JP2015175842A - 検索装置、地図表示装置、サーバ装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】目的地の設定の有無に関わらず、ユーザが向かう目的地又は方面を考慮した周辺検索を好適に実行することが可能な検索装置、地図表示装置、及びサーバ装置を提供する。【解決手段】サーバ装置2の制御部24は、通信部22を介して検索要求信号S1を受信することで、ユーザにより指定された指定エリアAd等を取得する。そして、制御部24は、指定エリアAdに属する代表地点への基準ルートを含む複数の経路を探索する。そして、制御部24は、探索した複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが基準経路と所定差以内である対象経路Rtagに基づいて設定された検索エリアAtagに属する施設を検索する。【選択図】図7
Description
本発明は、施設を検索する技術に関する。
従来から、周辺施設検索を行う場合に、案内ルートを基準として目的の施設を検索する技術が存在する。例えば、特許文献1には、目的地への案内ルートが設定されているときに周辺施設検索を行う場合、検索する施設の種別に応じて案内ルートを基準に検索範囲を拡大させるナビゲーション装置が開示されている。
目的地へのルートが既知の場合、または、同一方面に目的地が複数ある場合等には、目的地を設定せずに走行を開始することがある。この場合、特許文献1では、ユーザが向かう目的地又は方面を考慮した周辺検索を行うことができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、目的地の設定の有無に関わらず、ユーザが向かう目的地又は方面を考慮した周辺検索を好適に実行することが可能な検索装置、地図表示装置、及びサーバ装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、検索装置であって、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、検索装置が実行する制御方法であって、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得工程と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、コンピュータが実行するプログラムであって、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態によれば、検索装置は、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段と、を備える。
上記の検索装置は、取得手段と、経路探索手段と、検索手段とを備える。取得手段は、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する。経路探索手段は、指定された地点またはエリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する。検索手段は、経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する。このようにすることで、検索装置は、ユーザが指定した地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中にユーザが好適に立寄ることが可能な施設を検索することができる。
上記検索装置の一態様では、前記検索手段は、前記対象経路から所定距離内のエリア、および、前記対象経路により囲まれたエリアを、前記検索エリアとする。このようにすることで、検索装置は、ユーザが指定した地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中にユーザが好適に立寄ることが可能なエリアを、検索エリアとして定めることができる。
上記検索装置の他の一態様では、前記経路探索手段は、有料道路を除いた道路を対象として前記基準経路を探索する。このようにすることで、検索装置は、対象経路の数が極端に少なくなることに起因して実用的な検索エリアが設定できなくなることを好適に抑制することができる。
上記検索装置の他の一態様では、検索装置は、前記検索手段により検索された施設を地図に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段を備え、前記表示制御手段は、前記経路探索手段により探索された複数の経路のいずれも前記表示手段に表示させない。このようにすることで、不要な表示を抑制し、表示が煩雑化するのを好適に抑制することができる。
本発明の他の好適な実施形態では、地図表示装置は、上記いずれか記載の検索装置を備え、車両と共に移動する。地図表示装置は、この態様により、ユーザが指定した地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中にユーザが好適に立寄ることが可能な施設を検索し、検索した施設を地図上に表示させることができる。
本発明のさらに別の実施形態では、サーバ装置は、上記いずれか記載の検索装置を備え、端末装置のユーザにより指定された地点またはエリアの情報を含む検索要求信号を、前記端末装置からネットワークを介して取得する。サーバ装置は、この態様により、端末装置からの検索要求信号に基づき、指定された地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中に、端末装置のユーザが好適に立寄ることが可能な施設を検索することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、検索装置が実行する制御方法であって、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得工程と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索工程と、前記経路探索工程により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索工程と、を有する。検索装置は、この制御方法を実行することで、ユーザが指定した地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中にユーザが好適に立寄ることが可能な施設を検索することができる。
本発明のさらに別の実施形態では、コンピュータが実行するプログラムであって、ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、ユーザが指定した地点又はエリアが存在する方面へ向かう途中にユーザが好適に立寄ることが可能な施設を検索することができる。好適には、これらのプログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[施設検索システムの概要]
図1は、本実施例に係る施設検索システムの概略構成である。施設検索システムは、ユーザがこれから向かう地域及び立寄る施設の種別を指定した場合に、指定された地域へ向かう途中で好適に立寄り可能な施設を表示することが可能なシステムである。施設検索システムは、車両Veと共に移動するナビゲーション装置1と、施設検索を行うサーバ装置2とを備える。ナビゲーション装置1とサーバ装置2とは、ネットワーク3を介して電気的に接続している。
図1は、本実施例に係る施設検索システムの概略構成である。施設検索システムは、ユーザがこれから向かう地域及び立寄る施設の種別を指定した場合に、指定された地域へ向かう途中で好適に立寄り可能な施設を表示することが可能なシステムである。施設検索システムは、車両Veと共に移動するナビゲーション装置1と、施設検索を行うサーバ装置2とを備える。ナビゲーション装置1とサーバ装置2とは、ネットワーク3を介して電気的に接続している。
ナビゲーション装置1は、現在位置周辺の地図を表示すると共に、施設検索のための入力を受け付ける。そして、ナビゲーション装置1は、入力により指定された地域(「指定地域Ad」とも呼ぶ。)及び施設の種別(「指定施設Fd」とも呼ぶ。)と、車両Veの現在位置情報とを含む検索要求信号(「検索要求信号S1」とも呼ぶ。)をサーバ装置2へ送信する。そして、ナビゲーション装置1は、サーバ装置2から検索要求信号S1の応答として、表示すべき施設(「条件合致施設」とも呼ぶ。)の情報を含む応答信号(「検索結果信号S2」とも呼ぶ。)を受信する。ナビゲーション装置1は、例えば、車両に搭載される据置型のナビゲーション装置や経路案内を行う携帯型端末である。
サーバ装置2は、ネットワーク3を介してナビゲーション装置1と接続し、ナビゲーション装置1から検索要求信号S1を受信した場合に、検索要求信号S1に含まれる指定地域Ad及び指定施設Fdに基づき施設検索を行う。このとき、サーバ装置2は、指定地域Adの駅や役場などの代表地点を仮の目的地(「仮目的地Dt」とも呼ぶ。)として定める。そして、サーバ装置2は、現在位置を出発地点とした経路(ルート)探索を行い、そのルート探索により得られたルートに基づき、検索対象とするエリア(「検索エリアAtag」とも呼ぶ。)を決定する。そして、サーバ装置2は、指定施設Fdに基づき検索エリアAtag内の施設検索を行い、その検索結果に基づく検索結果信号S2をナビゲーション装置1へ送信する。
[ナビゲーション装置の構成]
図2に、ナビゲーション装置1の構成を示す。図2に示すように、ナビゲーション装置1は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
図2に、ナビゲーション装置1の構成を示す。図2に示すように、ナビゲーション装置1は、自立測位装置10、GPS受信機18、システムコントローラ20、ディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、通信装置38、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60を備える。
自立測位装置10は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13を備える。加速度センサ11は、例えば圧電素子からなり、車両の加速度を検出し、加速度データを出力する。角速度センサ12は、例えば振動ジャイロからなり、車両の方向変換時における車両の角速度を検出し、角速度データ及び相対方位データを出力する。距離センサ13は、車両の車輪の回転に伴って発生されているパルス信号からなる車速パルスを計測する。
GPS受信機18は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波19を受信する。測位用データは、緯度及び経度情報等から車両の絶対的な位置を検出するために用いられる。
システムコントローラ20は、インタフェース21、CPU22、ROM23及びRAM24を含んでおり、ナビゲーション装置1全体の制御を行う。例えば、システムコントローラ20は、後述する音声入力部61から施設検索時に入力された音声データを音声認識により文字列に変換し、当該文字列から指定地域Ad及び指定施設Fdを抽出する。そして、システムコントローラ20は、通信装置38により、抽出した指定地域Ad及び指定施設Fdと、GPS受信機18が計測した現在位置とを指定した検索要求信号S1をサーバ装置2へ送信する。また、システムコントローラ20は、通信装置38が検索結果信号S2を受信した場合に、検索結果信号S2により指定された施設のマーク画像を、ディスプレイ44が表示する地図上に重畳して表示させる。
インタフェース21は、加速度センサ11、角速度センサ12及び距離センサ13並びにGPS受信機18とのインタフェース動作を行う。そして、これらから、車速パルス、加速度データ、相対方位データ、角速度データ、GPS測位データ、絶対方位データ等をシステムコントローラ20に入力する。CPU22は、システムコントローラ20全体を制御する。ROM23は、システムコントローラ20を制御する制御プログラム等が格納された図示しない不揮発性メモリ等を有する。RAM24は、入力装置60を介して使用者により予め設定された経路データ等の各種データを読み出し可能に格納したり、CPU22に対してワーキングエリアを提供したりする。
システムコントローラ20、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブなどのディスクドライブ31、データ記憶ユニット36、通信用インタフェース37、表示ユニット40、音声出力ユニット50及び入力装置60は、バスライン30を介して相互に接続されている。
ディスクドライブ31は、システムコントローラ20の制御の下、CD又はDVDといったディスク33から、音楽データ、映像データなどのコンテンツデータを読み出し、出力する。なお、ディスクドライブ31は、CD−ROMドライブ又はDVD−ROMドライブのうち、いずれか一方としてもよいし、CD及びDVDコンパチブルのドライブとしてもよい。
データ記憶ユニット36は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶するユニットである。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。
通信装置38は、例えば、FMチューナやビーコンレシーバ、携帯電話や専用の通信カードなどにより構成され、通信用インタフェース37を介して、VICS(Vehicle Information Communication System、登録商標)センタから配信される渋滞や交通情報などの道路交通情報、その他の情報を受信する。また、通信装置38は、システムコントローラ20の制御に基づき検索要求信号S1の送信処理及び検索結果信号S2の受信処理を行う。
表示ユニット40は、システムコントローラ20の制御の下、各種表示データをディスプレイなどの表示装置に表示する。具体的には、システムコントローラ20は、データ記憶ユニット36から地図データを読み出す。表示ユニット40は、システムコントローラ20によってデータ記憶ユニット36から読み出された地図データを、ディスプレイなどの表示画面上に表示する。表示ユニット40は、バスライン30を介してCPU22から送られる制御データに基づいて表示ユニット40全体の制御を行うグラフィックコントローラ41と、VRAM(Video RAM)等のメモリからなり即時表示可能な画像情報を一時的に記憶するバッファメモリ42と、グラフィックコントローラ41から出力される画像データに基づいて、液晶、CRT(Cathode Ray Tube)等のディスプレイ44を表示制御する表示制御部43と、ディスプレイ44とを備える。ディスプレイ44は、例えば対角5〜10インチ程度の液晶表示装置等からなり、車内のフロントパネル付近に装着される。
音声出力ユニット50は、システムコントローラ20の制御の下、CD−ROMドライブ31又はDVD−ROM32、若しくはRAM24等からバスライン30を介して送られる音声デジタルデータのD/A変換を行うD/Aコンバータ51と、D/Aコンバータ51から出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器(AMP)52と、増幅された音声アナログ信号を音声に変換して車内に出力するスピーカ53とを備えて構成されている。
入力装置60は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、タッチパネル、音声入力装置等から構成されている。本実施例では、入力装置60は、マイクなどの音声入力部61を有し、音声入力部61等により、施設検索用の指定地域Ad及び指定施設Fdを指定させる音声入力を受け付ける。
[サーバ装置の構成]
図3は、サーバ装置2の概略構成を示す。図3に示すように、サーバ装置2は、通信部22と、記憶部23と、制御部24とを有する。通信部22、記憶部23、及び制御部24は、バスライン21を介して相互に接続されている。
図3は、サーバ装置2の概略構成を示す。図3に示すように、サーバ装置2は、通信部22と、記憶部23と、制御部24とを有する。通信部22、記憶部23、及び制御部24は、バスライン21を介して相互に接続されている。
通信部22は、制御部24の制御に基づき、ネットワーク3を介し、ナビゲーション装置1と検索要求信号S1及び検索結果信号S2などの各種データの通信を行う。
記憶部23は、サーバ装置3の動作を制御するためのプログラムを保存したり、サーバ装置2の動作に必要な情報を保持したりする。例えば、記憶部23は、施設情報を含む地図データを記憶する。施設情報には、例えば、登録された施設ごとに表示すべきマーク画像や当該施設の位置情報が含まれている。また、記憶部23は、指定地域Adとして指定される可能性がある地域ごとに、その地域の代表地点となる施設等を関連付けて記憶する。なお、記憶部23が各地域の代表地点の情報を記憶する代わりに、制御部24は、検索要求信号S1を受信した際に、指定地域Ad内の駅又は役場を地図データから検索することで、指定地域Adの代表地点を定めてもよい。
制御部24は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、サーバ装置2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部24は、検索要求信号S1を通信部22が受信した場合に、検索要求信号S1が示す指定地域Adの代表地点を認識し、代表地点を仮目的地Dtとしたルート探索を行う。このとき、制御部24は、車両Veの現在位置から仮目的地までの各ルートに対し、通過のしやすさの指標であるコストを算出する。そして、制御部24は、算出したコストに基づきルートを選定し、選定したルートから検索エリアAtagを決定する。そして、制御部24は、指定施設Fdに基づき検索エリアAtag内の施設を検索し、検索した施設のマーク画像や位置情報を含む検索結果信号S2をナビゲーション装置1に送信する。これにより、制御部24は、条件合致施設のマーク画像を、ナビゲーション装置1が表示する地図上に表示させる。
なお、制御部24は、本発明における「検索装置」、「取得手段」、「経路探索手段」、「検索手段」、「表示制御手段」及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
[施設検索処理]
次に、本実施例に係る施設検索処理について詳しく説明する。
次に、本実施例に係る施設検索処理について詳しく説明する。
(1)検索エリアの設定
まず、検索要求信号S1の受信後にサーバ装置2が実行する検索エリアAtagの設定方法について説明する。概略的には、サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地Dtまでのルートのうち、コストが最小となるルート及び当該ルートとのコスト差が所定差以内のルート(これらを「対象ルートRtag」とも呼ぶ。)を認識する。そして、サーバ装置2は、対象ルートRtagにより囲まれたエリア(「第1エリア」とも呼ぶ。)及び当該ルートから所定距離以内のエリア(「第2エリア」とも呼ぶ。)を、検索エリアAtagとして認識する。
まず、検索要求信号S1の受信後にサーバ装置2が実行する検索エリアAtagの設定方法について説明する。概略的には、サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地Dtまでのルートのうち、コストが最小となるルート及び当該ルートとのコスト差が所定差以内のルート(これらを「対象ルートRtag」とも呼ぶ。)を認識する。そして、サーバ装置2は、対象ルートRtagにより囲まれたエリア(「第1エリア」とも呼ぶ。)及び当該ルートから所定距離以内のエリア(「第2エリア」とも呼ぶ。)を、検索エリアAtagとして認識する。
ここで、まず、対象ルートRtagの認識方法について、図4を参照して説明する。
図4(A)は、対象ルートRtagを選定する基準となるルート(「基準ルート」とも呼ぶ。)R1を示す図である。サーバ装置2は、検索要求信号S1の受信後、記憶部24に記憶されたテーブル等を参照し、検索要求信号S1が示す指定地域Adの代表地点を認識し、認識した代表地点を仮目的地Dtに定める。そして、サーバ装置2は、検索要求信号S1が示す車両Veの現在位置(即ちマーク68が示す位置)から仮目的地Dtまでのルート探索を行う。そして、サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地までのルートのうち、コストが最小となるルートR1を、基準ルートとして認識する。
ここで、各ルートのコストの算出方法について補足説明する。制御部24は、各ルートの所要時間及び所要走行距離の少なくともいずれか1つを用いて、所要時間や所要走行距離が長いほどコストが大きくなるように各ルートのコストを算出する。例えば、サーバ装置2は、コストを算出するのに所要走行距離を用いる場合、車両Veの現在位置と仮目的地とにそれぞれ最も近いノードを検出し、このノード間を結ぶリンクの積算距離を各ルートのコストとして算出する。また、制御部24は、所要時間に基づくルートのコストを算出する場合、一般的なルート探索処理と同様に、現在時刻での渋滞情報や統計的な渋滞情報を勘案してもよい。なお、サーバ装置2は、走行が比較的困難である細道(即ち道路幅が所定距離以下の道路)を含むルートを、コストを算出する対象とするルートから除外してもよい。
図4(B)は、基準ルートR1とのコスト差が所定差以内となるルートR2〜R4を示した図である。サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地までのルートのうち、基準ルートR1とのコスト差が所定差以内となるルートR2〜R4を抽出し、基準ルートR1を含むルートR1〜R4を対象ルートRtagとして認識する。なお、上述の所定差は、例えば、基準ルートR1のコストの10%に設定される。
次に、検索エリアAtagの具体的な設定方法について、図5を参照して説明する。
図5(A)は、対象ルートRtagであるルートR1〜R4に基づき特定される第1エリアA12、A13、A34を示す。サーバ装置2は、任意の2つの対象ルートRtagにより囲まれるエリアを、第1エリアとして認識する。即ち、サーバ装置2は、ルートR1及びルートR2により囲まれるエリアA12、ルートR1及びルートR3により囲まれるエリアA13、並びに、ルートR3及びルートR4により囲まれるエリアA34を、それぞれ第1エリアとして認識する。
図5(B)は、対象ルートRtagであるルートR1〜R4に基づき特定される第2エリアA1〜A4を示した図である。図5(B)では、サーバ装置2は、各対象ルートRtagから垂直方向に200m以内のエリアを第2エリアとして認識している。具体的には、サーバ装置2は、ルートR1〜R4の各々に対して、垂直方向に200m以内のエリアであるエリアA1〜A4を、第2エリアとして認識する。
図5(C)は、対象ルートRtagであるルートR1〜R4に基づき特定される検索エリアAtagを示す。サーバ装置2は、図5(A)で認識した第1エリアA12、A13、A34と、図5(B)で認識した第2エリアA1〜A4との連結エリアを、検索エリアAtagとして認識する。その後、サーバ装置2は、指定施設Fdに基づき検索エリアAtag内の施設を検索し、検索した施設を条件合致施設として認識する。そして、サーバ装置2は、各条件合致施設の名称、位置情報、マーク画像などを含む検索結果信号S2をナビゲーション装置1へ送信する。
(2)表示例
図6は、図4及び図5の例に基づき施設検索を実行した場合のディスプレイ44の表示例を示す。ここでは、ナビゲーション装置1のユーザが施設検索時に「XX市方面のコンビニ」と発話することにより、指定地域Adが「XX市」、指定施設Fdが「コンビニ」、仮目的地Dtが「××市役所」にそれぞれ設定されたものとする。なお、図6では、便宜上、検索エリアAtag及び仮目的地Dtが表示されているが、実際には表示されなくてもよい。
図6は、図4及び図5の例に基づき施設検索を実行した場合のディスプレイ44の表示例を示す。ここでは、ナビゲーション装置1のユーザが施設検索時に「XX市方面のコンビニ」と発話することにより、指定地域Adが「XX市」、指定施設Fdが「コンビニ」、仮目的地Dtが「××市役所」にそれぞれ設定されたものとする。なお、図6では、便宜上、検索エリアAtag及び仮目的地Dtが表示されているが、実際には表示されなくてもよい。
図6の例では、ナビゲーション装置1は、車両Veの現在位置周辺を示す地図上に、サーバ装置2から受信した検索結果信号S2に基づき、検索エリアAtag内に存在する8個のコンビニに対するマーク画像Mkを表示させている。ここでは、サーバ装置2は、アルファベット文字「A」を含むマーク画像Mkに対応する3つのコンビニと、アルファベット文字「B」を含むマーク画像Mkに対応する1つのコンビニと、アルファベット文字「C」を含むマーク画像Mkに対応する2つの施設と、アルファベット文字「D」を含むマーク画像Mkに対応する2つのコンビニとを条件合致施設として各マーク画像Mkを表示している。
また、図6では、ナビゲーション装置1は、仮目的地Dtに設定した「××市役所」までの経路であるルートR1〜R4等を表示せず、仮目的地Dtまでのルート案内も行わない。これにより、ナビゲーション装置1は、不要な表示により地図の視認性が損なわれるのを好適に抑制することができる。また、ユーザは、XX市方面に向かって走行中の場合に、XX市方面に向かう途中で効率よく立ち寄れるコンビニの位置を好適に把握することができる。また、この場合、ユーザは目的地を設定する必要がなく、不要なルート案内が行われることもない。
(3)処理フロー
図7は、本実施例における施設検索処理の手順を示すフローチャートである。ナビゲーション装置1及びサーバ装置2は、図7に示すフローチャートの処理を、ナビゲーション装置1に対して施設検索を実行する旨の所定の入力があった場合に実行する。
図7は、本実施例における施設検索処理の手順を示すフローチャートである。ナビゲーション装置1及びサーバ装置2は、図7に示すフローチャートの処理を、ナビゲーション装置1に対して施設検索を実行する旨の所定の入力があった場合に実行する。
まず、ナビゲーション装置1は、音声入力部61等により、施設検索を指定する入力として、地域と施設種別とをそれぞれ指定する音声入力等を検知する(ステップS101)。例えば、この場合、ナビゲーション装置1は、音声入力部61から入力された音声データを音声認識することで、「XX市方面のコンビニ」と発話されたことを認識する。そして、ナビゲーション装置1は、検知した入力から指定地域Ad及び指定施設Fdの情報を抽出し、車両Veの現在位置情報と共に、検索要求信号S1としてサーバ装置2に送信する(ステップS102)。上述の音声入力例では、ナビゲーション装置1は、公知の音声認識技術により、「XX市」を指定地域Adとして抽出すると共に、「コンビニ」を指定施設Fdとして抽出する。
一方、サーバ装置2は、指定地域Ad及び指定施設Fdを含む検索要求信号S1を受信したか否か判定する(ステップS103)。そして、サーバ装置2は、ナビゲーション装置1がステップS102で検索要求信号S1を送信することにより当該検索要求信号S1を受信した場合(ステップS103;Yes)、ステップS104を実行する。一方、サーバ装置2は、検索要求信号S1を受信していない場合(ステップS103;No)、引き続き検索要求信号S1を受信したか否か判定する。
ステップS104では、サーバ装置2は、検索要求信号S1に含まれる指定地域Adの代表地点を仮目的地Dtに設定し、車両Veの現在位置からのルート探索を行う(ステップS104)。そして、サーバ装置2は、コストが最小となる基準ルートと、当該基準ルートとのコスト差が所定差以内のルートとを、対象ルートRtagに設定する(ステップS105)。そして、サーバ装置2は、任意の2つの対象ルートRtagにより囲まれた第1エリアと、各対象ルートRtagから所定距離以内に存在する第2エリアとの連結エリアを、検索エリアAtagとして設定する(ステップS106)。そして、サーバ装置2は、地図データを参照し、指定施設Fdに該当する検索エリアAtag内の施設を、条件合致施設として検索する。その後、サーバ装置2は、各条件合致施設の名称、位置情報、マーク画像などを含む検索結果信号S2をナビゲーション装置1へ送信する(ステップS108)。
一方、ナビゲーション装置1は、ステップS102で検索要求信号S1の送信後、検索結果信号S2を受信したか否か判定する(ステップS109)。そして、ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2を受信したと判断した場合(ステップS109;Yes)、現在位置周辺を表す地図上に、検索結果信号S2が示す条件合致施設のマーク画像を表示する(ステップS110)。一方、ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2を受信していない場合(ステップS109;No)、引き続き、検索結果信号S2を受信したか否か判定する。
以上説明したように、本実施例に係るサーバ装置2の制御部24は、通信部22を介して検索要求信号S1を受信することで、ユーザにより指定された指定エリアAd等を取得する。そして、制御部24は、指定エリアAdに属する代表地点への基準ルートを含む複数の経路を探索する。そして、制御部24は、探索した複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが基準経路と所定差以内である対象経路Rtagに基づいて設定された検索エリアAtagに属する施設を検索する。このようにすることで、サーバ装置2は、ナビゲーション装置1のユーザが進行する方面へ向かう途中にユーザが立寄ることが可能な施設を好適に検索し、ナビゲーション装置1が表示する地図上に検索した施設を表示させることができる。
[変形例]
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
以下、実施例の各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、組み合わせて上述の実施例に適用してもよい。
(変形例1)
サーバ装置2は、指定地域Adに基づき仮目的地Dtを設定する代わりに、指定された施設を仮目的地Dtとして設定してもよい。
サーバ装置2は、指定地域Adに基づき仮目的地Dtを設定する代わりに、指定された施設を仮目的地Dtとして設定してもよい。
この場合、ナビゲーション装置1は、図7のステップS101で仮目的地Dtを指定する施設名を指定する入力を受け付け、指定された施設名を含む検索要求信号S1をステップS102でサーバ装置2に送信する。例えば、ユーザが「××ランドへ向かう途中のコンビニ」と発話した場合、ナビゲーション装置1は、「XXランド」を仮目的地Dtの施設名、「コンビニ」を指定施設Fdとする検索要求信号S1をサーバ装置2へ送信する。
この態様では、ナビゲーション装置1は、例えば、ルート案内が不要な既知のルートを走行中の場合に、目的地に向かう途中でユーザが好適に立ち寄り可能な施設を表示することができる。
(変形例2)
サーバ装置2は、任意の2つの対象ルートRtagにより囲まれるエリアを第1エリアとする代わりに、最外周に位置する対象ルートRtag(図5ではルートR2、R4)により囲まれるエリアを第1エリアとして認識してもよい。同様に、サーバ装置2は、各対象ルートRtagから所定距離以内のエリアを第2エリアとする代わりに、最外周に位置する対象ルートRtagから所定距離以内のエリアを第2エリアとして認識してもよい。これによっても、サーバ装置2は、第1エリアと第2エリアの連結エリアを検索エリアAtagとすることで、実施例と同一範囲の検索エリアAtagを設定することができる。
サーバ装置2は、任意の2つの対象ルートRtagにより囲まれるエリアを第1エリアとする代わりに、最外周に位置する対象ルートRtag(図5ではルートR2、R4)により囲まれるエリアを第1エリアとして認識してもよい。同様に、サーバ装置2は、各対象ルートRtagから所定距離以内のエリアを第2エリアとする代わりに、最外周に位置する対象ルートRtagから所定距離以内のエリアを第2エリアとして認識してもよい。これによっても、サーバ装置2は、第1エリアと第2エリアの連結エリアを検索エリアAtagとすることで、実施例と同一範囲の検索エリアAtagを設定することができる。
(変形例3)
図6の表示例において、ナビゲーション装置1は、地図上に表示した仮目的地Dtをタッチパネルによるドラッグ操作等に基づき移動させてもよい。
図6の表示例において、ナビゲーション装置1は、地図上に表示した仮目的地Dtをタッチパネルによるドラッグ操作等に基づき移動させてもよい。
この場合、ナビゲーション装置1は、図6の例と同様に、条件合致施設のマーク画像と共に仮目的地Dtの位置を地図上に表示し、かつ、タッチパネルによるドラッグ操作等による仮目的地Dtの移動操作を受け付ける。そして、ナビゲーション装置1は、移動操作により移動後の仮目的地Dtの地図上での位置をサーバ装置2に送信し、サーバ装置2は、受信した仮目的地Dtの位置に基づき再び検索エリアAtag及び条件合致施設を決定し、検索結果信号S2をナビゲーション装置1へ送信する。この場合、ナビゲーション装置1は、受信した検索結果信号S2が示す条件合致施設に対するマーク画像を地図上に表示させる。
これにより、ユーザは、仮目的地Dtが自己の意図する地点から離れていると感じた場合に、仮目的地Dtの位置を好適に移動させて検索エリアAtagを適宜変更することができる。
(変形例4)
サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地Dtまでのコストが最小となる基準ルートを探索する場合、有料道路を除いた道路を対象として基準ルートを探索してもよい。
サーバ装置2は、車両Veの現在位置から仮目的地Dtまでのコストが最小となる基準ルートを探索する場合、有料道路を除いた道路を対象として基準ルートを探索してもよい。
一般に、有料道路では出入り口が限定される場合が多く、走行中の有料道路から外れた道路沿いの施設への立ち寄りが困難であったり、周辺の一般道を利用した場合よりも極端に距離が短くなったりする。従って、有料道路を含むルートを基準ルートとした場合、コスト差が所定差(例えば基準ルートのコストの10%)以内となる他のルートが存在しなかったり、極端に少なくなったりすることにより、実用的な検索エリアAtagを設定できない可能性がある。
以上を勘案し、本変形例では、サーバ装置2は、有料道路を除いた道路を対象として基準ルートを探索する。これにより、サーバ装置2は、対象ルートRtagの数が過度に少なくなるのを防ぎ、検索エリアAtagを好適に設定することができる。
(変形例5)
ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2に含まれるマーク画像を地図上に表示する代わりに、データ記憶ユニット36が記憶する地図データに含まれるマーク画像を地図上に表示してもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2に含まれる条件合致施設の位置情報等に基づき、地図データに登録された条件合致施設の施設マークを抽出し、地図上に表示する。
ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2に含まれるマーク画像を地図上に表示する代わりに、データ記憶ユニット36が記憶する地図データに含まれるマーク画像を地図上に表示してもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、検索結果信号S2に含まれる条件合致施設の位置情報等に基づき、地図データに登録された条件合致施設の施設マークを抽出し、地図上に表示する。
(変形例6)
サーバ装置2は、ナビゲーション装置1が表示すべき画面情報を生成し、画面情報をナビゲーション装置1に送信することで、マーク画像等が重畳された地図をナビゲーション装置1に表示させてもよい。
サーバ装置2は、ナビゲーション装置1が表示すべき画面情報を生成し、画面情報をナビゲーション装置1に送信することで、マーク画像等が重畳された地図をナビゲーション装置1に表示させてもよい。
この場合、サーバ装置2は、所定間隔ごとにナビゲーション装置1から車両Veの現在位置情報を受信し、受信した現在位置情報に基づき、車両Veの現在位置周辺の地図を表示するための画面情報を生成し、ナビゲーション装置1に送信する。また、サーバ装置2は、ナビゲーション装置1から検索要求信号S1を受信した場合には、条件合致施設のマーク画像を重畳させた現在位置周辺の地図を表示するための画面情報を生成し、ナビゲーション装置1に送信する。この変形例では、ナビゲーション装置1は、地図データを記憶する必要がない。
(変形例7)
ナビゲーション装置1は、サーバ装置2と通信を行うことなく、ユーザ入力により指定された指定地域Ad及び指定施設Fdに基づき検索エリアAtag及び条件合致施設を自ら決定してもよい。この場合、ナビゲーション装置1のシステムコントローラ20は、図7において、ステップS101の実行後、サーバ装置2の代わりに、ステップS104〜ステップS107を実行することで検索エリアAtag内の条件合致施設を認識する。本変形例では、ナビゲーション装置1は、「地図表示装置」の一例であり、システムコントローラ20は、本発明における「検索装置」、「取得手段」、「経路探索手段」、「検索手段」、「表示制御手段」及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
ナビゲーション装置1は、サーバ装置2と通信を行うことなく、ユーザ入力により指定された指定地域Ad及び指定施設Fdに基づき検索エリアAtag及び条件合致施設を自ら決定してもよい。この場合、ナビゲーション装置1のシステムコントローラ20は、図7において、ステップS101の実行後、サーバ装置2の代わりに、ステップS104〜ステップS107を実行することで検索エリアAtag内の条件合致施設を認識する。本変形例では、ナビゲーション装置1は、「地図表示装置」の一例であり、システムコントローラ20は、本発明における「検索装置」、「取得手段」、「経路探索手段」、「検索手段」、「表示制御手段」及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
(変形例8)
図7のステップS101で入力された文字列から指定地域Ad及び指定施設Fdをナビゲーション装置1が抽出する代わりに、サーバ装置2が指定地域Ad及び指定施設Fdを抽出する処理を行ってもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、入力された音声データ等をそのままサーバ装置2に送信してもよく、入力された音声データ等から変換した文字列をサーバ装置2に送信してもよい。
図7のステップS101で入力された文字列から指定地域Ad及び指定施設Fdをナビゲーション装置1が抽出する代わりに、サーバ装置2が指定地域Ad及び指定施設Fdを抽出する処理を行ってもよい。この場合、ナビゲーション装置1は、入力された音声データ等をそのままサーバ装置2に送信してもよく、入力された音声データ等から変換した文字列をサーバ装置2に送信してもよい。
(変形例9)
実施例で説明したサーバ装置2の処理を、複数のサーバ装置からなるサーバシステムが実行してもよい。例えば、仮目的地Dtまでのルートを検索して対象ルートRtagを決定するサーバ装置と、対象ルートRtagから検索エリアAtagを決定するサーバ装置とが別体であってもよい。そして、本変形例では、サーバシステムの各サーバ装置は、他のサーバ装置と通信を行うことで、割り当てられた処理を実行する。この場合、上述のサーバシステムは、本発明における「検索装置」及び「サーバ装置」の一例である。
実施例で説明したサーバ装置2の処理を、複数のサーバ装置からなるサーバシステムが実行してもよい。例えば、仮目的地Dtまでのルートを検索して対象ルートRtagを決定するサーバ装置と、対象ルートRtagから検索エリアAtagを決定するサーバ装置とが別体であってもよい。そして、本変形例では、サーバシステムの各サーバ装置は、他のサーバ装置と通信を行うことで、割り当てられた処理を実行する。この場合、上述のサーバシステムは、本発明における「検索装置」及び「サーバ装置」の一例である。
(変形例10)
ナビゲーション装置1は、音声入力部61への音声入力により指定地域Ad及び指定施設Fdを指定する文字列を受け付ける代わりに、他の入力手段により指定地域Ad及び指定施設Fdを指定する文字列を受け付けてもよい。
ナビゲーション装置1は、音声入力部61への音声入力により指定地域Ad及び指定施設Fdを指定する文字列を受け付ける代わりに、他の入力手段により指定地域Ad及び指定施設Fdを指定する文字列を受け付けてもよい。
1 ナビゲーション装置
2 サーバ装置
3 ネットワーク
10 自立測位装置
12 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置
2 サーバ装置
3 ネットワーク
10 自立測位装置
12 GPS受信機
20 システムコントローラ
22 CPU
36 データ記憶ユニット
38 通信装置
40 表示ユニット
44 ディスプレイ
60 入力装置
Claims (9)
- ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、
前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段と、
を備えることを特徴とする検索装置。 - 前記検索手段は、前記対象経路から所定距離内のエリア、および、前記対象経路により囲まれたエリアを、前記検索エリアとすることを特徴とする請求項1に記載の検索装置。
- 前記経路探索手段は、有料道路を除いた道路を対象として前記基準経路を探索することを特徴とする請求項1または2に記載の検索装置。
- 前記検索手段により検索された施設を地図に重畳して表示手段に表示させる表示制御手段を備え、
前記表示制御手段は、前記経路探索手段により探索された複数の経路のいずれも前記表示手段に表示させないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の検索装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の検索装置を備え、車両と共に移動することを特徴とする地図表示装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の検索装置を備え、端末装置のユーザにより指定された地点またはエリアの情報を含む検索要求信号を、前記端末装置からネットワークを介して取得することを特徴とするサーバ装置。
- 検索装置が実行する制御方法であって、
ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得工程と、
前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索工程と、
前記経路探索工程により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - コンピュータが実行するプログラムであって、
ユーザにより指定された地点またはエリアを取得する取得手段と、
前記地点または前記エリアに属する代表地点への基準経路を含む複数の経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段により探索された複数の経路のうち、所要時間または距離に基づく指標であるコストが前記基準経路と所定差以内である対象経路に基づいて設定された検索エリアに属する施設を検索する検索手段
として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。 - 請求項8に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014055263A JP2015175842A (ja) | 2014-03-18 | 2014-03-18 | 検索装置、地図表示装置、サーバ装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=54255135
Family Applications (1)
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CN111373396A (zh) * | 2018-05-21 | 2020-07-03 | 乐天株式会社 | 设施检索系统、设施检索方法以及程序 |
Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JP2009075809A (ja) * | 2007-09-20 | 2009-04-09 | Sanyo Electric Co Ltd | ナビゲーション装置 |
JP2010210356A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Mitsubishi Electric Corp | エリア情報取得装置、エリア情報取得装置のエリア情報取得方法、エリア情報取得プログラム、エリア情報サーバ装置、エリア情報サーバ装置のエリア情報配信方法およびエリア情報配信プログラム |
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-
2014
- 2014-03-18 JP JP2014055263A patent/JP2015175842A/ja active Pending
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