JP2016084657A - 車両用ドアロック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドアロック装置20は、ストライカ21が入出する樹脂ガイド50を支持してバックドア10に固定されるガイドプレート51を備える。また、ドアロック装置20は、その樹脂ガイド50に進入したストライカ21を脱離不能に係止可能なラッチ35と、このラッチ35を回動可能に支持してバックドア10に固定されるベースプレート31及びサブベース32とを備える。ガイドプレート51は、ラッチ35の支軸33に交差する広がりを有して互いに対向する一対の対向壁61,62と、これらの両対向壁61,62間を接続する接続壁63と備え、樹脂ガイド50は、その両対向壁61,62及び接続壁63に囲まれた位置に支持される。そして、ベースプレート31は、その接続壁63に設けられた嵌合孔71に対する嵌合突部72を有してガイドプレート51に連結される。
【選択図】図3
Description
上記構成によれば、簡素な構成にて、確実に、支持部材の接続部をガイド部材の接続壁に接続することができる。また、ドアロック装置とストライカとの相対変位の方向が、そのロック部材の回動軸に沿った何れの方向であっても、効率よく、そのガイド部材に対する入力荷重を支持部材に分散させることができる。そして、これにより、より高い信頼性を確保することができる。
上記構成によれば、ガイド部材に対する入力荷重により変形しようとする対向壁を当該対向壁に並置された支持部が支持することにより、そのガイド部材に対する入力荷重を支持部材に分散させることができる。そして、これにより、その対向壁に対する応力の集中を緩和することで、より高い信頼性を確保することができる。
上記構成によれば、簡素な構成にて、より強固にガイド部材と支持部材とを連結することができる。
図1〜図4に示すように、車両1の後方開口部2には、車両側面側の端部にヒンジ3を有して車幅方向(図1中、左右方向)に並ぶ二枚のバックドア10が設けられている。即ち、これらのバックドア10は、それぞれ、そのヒンジ3が形成する回動軸N回りに左右に開く所謂観音開き方式で後方開口部2を開閉するように構成されている。そして、これらのバックドア10には、それぞれ、当該バックドア10を閉状態で保持するためのドアロック装置20が設けられている。
(1)ドアロック装置20は、バックドア10の開閉動作に基づきストライカ21が入出するガイド部としての樹脂ガイド50と、この樹脂ガイド50を支持してバックドア10に固定されるガイド部材としてのガイドプレート51と、を備える。また、ドアロック装置20は、その樹脂ガイド50に進入したストライカ21に係合して回動することにより当該ストライカ21を脱離不能に係止可能なロック部材としてのラッチ35と、このラッチ35を回動可能に支持してバックドア10に固定される支持部材としてのベースプレート31及びサブベース32と、を備える。ガイドプレート51は、ラッチ35の回動軸を構成する支軸33の軸線方向に交差する広がりを有して互いに対向する一対の対向壁61,62と、これらの両対向壁61,62間を接続する接続壁63と、備え、樹脂ガイド50は、その両対向壁61,62及び接続壁63に囲まれた位置に支持される。そして、ベースプレート31は、その接続壁63に対する接続部を有してガイドプレート51に連結される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、確実に、ガイドプレート51の接続壁63とベースプレート31とを接続することができる。また、ドアロック装置20とストライカ21との相対変位の方向が、そのラッチ35の回動軸となる支軸33に沿った何れの方向であっても、効率よく、そのガイドプレート51に対する入力荷重をベースプレート31に分散させることができる。そして、これにより、より高い信頼性を確保することができる。
上記構成によれば、例えば、図3中、右側から左側に向かうような外部入力の印加時、ガイドプレート51に対する入力荷重により第2対向壁62が変形しようとした場合に、当該第2対向壁62を支持部73が支持することにより、そのガイドプレート51に対する入力荷重をサブベース32に分散させることができる。そして、これにより、その第2対向壁62に対する応力の集中を緩和することで、より高い信頼性を確保することができる。加えて、その支持部73と第2対向壁62との間に隙間があることで、ガイドプレート51に対する樹脂ガイド50の組み付けを容易に行うことができるという利点がある。
・上記実施形態では、バックドア10に設けられたドアロック装置20に具体化したが、その他の車両ドアに用いられるドアロック装置に適用してもよい。そして、そのドア形式についてもまた、例えば、所謂跳ね上げ式等、必ずしも観音開き式でなくともよい。尚、観音開き式のドアの場合、通常、そのドアロック装置20が車両ドアの周縁角部に設けられる。このため、ガイドプレート51の固定部65については、多くの場合、その十分な支持強度を確保するために必要な固定スペースを確保できない場合が多い。従って、このような観音開き式のドアに用いることで、より顕著な効果を得ることができる。
(イ)前記支持部材は、前記ロック部材の回動軸が架け渡された一対のベース部材を備え、前記接続部は、少なくとも何れかの前記ベース部材に設けられること、を特徴とする車両用ドアロック装置。
Claims (4)
- ストライカが入出するガイド部を有して車両ドアに固定されるガイド部材と、
前記ガイド部に進入した前記ストライカに係合して回動することにより該ストライカを脱離不能に係止可能なロック部材と、
前記ロック部材を回動可能に支持して前記車両ドアに固定される支持部材と、を備え、
前記ガイド部材は、
前記ロック部材の回動軸に交差する方向に広がりを有して互いに対向する一対の対向壁と、
前記両対向壁間を接続する接続壁と、を備えるとともに、
前記ガイド部は、前記両対向壁及び前記接続壁に囲まれた位置に形成されるものであって、
前記支持部材は、前記接続壁に対する接続部を有して前記ガイド部材に連結される
車両用ドアロック装置。 - 請求項1に記載の車両用ドアロック装置において、
前記接続部は、前記接続壁に形成された嵌合孔に挿入される嵌合突部であること、
を特徴とする車両用ドアロック装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアロック装置において、
前記支持部材には、前記ガイド部内において前記対向壁に並置される支持部が設けられること、を特徴とする車両用ドアロック装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両用ドアロック装置において、
前記支持部材には、前記ガイド部材の固定部とともに前記車両ドアに共締めされる締結部が設けられること、を特徴とする車両用ドアロック装置。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000068535A1 (en) * | 1999-05-06 | 2000-11-16 | Atoma International Corp. | Shutter mechanism for a latch |
JP2002147087A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 車両ドアラッチ装置 |
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