JP2013257268A - 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2013257268A
JP2013257268A JP2012134610A JP2012134610A JP2013257268A JP 2013257268 A JP2013257268 A JP 2013257268A JP 2012134610 A JP2012134610 A JP 2012134610A JP 2012134610 A JP2012134610 A JP 2012134610A JP 2013257268 A JP2013257268 A JP 2013257268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
traffic light
stop time
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012134610A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Ito
宏平 伊藤
Kenji Tsunekawa
賢二 恒川
Takahiro Kamata
喬浩 鎌田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2012134610A priority Critical patent/JP2013257268A/ja
Publication of JP2013257268A publication Critical patent/JP2013257268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】前方車両の挙動によらずに各信号機の赤信号の点灯時間を高精度に計測することが可能な情報生成装置を提供する。
【解決手段】情報生成装置は、取得手段と、算出手段とを有する。取得手段は、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、停止の際に信号機と車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、信号機の識別情報とを取得する。算出手段は、停止時間情報のうち、信号機と車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、信号機の識別情報とに基づき、信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ナビゲーション装置等に利用される交通情報を生成する技術に関する。
従来から、信号の点灯時間を計測する技術が知られている。例えば特許文献1では、複数の車両から取得した位置情報、時刻情報及び速度情報を統計処理して、交差点における信号のサイクル時間を推定する交通情報生成装置が開示されている。
特開2008−197725号公報
特許文献1に記載の技術によれば、各信号機での信号待ち時間を推定することができる一方、推定した信号待ち時間は、位置情報等を生成する車両の前方車両の挙動に影響を受けた時間となる。具体的には、推定した信号待ち時間は、各信号機の赤信号の点灯時間に前方車両が動き出すまでの時間が加算された時間となり、赤信号の点灯時間に即した時間とはならない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、前方車両の挙動によらずに各信号機の赤信号の点灯時間を高精度に計測することが可能な情報生成装置及びナビゲーション装置を提供することを主な目的とする。
請求項1に記載の発明は、情報生成装置であって、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段と、を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記停止時間情報と、前記前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、を有することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、を有することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、情報生成装置が実行する制御方法であって、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得工程と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出工程と、を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、情報生成装置が実行するプログラムであって、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段として前記情報生成装置を機能させることを特徴とする。
実施例に係る情報生成システムの概略構成を示す。 ナビゲーション装置の概略構成を示す。 サーバ装置の概略構成を示す。 実施例において、ナビゲーション装置が実行するフローチャートである。 実施例において、サーバ装置が実行するフローチャートである。 変形例1において、ナビゲーション装置が実行するフローチャートである。 変形例1において、サーバ装置が実行するフローチャートである。
本発明の好適な実施形態によれば、情報生成装置は、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段と、を備える。
上記の情報生成装置は、取得手段と、算出手段とを有する。取得手段は、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、停止の際に信号機と車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、信号機の識別情報とを取得する。算出手段は、停止時間情報のうち、信号機と車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、信号機の識別情報とに基づき、信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する。このように、情報生成装置は、前方車両が存在しない際の信号待ち時間を示す先頭停止時間情報に基づき赤信号の点灯時間を算出することで、先頭車両の挙動によらずに、信号待ちでの赤信号の点灯時間を高精度に算出することができる。
上記情報生成装置の一態様では、前記情報生成装置は複数の車両と通信可能なサーバ装置であり、前記取得手段は、前記複数の車両から前記停止時間情報、前方車両情報、及び前記信号機の識別情報を取得し、前記複数の車両から取得した先頭停止時間情報を、前記信号機の識別情報に関連づけて蓄積する蓄積手段をさらに備える。ここで、「車両」とは、車両に備え付けられたナビゲーション装置の他、車室内に存在する携帯端末も含む。この態様では、情報生成装置は、複数の車両から停止時間情報等を受信することで、赤信号の点灯時間を算出するためのサンプル数を大きくすることができ、設置場所の異なる多くの信号機に対する赤信号の点灯時間を高精度に算出することができる。
上記情報生成装置の他の一態様では、前記算出手段は、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を、当該信号機と同一交差点に設置され、当該信号機の道路と交差する道路の信号機における青信号の点灯時間とみなし、前記信号機の各々の赤信号と青信号との点灯時間の比率を算出する。この態様により、情報生成装置は、信号機の各々の赤信号と青信号との点灯時間の比率を好適に算出し、ルート探索や到着予想時刻の算出などに利用することができる。
本発明の好適な他の実施形態によれば、車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記停止時間情報と、前記前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、を有する。
上記のナビゲーション装置は、取得手段と、供給手段とを有する。取得手段は、前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、停止の際に信号機と車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、信号機の識別情報とを取得する。供給手段は、サーバ装置に対し、停止時間情報と、前方車両情報と、信号機の識別情報とを供給する処理を行う。ここで、サーバ装置は、停止時間情報のうち、信号機と車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、信号機の識別情報とに基づき、信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有する。この態様により、ナビゲーション装置は、前方車両が存在しない際の信号待ち時間を示す先頭停止時間情報に基づき赤信号の点灯時間を算出するサーバ装置に対し、必要な情報を供給することができる。
上記ナビゲーション装置の一態様では、前記取得手段は、前記車両前方の信号機を検出する信号機検出手段と、前記信号機において前記車両が信号待ちをする場合、停止していた時間を計測する計測手段と、前記車両が信号待ちをする場合、前記信号機と前記車両との間に他の車両が存在したか否かを検出する前方車両検出手段と、を備える。この態様により、ナビゲーション装置は、停止時間情報及び前方車両情報を好適に取得することができる。
上記ナビゲーション装置の他の一態様では、前記前方車両検出手段は、前記車両の前方を撮影するカメラが生成した画像に基づき、前記信号機と前記車両の間で発進した車両を検出した場合に、前記他の車両が存在したと判断する。このように、ナビゲーション装置は、画像処理により前方車両の有無を判定する場合に、前方車両の発進を検出することで、高精度に前方車両の有無の判定を行うことができる。
上記ナビゲーション装置の他の一態様では、前記供給手段は、前記サーバ装置と通信可能な端末装置が読み取り可能な記憶媒体に対して、前記停止時間情報と、前記前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを書込む。この態様によっても、ナビゲーション装置は、サーバ装置が赤信号 の点灯時間を算出するのに必要な情報を、記憶媒体及びPCなどの端末装置を介して、サーバ装置に好適に供給することができる。
本発明の好適な他の実施形態によれば、車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、を有する。この態様によっても、ナビゲーション装置は、前方車両が存在しない際の信号待ち時間を示す先頭停止時間情報に基づき赤信号の点灯時間を算出するサーバ装置に対し、必要な情報を供給することができる。
本発明のさらに他の実施形態によれば、情報生成装置が実行する制御方法であって、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得工程と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出工程と、を有する。情報生成装置は、この制御方法を実行することで、先頭車両の挙動によらずに、信号待ちでの赤信号の点灯時間を高精度に算出することができる。
本発明のさらに他の実施形態によれば、情報生成装置が実行するプログラムであって、車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段として前記情報生成装置を機能させる。情報生成装置は、このプログラムを実行することで、先頭車両の挙動によらずに、信号待ちでの赤信号の点灯時間を高精度に算出することができる。好適には、上述のプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。なお、以後において、「信号機」は、交差点上に設けられた信号機に限らず、踏切の信号機を含むものとする。
[情報生成システム]
図1は、本実施例に係る情報生成システムの概略構成である。情報生成システムは、各信号機の赤信号の点灯時間を算出するシステムであって、図1に示すように、車両Veの経路案内を行うナビゲーション装置100と、サーバ装置200と、ネットワーク300とを有する。
(1)ナビゲーション装置の構成
図2は、ナビゲーション装置100の概略構成を示す。ナビゲーション装置100は、例えば据置型のナビゲーション装置や経路案内を行う携帯端末であって、図2に示すように、自立測位装置10、カメラ14、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
カメラ14は、車両の前方に向けられた状態で固定され、所定の間隔ごとに車両前方を撮影した画像を生成する。カメラ14は、生成した画像をシステムコントローラ20に供給する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU(Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)23及びRAM(Random Access Memory)24を含んでおり、ROM23などに記憶された制御プログラムを実行することで、ナビゲーション装置100全体の制御を行う。
例えば、システムコントローラ20は、車両Veが信号待ちにより停止した場合の停止時間(「停止時間Ts」とも呼ぶ。)を計測する。また、システムコントローラ20は、車両Veが信号待ちにより停止した場合に、カメラ14が生成した画像に基づき、車両Veと信号機との間に信号待ちをしている前方車両が存在するか否かを示す情報(「前方車両情報If」とも呼ぶ。)を生成する。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。さらに、データ記憶ユニット36は、地図データとして、各信号機の識別情報(「信号機ID」とも呼ぶ。)と、当該信号機の位置を特定する情報とを関連付けて記憶する。信号機の位置を特定する情報は、例えば緯度経度情報であってもよく、対応するリンクやノードの識別情報であってもよい。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(登録商標、Vehicle Information Communication System)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。また、通信装置38は、システムコントローラ20が算出した停止時間Tsを含む情報(「信号待ち関連情報Ia」とも呼ぶ。)を、ネットワーク300を介してサーバ装置200へ送信する。本実施例では、信号待ち関連情報Iaは、停止時間Ts、前方車両情報If、及び車両Veが信号待ちをした信号機の信号機IDを含む。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データなどを表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、画像表示部として機能し、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A(Digital to Analog)変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置等から構成されている。入力装置60は、車内に搭載された当該車載用電子システムの本体のフロントパネルやディスプレイ44の周囲に配置される。また、ディスプレイ44がタッチパネル方式の場合、ディスプレイ44の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力装置60として機能する。
(2)サーバ装置の構成
図3は、サーバ装置200の概略構成を示す。図3に示すように、サーバ装置200は、通信部202と、記憶部203と、制御部204とを有する。通信部202、記憶部203、及び制御部204は、バスライン201を介して相互に接続されている。
通信部202は、制御部204の制御に基づき、各種データの送信及び受信を行う。本実施例では、通信装置202は、ネットワーク300を介し、ナビゲーション装置100などの車両の案内を行う端末装置から信号待ち関連情報Iaを受信する。
制御部204は、CPUやROM及びRAMなどのメモリを有し、メモリに記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置200の全般的な制御を行う。制御部204は、信号待ち関連情報Iaに基づき、各信号機の赤信号の点灯時間の推定値(「赤点灯時間Tr」とも呼ぶ。)を算出する。ここで、赤点灯時間Trは、前方車両が無い場合に計測された停止時間Ts(「先頭停止時間Tsf」とも呼ぶ。)の信号機IDごとの統計量である。赤点灯時間Trの具体的な算出方法については、[制御方法]のセクションで説明する。
記憶部203は、例えば、HDDなどにより構成される。記憶部203は、ナビゲーション装置100などの各端末装置から送信された信号待ち関連情報Iaのデータベース(「停止時間DB」とも呼ぶ。)を記憶する。また、記憶部203は、制御部204が算出した赤点灯時間Trを信号機IDと関連付けたデータベース(「赤点灯時間DB」とも呼ぶ。)を記憶する。
なお、制御部204は、本発明における「算出手段」として機能し、通信部202及び制御部204は、本発明における「取得手段」として機能する。また、記憶部203及び制御部204は、本発明における「蓄積手段」として機能し、サーバ装置200は、本発明における「情報生成装置」として機能する。
[制御方法]
次に、ナビゲーション装置100及びサーバ装置200が実行する処理についてそれぞれ説明する。
(1)ナビゲーション装置の処理
まず、図4を参照し、ナビゲーション装置100が実行する処理について具体的に説明する。
図4は、本実施例において、ナビゲーション装置100のシステムコントローラ20が実行する処理手順を示すフローチャートの一例である。システムコントローラ20は、図4に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。
まず、システムコントローラ20は、車両Veが停止したか否か判定する(ステップS101)。例えば、システムコントローラ20は、距離センサ13が出力する車速パルスに基づき、車両Veの車速が0になったか否かを判定する。
そして、システムコントローラ20は、車両Veが停止したと判断した場合(ステップS101;Yes)、前方に信号機があるか否か判定する(ステップS102)。例えば、システムコントローラ20は、車両Veの現在地から進行方向上に所定距離以内に信号機が存在するか否か判定する。ここで、上述の所定距離は、赤信号の信号機から、当該赤信号により停車中の車両までの想定され得る距離に実験等に基づき定められる。この場合、システムコントローラ20は、現在地をGPS受信機18が生成した位置情報に基づき特定し、各信号機の位置を地図データに含まれる各信号機の位置情報に基づき特定し、車両Veの進行方向を角速度センサ12等が出力した検出値に基づき特定する。
そして、システムコントローラ20は、前方に信号機があると判断した場合(ステップS102;Yes)、車両Veが信号待ちを行っていると判断し、ステップS103へ進む。一方、システムコントローラ20は、車両が停止していないと判断した場合(ステップS101;No)、又は、前方に信号機がないと判断した場合(ステップS102;No)、ステップS101へ処理を戻す。
次に、ステップS103では、システムコントローラ20は、停止時間Tsの計測を開始すると共に、前方車両の発進の検出処理を開始する(ステップS103)。具体的には、システムコントローラ20は、ステップS103の実行時からの経過時間を計測する。また、システムコントローラ20は、後述するステップS105の実行時までの期間において、カメラ14が撮影した画像の時系列の変化を検知することにより、前方車両の発進を検知する。例えば、システムコントローラ20は、画像内において、前方車両の後部に相当する表示領域を検出し、当該表示領域の時系列における所定の変化を検知した場合、前方車両が発進したと判断する。
次に、システムコントローラ20は、車両Veが発進したか否か判定する(ステップS104)。例えば、システムコントローラ20は、距離センサ13が出力する車速パルスに基づき、車両Veの車速が0より大きくなったか否か判定する。そして、システムコントローラ20は、車両Veが発進していないと判断した場合(ステップS104;No)、引き続き、ステップS104において、車両Veが発進したか否かを判定する。
次に、システムコントローラ20は、車両Veが発進したと判断した場合(ステップS104;Yes)、停止時間Tsの計測を終了する(ステップS105)。即ち、この場合、システムコントローラ20は、ステップS103の計測開始時からの経過時間を、停止時間Tsに設定する。
次に、システムコントローラ20は、前方車両の発進の有無に基づき、前方車両情報Ifを生成する(ステップS106)。具体的には、システムコントローラ20は、ステップS103から継続して実行している前方車両の発進の検出処理により、前方車両の発進を検出した場合、前方車両が存在する旨の前方車両情報Ifを生成する。一方、システムコントローラ20は、上述の検出処理により、前方車両の発進を検出できなかった場合、前方車両が存在しない旨の前方車両情報Ifを生成する。
次に、システムコントローラ20は、停止時間Ts、前方車両情報If、及び信号機IDを含む信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200へ送信する(ステップS107)。具体的には、システムコントローラ20は、ステップS105で定めた停止時間Tsと、ステップS106で生成した前方車両情報Ifと、ステップS102で特定した信号機の信号機IDとを関連付けてサーバ装置200へ送信する。
(2)サーバ装置の処理
次に、サーバ装置200が実行する処理について説明する。
図5は、本実施例において、サーバ装置200の制御部204が実行する処理を示すフローチャートの一例である。制御部204は、図5に示すフローチャートの処理を、信号待ち関連情報Iaを受信するごとに繰り返し実行する。
まず、制御部204は、図4のステップS107でナビゲーション装置100が送信した信号待ち関連情報Iaを、通信部202を介して受信し、停止時間DBに記憶する(ステップS111)。
次に、制御部204は、赤点灯時間Trの算出タイミングであるか否か判定する(ステップS112)。ここで、制御部204、例えば、1以上の所定個数の信号待ち関連情報Iaを受信するごとに、赤点灯時間Trを算出すべきと判断してもよく、前回の赤点灯時間Trの算出時から所定時間経過したときに、赤点灯時間Trを算出すべきと判断してもよい。そして、制御部204は、赤点灯時間Trの算出タイミングではないと判断した場合(ステップS112;No)、フローチャートの処理を終了する。
そして、制御部204は、赤点灯時間Trの算出タイミングであると判断した場合(ステップS112;Yes)、前方車両が存在しない場合に生成された停止時間Tsである先頭停止時間Tsfを、停止時間DBから抽出する(ステップS113)。具体的には、制御部204は、各信号待ち関連情報Iaの前方車両情報Ifを参照し、前方車両が無い旨を示す前方車両情報Ifに関連付けられた停止時間Tsを、先頭停止時間Tsfとして抽出する。
次に、制御部204は、抽出した先頭停止時間Tsfを用いて、信号機IDごとに赤点灯時間Trを算出し、赤点灯時間DBに記憶する(ステップS114)。即ち、制御部204は、ステップS113で抽出した先頭停止時間Tsfに対応する信号機IDを参照し、信号機IDごとに先頭停止時間Tsfの統計処理を行うことで、赤点灯時間Trを算出する。
ここで、赤点灯時間Trの算出方法について具体的に説明する。
第1の例では、制御部204は、信号機IDごとの先頭停止時間Tsfの最頻値を、当該信号機IDの赤点灯時間Trとして定める。この場合、先頭停止時間Tsfは、例えば秒単位により同一性が判断される。このように赤点灯時間Trを定めることで、制御部204は、赤点灯時間Trを、目的地等に対する推奨ルートの算出や到着予想時刻の算出に好適に用いることができる。
第2の例では、制御部204は、信号機IDごとの先頭停止時間Tsfの外れ値を除いた最大値を、最大待ち時間であるとみなし、当該信号機IDの赤点灯時間Trとして定める。この場合、制御部204は、所定個数又は所定比率の外れ値を除外した後の信号機IDごとの先頭停止時間Tsfの最大値を、最大待ち時間とみなし、当該信号機IDの赤点灯時間Trとして定める。上述の所定個数及び所定比率は、例えば実験等に基づき予め定められる。このように赤点灯時間Trを定めることで、制御部204は、赤点灯時間Trを、例えば接近中又は信号待ちをしている交差点の最大待ち時間をユーザに通知する際に好適に用いることができる。なお、制御部204は、上述の第1の例で述べた最頻値及び第2の例で述べた最大待ち時間の両方を、赤点灯時間Trとして定めてもよい。
また、ステップS114において、好適には、制御部204は、前回の赤点灯時間Trの算出後に受信した信号待ち関連情報Iaに含まれる信号機IDのみを対象にして、赤点灯時間Trを算出し、赤点灯時間DBに更新して又は新たに記憶するとよい。
[赤点灯時間DBの活用例]
次に、生成した赤点灯時間DBの活用例について具体的に説明する。
まず、ナビゲーション装置100が赤点灯時間DBを活用する場合について説明する。例えば、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100の要求に応じて、赤点灯時間DBをナビゲーション装置100に送信する。この場合、ナビゲーション装置100は、所定の間隔ごとに要求信号をサーバ装置200に送信してもよく、ユーザの入力に基づき要求信号をサーバ装置200に送信してもよい。そして、ナビゲーション装置100は、例えば、道路及び交差点の通過のしやすさの指標であるコストを用いて推奨ルートや到着予想時刻を決定する際に、赤点灯時間DBを参照してコストを定める。具体的には、ナビゲーション装置100は、赤点灯時間Trが長い信号機が設置された道路又は交差点ほど、当該道路又は交差点を通過するためのコストを大きく設定する。
他の例では、ナビゲーション装置100は、信号機に所定距離以内に差し掛かるごとに、又は、信号待ちにより車両Veが停車するごとに、当該信号機の信号機IDを特定し、赤灯火信号DBを参照して、対応する赤点灯時間Trをディスプレイ44上に表示させてもよい。これにより、ナビゲーション装置100のユーザは、これから通過すべき信号機での信号待ち時間を容易に把握することができる。
次に、サーバ装置200が赤点灯時間DBを活用する場合について説明する。この場合、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100などの端末装置からルート検索を実行すべき旨の要求信号を受信する。この場合、要求信号には、出発地及び目的地の位置情報や探索条件などが含まれる。このとき、サーバ装置200は、受信した要求信号に基づき、指定された出発地から目的地までの推奨ルートや到着予想時刻を決定する。このとき、サーバ装置200は、赤点灯時間DBを参照し、赤点灯時間Trが長い信号機が設置された道路又は交差点ほど、当該道路又は交差点の通過するためのコストを大きく設定する。このように、サーバ装置200は、ナビゲーション装置100の要求に応じてルート探索処理等を行う場合に、各信号機での信号待ち時間を勘案して、好適に推奨経路を探索することができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
図4及び図5のフローチャートによれば、ナビゲーション装置100は、前方車両情報Ifを信号待ち関連情報Iaに含めてサーバ装置200に送信し、サーバ装置200は、前方車両情報Ifに基づき、先頭停止時間Tsfを抽出した。これに代えて、ナビゲーション装置100は、計測した停止時間Tsが先頭停止時間Tsfに該当する場合に限り、信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200に送信してもよい。この具体例について、図6及び図7を参照して具体的に説明する。
図6は、変形例1においてナビゲーション装置100のシステムコントローラ20が実行する処理を示すフローチャートの一例である。システムコントローラ20は、図6に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。なお、ステップS201乃至ステップS205については、図4のステップS101乃至ステップS105と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS205の実行後、システムコントローラ20は、ステップS203で開始した前方車両の発進の検出処理により、前方車両の発進を検出したか否か判定する(ステップS206)。そして、システムコントローラ20は、前方車両の発進を検出済みであると判断した場合(ステップS206;Yes)、フローチャートの処理を終了する。即ち、この場合、システムコントローラ20は、ステップS205で計測した停止時間Tsは先頭停止時間Tsfには該当しないことから、赤点灯時間Trの算出に用いられないと判断し、信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200へ送信しない。
一方、システムコントローラ20は、前方車両の発進を検出していない場合(ステップS206;No)、ステップS205で計測した停止時間Tsは先頭停止時間Tsfであると判断する。そして、この場合、システムコントローラ20は、先頭停止時間Tsf及び対応する信号機IDを含む信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200に送信する(ステップS207)。このように、システムコントローラ20は、赤点灯時間Trの算出に用いられる赤点灯時間Trを含む信号待ち関連情報Iaのみサーバ装置200へ送信する。
図7は、変形例1において、サーバ装置200の制御部204が実行する処理を示すフローチャートである。制御部204は、図7に示すフローチャートの処理を、信号待ち関連情報Iaを受信するごとに繰り返し実行する。
まず、サーバ装置200は、信号待ち関連情報Iaを受信し、停止時間DBに記憶する(ステップS211)。そして、赤点灯時間Trの算出タイミングである場合(ステップS212;Yes)、制御部204は、停止時間DBに記憶された先頭停止時間Tsfを用いて、信号機IDごとに赤点灯時間Trを算出し、赤点灯時間DBに記憶する(ステップS213)。即ち、この場合、制御部204は、図5のステップS113において実行した先頭停止時間Tsfの抽出処理を実行する必要がない。
このように、変形例1によっても、サーバ装置200は、好適に、赤点灯時間Trを算出することができる。
(変形例2)
図2の構成例では、ナビゲーション装置100は、カメラ14を有し、カメラ14が生成した画像に基づき、前方車両の発進の有無を検知した。しかし、本発明が適用可能な構成は、これに限定されない。
これに代えて、又は、これに加えて、ナビゲーション装置100は、前方車両の有無を検出するための赤外線センサやレーダー等を有し、信号待ちによる車両Veの停車時に前方車両の有無を検知してもよい。この場合、ナビゲーション装置100は、前方車両が発進するタイミングによらず、前方車両の停止中に前方車両の有無を好適に判定することができる。また、他の例では、ナビゲーション装置100は、所定の輻輳角を有するように車両の前方に向けられた複数のカメラを有し、当該カメラが生成した画像に基づき、前方車両の三次元形状を認識することで、前方車両の存在を検知してもよい。これにより、ナビゲーション装置100は、精度よく前方車両を検出することができる。
(変形例3)
図4のフローチャートでは、ナビゲーション装置100は、停止時間Ts及び前方車両情報Ifを生成するたびに、ステップS107において、これらを含む信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200に送信した。しかし、本発明が適用可能な態様は、これに限定されない。
これに代えて、ナビゲーション装置100は、停止時間Ts及び前方車両情報Ifを生成したタイミングによらずに、サーバ装置200に送信すべき信号待ち関連情報Iaを、一定又は不定のタイミングに基づき送信してもよい。この場合、図4のフローチャートでは、ナビゲーション装置100は、ステップS107において、信号待ち関連情報Iaをデータ記憶ユニット36に記憶し、所定のタイミングになった場合に、データ記憶ユニット36に記憶した未送信の信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200へ送信する。ここで、所定のタイミングとは、例えば、ユーザが所定の入力を行ったタイミングでもよく、所定間隔ごとのタイミングであってもよい。
また、ナビゲーション装置100が信号待ち関連情報Iaを直接サーバ装置200に送信する態様に代えて、ナビゲーション装置100は、PCなどの他の端末装置が読み取り可能な記憶媒体に信号待ち関連情報Iaを書き込んでもよい。この場合、例えば、信号待ち関連情報Iaが書き込まれた記憶媒体をPCなどの他の端末装置が読み取り、当該端末装置が読み取った信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200へ送信する。この態様であっても、ナビゲーション装置100は、好適に、信号待ち関連情報Iaをサーバ装置200に供給することができる。
(変形例4)
図1に示す情報生成システムの構成に代えて、情報生成システムは、サーバ装置200を有しなくてもよい。
この場合、ナビゲーション装置100のデータ記憶ユニット36は、停止時間DB及び赤点灯時間DBを記憶し、ナビゲーション装置100が赤点灯時間Trの算出処理を行う。具体的には、システムコントローラ20は、図4のフローチャートのステップS107において、信号待ち関連情報Iaを停止時間DBに記憶する。その後、システムコントローラ20は、図5のステップS112乃至ステップS114の処理を実行し、赤点灯時間Trを算出する。
この態様によっても、ナビゲーション装置100は、赤点灯時間Trを好適に算出し、推奨ルートの設定や到着予想時刻の算出、信号待ち時間の表示等を好適に実行することができる。なお、この場合、ナビゲーション装置100は、本発明における「情報生成装置」の一例である。
(変形例5)
実施例に示す処理に加え、ナビゲーション装置100又はサーバ装置200は、各信号機IDにおける赤点灯時間Trと青色の点灯時間(「青点灯時間Tb」とも呼ぶ。)との比率(「赤青時間比率」とも呼ぶ。)を計算してもよい。
この場合、サーバ装置200は、各信号機の赤点灯時間Trを、当該信号機の道路と交差する道路に対して設けられた同一交差点上の信号機(単に「交差信号機」とも呼ぶ。)の青点灯時間Tbと見なし、各信号機IDに対する青点灯時間Tbを赤点灯時間DBに記憶する。即ち、この場合、サーバ装置200は、赤点灯時間Trの算出対象となった信号機IDに対する交差信号機の信号機IDの青点灯時間Tbを、上述の赤点灯時間Trと同じ値に設定し、赤点灯時間DBに記憶する。
そして、サーバ装置200又は赤点灯時間DBを受信したナビゲーション装置100は、推奨経路の探索時に、赤点灯時間Tr及び青点灯時間Tbに基づき算出した赤青時間比率を勘案し、各候補となる経路のコストの算出を行う。例えば、ナビゲーション装置100又はサーバ装置200は、赤点灯時間Trの青点灯時間Tbに対する比率が高い信号機がある道路又は交差点ほど、当該道路又は交差点を通過するためのコストを大きく設定する。
このように、本変形例によれば、青信号の比率が高い道路を推奨経路として優先的に設定することができ、ユーザの利便性が向上する。
(変形例6)
図4のステップS102では、システムコントローラ20は、GPS受信機18が生成した位置情報と、地図データとに基づき、信号機の有無を判定した。これに代えて、システムコントローラ20は、カメラ14が生成した画像から信号機の領域を検出することで、信号機の有無を判定してもよい。
本発明は、車載用ナビゲーション装置、PND(Portable/Personal Navigation Device)、携帯型端末、サーバ装置などに好適に適用することができる。
10 自立測位装置
12 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置
100 ナビゲーション装置
200 サーバ装置
202 通信部
203 記憶部
204 制御部
300 ネットワーク

Claims (11)

  1. 車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、
    前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする情報生成装置。
  2. 前記情報生成装置は複数の車両と通信可能なサーバ装置であり、
    前記取得手段は、前記複数の車両から前記停止時間情報、前記前方車両情報、及び前記信号機の識別情報を取得し、
    前記複数の車両から取得した先頭停止時間情報を、前記信号機の識別情報に関連付けて蓄積する蓄積手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報生成装置。
  3. 前記算出手段は、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を、当該信号機と同一交差点に設置され、当該信号機の道路と交差する道路の信号機における青信号の点灯時間とみなし、前記信号機の各々の赤信号と青信号との点灯時間の比率を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報生成装置。
  4. 車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、
    前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、
    前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記停止時間情報と、前記前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 前記取得手段は、
    前記車両前方の信号機を検出する信号機検出手段と、
    前記信号機において前記車両が信号待ちをする場合、停止していた時間を計測する計測手段と、
    前記車両が信号待ちをする場合、前記信号機と前記車両との間に他の車両が存在したか否かを検出する前方車両検出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
  6. 前記前方車両検出手段は、前記車両の前方を撮影するカメラが生成した画像に基づき、前記信号機と前記車両の間で発進した車両を検出した場合に、前記他の車両が存在したと判断することを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
  7. 前記供給手段は、前記サーバ装置と通信可能な端末装置が読み取り可能な記憶媒体に対して、前記停止時間情報と、前記前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを書込むことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載のナビゲーション装置。
  8. 車両の経路を案内するナビゲーション装置であって、
    前記車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、
    前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段を有するサーバ装置に対し、前記先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とを供給する処理を行う供給手段と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  9. 情報生成装置が実行する制御方法であって、
    車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得工程と、
    前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 情報生成装置が実行するプログラムであって、
    車両が信号待ちにより停止していた時間を示す停止時間情報と、前記停止の際に前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在したか否かを示す前方車両情報と、前記信号機の識別情報とを取得する取得手段と、
    前記停止時間情報のうち、前記信号機と前記車両の間に他の車両が存在しなかった際の停止時間情報である先頭停止時間情報と、前記信号機の識別情報とに基づき、前記信号機の各々の赤信号の点灯時間を算出する算出手段
    として前記情報生成装置を機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
JP2012134610A 2012-06-14 2012-06-14 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 Pending JP2013257268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012134610A JP2013257268A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012134610A JP2013257268A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013257268A true JP2013257268A (ja) 2013-12-26

Family

ID=49953815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012134610A Pending JP2013257268A (ja) 2012-06-14 2012-06-14 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013257268A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219921A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 少なくとも1つの道路関連情報を求めるための方法およびシステム
JP2017146871A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 いすゞ自動車株式会社 走行制御装置及び走行制御方法
CN109686116A (zh) * 2017-10-19 2019-04-26 丰田自动车株式会社 交通灯信息提供系统、交通灯信息提供方法及所用服务器
CN112304323A (zh) * 2019-07-31 2021-02-02 上海中兴软件有限责任公司 路径导航方法、服务器、终端和计算机可读存储介质
CN112465398A (zh) * 2020-12-16 2021-03-09 合安科技技术有限公司 一种城市路灯亮灯率的统计方法、统计系统、服务器及存储设备
CN114299721A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 高新兴智联科技有限公司 一种记录车辆闯红灯的方法和装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006099688A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通情報表示装置及び交通情報表示方法
JP2008186250A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Denso Corp 車両用情報提示装置
JP2009075709A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通パラメータ算出システム、算出方法及びコンピュータプログラム
JP2010230561A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Adc Technology Inc 車載装置
JP2010244308A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 車両の運転を支援するための装置
JP2011239001A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Techno Safety Co Ltd 画像編集装置、画像再生装置及び画像編集方法
JP2011253379A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Toyota Motor Corp 運転支援装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006099688A (ja) * 2004-09-30 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 交通情報表示装置及び交通情報表示方法
JP2008186250A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Denso Corp 車両用情報提示装置
JP2009075709A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 交通パラメータ算出システム、算出方法及びコンピュータプログラム
JP2010230561A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Adc Technology Inc 車載装置
JP2010244308A (ja) * 2009-04-06 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 車両の運転を支援するための装置
JP2011239001A (ja) * 2010-04-30 2011-11-24 Techno Safety Co Ltd 画像編集装置、画像再生装置及び画像編集方法
JP2011253379A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Toyota Motor Corp 運転支援装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219921A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 少なくとも1つの道路関連情報を求めるための方法およびシステム
JP2017146871A (ja) * 2016-02-19 2017-08-24 いすゞ自動車株式会社 走行制御装置及び走行制御方法
CN109686116A (zh) * 2017-10-19 2019-04-26 丰田自动车株式会社 交通灯信息提供系统、交通灯信息提供方法及所用服务器
JP2019075054A (ja) * 2017-10-19 2019-05-16 トヨタ自動車株式会社 信号機情報提供システムおよび信号機情報提供方法、ならびにそれに用いられるサーバ
CN112304323A (zh) * 2019-07-31 2021-02-02 上海中兴软件有限责任公司 路径导航方法、服务器、终端和计算机可读存储介质
CN112465398A (zh) * 2020-12-16 2021-03-09 合安科技技术有限公司 一种城市路灯亮灯率的统计方法、统计系统、服务器及存储设备
CN112465398B (zh) * 2020-12-16 2024-04-16 合安科技技术有限公司 一种城市路灯亮灯率的统计方法、统计系统、服务器及存储设备
CN114299721A (zh) * 2021-12-31 2022-04-08 高新兴智联科技有限公司 一种记录车辆闯红灯的方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013257268A (ja) 情報生成装置、ナビゲーション装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
US20130261969A1 (en) Navigation apparatus, control method, program, and storage medium
US20110213550A1 (en) Navigation system
JPWO2015145637A1 (ja) 渋滞判定装置、渋滞判定方法、渋滞判定プログラム、端末装置、渋滞情報表示方法、及び、渋滞情報表示プログラム
JP2008026253A (ja) 車両周辺撮影送信装置および車両周辺撮影送信プログラム
JP2015161592A (ja) ナビゲーション装置、通信装置、サーバ装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP4744632B2 (ja) 車線逸脱防止装置、車線逸脱防止方法、車線逸脱防止プログラム及び記憶媒体
KR101014967B1 (ko) 차량의 주차 위치 안내 시스템 및 방법
JP2016090515A (ja) 情報表示装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体
JP2010271189A (ja) 経路情報提供装置、経路情報提供方法、経路情報提供プログラムおよび記録媒体
JP2009068890A (ja) 環境音圧記録装置、環境音圧記録方法及び環境音圧記録プログラム
JP4800252B2 (ja) 車載装置及び交通情報提示方法
JP2018055535A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、地図表示装置、地図表示方法、及び、プログラム
JP2011174748A (ja) 地図表示装置、方法およびプログラム
JP6037817B2 (ja) 携帯型ナビゲーション装置およびナビゲーション方法
WO2009096021A1 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体
JP2022153363A (ja) サーバ装置及び情報処理方法並びにサーバプログラム
JP6000781B2 (ja) 情報処理装置、サーバ装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2006250674A (ja) 目的地の音声案内制御装置および音声案内制御プログラム
JP2015121416A (ja) トンネル区間検出装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2019168985A (ja) 制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2018185336A (ja) ナビゲーション装置、通信装置、サーバ装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP2018028942A (ja) 渋滞判定装置
TWI644296B (zh) 車格狀態更新系統
JP4683144B2 (ja) 道路データの自動処理装置及び自動処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151026

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160315