JP2016080380A - 解析装置、解析方法、及び、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】打音検査の精度を高める。
【解決手段】第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、打撃部材に衝突することによって打撃部材を第1の方向に付勢する付勢部材と、検査対象物に衝突した際に打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得部711と、力の大きさの経時データを解析し、打撃部材が検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定部712と、衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の音圧の経時データを解析し、検査対象物における欠陥の有無を判定する判定部713と、を有する解析装置710。
【選択図】図2

Description

本発明は、解析装置、解析方法、及び、プログラムに関する。
特許文献1に、信号又はタイマーにより定期的に打音を発生するハンマー装置と、前記ハンマー装置で発生した打音を検出する振動検出センサと、前記振動検出センサで検出される振動波形を正常時の波形と比較し、この波形の振幅から被検査対象の劣化状況を判定するコンピュータと、から成る自動打音検査装置が開示されている。
特開2001−221783号公報
マイクや振動検出センサ等で検出したデータの中には、様々なノイズ成分が含まれる。検査精度を高めるためには、当該ノイズ成分を除去するなどの対応が必要になる。なお、検査対象物に打撃を加える打撃装置の構成により、発生するノイズ(音)の種類、大きさ、タイミング等が異なるため、打撃装置の構成に応じた対応が必要となる。
本発明は、ノイズ成分を効果的に除去し、打音検査の精度を高めるための技術を提供することを課題とする。
本発明によれば、
第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段と、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段と、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段と、
を有する解析装置が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータが、
第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得工程と、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定工程と、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を実行する解析方法が提供される。
また、本発明によれば、
コンピュータを、
第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、ノイズ成分を効果的に除去し、打音検査の精度を高めることができる。
本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。 本実施形態の解析装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の打撃装置の一例を示す図である。 本実施形態の解析装置が取得するデータの一例を示す図である。
まず、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例について説明する。本実施形態の装置が備える各部は、任意のコンピュータのCPU(Central Processing Unit)、メモリ、メモリにロードされたプログラム(あらかじめ装置を出荷する段階からメモリ内に格納されているプログラムのほか、CD(Compact Disc)等の記憶媒体やインターネット上のサーバ等からダウンロードされたプログラムも含む)、そのプログラムを格納するハードディスク等の記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェイスを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。
図1は、本実施形態の装置のハードウエア構成の一例を概念的に示す図である。図示するように、本実施形態の装置は、例えば、バス10Aで相互に接続されるCPU1A、RAM(Random Access Memory)2A、ROM(Read Only Memory)3A、表示制御部4A、ディスプレイ5A、操作受付部6A、操作部7A、通信部8A、補助記憶装置9A等を有する。なお、図示しないが、その他、外部機器と有線で接続される入出力インタフェイス、マイク、スピーカ等の他の要素を備えてもよい。
CPU1Aは各要素とともに装置のコンピュータ全体を制御する。ROM3Aは、コンピュータを動作させるためのプログラムや各種アプリケーションプログラム、それらのプログラムが動作する際に使用する各種設定データなどを記憶する領域を含む。RAM2Aは、プログラムが動作するための作業領域など一時的にデータを記憶する領域を含む。補助記憶装置9Aは、例えばHDD(Hard Disc Drive)であり、大容量のデータを記憶可能である。
ディスプレイ5Aは、例えば、表示装置(LED(Light Emitting Diode)表示器、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等)である。ディスプレイ5Aは、タッチパッドと一体になったタッチパネルディスプレイであってもよい。表示制御部4Aは、VRAM(Video RAM)に記憶されたデータを読み出し、読み出したデータに対して所定の処理を施した後、ディスプレイ5Aに送って各種画面表示を行う。操作受付部6Aは、操作部7Aを介して各種操作を受付ける。操作部7Aは、操作キー、操作ボタン、スイッチ、ジョグダイヤル、タッチパネルディスプレイ、キーボードなどを含む。通信部8Aは、有線及び/又は無線で、インターネット、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続し、他の電子機器と通信する。
以下、本実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明において利用する機能ブロック図は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。これらの図においては、各装置は1つの機器により実現されるよう記載されているが、その実現手段はこれに限定されない。すなわち、物理的に分かれた構成であっても、論理的に分かれた構成であっても構わない。なお、同一の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図2に、本実施形態の解析装置710の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、解析装置710は、データ取得部711と、衝突タイミング特定部712と、判定部713とを有する。
データ取得部711は、所定の打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータを取得する。所定の打撃装置は、第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、打撃部材に衝突することによって打撃部材を第1の方向に付勢する付勢部材と、検査対象物に衝突した際に打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する。そして、データ取得部711は、このような打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータを取得する。具体的には、データ取得部711は、力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、マイクにより検出された音圧の経時データを取得する。
まず、図3乃至図5を用いて打撃装置の一例について詳細に説明する。図3は、打撃装置の打撃ユニット1000部分の全体像を示す。図3において、付勢部30、サスペンション機構750及び保持リンク741以外の部分については、部分的に断面図として内部構造を示しており、付勢部30については、その衝突部材31の一部分を除き、内部構造を示さない正面図となっている。図4は、図3に示す打撃ユニット1000の打撃部100を抽出した図である。図5は、打撃部100の付勢部30を詳細に示す図である。
なお、打撃装置は、少なくとも上述のような打撃部材、付勢部材、力センサ及びマイクを備えておればよく、ここで詳述するものに限定されない。図3に示す打撃ユニット1000は、打撃部材10と、衝突部材31(付勢部材)と、力センサ13と、マイク610とを備えている。
図3に示すように、打撃ユニット1000は、検査対象物に打撃を加える打撃部100を備えている。図4に、打撃部100のみを抽出した図を示す。打撃部100は、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材10と、打撃部材10を保持するとともに、直進方向(図中、矢印A及びB方向)に案内する案内部20と、打撃部材10に衝突して打撃部材10を一方向(図中、矢印A方向)に付勢する付勢部30とを有する。
打撃部材10は、付勢部30によって付勢された後、案内部20により案内されて一方向(矢印A方向)に移動して、検査対象物を打撃する。
図4に示すように、打撃部材10は、例えば、案内部20により直進方向に案内される棒状の被案内部11と、被案内部11の先端側に設けられていて検査対象物を打撃する打撃チップ12と、打撃部材10に加わる力の大きさを検出する力センサ13と、を有している。
より具体的には、被案内部11は、例えば、円柱形状などの棒状の第1部分111と、第1部分111の基端側に設けられている第2部分112と、第1部分111の中間部にフランジ状に形成された鍔部113を有している。
第1部分111は、当該第1部分111の長手方向に亘ってほぼ一定の外径に形成されている。第2部分112は、第1部分111よりも小径に形成され、且つ、被案内部11の基端部を構成している。
より具体的には、例えば、第2部分112は、その基端側に向けて徐々に縮径する区間を有する棒状の形状をなしている。例えば、第2部分112の先端の外径は、第1部分111の外径と同等に設定されている。そして、第2部分112において第1部分111に対して隣接している所定の長さの区間は、基端側に向けて徐々に縮径している。第2部分112の基端側の面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
打撃チップ12は、先細形状(先端に向けて縮径する形状)に形成されており、その先端により検査対象物を打撃する。
より具体的には、例えば、打撃チップ12は、円柱状の基端部121と、円錐台状に形成されているとともに基端部121の先端側に設けられている先端部122と、を備えている。打撃チップ12の先端面112aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
例えば、基端部121の基端側の部分には雄ねじ(図示略)が形成されており、この雄ねじが力センサ13に螺入されることによって、打撃チップ12が力センサ13の先端側に固定されている。
力センサ13は、打撃部材10が検査対象物に衝突した際に打撃部材10に加わる力の大きさを検出するものである。力センサ13の方式は、特に限定されないが、力センサ13は、例えば、圧電素子等を備えて構成された歪みセンサであることが挙げられる。力センサ13は、打撃チップ12と被案内部11との間に設けられている。
力センサ13は、本体部131と、本体部131における基端側の部分に形成された端子部132と、を備えている。力センサ13は、付勢部30が衝突する面112aよりも、検査対象物と衝突する面112aよりに位置する。
本体部131は、例えば、円柱形状に形成されており、その先端側の面は打撃チップ12からの圧力を受ける受圧面133となっている。受圧面133は、平面状に形成されており、打撃チップ12における基端側の面123は、受圧面133に対して面接触している。
打撃部材10を構成する被案内部11、力センサ13および打撃チップ12は、互いに同軸上に配置されており、一体の棒状部材を構成している。
力センサ13の端子部132には、力センサ13による検出信号を送信する信号配線50の一端が電気的に接続されている。
被案内部11の第1部分111には、信号配線50を当該第1部分111の先端から基端側へ通すための通し孔11aと、通し孔11aと第1部分111の周囲の空間とを相互に連通させる導出孔11bとが形成されている。
また、案内部20の筒状部21において、導出孔11bと対応する箇所には、筒状部21の内部空間と外部空間とを相互に連通させる導出孔21bが形成されている。信号配線50は、通し孔11a、導出孔11bおよび導出孔21bをこの順に介して、打撃部100の外部空間へと導出されている。
案内部20は、打撃部材10の被案内部11を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する円筒形状などの筒状部21を有する。筒状部21は、被案内部11の第1部分111を直進方向に摺動案内する摺動案内部211を有する。
更に、筒状部21は、打撃部材10が所定の打撃待機位置(図4に示す打撃部材10の位置)よりも上記一方向に対する反対方向(矢印B方向)へと移動することを規制する移動規制部21aを有している。すなわち、案内部20は、移動規制部21aを有している。
移動規制部21aは、筒状部21の内面に形成された括れ状の部分である。すなわち、筒状部21の内空断面は、移動規制部21aにおいて部分的に小さくなっている。
例えば、移動規制部21aの内径は、先端側から基端側に向けて、徐々に縮小した後、徐々に拡大している。より具体的には、例えば、筒状部21の軸心に沿った断面において、移動規制部21aの内面は、筒状部21の中心に向けてアーチ状に膨出している。すなわち、移動規制部21aは、その内面が内方に向けて凸の曲面状に形成された括れ形状となっている。
移動規制部21aは、被案内部11の第1部分111よりも小径に形成されていて、移動規制部21aには第1部分111が侵入不能となっている。ただし、被案内部11の第2部分112の少なくとも一部分が移動規制部21aに挿入可能となるように、移動規制部21aの内径が設定されている。
具体的には、例えば、打撃部材10は、移動規制部21aの内面に対して第2部分112の先端部(基端側に向けて徐々に縮径している部分)が接する位置で、移動規制されるようになっている。つまり、この位置が打撃部材10の打撃待機位置となっている。
付勢部30は、移動規制部21aにより移動規制されて打撃待機位置に位置する打撃部材10を付勢するようになっている。より具体的には、付勢部30は、打撃部材10に衝突することによって打撃部材10を上記一方向(矢印A方向)へ付勢する衝突部材31を有している。
衝突部材31は、円柱形状などの棒状の第1ピストン部311を有している。一方、筒状部21における移動規制部21aよりも基端側の部分は、第1ピストン部311を直進方向に摺動案内するシリンダチューブ部213を構成している。第1ピストン部311の先端面311aは、被案内部11の長手方向に対して直交する平面状に形成されている。
また、打撃部100は、付勢部30によって付勢された後の打撃部材10を矢印B方向へ付勢して打撃待機位置に復帰させる第2付勢部40を有している。
第2付勢部40は、例えば、打撃部材10を矢印B方向に付勢する弾性体からなる。付勢部30は、第2付勢部40の付勢に抗して打撃部材10を矢印A方向へ付勢する。
より具体的には、第2付勢部40は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、被案内部11の第1部分111における鍔部113よりも先端側の部分に外挿されている。
筒状部21は、摺動案内部211よりも先端側に配置された収容部212を有する。収容部212は、その内空領域が摺動案内部211の内空領域よりも大径に形成されている。収容部212の内空領域において、被案内部11の第1部分111の周囲に位置する部分は、第2付勢部40と、被案内部11の鍔部113と、を収容する収容室212aを構成している。
案内部20は、筒状部21の先端に設けられたキャップ部22を有する。キャップ部22は、リング状に形成されており、キャップ部22には、被案内部11の第1部分111が挿通されている。
キャップ部22によって、第2付勢部40を構成するコイルバネの先端が基端側に押さえ付けられている。このコイルバネの基端は、被案内部11の鍔部113に接しているとともに、鍔部113を基端側に付勢している。すなわち、第2付勢部40を構成するコイルバネは、鍔部113とキャップ部22との間に圧縮状態で挟まれた状態で、収容室212aに収容されており、被案内部11を基端側に付勢している。
なお、キャップ部22は、被案内部11の第1部分111を摺動案内するガイドとしても機能する。
被案内部11の先端部、すなわち第1部分111の先端部は、案内部20の先端部すなわちキャップ部22よりも先端側に突出している。したがって、力センサ13および打撃チップ12も案内部20の先端部よりも先端側に突出している。
なお、筒状部21のシリンダチューブ部213、移動規制部21a、摺動案内部211および収容部212は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、且つ、互いに同軸上に配置されている。
また、打撃部材10の被案内部11と、衝突部材31とは、直進方向(矢印A方向および矢印B方向)に沿って互いに同軸に配置されている。
図5は、付勢部30の詳細の一例を示した図である。図5に示すように、衝突部材31は、第1ピストン部311の他に、保持部312と第2ピストン部313とを備えている。
保持部312は、第1ピストン部311よりも大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313は、保持部312よりも更に大径の円柱状に形成されている。第2ピストン部313、保持部312および第1ピストン部311は、基端側から先端側に向けてこの順に配置され、互いに同軸上に配置され、且つ、相互に一体的に形成されている。
付勢部30は、衝突部材31の他に、例えば、衝突部材31を直進方向(矢印A方向及び矢印B方向)に案内する案内部32と、圧縮ガスを用いて衝突部材31を加圧することにより衝突部材31を矢印A方向に付勢する加圧部35と、を備えている。
案内部32は、例えば、円筒形状などの筒状の第1部材321と、第1部材321の先端側の端部に設けられた盤状の第2部材322と、を備えている。第1部材321の内空領域は、衝突部材31の第2ピストン部313を矢印A方向および矢印B方向に摺動案内する案内領域32aを構成している。
第2部材322が案内部20の基端部に対して固定されることにより、案内部20と案内部32とが相互に同軸となる状態で相互に固定されている。ここで、例えば、遮音部400の板状部412が付勢部30に対して直接的又は間接的に固定されることにより、遮音部400が打撃部100と一体的に設けられ、付勢部30が遮音部400の外部に突出している。
第2部材322には、第1ピストン部311を挿通させるとともに該第1ピストン部311を摺動案内する挿通孔322aが形成されている。すなわち、第1ピストン部311は、挿通孔322aおよびシリンダチューブ部213により摺動案内される。
加圧部35は、例えば、筐体部材351、蓋部材352およびバルブ部材353を備えて構成されている。筐体部材351は、例えば外周形状が円柱形状となっており、その先端側の面に、案内部32の基端部が固定されている。
筐体部材351の内部には、バルブ部材353を直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能に収容しているバルブ室351aと、圧縮ガスを貯留する蓄圧室351bと、蓄圧室351bの圧縮ガスが案内部32の案内領域32aに設けて放出される際の流路となる放出路351cと、が形成されている。
放出路351cは、案内領域32aに対して連通している。放出路351cは、衝突部材31の第2ピストン部313よりも小径に形成されており、筐体部材351の先端側の面は、矢印B方向への衝突部材31の移動を規制するようになっている。
放出路351cを介して案内領域32aに放出される圧縮ガスによって、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面が矢印A方向に付勢されて、衝突部材31が矢印A方向に勢いよく移動するようになっている。
なお、例えば、放出路351cは筐体部材351の中心に配置されており、放出路351cを介して放出される圧縮ガスは、衝突部材31の第2ピストン部313の基端側の面の中央部を矢印A方向に付勢するようになっている。
蓄圧室351bは、例えば、放出路351cの周囲に配置されており、内空断面がドーナツ状に形成されている。蓄圧室351bと放出路351cとは、円筒形状などの筒状の仕切壁351eによって相互に仕切られている。ただし、バルブ部材353が基端側に位置する状態では、放出路351cの下端部と蓄圧室351bとが相互に連通するようになっている。
バルブ室351aは、放出路351cの基端側に配置されている。バルブ室351aは、内空断面が円柱形状などの筒状に形成されている。
バルブ部材353は、傘形バルブであり、直線移動(例えば矢印A方向および矢印B方向に直線移動)可能にバルブ室351a内に保持されている。
蓋部材352は、筐体部材351の基端側の面に固定されている。蓋部材352の中央部には、バルブ室351aの内空領域よりも小径の導入口352aが形成されている。蓋部材352における導入口352aの周囲の部分は、矢印B方向へのバルブ部材353の移動を規制する。
付勢部30は、更に、一端が加圧部35の導入口352aに接続されたガス導入管36と、ガス導入管36の他端に接続されたガス源39と、ガス導入管36の両端間の部位に設けられた打撃用バルブ38と、を備えている。ガス源39は、加圧部35に供給される圧縮ガス(高圧ガス)を貯留している。
なお、ガス源39は、マーキング部500が用いる圧縮ガス源を兼ねても良いし、マーキング部500が用いる圧縮ガス源とは別に、ガス源39を備えていても良い。また、ガス源39は、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給するようになっていても良いし、ヘッド駆動用シリンダ520に対して圧縮ガスを供給する圧縮ガス源は、ガス源39とは別に備えられていても良い。
打撃用バルブ38は、例えば、三方弁であり、ガス導入管36を介してガス源39から加圧部35の導入口352aに圧縮ガスが供給される状態と、その供給が遮断されるとともに導入口352aと打撃用バルブ38における放出側(矢印C方向側)とが相互に連通する状態と、の何れかの状態に切り替えが可能に構成されている。
更に、付勢部30は、加圧部35により付勢された後の衝突部材31を打撃待機位置(図5に示す位置)に復帰させるために衝突部材31を矢印B方向に付勢する付勢部材33を備えている。
付勢部材33は、例えば、圧縮型のコイルバネにより構成されており、衝突部材31の保持部312に外挿されている。
付勢部材33は、衝突部材31の第2ピストン部313における先端側の面と、第2部材322における基端側の面と、の間に圧縮状態で挟まれており、衝突部材31を矢印B方向に付勢している。
以上説明した打撃部材10が付勢部30により付勢されると、打撃部材10は、打撃待機位置(図3において実線で示される位置)から図3において二点鎖線で示される位置に向けて移動することによって検査対象物に衝突して打撃を加える。より具体的には、打撃部材10は、図3に二点鎖線で示される位置よりも手前の位置で検査対象物に衝突する。
案内部20は、打撃部材10を打撃待機位置と図3に二点鎖線で示される位置との間で移動可能に保持している。
マイク610は、例えば屈曲した棒状のブラケットであるマイク保持部620を介して案内部20に設けられる。打撃部材10により検査対象物を打撃すると、検査対象物からの反射波である音波(打撃音)をマイク610が検出(集音)する。マイク610による検出結果は、制御部(不図示)に入力されるようになっている。例えば、複数のマイク610が打撃部100の打撃部材10及び案内部20等の周囲に配置(例えば等角度間隔で配置)されてもよい。例えば、4つのマイク610が90度間隔で配置されてもよい。
遮音部400は、マイク610が環境音(暗騒音)を集音してしまうことを抑制するためのものである。遮音部400は、案内部20、打撃部材10及びマイク610等を囲む枠部410を有している。
枠部410は、筒状(例えば円筒状)に形成された筒状部411と、板状に形成されて筒状部411の一端部(基端部)を閉塞している板状部412と、を備えている。板状部412と対向する面は、開口している。板状部412には、孔416が設けられてもよい。筒状部411は、例えば、その軸心が打撃部材10の軸心と同軸に配置されている。
板状部412が打撃部100に固定されていることによって、枠部410、ひいては遮音部400が打撃部100と一体的に設けられている。
なお、図3の例では、打撃部100の付勢部30は、遮音部400の外部に突出している。ただし、付勢部30も遮音部400の内部に収容されていても良い。
筒状部411の他端部(先端部)には、環状の緩衝部材430が設けられている。打撃部100は、緩衝部材430を検査対象物に突き当てた状態で、検査対象物に打撃を加えるようになっている。緩衝部材430は、筒状部411の他端部を検査対象物に突き当てる際の衝撃を緩和する。接触センサ770は、緩衝部材430の周上において、等角度間隔で配置されている。
枠部410の内面及び案内部20の外周面には、ウレタン等の吸音材が設けられ、枠部410の内面及び案内部20の外周面での音の反射を抑制できるようになっていてもよい。
打撃ユニット1000の基端部には固定部材760が固定されている。そして、固定部材760を介して、例えば、コイルスプリングからなるサスペンション機構750、及び、保持リンク741が固定されている。
本実施形態の解析装置710は、打撃装置をさらに備えてもよい。
次に、図6を用いて、データ取得部711が取得するデータについて詳細に説明する。図の上側は音圧の経時データの一例を、下側は力の大きさの経時データの一例を示す。なお、音圧の経時データ及び力の大きさの経時データは、任意の手段でタイミングを同期可能な構成となっている。このため、図示するように、横軸の時間タイミングを揃えて表示することが可能である。
データ取得部711は、検査対象物に対する少なくとも1回の打撃に対応したデータを取得する。1回の打撃に対応したデータとは、打撃部材が検査対象物に衝突して打撃を加えるタイミングよりも所定時間前から、打撃部材が検査対象物に衝突して打撃を加えるタイミングよりも所定時間後までのデータであって、他の打撃に関するデータを含まないデータである。上記所定時間を十分に大きくすることで、検査対象物の検査に必要なデータ(欠陥部分で反射した反射波のデータ)が漏れる不都合を回避できる。しかし、当該所定時間を大きくすることにより、当該検査に不要なノイズ成分が多く含まれることとなる。
上記打撃装置を利用した場合に考えられるノイズ成分としては、例えば、付勢部材が打撃部材に衝突することで発生した音や、付勢部材による衝突により打撃部材が移動することで発生した音や、検査対象物に衝突した後の打撃部材が反対方向に移動することで発生した音や、検査対象物に衝突した後の打撃部材が反対方向に移動した後に、所定の部材(例:図4に示す移動規制部21a)に衝突することで発生した音等が考えられる。検査の精度を上げるためには、データ取得部711が取得した音圧の経時データの中から、このようなノイズ成分を除去する必要がある。
衝突タイミング特定部712は、力の大きさの経時データを解析し、打撃部材が検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する。例えば、衝突タイミング特定部712は、図4の下側に示す力の大きさの経時データを解析し、図示する「C」のタイミングを特定する。
図4に示すように、上記打撃装置を利用した場合、力の大きさの経時データは、打撃部材が検査対象物に衝突した際のピーク(タイミングC)の他、他のピーク(ノイズ成分)を含みうる。上記打撃装置を利用した場合、図4に示す「F1」及び「F2」のタイミングにおいてノイズ成分が現れる。F1のノイズ成分は、付勢部材が打撃部材に衝突することに起因したものであると考えられる。F2のノイズ成分は、検査対象物に衝突した後に打撃部材が反対方向に移動し、所定の部材(例:図4に示す移動規制部21a)に衝突することに起因したものであると考えられる。
衝突タイミング特定部712は、このようなノイズ成分が含まれるデータの中から、打撃部材が検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する。なお、図6に示すように、上述した打撃装置により得られたデータの場合、衝突タイミングは以下のような特徴を有する。衝突タイミング特定部712は、このような特徴に基づいて、衝突タイミングを特定することができる。
・衝突タイミングで測定される力は、ノイズ成分の力よりも大きい。
・衝突タイミングは、付勢部材が打撃部材に衝突することに起因したノイズ成分F1の直後に存在する。
衝突タイミング特定部712は、例えば、このような特徴に基づいて、衝突タイミングを特定することができる。例えば、衝突タイミング特定部712は、力の大きさが所定値以上となるタイミングを特定することで、衝突タイミングを特定してもよい。所定値は、予め、打撃部材の設定や検査対象物の種類等に基づきオペレータが決定し、衝突タイミング特定部712に入力していてもよい。または、オペレータが、図6の下側に示すデータを参照後、所定値を決定して衝突タイミング特定部712に入力してもよい。図6の例の場合、例えば、所定値を1500Nと決定することで、衝突タイミングCを特定できる。
その他、衝突タイミング特定部712は、力が大きく変動する変動区間を特定後、2つ目の変動区間において最大値が測定されたタイミングを、衝突タイミングとして特定してもよい。例えば、衝突タイミング特定部712は、力の大きさが所定値(0以上の任意の値)以上となったタイミングを変動区間の開始タイミングとし、その直後に力の大きさが所定値(0以上の任意の値)以下となったタイミングを変動区間の終了タイミングとして、複数の変動区間を特定する。その後、衝突タイミング特定部712は、冒頭から2つ目の変動区間を特定し、当該変動区間において最大値が測定されたタイミングを、衝突タイミングとして特定してもよい。
その他、衝突タイミング特定部712は、オペレータから衝突タイミングを特定する入力を受付け、当該入力に基づいて衝突タイミングを特定してもよい。例えば、衝突タイミング特定部712は、図6の下側に示すようなグラフをディスプレイに表示するとともに、衝突タイミングを特定する入力(例:時間(グラフの横軸に対応する数値)の入力、グラフ上で衝突タイミングとする時点を特定する入力等)を受付けてもよい。
図2に戻り、判定部713は、衝突タイミング特定部712が特定した衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の音圧の経時データを解析し、検査対象物における欠陥の有無を判定する。
例えば、判定部713は、衝突タイミング、又は、衝突タイミングから所定時間T1前のタイミングを第1のタイミングとする。T1は小さな値とするのが好ましく、例えば、25msec以内、好ましくは20msec以内、さらに好ましくは15msec以内の任意の値とすることができる。このようにすることで、打撃部材が検査対象物に衝突する前に発生したノイズ成分を効果的に除去することができる。
なお、判定部713は、第1のタイミングから、衝突タイミングに基づいて特定した第2のタイミングまでの音圧の経時データを解析し、検査対象物における欠陥の有無を判定してもよい。
例えば、判定部713は、衝突タイミングから所定時間T2後のタイミングを第2のタイミングとすることができる。T2は、検査対象物に加えた打音が検査対象物中に存在する欠陥で反射して戻ってくるまでの予測時間に基づいて決定できる。例えば、当該予測時間に所定の猶予時間を加えた時間を、T2としてもよい。
当該予測時間は、検査対象物中を伝わる音の速さ、欠陥の位置(打音を加える表面からの距離)等に基づき変動し得る。しかし、検査対象物の構成に基づき大まかな上限値の予測を立てることができる。そこで、当該予測に基づいて、T2を決定してもよい。
その他の例として、判定部713は、衝突タイミングにおける音圧が所定の状態に減衰したタイミングを第2のタイミングとしてもよい。例えば、衝突タイミングにおける音圧が所定割合(例:10%、5%等)まで減衰したタイミングを第2のタイミングとしてもよい。
このように、第2のタイミング以降のデータを除去することで、打撃部材が検査対象物に衝突した後に発生するノイズ成分を効果的に除去することができる。
なお、音圧の経時データを用いて検査対象物における欠陥の有無を判定する手段は従来技術に準じて実現できるので、ここでの説明は省略する。
以上説明した本実施形態によれば、第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、打撃部材に衝突することによって打撃部材を第1の方向に付勢する付勢部材と、検査対象物に衝突した際に打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータから、効果的にノイズ成分を除去することができる。そして、ノイズ成分を除去した後のデータに基づいて検査対象物における欠陥の有無を判定することで、打音検査の精度を高めることができる。
上述のような打撃装置の場合、打撃部材が検査対象物に衝突する前に、必ず、付勢部材が打撃部材に衝突することになる。そして、このような付勢部材による打撃部材への衝突や、当該衝突に起因した打撃部材及び付勢部材の移動等により様々なノイズが発生し、マイクで集音され得る。本実施形態によれば、打撃部材が検査対象物に衝突したタイミングを特定し、当該タイミングに基づいて特定した所定のタイミング(第1のタイミング)以前のデータを除去することができる。このため、打撃部材が検査対象物に衝突する前に発生し得るノイズ成分を効果的に除去することができる。
また、上述のような打撃装置の場合、打撃装置により検査対象物に加えられた振動(音)が欠陥で反射し、戻ってきてマイクで集音(検出)された後も様々なノイズが発生し、マイクで集音され得る。所定のタイミング以降のデータを除去することで、このようなノイズ成分を除去できるが、当該タイミングを間違うと、検査対象物における欠陥の有無を判定するために必要なデータ、すなわち、欠陥で反射して戻ってきた反射音(反射波)に関するデータをも除去してしまう。
本実施形態によれば、打撃部材が検査対象物に衝突したタイミングに基づいて特定した所定のタイミング(第2のタイミング)以後のデータを除去することができる。第2のタイミングを、打撃部材が検査対象物に衝突したタイミングに基づいて特定することで、欠陥で反射して戻ってきた反射音に関するデータを除去してしまう不都合を効果的に回避することができる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段と、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段と、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段と、
を有する解析装置。
2. 1に記載の解析装置において、
前記判定手段は、前記衝突タイミング、又は、前記衝突タイミングから所定時間T1前のタイミングを前記第1のタイミングとする解析装置。
3. 1又は2に記載の解析装置において、
前記判定手段は、前記第1のタイミングから、前記衝突タイミングに基づいて特定した第2のタイミングまでの前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する解析装置。
4. 3に記載の解析装置において、
前記判定手段は、前記衝突タイミングから所定時間T2後のタイミングを前記第2のタイミングとする解析装置。
5. 3に記載の解析装置において、
前記判定手段は、前記衝突タイミングにおける音圧が所定の状態に減衰したタイミングを前記第2のタイミングとする解析装置。
6. 1から5のいずれかに記載の解析装置において、
前記打撃装置をさらに備える解析装置。
7. コンピュータが、
第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得工程と、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定工程と、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
を実行する解析方法。
7−2. 7に記載の解析方法において、
前記判定工程では、前記衝突タイミング、又は、前記衝突タイミングから所定時間T1前のタイミングを前記第1のタイミングとする解析方法。
7−3. 7又は7−2に記載の解析方法において、
前記判定工程では、前記第1のタイミングから、前記衝突タイミングに基づいて特定した第2のタイミングまでの前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する解析方法。
7−4. 7−3に記載の解析方法において、
前記判定工程では、前記衝突タイミングから所定時間T2後のタイミングを前記第2のタイミングとする解析方法。
7−5. 7−3に記載の解析方法において、
前記判定手段は、前記衝突タイミングにおける音圧が所定の状態に減衰したタイミングを前記第2のタイミングとする解析装置。
8. コンピュータを、
第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段、
前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段、
前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
として機能させるためのプログラム。
8−2. 8に記載のプログラムにおいて、
前記判定手段に、前記衝突タイミング、又は、前記衝突タイミングから所定時間T1前のタイミングを前記第1のタイミングとさせるプログラム。
8−3. 8又は8−2に記載のプログラムにおいて、
前記判定手段に、前記第1のタイミングから、前記衝突タイミングに基づいて特定した第2のタイミングまでの前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定させるプログラム。
8−4. 8−3に記載のプログラムにおいて、
前記判定手段に、前記衝突タイミングから所定時間T2後のタイミングを前記第2のタイミングとさせるプログラム。
8−5. 8−3に記載のプログラムにおいて、
前記判定手段に、前記衝突タイミングにおける音圧が所定の状態に減衰したタイミングを前記第2のタイミングとさせるプログラム。
1A CPU
2A RAM
3A ROM
4A 表示制御部
5A ディスプレイ
6A 操作受付部
7A 操作部
8A 通信部
9A 補助記憶装置
10A バス
10 打撃部材
11 被案内部
11a 通し孔
11b 導出孔
111 第1部分
112 第2部分
112a 面
113 鍔部
12 打撃チップ
121 基端部
122 先端部
123 面
13 力センサ
131 本体部
132 端子部
133 受圧面
20 案内部
21 筒状部
21a 移動規制部
211 摺動案内部
212 収容部
212a 収容室
213 シリンダチューブ部
22 キャップ部
30 付勢部
31 衝突部材
311 第1ピストン部
311a 先端面
312 保持部
313 第2ピストン部
32 案内部
321 第1部材
322 第2部材
322a 挿通孔
33 付勢部材
35 加圧部
351 筐体部材
351a バルブ室
351b 蓄圧室
351c 放出路
351e 仕切壁
352 蓋部材
352a 導入口
353 バルブ部材
36 ガス導入管
38 打撃用バルブ
39 ガス源
40 第2付勢部
50 信号配線
100 打撃部
400 遮音部
410 枠部
411 筒状部
412 板状部
430 緩衝部材
610 マイク
620 マイク保持部
710 解析装置
711 データ取得部
712 衝突タイミング特定部
713 判定部
741 保持リンク
750 サスペンション機構
760 固定部材
770 接触センサ(検出センサ)
1000 打撃ユニット

Claims (8)

  1. 第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段と、
    前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段と、
    前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段と、
    を有する解析装置。
  2. 請求項1に記載の解析装置において、
    前記判定手段は、前記衝突タイミング、又は、前記衝突タイミングから所定時間T1前のタイミングを前記第1のタイミングとする解析装置。
  3. 請求項1又は2に記載の解析装置において、
    前記判定手段は、前記第1のタイミングから、前記衝突タイミングに基づいて特定した第2のタイミングまでの前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する解析装置。
  4. 請求項3に記載の解析装置において、
    前記判定手段は、前記衝突タイミングから所定時間T2後のタイミングを前記第2のタイミングとする解析装置。
  5. 請求項3に記載の解析装置において、
    前記判定手段は、前記衝突タイミングにおける音圧が所定の状態に減衰したタイミングを前記第2のタイミングとする解析装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の解析装置において、
    前記打撃装置をさらに備える解析装置。
  7. コンピュータが、
    第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得工程と、
    前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定工程と、
    前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定工程と、
    を実行する解析方法。
  8. コンピュータを、
    第1の方向に移動し、検査対象物に衝突して打撃を加える打撃部材と、前記打撃部材に衝突することによって前記打撃部材を前記第1の方向に付勢する付勢部材と、前記検査対象物に衝突した際に前記打撃部材に加わる力の大きさを検出する力センサと、音声を電気信号に変換するマイクと、を有する打撃装置を用いて行われた打音検査に関するデータであって、前記力センサにより検出された力の大きさの経時データ、及び、前記マイクにより検出された音圧の経時データを取得するデータ取得手段、
    前記力の大きさの経時データを解析し、前記打撃部材が前記検査対象物に衝突した衝突タイミングを特定する衝突タイミング特定手段、
    前記衝突タイミングに基づいて特定した第1のタイミング以降の前記音圧の経時データを解析し、前記検査対象物における欠陥の有無を判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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