JP2016081170A - 媒体処理装置 - Google Patents

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祥廣 齋木
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    • G07D9/00Counting coins; Handling of coins not provided for in the other groups of this subclass

Abstract

【課題】媒体処理にかかる時間の増加を抑えることが可能な媒体処理装置を提供する。
【解決手段】媒体処理装置は、媒体を鑑別する鑑別部と、前記媒体を搬送する搬送路と、前記媒体の搬送先を決定し、前記搬送路を制御する制御部と、を備え、前記鑑別部により所定の鑑別結果が取得された場合には、前記制御部は前記搬送路の停止を指示し、前記鑑別部は前記媒体の再鑑別を行い、前記制御部は、前記再鑑別の結果に基づき、前記媒体の搬送先を決定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、媒体処理装置に関する。
金融機関(消費者金融、銀行など)に設置される紙幣処理装置は、顧客との取引内容に応じて、顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させる入金取引や、顧客へ現金を出金する出金取引等の各種取引を行うように構成される。このような紙幣処理装置は、紙幣を鑑別する鑑別部と、紙幣を搬送する搬送路と、鑑別部の鑑別結果に基づき搬送先を決定し、且つ、搬送路を制御する紙幣制御部と、搬送路により搬送された紙幣を集積する集積部とを有する。例えば、入金処理においては、顧客から入金された紙幣が鑑別部内を搬送される間に鑑別部がその紙幣を鑑別し、その鑑別結果に基づいて紙幣制御部が搬送先を決定し、搬送路が紙幣制御部によって決定された搬送先の集積部へと紙幣を搬送する。
上記の紙幣処理装置においては、鑑別部が正常な紙幣として認識することができない紙幣や、所定時間内に鑑別を完了させることができなかった紙幣については、紙幣処理装置に受付不可紙幣、もしくは、利用すべきで無いと判断されるリジェクト紙幣と鑑別し、再鑑別を行うことなく、顧客に返却、もしくは、リジェクト庫に収納していた。リジェクト庫に収納された紙幣はその後の紙幣処理で用いられることはない。従って、リジェクト紙幣が増加してしまうと、その後の紙幣処理に使用できる紙幣が不足してしまうこととなる。そこで、リジェクト紙幣を減らすために、下記の特許文献1においては、一度リジェクト紙幣と鑑別された紙幣を鑑別部に再度戻し、再鑑別を行い、これらの紙幣を受入可能紙幣もしくは利用可能紙幣として救済する。
特開平10−302112号公報
上記に説明したような紙幣処理装置といった媒体等を処理する媒体処理装置においては、短時間で媒体を処理することが求められる。従って、例えば、上記の特許文献1の紙幣処理装置のように、媒体の搬送先を決定するために媒体の再鑑別を行った場合であっても、媒体処理時間の増加を抑えることが求められる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、媒体処理にかかる時間の増加を抑えることが可能な、新規かつ改良された媒体処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、媒体を鑑別する鑑別部と、前記媒体を搬送する搬送路と、前記媒体の搬送先を決定し、前記搬送路を制御する制御部と、を備え、前記鑑別部により所定の鑑別結果が取得された場合には、前記制御部は前記搬送路の停止を指示し、前記鑑別部は前記媒体の再鑑別を行い、前記制御部は、前記再鑑別の結果に基づき、前記媒体の搬送先を決定する、媒体処理装置が提供される。
また、前記再鑑別は、前記搬送路が停止を完了するまでの間に行われることができる。
また、前記鑑別は、前記鑑別部が前記媒体を読み取り、それにより取得した読取情報を前記鑑別部が処理することにより行われ、前記再鑑別は、前記鑑別部が、既に取得した前記読取情報を再処理することにより行われることができる。
また、前記所定の鑑別結果は、前記鑑別部が前記鑑別を所定時間内に完了できなかったことを示す鑑別結果を含むことができる。
また、前記媒体処理装置は、前記媒体を集積する集積部をさらに備え、前記鑑別部により前記所定の鑑別結果を取得した場合には、前記媒体が前記集積部を通過することなく、前記再鑑別が行われることができる。
また、前記媒体処理装置は、前記鑑別部にそれぞれ接続され、且つ、前記媒体を集積する第1及び第2の集積部を備え、前記制御部が前記媒体の搬送先を前記第1の集積部と決定した場合には、前記制御部は、前記搬送路の搬送方向を第1の方向に制御し、前記制御部が前記媒体の搬送先を前記第2の集積部と決定した場合には、前記制御部は、前記搬送路の前記搬送方向を第2の方向に制御することができる。
以上説明したように本発明によれば、媒体処理にかかる時間の増加を抑えることが可能
である。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金機の断面図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理のフローを説明するための図(その1)である。 本発明の実施解体に係る紙幣処理のフローを説明するための図(その2)である。 本発明の実施形態に係る紙幣入出金機の鑑別部及び搬送路の制御タスクの図である。 本発明の実施解体に係る紙幣処理のフローを説明するための図(その3)である。 本発明の実施解体に係る紙幣処理のフローを説明するための図(その4)である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[1.紙幣処理装置1の全体構成]
図1は、本発明の実施形態としての紙幣処理装置1の外観を示す斜視図である。紙幣処理装置1は、例えば銀行などの金融機関に配置されており、顧客の操作に応じて入金、出金、振込等の各種取引を行うための装置である。以下の説明においては、紙幣処理装置1の顧客が対峙する側を紙幣処理装置1の前とし、その反対側を紙幣処理装置1の後とする。
図1に示すように、紙幣処理装置1は箱状の筐体12で構成されている。さらに、筐体12の前側には、入出金部13、カード投入口14、レシート発行口15、及び操作表示部16を有する。
入出金部13は、顧客による紙幣の入金口、および顧客への紙幣の出金口としての機能を有する。また、入出金部13は、シャッタ(図示せず)を駆動することにより開放又は閉鎖するように構成されている。カード投入口14は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード投入口14の奥には、各種カードに記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。レシート発行口15は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。レシート発行口15の奥には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
操作表示部16は、操作画面を表示する表示部、および顧客操作を検出する顧客操作部としての機能を包含する。表示部としての機能は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置により実現される。また、顧客操作部としての機能は例えばタッチパネルにより実現される。
筐体12の内部には、紙幣処理装置1全体を統括制御する主制御部17や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機18が設けられている。主制御部17は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金処理や出金処理等の種々の処理を行う。また主制御部17は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)を有しても良く、この記憶部に種々の情報を記憶させることができる。
[2.紙幣入出金機18の構成]
図2に、紙幣入出金機18の断面図を示す。紙幣入出金機18はその内部に、媒体としての紙幣に関する種々の処理を行うための複数のブロックが組み込まれている。この図においては、紙幣処理装置1の前側及び後側と対応するように、図中右側が紙幣入出金機18の前側となり、図中左側が紙幣入出金機18の後側となる。
紙幣入出金機18には、紙幣入出金機18の全体を統括制御する紙幣制御部101と、顧客との間で紙幣を授受する入出金部13と、紙幣を各部へ搬送する搬送部103と、紙幣を鑑別する鑑別部104と、紙幣を一時的に収納する一時保留部105と、偽券と鑑別された紙幣を収納する偽券庫106と、再利用すべきでない紙幣であるリジェクト紙幣を収納するリジェクト庫107と、再利用可能な紙幣を収納する5個の紙幣収納庫108とが設けられている。なお、紙幣収納庫108の数は5個に限定されない。
紙幣制御部101は、主制御部17と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣の搬送先を決定する処理や、搬送路401の制御等の各部の動作を制御する処理等、種々の処理を行うことができる。また、紙幣制御部101は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)を有してもよく、この記憶部に種々の情報を記憶させることができる。
入出金部13は、紙幣入出金機18の図中右側の上方に位置している。この入出金部13は、顧客から入金された紙幣及び顧客へ出金すべき紙幣を収容する収容器201を内部に有しており、シャッタ202が駆動することにより、収容器201が紙幣入出金機18の外部へ開放又は閉鎖するように構成されている。
入出金部13の下方には、入出金搬送路302が設けられている。入出金搬送路302は、紙幣制御部101の制御に基づき、取込モード及び排出モードといった2種類の動作モードに切り替えられ動作する。詳細には、入出金搬送路302は、取込モードの際には、収容器201内の紙幣を1枚ずつに分離して所定の時間間隔毎に下方へ送り出し、搬送部103に受け渡す。これにより、搬送部103は紙幣の間隔を所定の間隔に維持しながら紙幣を搬送することができる。また、入出金搬送路302は、排出モードの際には、搬送部103から受けとった紙幣を収容器201内へ排出する。
搬送部103は紙幣入出金機18の中段全体を貫くように位置しており、細長い形状となっている。この搬送部103内には、紙幣が搬送される搬送路401と、複数のローラ402と、紙幣を案内する切替部403とが適宜配置されている。なお、搬送路401は、後で説明する鑑別部104を貫くように設けられており、鑑別部104内での紙幣の搬送も行う。また、各ローラ402は、搬送路401を挟んで対向するように配置され、紙幣制御部101により制御される。各ローラ402が回転することにより、搬送路401が主に図の左右方向に移動し、紙幣を搬送する。
さらに、各切替部403は、ブレードと呼ばれる部品501及びその周囲に配置された複数のローラ502により構成される。部品501は、楔形に形成されており、回転して傾斜方向を変化させることで、紙幣の搬送方向を切り替えることができる。詳細には、紙幣制御部101は、切替部403の部品501を各紙幣の搬送先に応じて傾斜方向を変化させるとともに、各ローラ502を所定の回転方向へ回転させることにより、紙幣の搬送方向を適宜切り替えて所望の搬送先へ搬送することができる。
鑑別部104は、その内部に複数種類のセンサが組み込まれており、搬送される紙幣の金種、真偽、正損(損傷しているか否か)を読み取り、その読取情報を用いて鑑別部104は紙幣の鑑別を行うように構成される。さらに、鑑別部104は、鑑別の結果を紙幣制御部101へ通知することができる。また、先に説明したように、鑑別部104内での紙幣の搬送のため、搬送部103の搬送路401が鑑別部104内を貫いている。鑑別部104内には、図の左右方向に搬送路401が設けられており、この搬送路401に沿って図の左から右の順にイメージセンサ603と、真偽センサ604とが配置されている。鑑別部104は、図示しないCPUや図示しないROMやフラッシュメモリ等を備え、この図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより紙幣の鑑別を行うことができる。また、鑑別部104の内部には、RAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)を有しており、金種ごとの画像データ等を記憶することができる。
イメージセンサ603は、搬送路401を挟んで対向する2個の撮像素子(図示せず)を有している。この撮像素子は、搬送路401を搬送される紙幣の両面をそれぞれ撮像して画像データを生成する。鑑別部104は、その記憶部(図示せず)にあらかじめ記憶している金種ごとの画像データと生成された画像データとを比較することにより、各紙幣の金種や損傷の程度等を判別し、その判別に基づいて紙幣を鑑別する。鑑別部104により得られた鑑別の結果は紙幣制御部101へ通知される。
真偽センサ604は、例えば磁気センサからなり、搬送路401上を搬送される紙幣の磁気を検知する。鑑別部104は、真偽センサ604から供給された検知結果を基に、紙幣が真正なもの(いわゆる真券)又は偽造されたもの(いわゆる偽券)の何れであるかを鑑別する。鑑別部104により得られた鑑別の結果は紙幣制御部101へ通知される。
偽券庫106は、搬送部103の図中左上に設けられており、内部に紙幣を収納する。詳細には、偽券庫106は、鑑別部104により偽造紙幣と鑑別された紙幣が搬送部103により搬送されてくると、偽造紙幣と鑑別された紙幣を内部に収納する。
一時保留部105は、紙幣の分離と収納との両方の機能を有する。例えば、一時保留部105は、入出金部13から入金され、鑑別部104及び紙幣制御部101により正常と鑑別された紙幣を一時的に収納する。一時保留部105に収納された紙幣は、入金した紙幣の計上などが確定した場合など、取引が成立した場合に繰り出され、紙幣収納庫108に搬送される。
リジェクト庫107は、内部に紙幣を収納する空間を有している。このリジェクト庫107は、鑑別部104により損傷の程度が大きく再利用すべきで無い紙幣として鑑別された紙幣が搬送部103により搬送されて来ると、当該紙幣をリジェクト紙幣として内部に収納する。
リジェクト庫107の図中左側には、複数の紙幣収納庫108が設けられている。各紙幣収納庫108は、何れも同様に構成されており、内部に紙幣を収納する空間を有している。例えば、各紙幣収納庫108には、それぞれ収納すべき紙幣の金種があらかじめ設定されている。この紙幣収納庫108は、鑑別部104により損傷の程度が小さく再利用が可能である紙幣と鑑別された紙幣が、搬送部103により搬送されてくると、金種に応じて当該紙幣を内部に収納する。また紙幣収納庫108は、紙幣制御部101から紙幣を繰り出す指示を受け付けると、収納している紙幣を1枚ずつに分離して繰り出し、搬送部103に受け渡す。
[3.入金処理及び出金処理]
次に、本実施形態にかかる紙幣処理装置1における紙幣20の入金処理及び出金処理について、図3から図7を用いて説明する。図3、図4、図6、及び図7は、本実施形態に係る紙幣処理の処理フローを示した図であり、図5は、本実施形態に係る紙幣入出金機の鑑別部104及び搬送路401の制御タスク801、802、811、812を示した図である。
[3−1.入金処理]
<入金計数処理>
顧客が紙幣処理装置1へ紙幣を入金する入金処理は、紙幣制御部101の制御に基づき、入金された紙幣の金種等を鑑別しながら枚数を計数する入金計数処理と、その次に行われる、紙幣を適切な収納箇所へ搬送して収納する入金収納処理とからなる。
図3を参照しながら入金計数処理を説明する。以下の説明においては、図中矢印Aで示される方向は、図中の収容器201から一時保留部105へ向かう方向を示し、図中矢印Bで示される方向は、図中の一時保留部105から収容器201へ向かう方向を示す。
主制御部17は、顧客により操作表示部16を介して入金処理を開始する旨の操作入力を受け付けると、入金計数処理を開始し、入出金部13のシャッタ202を開いて収容器201内へ紙幣20を投入させる。次に、図3の上段に示されるように、紙幣制御部101は、操作表示部16を介して紙幣20の取り込みを開始する操作入力を受け付けると、シャッタ202を閉じ、入出金搬送路302を取込モードで動作させることにより、収容器201内の紙幣20を1枚ずつに分離して取り込み、搬送部103の搬送路401へ受け渡す。
そして、図3の中段に示されるように、搬送路401は、紙幣20を図中矢印Aで示される方向に鑑別部104へ搬送する。次に、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701に到達すると、鑑別部104は紙幣20の読み取りを開始する。詳細には、鑑別部104の内部で紙幣20が矢印Aで示される方向へ搬送されている間、鑑別部104は、真偽センサ604とイメージセンサ603とを用いて紙幣20を順次読み取り、読取情報を取得する。なお、鑑別部104の各センサ603、604は、各紙幣20が所定の間隔を持って順次搬送されるため、紙幣20を1枚ずつ読み取ることが可能である。
鑑別部104は、その内部にあるセンサ603、604で読み取った読取情報を処理して、紙幣20について、正常な紙幣として認識でき以降の処理を継続できる入金受入紙幣であるか、或いは正常な紙幣として認識できないため一度顧客に返却すべき入金リジェクト紙幣であるかを鑑別する。そして、紙幣20が紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達すると、鑑別部104は鑑別結果を紙幣制御部101に通知する。なお、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701から紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達するまでの間である所定の時間内に鑑別部104が鑑別を完了することができない場合については、鑑別部104は、当該紙幣20を入金リジェクト紙幣であると鑑別する。
通知を受けた紙幣制御部101は、鑑別部104による鑑別結果に基づいて紙幣20の搬送先を決定する。この際、紙幣制御部101は、決定した搬送先を紙幣制御部101の有する記憶部に記憶する。
鑑別部104により入金受入可能な紙幣と鑑別された紙幣20は、紙幣制御部101により計数され、図中矢印Aで示される方向に一時保留部105へと搬送される。すなわち、図3の下段に示されるように、搬送路401は停止することなく紙幣20を搬送し、紙幣20は一時保留部105に収納される。
一方、最初の鑑別において、鑑別部104により紙幣20が入金リジェクト紙幣であるとする所定の鑑別結果が得られた場合の入金計数処理を、図4を参照して説明する。なお、入金計数処理を開始し最初の鑑別を行うまでの処理フローを、図4の上段と次段とに示すが、このフローは上述の説明と同様であるため、ここでは最初の鑑別後からの処理フローのみを説明する。また、以下の説明においても、図中矢印Aで示される方向及び図中矢印Bで示される方向は、これまでの説明と同様である。
最初の鑑別において、鑑別部104により紙幣20が入金リジェクト紙幣であるとする鑑別結果が得られた場合には、鑑別部104は紙幣制御部101に鑑別結果を通知する。そして、図4の次々段に示されるように、通知を受けた紙幣制御部101は搬送路401の停止を指示する。すなわち、鑑別部104により、紙幣20が入金リジェクト紙幣であるとする所定の鑑別結果が得られた場合には、紙幣制御部101は搬送路401の停止を指示する。なお、先に説明したように、紙幣20が入金リジェクト紙幣であるとする所定の鑑別結果の中には、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701から紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達するまでの間である所定の時間内に鑑別部104が鑑別を完了することができなかった場合も含まれる。
次に、搬送路401が停止を完了するまでの間に、鑑別部104は当該紙幣20の再鑑別を行う。詳細には、鑑別部104は、既に得られた当該紙幣20にかかる読取情報を再処理して、当該紙幣20に対して入金受入紙幣であるか入金リジェクト紙幣であるかを再鑑別し、再鑑別結果を紙幣制御部101に通知する。通知を受けた紙幣制御部101は、再鑑別の結果に基づいて搬送先を再決定する。この際、紙幣制御部101は、再決定した搬送先を紙幣制御部101の有する記憶部に記憶する。
再鑑別において、鑑別部104により紙幣20が入金受入紙幣であるとする再鑑別結果が得られた場合には、図3の下段に示すように、紙幣制御部101は、搬送路401を図中矢印Aで示される方向に搬送するように制御し、搬送路401により紙幣20は一時保留部105へ搬送され、収納される。
一方、再鑑別において、鑑別部104により紙幣20が入金リジェクト紙幣であるとする再鑑別結果が得られた場合には、再鑑別結果に基づいて、紙幣制御部101は、当該紙幣20の搬送先を収容器201に再決定する。図4の下段に示すように、紙幣制御部101は、搬送路401を図中矢印Bで示される方向に搬送するように制御し、搬送路401により紙幣20は収容器201へ搬送され、収容器201に収納される。この際、当該入金リジェクト紙幣20よりも後方にあった紙幣も収容器201に収容される。収容器201に収納された紙幣20は顧客へ返却される。なお、搬送路401が停止を完了するまでの間に鑑別部104による再鑑別を完了することができない場合には、鑑別部104は、当該紙幣20を入金リジェクト紙幣であると再鑑別する。また、顧客に返却された入金リジェクト紙幣は、顧客により入出金部13に再投入されることで、鑑別を再度行うことが可能である。
ところで、従来の紙幣処理装置の入金計数処理においては、鑑別を所定の時間内に完了させることができなかった紙幣については、再鑑別を行うことなく、入金リジェクト紙幣として顧客に返却していた。従って、入金計数処理にかかる時間を短縮するために搬送路の搬送速度を速くした場合には、それに伴い鑑別にかける時間が短くなるため、鑑別を所定の時間内に完了することができず、入金リジェクト紙幣であると鑑別される紙幣が増えることとなってしまっていた。
そこで、他の従来の紙幣処理装置の入金計数処理においては、入金リジェクト紙幣の増加を抑えようと、入金リジェクト紙幣と鑑別された紙幣を鑑別部に再度戻して再鑑別を行っていた。さらに、紙幣を鑑別部に戻す際には、紙幣は、紙幣処理装置内の所定のブロックを通過し、鑑別部に戻る場合もある。こうした場合、鑑別にかかる時間だけでなく紙幣を鑑別部に搬送する時間も必要とするため、入金計数処理にかかる時間が大幅に増加してしまう。
それに対して、本実施形態によれば、紙幣20の再鑑別を行うために搬送路401を停止させるが、当該紙幣20を一時保留部105や収容器201等の紙幣を収納する箇所を通過させて鑑別部104に再度戻すことがないため、紙幣を搬送するための時間を必要としない。従って、入金計数処理にかかる時間の増加を抑えることができる。さらに、本実施形態によれば、鑑別部104により既に読み取られた読取情報を用いて再鑑別を行うため、再鑑別を搬送路401が停止を完了するまでの短い間に行うことができ、再鑑別を行っても、入金計数処理にかかる時間の増加を抑えることができる。
すなわち、本実施形態によれば、入金リジェクト紙幣の増加を抑えるため再鑑別を行った場合であっても、入金計数処理にかかる時間の増加を抑えることできる。また、本実施形態によれば、顧客に返却される入金リジェクト紙幣の増加を抑えることができることから、顧客による収容器201への紙幣の再投入の回数を抑えることができる。
図5は、入金計数処理における、再鑑別後の鑑別部104の制御タスク801、802と搬送路401の制御タスク811、812を示したものである。図5の左端が最初の鑑別の時点を示し、右方向に行くにしたがって時間が経過する。また、上段は、再鑑別の際に紙幣制御部101が紙幣20を入金受入紙幣であると鑑別した場合の鑑別部104の制御タスク801であり、次段は、同様の場合の搬送路401の制御タスク811である。次々段は、再鑑別の際に紙幣制御部101が紙幣20を入金リジェクト紙幣と鑑別した場合の鑑別部104の制御タスク802であり、下段は、同様の場合の搬送路401の制御タスク812である。
鑑別部104は最初の鑑別を開始し、鑑別の間、搬送路401は紙幣20を第1の方向(図3及び図4中においては、矢印Aで示される方向)に搬送する。そして、最初の鑑別において、鑑別部104により紙幣20が入金リジェクト紙幣であると鑑別した場合には、紙幣制御部101は搬送路401の停止を指示し、鑑別部104は再鑑別を開始する。
搬送路401が停止を完了するまでの間に紙幣20が入金受入紙幣であるとする再鑑別結果が得られた場合の鑑別部104及び搬送路401の制御タスク801、811が、上段及び次段である。鑑別部104が、紙幣20が入金受入紙幣であると鑑別した後、搬送路401は、再鑑別された紙幣20を第1の方向に一時保留部105へ搬送し、さらに、次の紙幣を第1の方向に収容器201から鑑別部104へ搬送する。鑑別部104は、次の紙幣が紙幣鑑別起動タイミング位置P701に到達すると、次の紙幣に対して鑑別を開始する。
一方、搬送路401が停止を完了するまでの間に鑑別部104により紙幣20が入金リジェクト紙幣であるする再鑑別結果が得られた場合の鑑別部104及び搬送路401の制御タスク802、812が、次々段及び下段である。鑑別部104が、紙幣20が入金リジェクト紙幣であると鑑別した後、搬送路401は、再鑑別された紙幣20を第2の方向(図4中においては、矢印Bで示される方向)に収容器201へ搬送する。さらに、再鑑定された紙幣20が収容器201へ収納された後には、搬送路401は一度停止し、次いで、次の紙幣を第1の方向に収容器201から鑑別部104へ搬送する。なお、鑑別部104は、次の紙幣が紙幣鑑別起動タイミング位置P701に到達するまで、鑑別を停止し、次の紙幣がその位置に到達すると次の紙幣に対して鑑別を開始する。
<入金収納処理>
続いて、入金収納処理を説明する。紙幣制御部101は、入出金部13の収容器201から全ての紙幣を取り込み終えると、入出金部13から取り込んだ紙幣の金種及び枚数の集計結果を基に入金額を算出すると共に、所定の操作指示画面を操作表示部16に表示し、この入金額を顧客に提示すると共に入金処理を継続するか否かを顧客に選択させる。
ここで、紙幣制御部101は、顧客により入金処理の中止が指示された場合、紙幣制御部101は、一時保留部105に保留している全ての紙幣を搬送路401により順次入出金部13へ戻し、シャッタ202を解放して顧客に返却する。
一方、紙幣制御部101は、顧客により入金処理の継続が指示された場合、入金収納処理を開始する。紙幣制御部101の有する記憶部に記憶された各紙幣の搬送先に基づき、搬送路401は、一時保留部105から1枚ずつ搬送された紙幣を搬送先として記憶された紙幣収納庫108に搬送する。そして、各紙幣は搬送先として記憶された紙幣収納庫108に収納される。
[3−2.出金処理]
次に、顧客が紙幣処理装置1から紙幣を出金する出金処理を行う場合について説明する。紙幣処理装置1は、主制御部17の制御に基づき、指定された金額に応じた金種及び枚数の紙幣を出金する出金処理を行う。
図6を参照しながら出金処理を説明する。以下の説明においては、図中矢印Cで示される方向は、紙幣収納庫108から収容器201へ向かう方向を示し、図中矢印Dで示される方向は、鑑別部104からリジェクト庫107へ向かう方向を示す。
紙幣制御部101は、まず顧客から操作表示部16を介して出金額を含む所定の操作入力を受け付け、出金額に応じた紙幣の金種及び枚数を決定する。続いて、図6の上段に示されるように、紙幣制御部101は、決定した金種及び枚数に応じて、各紙幣収納庫108内に収納されている紙幣20を1枚ずつ分離しながら繰り出し、搬送路401に順次受け渡す。
次に、図6の次段に示されるように、紙幣20は図中矢印Cで示される方向に鑑別部104へ搬送され、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701に到達すると、鑑別部104はその内部にあるセンサを用いた紙幣20の読取を開始する。そして、鑑別部104は、読み取った読取情報に基づき、紙幣20について、正常な紙幣として顧客に出金することが可能な出金可能な紙幣であるか、或いは正常な紙幣として認識できないために顧客に出金ができないリジェクト紙幣であるかを鑑別する。そして、紙幣20が紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達すると、鑑別部104は鑑別結果を紙幣制御部101に通知する。通知を受けた紙幣制御部101は鑑別結果に基づいて紙幣20の搬送先を決定する。なお、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701から紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達するまでの間である所定の時間内に鑑別部104が鑑別を完了することができない場合については、鑑別部104は当該紙幣20をリジェクト紙幣であると鑑別する。
紙幣制御部101は、鑑別部104により出金可能な紙幣と鑑別された紙幣20については、当該紙幣20の搬送先を収容器201に決定する。そして、図6の下段に示されるように、搬送路401は、停止することなく、当該紙幣20を図中矢印Cで示される方向に収容器201へ搬送する。次いで、紙幣制御部101は、必要な紙幣を収容器201に収納させると、入出金部13のシャッタ202を開放させて顧客に当該紙幣20を取り出させる。
一方、最初の鑑別において、鑑別部104により紙幣20がリジェクト紙幣であるとする所定の鑑別結果が得られた場合の出金処理を、図7を参照して説明する。なお、出金処理を開始し鑑別部104が最初の鑑別を行うまでのフローを、図7の上段と次段とに示すが、上述の説明と同様であるため、ここでは最初の鑑別後からのフローのみを説明する。また、以下の説明においても、図中矢印Cで示される方向及び図中矢印Dで示される方向は、これまでの説明と同様である。
最初の鑑別において、鑑別部104により紙幣20がリジェクト紙幣であるとする鑑別結果が得られた場合には、鑑別部104は紙幣制御部101に鑑別結果を通知する。そして、図7の次々段に示されるように、通知を受けた紙幣制御部101は搬送路401の停止を指示する。すなわち、鑑別部104により紙幣20がリジェクト紙幣であるとする所定の鑑別結果が得られた場合には、紙幣制御部101は搬送路401の停止を指示する。なお、先に説明したように、紙幣20がリジェクト紙幣であるとする鑑別結果の中には、紙幣20が紙幣鑑別起動タイミング位置P701から紙幣鑑別結果取得タイミング位置P702に到達するまでの間である所定の時間内に鑑別部104が鑑別を完了することができなかった場合も含まれる。
そして、搬送路401が停止を完了するまでの間に、鑑別部104は再鑑別を行う。詳細には、鑑別部104は、既に読み取られた読取情報を用いて、出金可能紙幣であるかリジェクト紙幣であるかを再鑑別し、その再鑑別結果を紙幣制御部101に通知する。通知を受けた紙幣制御部101は、再鑑別結果に基づいて当該紙幣20の搬送先を再決定する。
再鑑別において、鑑別部104により紙幣20が出金可能紙幣であるとする再鑑別結果が得られた場合には、再鑑別結果に基づいて、紙幣制御部101は搬送先を収容器201に再決定する。そして、図6の下段に示すように、紙幣制御部101は搬送路401を図中矢印Cで示される方向に搬送するように制御し、搬送路401により紙幣20は収容器201へ搬送され、収納される。
一方、再鑑別において、鑑別部104により紙幣20がリジェクト紙幣であるとする再鑑別結果が得られた場合には、再鑑別結果に基づいて、紙幣制御部101は搬送先をリジェクト庫107に再決定する。そして、図7の下段に示すように、紙幣制御部101は搬送路401を図中矢印Dで示される方向に搬送するように制御し、搬送路401により紙幣20はリジェクト庫107へ搬送され、収納される。なお、搬送路401が停止を完了するまでの間に鑑別部104による再鑑別を完了することができない場合には、鑑別部104は当該紙幣20をリジェクト紙幣であると再鑑別する。
本実施形態によれば、紙幣20の再鑑別を行うために搬送路401を停止させるが、当該紙幣20を一時保留部105や収容器201等の紙幣を収納する箇所を通過させて鑑別部104に再度戻すことがないため、紙幣を搬送するための時間を必要としない。従って、出金処理にかかる時間の増加を抑えることができる。さらに、本実施形態によれば、鑑別部104により既に読み取られた読取情報を用いて再鑑別を行うため、再鑑別を搬送路401が停止を完了するまでの短い間に行うことができ、出金処理にかかる時間の増加を抑えることができる。
すなわち、本実施形態によれば、リジェクト紙幣の増加を抑えるため再鑑別を行った場合であっても、出金処理にかかる時間の増加を抑えることできる。また、本実施形態によれば、リジェクト紙幣の増加を抑えることができるため、必要な紙幣を収容器201に収納するために各紙幣収納庫108内に収納されている紙幣を繰り出す回数の増加を抑えることができる。
出金処理における鑑別部104の制御タスク801、802と搬送路401の制御タスク811、812は、入金計数処理でのタスクと同様に図5に示される。なお、これらのタスク801、802、811、812については、入金計数処理でのタスクと同様の説明となるため、ここでは説明を省略する。ただし、出金処理においては、図5の第1の方向は、図6及び図7中の矢印Cで示される方向を示し、図5の第2の方向は、図7中の矢印Dで示される方向を示す。
[4.効果]
従来の紙幣処理装置の紙幣処理においては、鑑別を所定の時間内に完了させることができなかった紙幣については、再鑑別を行うことなく、入金リジェクト紙幣として顧客に返却、もしくは、リジェクト紙幣としてリジェクト庫に収納していた。従って、紙幣処理にかかる時間を短縮するために搬送路の搬送速度を速くした場合には、それに伴い鑑別にかける時間が短くなるため、鑑別を所定の時間内に完了することができず、入金リジェクト紙幣及びリジェクト紙幣であると鑑別される紙幣が増えることとなってしまっていた。
そこで、他の従来の紙幣処理装置においては、リジェクト紙幣等の増加を抑えようと、リジェクト紙幣等と鑑別された紙幣を、紙幣処理装置の所定のブロックを通過させて鑑別部に再度戻し、再鑑別を行っていた。この場合、鑑別にかかる時間だけでなく紙幣を鑑別部に搬送する時間も必要とするため、紙幣処理にかかる時間が大幅に増加してしまう。
それに対して、本実施形態によれば、紙幣の再鑑別を行うために搬送路401を停止させるが、当該紙幣を一時保留部105や収容器201等の紙幣を収納する箇所を通過させて鑑別部104に再度戻すことがないため、紙幣を搬送するための時間を必要としない。従って、紙幣処理にかかる時間の増加を抑えることができる。さらに、本実施形態によれば、鑑別部104により既に読み取られた読取情報を用いて再鑑別を行うため、再鑑別を搬送路401が停止を完了するまでの短い間に行うことができ、再鑑別を行っても、紙幣処理にかかる時間の増加を抑えることができる。
すなわち、本実施形態によれば、リジェクト紙幣等の増加を抑えるため再鑑別を行った場合であっても、紙幣処理にかかる時間の増加を抑えることできる。
なお、これまで説明した実施形態は、紙幣に対する処理を行う紙幣処理装置について説明したが、紙幣処理装置に限るものでなく、硬貨の鑑別処理や他の媒体を選別して、選別結果に応じて搬送先を決定する装置であれば、本実施形態を適用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 紙幣取引装置
12 筐体
13 入出金部
14 カード投入口
15 レシート発行口
16 操作表示部
17 主制御部
18 紙幣入出金機
20 紙幣
101 紙幣制御部
103 搬送部
104 鑑別部
105 一時保留部
106 偽券庫
107 リジェクト庫
108 紙幣収納庫
201 収容器
202 シャッタ
302 入出金搬送路
401 搬送路
402、502 ローラ
403 切替部
501 部品
603 イメージセンサ
604 真偽センサ
801、802 鑑別部の制御タスク
811、812 搬送路の制御タスク
P701 紙幣鑑別起動タイミング位置
P702 紙幣鑑別結果取得タイミング位置

Claims (6)

  1. 媒体を鑑別する鑑別部と、
    前記媒体を搬送する搬送路と、
    前記媒体の搬送先を決定し、前記搬送路を制御する制御部と、
    を備え、
    前記鑑別部により所定の鑑別結果が取得された場合には、前記制御部は前記搬送路の停止を指示し、前記鑑別部は前記媒体の再鑑別を行い、前記制御部は、前記再鑑別の結果に基づき、前記媒体の搬送先を決定する、媒体処理装置。
  2. 前記再鑑別は、前記搬送路が停止を完了するまでの間に行われる、請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記鑑別は、前記鑑別部が、前記媒体を読み取り、それにより取得した読取情報を処理することにより行われ、
    前記再鑑別は、前記鑑別部が、既に取得した前記読取情報を再処理することにより行われる、請求項1又は2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記所定の鑑別結果は、前記鑑別部が前記鑑別を所定時間内に完了できなかったことを示す鑑別結果を含む、請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記媒体処理装置は、前記媒体を集積する集積部をさらに備え、
    前記鑑別部により前記所定の鑑別結果を取得した場合には、前記媒体が前記集積部を通過することなく、前記再鑑別が行われる、請求項1から4のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
  6. 前記鑑別部にそれぞれ接続され、且つ、前記媒体を集積する第1及び第2の集積部を備え、
    前記制御部が前記媒体の搬送先を前記第1の集積部と決定した場合には、前記制御部は、前記搬送路の搬送方向を第1の方向に制御し、
    前記制御部が前記媒体の搬送先を前記第2の集積部と決定した場合には、前記制御部は、前記搬送路の前記搬送方向を第2の方向に制御する、請求項1から5のいずれか1項に記載の媒体処理装置。
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