JP2017049218A - 表示装置、表示方法、検索装置、端末装置、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】施設が混んで利用できない場合も勘案した施設検索結果をユーザに提示する。
【解決手段】ナビゲーション装置100は、施設検索を行う場合に、ユーザが指定した立寄り時間帯から選定した各基準時刻Ttagに対応する走行予定経路上の到着予想地点を、検索基準地点Ptagとして設定する。そして、ナビゲーション装置100は、各検索基準地点Ptagを基準とする検索対象区域Atag内の該当施設が比較的密集している検索基準地点Ptagを選定し、当該検索基準地点Ptagの検索対象区域Atag内の該当施設の施設情報を表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、目的地までの経路付近に存在する施設の情報を提供する手法に関する。
ナビゲーション装置において、目的地までの経路周辺の施設を検索する技術が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザが指定した時刻に到達予定の案内経路上の地点を中心として施設検索を行う技術が開示されている。
特開2006−317173号公報
特許文献1に記載のように、案内経路上の地点を中心として施設の周辺検索を行うことで、効率的にユーザが所望する施設へ立寄ることができる。一方、特許文献1では、検索した施設が混雑等により利用できない場合については、何ら想定されていない。よって、検索した施設が混雑等により利用できずに代わりの施設まで移動する場合に、移動距離が長くなる可能性がある。
本発明の解決しようとする課題としては、上記のものが一例として挙げられる。本発明は、検索した施設が混雑等により利用できない場合も勘案した施設検索結果をユーザに提示することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、施設検索条件を取得する検索条件取得部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、検索装置であって、出発点と目的地、及び施設検索条件を外部端末から受信する受信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、端末装置であって、出発点と目的地、及び施設検索条件を検索装置に送信する送信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報の検索を行い、前記複数の区域のうち前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域における前記施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を受信する受信部と、前記受信部により受信した施設情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、施設検索条件を取得する取得工程と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索工程と、前記複数の区域のうち前記検索工程による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、施設検索条件を取得する取得部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、記録媒体であって、請求項10に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする。
ナビゲーション装置の構成を示す。 ナビゲーション装置の機能ブロック図を示す。 施設検索処理の手順を示すフローチャートである。 検索基準地点とこれらの該当施設の位置を示す図である。 施設検索結果の表示例である。 変形例に係る施設検索処理のフローチャートである。 他の施設と離れた施設を表示対象から除外する処理の概要を示す図である。 変形例に係る施設情報提供システムの概略構成を示す。 サーバ装置の機能ブロック図を示す。
本発明の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、施設検索条件を取得する検索条件取得部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部と、を備える。
上記表示装置は、施設検索条件を取得する検索条件取得部と、検索部と、制御部とを備える。検索部は、検索条件取得部が取得した施設検索条件に基づいて、経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する。制御部は、複数の区域のうち検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の施設情報を表示部に表示させる。このようにすることで、表示装置は、経路上の複数の地点からそれぞれ定めた各区域における検索結果に基づき、施設検索条件を満たす施設情報を表示すべき区域を好適に限定することができる。
上記表示装置の一態様では、前記制御部は、前記施設検索条件を満たす施設情報の数が所定の閾値より大きい区域の施設情報を前記表示部に表示させ、かつ、前記所定の閾値を、前記複数の区域において前記検索部が検索した前記施設検索条件を満たす施設情報の数に基づき定める。この態様により、表示装置は、施設検索条件を満たす施設情報が密集した区域の施設情報をユーザに提示することができる。よって、ユーザは、最初に立寄った施設が混んで利用できない場合であっても、施設検索条件を満たす他の施設に好適に移動することができる。
上記表示装置の他の一態様では、表示装置は、前記複数の区域における一の区域ごとの前記施設検索条件を満たす施設情報の平均数を算出する算出部を更に備え、前記制御部は、前記複数の区域のうち前記平均数よりも多い前記施設情報が属する区域の施設情報を前記表示部に表示させる。この態様により、表示装置は、施設情報が密集した区域か否かを判定するための閾値を好適に設定することができる。
上記表示装置の他の一態様では、前記検索部は、前記経路上の通過前の複数の地点の各々の周辺区域を、前記複数の区域として施設情報を検索する。この態様により、既に通過した地点周辺の施設情報を検索するのを好適に抑制し、処理の低減を図ると共に、ユーザに不要な施設情報を提示するのを抑制することができる。
上記表示装置の他の一態様では、表示装置は、前記経路の交通情報を取得する交通情報取得部と、前記交通情報に基づいて、複数の時刻の各々における前記経路上の到着予想地点を推定する推定部と、をさらに備え、前記検索部は、前記到着予想地点の各々の周辺区域の施設情報を検索する。この態様により、表示装置は、設定した各時刻に対応する到着予想地点を的確に推定し、検索範囲となる区域を定めることができる。
上記表示装置の他の一態様では、前記制御部は、前記経路、及び、前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の施設情報を前記表示部に表示させることを特徴とする。この態様により、表示装置は、目的地までの経路と共に、施設検索条件を満たす施設情報の存在を好適にユーザに認識させることができる。
本発明の他の好適な実施形態では、検索装置は、出発点と目的地、及び施設検索条件を外部端末から受信する受信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、を備える。検索装置は、この態様により、外部端末から出発点と目的地、及び施設検索条件を受信した場合に、出発点から目的地までの経路上の複数地点の各々を基準とした複数の区域ごとに施設情報を検索し、その検索結果に基づき限定した区域の施設情報を外部端末に送信することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、端末装置は、出発点と目的地、及び施設検索条件を検索装置に送信する送信部と、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報の検索を行い、前記複数の区域のうち前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域における前記施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を受信する受信部と、前記受信部により受信した前記施設情報を表示する表示部と、を備える。この態様により、端末装置は、出発点と目的地、及び施設検索条件を検索装置に送信することで、出発点から目的地までの経路上の複数地点の各々を基準とした複数の区域ごとに施設情報を検索した検索結果に基づき限定した区域の施設情報を、好適に受信して表示することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、施設検索条件を取得する取得工程と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索工程と、前記複数の区域のうち前記検索工程による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御工程と、を有する。表示装置は、この表示方法を実行することで、経路上の複数の地点からそれぞれ定めた各区域における検索結果に基づき、施設検索条件を満たす施設情報を表示すべき区域を好適に限定することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、施設検索条件を取得する取得部と、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、経路上の複数の地点からそれぞれ定めた各区域における検索結果に基づき、施設検索条件を満たす施設情報を表示すべき区域を好適に限定することができる。好適には、上記プログラムは、記録媒体に記録されている。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。以後の実施例では、本発明に係る「表示装置」の一形態であるナビゲーション装置について説明する。
[ナビゲーション装置の構成]
図1に、ナビゲーション装置100の概略構成を示す。本実施例では、ナビゲーション装置100は、車両の運転者の経路案内を行う装置であって、ユーザ入力により指定された条件を満たす施設を検索して表示する。なお、ナビゲーション装置100としては、車両に搭載されるものに限らず、人が持ち歩くポータブルタイプのもの、携帯電話やゲーム機などを利用してナビゲーション機能を実現するものなど、多種のものを利用することができる。
図1に示すように、ナビゲーション装置100は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置100全体の制御を行う。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データや施設データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶する。施設データは、例えば、施設ごとに、位置、ジャンル、地図上に表示する施設マーク、営業時間などの各種情報が関連付けられたデータベースである。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System、登録商標)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、ディスクドライブ31、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式である場合には、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
なお、CPU22は、予めROM23などに記憶されたプログラムを実行することにより、本発明の「検索条件取得部」、「交通情報取得部」、「推定部」、「検索部」、「算出部」、「交通情報取得部」、「制御部」、及び本発明のプログラムを実行する「コンピュータ」として機能する。
[機能ブロック]
図2は、ナビゲーション装置100の機能ブロック図を示す。図示のように、ナビゲーション装置100のCPU22は、機能的には、検索条件取得部101と、交通情報取得部102と、出発点取得部103と、目的地取得部104と、経路探索部105と、推定部106と、施設検索部107と、算出部108と、制御部109とを備える。
検索条件取得部101は、施設を検索するための条件(「施設検索条件」とも呼ぶ。)を取得し、推定部106及び施設検索部107へ出力する。施設検索条件は、例えば、施設のジャンルや、施設に立寄る時間帯(「立寄り時間帯」とも呼ぶ。)などに関する条件を含む。この場合、検索条件取得部101は、例えば、施設検索条件を指定するユーザの入力情報を入力装置60から受信することで、施設検索条件を取得する。なお、検索条件取得部101は、ユーザ入力に基づき施設検索条件を取得する代わりに、外部の携帯電話又はコンピュータから施設検索条件の情報を、通信装置38を介して取得してもよい。
交通情報取得部102は、交通情報を取得し、推定部106へ出力する。例えば、交通情報取得部102は、通信装置38がVICSセンタ等から受信した交通情報を取得する。
出発点取得部103は、ナビゲーション装置100が搭載された車両の出発点を取得して経路探索部105へ出力する。出発点取得部103は、例えば、図1に示す、ナビゲーション装置100が搭載された車両の現在位置を測位する自立測位装置10及びGPS受信機18などから、出発点情報を取得する。なお、出発点取得部103は、GPS受信機18などから出発点情報を取得する代わりに、ユーザが直接入力した出発点を取得してもよく、外部の携帯電話又はコンピュータなどから通信装置38が受信した出発点を取得してもよい。この場合、出発点取得部103は、ナビゲーション装置100が搭載された車両の出発点に限らず、任意の地点を出発点として取得してもよい。
目的地取得部104は、車両の目的地を取得し、経路探索部105へ出力する。目的地取得部104は、例えば、入力装置60へのユーザの直接入力を検出して目的地を取得する。なお、目的地取得部104は、外部の携帯電話やコンピュータなどから通信装置38が受信した目的地を取得してもよい。また、目的地取得部104は、車両の目的地に限らず、任意の地点を目的地として取得してもよい。
経路探索部105は、出発点取得部103から入力された出発点と、目的地取得部104から入力された目的地とに基づいて出発点から目的地までの経路を探索し、得られた経路を示す経路情報を、推定部106及び表示ユニット40に供給する。なお、経路探索部105は、目的地の他、距離優先、料金優先などの種々の経路検索条件を指定する入力を入力装置60により検知した場合には、指定された経路探索条件を満たすように、経路探索を実行する。
推定部106は、施設検索条件の1つとして指定された立寄り時間帯から抽出した複数の時刻(「基準時刻Ttag」とも呼ぶ。)でのそれぞれの到着予想地点を、交通情報取得部102から取得した交通情報に基づいて推定する。この場合、まず、推定部106は、経路探索部105から供給される経路情報に基づき、経路探索部105が探索した経路であって、車両が通過前の経路(「走行予定経路」とも呼ぶ。)を認識する。次に、推定部106は、検索条件取得部101が取得した立寄り時間帯から均等な時間間隔となる複数の基準時刻Ttagを抽出し、抽出した各基準時刻Ttagにおける走行予定経路上での到着予想地点を、交通情報に基づいて推定する。そして、推定部106は、推定した到着予想地点の情報を、施設検索部107へ通知する。推定部106の処理の具体例については、後述する。
施設検索部107は、推定部106から通知された各基準時刻Ttagでの到着予想地点を、施設検索を行う基準地点(「検索基準地点Ptag」とも呼ぶ。)とみなす。そして、施設検索部107は、データ記憶ユニット36が記憶する地図データを参照し、各検索基準地点Ptagの周辺の施設であって、検索条件取得部101が取得した施設検索条件を満たす施設(単に「該当施設」とも呼ぶ。)を検索する。この場合、施設検索部107は、各検索基準地点Ptagからの直線距離又は必要走行距離が所定距離(例えば100m)以内となる範囲を、各検索基準地点Ptagを基準とする検索対象区域(「検索対象区域Atag」とも呼ぶ。)に設定し、施設の検索を行う。そして、施設検索部107は、検索基準地点Ptagごとの検索対象区域Atagにおける該当施設数の情報を、算出部108及び制御部109へ送信する。
算出部108は、施設検索部107から通知された検索基準地点Ptagごとの検索対象区域Atagにおける該当施設数に基づき、検索基準地点Ptagごとの検索対象区域Atagにおける該当施設数の平均値(「該当施設平均数Nv」とも呼ぶ。)を算出する。具体的には、算出部108は、全ての検索基準地点Ptagの検索対象区域Atagにおける該当施設数の合計数を、検索基準地点Ptagの数により割ることで、該当施設平均数Nvを算出する。そして、算出部108は、算出した該当施設平均数Nvを、制御部109へ通知する。
制御部109は、施設検索部107から通知された各検索基準地点Ptagの検索対象区域Atagにおける該当施設数と、算出部108から通知された該当施設平均数Nvとを比較し、該当施設平均数Nvよりも大きい該当施設数となる検索基準地点Ptagの検索対象区域Atagにおける該当施設を、表示対象として認識する。そして、制御部109は、表示ユニット40を制御することで、該当施設平均数Nvよりも大きい該当施設数となる検索基準地点Ptagの検索対象区域Atagにおける該当施設の位置などを、走行予定経路等と共に地図上に表示する。
[施設検索処理]
(1)処理フロー
図3は、本実施例においてナビゲーション装置100のCPU22が実行する施設検索処理の手順を示すフローチャートである。CPU22は、図3に示すフローチャートを、施設検索を要求するユーザ入力等を検知するごとに実行する。なお、図3に示すフローチャートの実行時には、目的地等の経路検索条件の入力に基づき、経路探索部105が経路を探索し、目的地までの経路が既に設定されているものとする。
まず、CPU22の検索条件取得部101は、立寄り時間帯及び施設のジャンル等を指定する入力を、入力装置60により受け付ける(ステップS101)。次に、推定部106は、経路探索部105から供給される経路情報、交通情報取得部102から供給される交通情報、及びステップS101で指定された立寄り時間帯に基づき、走行予定経路上から、複数の到着予想地点を推定する(ステップS102)。例えば、この場合、推定部106は、立寄り時間帯を所定時間幅(例えば15分)ごとに区切った各基準時刻Ttagでの走行予定経路上の到着予想地点を、交通情報に基づき推定する。その後、施設検索部107は、推定された各到着予想地点を検索基準地点Ptagとみなし、各検索基準地点Ptagの周辺となる検索対象区域Atag内に存在する該当施設を検索する(ステップS103)。
そして、算出部108は、施設検索部107の検索結果に基づき、1つあたりの検索基準地点Ptagの該当施設の平均数である該当施設平均数Nvを算出する(ステップS104)。そして、制御部109は、ステップS104で算出した該当施設平均数Nvよりも該当施設数が多い検索基準地点Ptagを抽出する(ステップS105)。そして、制御部109は、表示ユニット40を制御することで、ステップS105で抽出した各検索基準地点Ptagを基準とした検索対象区域Atag内の該当施設を、経路情報と共に地図上に表示する(ステップS106)。
なお、ステップS105では、制御部109は、該当施設平均数Nvよりも該当施設数が多い検索基準地点Ptagを抽出したが、これに加えて、該当施設平均数Nvと等しい該当施設数となる検索基準地点Ptagをさらに抽出してもよい。
(2)具体例
次に、図3に示す施設検索処理の具体例について、図4及び図5を参照して説明する。
図4(A)は、検索基準地点Ptag(地点A〜E)とこれらの該当施設の位置を示す図である。この例では、ステップS101において、11時30分から12時30分までの時間帯を立寄り時間帯とし、施設のジャンルを「イタリアンレストラン」とする施設検索条件が指定されたものとする。
図4(A)の例では、推定部106は、ステップS102において、立寄り時間帯の開始時刻(11時30分)から終了時刻(12時30分)までの15分おきの各時刻を基準時刻Ttagとし、各基準時刻Ttagに対応する走行予定経路上の到着予想地点A〜Eを推定する。そして、施設検索部107は、ステップS103において、推定された各地点A〜Eを検索基準地点Ptagとみなし、各地点A〜Eを中心とする検索対象区域Atag(破線71A〜71E参照)から、施設のジャンルが「イタリアンレストラン」である該当施設70を検索している。図4(A)の例では、地点Aに対応する該当施設70が1つ、地点Bに対応する該当施設70が1つ、地点Cに対応する該当施設70が2つ、地点Dに対応する該当施設70が4つ、地点Eに対応する該当施設70が3つ存在する。
そして、算出部108は、ステップS104において、該当施設平均数Nvを算出する。この場合、該当施設平均数Nvは、地点A〜Eの該当施設70の合計数「11」(=1+1+2+4+3)を地点A〜Eの数「5」で割った値「2.2」となる。そして、制御部109は、該当施設平均数Nv(=2.2)よりも該当施設数が多い地点D、Eを抽出し(ステップS105参照)、抽出した地点D、Eの各該当施設70を地図上に表示する(ステップS106参照)。図4(B)は、地点A〜Eの各該当施設70のうち、表示対象となる該当施設70のみを表示させた図である。図4(B)に示すように、この場合、該当施設70の密集度が小さい地点A〜Cの各該当施設70が、表示対象から除外されている。
図5(A)は、ディスプレイ44に表示される施設検索結果の表示例である。図5(A)の例では、ナビゲーション装置100は、走行予定ルート72と、出発点を示す出発点マーク73と、目的地を示す目的地マーク74と、複数の施設マーク75とを、図示しない地図上に表示させている。この場合、制御部109は、表示対象となる地点D、E周辺の各該当施設70の位置に、当該該当施設70に対応する施設マーク75を表示させている。
図5(B)は、地点Dの周辺に存在する該当施設に対応する施設マーク75aがユーザ入力により選択された場合の表示例である。図5(A)の状態から任意の施設マーク75が選択された場合、制御部109は、選択された施設マーク75に対応する施設の施設データをデータ記憶ユニット36から参照し、当該施設の詳細情報を表示させる。図5(B)の例では、制御部109は、選択された施設マーク75aに対応する施設「イタリアンレストラン○○」の店舗名、営業時間、及び電話番号を、施設マーク75aを指し示す吹き出し76中に表示させている。施設マーク75及び吹き出し76内の情報は、本発明における「施設情報」の一例である。
このように、ナビゲーション装置100は、施設検索を行う場合に、走行予定経路上に複数の検索基準地点Ptagを定め、該当施設が比較的密集している検索基準地点Ptag周辺の該当施設の施設情報を表示する。これにより、ユーザが所定ジャンルの施設を利用したい場合に、1つの施設が混雑して利用できない場合であっても、他の同一ジャンルの近隣施設を利用することが可能となり、少ない待ち時間で所望のジャンルの施設をユーザが利用することができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
図3のステップS105において、制御部109は、ステップS104で算出した該当施設平均数Nvと各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較することで、該当施設が密集する検索基準地点Ptagを抽出した。これに代えて、制御部109は、該当施設平均数Nvに基づき設定した値と、各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較することで、該当施設が密集する検索基準地点Ptagを抽出してもよい。
例えば、この場合、制御部109は、該当施設平均数Nvの算出後、該当施設平均数Nvの小数点以下を切り上げた値と、各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較する。例えば、図4の例では、制御部109は、算出した該当施設平均数Nv「2.2」の小数点以下を切り上げた値「3」と、各検索基準地点Ptagの該当施設数とを比較し、切り上げ値「3」よりも多い(即ち4以上の)該当施設数となる検索基準地点Ptag(即ち地点D)を抽出する。
本変形例によれば、制御部109は、該当施設が密集する検索基準地点Ptagをより精度良く抽出し、当該検索基準地点Ptag周辺の該当施設をユーザに提示することができる。なお、他の例として、制御部109は、該当施設平均数Nvに代えて、各検索基準地点Ptagの該当施設数の中央値(図4の例では地点Cの2個)よりも多い該当施設数となる検索基準地点Ptagを抽出し、当該検索基準地点Ptagの周辺の該当施設の施設情報を地図上に表示させてもよい。
(変形例2)
図4の例では、施設検索部107は、立寄り時間帯の開始から終了までを所定時間間隔(15分)ごとに抽出した各基準時刻Ttagでの到着予想地点を検索基準地点Ptagに設定した。しかし、本発明が適用可能な検索基準地点Ptagの設定方法は、これに限定されない。
例えば、施設検索部107は、各検索基準地点Ptag間の距離が等間隔になる走行予定経路上の地点を、各検索基準地点Ptagとして定めてもよい。上述の距離は、直線距離であってもよく、車両の移動に必要な走行距離であってもよい。この例では、施設検索部107は、立寄り時間帯の開始時刻での到着予想地点から終了時刻での到着予想地点までの走行予定経路から等間隔により検索基準地点Ptagを抽出する。
他の例では、推定部106は、ユーザ入力により立寄地が予め複数設定されている場合には、これらの立寄地を検索基準地点Ptagとして選定してもよい。これらの例によっても、実施例と同様に、検索基準地点Ptagを決定することができる。
(変形例3)
制御部109は、図3のステップS105で抽出した検索基準地点Ptagを基準とする検索対象区域Atag内に存在する該当施設から、最も近い他の該当施設と所定距離以上離れて存在する該当施設を、表示対象から除外してもよい。
上述の所定距離(「閾値距離Lth」とも呼ぶ。)は、例えば、所定時間(例えば5分)以内に他の該当施設への移動が可能か否かを判定するための閾値であって、施設間の直線距離に対する閾値であってもよく、施設間を移動するのに必要な車両の走行距離に対する閾値であってもよい。
図6は、本変形例に係る施設検索処理のフローチャートである。ステップS201〜S205は、図3のステップS101〜S105と同一処理であるため、その説明を省略する。
ステップS205で該当施設平均数Nvよりも多い該当施設数となる検索基準地点Ptagを抽出後、制御部109は、抽出した検索基準地点Ptagごとに、対応する検索対象区域Atag内の他のいずれの該当施設とも閾値距離Lth以上離れた該当施設を検出する(ステップS206)。この場合、例えば、データ記憶ユニット36が記憶する地図データには、施設間の距離が予め記録されており、制御部109は、当該地図データを参照することで、施設間の距離が閾値距離Lth以上離れているか否か判定する。他の例では、制御部109は、施設データとして記録された各施設の緯度経度の位置情報に基づき、施設間の直線距離等を算出することで、施設間の距離が閾値距離Lth以上離れているか否か判定する。
そして、制御部109は、検索対象区域Atag内の他の該当施設と閾値距離Lth以上離れた該当施設を表示対象から除外して施設検索結果を表示する(ステップS207)。即ち、制御部109は、ステップS205で抽出した検索基準地点Ptagの各該当施設のうち、ステップS206で検出した該当施設を除外して、対応する施設情報を表示させる。
図7(A)は、図6のステップS205で抽出された地点D、Eの各該当施設70を表示した図である。図7(B)は、図7(A)に示す該当施設70のうち、閾値距離Lthに基づく除外処理を実行後の地点D、Eの各該当施設70を表示した図である。
まず、制御部109は、各該当施設70について、最も近い他の該当施設70との距離を算出する。例えば、制御部109は、該当施設70cについて、最も近い他の該当施設70bとの距離「Lbc」を算出し、該当施設70eについて、最も近い他の該当施設70dとの距離「Lde」を算出する。そして、制御部109は、各該当施設70に対して算出した距離と閾値距離Lthとを比較し、算出した距離が閾値距離Lth以上となる該当施設70を、表示対象から除外する。例えば、制御部109は、距離「Lbc」が閾値距離Lthよりも長いことから、図7(B)に示すように、該当施設70cを表示対象から除外している。一方、距離「Lde」が閾値距離Lth未満であることから、制御部109は、図7(B)に示すように、該当施設70eを表示対象から除外していない。
このように、本変形例では、ナビゲーション装置100は、検索条件に合致する施設が多く集まる密集地帯に属する施設を、より精度良くユーザに提示することができる。また、本変形例によれば、施設検索結果として提示される施設間の距離が短いため、ユーザは、立寄った施設が混雑していた場合であっても、すぐに他の施設に移動することができる。よって、少ない待ち時間で施設を利用できる可能性が高くなる。
なお、ナビゲーション装置100は、該当施設平均数Nvを算出後に閾値距離Lthに基づく該当施設の除外処理を行う代わりに、該当施設平均数Nvの算出前に閾値距離Lthに基づく該当施設の除外処理を行ってもよい。この場合、図6のフローチャートでは、ナビゲーション装置100は、ステップS203で検索基準地点Ptagごとに該当施設を検索対象区域Atag内で検索した後、ステップS206に相当する処理を実行することで、最も近い他の該当施設と閾値距離Lth以上離れた該当施設を除外する。その後、ナビゲーション装置100は、除外されていない該当施設の検索基準地点Ptagごとの平均数を該当施設平均数Nvとして算出する。そして、ナビゲーション装置100は、図3のステップS105及びS106と同様の処理を実行することで、該当施設平均数Nvより該当施設数が大きい検索基準地点Ptag周辺の該当施設の施設情報を地図上に表示する。この場合も同様に、ナビゲーション装置100は、検索条件に合致する施設の密集区域に属する施設を、精度良くユーザに提示することができる。
(変形例4)
ナビゲーション装置100が実行する施設検索処理を、ナビゲーション装置100と通信を行うサーバ装置が実行してもよい。
図8は、本変形例に係る施設情報提供システムの概略構成を示す。図示のように、施設情報提供システムは、ナビゲーション装置100と、サーバ装置200とを備える。なお、図1の例では、便宜上1つのナビゲーション装置100を図示しているが、実際には多数のナビゲーション装置100が使用される。ナビゲーション装置100は、無線通信によりサーバ装置200との間で情報の送受信を行う。例えば、ナビゲーション装置100は、出発点情報及びユーザが指定した目的地の情報などを含む経路探索要求をサーバ装置200に送信することで、設定すべき経路の情報をサーバ装置200から受信する。また、ナビゲーション装置100は、施設検索条件を含む施設検索要求をサーバ装置200に送信することで、施設検索条件に合致する施設の情報をサーバ装置200から受信する。なお、ナビゲーション装置100は、経路探索要求と施設検索要求とを同時に送信してもよく、異なるタイミングで送信してもよい。後者の場合、施設検索要求には、設定された目的地までの経路の情報を示す経路情報がさらに含まれていてもよい。
サーバ装置200は、CPU、ROM、RAM、通信装置などから構成され、施設データを含む地図データを予め記憶している。そして、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100から送信される要求信号に基づき、経路検索処理及び施設検索処理を実行し、その処理結果を要求元のナビゲーション装置100へ送信する。
図9は、サーバ装置200の機能ブロック図を示す。サーバ装置200は、機能的には、検索条件取得部201と、交通情報取得部202と、出発点取得部203と、目的地取得部204と、経路探索部205と、推定部206と、施設検索部207と、算出部208と、制御部209と、送信部210とを備える。例えば、サーバ装置200のCPU等は、検索条件取得部201、交通情報取得部202、出発点取得部203、目的地取得部204、経路探索部205、推定部206、施設検索部207、算出部208、及び制御部209として機能し、サーバ装置200の通信装置は、送信部210として機能する。
検索条件取得部201は、施設検索条件を含む施設検索要求をナビゲーション装置100から受信することで取得し、推定部206及び施設検索部207へ出力する。交通情報取得部202は、VICSセンタ等から交通情報を取得し、推定部206へ出力する。出発点取得部203は、ナビゲーション装置100から受信した経路探索要求に含まれる出発点情報を経路探索部205へ出力する。目的地取得部204は、ナビゲーション装置100から受信した経路探索要求に含まれる車両の目的地の情報を、経路探索部205へ出力する。
経路探索部205は、出発点取得部203から入力された出発点と、目的地取得部204から入力された目的地とに基づいて出発点から目的地までの経路を探索し、得られた経路を示す経路情報を、推定部206及び送信部210に供給する。
推定部206は、経路探索部205等から通知された施設検索要求の送信元のナビゲーション装置100の経路情報に基づき、各基準時刻Ttagでの走行予定経路上の到着予想地点を推定して施設検索部207へ出力する。なお、推定部206は、施設検索要求に経路情報が含まれている場合には、当該経路情報に基づき走行予定経路を認識してもよい。
施設検索部207は、推定部206から通知された各基準時刻Ttagに対応する到着予想地点を検索基準地点Ptagとみなし、地図データを参照して周辺の該当施設を検索する。そして、施設検索部207は、検索基準地点Ptagごとの検索対象区域Atag内での該当施設数の情報を、算出部208及び制御部209へ送信する。算出部208は、施設検索部207から通知された検索基準地点Ptagごとの検索対象区域Atag内での該当施設数に基づき、該当施設平均数Nvを算出する。制御部209は、施設検索部207から通知された各検索基準地点Ptagの検索対象区域Atag内での該当施設数と、算出部208から通知された該当施設平均数Nvとを比較し、該当施設平均数Nvよりも大きい該当施設数となる検索基準地点Ptagの検索対象区域Atag内での該当施設を、表示対象として認識する。そして、制御部209は、表示対象となる該当施設を地図上に表示するために必要な情報を、送信部210により施設検索要求の送信元であるナビゲーション装置100に送信する。その後、施設検索要求の送信元であるナビゲーション装置100は、サーバ装置200から受信した情報に基づき、図5の表示例と同様に、走行予定経路と共に該当施設の施設マーク等の施設情報を、地図上に表示する。
このように、ナビゲーション装置100が実行する施設検索処理を、ナビゲーション装置100と通信を行うサーバ装置200が実行する場合であっても、施設検索条件に合致する施設の密集エリアに属する施設の情報を、好適にナビゲーション装置100のユーザに提示することができる。
本変形例では、ナビゲーション装置100は、本発明における「端末装置」として機能し、サーバ装置200は本発明における「検索装置」として機能する。
なお、サーバ装置200は、複数のサーバ装置から構成されていてもよい。例えば、サーバ装置200は、経路探索処理及び施設検索処理を実行する1又は複数のサーバ装置と、経路探索処理及び施設検索処理を実行するのに必要な地図データ等を記憶する1又は複数のサーバ装置とから構成されていてもよい。この場合、各サーバ装置は、予め割り当てられた処理を実行するのに必要な情報の授受を他のサーバ装置と適宜行う。
(変形例5)
ナビゲーション装置100は、データ記憶ユニット36に記憶された地図データを参照する代わりに、地図データを管理するサーバ装置から経路探索処理や施設検索処理等に必要な地図データを受信してもよい。
10 自立測位装置
18 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置
100 ナビゲーション装置
200 サーバ装置

Claims (11)

  1. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索して表示する表示装置であって、
    施設検索条件を取得する検索条件取得部と、
    前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、
    前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、前記施設検索条件を満たす施設情報の数が所定の閾値より大きい区域の施設情報を前記表示部に表示させ、かつ、前記所定の閾値を、前記複数の区域において前記検索部が検索した前記施設検索条件を満たす施設情報の数に基づき定めることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記複数の区域における一の区域ごとの前記施設検索条件を満たす施設情報の平均数を算出する算出部を更に備え、
    前記制御部は、前記複数の区域のうち前記平均数よりも多い前記施設情報が属する区域の施設情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記検索部は、前記経路上の通過前の複数の地点の各々の周辺区域を、前記複数の区域として施設情報を検索することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示装置。
  5. 前記経路の交通情報を取得する交通情報取得部と、
    前記交通情報に基づいて、複数の時刻の各々における前記経路上の到着予想地点を推定する推定部と、をさらに備え、
    前記検索部は、前記到着予想地点の各々の周辺区域の施設情報を検索することを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記制御部は、前記経路、及び、前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の施設情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の表示装置。
  7. 出発点と目的地、及び施設検索条件を外部端末から受信する受信部と、
    前記出発点から前記目的地までの経路を探索する探索部と、
    前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、
    前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を前記外部端末に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする検索装置。
  8. 出発点と目的地、及び施設検索条件を検索装置に送信する送信部と、
    前記出発点から前記目的地までの経路を探索し、前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報の検索を行い、前記複数の区域のうち前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域における前記施設情報を外部端末に送信する検索装置から、前記検索の結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を受信する受信部と、
    前記受信部により受信した施設情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置が実行する表示方法であって、
    施設検索条件を取得する取得工程と、
    前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索工程と、
    前記複数の区域のうち前記検索工程による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御工程と、
    を有することを特徴とする表示方法。
  10. 出発点及び目的地を取得し、前記出発点から前記目的地までの経路を探索し表示する表示装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、
    施設検索条件を取得する取得部と、
    前記施設検索条件に基づいて、前記経路上の複数の地点の各々を基準とした複数の区域の施設情報を検索する検索部と、
    前記複数の区域のうち前記検索部による検索結果に基づいて定められる条件を満たす区域の前記施設情報を表示部に表示させる制御部
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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