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、
    前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づく前記移動体の走行履歴を記憶する走行履歴記憶手段と、
    経路の渋滞に関連する渋滞関連情報を記憶する渋滞関連情報記憶手段と、
    前記走行履歴及び前記渋滞関連情報に基づいて、走行した経路における渋滞度を算出する渋滞度算出手段と、
    前記渋滞度算出手段によって算出された渋滞度をこれに対応する経路に関連付けた渋滞情報データベースを作成する渋滞情報データベース作成手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記渋滞関連情報は、通過した経路周辺の施設情報を含むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記渋滞関連情報は、通過したときの天気を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のナビゲーション装置。
  4. 前記渋滞関連情報の一部若しくは全部を受信する受信手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記渋滞情報データベースにおける情報を、他の渋滞情報とは区別して表示する表示手段を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  6. コンピュータが有する道路地図データ記憶手段に予め記憶された道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、
    前記コンピュータは、現在位置検出手段、走行履歴記憶手段、渋滞関連情報記憶手段、渋滞度算出手段、渋滞情報データベース作成手段を有し、
    前記現在位置検出手段が、前記移動体の現在位置を検出する処理と、
    前記走行履歴記憶手段が、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づく前記移動体の走行履歴を記憶する処理と、
    前記渋滞関連情報記憶手段が、経路の渋滞に関連する渋滞関連情報を記憶する処理と、
    前記渋滞度算出手段が、前記走行履歴及び前記渋滞関連情報に基づいて、走行した経路における渋滞度を算出する処理と、
    前記渋滞情報データベース作成手段が、前記渋滞度算出手段によって算出された渋滞度をこれに対応する経路に関連付けた渋滞情報データベースを作成する処理と、
    を行うことを特徴とするナビゲーション方法。
  7. 前記渋滞関連情報は、通過した経路周辺の施設情報を含むことを特徴とする請求項6記載のナビゲーション方法。
  8. 前記渋滞関連情報は、通過したときの天気を含むことを特徴とする請求項6又は請求項7記載のナビゲーション方法。
  9. 前記コンピュータが有する受信手段が、前記渋滞関連情報の一部若しくは全部を受信する処理を行うことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のナビゲーション方法。
  10. 前記コンピュータが有する表示手段が、前記渋滞情報データベースにおける情報を、他の渋滞情報とは区別して表示することを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のナビゲーション方法。
  11. コンピュータに、予め記憶された道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内させるナビゲーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記移動体の現在位置を検出する処理と、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づく前記移動体の走行履歴を記憶する処理と、
    経路の渋滞に関連する渋滞関連情報を記憶する処理と、
    前記走行履歴及び前記渋滞関連情報に基づいて、走行した経路における渋滞度を算出する処理と、
    算出された渋滞度をこれに対応する経路に関連付けた渋滞情報データベースを作成する処理と、
    を実行させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  12. 前記渋滞関連情報は、通過した経路周辺の施設情報を含むことを特徴とする請求項11記載のナビゲーションプログラム。
  13. 前記渋滞関連情報は、通過したときの天気を含むことを特徴とする請求項11又は請求項12記載のナビゲーションプログラム。
  14. 前記コンピュータに、
    前記渋滞関連情報の一部若しくは全部を受信する処理を実行させることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のナビゲーションプログラム。
  15. 前記コンピュータに、
    前記渋滞情報データベースにおける情報を、他の渋滞情報とは区別して表示する処理を実行させることを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載のナビゲーションプログラム。
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