JP2014002652A - セルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法 - Google Patents

セルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】注文のみならず店舗内の案内、会計についても店員を介さずに顧客自身が行うことができ、かつ、バッテリ充電用の卓上電源の設置を不要とするセルフオーダリングシステムを提供する。
【解決手段】顧客に貸与するためのセルフオーダ端末303a,303b,…,303zのバッテリは、集合充電器302の充電台に載置されて充電されている状態にあり、顧客の入店を受け付けた受付端末301から当該顧客に貸与するセルフオーダ端末303の選択要求を受け取ったPOSサーバ402は、集合充電器302から各セルフオーダ端末303a,303b,…,303zのバッテリ残量を取得して、その中からバッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を選択し、顧客に貸与するセルフオーダ端末として受付端末301の画面に表示させ、かつ、該セルフオーダ端末303の画面には、当該顧客に割り当てた客席テーブルまでの客席案内図を表示させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、セルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法に関し、特に、居酒屋のように顧客の注文が1回限りに留まらないような店舗におけるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法に関するものであり、接客対応が必要となるサービス業全般に好適に適用することができる。
従来、特許文献1の特開2002-083375号公報「注文管理システムおよび注文管理方法」等に記載されているように、居酒屋を代表とする一般的な飲食店等の店舗においては、店員に要する人件費を抑えるために、顧客自身が注文内容を入力するセルフオーダ端末を導入するようになってきている。しかし、該セルフオーダ端末に割り当てる業務は、顧客のオーダに関する処理のみであり、顧客のテーブルへの誘導や会計は店員自身が対応していて、さらなる人件費の削減を図ることが難しかった。また、飲食店等の店舗にセルフオーダ端末を導入する際は、客席テーブル上にセルフオーダ端末のバッテリ充電用の卓上電源がなければ運用することができず、卓上電源のない店舗においては、導入時に電源の追加工事が必要となり導入コストが高くなっていた。
このため、バッテリ充電用の卓上電源の追加工事の発生を抑止するために、ハンディターミナルをセルフオーダ端末のように使うことによって、卓上電源がなくても比較的長く運用を可能にするという技術が提案されている。しかしながら、ハンディターミナルのバッテリ残量が低下してきた時には、結局、店員が顧客のテーブルまで出向いてハンディターミナルの交換を行い、さらに、該ハンディターミナルのバッテリを充電する操作を行うことが必要になることに変わりがない。
特開2002-083375号公報(第6−9頁)
前述のように、従来の一般的な飲食店等の店舗においては、セルフオーダ端末を導入することによって、店員を介さずに、顧客自らが商品の注文を行うことが可能になり、店舗を運営するための人件費を削減することができるが、少なくとも、顧客を客席テーブルまで誘導する業務、レジにおける会計処理については、店員が対応しなくてはならなかった。
また、従来のセルフオーダ端末は、どの客席テーブルにおいても利用することができるようにするために、バッテリ駆動の端末が主流になってきており、ほとんどの場合、セルフオーダ端末のバッテリを充電する卓上電源が客席テーブル上に必要になるので、卓上電源を設置していない店舗は、卓上電源を追加する工事を行うために、導入時のコストが上昇してしまい、セルフオーダ端末の導入を困難にしていた。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、注文のみならず店舗内の案内、会計についても店員を介さずに顧客自身が行うことができ、かつ、バッテリ充電用の卓上電源の設置を不要とするセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法を提供することを、その目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明によるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法は、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明によるセルフオーダリングシステムは、店舗に入店した顧客に貸与して顧客自身が商品の注文用の操作を行うセルフオーダ端末と当該店舗の業務を管理するPOSサーバとの間の通信を行うことにより商品の注文処理を行うセルフオーダリングシステムにおいて、顧客にまだ貸与していない状態にある1ないし複数の前記セルフオーダ端末は、集合充電器の充電台に載置されて、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリそれぞれを充電している状態にあり、顧客の入店時に、入店した顧客の受付処理を行う受付端末から前記POSサーバに対して当該顧客に貸与する前記セルフオーダ端末の選択要求があった際に、前記POSサーバは、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリのバッテリ残量を問い合わせ、返送されてきた各前記セルフオーダ端末のバッテリ残量の情報に基づいて、前記集合充電器の充電台に載置されている1ないし複数の前記セルフオーダ端末の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を入店した顧客に貸与するセルフオーダ端末として選択して、選択した前記セルフオーダ端末を特定する情報を、前記受付端末に返送し、前記受付端末は、返送されてきた前記セルフオーダ端末を特定する情報を表示することを特徴とする。
(2)本発明によるセルフオーダリング制御方法は、店舗に入店した顧客に貸与して顧客自身が商品の注文用の操作を行うセルフオーダ端末と当該店舗の業務を管理するPOSサーバとの間の通信を行うことにより商品の注文処理の制御を行うセルフオーダリング制御方法であって、顧客にまだ貸与していない状態にある1ないし複数の前記セルフオーダ端末は、集合充電器の充電台に載置されて、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリそれぞれを充電している状態にあり、顧客の入店時に、入店した顧客の受付処理を行う受付端末から前記POSサーバに対して当該顧客に貸与する前記セルフオーダ端末の選択要求があった際に、前記POSサーバは、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリのバッテリ残量を問い合わせ、返送されてきた各前記セルフオーダ端末のバッテリ残量の情報に基づいて、前記集合充電器の充電台に載置されている1ないし複数の前記セルフオーダ端末の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を入店した顧客に貸与するセルフオーダ端末として選択して、選択した前記セルフオーダ端末を特定する情報を、前記受付端末に返送し、前記受付端末は、返送されてきた前記セルフオーダ端末を特定する情報を表示することを特徴とする。
本発明のセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の効果は、セルフオーダリングシステム導入時のコストの削減を図ることができることである。その理由は、顧客が使用している時間帯を除いて、セルフオーダ端末のバッテリは常時集合充電器の充電台に載置されて充電中の状態にあり、かつ、セルフオーダ端末を顧客に貸し出す際に、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を優先的に貸し出すことにしているので、顧客が着席する客席テーブル上に卓上電源を設置して、使用中のセルフオーダ端末のバッテリを充電するようにしなくても、連続的に稼動することが可能であり、セルフオーダリングシステムの導入に当たって、客席テーブル上に充電用の卓上電源を追加する工事を不要にすることができるためである。
第2の効果は、店員の接客工数の低減により店舗運営に要する人件費の削減を図ることができることである。その理由は、従来技術においては店員の対応が必須になっていた客席テーブルへの顧客の誘導や会計処理等の業務をセルフオーダ端末と付随する自動収受機等の情報機器とに割り当てて、顧客自身が店員を介さずに簡単に処理することを可能にしているので、従来必須であった店員による接客対応業務を削減することができるためである。
本発明によるセルフオーダリング制御方法の一例として居酒屋における業務フローの概要を示すフローチャートである。 本発明によるセルフオーダリング制御方法を適用した居酒屋における顧客の具体的な行動の一例を説明するための説明図である。 本発明によるセルフオーダリングシステムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。 図3のシステム構成図に示したセルフオーダ端末の内部構成の一例を示すブロック構成図である。 図3のシステム構成図に示した集合充電器の内部構成の一例を示すブロック構成図である。 貸与されたセルフオーダ端末のディスプレイに画面表示された客席案内図を参照して、顧客自身が、店員を介することなく、指定された客席テーブルに移動するまでの詳細な動作の一例を説明するためのシーケンスチャートである。 貸与されたセルフオーダ端末の操作と自動収受機の操作とにより、顧客自身が、店員を介することなく、会計処理を行うまでの詳細な動作の一例を説明するためのシーケンスチャートである。 顧客に貸与されたセルフオーダ端末の使用中に内蔵のバッテリを充電することなく顧客がセルフオーダ端末を継続して使用することが可能になる仕組みの一例を説明するためのシーケンスチャートである。 従来のセルフオーダリング制御方法を適用した居酒屋における業務フローの概要を示すフローチャートである。
以下、本発明によるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の説明においては、本発明によるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法について説明するが、かかるセルフオーダリング制御方法をコンピュータにより実行可能なセルフオーダリング制御プログラムとして実施するようにしても良いし、あるいは、セルフオーダリング制御プログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録するようにしても良いことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、特に、居酒屋のように顧客の注文が1回に留まらない店舗において好適に導入することができる技術であり、顧客自らが操作を行って注文をすることが可能なセルフオーダ端末を導入している一般的な飲食店等の店舗において、店員が接客対応をしていた従来の業務をセルフオーダ端末に代行させることを主要な特徴とし、而して、必要な店員の接客工数を削減し、人件費の削減を図ることを可能にする。
また、入店した顧客が、バッテリの充電を行うことなく、貸与されたセルフオーダ端末を連続して稼動させることを可能にする仕組みを実現することも主要な特徴としており、而して、店舗内の客席テーブル上にセルフオーダ端末のバッテリを充電するための卓上電源を設置しなくても良くなり、卓上電源の追加工事を不要にして、セルフオーダリングシステムの導入コストを低減させることができ、さらに、テーブル上に卓上電源を確保することができない店舗であっても、セルフオーダリングシステムを導入することができる。
より具体的には、本発明は、次のような仕組みを採用している。顧客が入店した際に、店舗の入口で顧客にセルフオーダ端末を貸与して、該セルフオーダ端末のディスプレイに店舗内の配置図上に客席テーブルまでのルートを記載した客席案内図を画面表示することによって、顧客は、店員を介することなく、指定された客席テーブルまで移動することが可能である。
また、顧客は、貸与されたセルフオーダ端末を使って、注文を行うだけでなく、会計時には自動収受機による会計処理の依頼も行うことを可能にすることにより、店員を介することなく、自動収受機による会計処理を行うことが可能である。
さらには、従来のセルフオーダリングシステムの場合は、店舗内の客席テーブル上にセルフオーダ端末のバッテリを充電するための卓上電源(充電器)を設置していないと、顧客がセルフオーダ端末を継続利用した場合、該セルフオーダ端末のバッテリ残量が低下して、使用不可になってしまう場合が生じる。したがって、セルフオーダ端末が使用不可になった場合には、その都度、店員を呼び出して、該セルフオーダ端末を交換させるとともに、使用不可になったセルフオーダ端末のバッテリを充電させることが必要であった。
これに対して、本発明においては、店舗入口に配置した集合充電器にて充電している各セルフオーダ端末のバッテリ充電状態をPOSサーバによって取得して、来店した顧客に貸し出すセルフオーダ端末として、バッテリ充電状態を取得した各セルフオーダ端末のうち、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を取り出すように、POSサーバから、入店した顧客の受付けを行う受付端末に対して送信して、顧客に案内することにより、顧客がセルフオーダ端末を継続利用した場合であっても、途中で、該セルフオーダ端末の交換やバッテリの充電を店員に実施させる必要はないし、さらには、客席テーブル上で卓上電源を用いてセルフオーダ端末のバッテリを充電しなくても良い。したがって、店員の作業量を低減することが可能になり、かつ、卓上電源の導入のための電源追加工事も不要になり、セルフオーダリングシステムの導入コストを抑えることが可能になる。
(本発明の実施形態)
次に、本発明によるセルフオーダリング制御方法の実施形態の一例として、顧客のオーダ(注文)が1回に留まらない場合が多い店舗の一つである居酒屋における業務フローについて、従来の業務フローと対比しながらその概要を説明する。図1は、本発明によるセルフオーダリング制御方法の一例として居酒屋における業務フローの概要を示すフローチャートであり、図9は、従来のセルフオーダリング制御方法を適用した居酒屋における業務フローの概要を示すフローチャートであり、いずれも、顧客が居酒屋に入店してから退店するまでの店舗内の業務フローについて示している。
まず、従来の居酒屋における業務フローについて図9のフローチャートを参照しながら説明する。図9のフローチャートにおいて、破線部100,101それぞれで囲まれている各ステップに示す業務は、居酒屋に来店した顧客自身が、受付端末やセルフオーダ端末等の情報端末を操作して対応する業務を示しており、顧客が店舗内の客席テーブルにおいて所望の商品(飲食物)をオーダ(注文)する流れを示している。
ここで、破線部100で囲まれているステップS01,S02は、顧客が入店した際に、顧客自身が店舗入口に設置されている受付端末のタッチパネルを操作して行う業務である。また、破線部101で囲まれているステップS04は、客席テーブルに空席が生じるのを待っている待機中において、顧客自身が貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して行う業務である。また、破線部101で囲まれているステップS06,S07は、店舗内の客席テーブルにて、顧客自身が、入店時に貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して行う業務である。一方、破線部100,101で囲まれていないステップS05,S08の各ステップに関する動作は、店員による対応が必要になる業務を示している。なお、ステップS03に関する動作は、顧客自身の判断処理であり、店員が関与する業務ではない。
図9のフローチャートにおいて、顧客が居酒屋に入店すると、まず、顧客自身が店舗入口に設置されている受付端末のタッチパネルを操作して、店舗内の空席状況を確認する「確認」ボタンを操作する(ステップS01)。空席状況の「確認」ボタンの操作がなされると、受付端末は、店舗状況データベースD01にアクセスして、店舗内の客席テーブルの空席状況を取り出して、店舗内の客席テーブル配置図とともに、空席があるか否かを受付端末のディスプレイに画面表示する(ステップS02)。
客席テーブルに空席がある場合は(ステップS02のYES)、顧客自身が受付端末のタッチパネルを操作して、空席の中から好みの客席テーブルを選択して、選択結果を受付端末のディスプレイに画面表示させ、店員に通知する。店員は、受付端末のディスプレイを視認して、当該顧客に割り当てるべき客席テーブルを確認するとともに、当該顧客自身がオーダ(注文)の入力操作を行うためのセルフオーダ端末を、当該顧客に貸与する。しかる後、店員は、当該顧客を指定された客席テーブルまで誘導して、着席を促す(ステップS05)。
一方、客席テーブルに空席がなかった場合には(ステップS02のNO)、空席ができるまで待つか、あるいは、入店をあきらめるか、顧客自身が判断する(ステップS03)。入店をあきらめた場合は(ステップS03のNO)、顧客はそのまま退店するが、空席ができるまで待つと判断した場合には(ステップS03のYES)、店員にその旨を通知する。空席ができるのを待つ旨の通知を受け取った店員は、その後の空席があった時に備えて、セルフオーダ端末を貸与して、1stオーダすなわち最初のオーダ(注文)の入力を依頼する。当該顧客は、貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して、1stオーダを入力する操作を行う(ステップS04)。しかる後、店員は、客席テーブルに空席が生じたことを検知すると、空席待ちの顧客に空席が見つかった旨を通知して、当該顧客を空席になった客席テーブルまで誘導して、着席を促す(ステップS05)。
客席テーブルに着席した顧客は、オーダを行う必要があれば(ステップS07のYES)、オーダがなくなるまで、貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して、商品(飲食物)のオーダ(注文)を行う(ステップS06)。一方、顧客が飲食を完了して、さらなるオーダが不要になれば(ステップS07のNO)、貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して、会計処理の依頼を行う。該会計処理の依頼を受け取った店員が、請求書を持参して、顧客を店舗出口まで誘導することにより、店舗出口に設置されている会計マシンにより顧客の会計処理を行う(ステップS08)。会計処理が終了すると、顧客は退店する。
以上のように、従来の居酒屋におけるセルフオーダシステムにおいては、ステップS01,S02の客席テーブルの空席確認、ステップS04,S06,S07のオーダ(注文)処理については、情報端末(受付端末およびセルフオーダ端末)を用いた顧客自らの操作が可能な業務であるが、ステップS05の客席テーブルへの顧客誘導、ステップS08の会計処理は、店員による対応が必要になるため、店員の人件費コストの低減を図ることが困難である。
さらには、顧客に貸与したセルフオーダ端末のバッテリを充電するための卓上電源が客席テーブルに備えられていない場合には、セルフオーダ端末のバッテリ残量が少なくなり、顧客が使用することができなくなるおそれがあり、店員が呼び出されて、セルフオーダ端末の交換やバッテリの充電を行うことが必要になる。かくのごとき事態を防止するためには、セルフオーダ端末のバッテリを充電するための卓上電源を客席テーブルに設置する追加工事が必要になり、セルフオーダリングシステムの導入コストが増加する。
これに対して、本発明によるセルフオーダリング制御方法を適用した場合の居酒屋における業務フローは、図1のフローチャートに示すように、図9の各ステップと全く同様のステップからなるものの、破線部200,201に示すように、顧客自身によって実施される業務範囲が拡大され、店員を必要とする業務を大幅に削減することができる。ただし、図1のステップS02については、空席テーブルの有無の判定のみであり、顧客に割り当てる客席テーブルの選択操作は、受付端末ではなく、顧客に貸与したセルフオーダ端末によって行う。
ここで、破線部200で囲まれている空席確認処理(ステップS01)および空席の有無の判定処理(ステップS02)は、顧客が入店した際に、顧客自身が店舗入口に設置されている受付端末のタッチパネルを操作して行う業務である。また、破線部201で囲まれている1stオーダ処理(ステップS04)、オーダ処理(ステップS06,S07)、および、顧客の客席テーブルへの誘導(ステップS05)は、顧客自身が、入店時に貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルを操作して行う業務である。また、破線部201で囲まれている会計処理(ステップS08)は、顧客自身が、入店時に貸与されたセルフオーダ端末のタッチパネルおよび店舗出口近傍に設置された自動収受機を操作して行う業務である。一方、破線部200,201で囲まれていないステップS03に関する動作は、顧客自身の判断処理であり、店員が関与する業務ではない。
つまり、図1においては、図9の従来の業務フローにおいて店員による対応を必要としていた顧客誘導処理(ステップS05)および会計処理(ステップS08)の業務も、顧客自身が情報端末すなわちセルフオーダ端末や自動収受機を操作して行うことが可能な業務とすることが可能であり、店員の人件費コストの低減を図ることが可能である。なお、従来の業務フローとは異なり、顧客誘導処理(ステップS05)および会計処理(ステップS08)の業務を顧客自身が実施することが可能になる仕組みについては、後述する本実施形態の動作の説明の項において詳細に説明することにし、ここでの説明は省略する。
さらには、本発明によるセルフオーダリングシステムの実施形態においては、顧客に貸与するセルフオーダ端末については、店舗入口付近に設置された集合充電器の充電台に載置されて、内蔵のバッテリの常時充電状態にあるセルフオーダ端末の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を顧客が取り出すことを可能にする仕組みを採用しており、客席テーブル上に充電用の卓上電源を設置していなくても、顧客が使用中にバッテリ残量が低下して、使用不可能になるような事態の発生を回避することができ、セルフオーダ端末の交換あるいはバッテリの充電を行うために店員が呼び出されることがなくなる。
次に、図2の説明図を用いて、本発明によるセルフオーダリング制御方法を適用した居酒屋における顧客の具体的な行動について説明する。図2は、本発明によるセルフオーダリング制御方法を適用した居酒屋における顧客の具体的な行動の一例を説明するための説明図であり、図1に示したフローチャートの各ステップに対応して、顧客の行動を順番に示している。
図2の「1.入店時」においては、図1のフローチャートのステップS01,S02に示すように、顧客は、「いらっしゃいませ」の画面表示がされた受付端末301のタッチパネルを操作して、店舗状況データベースD01に保存されている店舗内の客席テーブルの空席状況を画面表示させ、空席の有無を判断する。
また、店舗入口の近傍には、各顧客に貸与するための1ないし複数のセルフオーダ端末303それぞれを各充電台上に載置してそれぞれに内蔵のバッテリを充電する集合充電器302が配置されており、図2の「2.着席待機時」に示すように、客席テーブルに空席がある場合のみならず、空席が無く、図1のステップS03のYESの場合のように、空席が生じるまで待機する場合においても、集合充電器302に載置されている各セルフオーダ端末303の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末の号機番号、もしくは、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303の集合充電器302における載置位置の情報、すなわちバッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を特定する情報、を選択し、顧客に対して当該セルフオーダ端末303を取り出すように促す端末貸与メッセージとともに、受付端末301のディスプレイに画面表示する。受付端末301のディスプレイに画面表示された端末貸与メッセージにしたがって、顧客は指定された号機番号のセルフオーダ端末303を貸与されるセルフオーダ端末として集合充電器302から取り出す。
さらに、図2の「2.着席待機時」においては、図1のフローチャートのステップS04に示すように、取り出した(貸与された)セルフオーダ端末303のタッチパネルを操作して、1stオーダ(最初の注文)を行う。
ここで、受付端末301のディスプレイに画面表示された端末貸与メッセージについては、バッテリ残量が少ないセルフオーダ端末303を顧客に貸し出すと、顧客が利用している途中で、バッテリ残量がなくなって、使用できなくなる恐れがあるので、かくのごとき不具合の発生を防止するために、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を貸し出すように案内する。なお、各セルフオーダ端末303がバッテリ残量を検出して、ネットワークを介して、店舗内の業務を管理するPOSサーバ402に対して、検出したバッテリ残量に関する情報を伝送することによって、各セルフオーダ端末303のバッテリ残量をPOSサーバ402にて取得しており、POSサーバ402からネットワークを介して受付端末301にバッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303に関する情報が通知される。
次に、図2の「3.客席テーブル移動時」においては、図9の従来技術の場合とは異なり、図1のフローチャートのステップS05を破線部201によって囲んでいるように、客席テーブルまでの顧客誘導は、当該顧客に貸与したセルフオーダ端末303のディスプレイ画面に画面表示された客席案内図を顧客自身が参照することによって、店員の案内を受けることなく、顧客が単独で客席案内図に示された客席テーブルまで移動することができる。
すなわち、顧客は、貸与されたセルフオーダ端末303を操作して、POSサーバ402に対して空席の客席テーブルを問い合わせると、POSサーバ402においては、店舗状況データベースD01の客席テーブル空席状況を検索して、検知した空席客席テーブルの中からいずれかの空席客席テーブルを当該顧客に割り当てる客席テーブルとして選択した後、店舗内の客席テーブルの配置図上に選択した当該空席客席テーブルまでのルートを記載した客席案内図を作成して、問い合わせ元のセルフオーダ端末303に返送してくる。したがって、空席客席テーブルの問い合わせを行った当該顧客に貸与したセルフオーダ端末303のディスプレイには、店舗内の客席テーブルの配置図上に当該顧客用に割り当てた客席テーブルまでのルートが示された客席案内図を画面表示させることができるので、画面表示された客席案内図を視認した顧客は、店員の案内なしで、指定された客席テーブルまで移動することができる。なお、POSサーバ402にて客席テーブルの空席を検知した場合に、POSサーバ402にて顧客に割り当てる客席テーブルを自律的に選択する代わりに、店舗内の客席テーブル配置図とともに、空席の客席テーブルをセルフオーダ端末303側に転送して、セルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示させて、図9の従来技術のフローチャートにて説明した場合と同様、顧客にいずれかの空席客席テーブルを当該顧客用として選択させるようにしても良い。
次に、図2の「4.オーダ時」においては、図9の従来技術の場合と同様、図1のフローチャートのステップS06,S07に示すように、客席テーブルに着席した顧客は、随時、貸与されたセルフオーダ端末303のタッチパネルを操作して、オーダ入力画面304をディスプレイに画面表示させて、商品(飲食物)のオーダを必要に応じて追加することができる。なお、本実施形態においては、図9の従来技術の場合とは異なり、貸与されたセルフオーダ端末303は、前述したように、内蔵のバッテリのバッテリ残量が最も多い端末であり、集合充電器302によって満充電に近い状態まで充電済みになっているので、途中でバッテリの充電を行う必要はなく、たとえ、客席テーブルにバッテリ充電用の卓上電源が設けられていない場合であっても、途中でバッテリ残量が低下して使用できなくなるような事態は生じない。
しかる後、図2の「5.会計時」においては、図9の従来技術の場合とは異なり、図1のフローチャートのステップS08を破線部201によって囲んでいるように、会計処理は、当該顧客に貸与したセルフオーダ端末303のディスプレイ画面に画面表示された「会計」ボタンを顧客自身がタッチパネルを用いて操作することによって、店員の操作を介することなく、自動収受機305による会計処理を指示することができる。
つまり、顧客がセルフオーダ端末303の「会計」ボタンを操作すると、POSサーバ402から、自動収受機305に対して会計処理の指示がネットワークを介して伝達されるとともに、POSサーバ402において、当該顧客が着席している客席テーブルから店舗出口の近傍に設置されている自動収受機305までのルートが自動収受機案内図として作成されて、セルフオーダ端末303に返送されてくる。POSサーバ402からの自動収受機案内図を受け取ったセルフオーダ端末303は、ディスプレイに、該自動収受機案内図を画面表示させる。したがって、会計処理を指示した顧客は、セルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示された自動収受機案内図を参照して、店員の案内を受けることなく、店舗出口の近傍に設置されている自動収受機305まで移動することができる。
しかる後、自動収受機305まで移動した顧客がセルフオーダ端末303上の「移動完了」ボタンを操作すると、POSサーバ402に対して会計データ転送要求として送信され、その結果、POSサーバ402から代金請求データとして伝票データと請求金額とに関する情報が自動収受機305に転送されてきて、自動収受機305のディスプレイ上に画面表示される。したがって、顧客は、店員を介することなく、自動収受機305のディスプレイに画面表示された代金請求データに基づいて、自動収受機305による精算処理を行うことができる。
最後に、図2の「6.退店時」においては、顧客は、セルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示された当該セルフオーダ端末303の返却指示に応じて、貸与されていたセルフオーダ端末303を集合充電器302の充電台に載置することによって返却する。この結果、返却されたセルフオーダ端末303のバッテリは、自動的に、充電を行う状態に移行する。
以上のように、本発明によるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法の実施形態においては、来店した顧客が店舗例えば居酒屋の店舗入口や出口の店頭において、店員に代わって、顧客自身によって実施される業務範囲を拡大することが可能なセルフオーダ端末303の貸与/返却を行うことにより、従来技術とは異なり、店員を介することなく、顧客自身がセルフオーダ端末の操作を行って、単独で、ステップS05の顧客誘導、ステップS08の会計業務を行うことができる。
さらには、セルフオーダ端末303は、顧客に貸与していない状態においては、集合充電器302に常に載置された状態になっているので、該セルフオーダ端末303のバッテリは満充電に近い状態まで充電されており、かつ、顧客に貸し出す際には、バッテリの充電状態を把握しているPOSサーバ402からの指示に基づいて、バッテリ残量が満充電に最も近く、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を優先的に顧客に貸し出すことができるので、客席テーブルに着席した顧客が、セルフオーダ端末303を使用する場合、客席テーブルの卓上電源を用いて一切充電することなく、最後まで使用することが可能であり、使用中のセルフオーダ端末303の交換やバッテリ充電のための業務を店員が行う必要もないし、客席テーブルに卓上電源をわざわざ設置しなくても運用することが可能である。
したがって、本発明によるセルフオーダリングシステムおよびセルフオーダリング制御方法の実施形態においては、居酒屋等の店舗における店員による作業量を大幅に低減することが可能になり、人件費の削減を図ることができるとともに、セルフオーダ端末303のバッテリ充電用の卓上電源の客席テーブルへの設置工事を不要とし、導入コストの削減効果を得ることも可能になる。
(実施形態の構成例)
次に、本発明によるセルフオーダリングシステムのシステム構成の一例について、図3を用いてさらに説明する。図3は、本発明によるセルフオーダリングシステムのシステム構成の一例を示すシステム構成図である。図3に示すセルフオーダリングシステムは、受付端末301、集合充電器302、1ないし複数台のセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303z、自動収受機305、アクセスポイント401、POSサーバ402、および、店舗外の情報装置との間で通信を行うためのWAN(Wide Area Network)403を少なくとも含んで構成されている。受付端末301、集合充電器302、自動収受機305、および、WAN403のいずれも、無線LANまたは有線LANを介して、さらに、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402にアクセスすることができ、また、移動性を有するセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zについては、無線LANを介して、さらに、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402にアクセスすることができる。
つまり、図3に示すシステム構成図の一例においては、受付端末301および1ないし複数台のセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zは無線LANを介してアクセスポイント401に接続され、集合充電器302、自動収受機305およびPOSサーバ402は、有線LANを介してアクセスポイント401に接続されている例を示しているが、接続媒体は、かかる場合のみに限るものではない。例えば、受付端末301を1台のみ固定して設置している場合であれば、有線LANを介してアクセスポイント401に接続しても良いし、集合充電器302、自動収受機305およびPOSサーバ402のいずれか1ないし複数についても、それぞれの所要転送量をカバーすることができれば、有線LANではなく、無線LANを介してアクセスポイント401に接続するようにしても良い。
なお、図3に示すシステム構成図においては、POSサーバ402は、情報の信頼性を確保するために、ミラーリング構成のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)レベル1を採用しており、内部には、店舗内の受付端末301、客席テーブル、自動収受機305の配置や客席テーブルの空席状況、オーダ用の商品メニュー等の店舗内の状況を保存している店舗状況データベースD01を二重化構成で備えている。
また、受付端末301は、店舗の入口近傍に配置されており、無線LANまたは有線LANを用いて、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402と通信を行い、店舗内の客席テーブルの空席状況を取得してディスプレイに空席の有無を画面表示して、来店した顧客に通知したり、あるいは、集合充電器302の充電台に載置されているセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zの中から、顧客に貸与するセルフオーダ端末303(以下、符号303は、303a,303b,…,303zのいずれかを示すものとして用いる)として、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303の号機番号、もしくは、該セルフオーダ端末303の集合充電器302における載置位置の情報を、顧客に通知したりする。受付端末301の顧客との入力インタフェースは、主に、タッチパネルとし、初めて操作を行う顧客であってもディスプレイに画面表示された場所にタッチするだけで容易に所望の操作を行うことができる。
また、1ないし複数台のセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zは、顧客に貸与されて移動する端末であり、無線LANを用いて、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402と通信を行い、オーダ用の各種の入力画面をディスプレイに画面表示させて、顧客自らが商品(飲食物)のオーダ(注文)を行ったり、指定された客席テーブルや自動収受機305までの案内図を表示させて、店員の案内を受けることなく、顧客自らが移動したりすることができる。セルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zの顧客との入力インタフェースについても、主に、タッチパネルとし、初めて操作を行う顧客であってもディスプレイに画面表示された場所にタッチするだけで容易に所望の操作を行うことができる。
また、集合充電器302は、店舗の入口近傍に配置されており、1ないし複数台のセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zそれぞれを同時に複数台の充電台にそれぞれそのまま載置することにより、セルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303z本体からバッテリを取り外すことなく、それぞれのバッテリをそのまま同時に充電することができる。充電台に載置されたセルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zそれぞれのバッテリ残量は、セルフオーダ端末それぞれにおいて検知されて、図3のシステム構成の場合は、有線LANを介して、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402へ伝達されて、店舗状況データベースD01に保存される。
また、自動収受機305は、店舗の出口近傍に配置されており、図3のシステム構成の場合は、有線LANを介して、アクセスポイント401を経由して、POSサーバ402と接続されており、セルフオーダ端末303からの会計処理の依頼を受信したPOSサーバ402から伝票データや代金の請求金額等の代金請求データを受け取る。自動収受機305は、POSサーバ402から受け取った代金請求データをディスプレイに画面表示することにより、現金またはクレジットカードによる代金の支払いを、店員を介することなく、顧客自らが行うことができる。
また、POSサーバ402は、店舗内の各種業務の管理を行うサーバであり、本セルフオーダリングシステムを構成している全ての装置との間でアクセスポイント401を経由して通信を行い、それぞれの装置に対して指示/問い合わせを行うことにより、売り上げデータの収集や管理、空席状況等の店舗状況の把握を行う。
次に、セルフオーダ端末303の内部構成について、その一例を、図4のブロック構成図を用いて説明する。図4は、図3のシステム構成図に示したセルフオーダ端末303の内部構成の一例を示すブロック構成図であり、セルフオーダ端末A303a、セルフオーダ端末B303b、…、セルフオーダ端末Z303zのいずれも全く同様の内部構成からなっており、以下、符号303を付したセルフオーダ端末303として説明する。
図4に示すセルフオーダ端末303は、CPU(Central Processing Unit)501、タッチパネル制御部502、電力管理部503、バッテリ504、WLAN(Wireless Local Area Network:無線LANインタフェース部)505、Audio Codec506、SDRAM(Synchronous DRAM)507、FROM(Flash ROM:フラッシュメモリ)508、スピーカ509、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)510、タッチパネル511を少なくとも含んで構成されている。
図4のブロック構成図に示すように、セルフオーダ端末303は、CPU501によって各部が制御され、WLAN505により、無線LANを用いてアクセスポイント401を経由して、POSサーバ402との間で通信を行う。また、顧客との入出力インタフェースとして、LCD510のディスプレイに各種の情報を適宜画面表示し、Audio Codec506を介してスピーカ509から音声情報を出力し、また、LCD510のディスプレイ画面上に配置したタッチパネル511により顧客が入力したタッチ情報を、タッチパネル制御部502を介して取得する。
また、セルフオーダ端末303の各部に対する電源は、バッテリ504から供給され、バッテリ504は1ないし複数のリチウムイオンバッテリを用いて構成されている。バッテリ504は、電力管理部503によってバッテリ残量の状況が管理されており、前述したように、バッテリ504を内蔵したままの状態でセルフオーダ端末303の本体を集合充電器302の充電台の上に載置することによって、充電を行うことができる。
なお、電力管理部503によって管理されているバッテリ504のバッテリ残量に関する情報は、充電台に載置されている場合には、集合充電器302によって充電用端子をリアルタイムにモニタリングすることによって取得されて、POSサーバ402に転送されるが、顧客に貸与されて、充電台に載置されていない状態にされている場合には、CPU501の制御の下、LCD510に画面表示することも可能であり、さらには、場合によっては、WLAN505から無線LANによりアクセスポイント401を経由して、POSサーバ402に随時転送することも可能である。
次に、集合充電器302の内部構成について、その一例を、図5のブロック構成図を用いて説明する。図5は、図3のシステム構成図に示した集合充電器302の内部構成の一例を示すブロック構成図である。
図5に示す集合充電器302は、DC/DCコンバータ601、AC−DCアダプタ602、充電台毎に配置される複数個のスイッチ(S/W)603、マイクロコントローラ604、イーサネット(登録商標)・トランシーバ605、A/Dコンバータ606、給電バス607、および、バッテリ残量通知依頼信号線608を少なくとも含んで構成されている。
セルフオーダ端末303の本体が集合充電器302の充電台に載置されると、各充電台に配置されているスイッチ603が感応して、AC−DCアダプタ602、DC/DCコンバータ601から供給される充電用の電力が、給電バス607を経由して、載置されたセルフオーダ端末303に内蔵のバッテリ504に給電され、バッテリ504が充電される。なお、DC/DCコンバータ601は、セルフオーダ端末303に内蔵のバッテリ504への給電用と、マイクロコントローラ604の動作電源用として、AC−DCアダプタ602からのDC電圧を適切な電圧値に降圧している。
また、マイクロコントローラ604は、DC/DCコンバータ601から各スイッチ603に対して配線しているバッテリ残量通知依頼信号線608を介して、充電台に載置されているセルフオーダ端末303のバッテリの充電用端子からバッテリ残量を、A/Dコンバータ606によってデジタル情報に変換して取得することができ、取得したセルフオーダ端末303のバッテリ残量を、イーサネット・トランシーバ605から、有線LANを介してアクセスポイント401を経由して、POSサーバ402に送信することができる。
(実施形態の動作の説明)
次に、図1ないし図5に本発明の一実施形態として示したセルフオーダリングシステムの動作についてその一例を説明する。まず、図1のフローチャートにセルフオーダリング制御方法の一例として示した居酒屋における業務フローのステップS05において、従来技術においては店員が担当していた客席テーブルへの顧客誘導を、店員を介することなく、顧客自身が、貸与されたセルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示された客席案内図を参照して、指定された客席テーブルまで移動する詳細な動作の一例について、図6のシーケンスチャートを用いて説明する。図6は、貸与されたセルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示された客席案内図を参照して、顧客自身が、店員を介することなく、指定された客席テーブルに移動するまでの詳細な動作の一例を説明するためのシーケンスチャートであり、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303、POSサーバ402、POSサーバ402内の店舗状況データベースD01の間の情報のやり取りに関するシーケンスを示している。
図6のシーケンスチャートにおいて、まず、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303は、あらかじめ定めた時間間隔例えば1分間隔で、POSサーバ402に対して定期的に店舗内の客席テーブルの空席状況に関する確認依頼を行っている(シーケンスSeq1)。なお、定期的に確認依頼を行うのではなく、顧客がセルフオーダ端末303からキー入力することによって店舗内の客席テーブルの空席状況に関する確認依頼を行うようにしても良い。セルフオーダ端末303からの空席状況の確認依頼を受け取ったPOSサーバ402は、客席テーブルの空席状況を保存している店舗状況データベースD01に問い合わせを行って、空席テーブル番号の検索を行う(シーケンスSeq2)。空席テーブル番号の検索結果として、いずれかの空席の客席テーブルを特定した空席テーブル番号が検索された場合は、POSサーバ402は、検索した空席テーブル番号を、顧客に割り当てるべき客席テーブルを選択した情報として店舗内の客席テーブル配置図とともに取得する(シーケンスSeq3)。なお、空席テーブル番号の検索動作については、POSサーバ402にて自律的に行うのではなく、場合によっては、前述したように、店舗内の客席テーブル配置図とともに、空席の客席テーブルに関する情報を、顧客に貸与したセルフオーダ端末303のディスプレイに画面表示して、顧客に空席の客席テーブルを選択させるようにしても良い。
一方、空席の客席テーブルを検索することができなく、顧客が、空席が生じるまで待機している場合は、当該顧客に貸与したセルフオーダ端末303は、引き続き、前記時間間隔例えば1分間隔で、定期的に、POSサーバ402に対して空席状況に関する確認依頼の送信動作を繰り返す。
検索した空席テーブル番号を、店舗内の客席テーブル配置図とともに取得したPOSサーバ402は、検索した空席のテーブル番号が示す客席テーブルの所在位置に到達するまでのルートを客席テーブル配置図上に描画した空席テーブルに関する座席案内図を、空席確認依頼の送信元のセルフオーダ端末303に返送する(シーケンスSeq4)。
セルフオーダ端末303は、POSサーバ402から、顧客に割り当てた空席テーブルに関する座席案内図を受け取ると、ディスプレイ上に画面表示して、顧客に提示し、空席テーブルとして当該顧客に割り当てられた客席テーブルまでの移動を促す。その結果、顧客は、店員の誘導を受けることなく、ディスプレイ上に画面表示された空席テーブル案内図を参照しながら、顧客自身で指定された客席テーブルまで移動する。
顧客が、指定された客席テーブルまで移動して着席した後、セルフオーダ端末303のタッチパネルを操作して、ディスプレイ上に表示されている「着席完了」ボタンにタッチすると、POSサーバ402に対して、顧客が指定された客席テーブルに着席したことを示す顧客着席情報を送信する(シーケンスSeq5)。POSサーバ402は、セルフオーダ端末303から顧客着席情報を受信すると、店舗状況データベースD01にアクセスして、店舗内の顧客テーブルの空席状況を更新して、顧客着席情報が示すテーブル番号の客席テーブルを空席状態から在席状態に書き換える(シーケンスSeq6)。
しかる後、POSサーバ402は、店舗状況データベースD01から更新処理の終了を示すコミットメント(Commitment)を受け取ると(シーケンスSeq7)、セルフオーダ端末303に対して、商品(例えば、居酒屋の場合は飲食物)に関するオーダ(注文)を行うための注文モードへの移行を指示する(シーケンスSeq8)。POSサーバ402から注文モードへの移行を指示されたセルフオーダ端末303は、注文モードへ遷移して、ディスプレイに商品(飲食物)に関するオーダ(注文)を行うために用いるオーダ入力画面を画面表示する。以上のシーケンスを実施することにより、図1のフローチャートにおけるステップS05の顧客誘導に関する業務が完了になる。
次に、図1のフローチャートにセルフオーダリング制御方法の一例として示した居酒屋における業務フローのステップS08において、従来技術においては店員が担当していた会計処理を、店員を介することなく、顧客自身が、貸与されたセルフオーダ端末303の操作と自動収受機305の操作とによって、実施する場合の詳細な動作の一例について、図7のシーケンスチャートを用いて説明する。図7は、貸与されたセルフオーダ端末303の操作と自動収受機305の操作とにより、顧客自身が、店員を介することなく、会計処理を行うまでの詳細な動作の一例を説明するためのシーケンスチャートであり、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303、POSサーバ402、自動収受機305の間の情報のやり取りに関するシーケンスを示している。
図7のシーケンスチャートにおいて、まず、顧客が、貸与されたセルフオーダ端末303のタッチパネルを操作して、ディスプレイ上の「会計」ボタンをタッチすると、セルフオーダ端末303から、POSサーバ402に対して、会計処理を依頼する(シーケンスSeq11)。セルフオーダ端末303からの会計処理依頼を受け取ったPOSサーバ402は、顧客が現在着席している客席テーブルから自動収受機305まで移動するルートを自動収受機案内図として作成して、会計処理依頼元のセルフオーダ端末303に返送する(シーケンスSeq12)。
セルフオーダ端末303は、POSサーバ402から自動収受機案内図を受け取ると、ディスプレイ上に画面表示して、顧客に提示し、自動収受機305までの移動を促す。顧客は、店員の案内を受けることなく、ディスプレイ上に画面表示された自動収受機案内図を参照しながら、顧客自身で自動収受機305まで移動する。
顧客が、自動収受機305まで移動した後、セルフオーダ端末303のタッチパネルを操作して、ディスプレイ上に表示されている「移動完了」ボタンをタッチすると、POSサーバ402に対して、顧客が自動収受機305まで移動したことを示す移動完了情報を送信する(シーケンスSeq13)。POSサーバ402は、セルフオーダ端末303から移動完了情報を受信すると、当該顧客がオーダ(注文)した伝票データおよび代金請求金額を自動収受機305に対して送信する(シーケンスSeq14)。このとき、図7には図示していないが、POSサーバ402は、店舗状況データベースD01に対して、当該顧客が着席していた客席テーブルのテーブル番号が空席になった旨を通知することにより、店舗内の顧客テーブルの空席状況を更新し、当該テーブル番号の客席テーブルを在席状態から空席状態に書き換える。
POSサーバ402から伝票データおよび代金請求金額を受け取った自動収受機305は、ディスプレイに画面表示して、顧客に提示し、現金またはクレジットカードによる支払いを依頼する。自動収受機305のディスプレイの画面表示内容にしたがって、顧客自身が代金の支払い処理を自動収受機305に対して行うと、自動収受機305は、POSサーバ402に対して、代金の支払い完了の旨を送信する(シーケンスSeq15)。
自動収受機305から支払い完了の通知を受け取ったPOSサーバ402は、貸与していたセルフオーダ端末303の返却を指示するメッセージを、セルフオーダ端末303に送信する(シーケンスSeq16)。セルフオーダ端末303は、POSサーバ402からセルフオーダ端末303の返却指示メッセージを受け取ると、その旨を、ディスプレイ上に画面表示して、顧客に対してセルフオーダ端末303の返却を促す。該画面表示を確認した顧客は、貸与されていたセルフオーダ端末303を、集合充電器302の充電台上に載置することによって返却して、退店する行動に移行する。以上のシーケンスを実施することにより、図1のフローチャートにおけるステップS08の会計処理に関する業務が完了になる。
次に、図1のフローチャートにセルフオーダリング制御方法の一例として示した居酒屋における業務フローの破線部201によって囲まれたステップS04〜S08までの業務を遂行するに当たって、貸与されたセルフオーダ端末303の使用中に内蔵のバッテリを客席テーブルの卓上電源により充電することなく顧客がセルフオーダ端末303を継続して使用することが可能になる仕組みの一例について、図8のシーケンスチャートを用いて説明する。図8は、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303の使用中に内蔵のバッテリを充電することなく顧客がセルフオーダ端末303を継続して使用することが可能になる仕組みの一例を説明するためのシーケンスチャートであり、受付端末301、POSサーバ402、集合充電器302、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303の間の情報のやり取りに関するシーケンスを示している。
図8のシーケンスチャートにおいて、来店した顧客が受付端末301のタッチパネルを操作して、入店の旨を入力すると、受付端末301は、顧客へのセルフオーダ端末303の貸出し依頼をPOSサーバ402に対して送信する(シーケンスSeq21)。受付端末301からのセルフオーダ端末303の貸出し依頼を受け取ったPOSサーバ402は、現時点でバッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を依頼があった顧客に貸与するために、内蔵のバッテリを充電するために1ないし複数のセルフオーダ端末303がそれぞれの充電台に載置されている集合充電器302に対して、充電台に載置されている各セルフオーダ端末303のバッテリ残量確認依頼を送信する(シーケンスSeq22)。
集合充電器302は、POSサーバ402からのバッテリ残量確認依頼を受け取ると、図5において説明したように、マイクロコントローラ604から、バッテリ残量通知依頼信号線608を介して、充電台に載置されている各セルフオーダ端末303に対して、バッテリ残量の通知依頼信号を送信する(シーケンスSeq23)。バッテリ残量の通知依頼信号を受け取った各セルフオーダ端末303は、電力管理部503によってバッテリ残量を取得して、集合充電器302に返送する(シーケンスSeq24)。
集合充電器302は、各セルフオーダ端末303から受け取ったバッテリ残量通知に基づいて、現在充電中の状態にあるすべてのセルフオーダ端末303のバッテリ残量を示す端末バッテリ残量テーブルを作成してPOSサーバ402に送信する(シーケンスSeq25)。なお、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303の集合充電器302における載置位置の情報を、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を特定する情報として表示する場合は、端末バッテリ残量テーブルに、各セルフオーダ端末303の集合充電器302における載置位置の情報を含ませる。
POSサーバ402は、集合充電器302から端末バッテリ残量テーブルを受け取ると、集合充電器302の充電台に載置されて現在充電中の状態にある各セルフオーダ端末303の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を顧客に貸与すべきセルフオーダ端末303として決定して、決定したセルフオーダ端末303を特定する端末番号を抽出して、貸出し端末番号として、受付端末301に返送する(シーケンスSeq26)。POSサーバ402から貸出し端末番号を受け取った受付端末301は、該貸出し端末番号が示すセルフオーダ端末303を顧客に貸与する端末である旨をディスプレイ上に画面表示するとともに、該セルフオーダ端末303を、集合充電器302の充電台から取り出すことを顧客に促すメッセージをディスプレイ上に画面表示する。
なお、集合充電器302では端末バッテリ残量テーブルを作成せず、集合充電器302からは各セルフオーダ端末303から受け取ったバッテリ残量をPOSサーバ402に送信し、POSサーバ402で端末バッテリ残量テーブルを作成するようにしてもよい。
受付端末301のディスプレイ上の画面表示を視認した顧客は、指示にしたがって、セルフオーダ端末303を貸与された端末として集合充電器302の充電台から取り出して、使用する状況に移行する。なお、顧客に貸与されたセルフオーダ端末303は、図7において前述したように、会計処理が終了して退店する際に、集合充電器302の充電台上に載置して返却することになるので、顧客が使用中の場合を除き、店員の操作を介することなく、セルフオーダ端末303のバッテリは常時充電中の状態になっていて、満充電に近い状態に置かれる。したがって、顧客に貸与して使用される状態においては、途中でバッテリの充電を行わなくても、継続して使用することが可能になる。
なお、以上の実施形態においては、居酒屋等の一般的な飲食店において適用される場合について説明したが、本発明は、かかる場合のみに限るものではなく、例えば、展覧会やショッピングモール等の接客を伴うサービス業においても、全く同様に適用することができ、主に、店員による接客工数の低減とセルフオーダ端末のバッテリ充電設備の設置等に関わるセルフオーダリングシステムの導入コストの削減を図ることが可能である。
(実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、次のような効果が得られる。
第1の効果は、店員の接客工数の低減により店舗運営に要する人件費の削減を図ることができることである。その理由は、従来技術においては店員の対応が必須になっていた客席テーブルへの顧客の誘導や会計処理等の業務をセルフオーダ端末303と付随する自動収受機305等の情報機器とに割り当てて、顧客自身が店員を介さずに簡単に処理することを可能にしているので、従来必須であった店員による接客対応業務を削減することができるためである。
第2の効果は、セルフオーダリングシステム導入時のコストの削減を図ることができることである。その理由は、顧客が使用している時間帯を除いて、セルフオーダ端末303のバッテリは常時集合充電器302の充電台に載置されて充電中の状態にあり、かつ、セルフオーダ端末303を顧客に貸し出す際に、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末303を優先的に貸し出すことにしているので、顧客が着席する客席テーブル上に卓上電源を設置して、使用中のセルフオーダ端末303のバッテリを充電するようにしなくても、連続的に稼動することが可能であり、セルフオーダリングシステムの導入に当たって、客席テーブル上に充電用の卓上電源を追加する工事を不要にすることができるためである。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
100 破線部
101 破線部
200 破線部
201 破線部
301 受付端末
302 集合充電器
303 セルフオーダ端末
303a セルフオーダ端末A
303b セルフオーダ端末B
303z セルフオーダ端末Z
304 オーダ入力画面
305 自動収受機
401 アクセスポイント
402 POSサーバ
403 WAN(Wide Area Network)
501 CPU(Central Processing Unit)
502 タッチパネル制御部
503 電力管理部
504 バッテリ
505 WLAN(Wireless Local Area Network)
506 Audio Codec
507 SDRAM
508 FROM
509 スピーカ
510 LCD(Liquid Crystal Display)
511 タッチパネル
601 DC/DCコンバータ
602 AC−DCアダプタ
603 スイッチ(S/W)
604 マイクロコントローラ
605 イーサネット・トランシーバ
606 A/Dコンバータ
607 給電バス
608 バッテリ残量通知依頼信号線
D01 店舗状況データベース

Claims (9)

  1. 店舗に入店した顧客に貸与して顧客自身が商品の注文用の操作を行うセルフオーダ端末と当該店舗の業務を管理するPOSサーバとの間の通信を行うことにより商品の注文処理を行うセルフオーダリングシステムにおいて、顧客にまだ貸与していない状態にある1ないし複数の前記セルフオーダ端末は、集合充電器の充電台に載置されて、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリそれぞれを充電している状態にあり、顧客の入店時に、入店した顧客の受付処理を行う受付端末から前記POSサーバに対して当該顧客に貸与する前記セルフオーダ端末の選択要求があった際に、前記POSサーバは、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリのバッテリ残量を問い合わせ、返送されてきた各前記セルフオーダ端末のバッテリ残量の情報に基づいて、前記集合充電器の充電台に載置されている1ないし複数の前記セルフオーダ端末の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を入店した顧客に貸与するセルフオーダ端末として選択して、選択した前記セルフオーダ端末を特定する情報を、前記受付端末に返送し、前記受付端末は、返送されてきた前記セルフオーダ端末を特定する情報を表示することを特徴とするセルフオーダリングシステム。
  2. 前記POSサーバは、店舗内の客席テーブルの空席状況を保存する店舗状況データベースを備え、入店した顧客に貸与した前記セルフオーダ端末から前記POSサーバに対して、当該顧客に割り当てるべき客席テーブルの空席状況の問い合わせがあった際に、前記POSサーバは、前記店舗状況データベースを参照して、空席になっている客席テーブルの有無を確認して、空席になっている客席テーブルの中からいずれかを顧客に割り当てる客席テーブルとして選択して、前記受付端末の設置場所から前記顧客に割り当てた前記客席テーブルまでのルートを示す客席案内図を、問い合わせ元の前記セルフオーダ端末に返送し、前記客席案内図を受け取った前記セルフオーダ端末は、前記客席案内図をディスプレイに画面表示することを特徴とする請求項1に記載のセルフオーダリングシステム。
  3. 前記POSサーバは、前記セルフオーダ端末から客席テーブルの空席状況の問い合わせがあった際に、前記店舗状況データベースを参照して、空席になっている客席テーブルの中からいずれかを顧客に割り当てる客席テーブルとして自律的に選択する代わりに、空席になっている客席テーブルの配置が記載されている客席配置図を問い合わせ元の前記セルフオーダ端末に返送し、前記セルフオーダ端末から、前記客席配置図に記載された前記客席テーブルの中からいずれかの客席テーブルを選択した選択結果を受け取ることにより、前記セルフオーダ端末から受け取った前記客席テーブルの選択結果に基づいて、当該セルフオーダ端末を貸与された顧客に割り当てる客席テーブルとして決定することを特徴とする請求項2に記載のセルフオーダリングシステム。
  4. 前記客席テーブルに着席した顧客が、貸与された前記セルフオーダ端末を操作して、前記セルフオーダ端末から注文した商品の代金に関する会計処理を前記POSサーバに対して要求すると、前記POSサーバは、顧客が着席している前記客席テーブルから、代金の支払いを顧客自身の操作により行う機能を有する自動収受機の設置場所までのルートを示す自動収受機案内図を会計処理の要求元の前記セルフオーダ端末に返送し、前記自動収受機案内図を受け取った前記セルフオーダ端末は、前記自動収受機案内図をディスプレイに画面表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のセルフオーダリングシステム。
  5. 前記自動収受機まで移動した顧客が前記セルフオーダ端末を操作して、顧客の移動が完了した旨を前記POSサーバに送信すると、前記POSサーバは、移動が完了した顧客に関する代金請求データを前記自動収受機に送信し、該自動収受機は、受け取った前記代金請求データをディスプレイに画面表示し、顧客からの代金の支払い処理を行うことを特徴とする請求項4に記載のセルフオーダリングシステム。
  6. 代金の支払い処理が完了した旨を前記自動収受機から前記POSサーバが受け取った際に、前記POSサーバは、会計処理の要求元の前記セルフオーダ端末に対して、当該セルフオーダ端末の返却を指示するメッセージを送信し、該メッセージを受け取った前記セルフオーダ端末は、当該セルフオーダ端末を返却するために、前記集合充電器の充電台に載置することを指示するメッセージをディスプレイに画面表示することを特徴とする請求項5に記載のセルフオーダリングシステム。
  7. 店舗に入店した顧客に貸与して顧客自身が商品の注文用の操作を行うセルフオーダ端末と当該店舗の業務を管理するPOSサーバとの間の通信を行うことにより商品の注文処理の制御を行うセルフオーダリング制御方法であって、顧客にまだ貸与していない状態にある1ないし複数の前記セルフオーダ端末は、集合充電器の充電台に載置されて、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリそれぞれを充電している状態にあり、顧客の入店時に、入店した顧客の受付処理を行う受付端末から前記POSサーバに対して当該顧客に貸与する前記セルフオーダ端末の選択要求があった際に、前記POSサーバは、各前記セルフオーダ端末に内蔵のバッテリのバッテリ残量を問い合わせ、返送されてきた各前記セルフオーダ端末のバッテリ残量の情報に基づいて、前記集合充電器の充電台に載置されている1ないし複数の前記セルフオーダ端末の中から、バッテリ残量が最も多いセルフオーダ端末を入店した顧客に貸与するセルフオーダ端末として選択して、選択した前記セルフオーダ端末を特定する情報を、前記受付端末に返送し、前記受付端末は、返送されてきた前記セルフオーダ端末を特定する情報を表示することを特徴とするセルフオーダリング制御方法。
  8. 前記POSサーバは、店舗内の客席テーブルの空席状況を保存する店舗状況データベースを備え、入店した顧客に貸与した前記セルフオーダ端末から前記POSサーバに対して、当該顧客に割り当てるべき客席テーブルの空席状況の問い合わせがあった際に、前記POSサーバは、前記店舗状況データベースを参照して、空席になっている客席テーブルの有無を確認して、空席になっている客席テーブルの中からいずれかを顧客に割り当てる客席テーブルとして選択して、前記受付端末の設置場所から前記顧客に割り当てた前記客席テーブルまでのルートを示す客席案内図を、問い合わせ元の前記セルフオーダ端末に返送し、前記客席案内図を受け取った前記セルフオーダ端末は、前記客席案内図をディスプレイに画面表示することを特徴とする請求項7に記載のセルフオーダリング制御方法。
  9. 前記客席テーブルに着席した顧客が、貸与された前記セルフオーダ端末を操作して、前記セルフオーダ端末から注文した商品の代金に関する会計処理を前記POSサーバに対して要求すると、前記POSサーバは、顧客が着席している前記客席テーブルから、代金の支払いを顧客自身の操作により行う機能を有する自動収受機の設置場所までのルートを示す自動収受機案内図を会計処理の要求元の前記セルフオーダ端末に返送し、前記自動収受機案内図を受け取った前記セルフオーダ端末は、前記自動収受機案内図をディスプレイに画面表示することを特徴とする請求項7または8に記載のセルフオーダリング制御方法。
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