JP2016081414A - 注文準備処理装置 - Google Patents
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Abstract
Description
注文入力端末は、メニューの入力にあたってメニューコードブックに印刷されたコードを読み取るコードリーダを備える。上記の注文準備の作業は、テーブル番号のコードが印刷されたシートから登録すべきテーブル番号のコードを注文入力端末のコードリーダに読み込ませることによって行われる。
特にテーブルが多くなってくるのに応じて注文入力端末も多くなることから、店員が設定情報を登録する作業負担が大きくなる。
これにより、例えば店員が注文入力端末に逐一コードを読み込ませるような作業を行うことなく、注文入力端末に設定情報を登録することが可能になり、設定情報の登録にあたっての店員の作業負担を軽減させることができる。
[注文処理システムの構成例]
以下、一実施形態としての注文処理システムについて図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における注文処理システムの構成例を示している。同図に示す注文処理システムは、ホストサーバ100(注文準備処理装置の一例)、注文入力端末200、無線トランシーバ300、POS端末400、キッチンプリンタ500、USB(Universal Serial Bus)ハブ600、クレイドル700を備える。
同図に示す注文処理システムは、例えばレストランや居酒屋などの飲食店に備えられる。
また、ホストサーバ100は、例えばインターネットなどの外部ネットワーク900とも接続可能なように構成されている。例えば店舗がチェーン店の1つである場合、ホストサーバ100は、外部ネットワーク900との接続機能を利用して、本社のデータ管理サーバと通信を行うことができる。そして、データ管理サーバは、各チェーン店の売上情報を収集し管理することができる。
注文入力端末200は、例えば同図に示すようにペン型の形状を有しており、先端にはコードリーダが備えられている。客は、注文入力端末200のコードリーダをメニューコードブック(図8)において注文したいメニューに対応するコードが印刷された部分にかざす。これにより、コードリーダがコードを読み取る。このように、注文入力端末200へのメニューの入力は、メニューコードブック上のコードを読み取らせることによって行われる。
注文入力端末200は、入力されたメニューを示す注文データを、無線によりホストサーバ100に送信する。注文入力端末200から送信された注文データは、無線トランシーバ300にて一旦受信されたのち、有線LAN800を経由してホストサーバ100にて受信される。
例えば、ZigBeeは、消費電力が低く、通信機器も容易に低コスト化できるという特徴を有する。例えば、飲食店の注文データはサイズが小さいので、ZigBeeを利用することでシステムの無線機器を低コストに構成できるという利点がある。
クレイドル700は、待機状態の注文入力端末200の置き台であるとともに、装着された注文入力端末200が内蔵するバッテリ(充電池)への充電を行う充電装置としての機能を有する。
また、クレイドル700は、装着された注文入力端末200について、USB(Universal Serial Bus)ハブ600からキッチンプリンタ500を介し、さらに有線LAN800を経由してホストサーバ100と通信を行わせることも可能である。
注文入力端末200が装着口701に対して適切に装着された状態では、装着口701のUSBコネクタと注文入力端末200のUSBコネクタとが接続され、装着口701の充電用端子と注文入力端末200の充電用端子とが接続される。
また、クレイドル700の側面からはACケーブル703が引き出されている。ACケーブル703は商用交流電源と接続されることで、クレイドル700に電源を供給する。
注文入力端末200から送信された注文データは、ホストサーバ100にて受信される。ホストサーバ100は、受信された注文データを処理し、注文データが示すメニューの調理を指示する調理指示データをキッチンプリンタ500に送信する。キッチンプリンタ500は、受信された調理指示データの内容が反映された調理指示伝票を印刷する。店舗の調理担当者は、印刷された調理指示伝票を見て注文されたメニューを確認し、注文されたメニューの調理を行う。
同図に示すように、キッチンプリンタ500は、USBによるデータ伝送に対応するUSBポート501を備えている。同図の場合、USBポート501は、USBハブ600を介して、複数のクレイドル700と接続される。
このように、複数のクレイドル700とホストサーバ100との間にUSBハブ600が介在することにより、複数のクレイドル700とホストサーバ100との間での通信が可能になる。
図4は、注文入力端末200の構成例を示している。同図に示す注文入力端末200は、CPU201、記憶部202、RAM203、コードリーダ204、音声合成回路205、スピーカ206、無線通信部207、USBインターフェース(I/F)208、バッテリ209、LED(Light Emitted Diode)インジケータ210を備える。
また、RAM203は、注文設定情報(設定情報の一例)を記憶する。注文設定情報は、注文入力端末200がテーブルにて客に使用される前の段階において店員が行う注文準備の操作によって記憶される情報である。注文設定情報は、注文入力端末200が送信する注文データに含められる。
同図に示すメニューファイルは、メニューごとに対応して、メニューコード、名称、価格、名称用音声コード、説明用音声コード、売り切れフラグなどの情報を格納する領域を備える構造を有する。
メニューコードの領域には、対応のメニューについてのメニューコードが格納される。
名称の領域には、対応のメニューについての名称が格納される。
価格の領域には、対応のメニューの価格が格納される。
名称用音声コードの領域には、対応のメニューについての名称を話す音声データに付与された音声コードが格納される。
説明用音声コードの領域には、対応のメニューについての説明(メニュー情報)を話す音声データに付与された音声コード(識別子)が格納される。
売り切れフラグの領域は、対応のメニューが売り切れたか否かを示す売り切れフラグが格納される。一例として、売り切れフラグは1ビットであり、「1」により売り切れたことを示し、「0」により売り切れていないことを示す。
テーブル番号の領域は、注文入力端末200に対応するテーブルを一意に示すテーブル番号を格納する。注文入力端末200に対応するテーブルとは、注文入力端末200を使用する客が着くテーブルである。店舗では、客からの注文をテーブル単位で管理し、テーブル単位で会計を行うようにされている。
伝票番号の領域は、注文入力端末200が対応するテーブルに着いた客に対応付けられるべき会計伝票の伝票番号を格納する。会計伝票は、商品の会計に応じて発行される伝票である。
コードリーダ204は、メニューコードブックに印刷されているメニュー名やファンクションキーなどに対応するコードを読み取る部位である。前述のように、コードリーダ204は、ペン型の注文入力端末200の先端部に設けられている。
なお、コードリーダ204によるコードの読み取り方式としては、例えば赤外線を利用した方式などが採用されればよい。
メニューエリアには、店舗にて提供されるメニューとその価格などのメニューごとに関する所定の情報が記載されている。また、メニューによっては、調理方法の選択肢(例えばステーキの場合、焼き方としてレアかミディアムかウェルダンかの選択肢)やサイドディッシュの選択肢(例えばベイクドポテト、フレンチフライ、温野菜など)、飲み物の提供タイミングの選択肢(食前か食後か)などのメニュー関連指定項目も記載されている。
そのうえで、メニューの名称とメニュー関連指定項目の部分には、該当の内容をコード化したコードが赤外線により読み取り可能な状態で印刷されている。
CPU201は、コードリーダ204により読み取られたコードにより示される情報と、RAM203に記憶した注文設定情報とを利用して生成した注文データをホストサーバ100に送信する。
端末IDの領域には、注文データの送信元の注文入力端末200を一意に示す端末IDが格納される。
伝票番号の領域には、注文入力端末200が対応するテーブルに着いた客に対応付けられるべき会計伝票の伝票番号が格納される。注文データが格納する伝票番号には、図7にて説明した注文設定情報に格納された伝票番号が利用される。
メニューコードの領域は、コードリーダ204によって読み込まれたメニューコードの値を格納する。
メニュー関連指定情報の領域は、対応のメニューコードが示すメニューに対応してコードリーダ204によって読み込まれたメニュー関連指定項目が示すメニュー関連指定情報を格納する。
注文数の領域は、対応のメニューコードが示すメニューについて注文された個数を示す値を格納する。
CPU201は、コードリーダ204によりファンクションキーのコードが読み取られた場合には、読み取られたコードが示すコマンドをホストサーバ100に送信する。
同図に示す会計要求は、端末ID、テーブル番号、伝票番号及びコマンド識別子の各領域を含む。
端末IDの領域は、会計要求の送信元の注文入力端末200を一意に示す端末IDを格納する。
伝票番号の領域は、会計要求の送信元の注文入力端末200が対応するテーブルに着いた客に対応付けられるべき会計伝票の伝票番号を格納する。
上記のように会計要求に格納されるテーブル番号と伝票番号には、会計要求の送信元の注文入力端末200におけるRAM203に格納されているテーブル番号と伝票番号とが利用される。
コマンド識別子の領域には、当該要求(コマンド)が会計要求であることを示すコマンド識別子が格納される。
例えばCPU201は、コードリーダ204によって読み取られたコードが示すメニューに関する音声データをRAM203から取得し、取得した音声データを音声合成回路205に出力する。これにより、客が注文入力端末200を操作して注文したいメニューを入力したのに応じて、入力されたメニューについての名称、メニュー情報などの音声が注文入力端末200から出力される。このように出力される音声を聞くことで、ユーザは、入力したメニューが間違っていないか否かを確認できる。
USBインターフェース208のUSBコネクタは、注文入力端末200がクレイドル700の装着口701(図1)に差し込まれるのに応じて、装着口701の奥に設けられたUSBコネクタと接続される。これにより、注文入力端末200がクレイドル700からUSBハブ600を介してホストサーバ100とデータの授受を行うことが可能になる。
注文入力端末200がクレイドル700の装着口701に差し込まれることにより、注文入力端末200の充電用端子と装着口701の奥に設けられた充電用端子とが接触して電気的に接続される。これにより、注文入力端末200のバッテリ209への充電が可能になる。
LEDインジケータ210は、バッテリ209の残量を表示する部位である。
図11は、クレイドル700の構成例を示している。同図に示すクレイドル700は、CPU710、記憶部720、RAM730、電源部740、充電部750−1〜750−N及びUSBハブ760を備える。
RAM730は、CPU710の主記憶装置であって、CPU710の作業領域として利用される。
充電部750−1〜750−Nは、それぞれ、USBコネクタ751−1〜751−Nと、LED752−1〜LED752−Nとを備える。
LED752は、対応の充電部750による注文入力端末200のバッテリ209への充電状態を示すように点灯する。具体的に、LED752は、充電中においては点灯し、充電が完了もしくは充電が行われていない(注文入力端末200が装着されていない)状態においては消灯する。また、充電動作に何らかの異常が生じたような場合にはLED752は点滅する。
図12は、ホストサーバ100の構成例を示している。同図に示すホストサーバ100は、CPU101、記憶部102、RAM103、表示部104、操作部105、LANインターフェース(I/F)106及びネットワークインターフェース(I/F)107を備える。
また、ホストサーバ100は、クレイドル700に装着された状態の注文入力端末200に対して、テーブル番号と伝票番号を登録するための処理を実行する。つまり、クレイドル700に装着された状態の注文入力端末200に、図7の注文設定情報を記憶させるための処理を実行する。
ここで、ホストサーバ100による注文入力端末200へのテーブル番号と伝票番号の登録は、店員のホストサーバ100に対する操作に応じて行われる。テーブル番号と伝票番号を注文入力端末200に登録する操作は、店員が行う注文準備としての作業の流れにおいて行われる。
情報付与手段は、クレイドル700の装着口701に対して注文設定情報を対応付ける。本実施形態における注文設定情報は、テーブル番号と伝票番号とを含む。
情報設定手段は、クレイドル700の装着口701に装着された注文入力端末200に、情報付与手段により装着口701に対応付けられた注文設定情報を記憶させる制御を行う。
RAM103は、CPU101の主記憶装置であって、CPU101の作業領域として利用される。
1つの単位注文情報は、注文時刻、テーブル番号、伝票番号、メニューコード、注文数、会計済フラグのそれぞれを格納する領域を備える。
テーブル番号の領域には、対応の注文データに格納されていたテーブル番号が格納される。注文データファイルにおけるテーブル番号は、対応の注文を行った客が着いているテーブルのテーブル番号を示す。
伝票番号の領域には、対応の注文データに格納されていた伝票番号が格納される。注文データファイルにおける伝票番号は、対応の注文を行った客に対応する会計伝票の伝票番号を示す。
メニューコードの領域には、対応の注文データに格納されていた第1メニューコード〜第Nメニューコードまでの各メニューコードが格納される。
注文数の領域には、メニューコードごとに対応するメニューの注文数として、単位注文情報における注文数の領域に格納された値が格納される。
会計済フラグの領域には、メニューコードごとに会計済であるか否かを示す会計済フラグが格納される。同図の場合には、「0」の会計済フラグにより会計が済んでいないことを示し、「1」の会計済フラグにより会計が済んでいることを示す。
メニューコードと注文数とを受信したPOS端末400は、受信されたメニューコードが示すメニューの価格をメニューデータベースなどから取得し、取得した価格と注文数を利用して、客が支払うべき会計金額の小計、合計などを算出する。
そして、客により支払いが行われ、支払いに応じたメニューごとの操作がPOS端末400に対して行われるのに応じて、POS端末400は、支払いが完了したメニューと対応の伝票番号を示す会計完了メニュー情報をホストサーバ100に送信する。
ホストサーバ100は、受信された会計完了メニュー情報が示すメニューコードに対応する会計済フラグを、会計済であることを示す「1」に更新する。
クレイドル番号の領域は、対応の装着口701を有するクレイドル700に一意に付与されたクレイドル番号を格納する。
装着口番号の領域は、クレイドル700において対応の装着口701に一意に付与された装着口番号を格納する。
本実施形態において、注文処理システムが複数のクレイドル700を備える場合には、クレイドル番号と装着口番号との組み合わせによって1つの装着口が特定される。ただし、クレイドル700が1つの場合や、装着口番号が複数のクレイドル700間で一意となるように定められる場合には、クレイドル番号の領域は省略されてよい。
コネクタ番号の領域は、対応の装着口701に対応する充電部750が備えるUSBコネクタ751に一意となるように固定的に付与されたコネクタ番号が格納される。
本実施形態において、装着口対応テーブルにおけるクレイドル番号、装着口番号及びコネクタ番号の対応関係は予め固定的に定められている。
また、対応の装着口701に注文入力端末200が装着されていない状態である場合、端末IDの領域においては、注文入力端末200が非装着の状態であることを示す所定値が格納される。
ホストサーバ100は、装着口対応テーブルにおいて上記のように認識したUSBコネクタ751のコネクタ番号が格納されたレコードに含まれる端末IDの領域に、上記のように取得した端末IDを格納する。
このようにして、装着口701に注文入力端末200が装着されるのに応じて、装着口対応テーブルにおける端末IDの領域に、装着された注文入力端末200の端末IDが格納される。
なお、装着口701から注文入力端末200が取り外され、対応のUSBコネクタ751に注文入力端末200が接続されない状態となるのに応じて、装着口対応テーブルにおいて対応の装着口701の装着口番号を含むレコードの端末IDの領域は、「非装着」を示す値に変更される。
表示部104は、CPU101の制御に応じて画像を表示する。なお、表示部104は、タッチパッドを備えたタッチパネルとして構成されてもよい。
操作部105は、ホストサーバ100に備えられる操作子や操作デバイスを一括して示している。例えば、ホストサーバ100に接続されるマウス、キーボードなども操作部105に備えられる。また、表示部104がタッチパネルとして構成される場合には、タッチパネルを構成するタッチパッドなども操作部105に含まれてよい。
ネットワークインターフェース107は、外部ネットワーク900経由で通信を行う。
次に、本実施形態において店員が行う注文準備の作業手順について説明する。ここでの注文準備とは、注文入力端末200のそれぞれに注文設定情報としてのテーブル番号と伝票番号とを記憶させることである。
また、以降の説明は、ホストサーバ100の表示部104がタッチパネルとして構成されている場合を例に挙げる。
そのうえで、店員は、ホストサーバ100に対して注文準備を指示するための操作を行う。注文準備を指示するための操作に応じてホストサーバ100は、図15に例示するクレイドル選択画面P1を表示部104に表示する。
図1及び図3により説明したように、本実施形態の注文処理システムにおいては、複数のクレイドル700が設けられる。クレイドル選択画面P1は、クレイドルが複数であるのに応じて、注文設定情報を記憶させるべき注文入力端末200が装着された装着口701を選択するに先だって、その装着口701が設けられたクレイドル700を選択する操作が行われる画面である。
なお、同図においては、クレイドル1〜クレイドル5までの5つのクレイドル700に対応するクレイドル選択ボタンBT1が配置された状態が示されている。注文処理システムにおいて設けられるクレイドル700が6以上の場合には、クレイドル選択領域AR1において配置されるスクロールバーSCB1を操作することによって、クレイドル6以降に対応するクレイドル選択ボタンBT1を表示させることができる。
タッチ操作により選択されたクレイドル選択ボタンBT1は、例えば他のクレイドル選択ボタンBT1とは異なる態様による強調表示が行われる。
店員は、選択したクレイドルに間違いがないことを確認したうえで、決定ボタンBT2に対するタッチ操作を行う。決定ボタンBT2に対するタッチ操作により、クレイドル700の選択決定が行われたことになる。
図16の装着口選択画面P2においては、装着口選択領域AR11が配置されている。装着口選択領域AR11においては、先のクレイドル選択画面P1に対する操作により選択されたクレイドルを示すクレイドルタブTAB1が配置されている。また、装着口選択領域AR11には、選択されたクレイドルにおいて設けられる装着口701のそれぞれに対応する複数の装着口選択ボタンBT11が配置される。
装着口選択ボタンBT11の各々には、装着口に付された装着口番号を示す数字が表示されている。同図の例では、装着口番号1〜20がそれぞれ示された20個の装着口選択ボタンBT11が配置された例が示されている。
タッチ操作により選択された装着口選択ボタンBT11は、例えば他の装着口選択ボタンBT11とは異なる態様による強調表示が行われる。
店員は、選択したクレイドルに間違いがないことを確認したうえで、決定ボタンBT13に対するタッチ操作を行う。決定ボタンBT13に対するタッチ操作により、複数のクレイドル700における装着口701のうちから、1つの装着口701の選択決定が行われたことになる。
例えば、比較的多人数のグループによる客が大きな1つのテーブルを使用するような場合がある。このような場合、テーブルが広いことから、1つの注文入力端末200では多人数の注文を効率よく入力できない。そこで、このような場合には、1つのテーブルに対応して複数の注文入力端末200を客に使用してもらえばよい。この場合、1つのテーブルに対応する複数の注文入力端末200は、テーブル番号と伝票番号とが共通となる。このような場合には、複数の注文入力端末200に同じテーブル番号と伝票番号とを含む注文設定情報を記憶させることで注文準備の作業効率が向上する。
そこで、本実施形態においては、複数の装着口701を装着口選択画面P2上で一括して選択する操作が可能とされている。
この状態のもとで、店員は、同じテーブル番号と伝票番号とを含む注文設定情報を共通に設定すべき複数の注文入力端末200が装着された装着口701に対応する、複数の装着口選択ボタンBT11を順次タッチ操作する。これにより、タッチ操作された複数の装着口選択ボタンBT11が強調表示され、選択された状態にあることが示される。
そして、上記の状態のもとで、店員が決定ボタンBT13に対する操作を行うことで、選択された複数の装着口選択ボタンBT11のそれぞれに対応する装着口701が選択される。
このように、本実施形態においては、注文設定情報を記憶させたい注文入力端末200が装着された装着口701を択一的に選択決定することも、複数一括で選択決定することも可能とされている。
図17の注文設定情報設定画面P3においては、テーブル選択領域AR21が配置されている。テーブル選択領域AR21は、装着口選択画面P2により選択された装着口701に対応付けるべきテーブル番号を選択する操作が行われる領域である。
テーブル選択領域AR21においては、装着口タブTAB2が配置されている。装着口タブTAB2は、装着口選択画面P2にて選択された装着口701が示されている。同図の装着口タブTAB2における「クレイドル1>装着口1」との表示は、クレイドル番号1のクレイドル700における装着口番号1の装着口701が選択されていることを示している。
なお、同図においては、テーブル1〜テーブル5までの5つのテーブルに対応するテーブル選択ボタンBT21が配置された状態が示されている。この場合において、店舗におけるテーブルが6つ以上の場合には、テーブル選択領域AR21において配置されるスクロールバーSCB2を操作することによって、テーブル6(6番のテーブル)以降に対応するテーブル選択ボタンBT21を表示させることができる。
タッチ操作により選択されたテーブル選択ボタンBT21は、例えば他のテーブル選択ボタンBT21とは異なる態様による強調表示が行われる。
本実施形態において、伝票番号入力ボックスAR22に表示される伝票番号は、例えば注文設定情報の設定順に従って番号の昇順に従って連番で付与される。そして、注文設定情報設定画面P3が表示されたときには、伝票番号入力ボックスAR22における初期表示として、上記のように付与された伝票番号が入力済みの状態で表示されている。
これに対して、伝票番号入力ボックスAR22に初期表示されている伝票番号を変更したい場合、店員は、所定操作によって、伝票番号入力ボックスAR22に任意の伝票番号を入力し直すことができる。
1つには、択一的に装着口701を選択しながら1つの注文入力端末200ごとに注文設定情報を設定している場合において、今回の注文設定情報の設定に対応する客が、既に注文設定情報を設定した注文入力端末200に対応する客と同じテーブルであるような場合である。この場合、今回の注文設定情報の設定にあたり、先の客に対応する注文設定情報と同じテーブル番号と伝票番号を設定する必要がある。このとき、伝票番号については、先の客とは異なる番号が初期表示されていることから、店員は、先の客と同じ伝票番号に変更する操作を行うことになる。
決定ボタンBT22に対するタッチ操作により、選択された装着口701に装着された注文入力端末200に記憶させるべき注文設定情報としてのテーブル番号及び伝票番号が決定されたことになる。即ち、注文設定情報と装着口701との対応付けが確定されたことになる。
注文設定情報を受信した注文入力端末200は、受信された注文設定情報をRAM203に記憶させる。
店員は、例えば上記のように注文設定情報が記憶された注文入力端末200をクレイドル700の装着口701から取り外し、注文設定情報に含まれているテーブル番号が示すテーブルに持っていき客に手渡す。
また、客が会計(精算)を指示する操作を行えば、注文入力端末200は、RAM203に記憶された注文設定情報に含まれるテーブル番号と伝票番号とを格納した会計要求をPOS端末400に送信する。
即ち、本実施形態においては、店員は、ホストサーバ100に対して装着口701を選択し、選択した装着口701に対応するテーブル番号と伝票番号とを設定する操作を行いさえすれば、注文入力端末200に注文設定情報が記憶される。
図18のフローチャートを参照して、注文入力端末200への注文設定情報(テーブル番号及び伝票番号)の登録のためにホストサーバ100と注文入力端末200とが実行する処理手順例について説明する。
ステップS102:ステップS101により表示部104にクレイドル選択画面P1を表示させた状態において、CPU101は、クレイドル選択決定操作が行われるのを待機している。ここでのクレイドル選択決定操作とは、図15にて説明したように、クレイドル選択領域AR1におけるクレイドル選択ボタンBT1に対する操作によってクレイドルの選択が行われたうえで、決定ボタンBT2に対するタッチ操作が行われることである。
ステップS105:装着口選択画面P2が表示された状態において、CPU101は、装着口選択決定操作が行われるのを待機する。ここでの装着口選択決定操作とは、図16にて説明したように、装着口選択領域AR11における装着口選択ボタンBT11に対する操作によって装着口701の選択が行われたうえで、決定ボタンBT13に対するタッチ操作が行われることである。
なお、ここでの装着口選択決定操作には、複数選択ボタンBT12に対する操作が行われたのに応じて、複数の装着口701が選択された状態で決定ボタンBT13に対するタッチ操作が行われる場合も含まれる。
ステップS106:ステップS105により装着口選択決定操作が行われたことが判定されたのに応じて、CPU101は、装着口選択決定操作により決定された装着口701の装着口番号をRAM103に記憶させる。
ステップS108:CPU101は、注文設定情報設定画面P3が表示された状態のもとで、伝票番号入力ボックスAR22に表示される伝票番号を変更する操作が行われたか否かについて判定する。
ステップS109:ステップS108にて伝票番号を変更する操作が行われたことが判定された場合、CPU101は、操作に従って伝票番号を変更する。伝票番号が変更されるのに応じて、伝票番号入力ボックスAR22に表示される伝票番号も変更される。
ここでの注文設定情報決定操作とは、テーブル選択領域AR21におけるテーブル選択ボタンBT21に対する操作によってテーブルが選択されたうえで決定ボタンBT22に対する操作が行われることである。
ステップS111での注文設定情報の送信にあたり、CPU201は、RAM103が記憶する装着口対応テーブルから、ステップS102及びS105により決定されたクレイドル700の装着口701に対応付けられた端末IDを取得する、そして、CPU201は、取得した端末IDを宛先として注文設定情報を送信する。
ステップS202:CPU201は、ステップS201にて注文設定情報が受信されたことが判定されると、受信された注文設定情報をRAM203に記憶させる。
このような処理により、オーダー準備によって注文入力端末200にテーブル番号と伝票番号とが登録される。
[概要]
続いて第2実施形態について説明する。
第1実施形態においては、注文設定情報を記憶させるべき注文入力端末200を予めクレイドル700の装着口701に差し込んでおいた状態のもとで、店員がホストサーバ100に対して注文設定情報を設定するための操作を行う。そして、注文設定情報の内容を決定する操作(決定ボタンBT22(図17)に対する操作)が行われるのに応じて、ホストサーバ100が注文設定情報を注文入力端末200に送信するようにしていた。つまり、第1実施形態においては、注文設定情報の内容を決定する操作をトリガとして、ホストサーバ100が注文入力端末200に注文設定情報を記憶させるための制御を実行するようにされていた。
そのうえで、ホストサーバ100は、自己が記憶する注文設定情報に対応付けられた装着口701に注文入力端末200が装着された状態にあるか否かについて判定する。そして、注文入力端末200が装着口701に装着されていることを判定するのに応じて、ホストサーバ100は、接続通知元の注文入力端末200が装着されている装着口701と対応付けられて記憶されている注文設定情報を、接続通知元の注文入力端末200に送信する。注文入力端末200は、受信された注文設定情報をRAM203に記憶させる。このようにして注文設定情報が注文入力端末200に登録される。
さらに、本実施形態では、店員が注文設定情報を設定する操作を行って注文設定情報をホストサーバ100に記憶させた後に、クレイドル700の装着口701に注文入力端末200を装着することによっても、注文設定情報を登録することができる。
即ち、本実施形態においては、注文設定情報を注文入力端末200に登録させるにあたり、必ずしも注文入力端末200をクレイドル700の装着口701に装着しておく必要がない。これにより、注文準備の作業手順も柔軟なものとなって作業効率の向上が図られる。
本実施形態におけるホストサーバ100は、注文設定情報の設定操作により設定された注文設定情報を、注文設定情報の設定操作により選択決定されたクレイドル番号及び伝票番号と対応付けた注文設定情報テーブルとしてRAM203に記憶する。
クレイドル番号の領域は、図15にて説明したクレイドル選択画面P1に対する操作によって決定されたクレイドル番号を格納する。
装着口番号の領域は、図16にて説明した装着口選択画面P2に対する操作によって決定された装着口番号701を格納する。
前述のように、注文処理システムにおいて複数のクレイドル700を備える場合には、クレイドル番号と装着口番号との組み合わせによって1つの装着口が特定される。ただし、装着口番号が複数のクレイドル700間で一意となるように定められる場合には、クレイドル番号は省略されてよい。
伝票番号の領域は、図17の注文設定情報設定画面P3に対する操作によって決定された伝票番号を格納する。
続いて、図20のフローチャートを参照して、本実施形態におけるホストサーバ100が注文設定情報の管理のために実行する処理手順例について説明する。なお、同図において、図18と同様の処理となるステップについては、図18と同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態において、CPU101により実現される情報設定手段は、情報付与手段により注文設定情報が対応付けられた装着口に注文入力端末200が装着された状態にあることが検出されるのに応じて、装着された状態にある注文入力端末200に注文設定情報を記憶させる。
つまり、CPU101は、ステップS110の処理に応じて決定されたテーブル番号及び伝票番号に対して、ステップS105に応じて決定された装着口番号とステップS102に応じて決定されたクレイドル番号とを対応付けたレコードを、RAM103が記憶する注文設定情報テーブルに追加する。このようにして、CPU101は、注文設定情報テーブルに注文設定情報を新規登録する。
上記のような処理によって、店員が行ったホストサーバ100に行った操作により設定された注文設定情報が注文設定情報テーブルに登録されるようにして記憶される。
なお、同図に示す処理は、RAM103が記憶する注文設定情報テーブル(図19)において注文設定情報が格納されている状態のもとで、例えば一定時間ごとに実行される。
本実施形態において、注文入力端末200が装着されている状態にあるか否かについての判定にあたり、CPU101は、装着口対応テーブル(図14)を参照すればよい。
つまり、CPU101は、装着口対応テーブルにおいて、処理対象のレコードに含まれる装着口番号に対応付けられた端末IDの領域に端末IDが格納されているか否かについて判定する。
端末IDが格納されていれば、処理対象のレコードに含まれる装着口番号に対応するUSBコネクタ751に注文入力端末200が接続されている。つまり、注文入力端末200が装着口701に装着されていると判定される。
これに対して、端末IDが格納されていなければ、処理対象のレコードに含まれる装着口番号に対応するUSBコネクタ751には注文入力端末200が接続されておらず、従って、注文入力端末200が装着口701に装着されていないと判定される。
ここで、注文入力端末200が装着されている状態ではないとの判定結果が得られた場合、CPU101は、ステップS301に処理を戻す。これにより、注文設定情報テーブルから次の処理対象のレコードが選択される。
ステップS305:次に、CPU101は、ステップS304により取得された注文設定情報を、処理対象のレコードに含まれる装着口番号の装着口701に対応するUSBコネクタ751に接続された注文入力端末200に対して送信する。
このような場合に、注文設定情報テーブルにおいて送信済みの注文設定情報を含むレコードが格納されたままであると、別の注文入力端末200が装着されるのに応じて注文設定情報が登録されてしまう。この結果、同じ注文設定情報が登録された注文入力端末200が複数あることになってしまう。通常、店舗においては、1テーブルにつき1つの注文入力端末200を割り当てるように運用している。このため、上記のように同じ注文設定情報が登録された注文入力端末200が複数になってしまうと、注文入力端末200に登録されたテーブル番号とは異なるテーブルにて注文入力端末200が使用されてしまうといった間違いが起こりやすくなる。
そこで、本実施形態のようにステップS306により、送信済みの注文設定情報を含むレコードを注文設定情報テーブルにおいて無効化すれば、上記のような間違いを起こしにくくすることができる。
一例として、注文設定情報テーブルのレコードごとに送信済みフラグを対応付ける。そのうえで、CPU101が、注文設定情報が送信されるのに応じて、対応のレコードにおける送信済みフラグについて、未送信を示す値から送信済みを示す値に更新するようにしてもよい。
注文設定情報テーブルが未だ空き状態ではない場合、CPU101は、ステップS301に処理を戻す。これにより、次の処理対象のレコードが選択される。
一方、注文設定情報テーブルが空き状態となったことが判定された場合、CPU101は、同図に示す処理を終了する。
この後、再び図20のステップS112により新たに注文設定情報が注文設定情報テーブルに登録されると、CPU101は、図21の処理を再開する。
つまり、注文入力端末200におけるCPU201は、装着口701に装着されてUSB経由でホストサーバ100との接続が確立されている状態のもとで、ホストサーバ100から送信される注文設定情報が受信されるのを待機する。
そして、注文設定情報が受信されるのに応じて、CPU201は、受信された注文設定情報をRAM203に記憶させる。
このような処理が実行されることにより、第2実施形態においては、注文入力端末200がクレイドル700の装着口701に装着されるのに応じて、注文入力端末200に注文設定情報を登録することができる。
続いて、第3実施形態について説明する。
第2実施形態においては、図21のステップS306として示したように、注文設定情報を送信済みとなった処理対象のレコードを注文設定情報テーブルから削除することで、送信済みの注文設定情報と装着口701との対応付けを無効化するようにしている。これにより、例えば複数の注文入力端末200に同じ注文設定情報が重複して登録されることがないようにしていた。このような構成は、前述のように、店舗に置いて1テーブルにつき1つの注文入力端末200が使用されるように運用を行っている場合には有効であった。
このような場合において、例えば、はじめは1つの注文入力端末200を有るグループの客に渡して使用してもらっていたが、後から同じグループの客が増えてきたために、グループで使用してもらう注文入力端末200を追加したいような場合が生じる。
このような構成によって、例えば客のグループに使用してもらう注文入力端末200を追加すべきとき、店員は、クレイドル700において登録すべき注文設定情報に対応付けられた装着口701に、新たに別の注文入力端末200を装着すればよい。つまり、店員は、客のグループに使用してもらう注文入力端末200を追加する必要が生じた場合に、改めて注文設定情報を設定する操作を行う必要がない。このようにして、本実施形態によっては、複数の注文入力端末200に同じ注文設定情報を登録する必要がある場合の作業効率を向上させることが可能になる。
また、本実施形態の場合、注文設定情報テーブルにおけるレコードの削除は、例えば対応の会計処理が終了したのに応じて行われるようにすればよい。注文設定情報テーブルにおけるレコードと会計処理とは、伝票番号によって対応付けられている。
使用済みの注文入力端末200をクレイドル700の装着口701に装着したときに注文設定情報が消去されずに残っていると、新たな注文設定情報が設定されていると勘違いした店員が、そのまま客に差し出してしまうといったミスが生じる可能性がある。
そこで、上記の構成とすれば、例えば使用済みとされた注文入力端末200を装着口701に装着した段階でこれまでの注文設定情報が消去されることから、上記のようなミスの発生を回避できる。
続いて、本実施形態の変形例として、店員が行う注文準備に対応する操作画面の他の態様と、操作画面に応じた店員の他の作業手順例について説明する。なお、ここでは、第1実施形態のように、予めクレイドル700の装着口701に装着しておいた注文入力端末200に対して、店員が操作を行うことにより注文設定情報を記憶させる場合に対応させた説明を行う。
なお、以下に説明する変形例は、第2実施形態、第3実施形態にも適用できる。
そのうえで、店員は、ホストサーバ100に対して注文準備を指示するための操作を行う。注文準備を指示するための操作に応じて、変形例におけるホストサーバ100は、図22に例示する注文準備操作画面を表示部104に表示する。
クレイドル領域AR31においては、マークMKが配列されている。マークMKは、クレイドル700に設けられた装着口701に対応する。同図のマークMKは円形であるが、マークMKの形状については特に限定されるものではなく、例えば四角形などであってもよい。
そのうえで、クレイドル領域AR31において、30個のマークMKには、5行×6列目のマークMKを始点として、左側の列及び上側の行にかけて順に、それぞれ、「1(1番)」〜「30(30番)」の番号が付されている。
注文処理システムにおいて複数のクレイドル700が設けられる場合には、クレイドル領域AR31におけるクレイドル切替ボタンBT37、BT38に対する操作が可能である。クレイドル切替ボタンBT37、BT38に対する操作によって、クレイドル700を選択することができる。
ここで、「TB007」のテーブル番号のテーブルが対応済みであるということは、「TM047」の端末IDの注文入力端末200に、「TB007」のテーブル番号を含む注文設定情報が記憶済みであることを示す。
即ち、端末ID提示部TMNとテーブル番号提示部TBNとが表示されたマークMKは、注文入力端末200が対応の装着口701に装着され、かつ、装着された注文入力端末200に注文設定情報が記憶済みとされた「注文準備完了状態」であることを示す。
ここで、テーブル番号が対応付けられていないということは、端末ID「TM045」の注文入力端末200には、未だ注文設定情報が記憶されていない、未設定の状態であることを示す。
即ち、端末ID提示部TMNが表示されているがテーブル番号提示部TBNが表示されていないマークMKは、対応の装着口701に注文入力端末200が装着されているが、装着された注文入力端末200には注文設定情報が記憶済みでない「端末装着状態」であることを示す。
同図の注文準備操作画面を表示させたとき、対応の装着口701が非装着状態であることを示していたマークMKは、9番、12番、14番、22番、25番及び29番であった場合を例に挙げる。
具体的に、以降の説明では、店員が9番、12番、14番、22番、25番及び29番のうちから、最も番号の若い9番のマークMKに対応する装着口701を選択し、注文入力端末200を装着した場合を例に挙げる。
上記のように9番のマークMKを選択する操作が行われるのに応じて、9番のマークMKは、対応の装着口701が設定対象として選択されたことを示す所定の強調表示が行われる。
テーブル設定領域AR32においては、テーブル番号が表示されたボタンが配列されている。テーブル設定領域AR32において配置されるテーブル番号のボタンのうち、既に注文入力端末200との対応付けが行われているテーブル番号のボタンについては、例えばグレーアウトなどにより選択不可な状態で表示が行われる。
上記の「TB023」のテーブル番号を選択する操作に応じて、9番のマークMKは、「TM026」を示す端末ID提示部TMNと、「TB026」を示すテーブル番号提示部TBNとが表示された「注文準備完了状態」に変化する。
伝票番号入力ボックスにおいては、例えば図17の場合と同様に、注文設定情報の設定順に従って番号の昇順に従って連番で付与された伝票番号が入力済みの状態で表示される。
この場合にも店員は、伝票番号入力ボックスにおいて初期表示されている伝票番号をそのまま使用すればよい場合には、伝票番号入力ボックスに対して特に操作を行う必要はない。これに対して、伝票番号入力ボックスに初期表示されている伝票番号を変更したい場合、店員は、所定操作によって、伝票番号入力ボックスに任意の伝票番号を入力し直すことができる。
そして、店員が、伝票番号入力ボックスを閉じたうえで、決定操作として決定ボタンBT32に対する操作を行うと、テーブル番号と伝票番号とが確定される。
そして、店員は、上記のように注文設定情報が記憶された注文入力端末200をクレイドル700の装着口701から取り外し、テーブル番号が「TB023」のテーブルに持っていき客に手渡す。
また、設定対象の注文入力端末200が装着された装着口701に対応するマークMKは、複数を選択することができる。例えば、上記のように9番のマークMKが選択された状態のもとで、9番以外の端末装着状態のマークMKまたは注文準備完了状態のマークMKに対するタッチ操作を行うことにより、さらにもう1つのマークMKを選択することができる。
また、マークMKを選択するにあたり、選択切替ボタンBT34を操作することによっては、クレイドル領域AR31におけるマークMKの選択状態を反転させたり、全選択、全解除などを行うことができる。
同図の使用中端末状態領域AR33においては、使用中の注文入力端末200ごとに、テーブル番号、端末ID、使用経過時間が示されている。
使用中端末状態領域AR33におけるテーブル番号は、対応の注文入力端末200が使用されているテーブルのテーブル番号を示す。即ち、使用中端末状態領域AR33におけるテーブル番号は、対応の注文入力端末200が記憶する注文設定情報に含まれるテーブル番号を示す。
使用中端末状態領域AR33における端末IDは、対応の注文入力端末200に付与された端末IDを示す。
使用中端末状態領域AR33における使用経過時間は、対応の注文入力端末200の使用経過時間を示す。ここでの使用経過時間は、対応の注文入力端末200がクレイドル700の装着口701から取り外されてからの経過時間である。
このように、使用中端末状態領域AR33を見ることで、店員は、どの端末IDの注文入力端末200がどのテーブルで使用されているのかを知ることができ、また、使用中の各注文入力端末200の使用経過時間を知ることもできる。
具体的に、同図の予備情報領域AR34においては、商品マスタについての更新設定内容を示す「商品マスタ更新設定」が表示される。「商品マスタ更新設定」としては、商品マスタのデータを例えば本部などから取り込む「商品マスタ取込日時」と、注文入力端末200が記憶する商品マスタを更新する「端末更新時刻」とが示される。
また、予備情報領域AR34においては、「クレイドル状態」として、クレイドル700に接続されている注文入力端末200の数(「接続端末数」)が示される。
また、予備情報領域AR34においては、例えばホストサーバ100と注文入力端末200との間での無線通信を中継するアクセスポイントの通信状態が示される。
決定ボタンBT32は、前述のように、注文入力端末200に対応する注文設定情報としてのテーブル番号と伝票番号とを確定させるための操作が行われるボタンである。
診断ボタンBT33は、クレイドル700の装着口701に装着されている注文入力端末200に自己診断を実行させるための操作が行われるボタンである。
選択切替ボタンBT34は、前述のように、クレイドル領域AR31におけるマークMKを切り替えるための操作が行われるボタンである。
コールボタンBT35は、例えばエラーなどの発生に応じて、他の店員を呼び出すための画面を表示させるボタンである。
なお、同図に示す注文準備操作画面の態様はあくまでも一例であって、他の態様がとられてもよい。
テーブル選択領域AR41においては、テーブル番号が表示されたボタンが配列される。なお、テーブル選択領域AR41に配置されるテーブル番号のボタンは、エリア選択ボタンBT41、BT42を操作することによって切り替えることが可能である。
例えばエリア選択ボタンBT41、BT42ごとに応じて、店舗におけるフロアのエリアに応じて区分したテーブルのテーブル番号のボタンが示される。
同図のテーブル選択領域AR41は、エリア選択ボタンBT41の操作に応じて表示されるテーブル番号のボタンが配置された状態が示されている。
また、使用中の状態として、テーブルが相席により使用されている場合には、対応のテーブル番号のボタンは、赤色に代えて黄色で表示される。相席の場合には、1つのテーブルに複数の注文入力端末200が対応付けられている。相席に対応する複数の注文入力端末200は、それぞれ、テーブル番号は同じであるが伝票番号が互いに異なる注文設定情報を記憶している。
上記のようにテーブル番号が選択されるのに応じて、テーブル利用状況領域AR42には、選択されたテーブル番号のテーブルについての利用状況が表示される。
伝票番号の項目には、選択されたテーブルに着いた客に応じた伝票番号が表示される。
客数の項目には、選択されたテーブルに着いた客の人数が表示される。
注文数の項目には、選択されたテーブルに着いた客により注文されたメニューの数が表示される。
金額の項目には、これまでの注文に応じた金額が表示される。
担当店員の項目には、選択されたテーブルの担当者となった店員を示す氏名、店員番号などの情報が表示される。
客層の項目には、選択されたテーブルに着いた客に関して、店員により入力された客層を示す情報が格納される。
会員カードの項目には、選択されたテーブルに着いた客が会員カードを所有している場合に会員カードに関する情報が表示される。
クーポン券の項目には、選択されたテーブルに着いた客がクーポン券を利用する場合にクーポン券に関する情報が表示される。
初回注文時刻の項目には、選択されたテーブルに着いた客により最初にメニューの注文が行われた時刻が表示される。
最終注文時刻の項目には、選択されたテーブルに着いた客により最後にメニューの注文が行われた時刻が表示される。
支払い時刻の項目には、選択されたテーブルに着いた客が代金を支払った時刻が表示される。
使用端末IDの項目には、選択されたテーブルに対応付けられた注文入力端末200の端末IDが表示される。
経過時間における最終注文経過時間の項目には、選択されたテーブルに着いた客が最後にメニューを注文したときからの経過時間が表示される。
経過時間における歓談時間の項目には、全ての注文されたメニューの客への提供が完了したときから、例えば客からの会計の指示に応じて会計伝票を発行するまでの時間が表示される。
経過時間における総経過時間の項目には、対応のテーブルに客が着いてから会計が完了するまでの時間が表示される。
備考の項目には、対応のテーブルの利用状況に関して補足しておきたい事柄(補足事項)を店員が入力した内容が表示される。
「戻る」ボタンBT45は、前画面に表示を戻すために操作されるボタンである。
店員は、会計にあたり、テーブル選択領域AR41に配置されるボタンのうちから、会計を行うべき客が着いているテーブルのテーブル番号が示されるボタンに対するタッチ操作を行って、会計対象のテーブル番号を選択する。そのうえで、店員は、会計ボタンBT46に対する操作を行う。このように操作が行われることで、表示部104には、選択されたテーブル番号に対応する会計伝票を対象とする会計を行うための会計画面が表示部104に表示される。
なお、同図に示したテーブル利用状況画面の態様はあくまでも一例であって、他の態様が採られてもよい。
例えば、ホストサーバ100とクレイドル700の装着口701に装着される注文入力端末200は、USBのみまたは有線LAN800のみを経由して接続される構成であってもよい。また、データインターフェースによる接続についてはUSB以外の方式によるデータインターフェースが採用されてもよく、ネットワークによる接続については有線LANに代えて無線LANが採用されてもよい。
また、クレイドル700に注文入力端末200を装着する部位は、装着口701として示したような口部以外の形状を有していてもよい。
また、注文のために注文入力端末200に入力される商品はメニューなどのように調理されて提供される料理などに限定されるものではなく、例えば小売りが行われるような物品などであってもよい。
Claims (8)
- 商品の注文に使用される複数の注文入力端末と、前記注文入力端末が装着される複数の装着部が設けられるクレイドルとを備える注文処理システムにおける注文準備処理装置であって、
前記注文入力端末が使用される使用場所を示す情報を少なくとも含む設定情報を前記装着部に対応付ける情報付与手段と、
前記装着部に装着された注文入力端末に、前記情報付与手段により対応付けられた設定情報を記憶させる制御を行う情報設定手段と
を備える注文準備処理装置。 - 前記情報付与手段は、
対応の注文入力端末を使用して注文された商品の会計に応じて発行される会計伝票を示す伝票番号をさらに含む設定情報を対応付ける
請求項1に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報付与手段は、
指定された複数の装着部に対して、同じ設定情報を対応付ける
請求項1または2に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報設定手段は、
設定情報と装着部との対応付けを確定させる操作が行われるのに応じて、前記注文入力端末に前記設定情報を記憶させる
請求項1から3のいずれか一項に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報設定手段は、
前記情報付与手段により設定情報が対応付けられた装着部に注文入力端末が装着された状態にあることが判定されるのに応じて、前記装着された状態にある注文入力端末に前記設定情報を記憶させる
請求項1から3のいずれか一項に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報設定手段は、
前記注文入力端末に前記設定情報を記憶させたのに応じて、前記設定情報の前記装着部への対応付けを無効化する
請求項1から5のいずれか一項に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報設定手段は、
前記注文入力端末に前記設定情報を記憶させた後において、前記設定情報の前記装着部への対応付けを有効化したまま維持する
請求項5に記載の注文準備処理装置。 - 前記情報設定手段は、
前記装着部に注文入力端末が装着されるのに応じて、装着が行われる以前から前記注文入力端末が記憶していた設定情報を消去させる
請求項1から7のいずれか一項に記載の注文準備処理装置。
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