JP4311680B2 - 構造物検査装置 - Google Patents

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Description

この発明は、コンクリート構造物の内部の異常或いは欠陥を検出する装置に関するものである。
図17は、例えば特開平7−20097号公報に示された、打音の音圧レベルをマイクロフォンなどの音圧検出装置で検出して、音圧レベルから内部の欠陥を検出する従来の装置である。図17において、2001はコンクリート製品、2003はハンマヘッド2002を有するハンマ装置、2005は高速フーリエ変換器で、騒音計2004及び表示装置2006に接続されている。
次に、上記従来例の動作について説明する。従来、このような非破壊検査は、検査員が測定面を検査用のハンマで軽打し、そのとき発生する打音の音色の違いにより、コンクリート構造物の内部に存在する欠陥を検出していた。この方法は人間の官能による検査であり、判定基準が一定とならず、検査員の経験や勘、熟練度により検査結果にばらつきが生じ、検査結果の記録も曖昧なものとなっていた。
また、超音波を用いた非破壊検査を適用する試みも行われているが、従来の探査子で効率良く出力される帯域が数100kHz以上であり、その波長によりコンクリート内部の骨材による散乱を受けやすく、探査可能な範囲が表層から浅いところに限定されていた。さらに、検査の際に、測定面を研磨した上にグリース等を塗布して音響インピーダンスをマッチングさせ、音波を測定対象に伝達させる必要があるため、測定の準備に時間を要し、実用的な作業性に関しても問題がある。
打音による検査を定量的に評価する方法として、例えば特開平7−20097号公報には、騒音計により打音の音圧を検出し、そのレベルで内部の欠陥を識別する方法が示されている。従来のこのような検査装置では、コンクリート製品21001を、ハンマヘッド2002を取りつけたハンマ装置2003を用いて一定の衝撃力で軽打する。そのときに発生する打音を騒音計2004で集音して、電気信号に変換する。電気信号に変換された打音を高速フーリエ変換器2005で記録し、表示装置2006で出力する。
打撃によりコンクリート製品2001に発生する衝撃がその表面の振動となり、この振動が界面の空気を振動させて音として伝播する。この音が騒音計2004等の集音装置を介して電気信号に変換される。コンクリート製品2001の内部に機械強度の低下した異常が存在する場合には、表面に発生する振動の大きさや周波数が異常のない健全な場合と異なり、発生する音の大きさや周波数もそれに応じて異なる。このため、電気信号に変換された衝撃音の振動周波数や音圧レベルを比較することで、内部の欠陥が検知できる。
ところが、このような従来の方法では、ハンマの材質、形状で決まる共振音が外部からの衝撃によりハンマ自体から発生し、この共振音が測定面の打撃音に混入するため、ハンマの種類により同一箇所でも異なる打撃音が観測され、異常判定の障害となっていた。さらに、周辺の騒音が著しく打撃音のレベルを越えた場合や、打撃の残響が混入する場合、打撃音を正しく識別できないという問題があった。
また、打撃角度や打撃面の形状により測定面に発生する振動が変化するために、発生する衝撃音の特性も変化して誤診に繋がる場合があった。
さらに、打撃点と集音装置の距離やその方向などにより検出した打撃音のレベルが大きく変動するため、集音装置と打点の距離が変わる毎に集音装置の設置位置や方向を修正するか、判定基準の設定値を変更する必要があった。
このため、一定基準の下で打撃音を定量化し、内部の異常を検出するには、ハンマの形状を選定したり、測定環境を一定にする必要があるなどの問題があった。
特開平7−20097号公報
本発明は以上のような問題を解決しようとするものであり、振動を検出するセンサを直接測定面に接触させることで、測定面に発生する振動を空気などの媒体を介することなく直接電圧に変換して当該測定面に発生する振動を定量化して、周辺の騒音やハンマの形状によらずに、コンクリート構造物の内部の状態を客観的に評価できる構造物検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る構造物検査装置は、コンクリート構造物の測定対象物に弾性波を発生させる加振装置と、前記測定対象物の表面に接触させて、前記加振装置により前記測定対象物の表面に発生した弾性振動の所定周波数範囲の成分を検出する振動検出器と、前記振動検出器の出力信号の最大振幅を表示する表示装置とを備える構造物検査装置において、筺体内に配設され、前記測定対象物の表面を加振しうる打撃部と、前記打撃部を収納するチャンバーと、スイッチを有し、前記スイッチがオンすると前記チャンバー内に圧力媒体を供給するインジェクタと、前記筐体内に配設され、前記チャンバーと前記測定対象物の表面との距離が所定値になったとき、前記チャンバーのスイッチをオンさせるトリガ機構とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、振動センサを直接測定面に接触させることにより、測定面に発生する振動を空気などの媒体を介することなく直接電圧に変換して当該測定面に発生する振動を定量化することにより、周辺の騒音やハンマの形状によらずに、コンクリート構造物等の構造物の内部の状態(内部欠陥)を客観的に評価するために利用することができる。
以下、この発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による構造物診断装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態1の構造物診断装置は、コンクリート建造物14の振動を検出する振動検出器11と、コンクリート建造物14に振動を加える加振装置12と、振動検出器11で検出された振動を表示する表示装置13とを有する。
図2(a)及び(b)は、表示装置13に表示されるコンクリート構造物14の加振応答状態を示しており、図2(a)は内部欠陥をもつ部位の振動特性、図2(b)は内部欠陥の無い健全な部位の振動特性を示す。図3は振動検出器11の振動特性を示す。
図4(a)、図4(b)及び図5(a)、図5(b)はコンクリート構造物14のインパルス応答として、一定の高さから一定の質量の鉄球を落下させ、振動検出器11で検出された波形を時間軸上で示したものである。図4(a)は内部異常が存在する部位、図4(b)は健全部位での振動波形を示す。一方、図5(a)及び図5(b)はそのときの衝撃音をマイクロフォンにより検出し、同一帯域の通過帯域を持つバンドパスフィルタを通した後の波形を示す。図5(a)は内部欠陥の存在する部位で観測された応答、図5(b)は内部欠陥の存在しない健全な部位で観測された応答をそれぞれ示す。
図6は表示装置13の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、表示装置13は、入力端子51−1が入力信号線50に接続されたアンプ51、比較信号入力端子52−1がアンプ51の出力端子51−2に接続されると共に、参照入力端子52−2が参照電源に接続されたコンパレータ52、コンパレータ52の出力端子52−3に接続されたLED53を有する。
図7はコンパレータ52の動作を示す時間軸波形を示しており、Vinはコンパレータ52の比較信号入力端子52−1の入力電圧を、Voはコンパレータ52の参照入力端子52−2の参照入力電圧を、Voutはコンパレータ52の出力端子52−3の電圧をそれぞれ示している。
図8は振動検出器11の構成を示す図であり、振動検出器11は、錘111に、ばね112を介して接触子113を接続して構成される。錘111はばね112と接続されており、さらに接触子113を介して測定面に接触させる。振動電圧変換器114は振動を電圧に変換するものであり、例えば錘113に接続されており、接触子113に到達した振動がばね112及び錘111を介して振動電圧変換器114に伝達される。振動電圧変換器114に伝達された振動はそこで電気信号に変換され、振動検出器11から出力される。振動電圧変換器114は表示装置13の入力信号線50に結線されており、その出力信号が入力信号線50を介して表示装置13に供給され、計測結果が表示装置13に表示される。
この場合、錘111の質量をM、ばね112のばね定数をkとすると、この振動系は、次式(1)に示すような共振周波数foを持つ。
fo=(1/2π)(k/M)1/2 (1)
この系に外部から振動が与えられると、錘111はこの共振周波数foで共振現象を起こす。すなわち、外部から入力される振動のうち共振周波数foに一致する成分が選択的に強調される。そこで、この錘111に加速度センサなどの振動電圧変換器114を固定すると、接触子113から入力される振動のうち共振周波数foに一致した成分が強調されて、振動検出器11から出力されるようになる。
いま、錘111の質量Mとばね112のばね定数kを適正に選択し、数kHz以下の最適な周波数に共振周波数foを調整すると、その周波数を中心とした振動成分を選択的に検出し、電気信号に変換する振動検出器11を得ることができる。
従って、適正な帯域の信号を検出するためのフィルタリング機能が不要となり、より単純な回路構成の表示装置13を使用することが可能となる。また、機械的な共振系は電位的な共振系に比べてQ値の高い周波数応答を持つため、狭帯域のフィルタリング効果を得ることが可能となる。このため、信号の選択性がよく外来雑音の影響をより受けにくい構造物検査装置を実現することが可能となる。
図9(a)〜(c)は加振装置12の一例を示している。これらの図において、加振装置12は、棒状の打撃部131と、打撃部131に接続されたコイルばね等のばね132と、打撃部131をラッチするための打撃部ラッチ機構133と、打撃部ラッチ機構113に回動可能に取りつけられ、図示しないばね等により打撃部に係合するラッチ位置(図9(a))に付勢されるリリース機構134と、リリース機構134に対向して配置され、加振装置12の筐体に取りつけられたリリーストリガ135と、打撃部131の外周部に埋設された永久磁石136と、永久磁石136に近接して打撃部131を取り囲むように配置され、加振装置12の筐体に取り付けられたコイル137とを有する。
打撃部131はばね132を介して加振装置12の筐体に取り付けられており、外力が加わらない状態におけるばね132は自然長Loである。今、加振装置12に外力が加えられると、打撃部ラッチ機構133にラッチされた打撃部131がばね132の収縮方向に移動を始める(図9(a))。外力が加えられ続けると、ばね132の収縮方向に打撃部131と打撃部ラッチ機構133は移動を続け、やがて打撃部ラッチ機構133に取りつけられたリリース機構134が加振装置12の筐体に取りつけられたリリーストリガ135に接触する(図9(b))。さらに外力が加えられると、リリーストリガ135はリリース機構134を解放し、その瞬間に、ばね132の収縮エネルギーにより打撃部131は加振装置12から押し出され測定表面を打撃する(図9(c))。
このように、ばね132の収縮長さを一定長に固定して打撃部131を解放すれば、測定表面の打撃角度や打撃速度を一定にすることができ、属人性の無い安定した判定が可能となる。
さらに、加振装置12の筐体に固定された永久磁石136によってばね132の収縮方向に発生された磁界により、打撃部131の周囲に該磁界と交叉する方向に設けられたコイル137に磁力を作用させて、該コイルユ37とリリース機構134から解放された打撃部131とを振動させる。コイル137には、誘導起電力が発生して振動速度に応じた電流が流れて、磁束が発生する。このため、振動の方向とは常に逆向きの磁力が発生して振動に制動をかける。
そこで、図10に示すように、ばね132の収縮時にコイル137に電流が流れ、押し出される時には電流が流れない方向にダイオード138をコイル137に接続する。これにより、リリース機構134が解放され、加振装置12から打撃部131が押し出されるときは、該打撃部131はコイル137からの制動を受けず、打撃後、収縮方向に打撃部131が運動を始めたときに制動がかかるようになる。
以上のように、打撃時の速度、打撃時のばね132の伸び長さ、ばね定数等を調整することにより、衝撃エネルギーをロスすることなく測定面の2度叩きを防ぐことが可能となり、連続した最短の時間間隔で一定の衝撃を繰り返すことが可能となる。
さらに、打撃部131の周囲に別途にコイルを設ければ、打撃部131の移動時に該コイルに生じる電流等を検出することにより打撃部131の速度を検出することが可能となる。従って、打撃部131(ハンマー)がリリースされたタイミングを検知し、それに同期させて振動検出器11の出力をサンプリングすることで、外乱の影響が少なく、打撃に応じた信号を選択的に得ることも可能である。
次に、本実施の形態1の動作について説明する。測定を行うために、まず、振動検出器11を測定対象となるコンクリート構造物14の表面上の任意の点に接触させる。このとき、加振装置12でコンクリート構造物14の表面(以下、測定面と称する)に衝撃を加えると、当該測定面に弾性振動が発生する。振動検出器11は発生した振動を感知し、電気信号に変換する。振動検出器11は振動の大きさに応じて電気信号を出力する機能を有しており、ここで変換された電気信号の振幅が高いほど大きな振動が発生していることを示す。表示装置13には、振動検出器11で変換された電気信号が入力される。表示装置13は、入力された電気信号の振幅を検出し、その大きさを表示するように構成されている。
コンクリート構造物14の内部にクラックやジャンカなどの機械強度が劣化した欠陥が存在すると、その表面では外部からの衝撃により振動を発生しやすい状態になっている。このとき、外部より衝撃エネルギーを加えると、機械強度の劣化の程度により振幅の異なる振動が発生する。
実際、外部より一定の加振力を加えたとき加振面に発生する振動を計測し、内部にクラックが発生した部位の応答と内部に異常(欠陥)が認められない部位の応答とを比較した。図2(a)は内部に欠陥が存在する部位の振動特性、図2(b)は内部に欠陥が存在しない部位の振動特性である。これらの図では、検知した振動を電気信号に変換して周波数変換を行った後の波形が表示されており、振幅レベルが高いほど振動の振幅も大きいことを表す。これにより、内部に欠陥の存在する部位では、数kHz以下の低周波の振動成分が顕著に表れる。同じ帯域で健全な部位の応答と比較すると、その大きさは10倍以上に達しており、両者で振動のレベルが著しく異なっていることが判る。
例えば、図3に示すように、1kHzを中心として感度の高い特性を振動検出器11に持たせ、一定の高さから一定の質量を持つ鉄球を落下させて一定の衝撃力を測定面に加えて、この時に測定面に発生した振動を振動検出器11で検出すると、図4(a)に示すように、内部に欠陥が存在する部位では、内部に欠陥が存在しない部位の10倍以上振幅の大きな振動が観測される(図4(b))。
一方、同一部位に同様に外部から衝撃を与え、そのとき発生する衝撃音をマイクロフォンにて検出し、その応答波形を求めた。図5(a)に、内部欠陥の存在する部位での応答を、図5(b)に健全部での応答をそれぞれ示す。この場合、図4(a)及び(b)に見られたような大きな振幅の差は見られない。さらに、打点とマイクロフォンの距離やマイクロフォンの向きを変えることにより、内部欠陥の存在する箇所でも、健全箇所のレベルとほぼ等しい応答波形を示す場合やその逆の場合が見られる。従って、観測される音の振幅のレベルにより両者を区別するには、打撃強度や検出位置、指向性の調整等を詳細に調整する必要があることが判る。
そこで、測定面を外部からの衝撃により起振させて測定表面に発生する振動を、空気を介在せずに直接測定すれば、外部の騒音やハンマの共振音は当該測定面に伝達されないため、測定の障害とはならない。また、欠陥部に特有な帯域の振動を選択的に検出し、そのレベルにより判定を行なえば、ハンマの打撃角度や打撃面の形状が変わり当該帯域外に評価の障害となる振動成分が発生しても、その成分は減衰させられ、正しい判定を行なうことが可能となる。
表示装置13は入力された電気信号の最大振幅を表示する機能を有しており、表示される最大振幅を比較することで、内部に欠陥が存在する部位を特定することができる。図6は表示装置13の構成を示すブロック図であり、入力信号線50には振動検出装器11で変換された電気信号が入力される。入力信号線50はアンプ51の入力端子51−1に接続され、アンプ51により適切な増幅率で入力信号の振幅が増幅され、出力端子51−2より出力され、コンパレータ52の比較信号入力端子52−1に供給される。一方、コンパレータ512の参照入力端子52−2には参照電圧Voが与えられている。コンパレータ52の出力端子52−3には、表示装置として、例えばLED53が接続されている。
図7に示すように、参照入力端子52−2には、常に一定電圧の参照電圧Voが与えられており、比較信号入力端子52−1の電圧VinがVoを超えた時、コンパレータ52の出力端子52−3の電圧は予め設定されたVout0を出力する。コンパレータ52の出力端子52−3には、例えばLED53などの出力装置が接続されており、出力端子52−3の電圧がVoutになると電流が流れ、LED53が点灯される。
加振装置12としては、検査員によるハンマやメカニカルな打撃機構を採用する方法などが考えられるが、人手による打撃では加振力の安定性に限度があるため、メカニカルな打撃機構により一定の力で加振する機構を採用すれば、さらに、属人性の少ない正確な判定が可能となる。さらに、振動検出器11で電気信号に変換された出力信号を記録、保存することにより、従来のハンマによる打音検査では困難な内部異常(欠陥)の経時変化を定量的に知ることが可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、測定面に発生した振動を直接観測することを可能にしたため、空気などの媒体における音の拡散や減衰の影響や外部の騒音などの障害を受けることなく、打音検査を定量化して属人性のない検査結果を得ることが可能となる。さらに、数kHz以下の成分を選択的に検出する特性を振動検出器に持たせたため、内部に欠陥が存在して濁音が発生するような部位に特異的に発生する数kHz以下の振動を効率良く検出することができ、内部に欠陥の存在しない箇所との弁別が容易な構造物診断装置が実現可能となる。
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2に係る構造物診断方法を図11乃至13を参照して説明する。図11は、本発明によるコンクリート構造物の内部欠陥を診断する方法を示したフローチャートである。図12は、内部欠陥の存在する部位と健全な部位とをそれぞれ一定の力で加振したときに発生した振動の振幅レベルを示すグラフである。図13は、内部欠陥が存在する部位で計測された振動の振幅レベルと測定面から内部欠陥までの距離(深さ)の関係を示すグラフである。
コンクリート構造物の内部欠陥の診断は、上記構造物診断装置を用いて、図11のフローチャートに示すような手順で行われる。まず、健全箇所及び異常箇所の振動レベルに関するデータベースが存在するか否かを判定し(ステップS1)、存在しなければ、一定の加振力を発生する加振装置12により、内部欠陥が存在する箇所及び健全箇所に衝撃を与えて(ステップS2)、それぞれで発生する振動のレベルを検出し(ステップS3)、所定の周波数範囲(好ましくは、数kHz以下)の成分の最大振幅レベルを演算し(ステップS4)、健全箇所及び異常箇所の振動レベルに関するデータベースを構築する(ステップS5)。例えば、図12に示したように、構造物表面で測定された振動の振幅を求めると共に、該構造物の当該測定ポイントをコアリングするなどして内部状態を確認し、両者の関連性を示すグラフにプロットする。そして両者を識別する閾値をグラフより求める(ステップS6)。
次に、ステップS1において、上記データベースが存在すれば、新たな検査箇所に対し、上記調査時と等しい加振力を有する加振装置12で衝撃を与え(ステップS7)、発生する振動のレベルを計測し(ステップS8)、上記所定の周波数範囲の成分の最大振幅レベルを演算し(ステップS9)、先に求めた閾値と比較する(ステップS10)。これにより、計測された振動のレベルが閾値より大きい場合には、内部に異常が存在すると判定し(ステップS11)。一方、閾値より小さい場合には、健全な箇所であると判定する(ステップS12)。図12に示すように、健全な箇所と内部欠陥の存在する箇所で発生する振動レベルを比較すると、一定の閾値を境に両者が分離して存在する。
そこで、図12において、健全部と内部欠陥の存在する箇所を識別する閾値をVoに設定すれば、以後、内部に欠陥が存在する部位を同じ衝撃力で加振した場合は、表示装置13の入力信号レベルがこの閾値Voを超えるためLED53が点灯し、内部に欠陥が存在することが判別可能となる。
上記閾値は健全箇所と異常(欠陥)箇所の識別のために構築されたものであるが、異常箇所の応答も、材質及び異常箇所の大きさ、深さにより発生する振動のレベルが異なる。
図13は振動の大きさと表面から異常箇所の一例としての剥離部(骨材等が周囲のセメントから剥離している部分)までの距離の関係を同様の手順で調査した結果を示し、両者の間には強い相関関係が見られることが判明した。そこで、剥離部までの深さに応じた閾値を図8のコンパレータ52、52、52それぞれの参照電圧V、V、Vに設定すれば、点灯したLED53の数で内部欠陥までの距離を、この場合には4段階で、知ることが可能となる。
その他の事象についても、検出される振動レベルと強い相関を持つ事象が見つかれば、同様の手順により両者の関係を示す相関式を実験的または演繹的に求め、新たに計測された振動レベルと照合することにより、従来評価できなかった内部状態を検知することが可能となる。
以上のように、この実施の形態2によれば、測定面に発生した振動を一定レベルの加振のもとに直接観測することを可能としたため、空気などの媒体における音の拡散や減衰の影響や外部の騒音などの障害を受けることなく予め測定したデータベースと比較することで、構造物の内部の情報を容易に得ることが可能となる。
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3に係る構造物診断装置を図14を参照して説明する。図14は振動検出器11Aを板ばねで構成した例を示しており、その他の構成は上記実施の形態1と同様である。図14において、錘111は板ばね112−2により接触子113と接続されており、各板ばね112−2は、透磁率の変化を電気信号に変換するコイル121により巻回されている。探触子113に達した振動は板ばね112−2を介して錘111に伝達される。このとき、上記実施の形態3に示したように、錘111の質量Mと板ばね112−2のばね定数kで決まる共振周波数foは上記式(1)に示す関係で求められる。
板ばね112−2は、金属系の磁歪材のように、与えられた歪みにより透磁率が変化する材料で構成される。接触子113に与えられた振動が錘111に伝達される際、板ばね112−2には曲げ歪みが発生し、それに応じて磁歪材料の透磁率が変化する。板ばね112−2をコアとしてその周囲にコイル121を配置すると、コアの透磁率の変化に従ってコイル121には起電力が発生する。磁歪材料で発生する曲げ歪みが大きいほど透磁率の変化は大きくなり、その結果、コイル121に発生する電圧も高くなるため、錘111に伝達される振動の大きさに応じた電圧、すなわち電気信号を得ることが可能である。
以上のように、この実施の形態3によれば、錘111に伝達される振動をそれに接続された板ばね112−2で直接検出するため、錘111に加速度センサなどの振動電圧変換器114を固定して出力を発生する場合に比べて、センサでの振動検出遅れが少ない振動検出器11Aを得ることが可能となる。また、加速度センサなどの振動電圧変換器114を錘111に固定する必要がなく、小型、軽量で安価なしかも検出感度の高い振動検出器11Aを得ることが可能となる。
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4に係る構造物診断装置を図15を参照して説明する。図15は加振装置の他の例を示すものであり、この実施の形態4のその他の構成は前記実施の形態1と同様である。
図15において、加振装置12Aは、一端を球体状に形成された棒状の打撃部141と、コンクリート構造物14の測定面に対向する一端を開放すると共に他端を閉鎖され、打撃部141を収納する筒状のチャンバ142と、チャンバ142の閉鎖端に設けられ、チャンバ142内に圧搾空気を注入するエアーインジェクタ143と、圧力レギュレータ145を介してエアーインジェクタ143に接続されるボンベ144と、エアーインジェクタ143に設けられた圧搾空気供給スイッチ146と、ばね148を介して加振装置12Aの筐体に接続され、圧搾空気供給スイッチ146を作動させるスイッチ作動部149を有するトリガ機構147とを備える。
打撃部141の外形とチャンバ142内径のクリアランスは充分に狭く、エアーインジェクタ143よりチャンバ142内に圧搾空気が供給されると、その圧力により打撃部141が押されチャンバー142の開口端より外側へ突出する。ボンベ144には圧搾空気が蓄えられており、圧カレギュレータ145により適度に圧力を調整されてエアーインジェクタ143に供給されている。
今、コンクリート構造物14の測定面にチャンバ142の開口部を接近させると、トリガ機構147が測定面と当接してばね148の付勢力に抗して加振装置12Aの筐体内に入る方向に移動する。これに伴い、トリガ機構147に設けたスイッチ作動部149が圧搾空気供給スイッチ146に当接して押圧し、エアーインジェクタ143から圧搾空気がチャンバ142内に供給されて、その開口端から打撃部141の先端を外方へ突出させてコンクリー一ト構造物14の測定面を打撃する。
この際、トリガ機構147が加振装置12Aの筐体に対して移動して、チャンバ142と測定面との距離が一定になったときに、圧搾空気供給スイッチ146を押して圧搾空気を供給するように構成すれば、常にチャンバ142の開放端を測定面から一定距離を保ったまま打撃部141により打撃することができるため、一定の加振力の振動を当該測定面に与えることが可能となる。
また、例えば図15に示すように、トリガ機構147を加振装置12Aの筐体にばね148により接続するように構成すれば、加振機構12を測定面から離すことでトリガ機構147が初期位置に戻るため、再び加振装置12Aを測定面に近づけることにより繰り返し圧搾空気を供給することが可能となる。同様に、打撃部141にも、打撃後に打撃部141を初期位置に戻すための、磁石やばね等の戻し機構を取り付けることで、繰り返し打撃を行なうことが可能な加振機構12Aを得ることができる。トリガ機構147による圧搾空気供給スイッチ146のトリガの方法は多様で、マニュアルや電磁スイッチを用いても、同様の機能を実現することが可能である。
さらに、圧搾空気は加振装置12Aに取り付けたボンベ144により供給する例を説明したが、ボンベ144の代わりにコンプレッサを用いて別途圧搾空気を供給すれば、ボンベ144の容量に関係なく打撃を繰り返すことが可能となったり、容易に圧力調整が可能となる。また、加振機構12Aの小型化が容易に図れ、取り扱いや操作を一層容易にすることができる。
以上のようにくこの実施の形態4によれば、簡便で小型の加振装置12Aを実現することができ、一定の加振力で測定面を繰り返し打撃可能な構造物診断装置を得ることが可能となる。また、圧搾空気の圧力を調整することで、加振力も容易に調整することが可能となる。
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5に係る構造物診断装置を図16を参照して説明する。図16は表示装置の他の例を示すものであり、この実施の形態4のその他の構成は前記実施の形態1と同様である。
図16に示すように、この実施の形態5の表示装置13Aは、互いに並列に配置された複数のコンパレータ52〜52を備えており、それぞれの参照電圧を異なる値に設定することにより、入力波形の振幅に応じて点灯するLED53〜53の数が変化し段階的な表示が容易に可能になる。図8の場合、それぞれのコンパレータ52〜52の入力端子52−1〜52−1にはアンプ51の出力が分岐されて与えられており、入力電圧Vinがそれぞれの参照電圧V〜Vを超えたときに、上述のロジックに従って、LED53〜53が点灯する。すなわち、参照電圧V〜Vを適切に調整すれば、入力波形の振幅に応じて点灯するLED53〜53の数を変化させることが可能となる。
例えば、入力電圧VinがV<Vin<Vの場合には、LED53のみが点灯し、V<Vin<Vの場合には、LED53及びLED53が点灯し、V<Vinの場合には、全てのLED53〜LED53が点灯する。従って、点灯するLED53の数により入力波形の振幅を識別することが可能となるため、これにより内部異常の有無を検知できる。
この発明の一側面によれば、コンクリート構造物の測定対象物に弾性波を発生させる加振装置と、前記測定対象物の表面に接触させて、前記加振装置により前記測定対象物の表面に発生した弾性振動の所定の周波数範囲の成分を検出する振動検出器と、前記振動検出器の出力信号の最大振幅を表示する表示装置とを備える構造物診断装置が提供される。
好ましくは、前記振動検出器は、錘と、一端を前記測定対象物と接触しうる接触子に接続されると共に、他端を前記錘に接続されたばねと、前記錘に接続され、該錘の振動を電気信号に変換する振動センサとを備え、前記錘の質量と前記ばねのばね定数で決まる共振周波数を前記所定の周波数範囲に設定し、前記振動センサにより、前記測定対象物の表面に発生させた弾性振動の前記所定の周波数範囲の成分を検出するものである。
好ましくは、前記振動検出器は、前記測定対象物と接触しうる接触子に接続され、曲げ歪により透磁率が変化する金属材料よりなるばねと、前記ばねをコア材として該ばねの周囲に配設されたコイルと、前記ばねに接続された錘とを備え、前記測定対象物の表面に発生させた弾性振動により前記ばねに発生した曲げ歪みを前記コイルにより検出するものである。
好ましくは、前記加振装置は、前記測定対象物を加振して弾性波を発生させる打撃部と、前記打撃部に固定したコイルと、前記コイルに接続され、該コイルの一方向にのみ電流を流すダイオードと、前記コイルの近傍において前記打撃部の周囲に固定して配置され、該コイルの振動方向に磁界を発生させる磁石とを備え、前記磁石と前記コイルとの電磁相互作用により、前記打撃部の振動の一方向にのみダンピングを生じさせるものである。
好ましくは、前記加振装置は、前記測定面に弾性波を発生させる打撃部と、前記打撃部を収納するチャンバーと、前記チャンバー内に圧力媒体を注入して、前記打撃部を前記チャンバーから外部へ突出させる打撃部作動機構とを備え、前記打撃部作動機構は、前記打撃部により一定の加振力で前記測定面に弾性波を発生させるものである。
好ましくは、前記打撃部作動機構は、前記チャンバー内に圧力媒体を注入するインジェクタと、前記チャンバーと前記測定面との距離が所定値になったとき、前記チャンバーへ圧力媒体を供給する圧力媒体供給機構とを備えるものである。
好ましくは、前記圧力媒体供給機構は、前記圧力媒体を貯留するボンベと、前記ボンベ内の圧力媒体の圧力を調圧する圧カレギュレータと、前記ボンベ内の圧力媒体を前記圧力レギュレータを介して前記インジェクタヘ供給するための供給スイッチと、前記チャンバーと前記測定面との距離が所定値になったとき、前記供給スイッチをトリガするトリガ機構とを備えるものである。
好ましくは、前記圧力媒体供給機構は、前記インジェクタに接続されて前記圧力媒体を供給するコンプレッサと、前記コンプレッサ内の圧力媒体を前記インジェクタヘ供給するための供給スイッチと、前記チャンバーと前記測定面との距離が所定値にかったとき、前記供給スイッチをトリガするトリガ機構とを備えるものである。
好ましくは、前記圧力媒体供給機構は、一端を前記加振装置の筐体に接続されると共に、他端を前記トリガ機構に接続され、該トリガ機構を前記供給スイッチから離れるように付勢するばねを更に備えるものである。
好ましくはく前記表示装置は、前記振動検出器に接続された入力端子と出力端子を有するアンプと、前記アンプの出力端子に接続された第1入力端子と、参照電圧を印加される第2入力端子と、出力端子とを有し、前記第1入力端子の入力電圧が前記第2入力端子の参照電圧を超えたとき前記出力端子より出力を発生する、互いに並列に配置された複数のコンパレータと、前記各コンパレータの出力端子に各々接続された複数の表示部とを備え、前記各コンパレータの出力端子に印加される参照電圧が異なる値に設定されるものである。
好ましくは、前記弾性振動の所定の周波数範囲は数kHz以下である。
本発明の他の側面によれば、コンクリート構造物の内部欠陥を検出する構造物診断方法において、測定対象物の測定面に弾性波を一定の力で発生させる第1の工程と、前記第1の工程において前記測定面に発生した振動を電気信号に変換して、その電気信号の所定の周波数範囲の成分の最大振幅を求める第2の工程と、前記電気信号の最大値を予め定められた閾値と比較して、前記構造物の内部欠陥の存在を検出する第3の工程とを備える構造物診断方法が提供される。
好ましくは、前記電気信号の所定の周波数範囲は数kHz以下である。
尚、本発明で問題とする内部欠陥とは、コンクリート構造物の内部に発生したクラックや表層の剥離、またはジャンカと呼ぱれる、セメントが不均一でその配合比が所定の範囲よりも低くなって骨材の比率が高くなり機械的な強度が所定範囲以下に低下した部分を表すものである。
内部欠陥の存在する部位と健全な部分との振動振幅レベルには、図12に示すような関係があり、振動振幅レベルにより両者を識別でき、さらにコンクリート構造物の表層の剥離または内部に発生したクラック等の欠陥に対しては、図13に示す関係より、表面から欠陥部までの距離(深さ)を推定することができる。
この発明の実施の形態1に係る構造物診断装置の構成を示すブロック図である。 コンクリート構造物の打撃時の周波数応答波形を示す波形図である。 この発明の振動検出器の振動特性を示す波形図である。 この発明によるコンクリート構造物に内部欠陥が無い場合の打撃時の応答波形を示す波形図である。 この発明によるコンクリート構造物に内部欠陥が有る場合の打撃時の応答波形を示す波形図である。 この発明の実施の形態1に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。 その表示装置の動作を示すグラフである。 この発明の実施の形態1に係る振動検出器の概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る加振装置の構成を示すもので、(a)、(b)及び(c)は各々異なる作動状態を表している。 その加振装置の一部拡大図である。 この発明の実施の形態2に係る構造物診断方法を示すフローチャートである。 この発明によるコンクリート構造物の振動振幅レベルと内部欠陥の関連を示す図である。 この発明によるコンクリート構造物の振動振幅レベルと測定面から内部欠陥までの距離の関係を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る振動検出器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4に係る加振装置を示す図である。 この発明の実施の形態5に係る表示装置の構成の他の例を示すブロック図である。 従来の構造物診断装置の概略構成の一例を示す図である。

Claims (1)

  1. コンクリート構造物の測定対象物に弾性波を発生させる加振装置と、
    前記測定対象物の表面に接触させて、前記加振装置により前記測定対象物の表面に発生した弾性振動の所定周波数範囲の成分を検出する振動検出器と、
    前記振動検出器の出力信号の最大振幅を表示する表示装置と、
    を備える構造物検査装置において、
    筺体内に配設され、前記測定対象物の表面を加振しうる打撃部と、前記打撃部を収納するチャンバーと、スイッチを有し、前記スイッチがオンすると前記チャンバー内に圧力媒体を供給するインジェクタと、前記筐体内に配設され、前記チャンバーと前記測定対象物の表面との距離が所定値になったとき、前記チャンバーのスイッチをオンさせるトリガ機構とを備えたことを特徴とする構造物検査装置。
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