JP2016081551A - スピントルク発振素子、及びこれを用いた高周波アシスト磁気記録ヘッド - Google Patents

スピントルク発振素子、及びこれを用いた高周波アシスト磁気記録ヘッド Download PDF

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聡志 白鳥
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Abstract


【課題】高周波発振の駆動電流を低減させることが可能なスピントルク発振素子を用いた高周波アシスト磁気記録ヘッドを得る。
【解決手段】実施形態にかかるスピントルク発振素子は、スピン注入層と、スピン注入層上に形成された非磁性中間層と、非磁性中間層上に形成された発振層とを含む積層構造体と、積層構造体の側壁に設けられた非磁性導電層を有し、積層構造体の膜面方向の幅は60nm以下である。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、スピントルク発振素子、及び高周波アシスト磁気記録ヘッドに関する。
高周波磁界アシスト記録ヘッドを実現するためには、低駆動電流で安定して発振が可能なスピントルク発振素子を設計・作成することが重要になる。STOに通電可能な最大電流密度は、例えば素子サイズが70nm程度のとき、2×10A/cmである。これ以上の電流密度では、例えばスピントルク発振子の発熱及びマイグレーションにより、特性が劣化する。
また、高周波磁界アシスト記録ヘッドを作成する際には、主磁極とSTO位置を揃える必要がある。STOを主磁極と同一マスクで加工し、STOと主磁極を自己整合的に位置合わせさせる方法では、主磁極をイオンビームエッチングで加工すると、STO側壁へ主磁極材料が再付着することにより、発振層からの高周波発振が抑制されてしまうという問題がある。一方、主磁極を先に形成した後にSTOを形成すると、主磁極材料をIBEで形成しないため、主磁極材料の再付着を低減することができるが、自己整合的な位置合わせが困難であり、STOの裾が残ることにより形状が劣化するため、高周波発振の抑制、電気的なコンタクト不良などの問題が見られる。STOを加工する際に、オーバーミリングを行うことにより形状の劣化を改善することが考えられるが、オーバーミリングを行うと、主磁極材料の再付着が起こり、二律背反となる。あるいは、主磁極を加工する前にSTO側壁を酸化物等で保護し、主磁極材料の再付着を防止することが考えられるが、高周波発振の駆動電流をより低減させるには至っていない。
特開2011−90767号公報 特許第3558996号公報 米国特許出願公開第2014/009853A1号明細書
Nature Materials, Vol. 12, 240−245, 2013(NIMS)
本発明の実施形態は、高周波発振の駆動電流を低減させることが可能なスピントルク発振素子を用いた高周波アシスト磁気記録ヘッドを提供することを目的とする。
実施形態によれば、スピン注入層と、該スピン注入層上に形成された非磁性中間層と、該非磁性中間層上に形成された発振層とを含む積層構造体と、該積層構造体の側壁に設けられた非磁性導電層を具備し、前記積層構造体の膜面方向の幅は60nm以下であることを特徴とするスピントルク発振素子が提供される。
第1の実施形態にかかるスピントルク発振素子の構成を表す模式的な図である。 第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの構成を表す模式的な図である。 第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの製造方法の一例を表す図である。 第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの構成を表す模式的な図である。 実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドを搭載可能な磁気記録再生装置の概略構成を例示する要部斜視図である。 実施形態にかかる磁気ヘッドアッセンブリの一例を表す概略図である。 発振開始電流密度と素子サイズとの関係を表すグラフである。
以下、実施の形態についてより詳細に説明する。
第1の実施形態にかかるスピントルク発振素子(STO)は、スピン注入層、スピン注入層上に形成された非磁性中間層、及び非磁性中間層上に形成された発振層を含む積層構造体と、積層構造体の側壁に設けられた非磁性導電層とを含む。積層構造体の膜面方向の幅は60nm以下である。
第2の実施形態は、第1の実施形態にかかるスピントルク発振素子を適用することが可能な高周波アシスト磁気記録ヘッドを提供する。
第2の実施形態に係る磁気記録ヘッドは、高周波アシスト磁気記録ヘッドであって、磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、主磁極と磁気回路を構成する補助磁極と、主磁極と補助磁極との間に設けられたスピントルク発振素子とを有する。使用されるスピントルク発振素子は、主磁極または補助磁極上に形成されたスピン注入層、スピン注入層上に形成された非磁性中間層、及び非磁性中間層上に形成された発振層を含む積層構造体と、積層構造体のエアベアリング面以外の側壁の少なくとも一部に設けられた非磁性導電層とを含む。積層構造体のエアベアリング面の膜面方向の幅は60nm以下である。
高周波磁界アシスト記録方式では、高周波アシスト磁気記録ヘッドを用いて、記録信号周波数より十分に高い、磁気記録媒体の共鳴周波数付近の高周波磁界を、磁気記録媒体に局所的に印加する。この結果、磁気記録媒体が共鳴し、高周波磁界を印加された磁気記録媒体の保磁力(Hc)はもともとの保磁力の半分以下となる。このため、記録磁界に高周波磁界を重畳することにより、より高保磁力(Hc)かつ高磁気異方性エネルギー(Ku)の磁気記録媒体への磁気記録が可能となる。
図1は、第1の実施形態にかかるスピントルク発振素子の構成を表す模式的な図である。
STO10は、積層構造体4と積層構造体4の側壁に設けられた非磁性導電層5とを有する。積層構造体4は、発振層(FGL)1とスピン注入層(SIL)3と、発振層1とスピン注入層3との間に設けられた中間層(IL)2と、最下層に設けられた下地層(図示せず)と、最上層に設けられたキャップ層(図示せず)とを有する。
FGLとして、例えば、FeCoと、Al,Ge,Si,Ga,B,C,Se,Sn,及びNiからなる群から選択される少なくとも1種の添加成分とを含む合金材料、及びFe/Co、Fe/Ni、Co/Niからなる群から選択される少なくとも1種の人工格子材料などを使用することができる。
これにより、例えば、FGLとスピン注入層とのBs、Hk(異方性磁界)、及び、スピントルク伝達効率を調整することができる。
ILとしては、例えば、例えばCu、Al、Au、Ag、Pd、Os、及びIrからなる群から選択される少なくとも1種の非磁性金属を用いることができる。また、ILの層厚は、1原子層から3nmとすることが望ましい。これによりFGLとSILの交換結合を最適な値に調節することが可能となる。
SILとしては、例えば、Fe/Co、Fe/Ni、Co/Ni、Co/Pt、Co/Pd、Fe/Pt、Fe/Pdからなる群から選択される少なくとも1種の人工格子材料及びCoPt、FePtなどの合金を使用することができる。また、SILは、ILとの界面に、FeCoと、Al,Ge,Si,Ga,B,C,Se,Sn,及びNiからなる群から選択される少なくとも1種の添加成分とを含む合金材料からなる層をさらに設けることができる。
下地層およびキャップ層として、例えば、Ti、Cu、Ru、及びTaなどの非磁性導電材料を用いることができる。
ここで、STO10は、FGL1とIL2とSIL3を含む積層構造体4の積層方向の両端に通電可能な図示しない1対の電極を有することができる。その電極によって、例えば矢印6で表される方向の駆動電流(I)が積層構造体4に通電される。さらに、STOに矢印7で表される、膜面に対し垂直方向の外部磁界(H)が印加されることで、膜面にほぼ垂直な軸を回転軸にして、FGL1が歳差運動を行い、外部に高周波磁界を発生させる。
第1の実施形態にかかるSTOでは、積層構造体4の側壁に非磁性導電層5を設けることで、非磁性導電層5中で分極された電子がスピンホール効果によりFGL1に注入され、より駆動電流を低減することができる。通常は、非磁性導電層5に使用される非磁性導電材料からのスピン分極効果は、SIL3からのスピン分極効果に比べて無視できる程度小さいが、膜厚15nmのFGL1を用い、STOの素子サイズが60nmφである場合、FGL1とIL2との界面の面積、及びSIL3とIL2との界面の面積の合計の面積が、FGL1側壁の面積と等しくなる。このとき、そのサイズ以下では上記2つの界面の面積より側壁の面積率が大きくなるため、非磁性導電材料からのスピン分極効果はスピン分極率が小さくても面積的に大きな効果を示す。
なお、ここでいうSTOの素子サイズとは、積層構造体の膜面方向の幅であって、STOが円柱形状の場合はその直径となり、四角形状の場合は一辺の長さがサイズとなるが、STO形状は特に限定されない。STOの素子サイズは、例えば、磁気ヘッドを組み立てた場合にエアベアリング面(ABS)から見た積層構造体の膜面方向の幅に相当する。
しかしながら、STOの側壁に非磁性導電層の代わりに磁性層がある場合、FGLの歳差運動と側壁の磁性層が共鳴されて発振が減衰されてしまうため、より大きな駆動電流が必要とされる。一方で、側壁に、非磁性導電層の代わりに酸化膜または窒化膜等がある場合、駆動電流は側壁へは流れず、鏡面反射効果によって駆動電流を低減することができる。
これに対し、実施形態にかかるSTOにおけるさらなる駆動電流の低減には、スピンホール効果による側壁からの電子の注入が期待される。
ここで、非磁性導電層に使用される非磁性導電材料としては、B、Al、Si、Ge、W、Nb、Mo、P、V、Sb、Zr、Hf、Y、Ti、Ta、Zn、Pb、Zr、Cr、Sn、Ga、Cu、及び希土類元素などがあげられる。また、2種類以上の非磁性導電材料を使用することができる。
一方で、非磁性導電材料の抵抗がFGL、SILと比べて小さすぎると、駆動電流が側壁に集中してしまうため、発振効率の低下やエレクトロマイグレーションを巻き起こす原因となる。また、スピンホール効果は、スピン軌道相互作用に起因するものであり、重い元素を含む物質において大きくなることが知られている。したがって、側壁に用いられる非磁性導電材料として、原子量の重い元素を含む材料であり、かつその抵抗がFGLやSILの抵抗と比べて同じか、あるいは高い材料例えばTa、Hf、及びWのうち少なくとも1つ含む材料を用いることが好ましい。また、非磁性導電材料の外側に、さらに非磁性導電材料の酸化膜または窒化膜を設けることが好ましい。非磁性導電材料の酸化膜または窒化膜は鏡面反射効果を有するため、非磁性導電材料中のスピン分極を効率良く得ることができる。
図2は、第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの構成を例示する模式的な図である。
図2は、高周波アシスト磁気記録ヘッドをABS側から見た図である。
実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッド20においては、主磁極上(MP)11上に、SIL3、IL2、及びFGL1の順に形成された積層構造体4が設けられ、積層構造体4と、その側壁に形成された非磁性導電層5とでSTO10を構成している。高周波アシスト磁気記録ヘッド20では、STO10を上記構成とすることで発振開始電圧を低減することができる。また、磁気記録ヘッドに上記STOを用いた場合、MP材料再付着による発振効率低下抑制にも効果が得られる。
STOと同一のマスクでMPをイオンビームエッチング(IBE)によって基体に至るまでエッチングしているため、STOとMPのアライメントを可能にしているが、高Bs材料であるMP材料がSTO側壁に再付着されて発振層からの発振が抑制されてしまう。実施形態においては、STO側壁に非磁性導電材料が構成されているため、MP材料が直接STO側壁に付着することを保護することができ、STOの安定発振が可能となる。
なお、MP11上に、FGL1、IL2、及びSIL3の順に積層構造体4を形成しても良い。
MP11とSTO10を介して対向した位置に磁気回路を構成する補助磁極20が設けられる。MP11上に、任意に、例えばRu等の非磁性導電層14を設けることができる。また、非磁性導電層14上に、任意に、例えば、FeNi、FeCoNi等の高透磁率材料からなるサイドシールド13を設けることができる。
第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの製造方法の一例を図3(a)ないし図3(f)に示す。
図3(a)ないし図3(f)はまた、高周波アシスト磁気記録ヘッドをABS側から見た図である。
まず、基板15上に、例えばCoFeからなるMP上11’を形成する。
その上に、STO材料層10’を、例えばSIL、IL、及びFGLの順に成膜する。
STO材料層10’の成膜後、図3(a)に示すように、STO積層構造体およびMP形状を得るためのマスク16を形成する。マスク16には例えばフォトレジストが用いられるが、CやSi、Alおよびその酸化物、窒化物等のハードマスクを用いることもできる。
次に、図3(b)に示すように、IBE法を用いて、STO材料層10’のマスク未覆部を除去し、STO積層構造体4を形成する。ビーム角度はSTO材料層10’の表面を90度として、STO材料層10’の表面に垂直な方向すなわち0度から70度の間に傾けることにより、ベベル角を有さない構造のSTO積層構造体4を削り出すことができる。一般に、ビーム角度を0度方向に傾けるほど、STO積層構造体4へのMPの再付着物量が増加する傾向がある。一方、ビーム角度を70度方向に傾けるほど、サイドエッチングが進行する傾向がある。このため、50度のビーム角度でのエッチングすることがより好ましい。
続けて、図3(c)に示すように、非磁性導電層5をSTO積層構造体4の側壁及びマスク16表面に形成する。
まず、材料としては、例えばTa,W,Hf等を用い、STO積層構造体10表面に、非磁性導電層を成膜する。最終的に、ABSに研磨によるラッピング処理をすることにより、ABSに相当する面を除く面に非磁性導電層5が形成される。例えば、STOの側壁に高Bs(飽和磁束密度)であるFeCoを主成分とするMP材料の再付着が発生すると、STOの発振を著しく抑制されるが、FeCoを主成分とする再付着物をIBEで完全に除去するとSTOへのダメージやSTOの形状劣化が顕著に見られる。これに対し、実施形態によれば、非磁性導電層は、上記スピンホール効果の他に、MP形成時にSTO側壁へのMP材料の再付着を保護する効果も有する。
次に、図3(d)に示すように、IBE法を用いてMP層11’を加工し、MP11を形成する。MP11は磁気記録ヘッドのスキュー角に対応するため、ベベル角を有する形状に加工する。ビーム角度はSTO積層構造体表面を90度として、0度から70度の角度でマスク部以外のMP11を基体まで除去した後に、70度から90度の角度にすることで、ABS面で逆台形形状となるベベル角を調整することができる。
続いて、図3(e)に示すように、STOおよびMPの周囲を埋め込み材料17を形成し、マスク16とその上に形成された非磁性導電層5、サイドシールド17をリフトオフ法で除去し、平坦化処理を行う。STO周囲の埋め込み材料17としてはSiOやAlなどの絶縁酸化物を用いることもできる。また、埋め込み材料17としては、Ru等の非磁性導電材料を介して、FeNiやFeCoNi等のシールド材料を用いることもできる。平坦化処理はCMP(Chemical Mechanical Polishing)を用いることができるが、イオンビームエッチングを用いて平坦化を行っても良い。
その後、図3(f)に示すように、STO10及びサイドシールド17上にライトシールド18として例えばFeCoNiを成膜する。
さらにその後、ライトシールド18とMP11間に電源19を取り付けて接続させることにより、高周波アシスト磁気記録ヘッド20’が得られる。
なお、図3(f)に示す高周波アシスト磁気記録ヘッド20’は、周囲に非磁性導電層5を介してサイドシールド17を有するMP11を形成し、平坦化処理を行った後、STOを形成したこと以外は、図2の高周波アシスト磁気記録ヘッド20と同様である。上記高周波アシスト磁気記録ヘッドの作製方法は一例であり、実施形態においては、STOの側壁に非磁性導電層が形成されていれば特に限定されない。
図4は、第2の実施形態にかかる高周波アシスト磁気記録ヘッドの構成を例示する模式的な図である。
図4は、実施形態にかかる磁気ヘッド20は、図示しない再生ヘッド部と、書込ヘッド部50とを備えている。再生ヘッド部は、図示しない磁気再生素子及びシールドを有する。また、書込ヘッド部50は、記録磁極としてのMP21と、MP21からの磁界を還流させるトレーリングシールド(補助磁極)22と、MP21とトレーリングシールド(補助磁極)22の間に設けられたSTO10と、励磁コイル23とを有する。
記録時及び再生時には、磁気ヘッド20を、図示するように、磁気記録媒体40に対向させて配置することができる。
この高周波磁界アシスト記録ヘッド20の書込ヘッド部50において、MP21とトレーリングシールド22のギャップ磁界により、膜面垂直の外部磁界を印加されることで、膜面にほぼ垂直な軸を回転軸にして、その発振層が歳差運動を行うことで、外部に高周波磁界を発生する。STO10から発生する高周波磁界を、MP21から印加される磁界と重畳することで、より高記録密度に対応した磁気記録媒体40に書き込み可能である。
この図において、STO10のABSは、磁気記録媒体40に対向した面を指す。
実施形態においては、臨界電流密度が低いスピントルク発振子を高周波磁界の発生源として用いることができる。これにより、大きな高周波磁界で磁気記録媒体の磁化を反転させることが可能である。
図5は、実施形態にかかる磁気ヘッドを搭載可能な磁気記録再生装置の概略構成を例示する要部斜視図である。
すなわち、磁気記録再生装置150は、ロータリーアクチュエータを用いた形式の装置である。同図において、記録用媒体ディスク180は、スピンドル157に装着され、図示しない駆動装置制御部からの制御信号に応答する図示しないモータにより矢印Aの方向に回転する。磁気記録再生装置150は、複数の媒体ディスク180を備えたものとしてもよい。
媒体ディスク180に格納する情報の記録再生を行うヘッドスライダー103は、図4に関して前述したような構成を有し、薄膜状のサスペンション154の先端に取り付けられている。ここで、ヘッドスライダー103は、例えば、実施の形態にかかる磁気ヘッドをその先端付近に搭載している。
媒体ディスク180が回転すると、ヘッドスライダー103のABSは媒体ディスク180の表面から所定の浮上量をもって保持される。あるいはスライダが媒体ディスク180と接触するいわゆる「接触走行型」であってもよい。
サスペンション154は、図示しない駆動コイルを保持するボビン部などを有するアクチュエータアーム155の一端に接続されている。アクチュエータアーム155の他端には、ボイスコイルモータ156が設けられている。ボイスコイルモータ156は、アクチュエータアーム155のボビン部に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、このコイルを挟み込むように対向して配置された永久磁石および対向ヨークからなる磁気回路とから構成される。
アクチュエータアーム155は、スピンドル157の上下2箇所に設けられた図示しないボールベアリングによって保持され、ボイスコイルモータ156により回転摺動が自在にできるようになっている。
図6に、実施形態にかかる磁気ヘッドアッセンブリの一例を表す概略図を示す。
図6は、アクチュエータアーム155から先の磁気ヘッドアセンブリをディスク側から眺めた拡大斜視図である。すなわち、磁気ヘッドアッセンブリ160は、例えば駆動コイルを保持するボビン部などを有するアクチュエータアーム155を有し、アクチュエータアーム155の一端にはサスペンション154が接続されている。
サスペンション154の先端には、図4に示す磁気ヘッド20を具備するヘッドスライダー103が取り付けられている。サスペンション154は信号の書き込みおよび読み取り用のリード線164を有し、このリード線164とヘッドスライダー103に組み込まれた磁気ヘッドの各電極とが電気的に接続されている。図中、165は磁気ヘッドアッセンブリ160の電極パッドである。
実施例1
図3(a)ないし図3(f)に示す工程と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを以下のように作製した。
まず、基板として再生ヘッド部を具備したAlTiC基板を用意した。
次に、基板上に、MPとしてCoFe層を所望の形状で形成した非磁性導電層(Ru)上に鍍金法により形成した。
MP上に、高真空マグネトロンスパッタを用いて、STOの下地層として、Ta 2nm、及びCu 2nmを順に積層し、続いて、スピン注入層としてCo/Pt 10nmの人工格子磁性層、ILとしてCu 2nm、発振層として、FeCo 15nm、キャップ層としてRu 5nmを順に積層した。
STOおよびMP形状を得るためのマスク層は、まず、STOの積層構造体上にフォトレジストを400nmの厚さで形成した後、STOの素子サイズを20nmから200nmまで変えるため、フォトレジストを直径20nmから200nmの円柱形状のパターンにエッチングすることにより得られる。
次に、IBE法を用いてSTO積層構造体を形成した。STO積層構造体のIBEは、SIMS(Secondary Ion−microprobe Mass Spectrometer)を用いてSTOの下地層を検出するまでエッチングを行った。
その後、スパッタ法を用いて非磁性導電材料としてTaを3 nm成膜し、マスク層及びSTO側壁を含むパターン全体にTa層を形成した。さらに、IBE法を用いて、MPを形成した。
次に、Alからなるサイドギャップ膜とRuからなる鍍金用の下地膜をスパッタリング法により成膜し、NiFeからなるサイドシールド膜を鍍金法によって成膜し、CMPを用いてマスク層を除去して平坦化処理を行った後に、ライトシールドとしてFeCoNiを形成して磁気記録ヘッドを得た。
最終的に、研磨によるラッピング処理をすることにより、ABSを露出させてSTOを得た。
得られた磁気記録ヘッドについて発振開始電流密度を求め、得られた発振開始電流密度と素子サイズとの関係を表すグラフを図7に示す。
発振開始電流密度Jcは、スピンスタンドを用いてSTOの駆動電流密度を変えて記録電流を印加することにより測定した。
図7のグラフ101は発振開始電流密度の素子サイズ依存性を示す。ここで、STO素子サイズが40nmの時の発振開始電流密度をJc0とした。グラフ101より、STO素子サイズが、FGLとSIL、ILとの界面の面積とFGL側壁面積とが等しくなるサイズ以下すなわち60 nmφ以下のとき、発振開始電流密度が大きく減少することがわかる。
また、使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、STO素子サイズを40 nmφで作製した磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例2
STO素子サイズを40nmとし、非磁性導電材料としてスパッタ法を用いてTa層の代わりにHf層を3nm成膜したこと以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例3
STO素子サイズを40 nmφとし、及び非磁性導電材料としてスパッタ法を用いてTa層の代わりにW層を3 nm成膜したこと以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例4
STO素子サイズを40 nmφとし、及び非磁性導電材料としてスパッタ法を用いてTa層の代わりにCu層を3nm成膜した以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例5
STOの発振層をFeCoAlにした以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例6
STOの発振層をFeCoAlにした以外は実施例2と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例7
STOの発振層をFeCoAlにした以外は実施例3と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
実施例8
STOの発振層をFeCoAlにした以外、実施例4と同様の方法にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
使用した非磁性導電材料の電気抵抗率と、得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
比較例1
STO素子サイズを40 nmとし、スパッタ法を用いて、非磁性導電材料であるTa層の代わりに絶縁材料であるTaOx層を3 nm成膜すること以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
比較例2
STO素子サイズを40 nmとし、スパッタ法を用いて、非磁性導電材料であるTa層の代わり絶縁材料であるHfOx層を3 nm成膜すること以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
比較例3
STO素子サイズを40 nmとし、スパッタ法を用いて、非磁性導電材料であるTa層の代わりに絶縁材料であるWOx層を3 nm成膜すること以外は実施例1と同様にして、高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
比較例4
STO素子サイズを40 nmとし、STO積層構造体及びマスク層上に非磁性導電材料を形成せずに、IBE法によりMPを形成すること以外は実施例1と同様の方法で高周波アシスト磁気記録ヘッドを作製した。
得られた磁気記録ヘッドについての発振開始電流密度比(Jc/Jc0)を下記表1に示す。
Figure 2016081551
Figure 2016081551
上記表1及び表2より、側壁材料を用いない場合(比較例4)に比べて、側壁材料に酸化膜を用いた場合(比較例1ないし3)は、発振開始電流密度が低減されるが、側壁材料に非磁性導電材料を用いる(実施例1ないし8)ことで、さらに発振開始電流密度を低減できることが分かる。
また、非磁性導電材料として、中間層と同じ材料であるCuを用いた場合(実施例4,8)においても、比較例と比べて発振開始電流密度を低減できることが確認された。これは、側壁膜厚が3 nm程度であることと、中間層に用いているCu層と比べて、側壁材料としてのCuは、結晶性が悪いために、側壁材料の非磁性導電材料への電流集中が軽減されたと考えられる。一方、非磁性導電材料はCuのような電気抵抗率の低く、軽元素な材料(実施例4,8)と比べて、電気抵抗率が高く、重元素材料(実施例1ないし3,実施例5ないし7)の方が、発振開始電流密度が小さく、側壁から得られる効果が大きい。また、FeCo,FeCoAlいずれの発振層材料においても、同様の効果が得られた。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…発振層、2…非磁性中間層、3…スピン注入層、4…積層構造体、5…非磁性導電層、10…スピントルク発振素子、11…主磁極、18…補助磁極、20…磁気記録ヘッド

Claims (8)

  1. スピン注入層と、該スピン注入層上に形成された非磁性中間層と、該非磁性中間層上に形成された発振層とを含む積層構造体と、該積層構造体の側壁に設けられた非磁性導電層を具備し、前記積層構造体の膜面方向の幅は60nm以下であることを特徴とするスピントルク発振素子。
  2. 前記非磁性導電層に用いられる非磁性導電材料の電気抵抗率は、前記発振層及び前記中間層の電気抵抗率と同じかあるいは高いことを特徴とする請求項1に記載のスピントルク発振素子。
  3. 前記非磁性導電層材料は、タングステン、ハフニウム、及びタンタルから選択される非磁性導電材料を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のスピントルク発振素子。
  4. 前記非磁性導電層上に、非磁性導電材料の酸化膜及び窒化膜のうち少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスピントルク発振素子。
  5. 磁気記録媒体に記録磁界を印加する主磁極と、
    該主磁極と磁気回路を構成する補助磁極と、
    該主磁極と該補助磁極との間に設けられたスピントルク発振素子とを具備し、
    前記スピントルク発振素子は、前記主磁極及び前記補助磁極のうち一方の上に形成されたスピン注入層、該スピン注入層上に形成された非磁性中間層、及び該非磁性中間層上に形成された発振層を含む積層構造体、及び該積層構造体のエアベアリング面以外の側壁の少なくとも一部に設けられた非磁性導電層を含み、前記積層構造体のエアベアリング面の膜面方向の幅は60nm以下であることを特徴とする高周波アシスト磁気記録ヘッド。
  6. 前記非磁性導電材料層の電気抵抗率は、前記発振層及び前記中間層の電気抵抗率と同じかあるいは高いことを特徴とする請求項5に記載の高周波アシスト磁気記録ヘッド。
  7. 前記非磁性導電層材料は、タングステン、ハフニウム、及びタンタルから選択される非磁性導電材料を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の高周波アシスト磁気記録ヘッド。
  8. 前記非磁性導電層上に、非磁性導電材料の酸化膜及び窒化膜のうち少なくとも一方が設けられていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか1項に記載の高周波アシスト磁気記録ヘッド。
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